JPH0576604A - 薬剤塗布具 - Google Patents

薬剤塗布具

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JPH0576604A
JPH0576604A JP3272056A JP27205691A JPH0576604A JP H0576604 A JPH0576604 A JP H0576604A JP 3272056 A JP3272056 A JP 3272056A JP 27205691 A JP27205691 A JP 27205691A JP H0576604 A JPH0576604 A JP H0576604A
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JP3272056A
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Inventor
Nobukazu Tanokura
伸和 田野倉
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Terumo Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 本体2と、内部に薬剤8を有する塗布部材6
と、前記塗布部材6を覆う封止部材3とを有し、封止部
材3と本体2との接続状態を維持する接合部材7とから
構成され、封止部材3は使用時に外され、携帯時などの
非使用時には本体2に接続されて塗布部材6を保護す
る。 【効果】 接合部材7によって、封止部材3と本体2と
の間の接合強度および密閉性が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、薬剤塗布具にかかり、
詳しくは軟膏など外用薬を人体の皮膚等に塗布する薬剤
塗布具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来提案されている、薬剤塗布具として
は、携行に好適な構造とするために、小型軽量のものが
提案されており、例えば、特開昭63−181776号
公報に記載されているような塗布具では、プラスチック
製の筒状容器内に薬剤が浸漬された塗布部材が密閉状態
で収納され、この容器を屈折破断し、開封して使用する
構造となっている。前記破断した破片の破断端の反対側
端には、もう一方の破断片である塗布部材を保持する本
体に接合できるような凹部が形成されており、開封後
は、前記凹部を本体に嵌合し、前記破断片を塗布部材の
キャップとして使用して、塗布部材の乾燥や劣化が防止
できる構造となっている。
【0003】しかし、上記のような構造とすると、塗布
部材に担持されてる薬剤が、粘性率の高い薬剤である場
合には、屈折破断して開封した際に、薬剤が破断したキ
ャップの先端部分の中に残留することが多く、携行中や
使用中に前記残留した薬剤が衣服を汚したりするなどの
欠点があった。具体的には、衣服へ薬剤が付着すると、
衣服の色落ちを起こしたり、あるいは、薬剤の色が付着
した場合などでは、付着した色を容易に落すことはでき
ない。
【0004】一方、この様な問題を解決するため、収容
されている薬剤の長さを短くすると薬剤の塗布が十分に
できない。また、最初から着脱自在なキャップ部分を有
するような構成とすると、接合部分の密閉性が不完全と
なり、あるいは繰り返し使用に耐えられるような耐久性
を有する接合構造が得られない。また、キャップの接合
強度が弱く、携帯中にキャップが外れて不用意に衣服を
汚すなどの欠点がある。さらに、キャップ部分を螺合し
て接合するなどの構造とすると、使い捨て容器としては
製造コストが高くなりすぎるなどの問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、薬剤
が容器の外側に付着することなく、安価でかつ密閉性の
良好なキャップ式の薬剤塗布具を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的は、下記
(1)〜(5)の本発明により達成される。
【0007】(1) 本体と、内部に薬剤を有し、薬剤
を生体に塗布可能とする前記本体に保持された塗布部材
と、前記塗布部材を覆うようにして、前記本体に接続さ
れる封止部材と、前記封止部材と前記本体が接続された
状態で、前記封止部材と前記本体とに同時に外嵌して接
合状態を維持する接合部材とから構成される薬剤塗布
具。
【0008】(2) 前記接合部材は前記封止部材また
は前記本体の外周面にスライド自在に取り付けられ、前
記本体と前記封止部材の外周面には係合部をそれぞれ形
成し、前記接合部材の内周面には、接合状態で前記本体
と前記封止部材に設けられた前記係合部と各々係合する
係合部を設けた上記(1)に記載の薬剤塗布具。
【0009】(3) 前記接合部材は弾性材料よりな
り、前記封止部材側または前記本体側に固定されている
上記(1)に記載の薬剤塗布具。
【0010】(4) 前記本体は開口部を有し、該開口
部には前記塗布部材が出没自在に嵌合し、前記封止部材
は前記本体の前記開口部に接続される上記(1)〜
(3)のいずれかに記載の薬剤塗布具。
【0011】(5) 前記本体と前記封止部材は一体と
して形成され、使用時に分離可能な分離部を有し、分離
後には該分離部において接続される上記(1)〜(4)
のいずれかに記載の薬剤塗布具。
【0012】
【作用】本体に保持された塗布部材には、封止部材が覆
い被され、該封止部材は本体の塗布部材側端に接続され
る。封止部材と本体との接続位置には、本体と封止部材
のそれぞれに、同時に接合部材が外嵌し、封止部材と本
体の接合状態を維持する。
【0013】このような接合部材によって、封止部材と
本体の接続部分の密閉性が向上し、接合状態が確実に維
持される。
【0014】また、接合部材側と、本体および封止部材
側に、接合状態で相互に係合する係合部を設ければ、上
記密閉性や接合強度はさらに向上する。
【0015】また、封止部材と本体を一体形成し、両者
の接続部分に使用時に、分離可能な分離部を設け、該分
離部で分離したのち、前記封止部材を脱着可能に構成し
てもよい。この時接合部材は、封止部材または本体にス
ライド自在に装着しておき、分離後に接続位置にスライ
ドさせて、接合機能を発揮させるように構成すればよ
い。
【0016】また、接合部材を弾性材料より構成すれ
ば、前記一体形成された本体と封止部材を開封した時か
ら、分離部に接合部材を外嵌した構造とすることができ
操作が容易でかつ、密閉性や接合性能をさらに向上させ
ることかできる。
【0017】
【具体的構成】以下本発明の好適実施例について添付図
面に基づいて詳述する。
【0018】図1ないし図3は、本発明の薬剤塗布具の
第1実施例の構造を示す縦断面図である。
【0019】前記図に示される薬剤塗布具1は、塗布時
に把手部分となる筒状の本体2と、薄肉の分離部4を介
して前記本体2と一体に形成されている封止部材3と、
本体2の開口端側に嵌合されている蓋体5と、本体2に
保持されて前記封止部材3内に封止されている塗布部材
6と、本体2と封止部材3との接続部分に摺動自在に外
嵌されている接合部材7から構成されている。
【0020】上記本体2と封止部材3は一体に形成され
て円筒状に構成されており、封止部材3側の端部は、閉
塞されている。そして、本体2と封止部材3との間に
は、横断面がV字型の溝を周方向に形成して、薄肉の分
離部4が設けられている。
【0021】また、前記一体に形成されている本体2と
封止部材3の内周は、開口端部側の径が拡大するように
段部21が形成され、該段部21は本体2において、前
記分離部4の近傍に設けられている。
【0022】以上のような本体2と封止部材3とを構成
する材料としては、塗布される薬剤に対して不活性のも
のが好ましく、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレ
ン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレート、ポ
リスチレン、ポリカーボネート、ポリアセタール、アク
リル樹脂、ABS樹脂、シリコーン樹脂等の各種樹脂、
熱可塑性エラストマー、ゴム系樹脂、ガラス、アルミナ
等の各種セラミックス、ステンレス、アルミニウム等の
各種金属等が挙げられるが、分離部4における破断の容
易性、製造の容易性を考慮して、ポリプロピレン、ポリ
エチレン、ポリ塩化ビニルが好ましい。
【0023】また、本体2と封止部材3とは、別部材を
融着または接着により連結したものでもよいが、部品点
数の減少等の観点から、両者を同一材料により一体成形
するか、または異種材料により二色成形する等、本体2
および封止部材3を一体的に成形したものが好ましい。
【0024】以上のように構成された一体に形成されて
いる本体2と封止部材3には、円筒形状の塗布部材6が
挿入される。塗布部材6の基端部には、前記段部21
に、開口端側から当接するように、径の大きなフランジ
部61が形成されている。そして、塗布部材6の中心は
中空となっており、薬剤8を収納する収納部62が形成
されている。また、収納部62の先端部近傍には薬剤8
が外部へ吐出する孔63が、塗布部材6の外周面側から
穿設されている。
【0025】上記収納部62は、フランジ部61が形成
されている基端側が開放しており、該基端側の開放部よ
り、蓋体5と一体形成されている棒状の押込み体51が
挿入されている。押込み体51の断面径は、前記塗布部
材6の収納部62の内径とほぼ等しく、押込み体51の
先端と、前記収納部62の内壁面とによって区画された
部分に薬剤8が充填される。
【0026】本体2の開口端には蓋体5が嵌合され、本
体2の内部が密閉される。この時、前記塗布部材6のフ
ランジ部61と、蓋体5との間には付勢部材9が介在し
ている。付勢部材9は、前記塗布部材6を先端方向に付
勢する。図示されている付勢部材9の実施例は、前記棒
状の押込み体51の外周に添って螺旋状に形成されたコ
イルスプリングである。
【0027】このようなコイルスプリングとして形成さ
れた付勢部材9の構成材料としては、例えば、ポリプロ
ピレン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン
テレフタレート、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポ
リアセタール、アクリル樹脂、ABS樹脂、シリコーン
樹脂等の各種樹脂、熱可塑性エラストマー、ゴム系樹
脂、ステンレス、アルミニウム、チタン等の各種金属等
が挙げられる。
【0028】この付勢部材9は、蓋体5と別体のもので
もよいが、部品点数の減少等の観点から、図示されてい
るように両者を同一材料により一体成形するか、または
異種材料により二色成形する等、付勢部材9および蓋体
5を一体的に成形したものとするのがよい。
【0029】以上のような構成により封止された薬剤8
は、一体形成された本体2と封止部材3を、使用時に分
離部4で屈折破断することによって開封される。この開
封によって、本体2と封止部材3は分離され、本体2お
よび封止部材3の各分離部4に相当する位置は接続端と
なり、開口部22、31が各々形成される。また、封止
部材3は、本体2のキャップとして機能する。
【0030】封止部材3が除かれると、図2に示されて
いるように、本体2の開口部22に塗布部材6が突出す
る。塗布部材6を人体の皮膚に押し付けると、塗布部材
6は本体2内に没し、相対的に押込み体51が前記塗布
部材6の収納部62内に押込まれ、収納されている薬剤
8は孔63から押し出される。押し出した薬剤8を、塗
布部材6の先端で押し伸ばし、皮膚面に均一に塗布す
る。
【0031】皮膚面上で薬剤を伸ばし易いように、塗布
部材6の先端は球面状に形成されている。塗布時に本体
2内に没した塗布部材6は、前記付勢部材9の作用によ
り復帰する。
【0032】塗布終了後、塗布部材6を再び封止するに
は、図3に示されているように、分離部4の屈折破断に
よって、本体2と封止部材3とにそれぞれ形成された開
口部22、31を突き合わせ、封止部材3側に摺動自在
に外装されている接合部材7を本体2方向へスライドさ
せる。接合部材7は、前記本体2や封止部材3と同様の
構成材料より構成してよく、例えば、ポリプロピレン、
ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタ
レート、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリアセタ
ール、アクリル樹脂、ABS樹脂、シリコーン樹脂等の
各種樹脂、熱可塑性エラストマー、ゴム系樹脂等が挙げ
られる。
【0033】前記接合部材7の内周面には、係合部7
1、72が形成されている。図4および図5は、接合部
材7と、根本体2および封止部材3との係合状態を示す
部分断面側面図である。接合部材7の本体2側の端部お
よび封止部材3側の端部近傍にはそれぞれ凸状の係合部
71、72が形成されている。一方、本体2および封止
部材3の外周面には、前記接合部材7に形成されている
係合部71、72と係合する溝状の係合部23、32が
形成されている。図1および図4に示す状態では、接合
部材7が封止部材3側に移動しており、この状態で薬剤
塗布具の屈折破断が行なわれるが、このとき接合部材7
の係合部71は、分離部4の周端辺に接合している。本
体2と封止部材3とを再度接合するには、既に述べたよ
うに、突き合わされた開口部22、31に、接合部材7
を重ねる(図3および図5)。このような位置に接合部
材7を位置させることによって、本体2と封止部材3は
開口部22、31が接続された状態で固定される。
【0034】この状態における接合部材7の前記各係合
部71、72の位置に対応する位置に、前記溝状の係合
部23、32が形成されている。そして、係合部71は
係合部23と、係合部72は係合部32と、それぞれ係
合する。このように、接合部材7側の係合部71、72
と、本体2および封止部材3側の係合部23、32が係
合することによって、接合部材7による固定はより確実
となり、また密閉性も向上する。なお、接合部材7は、
上記のように封止部材3側に外装されていたが、本体2
側に外装して、接合時には封止部材3方向にスライドさ
せる構造としても良い。なお、本体2と封止部材3は初
めから別体として構成してもよく、この場合には、接合
部材7は最初から接合位置に固定してよい。
【0035】以上の第1実施例の構造では、接合部材7
側の係合部71、72を凸状としたものであるが、図6
ないし図8に示されている第2実施例のように、係合部
の凹凸を逆にしても良い。該第2実施例について説明す
ると、第2実施例は接合部材7側の係合部71、72、
73を凹状とし、本体2および封止部材3側の係合部2
3、32を凸状とした構成となっている。他の構成は第
1実施例と同様であるので、他の部分の説明は省略す
る。
【0036】封止部材3に形成された係合部32は、開
口部31(分離部4)側に段部を形成し、該段部から先
端方向へ向けて高さが漸減する断面形状を有している。
一方、該係合部32に係合する接合部材7側の係合部7
2、73は、前記係合部32の断面形状に合わせて、段
部と、該段部から深さが漸減するような斜面からなる横
断面形状を有する溝状に構成されている。さらに、本体
2側に形成されている係合部23は、断面が半円型の凸
状に形成され、該係合部23に係合する接合部材7の本
体2側の係合部71は、ほぼV字型断面の溝状に形成さ
れている。該V字型の形状は、本体2側の斜面の傾斜角
度が緩やかに形成され、本体2の係合部23の離脱が可
能で、かつ一定の接合強度を保てるように形成されてい
る。
【0037】このように構成された薬剤塗布具1は、接
合部材7が封止部材3の先端側に位置して係合部72と
係合部32が係合している状態で、分離部4を屈折破断
して開封し、その後、封止部材3に外嵌されている接合
部材7を開口部31側にスライドして、係合部32と係
合部73を係合させる。本体2に封止部材3を接続する
ときは、封止部材3内に塗布部材6を挿入するようにし
て、本体2の開口部22を接合部材7内へ押し込み、係
合部23を係合部71に係合させる。このとき、接合部
材7は、係合部32、73が段部で相互に確実に係合し
ているため、押し戻されることはなく、本体2と封止部
材3の接合が容易かつ確実になされる。
【0038】なお、接合部材7の内周端辺は、内周径を
端部へ向けて漸増させ、本体2が容易に接合部材7内に
導かれるように形成することが好ましい。
【0039】以上説明した第1および第2実施例では、
接合部材7がスライドする構造を有するが、図9および
図10に示す第3実施例では、接合部材7は固定されて
おり、さらに弾性材料により構成されている。
【0040】図9および図10は、本発明の第3実施例
を示す断面側面図および屈折破断時の分離部4および接
合部材7の状態を示す部分断面拡大側面図である。第3
実施例では、封止部材3の外周面に周方向に形成された
矩形横断面の溝33が2つ形成され、該溝33には接合
部材7の内壁面が、同様の形状に形成されて嵌込まれて
いる。そして、接合部材7の内壁面は、封止部材3、分
離部4および本体2の外周面に沿って形成され、該内周
面全体が封止部材33および本体2の外周面に密着して
いる。本体2の外周面には、第1実施例と同様に溝状の
係合部23が形成されており、該係合部23に係合する
凸状の係合部71が、接合部材7の内壁端辺に形成され
ている。
【0041】このような接合部材7の構成材料は、弾性
材料であって例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン、
ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレート、シリコ
ーン樹脂、熱可塑性エラストマー、ゴム系樹脂等が挙げ
られる。接合部材7の形成方法は、一体形成されている
本体2および封止部材3と、二色成形により同時に成形
してもよく。あるいは、前記一体形成されている本体2
および封止部材3の形成後、前記弾性材料を外側から被
覆してもよい。
【0042】以上のように構成される第3実施例の薬剤
塗布具1を屈折破断して開封するには、接合部材7が被
覆されている状態で、屈折破断すればよく、図10に示
すように屈折破断すればよく、この時接合部材7は、本
体2と封止部材3の屈折に沿って変形する。接合部材7
は弾性材料より構成されているため、本体2から封止部
材3を着脱する際には、接合部材7自体が適宜拡張収縮
し、封止部材3の着脱が容易かつ確実にできる。さら
に、既述のように、接合部材7の内周面のほぼ全面が、
本体2や封止部材3の外周面に密着しているため、密閉
性が極めて良好となり、かつ封止部材3と本体2との接
合強度が向上する。これにより、薬剤が乾燥したり、外
気と長時間接触して劣化するいった欠点や、携帯中に封
止部材3が外れて衣服などを薬剤で汚すといったトラブ
ルも少なくなる。
【0043】上記各実施例における、接合部材7の長さ
7 は、薬剤塗布具1の全長L1 の5〜30%程度、好
ましくは10〜20%程度であることが望ましい。さら
に具体的には、接合部材7が本体2と重なる部分の長さ
72と、封止部材3と重なる部分の長さL73は、本体2
および封止部材3の各全長の3〜15%程度、好ましく
は5〜10%程度であるとよい。
【0044】接合部材の長さL7 が短いと、本体2と封
止部材3の接合強度が弱くなり、長すぎすると、封止部
材3の着脱が容易にできなくなるからである。
【0045】なお、本発明は、以上説明した実施例の構
造に限定されず、他の構造の薬剤塗布具にも用いてもよ
い。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の薬剤塗布
具によれば、安価でかつ密閉性が良好であり、開封後に
薬剤が容器に外側に残留したり、漏れ出すといった欠点
が解消される。また封止部材と本体の接合が確実である
ため、不用意に薬剤塗布具のキャップが外れて、衣服等
を薬剤で汚すといったトラブルが少なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の薬剤塗布具の第1実施例の構造を示
し、屈折破断による開封前の状態を示す縦断面図であ
る。
【図2】本発明の薬剤塗布具の第1実施例の構造を示
し、開封後封止部材を除いた状態を示す縦断面図であ
る。
【図3】本発明の薬剤塗布具の第1実施例の構造を示
し、開封後に封止部材を接続した状態を示す縦断面図で
ある。
【図4】本発明の薬剤塗布具の第1実施例の構造を示
し、屈折破断による開封前の接合部材と本体および封止
部材との係合状態を示す部分断面側面図である。
【図5】本発明の薬剤塗布具の第1実施例の構造を示
し、屈折破断による開封後に本体と封止部材を接合した
時の、接合部材と本体および封止部材との係合状態を示
す部分断面側面図である。
【図6】本発明の薬剤塗布具の第2実施例の構造を示
し、屈折破断による開封前の状態と、開封後に封止部材
を接続した状態を示す縦断面図である。
【図7】本発明の薬剤塗布具の第2実施例の構造を示
し、屈折破断による開封前の接合部材と本体および封止
部材との係合状態を示す部分断面側面図である。
【図8】本発明の薬剤塗布具の第2実施例の構造を示
し、屈折破断による開封後に本体と封止部材を接合した
時の、接合部材と本体および封止部材との係合状態を示
す部分断面側面図である。
【図9】本発明の薬剤塗布具の第3実施例の構造を示
し、屈折破断による開封前の状態を示す縦断面図であ
る。
【図10】本発明の薬剤塗布具の第3実施例の構造を示
し、屈折破断したときの接合部材の状態を示す部分断面
側面図である。
【符号の説明】
1 薬剤塗布具 2 本体 21 段部 22 開口部 23 係合部 3 封止部材 31 開口部 32 係合部 33 溝 4 分離部 5 蓋体 51 押込み体 6 塗布部材 61 フランジ部 62 収納部 63 孔 7 接合部材 71〜73 係合部 8 薬剤 9 付勢部材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体と、 内部に薬剤を有し、薬剤を生体に塗布可能とする前記本
    体に保持された塗布部材と、 前記塗布部材を覆うようにして、前記本体に接続される
    封止部材と、 前記封止部材と前記本体が接続された状態で、前記封止
    部材と前記本体とに同時に外嵌して接合状態を維持する
    接合部材とから構成される薬剤塗布具。
  2. 【請求項2】 前記接合部材は前記封止部材または前記
    本体の外周面にスライド自在に取り付けられ、 前記本体と前記封止部材の外周面には係合部をそれぞれ
    形成し、 前記接合部材の内周面には、接合状態で前記本体と前記
    封止部材に設けられた前記係合部と各々係合する係合部
    を設けた請求項1に記載の薬剤塗布具。
  3. 【請求項3】 前記接合部材は弾性材料よりなり、前記
    封止部材側または前記本体側に固定されている請求項1
    に記載の薬剤塗布具。
  4. 【請求項4】 前記本体は開口部を有し、該開口部には
    前記塗布部材が出没自在に嵌合し、前記封止部材は前記
    本体の前記開口部に接続される請求項1〜3のいずれか
    に記載の薬剤塗布具。
  5. 【請求項5】 前記本体と前記封止部材は一体として形
    成され、使用時に分離可能な分離部を有し、分離後には
    該分離部において接続される請求項1〜4のいずれかに
    記載の薬剤塗布具。
JP3272056A 1991-09-24 1991-09-24 薬剤塗布具 Pending JPH0576604A (ja)

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JP3272056A Pending JPH0576604A (ja) 1991-09-24 1991-09-24 薬剤塗布具

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003101370A1 (en) * 2002-06-04 2003-12-11 Woo-Geun Chung Ampoule for antiseptic solution or injection
JP2011119474A (ja) * 2009-12-03 2011-06-16 Mitsubishi Engineering Plastics Corp 放熱部付き二色成形品及び発熱体付き機器

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