JPH0575641U - 多点加振式振動試験装置 - Google Patents

多点加振式振動試験装置

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JPH0575641U
JPH0575641U JP2294092U JP2294092U JPH0575641U JP H0575641 U JPH0575641 U JP H0575641U JP 2294092 U JP2294092 U JP 2294092U JP 2294092 U JP2294092 U JP 2294092U JP H0575641 U JPH0575641 U JP H0575641U
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孝久 柴田
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株式会社アカシ
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 全部の加振機の機械的レベルの調整が簡単に
行なえるようにした多点加振式振動試験機を提供する。 【構成】 1台の加振テーブル5に複数台の油圧加振機
10が結合された振動多点加振式試験装置において、油圧
加振機10が加振軸11と同加振軸を往復振動させるべく圧
油を供給可能な電気液圧式サーボ弁12と同サーボ弁の制
御部13とをそなえ、制御部13に、駆動信号源20の信号を
サーボ弁12へ伝達する回路を設けるとともに同回路中に
油圧加振機10の機械的レベルを調整かつ設定可能なレベ
ル調整器17を介設する一方、加振軸11の変位量のレベル
調整器17へのフィードバック量を調節可能なフィードバ
ック調整器16を設け、複数台の油圧加振機のうちの少な
くとも1台の油圧加振機の機械的レベルの調整を、当該
油圧加振機のフィードバック調整器17による浅いフィー
ドバック量のもとで全油圧加振機を同時に駆動させなが
ら当該油圧加振機のレベル調整器17の操作により行なっ
て、全油圧加振機の機械的レベルの調整を行なうように
した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、振動試験装置に関し、特に1台の加振テーブルに複数台の加振機を 結合して振動試験を行なうようにした、多点加振式振動試験装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、大形の供試体の振動試験を行なう場合、例えば一方向を加振するため には大きな加振力をそなえた油圧加振機を必要とするが、これには限界があるの で、多点加振方式がとられている。
【0003】 この多点加振方式とは、小さな加振機の複数台を1台の加振テーブルに結合し て振動試験を行なうもので、組立てスペースを考えるとき、有効なものといえる 。
【0004】 この、多点加振方式の場合、複数台の加振機で1台の加振テーブルを支持する のであるが、その支持点が4点以上すなわち加振機の台数が4台以上となると、 各加振機の機械的レベルと加振テーブルの平面とが必ずしも一致しなくなる。そ の結果、加振テーブルが過拘束状態となって、使用する加振機に無理な力が加わ り、加振機の機能も低下するという不都合が生じる。
【0005】 この点を解消すべく、従来は、図3に示すように、4台の加振機1〜4で1台 の加振テーブル5を支持させるに際し、各加振機1〜4の機械的レベルが一致す るように、各加振機1〜4のうちの少なくとも1台の加振機(この場合加振機1 )と加振テーブル5との間に治具(スペーサ)Aを介設させている。符号6は供 試体を、また符号7は基礎を示している。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上述のように、従来は加振機と加振テーブルとの間にスペーサを介 在させて各加振機の機械的レベルの不均衡の補正を行なっているが、そのために は各加振機の機械的レベルの正確な(寸法の)測定を必要とするため、多大の手 間を要するほか、スペーサとして多種類(多寸法)のものを用意しておかなけれ ばならず、運行コスト上不利であるという問題点がある。
【0007】 本考案は、このような問題点の解決をはかろうとするもので、1台の加振テー ブルに複数台の加振機が結合された振動試験装置において、加振機としてサーボ 弁で制御される油圧加振機を用いるとともに、同油圧加振機の制御部に内蔵され ているレベル調整器を利用して複数台の加振機の機械的レベルの統一化が行なえ るようにした、振動試験装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するため、本考案の多点加振式振動試験装置は、1台の加振 テーブルに複数台の油圧加振機が結合された多点加振式振動試験装置において、 上記油圧加振機が加振軸と同加振軸を往復振動させるべく圧油を供給可能な電気 液圧式サーボ弁と同サーボ弁の制御部とをそなえ、同制御部に、駆動信号源の信 号を上記サーボ弁へ伝達する回路が設けられるとともに同回路中に上記油圧加振 機の機械的レベルを調整かつ設定可能なレベル調整器が介設される一方、上記加 振軸の変位量の上記レベル調整器へのフィードバック量を調節可能なフィードバ ック調整器が設けられ、上記複数台の油圧加振機のうちの少なくとも1台の油圧 加振機の機械的レベルの調整が、当該油圧加振機の上記フィードバック調整器に よる浅いフィードバック量のもとで全油圧加振機を同時に駆動させながら当該油 圧加振機のレベル調整器の操作により行なえるようにしたことを特徴としている 。
【0009】
【作用】
上述の本考案の多点加振式振動試験装置では、各油圧加振機の加振軸を1台の 加振テーブルに結合し、機械的レベルの補正を必要とする油圧加振機のみフィー ドバック量を浅く設定して全油圧加振機を同時に駆動させ、上記補正を必要とす る油圧加振機の加振軸が加振テーブルに引張られる状態が解除されるように当該 油圧加振機のレベル調整器を操作することにより、当該油圧加振機の機械的レベ ルの調整を行なうことができる。
【0010】
【実施例】
以下、図面により本考案の一実施例としての多点加振式振動試験装置について 説明すると、図1は模式側面図、図2は制御部をブロック図として示した油圧加 振機の模式側面図である。
【0011】 この実施例は、3台の油圧加振機1〜3が一直線上に配設されて、これらで1 台の加振テーブル5を支持する場合を例にしている。
【0012】 油圧加振機1〜3は、図2に示すように、基礎7上に設置される油圧加振機の 本体10とこの本体10に往復動可能に内装された加振軸(ピストンロッド)11とこ の加振軸11を往復振動させるべく圧油を供給可能な電気液圧式サーボ弁12とをそ なえるとともに、サーボ弁12の制御部13をそなえている。
【0013】 なお、油圧加振機10としては、例えば特公平2-23819号公報に記載の振動機が 適当である。
【0014】 制御部13は、加振軸11の変位検出器14の信号をシグナルコンディショナー15を 介して入力されるフィードバック調整器16のほか、駆動信号源20の信号のサーボ 弁12への伝達回路に直列状に介設されるレベル調整器17、エラー表示器18、サー ボ増幅器19をそなえている。
【0015】 レベル調整器17は、付加電圧(直流電圧)を調整することにより油圧加振機の 機械的なレベル、すなわち油圧加振機の非励振時における加振軸11の突出寸法( 基礎7から加振軸11の上端部までの寸法)を調整し設定する機能を有し、その入 力側に、フィードバック調整器16の出力側が接続されている。
【0016】 また、エラー表示器18は、油圧加振機の加振軸11が本来の設定位置から外れた 場合に点灯して、その旨を表示するものである。
【0017】 上述の構成をそなえた3台の油圧加振機1〜3を、図1に示すように、1台の 加振テーブル5と基礎7との間に介設する。
【0018】 そして、まず3台の油圧加振機1〜3の駆動信号源20をいずれも「断」にして 、各油圧加振機1〜3の各加振軸11(の上端部)を加振テーブル5にボルトで締 着する。
【0019】 次いで、両端に位置する油圧加振機1,2については正規の帰還量(ネガティ ブ・フィードバック量)に設定する一方、中央の油圧加振機3には正規の帰還量 より浅い帰還量に設定して、全油圧加振機1〜3の駆動信号源20を同時「接」に する。
【0020】 そうすると、油圧加振機1,2は正規の加振を行なうが、油圧加振機3は不安 定であるので、加振テーブル5は、油圧加振機1,2で決まるレベルに設定され 、油圧加振機3(の加振軸11)は加振テーブル5に引張られ、つまり油圧加振機 1,2で決まる線上に引張られることになる。図1における油圧加振機3の点線 で示した加振軸11がこの状態を示している。
【0021】 したがって、油圧加振機3はそのサーボ系が乱されることになり、油圧加振機 3のエラー表示器18にその旨が表示される。
【0022】 そこで、油圧加振機3のレベル調整器17によりエラー表示器18の表示が消える まで電圧を付加する。
【0023】 この操作により、油圧加振機3の機械的レベルが補正される。そこで、この時 点で油圧加振機3のフィードバック量を正規量に設定する。
【0024】 この結果、3台の油圧加振機1〜3は加振テーブル5を過拘束することなく加 振テーブル5に結合されることになる。このようにしてこの実施例の場合、簡単 な操作により多点加振方式の振動試験装置が得られることになる。
【0025】
【考案の効果】
以上詳述したように、本考案の多点加振式振動試験装置によれば、多点加振方 式の振動試験装置における各油圧加振装置の機械的レベルの調整を簡単に行なう ことができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例としての多点加振式振動試験
装置の模式側面図。
【図2】同制御部をブロック図として示した油圧加振機
の模式側面図。
【図3】従来の振動試験装置の斜視図。
【符号の説明】
1〜4 油圧加振機 5 加振テーブル 10 油圧加振機の本体 11 加振軸 12 サーボ弁 13 制御部 14 加振軸の変位検出器 16 フィードバック調整器 17 レベル調整器 18 エラー表示器 20 駆動信号源

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1台の加振テーブルに複数台の油圧加振
    機が結合された多点加振式振動試験装置において、上記
    油圧加振機が加振軸と同加振軸を往復振動させるべく圧
    油を供給可能な電気液圧式サーボ弁と同サーボ弁の制御
    部とをそなえ、同制御部に、駆動信号源の信号を上記サ
    ーボ弁へ伝達する回路が設けられるとともに同回路中に
    上記油圧加振機の機械的レベルを調整かつ設定可能なレ
    ベル調整器が介設される一方、上記加振軸の変位量の上
    記レベル調整器へのフィードバック量を調節可能なフィ
    ードバック調整器が設けられ、上記複数台の油圧加振機
    のうちの少なくとも1台の油圧加振機の機械的レベルの
    調整が、当該油圧加振機の上記フィードバック調整器に
    よる浅いフィードバック量のもとで全油圧加振機を同時
    に駆動させながら当該油圧加振機のレベル調整器の操作
    により行なえるようにしたことを特徴とする、多点加振
    式振動試験装置。
JP1992022940U 1992-03-17 1992-03-17 多点加振式振動試験装置 Expired - Fee Related JP2588923Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010054397A (ja) * 2008-08-29 2010-03-11 Univ Of Shiga Prefecture 制御アクチュエーター及び振動制御方法

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