JPH0576380U - キーホルダー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動車その他の平板状の鍵を手数を要せず簡
単かつ確実に保持して紛失等を防ぎ、さらにカード状で
かさばらず携帯に便利で体裁がよいこと。 【構成】 上面に略鍵形状の鍵収納凹部２が一体形成さ
れた基盤１からなり、前記鍵収納凹部２の鍵頭部の収納
部２ａから鍵部の収納部２ｂへ至る両側部に、収納した
鍵の上面に位置する突出部３が構成され、該突出部３の
下部両側には、収納した鍵の両側凹凸部に係合自在の弾
性保持部材が設けられてなる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、自動車その他の平板状の鍵を手数を要せず簡単かつ確実に保持して 紛失等を防ぎ、さらにカード状でかさばらず携帯に便利で体裁のよいキーホルダ ーに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来提供されているキーホルダーは、開閉自在のリングで構成され、鍵の頭部 に設けられた穴を利用して保持するものであった。

【０００３】 その他、皮ケース等に複数の鍵係止クリップを設けたもの等が提供されている 。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

前記従来のキーホルダーは、鍵の頭部を束ねるのが一般的であるため鍵の先端 部がバラバラになったり、さらに鍵保持時には全体が立体となってかさばり、必 ずしも携帯に便利とは言えなかった。

【０００５】 本考案は前記事情に鑑みてなされたもので、簡単かつ確実に鍵を保持して紛失 等を防ぐことができるとともに、全体がカード状でかさばらず携帯に便利で、体 裁のよいキーホルダーを提供することを目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

前記課題を解決するため、本考案は、上面に略鍵形状の鍵収納凹部が一体形成 された基盤からなり、前記鍵収納凹部の鍵頭部の収納部から鍵部の収納部へ至る 両側部に、収納した鍵の上面に位置する突出部が構成され、該突出部の下部両側 には、収納した鍵の両側凹凸部に係合自在の弾性保持部材が設けられてなる構成 としたものである。

【０００７】

【作用】

本考案において、鍵１０を保持する場合には、鍵１０の鍵部分１０ｃを基盤１ 上面に構成された略鍵形状の鍵収納凹部２の鍵頭部の収納部２ａ方向から差し込 んで適合させるだけでよい。

【０００８】 その結果、前記鍵収納凹部２内に鍵１０が適合させられ、鍵１０の上面が突出 部３で押えられた状態となり、鍵１０が上面方向へ外れることがない。

【０００９】 同時に、鍵１０の両側凹凸部１０ａに前記突出部３の下部両側に設けられた弾 性保持部材４が係合して自然抜脱が防止される。

【００１０】 つぎに、鍵１０を取り出す場合には、前記とは逆に鍵頭部１０ａを持って外側 に引き抜けばよいものである。

【００１１】 前記構成の本考案は、全体がカード状であり、その上面部に鍵１０を平面的に 保持するものであるためかさばることがなく携帯に便利で、しかも体裁がよいも のである。

【００１２】

【実施例】

以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。

【００１３】 図１は本考案の平面図、図２は鍵の保持状態を示す一部断面平面図、図３は弾 性保持部材部の拡大図である。

【００１４】 １は基盤であり、軽量で加工し易いプラスチック等で多少可撓性を有する素材 が使用され、所定の厚さを有するカード状に構成される。

【００１５】 ２は鍵収納凹部であり、前記基盤１上面に略鍵形状、すなわち、略四角形状の 鍵頭部１０ｂの収納部２ａと、該鍵頭部１０ｂから延長された鍵部１０ｃの収納 部２ｂとからなる略鍵形状に一体形成され、さらに鍵１０の差し込みを容易とす るため前記鍵頭部１０ｂの収納部２ａの外側端が開放されている。

【００１６】 なお、図面実施例においては、該鍵収納凹部２が基盤１の上面に互い違いに二 つ配置されている。

【００１７】 ３は収納した鍵１０の上面に位置する突出部であり、鍵収納凹部２に収納した 鍵１０が上面方向へ外れるのを防止する。

【００１８】 ４は弾性保持部材であり、ゴム等の弾性材料からなり、図３に示されているよ うに、前記突出部３の下部両側に設けられ、収納した鍵１０の両側凹凸部１０ａ に係合自在に構成されている。

【００１９】 なお、該弾性保持部材４は、同図に示されているように、その内側に凹凸を構 成することが望ましい。もっとも鋸刃状でもよい。

【００２０】 前記構成の本考案のキーホルダーで鍵１０を保持する場合には、鍵１０の鍵頭 部部１０ｂを持ち、鍵部１０ｃを先にして基盤１の側面から鍵収納凹部２に水平 に差し込めばよい。

【００２１】 すなわち、前記鍵頭部１０ｂの収納部２ａの外側開放端２ｃから差し込めばよ い。

【００２２】 その結果、突出部３により鍵１０の上面が押えられた状態となり、鍵１０が上 面方向に外れることが防止される。

【００２３】 さらに、本考案では、前記突出部３の下部両側に設けられた弾性保持部材４が 鍵１０の両側凹凸部１０ａに係合して自然抜脱が防止される。

【００２４】 すなわち、前記弾性保持部材４が鍵１０の差し込み時に鍵１０の両側凹凸部１ ０ａに沿って変形させられ、最終的には鍵１０の両側凹凸部１０ａに係合して鍵 １０を保持し、自然抜脱を防止する。

【００２５】 また、本考案は全体がカード状であり、その上面部に鍵１０が平面的に保持さ れるため、かさばって邪魔になることがなく携帯に便利で、しかも体裁がよいも のである。

【００２６】 つぎに、鍵１０を取り出す場合には、前記とは逆に鍵１０の鍵頭部１０ｂを持 ち、水平に引き抜けばよいものである。

【００２７】

【考案の効果】

本考案によれば、鍵を簡単かつ確実に保持して紛失等を防ぐことができるとと もに、全体がカード状に構成され、しかも鍵を平面的に保持するため、かさばっ て邪魔になることがなく、携帯に便利で体裁がよいものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の平面図である。

【図２】鍵の保持状態を示す一部断面平面図である。

【図３】弾性保持部材部の拡大図である。

【符号の説明】

１ 基盤 ２ 鍵収納凹部 ２ａ 鍵頭部の収納部 ２ｂ 鍵部の収納部 ３ 突出部 ４ 弾性保持部材 １０ 鍵 １０ａ 両側凹凸部 １０ｂ 鍵頭部 １０ｃ 鍵部

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 上面に略鍵形状の鍵収納凹部が一体形成
   された基盤からなり、前記鍵収納凹部の鍵頭部の収納部
   から鍵部の収納部へ至る両側部に、収納した鍵の上面に
   位置する突出部が構成され、該突出部の下部両側には、
   収納した鍵の両側凹凸部に係合自在の弾性保持部材が設
   けられてなることを特徴とするキーホルダー。