JPH057705Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH057705Y2 JPH057705Y2 JP1984181988U JP18198884U JPH057705Y2 JP H057705 Y2 JPH057705 Y2 JP H057705Y2 JP 1984181988 U JP1984181988 U JP 1984181988U JP 18198884 U JP18198884 U JP 18198884U JP H057705 Y2 JPH057705 Y2 JP H057705Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rubber contact
- circulation groove
- contact
- air circulation
- shape
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 229920001971 elastomer Polymers 0.000 claims description 38
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 9
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 1
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000013013 elastic material Substances 0.000 description 1
- 230000001771 impaired effect Effects 0.000 description 1
- 230000007774 longterm Effects 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 229920002379 silicone rubber Polymers 0.000 description 1
- 239000004945 silicone rubber Substances 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
(考案の技術分野)
本考案はキースイツチに係り、殊に塵埃を吸入
しにくいラバーコンタクトの空気流通溝の形状に
関する。
しにくいラバーコンタクトの空気流通溝の形状に
関する。
(考案の背景)
パソコンやワードプロセツサ等の各種機器に使
用されキーボード等として、配線基板上にキース
イツチを配列したものがある。この種キースイツ
チは、そのキートツプをソフトタツチにて押圧で
きるように一般にラバーコンタクトが配設されて
おり、キートツプを押圧するとラバーコンタクト
がクリツク変形し、その導電部が配線基板上の接
点部に接触して導通するようになつている。クリ
ツク変形した上記ラバーコンタクトは、キートツ
プの押圧を解除すると自身の弾性により原形に復
帰して上記接点部から離れるが、この種ラバーコ
ンタクトは軟質ゴムなどの付着性の高い材料にて
形成されているため、その際ラバーコンタクトの
底面が配線基板に密着し、その内部が負圧状態と
なつてその原形復帰動作が緩慢あるいは不能とな
るなどして、キー特性に狂いを生じやすい欠点が
あつた。
用されキーボード等として、配線基板上にキース
イツチを配列したものがある。この種キースイツ
チは、そのキートツプをソフトタツチにて押圧で
きるように一般にラバーコンタクトが配設されて
おり、キートツプを押圧するとラバーコンタクト
がクリツク変形し、その導電部が配線基板上の接
点部に接触して導通するようになつている。クリ
ツク変形した上記ラバーコンタクトは、キートツ
プの押圧を解除すると自身の弾性により原形に復
帰して上記接点部から離れるが、この種ラバーコ
ンタクトは軟質ゴムなどの付着性の高い材料にて
形成されているため、その際ラバーコンタクトの
底面が配線基板に密着し、その内部が負圧状態と
なつてその原形復帰動作が緩慢あるいは不能とな
るなどして、キー特性に狂いを生じやすい欠点が
あつた。
(従来例)
このため第5図に示すようにラバーコンタクト
aの底面に空気流通溝bを形成して、キートツプ
の操作時にはこの空気流通溝bから空気の出し入
れを行つて、ラバーコンタクトaが俊敏に原形復
帰できるようにしたものが実施化されている。し
かしながらかかる空気流通溝bは、ラバーコンタ
クトaの内部cと外部dとを最短距離にて直線的
に連通せしめる形状であつたため、ラバーコンタ
クトaが原形復帰する際に、負圧状態の内部cに
外部dから塵埃が吸入されやすく、長期間使用す
る間にこれらの塵埃が接点部に付着してラバーコ
ンタクトaの導電部eとの接触性が低下しやすい
問題点があつた。
aの底面に空気流通溝bを形成して、キートツプ
の操作時にはこの空気流通溝bから空気の出し入
れを行つて、ラバーコンタクトaが俊敏に原形復
帰できるようにしたものが実施化されている。し
かしながらかかる空気流通溝bは、ラバーコンタ
クトaの内部cと外部dとを最短距離にて直線的
に連通せしめる形状であつたため、ラバーコンタ
クトaが原形復帰する際に、負圧状態の内部cに
外部dから塵埃が吸入されやすく、長期間使用す
る間にこれらの塵埃が接点部に付着してラバーコ
ンタクトaの導電部eとの接触性が低下しやすい
問題点があつた。
(考案の概要)
本考案は上記事情に鑑みてなされたものであつ
て、本考案は原形復帰時に塵埃を吸入しにくいラ
バーコンタクトを備えたキースイツチを提供する
ことを目的とする。このために本考案は、スイツ
チケースに配設されるラバーコンタクトの底面
に、円弧状やカギ型状、らせん状などの二方向以
上の方向成分を有する屈曲形状の空気流通溝をラ
バーコンタクトの基部に形成し、かつ該空気流通
溝の一端を外部に開放したものである。かかる形
状の空気流通溝を形成することにより、ラバーコ
ンタクトの内部と外部の間の空気流通路の長さを
長くし、かつその経路を複雑化して、外部の塵埃
がラバーコンタクトの内部に容易に吸入されない
ようにしたものである。
て、本考案は原形復帰時に塵埃を吸入しにくいラ
バーコンタクトを備えたキースイツチを提供する
ことを目的とする。このために本考案は、スイツ
チケースに配設されるラバーコンタクトの底面
に、円弧状やカギ型状、らせん状などの二方向以
上の方向成分を有する屈曲形状の空気流通溝をラ
バーコンタクトの基部に形成し、かつ該空気流通
溝の一端を外部に開放したものである。かかる形
状の空気流通溝を形成することにより、ラバーコ
ンタクトの内部と外部の間の空気流通路の長さを
長くし、かつその経路を複雑化して、外部の塵埃
がラバーコンタクトの内部に容易に吸入されない
ようにしたものである。
(実施例)
以下、図面を参照しながら本考案の実施例の説
明を行う。
明を行う。
第1図は本考案に係るキースイツチ1を示すも
のであつて、2はキートツプであり、その下方に
は連結杆3を介してステム4が取り付けられてい
る。このステム4は、スイツチケース5内にコイ
ルばね6に弾発されて上下動自在に配設されてい
る。7は略カツプ状のラバーコンタクトであつ
て、シリコンゴムなどの軟らかい弾性材料により
形成されている。ラバーコンタクト7は、矩形板
状の基部71と、この基部71の中央部において
上方に突出する主部72を備えており、主部72
の下部は導電部73となつている。8は配線基板
であつて、ラバーコンタクト7はその導電部73
を配線基板8上の接点部9,9に対向させて該配
線基板8上に配設される。
のであつて、2はキートツプであり、その下方に
は連結杆3を介してステム4が取り付けられてい
る。このステム4は、スイツチケース5内にコイ
ルばね6に弾発されて上下動自在に配設されてい
る。7は略カツプ状のラバーコンタクトであつ
て、シリコンゴムなどの軟らかい弾性材料により
形成されている。ラバーコンタクト7は、矩形板
状の基部71と、この基部71の中央部において
上方に突出する主部72を備えており、主部72
の下部は導電部73となつている。8は配線基板
であつて、ラバーコンタクト7はその導電部73
を配線基板8上の接点部9,9に対向させて該配
線基板8上に配設される。
第2図はラバーコンタクト7の底面図であつ
て、基部71の底面には空気流通溝74が四本等
間隔に形成されている。各流通溝74は円弧状で
あつて、ラバーコンタクト7の内部10から基部
71の各角部まで達しており、この空気流通溝7
4の一端を外部に開放して内部10と外部を連通
させている。
て、基部71の底面には空気流通溝74が四本等
間隔に形成されている。各流通溝74は円弧状で
あつて、ラバーコンタクト7の内部10から基部
71の各角部まで達しており、この空気流通溝7
4の一端を外部に開放して内部10と外部を連通
させている。
本キースイツチ1は上記のような構成より成
り、キートツプ2を押圧するとラバーコンタクト
7はクリツク変形し、その導電部73は接点部
9,9に接触して接点部9,9は導電する。その
際内部10の空気は、流通溝74を通つて外部へ
速やかに流出する。キートツプ2の押圧を解除す
ると、ラバーコンタクト7は自身の弾性により原
形に復帰するが、その際ラバーコンタクト内部1
0は負圧状態となり、流通溝74を通して外部の
空気を吸入する。上述のように従来のものは空気
流通溝は直線状であつたため、外部の空気の吸入
と一緒に塵埃が吸入されやすいものであつたが、
本流通溝74は円弧状に屈曲しているので、それ
だけ空気の流通路は長くかつ複雑であり、塵埃は
内部10にほとんど吸入されない。殊に本実施例
のようにラバーコンタクト7の基部71を矩形と
し、その角部に向かつて空気流通溝74を形成す
れば、その長さをより長くできる利点がある。す
なわちこの種ラバーコンタクトは、一般に配置設
計上の制約によりその横巾には制限があるもの
であるが、第3図に示すようにラバーコンタクト
の基部を円形基部11にした場合、その直径L1
を矩形基部71の横巾と同じにすると、空気流
通溝の長さは上記流通溝74のように長くとれ
ず、同じ長さがとれるようにするためには、その
直径L2は上記横巾よりもはるかに大きくせね
ばならず、配置設計上不利となる。なお上記のよ
うに空気流通溝74の長さを長く、またその形状
を複雑にしても、空気の出入性には何ら支障はな
く、ラバーコンタクト7のクリツク変形や原形復
帰動作を損うことはない。
り、キートツプ2を押圧するとラバーコンタクト
7はクリツク変形し、その導電部73は接点部
9,9に接触して接点部9,9は導電する。その
際内部10の空気は、流通溝74を通つて外部へ
速やかに流出する。キートツプ2の押圧を解除す
ると、ラバーコンタクト7は自身の弾性により原
形に復帰するが、その際ラバーコンタクト内部1
0は負圧状態となり、流通溝74を通して外部の
空気を吸入する。上述のように従来のものは空気
流通溝は直線状であつたため、外部の空気の吸入
と一緒に塵埃が吸入されやすいものであつたが、
本流通溝74は円弧状に屈曲しているので、それ
だけ空気の流通路は長くかつ複雑であり、塵埃は
内部10にほとんど吸入されない。殊に本実施例
のようにラバーコンタクト7の基部71を矩形と
し、その角部に向かつて空気流通溝74を形成す
れば、その長さをより長くできる利点がある。す
なわちこの種ラバーコンタクトは、一般に配置設
計上の制約によりその横巾には制限があるもの
であるが、第3図に示すようにラバーコンタクト
の基部を円形基部11にした場合、その直径L1
を矩形基部71の横巾と同じにすると、空気流
通溝の長さは上記流通溝74のように長くとれ
ず、同じ長さがとれるようにするためには、その
直径L2は上記横巾よりもはるかに大きくせね
ばならず、配置設計上不利となる。なお上記のよ
うに空気流通溝74の長さを長く、またその形状
を複雑にしても、空気の出入性には何ら支障はな
く、ラバーコンタクト7のクリツク変形や原形復
帰動作を損うことはない。
(他の実施例)
第4図は本考案の他の実施例を示すものであつ
て、同図aにおいて121はラバーコンタクト1
2の円状基部、123は導電部であり、空気流通
溝124はカギ型状に屈折して形成されている。
また同図bにおいて、空気流通溝125はらせん
状に形成されている。また同図cにおいて、空気
流通溝126は巾広の中央溝126aの両端部
に、小巾の出入溝126b,126cをカギ型状
に連接して形成されている。このように空気流通
溝126の断面積を変化させれば、塵埃はより吸
入されにくいものとなる。
て、同図aにおいて121はラバーコンタクト1
2の円状基部、123は導電部であり、空気流通
溝124はカギ型状に屈折して形成されている。
また同図bにおいて、空気流通溝125はらせん
状に形成されている。また同図cにおいて、空気
流通溝126は巾広の中央溝126aの両端部
に、小巾の出入溝126b,126cをカギ型状
に連接して形成されている。このように空気流通
溝126の断面積を変化させれば、塵埃はより吸
入されにくいものとなる。
上記各実施例から明らかなように、空気流通溝
は種々の形状構造のものが考えられるのであつ
て、要は空気流通溝を円弧状やらせん状、カギ型
状などの少くとも二方向以上の方向成分を有する
屈曲形状にして、空気流通路長をより長くまた空
気流通経路をより複雑にして、塵埃が吸入されに
くい形状にすればよい。
は種々の形状構造のものが考えられるのであつ
て、要は空気流通溝を円弧状やらせん状、カギ型
状などの少くとも二方向以上の方向成分を有する
屈曲形状にして、空気流通路長をより長くまた空
気流通経路をより複雑にして、塵埃が吸入されに
くい形状にすればよい。
(考案の効果)
以上説明したように本考案に係るキースイツチ
は、スイツチケース5に配設されるラバーコンタ
クト7の底面に、二方向以上の方向成分を有する
屈曲形状の空気流通溝74をラバーコンタクト7
の基部71に形成し、且つ該空気流通溝74の一
端を外部に開放しているので、クリツク変形した
ラバーコンタクト7が原形復帰する際に、その内
部10に外部の塵埃が吸入されにくいものであ
り、いつまでも接点部9,9との接触状態を良好
に保持することができる。
は、スイツチケース5に配設されるラバーコンタ
クト7の底面に、二方向以上の方向成分を有する
屈曲形状の空気流通溝74をラバーコンタクト7
の基部71に形成し、且つ該空気流通溝74の一
端を外部に開放しているので、クリツク変形した
ラバーコンタクト7が原形復帰する際に、その内
部10に外部の塵埃が吸入されにくいものであ
り、いつまでも接点部9,9との接触状態を良好
に保持することができる。
図は本考案の実施例を示すものであつて、第1
図はキースイツチの断面図、第2図および第3図
はラバーコンタクトの底面図、第4図a,b,c
は本考案の他の実施例の底面図、第5図は従来の
ラバーコンタクトの底面図である。 1……キースイツチ、5……スイツチケース、
7,12……ラバーコンタクト、71,121…
…基部、74,124,125,126……空気
流通溝。
図はキースイツチの断面図、第2図および第3図
はラバーコンタクトの底面図、第4図a,b,c
は本考案の他の実施例の底面図、第5図は従来の
ラバーコンタクトの底面図である。 1……キースイツチ、5……スイツチケース、
7,12……ラバーコンタクト、71,121…
…基部、74,124,125,126……空気
流通溝。
Claims (1)
- スイツチケース5に配設されるラバーコンタク
ト7の底面に、二方向以上の方向成分を有する屈
曲形状の空気流通溝74をラバーコンタクト7の
基部71に形成し、かつ該空気流通溝74の一端
を外部に開放したことを特徴とするキースイツ
チ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984181988U JPH057705Y2 (ja) | 1984-11-29 | 1984-11-29 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984181988U JPH057705Y2 (ja) | 1984-11-29 | 1984-11-29 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6196427U JPS6196427U (ja) | 1986-06-20 |
JPH057705Y2 true JPH057705Y2 (ja) | 1993-02-26 |
Family
ID=30739524
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1984181988U Expired - Lifetime JPH057705Y2 (ja) | 1984-11-29 | 1984-11-29 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH057705Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6468649B2 (ja) * | 2015-05-22 | 2019-02-13 | アルプス電気株式会社 | 押釦スイッチ |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5183771U (ja) * | 1974-12-27 | 1976-07-05 | ||
JPS6217942Y2 (ja) * | 1981-05-08 | 1987-05-08 |
-
1984
- 1984-11-29 JP JP1984181988U patent/JPH057705Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6196427U (ja) | 1986-06-20 |
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