JPH05769Y2 - - Google Patents

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JPH05769Y2
JPH05769Y2 JP1988052030U JP5203088U JPH05769Y2 JP H05769 Y2 JPH05769 Y2 JP H05769Y2 JP 1988052030 U JP1988052030 U JP 1988052030U JP 5203088 U JP5203088 U JP 5203088U JP H05769 Y2 JPH05769 Y2 JP H05769Y2
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refrigerant
evaporator
compressor
condenser
cooling
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  • Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は冷凍回路に関し、特に1つの冷媒供給
源から複数の冷媒蒸発器へ冷媒を分流供給して複
数の空間を個別に冷却するための冷凍回路に関す
る。
〔従来の技術〕
複数の冷却室にそれぞれ冷媒蒸発器を配設し、
各冷媒蒸発器には1つの冷媒圧縮機からの冷媒を
分流供給すると共に、冷却室内の温度に応じて対
応する冷媒蒸発器への冷媒供給をオン・オフ制御
することにより、各冷却室を所要の温度に維持す
る装置は良く知られている。
例えば、第2図を参照して、冷媒圧縮機71の
出口側にオイルセパレータ72を介して冷媒凝縮
器73を接続し、この冷媒凝縮器73には電磁弁
74と冷媒膨張手段としてのキヤピラリチユーブ
75及び冷媒蒸発器による熱交換器76との直列
回路を複数組並列接続して成る冷媒分流回路を接
続している。また、冷媒分流回路の合流点はアキ
ユムレータ77を介して冷媒圧縮機71に接続し
て冷凍回路を形成している。各熱交換器76は異
なる冷却室に設けられ、冷却室にはそれぞれサー
ミスタ、サーモスイツチ等の温度検出器が設けら
れてこの温度検出器の出力信号に応じて電磁弁の
駆動電源をオン・オフ制御することにより、冷却
室内を所要の温度に維持する温度制御を行う。
〔考案が解決しようとする課題〕
このような冷凍回路では、冷媒圧縮機の能力
は、すべての熱交換器76に所定の冷媒を供給で
きるように設計される。しかし、各冷却室は個別
に温度制御されるので、場合によつては一時的に
ほとんどの電磁弁74が閉となつて冷媒圧縮機7
1の能力過剰状態を生ずることがある。必要とす
る冷却容量に対して冷媒圧縮機の能力が過大にな
ると、冷媒圧縮機の低圧側は真空近くまで低下す
ることが予想される。しかし、冷媒圧縮機の真空
運転は、冷媒配管内へ外気が浸入し易くなり、外
気が浸入するとその水分が冷媒の絞り弁において
氷結して詰まりを生ずることがある。このような
現象を防止するため、冷媒圧縮機の低圧側に圧力
スイツチを設けてある設定圧力まで低下した時は
冷媒圧縮機の運転を停止させる方式が採用されて
いる。しかし、この方式だけでは冷媒圧縮機が頻
繁に起動、停止を繰り返すこととなり、冷媒圧縮
機の寿命低下、冷却室内温度の不安定化という欠
点がある。
本考案は一台の冷媒圧縮機からの冷媒を複数の
熱交換器に分流供給する冷却装置において負荷変
動の影響を受けずしかも各熱交換器による冷却は
所要の温度に維持できるような冷凍回路を提供し
ようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、異なる空間を冷却する冷媒蒸発器を
複数個備え、これらの冷媒蒸発器にはそれぞれ冷
媒圧縮機からの冷媒を冷媒膨張手段を通して分流
供給するとともに、前記各冷却空間内の温度に応
じて冷媒供給をオン・オフ制御する冷凍回路にお
いて、前記冷媒分流点より上流に定圧膨張弁を介
して擬似負荷用の冷媒蒸発器による分流回路を接
続し、また前記冷媒凝縮器、前記擬似負荷用の冷
媒蒸発器の上流側、下流側のそれぞれに前記冷媒
凝縮器、前記擬似負荷用の冷媒蒸発器の作用を切
り換える冷媒の切り換え手段を設けたことを特徴
とする。
〔作用〕
このような構成により、擬似負荷としての冷媒
蒸発器には、定圧膨張弁により複数の冷媒蒸発器
への冷媒流入量に応じて冷媒が分流供給されるこ
とにより、見かけ上全体の負荷が一定となり、冷
媒圧縮機の起動、停止の頻度を減少させることが
できる。
また、冷媒の切り換え手段によつて、擬似負荷
用の冷媒蒸発器と冷媒凝縮器との作用を切り換え
るので、擬似負荷用の冷媒蒸発器を着霜時に確実
にホツトガス除霜が行なえると同時にその間にも
冷凍回路を適正負荷に保つことができる。
〔実施例〕
第1図は本考案の一実施例を示す。冷媒圧縮機
1の吐出側にオイルセパレータ2を介して冷媒凝
縮器3が接続されている。冷媒凝縮器3の出口側
には、電磁弁41と冷媒膨張手段としてのキヤピ
ラリチユーブ42及び平板状の冷媒蒸発器による
熱交換器40との直列回路を複数個並列接続して
成る冷媒分流回路を接続している。冷媒分流回路
の合流点はアキユムレータ4に接続され、アキユ
ムレータ4は冷媒圧縮機1の吸入側に接続されて
いる。冷媒分流回路には定圧膨張弁5と擬似負荷
としての冷媒蒸発器6との直列回路が並列に接続
されている。
四方切換弁7,8は、冷媒凝縮器3と冷媒蒸発
器6の作用を切り換えるためのものである。四方
切換弁7はオイルセパレータ2から冷媒凝縮器3
に至る冷媒配管と定圧膨張弁5から冷媒蒸発器6
に至る冷媒配管との間に接続され、四方切換弁8
は冷媒凝縮器3から冷媒分流回路に至る冷媒配管
と冷媒蒸発器6からアキユムレータ4に至る冷媒
配管との間に接続される。
熱交換器40はそれぞれ異なる冷却室に設けら
れ、一台の冷媒圧縮機1から分流された冷媒で冷
却を行う。また、冷却室内には、サーミスタ、サ
ーモスイツチ等の温度検出器が設けられ、この温
度検出器の信号で電磁弁41の駆動電源をオン・
オフすることにより、熱交換器40への冷媒供給
をオン・オフして温度制御を行う。この温度制御
は熱交換器毎に独立して行われることは言うまで
もない。
次に、動作を説明する。第1図において、四方
切換弁7,8における冷媒流路が図中実線のよう
に形成される場合、冷媒凝縮器3を通つた冷媒は
複数の熱交換器40に分流される。定圧膨張弁5
はその入口の冷媒圧力に応じて冷媒蒸発器6に冷
媒を分流する。すなわち、不使用あるいは温度低
の検出信号で複数の電磁弁41の大部分が閉止し
て冷媒圧縮機1が能力過剰気味になつた場合、定
圧膨張弁5は冷媒蒸発器6への冷媒分流量を増や
す。このことにより、冷媒圧縮機1は適正負荷状
態となり、連続運転を行うことができる。複数の
電磁弁41の大部分が開状態の場合には、定圧膨
張弁5は冷媒蒸発器6への冷媒分流量を減らす。
このようにして、冷媒圧縮機1は常に適正負荷状
態で連続運転を行うこととなり、冷媒圧縮機1の
定圧側が真空状態になることはない。
四方切換弁7,8による冷媒流路の切り換え
は、冷媒蒸発器6が過着霜状態になつた時に行わ
れる。四方切換弁7,8における冷媒流路が図中
破線のように切り換えられると、冷媒蒸発器6は
高温・高圧の冷媒が供給されて冷媒凝縮器として
作用する。このことにより、冷媒蒸発器6では、
いわゆるホツトガス除霜が行われる。一方、冷媒
凝縮器3は定圧膨張弁5を通して冷媒の分流供給
を受け、結果として冷媒蒸発器として作用する。
従つて、擬似負荷としての冷媒蒸発器6でホツト
ガス除霜が、行われている間も、各電磁弁41の
開閉に応じて定圧膨張弁5により冷媒蒸発器とし
て作用する冷媒凝縮器3に冷媒が分流される。こ
のことにより、冷媒圧縮機1は適正負荷で連続運
転を行う。なお、本考案は冷媒分流回路に並列に
分流回路を1つ接続するだけでも良く、四方切換
弁7,8は削除しても良い。
以上の説明で明らかなように、1つの冷媒圧縮
機から複数の実負荷、すなわち熱交換器に冷媒が
分流供給され、全体の実負荷が大幅に変動する場
合でも、この変動に応じて擬似負荷としての冷媒
蒸発器に冷媒が分流供給されるので、冷媒圧縮機
の負荷は見かけ上一定であり、低圧側に圧力スイ
ツチを設けても頻繁に起動・停止を繰り返すよう
なことはない。
このような冷凍回路は、例えば宅配システム用
の配送車に搭載し、冷房装置用の冷媒圧縮機で冷
却装置本体にセツトされた複数の収納箱を個別に
冷却する冷却装置に適用できる。冷却装置本体に
セツトされる収納箱が、たとえ1個であつても、
冷媒圧縮機が過剰能力状態になることはない。ま
た、複数の収納箱がセツトされる場合は、個別の
温度制御により大きな負荷変動が予想されるが、
冷媒圧縮機は見かけ上一定の負荷で連続運転され
る。
〔考案の効果〕
以上説明してきたように、本考案による冷凍回
路は、1つの冷媒圧縮機から複数の負荷、すなわ
ち熱交換器に冷媒を分流供給して複数の空間を冷
却する場合に最適であり、大幅な負荷変動が繰り
返されても冷媒圧縮機を常に適正負荷状態で連続
運転して頻繁に起動・停止を繰り返すことを防止
できる。したがつて、冷媒圧縮機の長寿命化を図
ることができる。また、冷却室の温度制御は、熱
交換器への冷媒供給のオン・オフのみでおこなわ
れるので、変動要因が少なく冷却性能を向上せし
めることができる。
また擬似負荷用の蒸発器の着霜を確実に防止で
き、除霜時においても冷凍回路は適正負荷に保つ
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による冷凍回路の一実施例を示
し、第2図は従来の冷凍回路の一例を示した冷凍
回路図。 1……冷媒圧縮機、2……オイルセパレータ、
3……冷媒凝縮器、4……アキユムレータ、5…
…定圧膨張弁、6……冷媒凝縮器、7,8……四
方切換弁、40……熱交換器、41……電磁弁、
42……キヤピラリチユーブ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 異なる空間を冷却する冷媒蒸発器を複数個備
    え、これらの冷媒蒸発器にはそれぞれ冷媒圧縮機
    からの冷媒を冷媒膨張手段を通して分流供給する
    とともに、前記各冷却空間内の温度に応じて冷媒
    供給をオン・オフ制御する冷凍回路において、前
    記冷媒分流点より上流に定圧膨張弁を介して擬似
    負荷用の冷媒蒸発器による分流回路を接続し、ま
    た前記冷媒凝縮器、前記擬似負荷用の冷媒蒸発器
    の上流側、下流側のそれぞれに前記冷媒凝縮器、
    前記擬似負荷用の冷媒蒸発器の作用を切り換える
    冷媒の切り換え手段を設けたことを特徴とする冷
    凍回路。
JP1988052030U 1988-04-18 1988-04-18 Expired - Lifetime JPH05769Y2 (ja)

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JP1988052030U JPH05769Y2 (ja) 1988-04-18 1988-04-18

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JP1988052030U JPH05769Y2 (ja) 1988-04-18 1988-04-18

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JPH01153470U JPH01153470U (ja) 1989-10-23
JPH05769Y2 true JPH05769Y2 (ja) 1993-01-11

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ID=31278042

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JP1988052030U Expired - Lifetime JPH05769Y2 (ja) 1988-04-18 1988-04-18

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5589959U (ja) * 1978-12-15 1980-06-21

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JPH01153470U (ja) 1989-10-23

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