JPH0576046A - フイールド変換回路 - Google Patents

フイールド変換回路

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JPH0576046A
JPH0576046A JP3215023A JP21502391A JPH0576046A JP H0576046 A JPH0576046 A JP H0576046A JP 3215023 A JP3215023 A JP 3215023A JP 21502391 A JP21502391 A JP 21502391A JP H0576046 A JPH0576046 A JP H0576046A
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circuit
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JP3215023A
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Hitoaki Owashi
仁朗 尾鷲
Kyoichi Hosokawa
恭一 細川
Kazuhiko Yoshizawa
和彦 吉澤
Miyoko Yoshikoshi
美代子 吉越
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】磁気録画再生装置などの可変速再生時に、再生
信号から、任意のフィールドの信号を画質劣化無く作り
出す。 【構成】映像信号をラインY/C分離回路10とフレー
ムY/C分離回路で輝度信号と色信号に分離する。さら
に、1フレーム遅延した映像信号をフレームY/C分離
回路で分離する。ライン走査線変換回路、フィールド走
査線変換回路でそれぞれ走査線変換した後、両信号を動
き信号70に応じて混合比を変えて加算する。 【効果】フィールド間処理を用いることで、信号処理に
伴う重心移動を無くすことができ、色フリッカが無く、
輝度信号の斜め解像度の劣化を無くすことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気録画再生装置(以
下、VTRと略記する)等の可変速再生時に、任意のフ
ィールド番号のフィールドデータより、フィールド番号
の異なるフィールドデータを作り出すフィールド変換回
路に関する。
【0002】
【従来の技術】VTR等に記録された映像信号を再生す
る際、再生時間の調整のため、或は、特殊効果を出すス
ロー再生、ファースト再生、静止画再生等のため、適宜
画面を間引いたり、同一画面を繰り返して映出すること
がある。この時、映像信号のインターレース条件や、色
副搬送波の連続性の条件を満足するように、即ち、NT
SCテレビ信号の場合には4フィールドシーケンスの4
つのフィールド番号の連続性を保つために、再生映像信
号とは異なるフィールド番号の映像信号を作成する必要
がある。これを実現するために、内挿フィルタの技術を
用いて特殊再生時の画像の垂直解像度の低下を軽減する
ことがよく行われる。この様な内挿フィルタ装置の1例
が特開平2−132984号公報に示されている。
【0003】また、テレビジョン学会技術報告、Vo
l.14,No.47,pp13〜18,“コンポジッ
トディジタルVTRに於ける再生ビデオプロセスの一方
式”と題する論文に、ディジタルVTRで上記処理を行
なった場合の処理技術が示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記文献に図示されて
いるように、これらの方式では、フィールド変換にとも
ない、絵柄の重心移動が生じる。絵柄の重心移動は視覚
的に不安定感を与え、画質的に著しい劣化を与える。ま
た、上記文献にも記されているが、輝度信号と搬送色信
号を分離するくし形フィルタの帯域が狭いと、輝度信号
中に搬送色信号が残留し、フィールド変換に伴う搬送色
信号の位相反転処理により、搬送色信号の帯域が変化
し、色フリッカとなり、著しく画質を劣化する。これを
防ぐためにくし形フィルタの帯域を広くすると、輝度信
号の斜め解像度が劣化し、いわゆるぼけた絵となる。こ
のように、色フリッカの発生防止と輝度信号の斜め解像
度の劣化の低減は、相異なる条件となり同時に両方の条
件を満足することができないことから画質を劣化させる
という問題がある。
【0005】本発明の目的は、上記した可変速再生時の
信号処理に伴う重心移動をなくし、色フリッカがなく、
かつ、輝度信号の斜め解像度の劣化をなくし、色信号の
解像度劣化を無くすことにより、可変速再生時の画質を
向上させることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では静止画部分ではフレーム間の信号の相関
性を利用し、動画部分ではライン間の信号の相関性を利
用して輝度信号Yと搬送色信号Cを分離(Y/C分離)
する。さらに、静止画部分ではフィールド間の信号を利
用し、動画部分ではライン間の信号を利用した内挿フィ
ルタ手段を用いる。また、動き検出手段により、絵柄の
動きを検出し、この検出手段の出力信号に基づき、上記
の内挿フィルタのフィールド間信号処理とライン間信号
処理とを混合比を変えて加算する。さらに、輝度信号と
色信号とを加算して出力する。
【0007】
【作用】再生された複合映像信号はフレームY/C分離
回路及びラインY/C分離回路により輝度信号Yと搬送
色信号Cに分離される。さらに1フィールド遅延した複
合映像信号についてもフレームY/C分離回路で輝度信
号と色信号に分離される。フィールド間の信号を用いた
走査線変換フィルタではインターレースするデータが入
力されるため、輝度垂直エッジ部分のガタつきのないフ
ィールド変換を行う。また、ライン間の信号を用いる走
査線変換フィルタには、フィールド変換を行おうとして
いるデータとその前後のラインのデータが適宜入力さ
れ、再生映像データが動画の時に残像が残らないような
フィールド変換を行う。
【0008】動き検出手段では、1フレーム前後およ
び、2フレーム前後のデータを比較して、データに差が
なければ再生画像は静止画と見なせ、フィールド間の信
号を用いる走査線変換フィルタを、そうでなければ、ラ
イン間の信号を用いる走査線変換フィルタを選択してフ
ィールド変換を行うことにより、残像もなく、また静止
している部分では輝度垂直エッジ部分でのガタつきをな
くすことができる。
【0009】また、分離された搬送色信号Cは位相反転
の有無の制御により、色副搬送波の連続性を保つことが
できる。
【0010】これらの信号処理の行われた輝度信号と色
信号を加算することで、残像も、輝度エッジにおけるガ
タつきもなくすことができ、色副搬送波の連続性を保っ
たフィールド変換が実現できる。さらに、フレームY/
C分離回路では、解像度の劣化無く映像信号の全帯域に
渡ってくし形フィルタを構成することができるので、色
信号の解像度劣化が無く、また、輝度信号中の残留搬送
色信号を無くすことができ、色フリッカを無くすことが
できる。
【0011】
【実施例】図1は、本発明の一実施例を示すブロック図
である。図2は、図1の動作説明用の図であり、各部の
信号の走査線の位置を示し、水平方向に時間軸を取って
おり、順次新しいフィールドとなる。そして、図2の記
号A,B,C…は走査線の位置を示し、添字はフィール
ドの順番を示す(1が現在のフィールドを示し、2は1
フィールド遅延、3は2フィールド遅延…を示す)。信
号の位置、A1,B2,…などにたいし、特に複合映像
信号、輝度信号、搬送色信号などを示す場合にはそれぞ
れ、各座標のあとに記号V,Y,Cなどを付加する。
【0012】以下図面に従って説明する。図1におい
て、1は複合映像信号の入力端子、2はフィールド変換
した後の複合映像信号の出力端子、3は再生映像信号の
フィールド番号を示す信号の入力端子、4は信号処理後
の出力映像信号のフィールド番号を示す信号の入力端
子、10は入力映像信号から輝度信号と搬送色信号を分
離するラインY/C分離回路、20はフィールド単位で
信号を遅延するタップ付き遅延回路、30〜32は減算
した後その信号レベルを2分の1にする差分平均化回
路、33,34は加算した後その信号レベルを2分の1
にする加算平均化回路、40はライン間処理により輝度
信号の走査線変換をするライン輝度信号走査線変換回
路、41はライン間処理により色信号の走査線変換をす
るライン色信号走査線変換回路回路、50はフィールド
間処理により輝度信号の走査線変換をするフィールド輝
度信号走査線変換回路、51はフィールド間処理により
色信号の走査線変換をするフィールド色信号走査線変換
回路、60,61はソフトスイッチ回路、70は動き検
出回路、80は位相反転回路、81は切換え回路、90
は加算回路、100はタップ付き遅延線20,走査線変
換回路40,41,51,切換え回路81の信号処理等
を制御する信号制御回路である。
【0013】初めに図2を用い、本発明に関する信号処
理の方式について説明する。現フィールドの現在の走査
線の位置をA1とする。ライン間信号処理では、絵柄適
応の3ラインY/C分離回路により、入力された複合映
像信号は1ライン信号が遅延し、位置C1の輝度信号と
搬送色信号に分離される。その後、入力されるフィール
ド番号と出力されるフィールド番号の奇数、偶数が一致
する場合には、位置C1と位置E1を1:3に内分する
位置の信号になるように走査線変換のためのフィルタリ
ング処理をする。あるいは上記の内分された位置から位
置C1まで(あるいは、上記1:3の内分位置から1:
1の内分位置まで)の信号になるようにフィルタの係数
を変更することで適宜フィルタリング処理する。奇数、
偶数が不一致の場合には、位置C1と位置E1を3:1
に内分する位置の信号になるようにフィルタリング処理
する。あるいはこの内分された位置から位置E1と位置
C1を1:1に内分する位置まで(あるいは、上記3:
1の内分位置から位置E1まで)の信号になるように適
宜フィルタリング処理する。
【0014】フィールド間信号処理では、入力されるフ
ィールド番号と出力されるフィールド番号の奇数、偶数
が一致する場合には、フレームY/C分離回路により、
位置C1と位置D2の複合映像信号が輝度信号と搬送色
信号に分離される。そして、位置C1と位置D2を1:
1に内分する位置の信号になるように走査線変換のため
のフィルタリング処理をする。あるいは、この内分され
た位置から位置C1まで(あるいは、内分位置から位置
D2まで)の信号になるようにフィルタリング処理す
る。奇数、偶数が不一致の場合には、位置E1と位置D
2の輝度信号と搬送色信号に分離される。そして、位置
E1と位置D2を1:1に内分する位置の信号になるよ
うにフィルタリング処理する。あるいは、この内分され
た位置から位置D2まで(あるいは、内分位置から位置
E1まで)の信号になるようにフィルタリング処理す
る。
【0015】これらの信号処理の後、各部の動きの程度
を検出した動き信号に応じて、ライン間,フィールド間
信号処理によりえられた信号を混合比を変えて加算す
る。色信号は、さらに、色副搬送波の連続性がとれるよ
うに、適宜位相を反転され、輝度信号と加算されて出力
される。
【0016】次に、これらの信号処理を実際の回路で行
った場合の例について、図1を用いて説明する。端子1
より入力された複合映像信号は、ラインY/C分離回路
10,タップ付き遅延回路20に入力される。入力され
た複合映像信号はラインY/C分離回路10で輝度信号
と搬送色信号に分離される。ここでは、一例として、隣
接する3ラインの信号を用いて絵柄により適応的に分離
処理する、いわゆる3ライン適応型Y/C分離回路とす
る。端子1より現在入力されている複合映像信号を図2
では、A1Vとする。一般に、3ライン適応型Y/C分
離回路では、分離された輝度信号と色信号は1ライン遅
延されて出力される。分離された輝度信号C1Y,搬送
色信号C1Cはそれぞれ従来技術と同様なライン輝度信
号走査線変換回路40,ライン色信号走査線変換回路4
1に入力される。信号制御回路100からの制御信号に
応じて、端子4より入力される信号処理後の信号のフィ
ールド番号の走査線となる様に変換される。
【0017】タップ付き遅延線20には、信号制御回路
100からの制御信号が入力され、それぞれのタップか
ら出力される信号の遅延時間が以下のように制御されて
出力される。タップ付き遅延線20の第1のタップから
は入力された複合映像信号A1Vと同一のフィールドの
複合映像信号が出力される。端子3,4から入力される
それぞれのフィールド番号が偶数、または奇数で一致す
る場合には、位置C1に相当する複合映像信号C1Vが
出力される。不一致の場合には、位置E1に相当する複
合映像信号E1Vが出力される。第2のタップからは入
力された複合映像信号A1Vにたいし、1フィールド遅
延に相当するフィールドの複合映像信号D2Vが出力さ
れる。第3のタップからは、入力された複合映像信号A
1Vにたいし、3フィールド遅延に相当するフィールド
の信号が出力される。具体的には、端子3,4から入力
されるそれぞれのフィールド番号が偶数、または奇数で
一致する場合には、位置C3に相当する複合映像信号C
3Vが出力され、不一致の場合には、位置E3に相当す
る複合映像信号E3Vが出力される。第4のタップから
は、4フィールド遅延に相当するフィールドの複合映像
信号D4Vが出力される。第5のタップからは、5フィ
ールド遅延に相当するフィールドの信号が出力される。
具体的には、端子3,4から入力されるそれぞれのフィ
ールド番号が偶数、または奇数で一致する場合には、位
置C5に相当する複合映像信号C5Vが出力され、不一
致の場合には、位置E5に相当する複合映像信号E5V
が出力される。
【0018】タップ付き遅延線20の第1、第3のタッ
プの出力信号はともに差分平均化回路30と加算平均化
回路33に入力される。それぞれ、フレームC(色信
号)くし型フィルタ、フレームY(輝度信号)くし型フ
ィルタが構成され、現フィールドの色信号、輝度信号が
出力される。
【0019】タップ付き遅延線20の第2、第4のタッ
プの出力信号は差分平均化回路31,加算平均化回路3
4に入力される。それぞれ、フレームC(色信号)くし
型フィルタ、フレームY(輝度信号)くし型フィルタが
構成され、1フィールド遅延した色信号、輝度信号が出
力される。
【0020】加算平均化回路33,34から出力された
輝度信号はフィールド輝度信号走査線変換回路50に入
力され、フィルタリング処理が行われ、走査線変換され
る。差分平均化回路30,31から出力された色信号
は、フィールド色信号走査線変換回路に51入力され、
フィルタリング処理が行われ、走査線変換される。
【0021】以上のようにして得られた、走査線変換さ
れた信号はソフトスイッチ回路60,61に入力され
る。具体的には、ライン輝度信号走査線変換回路40,
フィールド輝度信号走査線変換回路50の出力信号は、
ソフトスイッチ回路60に入力される。ライン色信号走
査線変換回路41,フィールド色信号走査線変換回路5
1の出力信号は、ソフトスイッチ回路61に入力され
る。
【0022】ソフトスイッチ回路60,61では、絵柄
に動きが無いときにはフィールド間信号処理によりえら
れた信号が選択され、動きが大きい場合にはライン間信
号処理によりえられた信号が選択される。この信号の選
択は後述する動き検出回路70より出力される制御信号
により制御されるが、この動き量に応じて、両信号が所
定の混合比で混合されて出力される。即ち、ライン間信
号処理によりえられた信号をLS,フレーム間信号処理
によりえられた信号をFSとし、動き量の大きさを示す
係数をkとすると、ソフトスイッチ回路60,61の出
力信号SSは次式で表される。
【0023】
【数1】SS=k・LS+(1−k)・FS ただし、動き量の大きさを示す係数kは、動きが無い場
合には0、動きが大きい場合には1となり、動き量に応
じて0〜1の値をとる。
【0024】動き検出は次のようにして行うことができ
る。NTSC方式のテレビ信号では、フィールド間で走
査線がインターレースし、1フレーム間で同一の走査線
を走査する。また色副搬送の周波数は水平走査周波数の
455/2倍に選ばれているので、1フレーム間ではそ
の位相が反転し、2フレーム間で位相が一致する。静止
画信号では、1フレーム間の信号の差分をとると、輝度
信号成分は0となるが、搬送色信号成分が残る。従っ
て、搬送色信号帯域の信号を除去すれば、輝度信号の動
きを検出することができる。一方、静止画信号の場合、
2フレーム間信号の差分をとると、輝度信号成分、搬送
色信号成分ともに0になるので、2フレーム間の信号の
差分信号で色信号の動き、輝度信号の動きを検出でき
る。
【0025】図1に示す実施例では、上記の考え方にし
たがって、動きを検出している。1フレーム間の差分信
号(の平均値)を出力する差分平均化回路30の出力信
号は動き検出回路70に入力される。動き検出回路で
は、色信号帯域を除去し、輝度信号の動きを検出する。
【0026】一方、タップ付き遅延回路20の第1,5
のタップの出力信号は差分平均化回路32に入力され
る。差分平均化回路32で2フレーム間の差分信号(の
平均値)が出力され、その出力信号が動き検出回路70
に入力される。動き検出回路70では、色信号及び、広
域輝度信号の動きを検出する。
【0027】上記したように、動き検出回路70から出
力される動き制御信号はソフトスイッチ回路60,61
に入力され、数1に示すように、ライン間処理による信
号とフィールド間処理による信号を混合して出力する。
【0028】なお、輝度信号と色信号とでは、動きに対
する視覚特性が異なるので、ソフトスイッチ回路60,
61の切換え特性を変えてもよい。
【0029】ソフトスイッチ回路61より出力された色
信号は、位相反転回路80と切換え回路81に入力され
る。位相反転回路80では、入力された色信号の位相を
反転し、その出力信号を切換え回路81の他の端子に入
力する。切換え回路81では、制御回路100からの制
御信号に応じて、ソフトスイッチ回路61から出力され
た信号または位相反転回路80の出力が選択されて色副
搬送波の連続性が保たれるように出力される。
【0030】切換え回路81の出力信号とソフトスイッ
チ回路60の出力信号は加算回路90に入力され、信号
処理後の複合映像信号として、端子2より出力される。
【0031】次に、本発明に係る、ライン輝度信号走査
線変換回路40の一実施例を図3に示す。
【0032】図3において、110は輝度信号の入力端
子、111は走査線変換された信号の出力端子、112
は制御信号の入力端子、120は1ライン遅延回路、1
30,131は切換え回路、140,141は係数回
路、150は加算回路である。
【0033】図1に示すラインY/C分離回路10で分
離された輝度信号が端子110より入力される。Y/C
分離された信号の位置を図2のC1とする。輝度信号C
1Yは切換え回路130,131及び、1ライン遅延回
路120に入力される。1ライン遅延回路120で遅延
された輝度信号E1Yは切換え回路130,131の他
方の入力端子に入力される。また、信号制御回路100
からの制御信号は端子112から切換え回路130,1
31の制御端子に入力される。切換え回路130の出力
信号は3/4倍に信号レベルを調整する3/4倍係数回
路140に入力される。切換え回路131の出力信号は
1/4倍に信号レベルを調整する1/4倍係数回路14
1に入力される。係数回路140,141の出力信号は
加算回路150に入力され、両信号は加算されて端子1
11より出力される。端子111の出力信号は、ソフト
スイッチ回路60に入力される。
【0034】切換え回路130,131では、それぞれ
異なる側の入力信号が選択される。すなわち、図1の端
子3,4から入力されるフィールド番号の奇数,偶数が
一致する場合には、切換え回路130では輝度信号C1
Yが選択され、切換え回路131では輝度信号E1Yが
選択される。この場合には、位置C1と位置E1を1:
3に内分する位置に信号が変換される。
【0035】端子3,4から入力されるフィールド番号
の奇数,偶数が不一致の場合には、切換え回路130で
は輝度信号E1Yが選択され、切換え回路131では輝
度信号C1Yが選択される。この場合には、位置C1と
位置E1を1:3に内分する位置に信号が変換される。
【0036】とくに図示しないが、従来技術に述べられ
ているようなライン走査線変換方式を用いても良いこと
は明らかである。
【0037】図4に本発明に係るライン色信号走査線変
換回路41の実施例を示す。図4は図3に示す実施例に
符号反転回路160を付加したものである。図3と共通
の部分には同一の符号を付し、その詳細説明は省略す
る。色副搬送波の周波数は既に述べたように、水平走査
周波数の455/2倍の周波数に選ばれている。そのた
め、1ライン後にはその位相が反転する。色信号E1C
の位相を色信号C1Cと同一とするために、符号反転回
路160で色信号E1Cの位相を反転する。これによ
り、図3に示すライン輝度信号走査線変換回路40と同
様の動作をさせることができる。
【0038】フィールド輝度信号走査線変換回路50は
例えば加算平均化回路で構成することができる。端子
3,4から入力されるフィールド番号の奇数、偶数が一
致する場合で、加算平均化回路33から位置Cに相当す
る走査線の信号が入力され、加算平均化回路34から位
置Dに相当する走査線の信号が入力されるとする。この
時、フィールド輝度信号変換回路50で両入力信号の加
算平均がとられるので、位置Cと位置Dを1:1に内分
する位置の信号が得られることになる。図3に示すライ
ン輝度信号走査線変換回路の出力信号は、端子3,4か
ら入力されるフィールド番号の奇数、偶数が一致する場
合には、位置Cと位置Eを1:3に内分する位置の信号
となり、重心が一致する。
【0039】端子3,4から入力されるフィールド番号
の奇数、偶数が不一致の場合にも同様である。加算平均
化回路33から位置Eに相当する走査線の信号が入力さ
れ、加算平均化回路34から位置Dに相当する走査線の
信号が入力されるとする。この時、フィールド輝度信号
変換回路50で両入力信号の加算平均がとられるので、
位置Eと位置Dを1:1に内分する位置の信号が得られ
ることになる。図3に示すライン輝度信号走査線変換回
路の出力信号は、端子3,4から入力されるフィールド
番号の奇数、偶数が一致する場合には、位置Cと位置E
を3:1に内分する位置の信号となり、重心が一致す
る。
【0040】本発明に係るフィールド色信号走査線変換
回路51の実施例を図5に示す。図5において、200
は差分平均化回路30からの信号の入力端子、201は
差分平均化回路31からの信号の入力端子、202は処
理後の信号の出力端子、203は信号制御回路100か
らの信号の入力端子、210,211は位相反転回路、
220,221は切換え回路、230は加算平均化回路
である。
【0041】既に述べたように、色副搬送波はライン間
でその位相を反転する。端子200,201から入力さ
れた色信号の位相を合わせるために、端子201から入
力された色信号は切換え回路220と位相反転回路21
0に入力され、さらに、位相反転回路210で位相反転
された色信号は切換え回路220の他の入力端子に入力
される。切換え回路220の切換え制御は、信号制御回
路100からの制御信号により行われる。端子200か
ら入力された色信号と切換え回路220で位相を合わせ
られた色信号は加算平均化回路230で加算平均され
る。加算平均化回路230の出力信号は、ライン色信号
走査線変換回路41の出力信号と位相を合わせるため
に、切換え回路221と位相反転回路211に入力さ
れ、さらに、位相反転回路211の出力信号は、切換え
回路221の他の入力端子に入力される。切換え回路2
21の切換え制御は切換え回路220の切換え制御信号
とは異なる信号制御回路100からの制御信号により行
われる。
【0042】色信号の走査線変換処理は、位相制御を除
き輝度信号走査線変換信号処理と同じであり、輝度信号
の信号処理と同様に、フィールド間処理とライン間処理
で信号の重心が一致する。
【0043】以上で説明した信号制御回路100の制御
をまとめて表1,表2に示す。
【0044】
【表1】
【0045】
【表2】
【0046】表1は、テープを正の方向に送った場合の
信号制御を示し、表2は、逆転方向に送った場合の信号
制御を示す。表1,表2で、1/4は位置C,E間を
1:3に内分すること、3/4は位置C,E間を3:1
に内分することを示す。
【0047】本実施例によれば、静止画部分ではフィー
ルド間の信号を用いてフィールド変換処理を行なってい
るので、奇数フィールドから偶数フィールドへの変換あ
るいはその逆への変換の場合と、奇数フィールドから奇
数フィールドへの変換あるいは偶数フィールドから偶数
フィールド変換の場合で重心の変化が無くなり、視覚的
に極めて安定なフィールド変換処理を行なうことができ
る。
【0048】また、動きのない輝度信号は、フレーム間
で信号のレベルが変化しないのに対し、動きの無い搬送
色信号はフレーム間でその位相が反転するので、フレー
ム間の信号の差分平均をとることで搬送色信号を分離す
ることができる。これにより、くし形フィルタ特性を持
たせる帯域を制限する必要が無く、従って、ラインY/
C分離くし形フィルタのような斜め解像度などの劣化無
く輝度信号と搬送色信号を分離できる。
【0049】さらに、フレームくし形フィルタではくし
帯域を制限する必要が無いので、色信号の水平過渡部分
でも確実に輝度信号と搬送色信号を分離することがで
き、輝度信号に残留する搬送色信号成分が無くなるの
で、色フリッカを無くすことができる。
【0050】上記した加算平均によるフィールド輝度信
号走査線変換方式、及び、図5に示したフィールド色信
号走査線変換方式を図3,図4に示すライン輝度信号走
査線変換回路、ライン色信号走査線変換回路と同時に用
いると、ライン間処理とフィールド間処理で処理後の信
号の重心が一致するという特徴がある。しかし、静止画
部分でフィールド間の加算平均をとっているため、例え
ば、垂直周波数が非常に高くフィールド間で信号のレベ
ルが変化するような信号では、解像度が低下する。これ
は、垂直解像度が高過ぎるために起こる問題であって、
一般的には、視覚的にほとんど検知されず、むしろライ
ンフリッカがなくなり安定した画質となる。
【0051】上記した、垂直周波数が非常に高くフィー
ルド間で信号のレベルが変化するような信号でも垂直解
像度の劣化の小さいフィールド輝度信号走査線変換回路
50の実施例を図6に示す。図6に示す実施例は、図3
に示すライン輝度信号走査線変換回路を応用したもの
で、一部回路が共通である。その共通部分には同一符号
を付し、その詳細な説明を省略する。
【0052】図6において、250は加算平均化回路3
3からの信号の入力端子、251は加算平均化回路34
からの信号の入力端子、252は処理後の信号の出力端
子、253は図1に示す実施例ではとくに図示していな
いが信号制御回路100からの制御信号の入力端子であ
る。
【0053】端子253に入力される制御信号は図3に
示すライン輝度信号走査線変換回路40と同じ信号でよ
く、端子3,4から入力されるフィールド番号の奇数、
偶数が一致する場合には端子250,251からそれぞ
れ位置C,Dに相当する信号が入力され、位置Cと位置
Dを1:3に内分する位置の信号が得られる。端子3,
4から入力されるフィールド番号の奇数、偶数が不一致
の場合には端子250,251からそれぞれ位置E,D
に相当する信号が入力され、位置Eと位置Dを3:1に
内分する位置の信号が得られる。
【0054】本実施例によれば、例えば、垂直周波数が
非常に高く、フィールド毎に信号レベルが変化するよう
な信号が入力されても、最大6dB振幅が低下するだけ
であり、加算平均によるフィールド走査線変換に比べ格
段の解像度劣化を改善できる。また、フィールドごとに
1本の走査線から成る信号の場合、加算平均によるフィ
ールド変換の場合、フィールドごとに、振幅が倍、半分
の関係で変化するため、ラインフリッカを起こすのに対
し、図6に示す変換処理では、その差が半減し、ちらつ
き感が改善される。
【0055】本実施例を図3に示すライン輝度信号走査
線変換回路と同時に用いると、走査線変換による重心の
位置が静止画部分と動画部分で垂直方向に1/4ライン
(同一フィールド内の走査線の間隔の1/8)ずれるこ
とになるが、そのずれ量は小さく問題にならないレベル
である。
【0056】図6に示すフィールド輝度信号走査線変換
回路に対応するフィールド色信号走査線変換回路51も
同様に、図4に示すライン色信号走査線変換回路と図5
に示すフィールド色信号走査線変換回路とを組み合わせ
ることにより、実現できる。図7にその実施例を示す。
図7において、図4,図5と同一動作をする同一部分に
は同一符号を付し、その詳細説明を省略する。
【0057】図7に示す切換え回路130,131,2
20,221は、図4,図5に示す切換え回路130,
131,220,221と同様に端子203より入力さ
れる信号制御回路100からの制御信号により切換え制
御される。これにより、色信号のフィールド走査線変換
も、図6に示す輝度信号のフィールド走査線変換と同じ
位置の信号となるように走査線変換され、走査線変換に
よる色信号と輝度信号の重心ずれを生じることはない。
【0058】次に、本発明に係るラインY/C分離回路
10の実施例を図8に示す。本実施例は、本発明者等に
よる特許出願、特願平2−201553、フィルタ回路
及び輝度/クロマ分離回路に記載されているY/C分離
回路を応用したものである。
【0059】図8において、300は複合映像信号の入
力端子、301は輝度信号の出力端子、302は色信号
の出力端子、310,311は1ラインの遅延回路,3
20〜322は広帯域帯域通過フィルタ(以下帯域通過
フィルタをBPFと記す)、330,331は位相反転
回路、340はパルスパターン抑圧回路、350は加算
回路、360は狭帯域BPFである。
【0060】端子300より入力された複合映像信号
は、広帯域BPF320と1ライン遅延回路310に入
力される。1ライン遅延回路310の出力信号は広帯域
BPF321とさらに1ライン遅延回路311に入力さ
れる。1ライン遅延回路311の出力信号は広帯域BP
F322に入力される。広帯域BPF320〜322の
帯域はそれぞれ等しく、搬送色信号帯域に比べほぼ等し
いか、それよりも広く設定される。広帯域BPF321
の出力信号は位相反転回路330に入力され、その位相
が反転される。広帯域BPF320,位相反転回路32
1,広帯域BPFの出力信号はこの順番でパルスパター
ン抑圧回路340に入力される。
【0061】パルスパターン抑圧回路340については
上記公報にその詳細が記されている。入力された3つの
信号のパターンにより、パルスパターンを抑圧して出力
する。NTSC方式のテレビジョン信号の場合、色副搬
送は1ライン毎にその位相を反転するので、位相反転回
路321で位相を反転することで、隣接する3ラインの
信号の位相は一致し、色相、飽和度が変化しなければ一
定のレベルの信号になる。一方、輝度信号は、垂直方向
に相関がある場合には本来一定のレベルになるが、位相
反転回路321でその位相が反転されているので、隣接
する3ラインの信号はパルス状のパターンなる。このパ
ルスパターンを抑圧して出力することで、輝度信号成分
を抑圧することができ、色信号成分のみを出力すること
ができる。
【0062】パルスパターン抑圧回路340の出力信号
は、入力された複合映像信号にたいし、重心が1ライン
遅延し、さらに位相反転回路321で中心の信号の位相
を反転したため、位相反転した色信号が出力されること
になる。従って、1ライン遅延回路310で1ライン遅
延された複合映像信号にパルスパターン抑圧回路340
の出力信号を加算回路350で加算することで、端子3
00から入力された複合映像信号にたいし1ライン遅延
した輝度信号が得られる。加算回路350の出力信号は
分離された輝度信号として端子301より出力される。
【0063】パルスパターン抑圧回路340の出力信号
は、位相反転回路331でその位相が反転され、正規の
位相となった後、狭帯域BPFで帯域制限され、端子3
02より分離された色信号として出力される。
【0064】本実施例によれば、広帯域BPF320〜
322の帯域を色信号帯域に比べ同等ないし広くとって
いるために、加算回路350で複合映像信号から色信号
を(位相を含めて)減ずることにより、輝度信号中に残
留する色信号成分を無くすことができ、従来技術の項で
記した文献に記されている様な、輝度信号中の残留色信
号成分の影響で生じる色フリッカを無くすことができ
る。また、分離する色信号帯域が広すぎると、その帯域
にかかる斜め輝度信号が色信号として分離され、図1に
示す位相反転回路80,切換え回路81,加算回路90
で位相制御されて輝度信号に加算されると、色信号とし
て分離された輝度信号成分が輝度信号に加算されたり、
減算されたりするため、輝度信号の解像度が変化する問
題が生じる。
【0065】狭帯域のBPFは色信号中に含まれる輝度
信号成分を少なくするために不要な帯域の色信号(輝度
信号成分)を除去する。図8に示す構成とすることで、
動画部分の色フリッカ、色解像度劣化、輝度解像度変化
を著しく低減できる。
【0066】また、図1に示す構成とすることで、フレ
ームY/C分離回路の部分には帯域を制限するフィルタ
を必要とせず、最も目につきやすい静止画部分の輝度信
号、色信号の解像度を高いままにたもつことができる。
【0067】また、現在の技術水準では、動き検出回路
70の性能は必ずしも完全でなく、静止画部分を動画部
分と誤ることが有る。動画信号処理と静止画信号処理が
交互に表れるような部分では、前記したように、色信号
の帯域が動画信号処理と静止画信号処理で大きく異なる
と、色信号の解像度が変化し、画質劣化となる。このよ
うな場合には、静止画信号処理の色信号帯域も動画信号
処理の帯域と同様な帯域となるように制限することによ
り、画質劣化を低減することができる。
【0068】図9は、その場合のフィールド色信号走査
線変換回路51の実施例である。図9は、図7に示す実
施例に、図8に示すBPF320とBPF360の総合
特性をもつBPF370を付加したものである。これに
より、動画信号処理と静止画信号処理による色信号の帯
域が等しくなり、両信号処理を交互に選択された場合に
も、解像度の変化が無くなり、画質劣化を低減できる。
【0069】以上示した実施例では、複合映像信号を記
録するVTRを前提にして説明を行ったが、輝度信号と
色信号を分離して記録するVTRにも本発明を適用する
ことが可能である。その場合には図1で、ラインY/C
分離回路10,フレームくし形フィルタを構成する差分
平均化回路30,31及び、加算平均化回路33,34
などは不要となる。この場合にも、走査線変換の効果は
複合信号を再生する場合の実施例と同様であり、重心変
動、垂直解像度の低下などのほとんどないフィールド変
換を実現することができる。
【0070】
【発明の効果】本発明によれば、再生映像信号の静止画
部分については、フレーム間のY/C分離処理を行って
いるので、フィールド変換処理により輝度信号の斜め解
像度の劣化を無くすことができる。また、走査線変換処
理についても、フィールド間の信号処理をしているの
で、フィールド変換処理による重心移動を無くすことが
できる。また、フレーム間のY/C分離は輝度信号と搬
送色信号の分離帯域を限定する必要が無いので、輝度信
号中に搬送色信号が残留することが無く、従来輝度信号
中の残留色信号により生じていた色フリッカを無くすこ
とができる。動画部分については従来と同様であるが、
動きのある部分では元々残像などにより解像度が低下し
ているため、輝度信号の解像低下などはほとんど問題に
ならない。また、残像の効果により、色信号の水平過渡
部分も急峻ではなく、輝度信号への残留もほとんど無く
なり、従って色フリッカもほとんど生じない。
【0071】また、静止画信号処理と動画信号処理にお
ける、色信号帯域を等しくすることで、動き検出が誤動
作した場合にも、色信号の帯域が変化することが無くな
り、画質を向上することができる。
【0072】以上の効果により、特殊再生時の画質を著
しく向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】本発明の動作説明図である。
【図3】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図4】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図5】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図6】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図7】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図8】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図9】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 … ラインY/C分離回路 20 … タップ付遅延回路 30〜32 … 差分平均化回路 33,34 … 加算平均化回路 40 … ライン輝度信号走査線変換回路 41 … ライン色信号走査線変換回路 50 … フィールド輝度信号走査線変換回路 51 … フィールド色信号走査線変換回路 60,61 … ソフトスイッチ回路 70 … 動き検出回路 80,160,210,211 … 位相反転回路 81,130,131,220,221 … 切換え回
路 90,150,230 … 加算回路 100 … 信号制御回路 120 … 1ライン遅延回路 140,141 … 係数回路 320〜322 … 広帯域帯域通過フィルタ 360 … 狭帯域帯域通過フィルタ 370 … 帯域通過フィルタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉越 美代子 横浜市戸塚区吉田町292番地株式会社日立 製作所映像メデイア研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フィールド単位で間引かれたり、繰り返し
    たりすることによりフィールドの連続性の保たれていな
    い映像信号を入力信号とし、該映像信号を標準のテレビ
    信号に合致するように変換して出力するフィールド変換
    回路において、 上記入力映像信号を入力とし、輝度信号と色信号に分離
    するライン輝度信号色信号分離回路と、 上記分離された輝度信号を出力フィールド番号に合致し
    た走査線に変換するライン輝度信号走査線変換回路と、 上記分離された色信号を出力フィールド番号に合致した
    走査線に変換するライン色信号走査線変換回路と、 上記入力映像信号を遅延するタップ付き遅延回路と、 上記タップ付き遅延回路の出力信号を入力とし、現在の
    フィールドの輝度信号と色信号を分離出力する第1のフ
    レーム輝度信号色信号分離回路と、 上記タップ付き遅延回路の出力信号を入力とし、1フィ
    ールド遅延した輝度信号と色信号を分離出力する第2の
    フレーム輝度信号色信号分離回路と、 上記第1のフレーム輝度信号色信号分離回路で分離され
    た輝度信号と上記第2のフレーム輝度信号色信号分離回
    路で分離された輝度信号を入力とし、上記出力フィール
    ド番号に合致した走査線に変換するフィールド輝度信号
    走査線変換回路と、 上記第1のフレーム輝度信号色信号分離回路で分離され
    た色信号と上記第2のフレーム輝度信号色信号分離回路
    で分離された色信号を入力とし、上記出力フィールド番
    号に合致した走査線に変換するフィールド色信号走査線
    変換回路と、 上記入力映像信号の動きを検出する動き検出回路と、 上記ライン輝度信号走査線変換回路の出力信号と、上記
    フィールド輝度信号走査線変換回路の出力信号を上記動
    き検出回路からの動き係数に応じ混合比を変えて混合す
    る第1のソフトスイッチ回路と、 上記ライン色信号走査線変換回路の出力信号と、上記フ
    ィールド色信号走査線変換回路の出力信号を上記動き検
    出回路からの動き係数に応じ混合比を変えて混合する第
    2のソフトスイッチ回路と、 上記第2のソフトスイッチ回路の出力信号を上記出力フ
    ィールド番号に合致した位相とするための位相調整回路
    と、 上記第1のソフトスイッチ回路の出力信号と上記位相調
    整回路の出力信号を加算する加算回路とを有し、 上記加算回路の出力信号を処理後の信号とすることを特
    徴とするフィールド変換回路。
  2. 【請求項2】上記ライン輝度信号色信号分離回路は、 広帯域の輝度信号色信号分離フィルタと、 上記分離フィルタで分離された色信号の帯域を制限する
    帯域制限フィルタとを有し、 上記帯域制限フィルタの出力を色信号の出力とする構成
    である請求項1に記載のフィールド変換回路。
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