JPH0577222U - オゾン発生装置 - Google Patents

オゾン発生装置

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JPH0577222U
JPH0577222U JP1757792U JP1757792U JPH0577222U JP H0577222 U JPH0577222 U JP H0577222U JP 1757792 U JP1757792 U JP 1757792U JP 1757792 U JP1757792 U JP 1757792U JP H0577222 U JPH0577222 U JP H0577222U
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ozone
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air
electrode
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JP1757792U
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実 松沢
誠 間辺
正樹 石原
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山梨ハイテック株式会社
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  • Oxygen, Ozone, And Oxides In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡易な冷却構造でありながら、長時間に亘っ
てオゾンを安定的に発生すると共に、低濃度のオゾンを
大量に得る。 【構成】 表面が誘電体によって被覆された棒状の高電
圧電極21と、この高電圧電極21の長手方向に沿って
並設され且つ高電圧電極21が貫通する通孔20が形成
された複数のフィン18からなる接地電極と、前記各フ
ィン18の隙間に形成された空気の流路とからなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はオゾン発生装置に係り、特に簡易な手段で冷却効率を向上させたオゾ ン発生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
最近では、ビルや工場などの空調設備でもオゾンを利用した空気の脱臭や空気 殺菌などが行われており、ビルのオフィスや工場のクリーンルームなどに清浄空 気を吹き出すようにしている。一般的には、図5に示したように、空調設備の送 風ダクト1内にオゾン発生装置2を直接に配設し、送風ダクト1の上流側に設け たファン3によってオゾン発生器2の周辺の酸素濃度を高めてオゾンの生成効率 を向上させ、この生成したオゾンによって送風ダクト1内を流れる空気の脱臭や 殺菌を行うタイプのものが知られている(実開平2−66642号公報参照)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のように送風ダクト1内へオゾン発生装置2を配設するタ イプでは、電極部分を直接外部に露出させて放電を行なうことから、別途電極部 分の冷却構造を有しないものが多く、電極部分での放熱が必ずしも十分なもので はない。その結果、長時間に亘って安定的にオゾンを発生させることができなか ったり、また大流量の空気を流して低濃度のオゾンを大量に得るなどのハイパワ ー運転を行うことができなかった。そのため、従来にあっては、別途オゾン発生 装置によって得られた高濃度のオゾンを空調設備の送風ダクト内に吹き込み、内 部空気によってオゾンを希釈して脱臭や空気殺菌などをするようにしたものもあ るが、このタイプでは設備が複雑になってしまう問題がある。
【0004】 そこで、本考案は、簡易な構造でしかもオゾンを長時間に亘って安定的に得ら れるような冷却効率の良いオゾン発生装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記技術的課題を解決するために、表面が誘電体によって被覆され た棒状の高電圧電極と、この高電圧電極の長手方向に沿って並設され且つ高電圧 電極が貫通する通孔が形成された複数の放熱板からなる接地電極と、前記各放熱 板の隙間に形成された空気の流路とで構成されたオゾン発生装置を手段とする。
【0006】
【作用】
上述の手段によれば、各放熱板の間に形成された流路を空気が通過する際に、 放熱板を兼ねた接地電極と、この放熱板を貫通する高電圧電極との間で放電して オゾンを発生させる。また、接地電極自体が放熱板を兼ねているために、流路を 通過する空気によって放熱板が冷却され、結果的に接地電極での冷却効率が良く なる。
【0007】
【実施例】
以下添付図面に基づいて本考案の実施例を詳細に説明する。図1乃至図4は、 空調設備の送風ダクト11内に本考案に係るオゾン発生装置10を配設した場合 の例を示したものである。オゾン発生装置10は、前後一対の支持板12,13 と、これら支持板12,13の間に挟まれた電極部14とで構成される。支持板 12,13は、送風ダクト11の断面形状とほぼ同一形状をしたアルミニウムの 矩形状平板からなり、その外周面が送風ダクト11の内周面に密着している。ま た、各支持板12,13の上半部と下半部には多数の通風孔15が左右方向に沿 って穿設されており、送風ダクト11内を流れる空気は、全てこの通風孔15を 通って下流側に導かれていく。
【0008】 上記一対の支持板12,13は、上下位置に配列された一対の連結板16,1 7によって一体構造をなしており、支持板12,13同士の間に電極部14を配 設する空間を形成している。なお、連結板16,17の材質は、支持板12,1 3と同様にアルミニウムが望ましい。
【0009】 また、上部連結板16の上面側および下部連結板17の下面側には、その長手 方向に沿って多数のフィン18が一定間隔毎に立設されている。これらのフィン 18は、電極の放熱板として機能すると共に接地電極も兼ねており、前記支持板 12,13や連結板16,17と同様にアルミニウムによって形成されている。 各フィン18はそれぞれが矩形状をなす薄板で構成され、支持板12,13の通 風孔15に対応する高さを有すると共に、隣接するフィン18との隙間に支持板 12,13間を流れる空気の流路19を形成している。また、全てのフィン18 のほぼ中央部には同一軸線上に通孔20が設けられており、この通孔20に表面 が誘電体によって被覆された棒状の高電圧電極21が貫通している。
【0010】 この高電圧電極21は、図4にも示したように、アルミニウム又は銅などから なる円柱状の電極棒22と、その表面全体を被覆する誘電体23とで構成されて いる。誘電体23は厚さが約1mm前後の円筒体で形成されており、電極棒22 とはハンダなどの低融点合金24又は導電性接着剤よって一体的に接合されてい る。なお、誘電体23としては、ガラス、石英、アルミナ等が一般的に用いられ るが、特にチタン酸バリウムのような誘電率の高い材料を用いることで、放電維 持の印加電圧を下げられるため、オゾンを発生するとき副次的に生じる窒素酸化 物を抑制する効果がある。また、ハンダなどの低融点合金24を用いて接合する 場合には、誘電体23を構成する円筒体の中に溶けた状態の低融点合金24を流 し込み、この中に電極棒22を挿入するだけで簡単に接合することができる他、 低融点合金24が両者の間を密に埋めて一体化するために、電極棒22の全体に 亘って均一な放電を得ることができる他、冷却効率の点でも有利となる。
【0011】 なお、上記実施例にあっては、オゾン発生装置10の上流側にファン25が一 体的に取り付けられ、またオゾン発生装置10の下流側には活性炭などのオゾン 分解触媒26が配設されている。
【0012】 次に、上記送風ダクト11内に配設されているオゾン発生装置10の作用につ いて説明する。まず、送風ダクト11内を流れる空気はファン25によってより 風量が増し、上流側に位置する支持板12の通風孔15を抜けて各フィン18の 隙間に形成された流路19に導かれる。この時、高電圧電極21には交流の高電 圧が印加され、一方のフィン18はアースされているため、図4に示したように 、空気が流路19を流れる際に、高電圧電極21とフィン18との間で放電が行 われてオゾンが発生する。そして、このオゾンを含む空気は下流側の支持板13 に設けられた通風孔15を抜けていく間で空気殺菌および脱臭などが行われ、更 に送風ダクト11下流側に配設されているオゾン分解触媒26を通ることで、脱 臭がより確実に行われると共に、オゾンが吸着された後の清浄空気が送風口から 室内に吹き出される。
【0013】 このように、上記実施例では電極を外部に露出させ、送風ダクト11内を流れ る空気に接触させてオゾンを発生させているが、接地電極をフィン18で構成し 且つ各フィン18の間に空気を流すことで接地電極を常に冷却しているために、 放電部分での発熱を防ぐことができ、長時間に亘ってオゾンの発生を安定的に得 ることができると共に、上述のような大量の空気を流すハイパワー運転において も十分に耐え、オゾン濃度の低い空気を大量に得ることができる。また、この実 施例では別途冷却機構を設ける必要がないので設備が簡易となる。さらに、高電 圧電極21はフィン18に設けた通孔20に差し込むだけで保持されているので 、高電圧電極21の交換作業を容易に行うことができる。
【0014】 なお、上記実施例では支持板12,13の上下位置に一対の電極部14を配置 した例について説明したが、必ずしも両方に設ける必要はない。また、支持板1 2,13に開設された通風孔15の形状及び数も上記実施例のものに限定されな いのは勿論のこと、フィン18の形状や数も同様に上記実施例のものに限定され ない。
【0015】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案に係るオゾン発生装置によれば、接地電極を放熱 板によって構成しているために、別途冷却機構を設けることなく放電部分での冷 却を十分に行うことができる。そして、このような簡易な構造でありながら、長 時間に亘ってオゾンの発生を安定的に得ることができると共に、大流量の空気を 流して低濃度のオゾンを大量に得るなどのハイパワー運転を行うことができると いった効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るオゾン発生装置の一実施例を示す
斜視図である。
【図2】前記図1のA−A線断面図である。
【図3】オゾン発生装置の電極部の構成を示す説明図で
ある。
【図4】前記図3のB部拡大断面図である。
【図5】従来におけるオゾン発生装置の一例を示す説明
図である。
【符号の説明】
10 オゾン発生装置 18 フィン 19 流路 20 通孔 21 高電圧電極 22 電極棒 23 誘電体 24 低融点合金

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面が誘電体によって被覆された棒状の
    高電圧電極と、 この高電圧電極の長手方向に沿って並設され且つ高電圧
    電極が貫通する通孔が形成された複数の放熱板からなる
    接地電極と、 前記各放熱板の隙間に形成された空気の流路とで構成さ
    れたことを特徴とするオゾン発生装置。
  2. 【請求項2】 前記誘電体は、チタン酸バリウムなどの
    高誘電材により構成されていることを特徴とする請求項
    1記載のオゾン発生装置。
  3. 【請求項3】 前記高電圧電極は、電極棒の表面が低融
    点合金によって誘電体に密着接合されていることを特徴
    とする請求項1又は2記載のオゾン発生装置。
JP1992017577U 1992-03-30 1992-03-30 オゾン発生装置 Expired - Fee Related JP2553425Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100454331B1 (ko) * 2001-07-27 2004-10-26 황현배 오존 및 음이온 발생기

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5441444A (en) * 1977-09-07 1979-04-02 Hitachi Ltd Bias supplying circuit in which spliced type field effect transistor

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