JPS5825537Y2 - 押釦スイツチ - Google Patents

押釦スイツチ

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Publication number
JPS5825537Y2
JPS5825537Y2 JP1978129218U JP12921878U JPS5825537Y2 JP S5825537 Y2 JPS5825537 Y2 JP S5825537Y2 JP 1978129218 U JP1978129218 U JP 1978129218U JP 12921878 U JP12921878 U JP 12921878U JP S5825537 Y2 JPS5825537 Y2 JP S5825537Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
push button
button switch
pressing part
elastic material
pedestal
Prior art date
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Expired
Application number
JP1978129218U
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English (en)
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JPS5545170U (ja
Inventor
文明 山梨
Original Assignee
アルプス電気株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by アルプス電気株式会社 filed Critical アルプス電気株式会社
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Publication of JPS5545170U publication Critical patent/JPS5545170U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は例えば導電性ゴムを可動接点とした押釦スイッ
チに関し、その目的とするところは、ストロークが大き
く、且つ、長寿命の押釦スイッチを提供するにある。
キーボード装置等に使用される従来のゴム接点押釦スイ
ッチを図面について説明すると、第1図はゴム等の弾性
物質から戊るスイッチ素子11の断側面図で、下部に円
筒状の台座12を備え、上部の筒状の押圧部14との間
は円錐状の側壁13によって連結されており、該側壁1
3の各部分は略一様な厚みに形成されており、また中央
円板部16の下面には導電性ゴム等より成る可動接点1
8が固着されている。
次に、前記従来例の動作について説明すると、押圧部1
4の上面が第2図の矢印の如く押圧されると、円錐状の
側壁13が変形することによって中央の円板部16が下
降し、基板20上の固定接点19゜19に可動接点18
が接触して回路を閉じ、押圧を放すと、スイッチ素子1
1自身の弾性により可動接点18は固定接点19.19
から離れて元の位置に戻るようになっている。
この際、円錐状側壁13は、略中央部A−Aを境として
その上部と下部とは互に反対に彎曲するために、上方お
よび下方に突出する部分13 a 、13 bを生じ、
且つ、このような変形が極めて急激に起り、且つ突出部
13 a 、13 bに応力が集中する状態となり、オ
ン・オフ動作の繰返しによって生ずる材料の疲労のため
に側壁13に亀裂を生ずることがあり、スイッチの寿命
が短くなるという欠点があった。
また前記の下向に生ずる突出部13bはスイッチ基板2
0の表面に極めて接近する。
ここで、胴部13の突出部13bが絶縁基板20に接触
しないようにするためには、押圧部14の降下し得る量
(即ち移動量)をあまり大きくはできないので、押釦ス
イッチのストロークが大きく取り得ないという欠点があ
った。
なお、この状態を胴部13の上端の位置X′と、下端の
位置Y′を用いて表せば、第2図の如く、押圧時におい
てもX′の位置はY′の位置よりlだけ上方にあること
になり、この間隔lを縮少させることは極めて困難であ
った。
本考案は斜上の欠点を除去せんとするもので、以下、そ
の実施例を図面によって詳細に説明すると、第3図は未
動作状態におけるスイッチ主要部の断面図で、1は合皮
ゴムその他適宜の絶縁性の弾性材料より戊るスイッチ素
子で、2は円筒状に形成された台座、3は胴部、4は最
上部に形成された円筒状の押圧部、5は内部薄肉部、6
は円板状の中央部であり、胴部3はその内周面S1及び
外周面S2が何れも外方に彎曲した略球面状をなし、且
つその厚みは、台座2に接続する部分3aが最も厚みが
大きく、上部に向うに従って次第に薄くなり、円筒状の
押圧部4に接続する部分3bが最も薄くなるように形成
されている。
なお、中央部6の下面には導電性ゴム等より成る可動接
点8が接着剤等により強固に固着されている。
また台座2の下面には任意の数の切欠き7を設け、動作
時に内部の空気が出入し得るようになっている。
なお、第5図は本考案のスイッチ素子を使用した押釦ス
イッチの断側面図であり、ケース21の底部に前記スイ
ッチ素子1および絶縁基板10を取付けてあす、22は
ケース21の上部に摺動自在に嵌挿された可動体、23
は押釦である。
次に、前記本考案の動作について説明すると、押圧部4
の上面が押圧されると、胴部3はその厚みの小なる部分
3bから変形が始まり、順次下方及び最終的には第4図
に示すように上方に彎曲した形状となり、可動接点8は
固定接点9,9に接触して回路を閉じ、押圧を放すと胴
部3は順次元の形状に復帰して接点が開離される。
胴部3のこのような形状および復元の過程は極めて連続
的であって、即ち押圧の過程では胴部は第3図の形状が
ら第4図の形状へと次第に変化し、その間に何等急激な
形状の変形を生ずることがない。
即ち、第4図に示すように、胴部3は、その上端部の位
置Xが下端部の位置Yとほぼ同じ高さになる位置まで降
下する程度に変形させることができ、実際にはXの位置
をYの位置より低い位置まで降下させても、胴部3内の
応力が極端に大きくなることはない。
従って、台座2の高さを従来よりも高くすることができ
る。
また胴部3の変形は原形における略球面状の状態から、
その丸みが逐次小さくなるように変形するのみであって
、局部的に極端な屈曲部を生ずることがないので、特定
の部分に大なる応力が集中することがない。
また、第4図の状態から第3図の状態へ復元する過程に
おいても胴部3内の応力の減少が連続的に起り、何等急
激な変化を伴うことがない。
従ってスイッチ素子1を形成する弾性材料の疲労による
劣化が極めて少なくなり、本考案による押釦スイッチは
約500万回の押圧の繰返し試験に対しても安定な動作
を保持させることができた。
斜上の如く、本考案は、絶縁性弾性材料より戊るスイッ
チ素子の、主要なる変形部分をなす胴部を球面状に形成
すると共に、該胴部の板厚を上部より下部に向うに従っ
て次第に増大させたものであり、押釦スイッチの動作寿
命を増大させると共に、ストロークを増大し、且つ円滑
な作動感触を備えた押釦スイッチを提供することができ
るという実用的効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は従来の押釦スイッチの要部断面図、
第3図以下は本考案に係り、第3図は要部断面図、第4
図は押圧時の要部断面図、第5図は押釦スイッチの断面
図である。 1・・・・・・スイッチ素子、2・・・・・・台座、3
・・・・・・胴部、3a、3b・・・・・・接続部、S
l・・・・・・内周、S2・・・・・・外周、4・・・
・・・押圧部、6・・・・・・中央円板部、8・・・・
・・可動接点、9・・・・・・固定接点、10・・・・
・・絶縁基板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 略球面状に形成された胴部と、該胴部の下端に連結され
    た円筒状の台座と、前記胴部の上端に連結された円筒状
    の押圧部と、前記押圧部に連結された中央円板部とを、
    絶縁性弾性材料により一体に成形したスイッチ素子を備
    え、前記胴部の内周面および外周面を共に外方に彎曲さ
    せると共に、胴部における板厚を前記押圧部との接合部
    から前記台座との接合部に到るに従ってその板厚を次第
    に増大して形成すると共に、前記中央円板部の下面に固
    着した導電性弾性材料から成る可動接点を、絶縁基板上
    に形成された固定接点に対向させたことを特徴とする押
    釦スイッチ。
JP1978129218U 1978-09-20 1978-09-20 押釦スイツチ Expired JPS5825537Y2 (ja)

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JPS5545170U JPS5545170U (ja) 1980-03-24
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ID=29093659

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