JPH0575927A - キズ補正回路 - Google Patents

キズ補正回路

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JPH0575927A
JPH0575927A JP3267276A JP26727691A JPH0575927A JP H0575927 A JPH0575927 A JP H0575927A JP 3267276 A JP3267276 A JP 3267276A JP 26727691 A JP26727691 A JP 26727691A JP H0575927 A JPH0575927 A JP H0575927A
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JP
Japan
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ccd
horizontal
scanning
vertical
output
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Application number
JP3267276A
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English (en)
Inventor
Ryoji Asada
良次 浅田
Shoji Nishikawa
彰治 西川
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 CCDのキズを補正するためのキズ補正コン
トロール信号を出力するのにフィールドメモリあるいは
フレームメモリ規模のメモリを不要とし、簡単な回路構
成でかつ多数のキズを補正できるようにすること。 【構成】 マイクロコンピュータ7内の保持手段7aに
より、キズ位置をCCD1の水平方向の画素位置と垂直
方向のラインを所定ライン毎に分割したライン数として
保持する。又それらのデータをCCD1の走査に従って
レジスタ8a,8bに設定し、走査位置をカウンタ9
a,9bにより計数する。そして走査位置と一致する場
合には、比較手段10によって一致信号を出力し、キズ
の補正を行うようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はCCDを用いた固体撮像
装置において、画素欠陥による画像劣化を補正するキズ
補正回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、テレビカメラは小型、軽量、長寿
命等の特徴を持つCCDを用いた固体カメラが増えてき
ている。しかし半導体プロセス、温度等のさまざまな原
因により、CCDの画素に欠陥を生じた場合に、画像を
著しく劣化させてしまう。そのため欠陥画素がある場合
は、欠陥画素の信号をそのとなりあるいは周辺の画素信
号より補正を行う、いわゆるキズ補正回路を付加して画
像劣化を抑えていた。
【0003】従来のキズ補正回路としては、例えば図7
に示すものがある。図7において、CCD1は光信号を
電気信号に変換するものであり、その出力は雑音除去回
路2に与えられる。雑音除去回路2は相関2重サンプリ
ング等によってリセットノイズを含むノイズを除去する
回路であり、その出力は第1のサンプルホールド回路3
に与えられる。第1のサンプルホールド回路3は後述す
るように画素の走査周期によって信号を保持するもので
あり、その出力は第2のサンプルホールド回路4を介し
て出力される。又ROM5はCCDの1画面、例えば1
フィールド又は1フレーム分のキズ箇所の位置情報を保
持するメモリであり、その出力は駆動回路6に与えられ
る。駆動回路6は所定のタイミングで第1,第2のサン
プルホールド回路3,4にサンプル/ホールド信号を与
えるものである。
【0004】次に従来のキズ補正回路についてその動作
を説明する。CCD1より得られる信号は例えば図8
(a)に示すような信号となる。図8(a)でP1,P
2,P3はCCD1の任意の画素位置を示し、P1の位
置の画素読みだし信号レベルはL1,P3の位置の画素
読みだし信号レベルはL2となっている。またP2の位
置の画素は欠陥画素となっており、読みだし信号はほと
んどなくいわゆる黒キズとなっている。ここでP2の破
線部分は正常なときの信号を示している。
【0005】CCD1から読出された図8(a)の信号
が雑音除去回路2を通り、図8(b)に示すようにリセ
ットノイズ等の除去された信号が得られる。ここでこの
ノイズ成分の除去された信号は、図8(c)に示す駆動
回路6のサンプリングパルスにより第1サンプルホール
ド回路3でサンプルホールドされるが、あらかじめ欠陥
画素位置情報を記憶されたROM5によりP2の位置の
サンプリングパルスがオフされるように駆動回路6にコ
ントロール信号が出力される。つまり欠陥画素P2の位
置の読み出し信号は、図8(d)に示すように1画素
前、つまりP1の位置の読み出し信号がホールドされた
信号となっている。もしP2の位置の読み出し信号をそ
のままサンプリングすると図8(d’)に示す信号とな
り黒キズ信号がそのまま出力される。図8(d)の信号
が第2サンプルホールド回路4により駆動回路6からの
図8(e)に示すサンプリングパルスで再度サンプルホ
ールドされ、図8(f)に示すようにキズ補正された信
号が得られる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、CCDの全画素範囲で欠陥画素を補正し
ようとすると、駆動回路6に欠陥画素位置の情報を示す
コントロールパルスを出力するROM5として、フィー
ルドメモリあるいは、フレームメモリ規模のメモリを必
要とし、回路規模が増大するという問題点を有してい
た。
【0007】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、回路規模を増大させず簡単な回路構成でキズ補正回
路を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1の発明
は、CCDの出力を各画素の走査毎にサンプリングする
サンプルホールド回路を具備するキズ補正回路であっ
て、CCDのキズの位置情報をキズの水平方向の画素位
置データ及び垂直方向に所定ライン毎に分割されたライ
ンのラインナンバーの組として保持する保持手段と、画
素位置データ及びライン番号が夫々設定される水平及び
垂直用の対のレジスタと、CCDの走査ラインに合わせ
て保持手段の画素位置データ及びラインナンバーを水平
及び垂直レジスタに夫々設定するデータ設定手段と、C
CDの走査に応じたクロックを計数し水平位置データを
出力する水平方向カウンタと、水平同期信号を計数しC
CDの所定ライン毎にクリアされて走査ライン番号を出
力する垂直方向カウンタと、水平位置レジスタと水平方
向カウンタの一致及び垂直位置レジスタと垂直方向カウ
ンタの出力の同時に一致するCCDの走査時間を判別す
る比較手段と、比較手段の出力によってCCDのサンプ
ルホールドを停止すると共に、CCDの走査に対応した
クロック信号を与える駆動回路と、を具備することを特
徴とするものである。
【0009】又本願の請求項2の発明は、CCDより得
られる出力をA/D変換するA/D変換器と、A/D変
換器の出力を夫々CCDの走査に応じた1クロック分遅
延させる遅延回路と、CCDのキズの位置情報をキズの
水平方向の画素位置データ及び垂直方向に所定ライン毎
に分割されたラインのラインナンバーの組として保持す
る保持手段と、画素位置データ及びライン番号が夫々設
定される水平及び垂直用の対のレジスタと、CCDの走
査ラインに合わせて保持手段の画素位置データ及びライ
ンナンバーを水平及び垂直レジスタに夫々設定するデー
タ設定手段と、CCDの走査に応じたクロックを計数し
水平位置データを出力する水平方向カウンタと、水平同
期信号を計数しCCDの所定ライン毎にクリアされて走
査ライン番号を出力する垂直方向カウンタと、水平位置
レジスタと水平方向カウンタの一致及び垂直位置レジス
タと垂直方向カウンタの出力の同時に一致するCCDの
走査時間を判別する比較手段と、遅延回路の入力と出力
とを選択し、比較手段の一致出力によって出力側の信号
を選択する信号選択手段と、を具備することを特徴とす
るものである。
【0010】
【作用】本発明は上記した構成により、保持手段により
あらかじめCCDのキズの位置がレジスタに設定され
る。そしてクロック及び水平同期パルスをカウントし
て、CCDの読出し画素の位置を示すことのできる水平
方向カウンタ,垂直方向カウンタの値とレジスタの値を
比較手段で比較して、一致したときにキズ補正コントロ
ール信号を出力しキズ補正を行う。そして保持手段のデ
ータを順次レジスタへ設定し、キズ補正を繰り返す。
【0011】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図面を参照
しながら説明する。図1は本発明の第1実施例における
キズ補正回路の構成を示すブロック図である。本図にお
いて光信号を電気信号に変換するCCD1及び雑音除去
回路2、第1,第2のサンプルホールド回路3,4と、
このサンプルホールド回路3,4を制御する駆動回路6
については、前述した従来例と同様である。本実施例に
おいてはマイクロコンピュータ7と垂直位置レジスタ8
a,水平位置レジスタ8bから成るレジスタ8、及び垂
直方向カウンタ9a,水平方向カウンタ9bから成るカ
ウンタ9と比較手段10が設けられる。マイクロコンピ
ュータ7は後述するように、CCD1のキズの位置情報
を保持する保持手段7aと、CCD1の走査に応じて保
持手段7aによって保持されるキズ情報の水平位置と垂
直位置とを、夫々垂直位置レジスタ8a,水平位置レジ
スタ8bに設定するデータ設定手段7bの機能を達成す
るものである。
【0012】次に本実施例のキズ補正回路の詳細な構成
について図2,図3,図4を用いて更に詳細に説明す
る。図2は×印がキズ位置を示すキズのあるCCD1の
模式図である。CCD1は図示のように水平方向の画素
が800画素とし、水平ラインを16ライン毎に分割し
てキズ位置データを保持している。
【0013】図3はマイクロコンピュータ7,レジスタ
8,カウンタ9,コンパレータ10の内部構成の1例を
示す構成図である。本図においてレジスタ8は4ビット
の垂直位置レジスタ8a、10ビットの水平位置レジス
タ8bから成り立っている。CCD1の読出し画素の位
置を示すカウンタ9も図3に示すように、4ビットの垂
直方向カウンタ9a,10ビットの水平方向カウンタ9
bで構成される。垂直方向カウンタ9aはHD(水平同
期パルス)をカウントして16ライン数までのCCD読
出しラインの位置を出力し、水平方向カウンタ9bはク
ロックをカウントして800画素までのCCD読出し画
素位置を出力するものである。又コンパレータ10は垂
直位置レジスタ8aと垂直方向カウンタ9aの出力を比
較するコンパレータ11、水平位置レジスタ8bと水平
方向カウンタ9bの出力を比較するコンパレータ12及
びこれらの手段の論理積をとるNAND回路13を含ん
でいる。
【0014】図2に示すようにCCD1のキズが、A点
(水平600画素,垂直8ライン),B点(水平200
画素,垂直28ライン)にあるものとする。ここでCC
D1の垂直ラインを16ライン毎に区切り、17ライン
から32ラインまでを17ラインが1ラインとなるよう
に置き換えると、B点のキズは水平200画素,垂直1
2ラインの位置となる。つまり、各キズの垂直位置は4
ビットの値で表すことができる。故にキズ位置を記憶す
るレジスタ8の内部構成を、図3に示すように4ビット
の垂直位置レジスタ8aと、10ビットの水平位置レジ
スタ8bで構成し、マイクロコンピュータ7は保持手段
7aである内部メモリにA点のキズ位置の情報として、
垂直位置データ1=8(4ビット),水平位置データ1
=600(10ビット)と、B点のキズ位置情報とし
て、垂直位置データ2=12(4ビット),水平位置デ
ータ2=200(10ビット)をあらかじめ格納してお
く。
【0015】次に本実施例の動作についてタイムチャー
ト及びフローチャートを参照しつつ説明する。図4はマ
イクロコンピュータ7によるレジスタ設定、クリア出力
のタイミングを示したタイミングチャート、図5はその
動作を示すフローチャートである。動作を開始するとま
ずステップ21において垂直ブランキング期間が終了した
かどうかをチェックする。図4に示すように垂直ブラン
キング期間が終了すれば、ステップ22に進んでマイクロ
コンピュータ内のキズ情報を保持している垂直位置デー
タ1及び水平位置データ1を夫々垂直位置レジスタ8
a,水平位置レジスタ8bに設定する。そして垂直方向
カウンタ9a,水平方向カウンタ9bをクリアする。そ
してステップ23に進んで水平走査線数を計数する。一方
水平方向カウンタ9bはCCDの画素単位で歩進される
クロックCLKを計数しており、その出力と水平位置レ
ジスタ8bの一致がコンパレータ12によって判別され
る。同様にして水平同期信号HDによって水平方向カウ
ンタ9bはクリアされ、垂直方向カウンタ9aはこのパ
ルスを計数して垂直方向のライン番号を計数する。コン
パレータ11は垂直位置レジスタ8aの4ビットの出力
と垂直方向カウンタ9aの出力との一致を判別する。こ
の例の場合、A点のキズ位置データは1ライン目の走査
が始まる前の水平ブランキング期間に設定され、B点の
キズ位置データは16ラインの走査が終わった水平ブラ
ンキング期間に設定される。即ちステップ23において水
平走査線を計数し、ステップ24において規定ライン、こ
の場合には16ラインに達したかどうかを判別する。1
6ラインに達していなければステップ23に戻って同様の
処理を繰り返し、このラインに達すればステップ25にお
いて水平ブランキング期間かどうかを判別し、水平ブラ
ンキング期間となれば水平走査線数の計数をクリアす
る。そして垂直ブランキング期間かどうかを判別し、こ
の期間でなければステップ22に戻って同様の処理を繰り
返す。こうすれば垂直方向カウンタ9aはマイクロコン
ピュータ7により16ライン毎にクリアされ、カウント
値が0となる。
【0016】以上の動作により、コンパレータ11,1
2は2つの入力が一致したとき(A=B)、1(ハイレ
ベル)が出力されるとすると、テレビ走査の最初の16
ラインのうち8ラインの600画素目に1となり、NA
ND回路13の出力は0(ローレベル)となる。これに
よりA点の位置のキズ補正コントロール信号が駆動回路
6に出力される。同様に次の16ラインのうち12ライ
ン(実際は28ライン目)の200画素目にNAND回
路13は0とり、B点の位置のキズ補正コントロール信
号が出力される。これらのキズ補正コントロール信号が
駆動回路6に入力されて、従来例と同様に第1サンプル
ホールド回路3のサンプリングパルスをオフし、キズ補
正が行われる。またA点,B点以外のキズもあらかじめ
マイクロコンピュータ7に格納しておけば、同様な処理
によりキズ補正がされる。ここでマイクロコンピュータ
7はステップ22〜25において任意の水平ライン毎にレジ
スタのデータを設定するデータ設定手段7bの機能を達
成している。
【0017】以上のように本実施例によれば、キズ位置
を記憶するためのレジスタをキズの個数分だけ別個に設
けなくても、4ビットの垂直位置レジスタ8a及び10
ビットの水平位置レジスタ8bを1組と、CCDの読出
し画素位置を示す4ビットの垂直方向カウンタ9a及び
10ビットの水平方向カウンタ9bの1組をそれぞれ設
け、マイクロコンピュータ7でテレビ走査の16ライン
毎の水平ブランキング期間に、あらかじめ格納していた
キズ位置データの転送及びカウンタのクリア動作を行う
ことにより、簡単な回路構成で少なくとも16ライン毎
に1個のキズは補正することができる。
【0018】またキズの数が16ライン毎に分割したテ
レビ走査のある16ライン内に1つ以上ある場合、キズ
の数分だけレジスタの組数を増やせばよい。例えば3個
ある場合は、キズ位置を記憶するためのレジスタの組数
をさらに2組だけ増やせばよく、その場合全体のキズ補
正数はキズ位置を記憶するためのレジスタの組数が1組
の場合の3倍まで補正可能となる。
【0019】またキズの数が16ライン毎に分割したテ
レビ走査のある16ライン内に1つもない時には、レジ
スタに設定するキズ位置の情報として、例えば水平位置
を有効走査範囲外の値にするかあるいはキズ補正を強制
的にやめるようにすればよい。
【0020】図6は本発明の第2の実施例を示す構成図
である。同図において、マイクロコンピュータ7はキズ
位置情報及びクリア信号を出力するものであり、レジス
タ8はキズ位置情報が記憶するものである。又カウンタ
9はCCDの読出し位置を示すカウンタであり、レジス
タ8の出力値とカウンタ9の値とを比較する比較手段1
0を有しており、これらの構成は前述した第1実施例と
同様である。本実施例ではCCD1の出力から雑音を除
去する雑音除去回路2の出力がA/D変換器31に与え
られる。A/D変換器31の並列信号は夫々D型フリッ
プフロップ32に与えられる。図6ではその1ビット分
のみを示しているが、並列の全てのビットについてD型
フリップフロップ32とその入力及び出力を選択するデ
ータセレクタ33が設けられる。さてD型フリップフロ
ップ32は入力データを1クロックの間保持するディレ
イ型のフリップフロップであり、その出力及び入力はデ
ータセレクタ33に与えられる。データセレクタ33は
比較手段10の出力がLレベルのときにD型フリップフ
ロップ32のQ出力を選択し、Hレベルではその入力を
選択して補正データを出力するものである。この実施例
はCCDの読出し信号を所定の処理を行った後、AD変
換してディジタル回路で信号処理するような場合に、そ
の信号処理部内でキズ補正を行う場合の例である。
【0021】このように構成されたキズ補正回路の動作
について説明する。マイクロコンピュータ7,レジスタ
8,カウンタ9,比較手段10の動作は第1の実施例と
まったく同様であり、CCD1の読出し信号がキズの位
置となるタイミングで、比較手段10からキズ補正コン
トロール信号が出力される。第1の実施例では、このキ
ズ補正コントロール信号で、サンプルホールド回路のサ
ンプリングパルスをオフすることにより、キズの位置の
読出しデータを1画素前のデータと置き換え補正してい
たが、本実施例ではD型フリップフロップ32の出力信
号と、その入力信号をデータセレクタ33で、切り換え
てやることにより補正している。つまりキズの位置の読
出し信号の時(キズ補正コントロール信号がローの
時)、D型フリップフロップ32の出力信号を選択する
ようにして、1クロック前(1画素前)のデータを出力
する。
【0022】以上のように本実施例によればディジタル
回路で簡単に構成できるD型フリップフロップ,データ
セレクタを設けることにより、温度,経時変化で不安定
なアナログ回路で余分なサンプルホールド回路を省くこ
とができる。
【0023】なお、第1,第2の実施例ともキズの補正
の仕方は、キズの画素のデータを1画素前のデータと置
き換えることにより補正しているが、周囲の画素のデー
タを適切に演算したデータと置き換えるようにしてもよ
いことは言うまでもない。
【0024】また本発明ではマイクロコンピュータを使
用するが、近年のテレビカメラはほとんどマイクロコン
ピュータを搭載しており、新たにマイクロコンピュータ
を搭載しなくても従来より搭載されているマイクロコン
ピュータに、キズ補正の処理を付加するようにしてもレ
ジスタ設定とクリアパルス出力という簡単な動作ゆえ、
その他の処理に支障をきたすことはないことは言うまで
もない。
【0025】また、マイクロコンピュータによるレジス
タの設定及びカウンタのクリア動作は、16ライン数毎
でなくても適切なライン数毎であれば問題ないことは言
うまでもない。
【0026】また、CDDのキズの位置によってはCC
Dの信号読出しモードによってキズの位置がフィールド
毎に1ラインずれたり、あるいはフィールド毎に発生し
たりしなかったりする場合があるが、マイクロコンピュ
ータにフィールドに応じたキズ位置情報を持たせたり、
あるいはフィールドに応じてキズ補正をオフするように
することにより簡単に対処できるので問題ない。
【0027】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明では、
マイクロコンピュータ内の保持手段にCCDの垂直方向
を所定ライン毎に分割した水平位置のデータを保持して
おくことにより、CCDのフィールド又はフレーム単位
でのキズ情報を保持するメモリを不要とすることができ
る。従って回路規模を増大することなく簡単な回路構成
で多数のキズを補正することができるという効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例におけるキズ補正回路の構
成を示すブロック図である。
【図2】キズのあるCCDの概念を示す模式図である。
【図3】本発明の第1実施例によるキズ補正回路の内部
構成を示すブロック図である。
【図4】マイクロコンピュータによるレジスタ設定及び
カウンタのクリアタイミングを示すタイミングチャート
図である。
【図5】本実施例の動作を示すフローチャートである。
【図6】本発明の第2実施例によるキズ補正回路の構成
を示すブロック図である。
【図7】従来例のキズ補正回路の構成を示すブロック図
である。
【図8】従来例の各部の波形を示す信号波形図である。
【符号の説明】
1 CCD 2 雑音除去回路 6 駆動回路 7 マイクロコンピュータ 7a 保持手段 7b データ設定手段 8 レジスタ 8a 垂直位置レジスタ 8b 水平位置レジスタ 9 カウンタ 9a 垂直方向カウンタ 9b 水平方向カウンタ 10 比較手段 11,12 コンパレータ 13 NAND回路 31 A/D変換器 32 D型フリップフロップ 33 データセレクタ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CCD(チャージ・カップルド・デバイ
    ス)の出力を各画素の走査毎にサンプリングするサンプ
    ルホールド回路を具備するキズ補正回路であって、 前記CCDのキズの位置情報をキズの水平方向の画素位
    置データ及び垂直方向に所定ライン毎に分割されたライ
    ンのラインナンバーの組として保持する保持手段と、 画素位置データ及びライン番号が夫々設定される水平及
    び垂直用の対のレジスタと、 前記CCDの走査ラインに合わせて前記保持手段の画素
    位置データ及びラインナンバーを水平及び垂直レジスタ
    に夫々設定するデータ設定手段と、 前記CCDの走査に応じたクロックを計数し水平位置デ
    ータを出力する水平方向カウンタと、 水平同期信号を計数し前記CCDの所定ライン毎にクリ
    アされて走査ライン番号を出力する垂直方向カウンタ
    と、 前記水平位置レジスタと水平方向カウンタの一致及び前
    記垂直位置レジスタと前記垂直方向カウンタの出力の同
    時に一致するCCDの走査時間を判別する比較手段と、 前記比較手段の出力によって前記CCDのサンプルホー
    ルドを停止すると共に、CCDの走査に対応したクロッ
    ク信号を与える駆動回路と、を具備することを特徴とす
    るキズ補正回路。
  2. 【請求項2】 CCDより得られる出力をA/D変換す
    るA/D変換器と、前記A/D変換器の出力を夫々CC
    Dの走査に応じた1クロック分遅延させる遅延回路と、 前記CCDのキズの位置情報をキズの水平方向の画素位
    置データ及び垂直方向に所定ライン毎に分割されたライ
    ンのラインナンバーの組として保持する保持手段と、 画素位置データ及びライン番号が夫々設定される水平及
    び垂直用の対のレジスタと、 前記CCDの走査ラインに合わせて前記保持手段の画素
    位置データ及びラインナンバーを水平及び垂直レジスタ
    に夫々設定するデータ設定手段と、 前記CCDの走査に応じたクロックを計数し水平位置デ
    ータを出力する水平方向カウンタと、 水平同期信号を計数し前記CCDの所定ライン毎にクリ
    アされて走査ライン番号を出力する垂直方向カウンタ
    と、 前記水平位置レジスタと水平方向カウンタの一致及び前
    記垂直位置レジスタと前記垂直方向カウンタの出力の同
    時に一致するCCDの走査時間を判別する比較手段と、 前記遅延回路の入力と出力とを選択し、前記比較手段の
    一致出力によって出力側の信号を選択する信号選択手段
    と、を具備することを特徴とするキズ補正回路。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6765614B1 (en) 1998-08-04 2004-07-20 Victor Company Of Japan, Ltd. Pixel defect compensation apparatus and method of compensating pixel defect

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US6765614B1 (en) 1998-08-04 2004-07-20 Victor Company Of Japan, Ltd. Pixel defect compensation apparatus and method of compensating pixel defect

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