JPH057580A - X線ct装置 - Google Patents

X線ct装置

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Publication number
JPH057580A
JPH057580A JP3185647A JP18564791A JPH057580A JP H057580 A JPH057580 A JP H057580A JP 3185647 A JP3185647 A JP 3185647A JP 18564791 A JP18564791 A JP 18564791A JP H057580 A JPH057580 A JP H057580A
Authority
JP
Japan
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ray
slip ring
ray tube
inductance
inverter circuit
Prior art date
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Pending
Application number
JP3185647A
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English (en)
Inventor
Masahiro Saito
正弘 斎藤
Yoshitaka Okumura
義孝 奥村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP3185647A priority Critical patent/JPH057580A/ja
Publication of JPH057580A publication Critical patent/JPH057580A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回転にともなって発生するスリップリングに
おけるインダクタンス変化をなくして、X線管に安定に
電源供給し、X線出力を安定化する。 【構成】 回転するX線管にスリップリングを介して電
源供給するX線CT装置において、スリップリングの導
体リングに、複数の取り出し線をそれぞれ異なる箇所に
接続したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、第3世代あるいは第
4世代のX線CT装置に関し、とくに連続回転型のX線
CT装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、高速撮像を可能とするものと
して、X線管とX線検出器とを一体に(第3世代)ある
いはX線管のみ(第4世代)を連続的に回転させるよう
にした連続回転型のX線CT装置が提案されている。こ
の連続回転型のX線CT装置では、スリップリングを介
してX線管へ高圧を供給し、あるいはX線検出器も回転
させる場合にはX線検出器の出力もスリップリングを介
して取り出すようにして、X線管やX線検出器を連続的
に回転させることができるようにしている。
【0003】X線管へ高圧を供給する電源装置として
は、低リップル性及びコンパクト性から、近年、共振イ
ンバータ方式のものが採用されている。その場合、高圧
をスリップリングを介して供給するよりは、昇圧前の低
圧をスリップリングを介して供給する方が構造及び技術
的に容易であるため、現状では、インバータ回路を固定
側に置いて、その低圧のインバータ回路出力をスリップ
リングを介して回転側に送り、回転側に昇圧トランスと
整流回路とを配置してこれらによって昇圧・整流を行う
という構成をとっている(特開昭62−148651号
公報参照)。
【0004】すなわち、X線管への共振インバータ方式
の高圧供給系は、図3のように構成されている。まず交
流電源を整流回路1で整流し、平滑コンデンサ2により
平滑して直流出力とし、この直流出力をインバータ回路
(スイッチング回路)3に送り、所定の周波数でスイッ
チングして所定周波数の交流出力を得る。このインバー
タ回路3の出力がインダクタンス4やキャパシタンス6
を含む共振素子及びスリップリング7を経て昇圧トラン
ス8の一次側に接続される。この昇圧トランス8の二次
側で得られる高圧(交流)は、整流回路9で整流される
ことにより直流にされて、X線管10のアノード、カソ
ード間に印加される。昇圧トランス8、整流回路9及び
X線管10は回転側に配置され、整流回路1、平滑コン
デンサ2、インバータ回路3及び共振素子4、6は固定
側に配置される。スリップリング7は導体リングと接触
子(ブラシ)との接触により電気的な接続をなすもの
で、一方を固定側、他方を回転側にそれぞれ取り付ける
ことにより、X線管10を含む回転側の回転にかかわら
ず、インバータ回路3の出力側と昇圧トランス8の一次
側との間の電気的接続関係をつねに保つようにするため
のものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、スリッ
プリングにおいては、X線管の回転にともなって接触子
の導体リングに対する接触位置が移動すると、そのイン
ダクタンスが変化し、そのため共振周波数が変わって、
高圧を安定にX線管に供給することができなくなり、結
果としてX線管からのX線出力を安定化させることがで
きないという問題がある。すなわち、図3に示すように
インバータ回路3の出力側には、共振周波数を決定する
インダクタンス4やキャパシンタンス6などの共振素子
が接続されているが、スリップリング7もインダクタン
スを形成するので、スリップリング7のインダクタンス
が変化すると共振周波数が変化し、安定に高圧を供給す
ることができなくなる。とくに、インバータ回路3のス
イッチング周波数は、電源装置の無騒音化、小型化をよ
り進めるために、可聴域を越えた高いものとなってきて
おり、インダクタンス4はますます小さくなってきてい
るので、スリップリング7におけるインダクタンス変化
が及ぼす影響が大きくなって問題を大きくしている。
【0006】この発明は上記に鑑み、X線管が回転する
ことに応じて発生するスリップリングのインダクタンス
変化を少なくして、X線管への安定な高圧供給を図り、
それによってX線管からのX線出力を安定化するよう改
善した、X線CT装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明によるX線CT装置においては、共振型イ
ンバータ方式の電源装置によりX線管に高圧を供給し、
その電源装置のインバータ回路は固定側に、昇圧トラン
ス及び整流回路はX線管とともに回転側に、それぞれ配
置し、それら固定側のインバータ回路と回転側の昇圧ト
ランスとの間はスリップリングで接続するようにし、こ
のスリップリングの導体リングに、複数の取り出し線を
それぞれ異なる箇所に接続したことが特徴となってお
り、このように位置の異なる複数の取り出し線を導体リ
ングに接続したことにより、スリップリングに対する接
触子の接触位置が変化してもインダクタンス変化を抑え
て安定に高圧を供給し、X線出力を安定化できる。
【0008】また、インバータ回路の出力側に接続され
るインダクタンスを回転角度に応じて変えるよう構成
し、これにより、回転にともなって発生するスリップリ
ングにおけるインダクタンス変化を相殺し、安定に高圧
を供給し、X線出力を安定化するようにしてもよい。
【0009】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照しながら詳細に説明する。この発明の第1の実施例で
は、スリップリングを図1に示すように構成している。
すなわち、図1に示すように、スリップリング7は、導
体リング71と、これに接触する接触子(ブラシ)72
とにより構成されている。たとえば導体リング71が回
転側に取り付けられ、接触子72が固定側に取り付けら
れる。これにより導体リング71が回転しても、接触子
72との電気的な接触がつねに保たれる。そして、接触
子72がインバータ回路3の出力側に接続され、導体リ
ング71が昇圧トランス8の一次側に接続される。その
際、導体リング71には複数の(この実施例では4個
の)取り出し線73が、それぞれ異なる位置に(この実
施例では90゜ずつの角度位置に)接続され、これらの
取り出し線73が昇圧トランス8の一次側に接続され
る。このスリップリング7の構成以外は、図3の構成と
同じである。
【0010】このように、導体リング71に対して複数
の取り出し線73を90゜ずつ異なる位置に接続したの
で、接触子72がどの位置で導体リング71に接触して
いても、接触子72から最も近い取り出し線73までの
経路長は最大でも1/4回転分の変化しか受けず、それ
ほど変わらずつねに短いものとなる。そのためこのスリ
ップリング7が形成するインダクタンスの接触子72の
接触位置による変化を無視できるほどに小さくすること
ができる。
【0011】したがって、X線管10が回転し、それに
ともないスリップリング7における導体リング71と接
触子72との接触位置が移動しても、共振周波数を決定
するインダクタンス4を一定のものとすることができ
て、X線管10に安定に高圧を供給することができる。
その結果、X線管10から放射されるX線出力を安定化
できる。
【0012】図2は、この発明の第2の実施例を示すも
のである。この実施例では、共振素子としてインバータ
回路3の出力側に接続される固定型のインダクタンス4
及びキャパシンタンス6に加えて可変型のインダクタン
ス5を接続するようにしている。この可変型インダクタ
ンス5は図示しないが、たとえばコイルと、このコイル
に対して位置変化するよう取り付けられるコアとからな
る。コアの位置が変化することによりインダクタンスが
変化する。この可変型インダクタンス5は、制御装置1
1によりそのインダクタンスが変化させられるようにな
っている。この制御装置11には、X線管10(及びX
線検出器)を回転させる回転装置からその回転角情報が
入力されており、その回転角に応じて可変インダクタン
ス5のインダクタンスが変化させられるようになってい
る。
【0013】この実施例では、スリップリング7は通常
のものを想定しており、取り出し線73は導体リング7
1の一箇所にしか設けられていない。そのため、接触子
72から導体リング71を経て取り出し線73に至るま
での経路長は、接触子72の接触位置によって大きく変
化することになり、結果として、スリップリング7にお
けるインダクタンス変化が大きい。ところが、上記のよ
うに、X線管10の回転角度、つまり導体リング71の
回転角度に応じて可変インダクタンス5が制御される。
この可変型インダクタンス5の値は、接触子72と取り
出し線73の位置が一致したときに最大値を、180゜
離れたときに最小値をそれぞれとるように変化させる。
この可変型インダクタンス5での変化量を、スリップリ
ング7におけるインダクタンス変化量に対応させるよう
にすることにより、接触子72の接触位置に応じて変化
するスリップリング7のインダクタンス変化分を相殺
し、固定型インダクタンス4と可変型インダクタンス5
との合成インダクタンスをつねに一定にすることができ
る。
【0014】そのため、共振周波数を安定化させて、X
線管10に対して安定に高圧を供給でき、X線出力の安
定化を図ることができる。
【0015】
【発明の効果】以上、実施例について述べたように、こ
の発明のX線CT装置によれば、スリップリングにおけ
るインダクタンスが接触子の位置によって変化すること
を抑えて、共振型インバータ方式の電源装置における共
振周波数を一定に保ち、X線管の回転位置にかかわらず
X線管へ安定に高圧を供給し、X線出力を安定化するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例にかかるスリップリングを
示す斜視図。
【図2】この発明の他の実施例を示すブロック図。
【図3】従来例を示すブロック図。
【符号の説明】
1、9 整流回路 2 平滑コンデンサ 3 インバータ回路 4 インダクタンス 5 可変型インダクタンス 6 キャパシンタンス 7 スリップリング 8 昇圧トランス 10 X線管 11 制御装置 71 導体リング 72 接触子 73 取り出し線

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X線管と、X線検出器と、少なくとも上
    記のX線管を回転させる回転装置と、インバータ回路、
    共振素子、昇圧トランス及び整流回路を含んで構成され
    る上記X線管に高圧を供給するための電源装置とを備
    え、上記昇圧トランス及び整流回路を回転側に設けると
    もにインバータ回路を固定側に配置し、インバータ回路
    と昇圧トランスとの間はスリップリングを介して接続し
    てなるX線CT装置において、上記スリップリングの導
    体リングに、複数の取り出し線をそれぞれ異なる箇所に
    接続したことを特徴とするX線CT装置。
  2. 【請求項2】 X線管と、X線検出器と、少なくとも上
    記のX線管を回転させる回転装置と、インバータ回路、
    共振素子、昇圧トランス及び整流回路を含んで構成され
    る上記X線管に高圧を供給するための電源装置とを備
    え、上記昇圧トランス及び整流回路を回転側に設けると
    もにインバータ回路を固定側に配置し、インバータ回路
    と昇圧トランスとの間はスリップリングを介して接続し
    てなるX線CT装置において、上記インバータ回路の出
    力側に、X線管の回転角度に応じて変化するインダクタ
    ンスを接続したことを特徴とするX線CT装置。
JP3185647A 1991-06-30 1991-06-30 X線ct装置 Pending JPH057580A (ja)

Priority Applications (1)

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JP3185647A JPH057580A (ja) 1991-06-30 1991-06-30 X線ct装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3185647A JPH057580A (ja) 1991-06-30 1991-06-30 X線ct装置

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JPH057580A true JPH057580A (ja) 1993-01-19

Family

ID=16174433

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JP3185647A Pending JPH057580A (ja) 1991-06-30 1991-06-30 X線ct装置

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JP (1) JPH057580A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110613468A (zh) * 2018-06-19 2019-12-27 西门子医疗有限公司 计算机断层摄影设备和确定其滑动接触运行状态的方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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