JP2663730B2 - 明度検査装置 - Google Patents

明度検査装置

Info

Publication number
JP2663730B2
JP2663730B2 JP3036762A JP3676291A JP2663730B2 JP 2663730 B2 JP2663730 B2 JP 2663730B2 JP 3036762 A JP3036762 A JP 3036762A JP 3676291 A JP3676291 A JP 3676291A JP 2663730 B2 JP2663730 B2 JP 2663730B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pixel
data
brightness
image
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP3036762A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04254746A (ja
Inventor
良雄 横山
卓 稗田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP3036762A priority Critical patent/JP2663730B2/ja
Priority to US07/817,805 priority patent/US5296942A/en
Publication of JPH04254746A publication Critical patent/JPH04254746A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2663730B2 publication Critical patent/JP2663730B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Image Analysis (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、計器の文字盤の表面、
LSIウェーハの表面等の各種被検査体の表面の明度を
画像処理の利用により検査するに適した明度検査装置に
関する。
【0002】
【従来技術】従来、この種の明度検査装置においては、
適宜な照明を受けた状態にある被検査体の表面をテレビ
カメラにより撮影画像として撮影し、この撮影画像の明
度を、被検査体の表面の基準画像の明度と、画素毎に比
較して、その各明度差に基づいて被検査体の表面の適否
を検査するようにしたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような構
成においては、撮影画像と基準画像との間には、一般的
に照明の輝度変動や被検査体の表面自体のバラツキによ
り相対的に明度が変化することが多いため、全く同じと
判断したい被検査体の表面でも明度差が生じてしまい、
その結果、この明度差を解消するように補正する必要が
生じる。かかる場合、単一の撮影画像中において補正し
たい画像部分が複数存在すると、各画像部分について順
番に補正量を計算し、これら各補正量に応じ単一の撮影
画像から複数の補正撮影画像を形成し、かつ、これら各
補正撮影画像をそれぞれ基準画像と比較して明度の適否
の判断を行うこととなる。このことは、被検査体の表面
の明度の適否の判断にあたり、複雑な画像処理過程を必
要とすることを意味する。その結果、被検査体の表面の
明度検査のための処理速度が低下するのは勿論のこと、
メモリーの容量が大きくなるとともに回路構成が複雑と
なってコスト高を招くという不具合が生じる。これに対
し、本発明者等は、以下のようなことを確認した。例え
ば、撮影画像及び基準画像の互いに対応する画素領域の
各画素の明度をそれぞれTsi及びMsiとし、撮影画像の
各画素の明度Tsiの補正明度をTsaiとし、 前記対応画
素領域に属する撮影画像の画素数をNとし、撮影画像の
欠陥画素部とこれに対応する基準画像の画素部との各対
応画素同士間の明度差をFi とすれば、次の数1及び数
2が成立する。但し、i=1、2、…、Nとする。
【数1】 Tsai=Tsi−(1/N)・{(Ts1−Ms1)+(Ts2−Ms2)+… +(TsN−MsN)}
【数2】Fi=Tsai−Msi ここで、上述の対応画素領域における基準画像の各画素
の明度のー定値をMfix とすると、次の数3及び数4が
成立する。
【数3】 Tsai=Tsi−(1/N)・(Ts1+Ts2+…+TsN)+Mfix
【数4】Fi=Tsai−Msi =Tsi−(1/N)・(Ts1+Ts2+…+TsN) しかして、この数4によれば、Tsiと(1/N)・(T
s1+Ts2+…+TsN)との差、即ち、Tsiと前記対応画
素領域の各Tsiの平均値との間の明度差でもって、Fi
が決まることが分かる。かかる場合、数4の第2式に
は、基準画像の画素の明度Msiが関与していないので、
明度差Fiの決定にあたり、基準画像の画素の明度Msi
のバラツキを考慮する必要もないことが分かる。以上の
ようなことは、撮影画像及び基準画像の各全対応画素に
ついて成立する。そこで、本発明は、上述のような認識
のもとに、明度検査装置において、基準画像の各画素の
明度に代えて、撮影画像の各画素の明度の平均化を有効
に活用して、そのメモリーの容量の増大や回路構成の複
雑化を招くことなく、被検査体の表面の明度の検査処理
速度を高めようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題の解決にあた
り、本発明の構成は、被検査体の互いに異なる明度の少
なくとも第1及び第2の表面部を有する表面を適宜な照
明のもとに画像として撮影する撮影手段と、前記撮影画
像を被検画像として記憶する撮影画像記憶手段と、前記
表面の正常な画像を基準画像として記憶する基準画像記
憶手段と、前記第1表面部に対応する第1画素領域及び
前記第2表面部に対応する第2画素領域にそれぞれ属す
る画素毎に前記基準画像の各画素によるアドレス指定に
応じ前記撮影画像の各画素の明度を累積し第1及び第2
の明度累積データとする明度累積手段と、前記第1及び
第2の画素領域にそれぞれ属する画素毎に前記基準画像
の各画素によるアドレス指定に応じ前記撮影画像の各画
素の数を計数し第1及び第2の画素計数データとする画
素計数手段と、前記第1明度累積データに対する前記第
1画素計数データによる除算及び前記第2明度累積デー
タに対する前記第2画素計数データによる除算を行いそ
れぞれ第1及び第2の除算データとする除算手段と、前
記第1画素領域に属する前記被検画像の各画素の明度と
前記第1除算データとの間の明度差及び前記第2画素領
域に属する前記被検画像の各画素の明度と前記第2除算
データとの間の明度差を演算しこれら各明度差に基づき
前記被検画像の欠陥部を明度欠陥データとする明度差演
算手段とを備えるようにしたことにある。
【0005】
【作用】このように本発明を構成したことにより、前記
被検査体の表面を適宜な照明のもとに画像として前記撮
影手段により撮影すれば、前記撮影画像記憶手段が、前
記撮影画像を被検画像として記憶し、前記明度累積手段
が、前記第1及び第2の画素領域にそれぞれ属する画素
毎に、前記基準画像記憶手段の記憶基準画像の各画素に
よるアドレス指定に応じ、前記撮影画像の各画素の明度
を累積し第1及び第2の明度累積データとし、前記画素
計数手段が、前記第1及び第2の画素領域にそれぞれ属
する画素毎に前記記憶基準画像の各画素によるアドレス
指定に応じ前記撮影画像の各画素の数を計数し第1及び
第2の画素計数データとし、前記除算手段が、前記第1
明度累積データに対する前記第1画素計数データによる
除算及び前記第2明度累積データに対する前記第2画素
計数データによる除算を行いそれぞれ第1及び第2の除
算データとし、かつ、前記明度差演算手段が、前記第1
画素領域に属する前記被検画像の各画素の明度と前記第
1除算データとの間の明度差及び前記第2画素領域に属
する前記被検画像の各画素の明度と前記第2除算データ
との間の明度差を演算しこれら各明度差に基づき前記被
検画像の欠陥部を明度欠陥データとする。
【0006】
【発明の効果】このように、上述のような各明度累積デ
ータ及び各画素計数データに基づく各除算データの演算
のもとに、前記明度差演算手段が、その明度差の演算に
あたり、前記被検画像の各画素の明度とこれに対応する
前記基準画像の各画素の明度とに代えて、前記被検画像
の各画素の明度とこれに対応する前記各除算データのい
ずれか(即ち、前記被検画像の各画素の明度の前記各画
素領域のいずれかにおける平均値)とにより行うので、
前記撮影画像や基準画像の各画素の明度に前記第1或い
は第2の画素領域内毎にバラツキがあっても、上述の従
来技術の解決課題で述べたような複数の補正基準画像の
形成を不必要とし、その結果、被検査体の明度の検査
が、不必要な記憶容量の増大を招くことなく、かつ画像
処理回路構成を複雑にすることなく、迅速に行える。ま
た、前記基準画像は、上述したように、アドレス指定の
ために使用するのみなので、従来のように、被検画像の
各画素の明度との比較のために、基準画像の各画素の明
度のバラツキを管理する必要もない。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面により説明す
ると、図1は、本発明に係る明度検査装置の全体構成を
示している。この明度検査装置は、テレビカメラTcを
有しており、このテレビカメラTcは、スピードメータ
10(図4参照)の文字盤11の互いに異なる複数個の
被検査部12(図4にて四角13で囲われた部分により
そのー例を示す)の各々を、その明度分布のもとに撮影
し、後述する画面同期信号発生回路40からの各画面同
期信号の立ち下がりに順次応答して、これら各撮影画像
を、その各撮影画像毎に、シリアルデータ(以下、撮影
画像データという)として出力する。但し、文字盤11
の背景部11a、目盛部11b及び文字部11cは、互
いに異なる色彩で印刷されている。このことは、背景部
11a、目盛部11b及び文字部11cが、互いに異な
る明度を有することを意味する。従って、前記各撮影画
像データは、背景部11a、目盛部11b及び文字部1
1cの明度のいずれかにより特定される。リセットスイ
ッチSWは、そのリセット操作により、リセット信号を
発生する。A−D変換器20は、テレビカメラTcから
の各撮影画像データを、これら各撮影画像データ毎に、
画素同期クロック回路30からの各画素同期クロック信
号に順次応答してディジタルデータ(以下、被検画像デ
ータT(x,y)という)に変換する。但し、T(x,
y)において、(x,y)は、前記各撮影画像の各画素
の位置座標を表す。従って、T(x,y)は、座標
(x,y)における画素の明度をも表す。画素同期クロ
ック回路30は、所定発振周波数にて画素同期クロック
信号を繰り返し発生する。画面同期信号発生回路40
は、明度検査装置の作動開始と同時に作動状態におかれ
て、画素同期クロック回路30からの各画素同期クロッ
ク信号を計数しその所定数(所定周期(例えば、33
(msec)に対応する)の計数毎に繰り返し画面同期
信号を発生する。
【0008】画面カウンタ50は、リセットスイッチS
Wからのリセット信号に応答してリセットされて、画面
同期信号発生回路40から順次生ずる各画面同期信号を
計数する。画素カウンタ60は、画面同期信号発生回路
40からの各画面同期信号の立ち下がりに応答して繰り
返しリセットされて、画素同期クロック回路30からの
各画素同期クロック信号を計数し、各計数結果を、各フ
レームメモリMf1〜Mfnのいずれかを指定するに必要な
第1〜第nのアドレス信号のいずれかを発生する。デコ
ーダ70は、画面カウンタ50の計数値を解読し、この
解読結果に応じ、各フレームメモリMf1〜Mfnのいずれ
かを表すデコード信号を発生し各フレームメモリMf1〜
Mfnのイネーブル端子のいずれかに付与する。各フレー
ムメモリMf1〜Mfnは、文字盤11の各被検査部12の
正常な基準画像をそれぞれ予め記憶している。しかし
て、各フレームメモリMf1〜Mfnのいずれかが、デコー
ダ70からのデコード信号により選択されてその基準画
像をシリアルデータ(以下、基準画像データM(x,
y)という)として欠陥強調回路80(図1〜図3参
照)に出力する。但し、M(x,y)において、(x,
y)は、上述のT(x,y)における場合と同様であ
り、M(x,y)は、T(x,y)に対応する。従っ
て、M(x,y)は、基準画像上の座標(x,y)にお
ける画素の明度をも表す。
【0009】欠陥強調回路80は、図2に示すごとく、
クロック回路81aを有しており、このクロック回路8
1aは、所定発信周波数にてクロック信号を繰り返し発
生する。nビットのカウンタ81bは、画面同期信号発
生回路40からの各画面同期信号に応答し繰り返しリセ
ットされて、クロック回路81aから順次生ずるクロッ
ク信号を計数し、これら各計数結果に応じ、最上位の桁
に相当する出力端子QMSB から2進信号を繰り返し発生
する。論理回路82は、ORゲート82aを有してお
り、このORゲート82aは、画面同期信号発生回路4
0からの各画面同期信号又は画素同期クロック回路30
からの各画素クロック信号の反転信号をゲート信号Ga
として発生する。ANDゲート82bは、カウンタ81
bからの2進信号の反転信号のハイレベル下及び画面同
期信号発生回路40からの各画面同期信号のハイレベル
下にて、クロック回路81aからの各クロック信号を順
次ORゲート82dに出力する。ANDゲート82c
は、画面同期信号発生回路40からの各画面同期信号の
ハイレベル下にて、画素同期クロック回路30からの各
画素同期クロック信号の反転信号を順次ORゲート82
dに出力する。ORゲート82dは、両ANDゲート8
2b、82cからの各出力信号のいずれかをゲート信号
Gbとして発生する。ANDゲート82eは、画面同期
信号発生回路40からの各画面同期信号のハイレベル下
にて、カウンタ81bからの各2進信号を順次ORゲー
ト82gに出力する。ANDゲート82fは、画面同期
信号発生回路40からの各画面同期信号のローレベル下
にて、画素同期クロック回路30からの各画素同期クロ
ック信号の反転信号を順次ORゲート82gに出力す
る。ORゲート82gは、両ANDゲート82e、82
fからの各出力信号のいずれかをゲート信号Gcとして
発生する。D型フリップフロップ82kは、画面同期信
号発生回路40からの各画面同期信号のローレベルに応
答してリセットされて、カウンタ81bからの各2進信
号に応答して直流電源(図示しない)からの直流電圧
(+Vd)をその反転レベルにて反転出力端子Qneg か
ら出力信号Gdとして発生する。ANDゲート82h
は、カウンタ81bからの各2進信号のハイレベル下及
び画面同期信号発生回路40からの各画面同期信号のハ
イレベル下にて、クロック回路81bからの各クロック
信号を順次ORゲート82iに出力する。ORゲート8
2iは、画面同期信号発生回路40からの各画面同期信
号の反転信号又はANDゲート82hからの各出力クロ
ック信号をゲート信号Geとして発生する。ORゲート
82jは、画面同期信号発生回路40からの各画面同期
信号又は画素同期クロック回路30からの各画素クロッ
ク信号をゲート信号Gfとして発生する。
【0010】3ステートバッフア 83は、論理回路82
のフリップフロップ82kからの出力信号Gdのローレ
ベルに応答して、フリップフロップ(図示しない)から
のローレベルの出力を、両メモリ83e、83fに付与
してこれら両メモリ83e、83fの記憶内容をクリア
する。但し、前記フリップフロップは、画面同期信号発
生回路40からの画面同期信号のハイレベル時における
反転出力をローレベル出力として3ステートバッフア 8
3に出力し、また、画面同期信号発生回路40から画面
同期信号のローレベル時における反転出力をハイレベル
出力として後述する加算器83bに出力する。加算器8
3aは、ORゲート82jからのゲート信号Gf、即ち
画面同期信号発生回路40からの画面同期信号のローレ
ベル下にて画素同期クロック回路30から順次生ずる各
画素クロック信号に応答し、A−D変換器20から順次
生じる各被検画像データT(x,y)、即ち各座標
(x,y)における画素の明度をラッチ83cの現段階
におけるラッチデータに順次加算する。ラッチ83c
は、ORゲート82aからのゲート信号Ga、即ち画面
同期信号発生回路40からの画面同期信号のローレベル
下にて画素同期クロック回路30から順次生ずる各画素
クロック信号の反転信号に応答し、メモリ83eからの
出力記憶明度累積データを繰り返しラッチする。メモリ
83eは、そのクリア後、ORゲート82dからのゲー
ト信号Gbのローレベル下にて、 デイジタルスイッチ8
5aを介し、各フレームメモリMf1〜Mfnのいずれかか
ら順次出力される各基準画像データM(x,y)をアド
レス信号として受けて、これら各アドレス信号により指
定される加算器83aからの各加算データを、文字盤1
1の背景部11a、目盛部11b及び文字部11cにそ
れぞれ対応する各画素領域(以下、各画素領域R1、R
2、R3という)毎に 累積し第1、第2及び第3の明度
累積データとして記憶する。一方、メモリ83eは、O
Rゲート82gからのゲート信号Gcのローレベル下に
て、デイジタルスイッチ85aを介し、 各フレームメモ
リMf1〜Mfnのいずれかから順次出力される各基準画像
データM(x,y)をアドレス信号として受けて、これ
ら各アドレス信号により指定される画素の属する明度累
積データ(即ち、第1、第2或いは第3の明度累積デー
タ)を読み出してラッチ83c及び除算器84に出力す
る。
【0011】加算器83bは、ORゲート82jからの
ゲート信号Gf、即ち画面同期信号発生回路40からの
画面同期信号のローレベル下にて画素同期クロック回路
30から順次生ずる各画素クロック信号に応答し、前記
フリップフロップからのハイレベルの出力、即ちデイジ
タル値 「1」を、ラッチ83dの現段階におけるラッ
チデータに繰り返し加算する。ラッチ83dは、ORゲ
ート82aからのゲート信号Ga、即ち画面同期信号発
生回路40からの画面同期信号のローレベル下にて画素
同期クロック回路30から順次生ずる各画素クロック信
号の反転信号に応答し、メモリ83fの出力記憶計数デ
ータを繰り返しラッチする。メモリ83fは、そのクリ
ア後、ORゲート82dからのゲート信号Gbのローレ
ベル下にて、デイジタルスイッチ85aを介し、各フレ
ームメモリMf1〜Mfn のいずれかから順次出力される
各基準画像データM(x,y)をアドレス信号として受
けて、これら各アドレス信号により指定される画素の属
する加算器83bからの各加算データを、 各画素領域
R1、R2、R3毎に計数し第1、第2及び第3の画素計
数データとして記憶する。一方、メモリ83fは、OR
ゲート82gからのゲート信号Gcのローレベル下に
て、デイジタルスイッチ85a を介し、各フレームメモ
リMf1〜Mfnのいずれかから順次出力される各基準画像
データM(x,y)をアドレス信号として受けて、これ
ら各アドレス信号により指定される画素の属する画素計
数データ(即ち、第1、第2或いは第3の画素計数デー
タ)を読み出してラッチ83d及び除算器84に出力す
る。
【0012】除算器84は、メモリ83eからの第1明
度累積データをメモリ83fからの第1画素計数データ
で除して第1除算データとし、メモリ83eからの第2
明度累積データをメモリ83fからの第2画素計数デー
タで除して第2除算データとし、かつメモリ83eから
の第3明度累積データをメモリ83fからの第3画素計
数データで除して第3除算データとして順次メモリ86
に出力する。 デイジタルスイッチ85aは、画面同期信
号発生回路40からの画面同期信号に応答してローレベ
ル状態L又はハイレベル状態Hに交互に切り替えられ
て、ハイレベル状態Hにてカウンタ81bからのアドレ
ス信号を各メモリ83e、83fに付与し、また、ロー
レベル状態Lにて、各フレームメモリMf1〜Mfnのいず
れかから順次出力される各基準画像データM(x,y)
をアドレス信号として各メモリ83e、83fに付与す
る。分周器85bは、画面同期信号発生回路40からの
各画面同期信号に順次応答して、これら各画面同期信号
の周波数を1/2に分周し分周信号として順次発生す
る。カウンタ81bは、クロック回路81aから順次生
じるクロック信号を計数しこれら各計数結果をアドレス
信号として 両デイジタルスイッチ 85a、86aに付
与する。デイジタルスイッチ 86aは、画面同期信号発
生回路40からの各画面同期信号に応答してローレベル
状態L(又はハイレベル状態H)に切り替えられる。し
かして、このデイジタルスイッチ86aは、そのハイレ
ベル状態Hにて、カウン タ81bからの各アドレス信
号を順次メモリ86に付与し、一方、そのローレベル状
態Lにて、 デイジタルスイッチ88cを介し両フレーム
メモリMd1、Md2のいずれかから出力される記憶データ
をアドレス信号としてメモリ86に付与する。メモリ8
6は、画面同期信号発生回路40からの各画面同期信号
のハイレベル下におけるORゲート82iからの各ゲー
ト信号Geの発生のもとに、 デイジタルスイッチ86a
を介するカウンタ81bからの各アドレス信号による指
定により除算器84からの第1、第2或いは第3の除算
データを順次記憶する。また、このメモリ86は、画面
同期信号発生回路40からの各画面同期信号のローレベ
ル下にて、デイジタルスイッチ 88cを介する両フレー
ムメモリMd1、Md2のいずれかからの各出力データによ
る指定により、この指定に係る第1、第2或いは第3の
記憶除算データをメモリ89に順次出力する。
【0013】デイジタルスイッチ88aは、 分周器85
bから順次生ずる各分周信号に応答してローレベル状態
L(又は、ハイレベル状態H)に交互に切り替えられ
て、各フレームメモリMf1〜Mf2からのいずれかの基準
画像データM(x,y)を、順次交互に、ローレベル状
態L又はハイレベル状態HにてフレームメモリMd1又は
フレームメモリMd2に出力する。 デイジタルスイッチ8
8bは、分周器85bから順次生ずる各分周信号に応答
してローレベル状態L(又は、ハイレベル状態H)に交
互に切り替えられて、A−D変換器20からの被検画像
データT(x,y)を、順次交互に、ローレベル状態L
又はハイレベル状態HにてフレームメモリMd3又はフレ
ームメモリMd4に出力する。 両フレームメモリMd1、
Md2は、デイジタルスイッチ88aからの各出力データ
を順次交互に記憶する。両フレームメモリMd3、Md4
は、デイジタルスイッチ 88bからの各出力データを順
次交互に記憶する。デイジタルスイッチ88cは、 分周
器85bから順次生ずる各分周信号に応答してローレベ
ル状態L(又は、ハイレベル状態H)に交互に切り替え
られて、フレームメモリMd1の記憶データ又はフレーム
メモリMd2の記憶データを、ローレベル状態L又はハイ
レベル状態Hにてデイジタルスイッチ86aに出力す
る。デイジタルスイッチ88dは、分周器85bから順
次生ずる各分周信号に応答してローレベル状態L(又
は、ハイレベル状態H)に交互に切り替えられて、フレ
ームメモリMd3の記憶データ又はフレームメモリMd4の
記憶データを、ローレベル状態L又はハイレベル状態H
にてメモリ89に出力する。 但し、両デイジタルスイッ
チ88c、88dが共にハイレベル状態H(又は、ロー
レベル状態L)にあるとき、 上述の両デイジタルスイッ
チ88a、88bが共にローレベル状態L(又は、ハイ
レベル状態H)にある。メモリ89は、減算機能を有す
るもので、このメモリ89は、 デイジタルスイッチ88
dからの出力データとメモリ86からの出力データとの
減算差を演算して記憶する。D−A変換器90は、欠陥
強調回路80を介する画面同期信号発生回路40からの
画面同期信号のローレベル中に、画素同期クロック回路
30からの各画素クロック信号に応答して、メモリ89
からの減算差記憶データを順次アナログ変換し、アナロ
グデータとして デイスプレイ100に出力する。このデ
イスプレイ 100は、テレビジョンにより構成されて、
D−A変換器90からのアナログデータを表示する。
【0014】以上のように構成した本実施例において、
本発明装置を作動状態におけば、画面同期信号発生回路
40が画素同期クロック回路30から順次生ずる画素ク
ロック信号に応じて画面同期信号を繰り返し発生する。
また、リセットスイッチSWからリセット信号を発生さ
せれば、画面カウンタ50がリセットされて画面同期信
号発生回路40からの各画面同期信号を順次計数する。
また、論理回路82のフリップフロップ82kが、カウ
ンタ81bのリセットに伴うクロック回路81aからの
クロック信号に対する計数作動に応じ、ゲート信号Gd
を生ずる。しかして、このゲート信号Gdが立ち下がる
と、3ステートバッフア83が、 そのローレベル出力
を、両メモリ83e、83fにその各記憶内容をクリア
すべく付与する。このとき、デイジタルスイッチ 85a
が、画面同期信号発生回路40からの画面同期信号に応
答してハイレベル状態Hにある。従って、両メモリ83
e、83fが、その各記憶内容を、カウンタ81bから
クロック回路81aとの協働によりデイジタルスイッチ
85aを介し順次生ずる各アドレス信号による指定のも
とに、3ステートバッフア83からのローレベル出力に
応じクリアする。
【0015】また、適宜な照明のもとにテレビカメラT
cによりスピードメータ10の文字盤11の一被検査部
12(図4及び図5(A)参照)を撮影するとともに画
面同期信号発生回路40から現段階で生じている画面同
期信号が立ち下がると、被検査部12の撮影画像が撮影
画像データとしてテレビカメラTcからA−D変換器2
0に出力されてこのA−D変換器20により被検画像デ
ータT(x,y)にディジタル変換されて欠陥画像強調
回路80に出力される。このとき、上述のような画面同
期信号の立ち下がりに伴う分周器85bからの分周信号
の発生に応答して、両デイジタルスイッチ88a、88
bが共にローレベル状態Lになり、一方、両デイジタル
スイッチ 88c、88dが共にハイレベル状態Hにな
る。また、デコーダ70が、画面カウンタ50の計数値
に応じ、フレームメモリMf1を指定するものとする。但
し、このフレームメモリMf1には、図4及び図5(A)
に示したー被検査部12の正常画像(図5(B)参照)
が基準画像データM(x,y)として予め記憶されてい
るものとする。しかして、フレームメモリMf1が、デコ
ーダ70による指定のもとに、その記憶基準画像データ
M(x,y)を欠陥画像強調回路80に出力する。図5
(A)にて示す被検査部12において、符号11dは、
同被検査部12の背景部11aにおける欠陥部を示す。
【0016】上述のように被検画像データT(x,y)
及び基準画像データM(x,y)が欠陥画像強調回路8
0に出力されると、加算器83aが、論理回路82から
のゲート信号Gfの立ち上がりにて、A−D変換器20
からの被検画像データT(x,y)をラッチ83cのラ
ッチ明度累積データ(現段階では、上述のようにクリア
されている)と加算し、メモリ83eが、同加算データ
を、論理回路82から生ずるゲート信号Gbの立ち上が
りに応答し、 デイジタルスイッチ85aを介するフレー
ムメモリMf1からの基準画像データM(x,y)による
アドレス指定のもとに明度累積データ(例えば、第1明
度累積データ)として記憶する。すると、ラッチ83c
が、論理回路82からのゲート信号Gaの立ち上がりに
て、上述のメモリ83eの記憶明度累積データをラッチ
する。以下、論理回路82から順次それぞれ生じる各ゲ
ート信号Gfの立ち上がり、各ゲート信号Gbの立ち上
がり及び各ゲート信号Gaの立ち上がりにて、加算器8
3aによる加算作用、メモリ83eによる第1、第2或
いは第3の明度累積データの記憶作用及びラッチ83c
による同記憶明度累積データラッチ作用が、その後のA
−D変換器20からの各被検画像データT(x,y)及
びデイジタルスイッチ 85aを介するフレームメモリM
f1からの各基準画像データM(x,y)によるアドレス
指定に応じて、順次繰り返し行われる。
【0017】一方、加算器83bが、論理回路82から
のゲート信号Gfの立ち上がりにて、前記フリップフロ
ップからのハイレベル出力、即ちデイジタル値 「1」に
ラッチ83dのラッチ計数データ(現段階では、上述の
ようにクリアされている)を加算し、メモリ83fが、
同加算データを、論理回路82から生ずるゲート信号G
bの立ち上がりに応答し、デイジタルスイッチ 85aを
介するフレームメモリMf1からの基準画像データM
(x,y)によるアドレス指定のもとに画素累積データ
(例えば、第1画素累積データ)として記憶する。する
と、ラッチ83dが、論理回路82からのゲート信号G
aの立ち上がりにて、上述のメモリ83fの記憶画素累
積データをラッチする。以下、論理回路82から順次そ
れぞれ生じる各ゲート信号Gfの立ち上がり、各ゲート
信号Gbの立ち上がり及び各ゲート信号Gaの立ち上が
りにて、加算器83bによる加算作用、メモリ83fに
よる第1、第2或いは第3の画素累積データの記憶作用
及びラッチ83dによる同画素累積データラッチ作用
が、その後のデイジタルスイッチ 85aを介するフレー
ムメモリMf1からの各基準画像データM(x,y)によ
るアドレス指定に応じて、順次繰り返し行われる。ま
た、上述のようなデイジタルスイッチ 88aのローレベ
ル状態Lへの切り替えのもとに、フレームメモリMd1
が、フレームメモリMf1からの基準画像データM(x,
y)を記憶し、一方、 上述のようなデイジタルスイッチ
88bのハイレベル状態Hへの切り替えのもとに、フレ
ームメモリMd3が、A−D変換器20からの被検画像デ
ータT(x,y)を記憶する。
【0018】このようにして、ー被検査部12に対する
撮影画像(図5(A)参照)及び正常画像(図5(B)
参照)にそれぞれ対応する被検画像データT(x,y)
及び基準画像データM(x,y)の第1〜第3の明度累
積データ及び第1〜第3の画素累積データの記憶並びに
当該被検画像データT(x,y)及び基準画像データM
(x,y)の記憶が終了した後、画面同期信号発生回路
40からの画面同期信号が立ち上がると、デイジタルス
イッチ85aがハイレベル状態になると同時に、デイジ
タルスイッチ86aがハイレベル状態Hになる。する
と、メモリ83eが、論理回路82からのゲート信号G
cの立ち下がりのもとに、デイジタルスイッチ 85aを
介するカウンタ81bからの各アドレス信号による指定
に応じ、第1、第2及び第3の記憶明度累積データを順
次除算器84に順次出力し、一方、メモリ83fが、論
理回路82からのゲート信号Gcの立ち下がりのもと
に、デイジタルスイッチ 85a を介するカウンタ81
bからの各アドレス信号による指定に応じ、第1、第2
及び第3の記憶画素累積データを順次除算器84に順次
出力する。すると、除算器84が、第1記憶明度累積デ
ータを第1記憶画素計数データで除し、第2記憶明度累
積データを第2記憶画素計数データで除し、かつ第3記
憶明度累積データを第3記憶画素計数データで除して、
第1、第2及び第3の除算データとして順次メモリ86
に出力する。しかして、メモリ86が、論理回路82か
らの各ゲート信号Geの立ち上がりにて、デイジタルス
イッチ 86aを介するカウンタ81bからの各アドレ
ス信号による指定に応じ、上述の第1、第2及び第3の
除算データを記憶する。然る後、カウンタ81bの出力
QMSBが立ち上がると、各メモリ83e、83fの記憶
内容が、上述したと同様に、クリアされる。
【0019】また、上述と同様にしてテレビカメラTc
によりスピードメータ10の文字盤11の他の被検査部
12(例えば、図4及び図5(A)にて図示被検査部1
2の隣接被検査部)を撮影するとともに、画面同期信号
発生回路40からの画面同期信号が立ち下がると、他の
被検査部12の撮影画像が他の撮影画像データとしてテ
レビカメラTcからA−D変換器20に出力されてこの
A−D変換器20により他の被検画像データT(x,
y)にディジタル変換されて欠陥画像強調回路80に出
力される。このとき、上述のような画面同期信号の立ち
下がりに伴う分周器85bからの分周信号の発生に応答
して、各デイジタルスイッチ 88a、88bが共にハイ
レベル状態Hになり、一方、各デイジタルスイッチ 88
c、88dが共にローレベル状態Lになる。また、デコ
ーダ70が、画面カウンタ50の計数値に応じ、フレー
ムメモリMf2を指定するものとする。但し、このフレー
ムメモリMf2には、上述の他の被検査部12の正常画像
が他の基準画像データM(x,y)として予め記憶され
ているものとする。しかして、フレームメモリMf2が、
デコーダ70による指定のもとに、その記憶基準画像デ
ータM(x,y)を欠陥強調回路80に出力する。
【0020】上述のように他の被検画像データT(x,
y)及び他の基準画像データM(x,y)が欠陥強調回
路80に出力されると、加算器83aが、論理回路82
からのゲート信号Gfの立ち上がりにて、A−D変換器
20からの他の被検画像データT(x,y)をラッチ8
3cのラッチ明度累積データ(現段階では、上述のよう
にクリアされている)と加算し、メモリ83eが、同加
算データを、論理回路82から生ずるゲート信号Gbの
立ち上がりに応答し、 デイジタルスイッチ85aを介す
るフレームメモリMf2からの他の基準画像データM
(x,y)によるアドレス指定のもとに他の明度累積デ
ータ(例えば、他の第1明度累積データ)として記憶す
る。すると、ラッチ83cが、論理回路82からのゲー
ト信号Gaの立ち上がりにて、上述のメモリ83eの他
の記憶明度累積データをラッチする。以下、論理回路8
2から順次それぞれ生じる各ゲート信号Gfの立ち上が
り、各ゲート信号Gbの立ち上がり及び各ゲート信号G
aの立ち上がりにて、加算器83aによる加算作用、メ
モリ83eによる各他の第1、第2或いは第3の明度累
積データの記憶作用及びラッチ83cによる同記憶明度
累積データラッチ作用が、その後のA−D変換器20か
らの各他の被検画像データT(x,y)及び デイジタル
スイッチ85aを介するフレームメモリMf2からの各他
の基準画像データM(x,y)によるアドレス指定に応
じて、順次繰り返し行われる。
【0021】一方、加算器83bが、論理回路82から
のゲート信号Gfの立ち上がりにて、前記フリップフロ
ップからのハイレベル出力、即ちデイジタル値 「1」に
ラッチ83dのラッチ計数データ(現段階では、上述の
ようにクリアされている)を加算し、メモリ83fが、
同加算データを、論理回路82から生ずるゲート信号G
bの立ち上がりに応答し、デイジタルスイッチ 85aを
介するフレームメモリMf2からの他の基準画像データM
(x,y)によるアドレス指定のもとに他の画素計数デ
ータ(例えば、他の第1画素計数データ)として記憶す
る。すると、ラッチ83dが、論理回路82からのゲー
ト信号Gaの立ち上がりにて、上述のメモリ83fの他
の記憶画素計数データをラッチする。以下、論理回路8
2から順次それぞれ生じる各ゲート信号Gfの立ち上が
り、各ゲート信号Gbの立ち上がり及び各ゲート信号G
aの立ち上がりにて、加算器83bによる加算作用、メ
モリ83fによる各他の第1、第2或いは第3の画素計
数データの記憶作用及びラッチ83dによる同画素計数
データラッチ作用が、 その後のデイジタルスイッチ85
aを介するフレームメモリMf2からの各他の基準画像デ
ータM(x,y)によるアドレス指定に応じて、順次繰
り返し行われる。また、上述のような デイジタルスイッ
チ88aのハイレベル状態Hへの切り替えのもとに、フ
レームメモリMd2が、フレームメモリMf2からの他の基
準画像データM(x,y)を記憶し、一方、上述のよう
なデイジタルスイッチ 88bのハイレベル状態Hへの切
り替えのもとに、フレームメモリMd4が、A−D変換器
20からの他の被検画像データT(x,y)を記憶す
る。
【0022】また、上述のようにデイジタルスイッチ 8
6aがローレベル状態Lになるとともに、デイジタルス
イッチ 88cがハイレベル状態Hになっているため、
メモリ86が、画面同期信号発生回路40からの画面同
期信号の上述のような立ち下がりのもとにフレームメモ
リMd1 の記憶基準画像データM(x,y)を各デイジタ
ルスイッチ88c、86aを介しアドレス信号として受
けて、その第1〜第3の除算データを順次メモリ89に
出力しアドレスとして供与する。また、上述のようにデ
イジタルスイッチ 88dがハイレベル状態Hになってい
るため、メモリ89が、同デイジタルスイッチ 88dを
介しフレームメモリMd3から記憶被検画像データタT
(x,y)を順次出力されメモリ89のアドレスとして
供与されて、これら各被検画像データT(x,y)と上
述の第1、第2或いは第3の除算データとの間の記憶減
算を行いその結果を出力する。かかる場合、当該減算
は、画素領域R1 に属する被検画像データT(x,y)
と第1除算データとの間、画素領域R2 に属する被検画
像データT(x,y)と第2除算データとの間及び画素
領域R3 に属する被検画像データT(x,y)と第3除
算データとの間において、それぞれ行われる。しかし
て、メモリ89は、同各減算データを欠陥強調画像を表
すデータ(以下、欠陥強調画像データという)としてD
−A変換器90に出力する。かかる場合、すると、この
D−A変換器90が、メモリ89からの欠陥強調画像デ
ータをアナログ変換しアナログデータとしてデイスプレ
イ 100に出力する。このため、このデイスプレイ10
0 が、D−A変換器90からのアナログデータに基づ
き被検査部12の背景部11aにおける欠陥部11dを
図5(C)に示すごとく表示する。
【0023】以上説明したように、文字盤11のー被検
査部12(図5(A)参照)の欠陥検査にあたり、同被
検査部12のテレビカメラTcによる撮影画像を表すー
連の被検画像データT(x,y)を、フレームメモリM
f1のー連の記憶基準画像データM(x,y)によるアド
レス指定のもとに各画素領域R1、R2及びR3 毎に第
1、第2及び第3の明度累積データとしてメモリ83e
によりそれぞれ累積記憶し、同ー連の被検画像データT
(x,y)の数を、フレームメモリMf1のー連の記憶基
準画像データM(x,y)によるアドレス指定のもとに
各画素領域 R1、R2及びR3毎に第1、第2及び第3の
画素計数データとしてメモリ83fによりそれぞれ計数
記憶し、同ー連の被検画像データT(x,y)をフレー
ムメモリMd3により記憶し、フレームメモリMf1のー連
の記憶基準画像データM(x,y)をフレームメモリM
d1により記憶する。ついで、メモリ83eの第1、第2
及び第3の記憶明度累積データをメモリ83fの第1、
第2及び第3の記憶画素計数データにより第1、第2及
び第3の除算データとしてそれぞれ除算器84によって
除算し、これら第1、第2及び第3の除算データをメモ
リ86により記憶し、このメモリ86の第1、第2及び
第3の記憶除算データをフレームメモリMd1のー連の記
憶基準画像データM(x,y)によるアドレス指定のも
とに読みだしてメモリ89に記憶し、フレームメモリM
d3の各記憶被検画像データT(x,y)と第1、第2或
いは第3の記憶除算データとの間の減算を、画素領域R
1、R2或いはR3に対応する両データ同士毎に、 メモリ
89により行なって減算結果を欠陥強調画像データとし
てD−A変換器90を介しデイスプレイ 100により表
示する。かかる場合、メモリ89においては、フレーム
メモリMd3の各記憶被検画像データT(x,y)との減
算対象が、第1、第2或いは第3の記憶除算データ、即
ち各被検画像データT(x,y)の画素領域R1、R2或
いはR3 毎の平均化明度となっているため、各基準画像
データM(x,y)の明度のバラツキとはかかわりな
く、安定した欠陥強調画像を精度よく表示し得るととも
に、各画素領域R1、R2及びR3毎の基準画像データを
その明度のバラツキに応じて補正して各補正基準画像を
複数準備するというような不具合を伴うことなく、か
つ、メモリーの容量の増大や回路構成の複雑化を招くこ
となく、被検査部12の表面の明度の検査処理速度を高
め得る。また、基準画像データは、上述のように、アド
レス指定のためにのみ使用するので、基準画像データや
被検画像データの各画素の明度にバラツキがあっても、
これに影響されることがなく、その結果、メモリ89に
おける被検画像データとの比較にあたり、従来のように
基準画像の各画素の明度を適正に管理するという煩わし
さもない。
【0024】なお、本発明の実施にあたっては、スピー
ドメータ10の文字盤に限ることなく、各種計器の文字
盤の表面、LSIウェハーの異明度表面部を有する表面
等の良否の検査に本発明を適用し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す全体構成図である。
【図2】図1の欠陥強調回路における論理回路の回路構
成図である。
【図3】同欠陥強調回路の残余の回路構成図である。
【図4】スピードメータの文字盤の破断正面図である。
【図5】同文字盤における部分拡大画像、部分拡大基準
画像及び欠陥強調部をそれぞれ表す図である。
【符号の説明】
Mf1〜Mfn、Md1〜Md4…フレームメモリ、Tc…テレ
ビカメラ、10…スピードメータ、11…文字盤、11
a…背景部、11b…目盛部、11c…文字部、30…
画素同期クロック回路、40…画素同期信号発生回路、
50…画面カウンタ、60…画素カウンタ、70…デコ
ーダ、80…欠陥強調回路、81a…クロック回路、8
1b…カウンタ、82…論理回路,83a、83b…加
算器、83c、83d…ラッチ、83e、83f、8
6、89…メモリ、84…除算器、85a、86a、8
8a〜88d…デイジタルスイッチ、85b…分周器。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検査体の互いに異なる明度の少なくと
    も第1及び第2の表面部を有する表面を適宜な照明のも
    とに画像として撮影する撮影手段と、前記撮影画像を被
    検画像として記憶する撮影画像記憶手段と、前記表面の
    正常な画像を基準画像として記憶する基準画像記憶手段
    と、前記第1表面部に対応する第1画素領域及び前記第
    2表面部に対応する第2画素領域にそれぞれ属する画素
    毎に前記基準画像の各画素によるアドレス指定に応じ前
    記撮影画像の各画素の明度を累積し第1及び第2の明度
    累積データとする明度累積手段と、前記第1及び第2の
    画素領域にそれぞれ属する画素毎に前記基準画像の各画
    素によるアドレス指定に応じ前記撮影画像の各画素の数
    を計数し第1及び第2の画素計数データとする画素計数
    手段と、前記第1明度累積データに対する前記第1画素
    計数データによる除算及び前記第2明度累積データに対
    する前記第2画素計数データによる除算を行いそれぞれ
    第1及び第2の除算データとする除算手段と、前記第1
    画素領域に属する前記被検画像の各画素の明度と前記第
    1除算データとの間の明度差及び前記第2画素領域に属
    する前記被検画像の各画素の明度と前記第2除算データ
    との間の明度差を演算しこれら各明度差に基づき前記被
    検画像の欠陥部を明度欠陥データとする明度差演算手段
    とを備えてなる明度検査装置。
JP3036762A 1991-01-09 1991-02-05 明度検査装置 Expired - Lifetime JP2663730B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3036762A JP2663730B2 (ja) 1991-02-05 1991-02-05 明度検査装置
US07/817,805 US5296942A (en) 1991-01-09 1992-01-09 Method and apparatus for inspecting lightness on the surface of an object

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3036762A JP2663730B2 (ja) 1991-02-05 1991-02-05 明度検査装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04254746A JPH04254746A (ja) 1992-09-10
JP2663730B2 true JP2663730B2 (ja) 1997-10-15

Family

ID=12478765

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3036762A Expired - Lifetime JP2663730B2 (ja) 1991-01-09 1991-02-05 明度検査装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2663730B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3924796B2 (ja) * 1995-04-25 2007-06-06 株式会社デンソー パターン位置の計測方法および計測装置
JP6486050B2 (ja) * 2014-09-29 2019-03-20 株式会社Screenホールディングス 検査装置および検査方法
CN114078075A (zh) * 2020-08-11 2022-02-22 北京芯海视界三维科技有限公司 一种图像处理装置及终端
CN112348761B (zh) * 2020-11-30 2024-04-26 广州绿怡信息科技有限公司 设备外观图像亮度调节方法及装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04254746A (ja) 1992-09-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3773773B2 (ja) 画像信号処理装置及び画素欠陥の検出方法
US6570611B1 (en) Image display
US4769713A (en) Method and apparatus for multi-gradation display
US10104296B2 (en) Image-displaying device and display control circuit
US6384867B1 (en) Video display apparatus capable of displaying video signals of a plurality of types with different specifications
EP0609980A2 (en) Motion detection method and apparatus
EP0537881B1 (en) Graphics decoder
EP0249281A1 (en) Television picture display device
JP4892222B2 (ja) 画像表示装置およびその補正装置
KR100277311B1 (ko) 화상 표시 장치 및 화상 표시 방법
JP2663730B2 (ja) 明度検査装置
US5963183A (en) Method of and apparatus for displaying a plurality of screen modes
JP3947328B2 (ja) 固体撮像素子の欠陥画素データ補正装置
CA1055627A (en) Animated dithered display system
JP2000350054A (ja) ガンマ処理装置
JPH11168665A (ja) 画像サイズ変換方法とそのための装置
KR100518625B1 (ko) 이동형 정보 기기의 고해상도 이미지 처리 장치 및 그 방법
JP4166246B2 (ja) 画像信号処理装置及び画素欠陥の検出方法
JP2008020574A (ja) 液晶2画面表示装置
JP2008011567A (ja) 画像信号処理装置
EP0159589A2 (en) Display system for a measuring instrument
JP2006174497A (ja) 画像信号処理装置
KR0157481B1 (ko) 와이드 텔레비젼 수상기의 수직확대개선회로
JPS6273868A (ja) シエ−デイング補正装置
JPH11143439A (ja) 表示装置及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090620

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100620

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100620

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110620

Year of fee payment: 14

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110620

Year of fee payment: 14