JPH0575471A - 入力にデジタル−アナログコンバータを有する高次スイツチトキヤパシタフイルタ - Google Patents

入力にデジタル−アナログコンバータを有する高次スイツチトキヤパシタフイルタ

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JPH0575471A
JPH0575471A JP4025776A JP2577692A JPH0575471A JP H0575471 A JPH0575471 A JP H0575471A JP 4025776 A JP4025776 A JP 4025776A JP 2577692 A JP2577692 A JP 2577692A JP H0575471 A JPH0575471 A JP H0575471A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、1ビットのデジタル信号流に対し
て低ノイズのフィルタリングを行う高次スイッチトキャ
パシタフィルタ(12)を提供する。 【構成】 デジタル−アナログコンバータ(DAC)
は、デジタル入力を1ビットデジタル出力へ変換するデ
ルタ−シグマ変調器(10)と、この1ビットデジタル
出力をサンプルデータ領域のアナログ値に変換する4次
スイッチトキャパシタフィルタ(12)とを有する。こ
のアナログ値はスイッチトキャパシタ/連続時間バッフ
ァ(14)へ入力された後、能動ローパスフィルタ(1
8)によりフィルタリングされてアナログ出力となる。
この1ビットデジタル出力をアナログ値に変換するため
に1ビットDAC(20)がバッファの1段目の積分段
と一体化されている。このDACの出力は加算点(2
2、42)において4段目の積分段(38)の出力(2
6)と加算される。このようにして、1段目の積分段
(24)が4段目の積分段のノイズ出力に作用してそれ
を減少させることにより低ノイズの高次スイッチトキャ
パシタフィルタが実現される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般的にスイッチトキャ
パシタフィルタに関し、さらに詳細にはデルタ−シグマ
デジタル変調器とスイッチトキャパシタフィルタとを用
いたデジタル−アナログコンバータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来型デジタル−アナログコンバータで
は、最初の変換段の後に望ましくないノイズをフィルタ
リングにより除去するための多段ローパスフィルタが設
けられている。デジタル−アナログコンバータの一種に
デルタ−シグマデジタル変調器を用いるタイプがある。
デルタ−シグマ変調器はデジタル入力を受けて1ビット
のデジタル出力へ変換する。通常、この出力は1ビット
のDAC(デジタル−アナログコンバータ)を通した後
能動RCローパスフィルタへ加えられる。この能動RC
ローパスフィルタは、所望のフィルタリングを実現する
ため直列の抵抗及び種々の能動コンポーネントを接続し
たものである。このタイプのフィルタはこれらのコンポ
ーネントのばらつきに敏感であるという欠点がある。従
って微調整にかなりの手間がかかる。
【0003】フィルタのひとつのタイプとして、スイッ
チトキャパシタフィルタを最適化したものがある。しか
しながら、このタイプのフィルタは、デルタ−シグマ変
調器を用いるDACのスイッチトキャパシタフィルタが
縦続接続したバイカッド(bi−quad)スイッチト
キャパシタフィルタにより構成されるため、ノイズ特性
がその極限まで最適化されない。このため、多数のバイ
カッド段により総合的なフィルタ作用に望ましくないか
なりのノイズ成分が導入されるという問題がある。
【0004】いかなるタイプであれスイッチトキャパシ
タフィルタを用いる従来型デジタルーアナログコンバー
タに存在する問題は、スイッチトキャパシタフィルタの
出力をサンプルデータ領域から連続時間領域へ変換する
必要がある点である。過去において、能動フィルタを用
いることによりスイッチトキャパシタからのサンプルデ
ータ出力を連続時間出力へ直接変換していた。しかしな
がら、通常、この変換により信号に大きなひずみが導入
される。
【0005】本発明はデジタル−アナログコンバータを
提供する。このデジタル−アナログコンバータは、nビ
ットデジタルワードを受けてこのnビットデジタルワー
ドをnよりも小さいmビットのデジタルワードを表わす
mビットデジタル信号流へ変換するデジタル部分を含
む。mビットデジタル信号流はmビットDACにより受
信されてアナログ値へ変換される。アナログ部分はこの
アナログ値を受けてフィルタリングすることによりアナ
ログ値を形成する。このアナログ部分は2よりも多い積
分段を有するスイッチトキャパシタフィルタを含む。こ
のスイッチトキャパシタフィルタの少なくとも2次より
も大きい後続段のノイズはスイッチトキャパシタフィル
タへの入力段の影響を受ける。
【0006】本発明の第2の特徴は、mが1であり、デ
ジタル部分が1の密度がnビットデジタル入力値に比例
する1ビットデジタル信号流を出力するデルタ−シグマ
デジタル変調器を有することである。1ビットデジタル
信号流はスイッチトキャパシタフィルタの入力段と一体
的な1ビットのデジタル−アナログコンバータへ入力さ
れる。スイッチトキャパシタフィルタは少なくとも4つ
の積分段を含み、4段目の出力が1段目の出力と加算さ
れる。このようにして、1段目が4段目のノイズ出力を
軽減する。
【0007】以下、添付図面を参照して本発明を実施例
につき詳細に説明する。
【0008】
【実施例】図1は、低ノイズ/低ひずみのスイッチトキ
ャパシタ/連続時間フィルタを用いるデジタルーアナロ
グコンバータの全体ブロック図である。nビットデジタ
ル入力がインターポレーションフィルタ11の入力へ印
加され、そのフィルタの出力がデジタル変調器10の入
力へ加えられる。このデジタル変調器はnビット入力を
nよりも小さいmビットのデジタル出力へ変換するよう
作動可能である。好ましい実施例のデジタル変調器10
は、nビットデジタルワードをmビットデジタル出力へ
変換するデルタ−シグマデジタル変調器を用いるオーバ
サンプリング/ノイズシェーピング回路よりなる。好ま
しい実施例においてmは1に等しい。しかしながら、多
ビット出力のデジタル変調器を用いることも可能であ
る。
【0009】好ましい実施例ではデルタ−シグマ変調器
を用いるが、任意のタイプの1ビットデジタル変調器ま
たはその均等物を用いてnビットデジタルワードを1ビ
ットデジタル信号流に変換することも可能である。デル
タ−シグマ変調器は,その低レベル特性がよいことまた
差分非線形性(differential non-linearlity )がよい
ことから使用される。デジタル変調器10の一般的な動
作は当該技術分野において知られている。
【0010】デジタル変調器10からの1ビットデジタ
ル信号出力は、4次スイッチトキャパシタ・ローパスフ
ィルタ12へ送られる。このフィルタ12は、後述する
ようにその入力に1ビットのDACを一体化させたButt
erworth 型フィルタである。このフィルタ12の出力
は、キャパシタのスイッチングによる出力を比較的低い
ひずみで連続時間フォーマットに変換するスイッチトキ
ャパシタ/連続時間バッファ回路14へ入力される。次
いでこの信号は高インピーダンスで低ひずみの単位利得
バッファ16へ入力され、その出力が能動RCローパス
フィルタ18へ入力される。能動RCローパスフィルタ
18の出力は、図1のデジタルーアナログコンバータ全
体の低インピーダンスアナログ出力を形成する。
【0011】図2は、スイッチトキャパシタ・ローパス
フィルタ12の概略的なブロック図を示す。デルタ−シ
グマ変調器10の1ビットデジタル出力は1ビットDA
C20へ入力される。1ビットDAC20の出力は加算
点22の正の入力へ入力されるが、その出力は1段目の
積分器24に接続されている。加算点22の負の入力は
ローパスフィルタ12全体の出力ノード26に接続され
ている。
【0012】1段目の積分器24の出力は加算点28の
正の入力に入力されるが、その負の入力はノード26に
接続されている。加算点28の出力は2段目の積分器3
0に入力される。2段目の積分器30の出力は加算点3
2の正の入力に入力される。加算点32の負の入力は出
力ノード26に接続されている。加算点32の出力は3
段目の積分器34の入力に接続されている。3段目の積
分器34の出力は加算点36の正の入力に入力される。
加算点36の負の入力はノード26に接続されている。
加算点36の出力は4段目の積分器38に入力される
が、その出力はノード26に接続されている。
【0013】好ましい実施例において、加算点22、2
8、32は2つの正の入力を有し、3段目の積分器34
は反転構成となっている。このため4段目の積分器38
から反転した出力が得られる。これは図2の構造と等価
である。
【0014】図2のフィルタは、スイッチトキャパシタ
トポロジーを用いた4次Butterworth 型フィルタを構成
する。スイッチトキャパシタトポロジーを利用すること
により、そのフィルタの製造は現在の製造技術の水準で
容易に行える。出力段から入力段へのフィードバックを
有する高次フィルタを用いることにより比較的低ノイズ
の動作が得られる。図2のフィルタの伝達関数は以下の
通りである。
【0015】
【数1】 図3は、スイッチトキャパシタのトポロジーを示す図2
のフィルタのさらに詳細なブロック図である。1ビット
デジタル信号入力がスイッチトキャパシタ/DACブロ
ック40へ入力され、そのブロックの出力が加算ノード
42へ入力される。加算ノード42は加算点22に相当
する。ノード42の出力は増幅器44の負の入力に入力
されるが、その正の入力は接地されている。キャパシタ
46が増幅器44の負の入力と出力との間に接続されて
いる。増幅器44の出力はスイッチトキャパシタブロッ
ク48に入力されるが、そのブロックの出力は加算ノー
ド50に接続されている。加算ノード50は加算点28
に相当し、増幅器52の負の入力に入力される。増幅器
52の正の入力は接地されている。キャパシタ54が増
幅器52の負の入力と出力との間に接続されている。増
幅器52とキャパシタ54は2段目の積分器30に相当
する。
【0016】増幅器52の出力はスイッチトキャパシタ
ブロック56に入力されるが、そのブロックの出力は加
算ノード58に接続されている。加算ノード58は加算
点32に相当する。加算ノード58は増幅器60の負の
入力に入力されるが、その正の入力は接地されている。
キャパシタ62が増幅器60の負の入力と出力との間に
接続されている。増幅器60とキャパシタ62は3段目
の積分器34に相当する。増幅器60の出力はスイッチ
トキャパシタブロック64に入力されるが、そのブロッ
クの出力は加算点36に相当する加算ノード66に接続
されている。加算ノード66は増幅器68の負の入力に
入力されるが、その正の入力は接地されている。キャパ
シタ70が増幅器68の負の入力と出力との間に接続さ
れている。増幅器68とキャパシタ70は4段目の積分
器38に相当する。増幅器68の出力は出力ノード26
に接続されている。
【0017】出力ノード26はスイッチトキャパシタブ
ロック72、74、76、78を介してそれぞれ加算ノ
ード42、50、58、66へフィードバックされる。
ノード26から増幅器44の入力へ最終段積分器の出力
をフィードバックすることにより、入力段24は最終段
の積分器38の出力ノイズに影響を与えることができ
る。従って、増幅器44とキャパシタ46に相当する1
段目の積分器24の利得は、出力段積分器38を含む全
ての後続段の入力に関連するノイズを減少させる。その
結果、非常に低いノイズのスイッチトキャパシタフィル
タが得られる。
【0018】このフィルタは、3.072 MHzのサ
ンプリングレートで動作して−3dBzの帯域幅が25
Khzであり、1/2π−3 dBの帯域幅に規準化
されたフィルタの伝達関数は以下の通りである。
【0019】
【数2】 スイッチトキャパシタブロック40、48、56、6
4、72、74、76、78に用いるキャパシタ46、
54、62、70の容量値は、各キャパシタC1−C1
2に対して以下の如く与えられる。C1はスイッチトキ
ャパシタブロック42に対応し、C2はブロック70
に、C3はキャパシタ46に、C4はブロック48に、
C5はブロック74に、C6はキャパシタ54に、C7
はブロック56に、C8はブロック76に、C9はキャ
パシタ62に、C10はブロック64に、C11はブロ
ック78に、C12はキャパシタ70に対応する。キャ
パシタC1−C12の値は以下の通りである。 図4は、スイッチトキャパシタ/DACブロック40、
スイッチトキャパシタブロック72及び増幅器44の詳
細な論理図を示す。基準電圧がノード80に接続され、
またこのノード80はスイッチ82を介してノード84
に接続されている。ノード84はキャパシタ86の一方
の側に接続され、またスイッチ88を介して接地されて
いる。キャパシタ86のもう一方の側はノード90に接
続され、このノード90はスイッチ92を介して加算ノ
ード42に接続されている。ノード90はまたスイッチ
94を介して接地され、さらにスイッチ96を介して接
地されている。
【0020】スイッチ82はスイッチ94と同様クロッ
クφ1により制御される。スイッチ88はクロックφ2
により制御される。スイッチ96はクロックφ2と単一
ビットデジタル入力「1BIT」の逆数とのAND論理
機能により制御される。スイッチ92はクロックφ2の
AND機能と入力1BITにより制御される。
【0021】ノード80の基準電圧はまたスイッチ98
を介してノード100に入力される。ノード100はキ
ャパシタ102の一方の側に接続され、またスイッチ1
04を介して接地されている。キャパシタ102のもう
一方の側はノード106に接続されている。ノード10
6はスイッチ108を介して加算ノード42に接続さ
れ、またスイッチ110とスイッチ112を介して接地
されている。
【0022】スイッチ104及び110はクロックφ1
により制御され、スイッチ98はクロックφ2により制
御される。スイッチ112はクロックφ2と入力信号1
BITのAND機能とにより制御される。スイッチ10
8はクロックφ2と入力信号1BITの逆数とのAND
機能により制御される。このスイッチングにより、キャ
パシタ86に関連するパスは非反転パスであり、キャパ
シタ102のパスは反転パスである。
【0023】ノード26の出力はスイッチ116を介し
てノード118へ入力される。ノード118はキャパシ
タ120の一方の側に接続されており、またスイッチ1
22を介して接地されている。キャパシタ120のもう
一方の側はノード124に接続されている。ノード12
4はスイッチ126を介して加算ノード42に接続され
ており、またスイッチ128を介して接地されている。
スイッチ116,122,126,128及びキャパシ
タ120がスイッチトキャパシタブロック72を構成す
る。スイッチ116及び128はクロックφ1によりク
ロックされ、スイッチ122,126はクロックφ2に
よりクロックされるため、上述したように非反転トポロ
ジーが得られる。加えて、スイッチトキャパシタブロッ
ク72を構成する要素はスイッチトキャパシタブロック
48,56,64,74,76,78を構成する要素と
同様であるが、そのキャパシタの値が異なっており、ブ
ロック64,78は反転構成になっている。これは従来
型スイッチトキャパシタの構成である。
【0024】図5は、クロックφ1及びクロックφ2並
びに単一ビット入力の作用を示すタイミング図である。
クロックφ1が高レベルのとき、スイッチ82,94は
閉位置にあり、従ってノード84に接続されたキャパシ
タ86のプレートが基準電圧に充電される。クロックφ
2が高レベルのとき、ノード84はアース電位となり、
ノード90は単一ビットデジタル入力が論理1のときに
限りスイッチ92が閉じるため加算ノード42に接続さ
れる。もしそうでなければ、スイッチ92は開位置のま
まであり、スイッチ96がノード90を接地して、キャ
パシタ86を放電させる。スイッチ108,112はそ
れと反対の態様で動作するため、1BITが反対の論理
状態、即ち論理1の場合、キャパシタC2を用いて加算
点42上の電圧が測定される。もちろん、電荷がキャパ
シタ86または102から加算点42へ転送されると同
時に、電荷はまたキャパシタ120から加算点42へも
転送される。これがフィードバックであり、これにより
1段目の積分器が出力段のノイズを減少させる。これ
が、1段目のフィルターの入力に一体化された1ビット
DACを用いる4次Butterworth 型フィルター全体のト
ポロジーを与える。
【0025】図6は、スイッチトキャパシタ/連続時間
バッファ回路14の動作を説明するデジタル/アナログ
コンバータのブロック図である。一般的に、デルタ/シ
グマデジタル変調器10はデジタル/サンプルアナログ
信号コンバータ130に組み込まれている。このブロッ
ク130の出力はサンプルデータ領域にあるデジタル入
力信号のアナログ値である。これはスイッチトキャパシ
タ/連続時間バッファ14へ入力され、このバッファ1
4により連続時間アナログ信号への変換が事実上ひずみ
がまったく増加せずに行われる。単位利得増幅器16は
バッファ14の高インピーダンス動作を可能にする。増
幅器16の出力は、600オームのオーダーの比較的低
インピーダンス出力を駆動可能な能動ローパスフィルタ
18へ入力される。
【0026】図7は、バッファ14の動作を示す概略図
である。サンプルデータ領域における各データのサンプ
ル、即ち標本は不連続なステップで表わされる。図示の
目的のために正弦波を用いた。サンプル時間領域におけ
る唯一の重要なデータポイントはサンプルデータ値の端
部にあり、これはデータが有効である点である。このデ
ータをバッファ14の出力を表わす滑らかなアナログ波
形に変換する必要がある。しかしながら、この変換は比
較的ひずみがない状態で行なう必要があり、スイッチト
キャパシタフィルタが理想の特性を持たない結果サンプ
ルデータがある程度のスルー(slew)で発生される場合
このような変換は困難である。このタイプの信号が普通
得られる。さらに、従来型バッファ回路を用いると、サ
ンプルデータ領域にさらにスルーが導入され、その結果
として連続時間領域への変換時ひずみが増加する。
【0027】図8は、サンプルデータ波形の概略図であ
る。サンプルデータは複数の不連続ステップ132で表
わされている。各ステップ132の端部にその値の有効
なアナログデータがある。これらのポイントをひずみが
発生しないように相互に接続する必要がある。
【0028】図9は、従来技術の寄生容量に不感な非反
転1次スイッチトキャパシタ・ローパスフィルタを示
す。増幅器134の入力がスイッチされる。スイッチト
キャパシタのサンプル入力電圧がスイッチ136の一方
の側に入力されるが、もう一方の側はキャパシタ138
の一方の側に接続されている。キャパシタ138のその
一方の側はまたスイッチ140を介して接地されてい
る。キャパシタ138のもう一方の側はスイッチ142
の一方の側に接続され、そのスイッチのもう一方の側は
増幅器134の負の入力に接続されている。キャパシタ
138のもう一方の側はまたスイッチ144を介して接
地されている。スイッチ136,144はクロックφ1
により制御され、スイッチ140,142はクロックφ
2により制御される。
【0029】フィードバック回路には、増幅器134の
負の入力と出力との間に接続したフィードバックキャパ
シタ146が設けられている。増幅器134の負の入力
はまたスイッチ148の一方の側に接続され、そのスイ
ッチのもう一方の側はキャパシタ150の一方の側に接
続されている。キャパシタ150のその一方の側はまた
スイッチ152を介して接地されている。キャパシタ1
50のもう一方の側はスイッチ154を介して接地さ
れ、またスイッチ156の一方の側に接続されている。
スイッチ156のもう一方の側は増幅器134の出力に
接続されている。スイッチ152,154はクロックφ
1により制御され、スイッチ148,156はクロック
φ2により制御される。
【0030】図9のフィルタの構成が単位低周波利得
(即ち、入力サンプリングキャパシタ138の値がスイ
ッチトフィードバックキャパシタ150と等しい)を持
つように構成されていると仮定した場合、z領域の伝達
関数は以下の通りである。
【0031】
【数3】 そのフィルタがDC入力で定常状態に到達した後、その
出力はサンプリングが起こる直前にDC入力値に落ち着
いている。等しい値のスイッチトキャパシタを用い、出
力電圧が入力電圧に等しい(これはDC電圧に等しい)
場合、このサンプリングが生じても未スイッチング状態
のフィードバックキャパシタ146上の電荷には影響が
ない。しかしながら、キャパシタ138と、このキャパ
シタと値が実質的に等しいキャパシタ150との直列容
量上の電圧極性の変化が要求する電荷を運ぶ出力をこの
増幅器134が発生しなければならない。この電荷の要
求により増幅器134が一時的に非線形整定挙動をする
よう駆動されることがあり、これが後続の連続時間ブロ
ックにおいてひずみとして観察される。
【0032】図10は、本発明によるスイッチトキャパ
シタ/連続時間バッファ回路の概略図である。増幅器1
60の正の入力が接地されており、その負の入力は入力
ノード162に接続されている。スイッチ164の一方
の側がスイッチトキャパシタによるサンプルされた入力
電圧を受けるが、もう一方の側はキャパシタ166の一
方の側に接続されている。キャパシタ166のその一方
の側はまたスイッチ168を介して増幅器160の出力
に接続されている。キャパシタ166のもう一方の側は
スイッチ170を通して接地され、またスイッチ172
を介して入力ノード162に接続されている。フィード
バックキャパシタ174が入力ノード162と増幅器1
60の出力とを接続している。
【0033】動作について説明すると、図10のバッフ
ァ回路は図9に関して上述した潜在的なひずみ発生機構
を、低周波数定常動作時に増幅器160に対する電荷の
要求を軽減することにより消滅させる。単一の入力キャ
パシタ166は入力と出力との間で直接スイッチングさ
れるため、出力電圧が入力電圧と等しく、入力電圧が直
流のような比較的低周波数の電圧に等しい時は任意のキ
ャパシタ上に正味の電圧変化はない。従って、増幅器の
出力160に対して電荷の要求がない。このようにして
ひずみが比較的低くなる。単位利得バッファ16の形の
高インピーダンス負荷を駆動するため、さらに効果が向
上する。
【0034】図11は、従来技術の単位利得バッファ回
路の概略図である。2つの差動入力トランジスタ17
0,172が設けられており、これらのソースが共通ノ
ード174に接続されている。このノード174はNチ
ャンネルトランジスタ176のソース−ドレインパスを
介して供給電圧VSSAに接続されている。このゲート
はバイアス電圧に接続されているため、トランジスタ1
76は電流源として働く。トランジスタ170のドレイ
ンはPチャンネルトランジスタ178のソース−ドレイ
ンパスの一方の側に接続されており、もう一方の側はノ
ード180上の正の供給電圧VDDAに接続されてい
る。トランジスタ178のゲートはそのドレインに接続
されている。同様に、トランジスタ172のドレインは
トランジスタ182のソース−ドレインパスの一方の側
に接続され、もう一方の側がノード180に接続されて
いる。トランジスタ182のゲートはトランジスタ17
8のゲートに接続されている。トランジスタ170のゲ
ートは負の入力を、またトランジスタ172のゲートは
正の入力を構成する。またトランジスタ172のドレイ
ンはPチャンネルトランジスタである出力駆動トランジ
スタ184のゲートに接続された差動増幅器の出力とな
り、このトランジスタ184のソース−ドレインパスの
一方の側はノード180へ、またもう一方の側は出力ノ
ード186に接続されている。出力ノード186はこの
増幅器の入力であるトランジスタ170のゲートに接続
されている。電流源となるトランジスタ188のソース
−ドレインパスはノード186と電圧VSSAとの間に
接続されている。トランジスタ188のゲートはバイア
ス電圧に接続されている。
【0035】図11に示した従来技術の増幅器の差動入
力トランジスタ対170,172では、その大きな共通
モード信号により2つのひずみ発生機構が生まれる。第
1の機構は差動トランジスタ対170,172のドレイ
ン・ソース間電圧(VDS)が信号により大きく変化す
ることによる。これらのトランジスタのI対VDS
即ち出力コンダクタンス特性にミスマッチがあれば、こ
れらのトランジスタのゲート・ソース間電圧VGSの差
を導入してドレイン電流(I)を等しい値に維持する
必要がある。このVGSの差はバッファの入力/出力特
性においてひずみとして現われる。共通モード信号が大
きい時従来技術の増幅器/バッファ回路に存在する第2
のひずみ発生機構は、電流源トランジスタ176のドレ
イン・ソース間電圧が信号により大きく変化することに
よる。トランジスタ176の出力インピーダンスが有限
であるため、トランジスタ176のVDSの変化により
差動対のバイアス電流が入力信号と共に変化する。差動
トランジスタ対のI対VGS、即ちトランスコンダク
タンス特性にミスマッチがあれば、これらの装置のゲー
ト・ソース間電圧の差を再び導入して電流の平衡を等し
く維持する必要がある。これらのひずみ発生機構は共に
増幅器の差動入力段で起こるため、閉ループ動作時では
開ループ増幅器利得はまったくこれらの作用を軽減しな
いことを指摘することが重要である。
【0036】図12は、DACの単位利得バッファ回路
の単純化した概略図である。2つの差動入力トランジス
タ190,200が設けられており、これらは共にNチ
ャンネル装置であってソースが共に共通ノード202に
接続されている。トランジスタ190のゲートはバッフ
ァの正の入力を構成し、またトランジスタ200のゲー
トが負の入力を構成する。電流源204は電流I´を与
えるためにトランジスタ190のドレインに接続されて
いる。同様に、電流源206はトランジスタ200のド
レインに接続されて等しい電流I´を与える。共通ノー
ド202と供給電圧VSSAとの間には電流源208が
接続されて2Iの電流シンクを与える。もう1つの電流
源である210はノード202に直接接続されて電流△
Iを与える。電流源210はトランジスタ190,20
0のそれぞれのドレインとそれぞれの電流源204,2
06との間に存在する2つの制御ボックス212により
制御されてここを通る電流を感知する。制御ボックス2
12は電流源210を制御して△Iの値をトランジスタ
190,200を流れる電流が電流源208の電流のば
らつきとは無関係に一定値Iに維持されるように調整
する。従って、差動入力トランジスタ対190,200
は入力共通モード信号が大きい状態のもとでも一定のI
モードで作動する。2つのトランジスタ190,20
0に等しいドレイン電流が強制的に流れるように電流源
204,206を作動することが可能であり、一方電流
源210が共通ノード202における電流差を吸収する
よう作動することが可能である。
【0037】図13は、DACの単位利得バッファ回路
のさらに詳細な回路図である。共通ノード202はトラ
ンジスタ214のソース−ドレインパスの一方の側に接
続され、もう一方の側はVSSAに接続されている。ト
ランジスタ214は電流源208に相当する。このトラ
ンジスタ214のゲートはバイアス電圧に接続されてい
る。トランジスタ190のドレインはカスコードNチャ
ンネルトランジスタ216のソース−ドレインパスを介
してノード218に接続されている。トランジスタ21
6のゲートは動的バイアスノード220に接続されてい
る。ノード218はPチャンネルトランジスタ222の
ソース−ドレインパスの一方の側に接続されており、も
う一方の側はVDDAに接続した供給ノード224に接
続されている。トランジスタ222のゲートはバイアス
電圧に接続されて電流源204として働く。同様に、ト
ランジスタ200のドレインはNチャンネルカスコード
トランジスタ226のソース−ドレインパスを介してノ
ード228に接続されている。トランジスタ226のゲ
ートはノード220に接続されている。ノード228は
Pチャンネルトランジスタ230のソース−ドレインパ
スの一方の側に接続され、もう一方の側はノード224
に接続されている。トランジスタ230のゲートはバイ
アス電圧に接続されて電流源206として働く。
【0038】Pチャンネルフィードバックトランジスタ
232のソース−ドレインパスの一方の側はノード22
4に接続され、もう一方の側はノード220に接続され
ている。トランジスタ232のゲートはノード218に
接続されている。同様に、Pチャンネルフィードバック
トランジスタ234のソース−ドレインパスの一方の側
はノード224に接続され、もう一方の側はノード22
0に接続されている。トランジスタ234のゲートはノ
ード228に接続されている。Nチャンネルトランジス
タ236のドレインとゲートはノード220に接続さ
れ、そのソースはノード202に接続されてノード20
2に電流△Iを与えると共にトランジスタ216,22
6に動的なゲートバイアスを与える。
【0039】ノード228はPチャンネルトランジスタ
237のゲートに接続され、そのソース−ドレインパス
はノード224と出力ノード238との間に接続されて
いる。同様に、ノード238はNチャンネルトランジス
タ240のソース−ドレインパスの一方の側に接続さ
れ、もう一方の側はVSSAに接続されている。トラン
ジスタ240のゲートは第2のNチャンネルトランジス
タ242のゲートに接続され、このトランジスタ242
のゲートはドレインに接続され、またソースはVSSA
に接続されて電流ミラーとして働く。トランジスタ24
2のゲートとドレインはPチャンネルトランジスタ24
4のソース−ドレインパスの一方の側に接続され、もう
一方の側はノード224に接続されている。トランジス
タ244のゲートはノード218に接続されている。ト
ランジスタ237、240、242、244は第2の増
幅段として働いて一般的なターンアラウンド出力段を構
成する。トランジスタ240と242は電流ミラーに過
ぎないが、トランジスタ237と244は実際の出力段
を構成し、この構造は2段増幅器である。出力ノード2
38はこの増幅器の入力であるトランジスタ190のゲ
ートに接続されている。
【0040】動作について説明すると、△I電流はフィ
ードバック動作をするトランジスタ232、234によ
り制御される。トランジスタ216、226はトランジ
スタ236がバイアス装置であるカスコード装置であ
る。トランジスタ216、226により、差動対トラン
ジスタのVDSが入力の共通モード信号が大きい状態の
もとでも一定の値に保たれる。シャントフィードバック
トランジスタ232、234は共通ノード202の差電
流を吸収するよう作動可能である。トランジスタ214
のバイアス電流が有限の出力インピーダンスにより変化
すると、フィードバックトランジスタ232、234の
ゲート・ソース間電圧が変化してこの電流変化に適応す
るが、トランジスタ232、234のVGSの変化は
(gm/go)>>1で割った小さい値となる(gm=
シャントフィードバックトランジスタ232、234の
トランスコンダクタンス;go=電流源トランジスタ2
14の出力コンダクタンス)。従って、トランジスタ1
90と200の入力バイアス電流を実際に決定する電流
源トランジスタは入力共通信号よりも実質的に小さいV
DSの変化を経験する。
【0041】図14は図13のバッファ回路のスタート
アップ回路である。図13のノード218に記号Bを、
ノード220に記号Aを、またノード228に記号Cを
付した。Pチャンネルトランジスタ246は、ソース−
ドレインパスがノード224と248との間に接続され
ている。トランジスタ246のゲートはノード220に
おいて接続点Cに接続されている。Pチャンネルトラン
ジスタ250のソース−ドレインパスはノード224と
248との間に接続され、そのゲートはノード218に
おいて接続点Bに接続されている。Pチャンネルトラン
ジスタ252のソース−ドレインパスはノード224と
ノード228の接続点Aとの間に接続され、そのゲート
はノード248に接続されている。トランジスタ254
のソース−ドレインパスはノード248とVSSAとの
間に接続され、そのゲートはバイアス電流に接続されて
いる。図14の回路は始動と共にノードAにスタートア
ップ電流を与えるよう作動可能である。
【0042】図15は、DACの従来型能動フィルタに
用いられる演算増幅器の出力段の概略図である。Nチャ
ンネルソースフォロワートランジスタ258のソース−
ドレインパスは電圧VDDAとノード260との間に接
続されている。ノード260は電流源262を有する低
電圧源に接続されている。ノード260は出力ノードを
形成し、このノードは負荷抵抗である抵抗264を介し
て接地されている。抵抗264を流れる電流はIであ
り、トランジスタ258を流れる電流はドレイン電流I
と負荷電流Iとを合計したものである。
【0043】図15の従来技術の回路では、信号に従属
する負荷電流Iによりソースフォロワートランジスタ
258の電流が変化する。その結果、この装置のVGS
が2乗則の変化をし、これがVout/Vin伝達特性
のひずみになる。さらに、標準型ソースフォロワーはA
級モードで動作するが、これは直流電流源Iが意図さ
れた最大負荷電流と同じ位大きくなければらならないこ
とを意味する。
【0044】図16は、DACの能動RCローパスフィ
ルタ18の出力段の単純化した回路図である。ソースフ
ォロワーNチャンネルトランジスタ266のソース−ド
レインパスはノード268とノード260との間に接続
され、そのソースはノード260に接続されている。ト
ランジスタ266のゲートはこの出力段への入力電圧を
受ける。定電流源270がノード260と電圧VSSA
との間に接続され、定電流源272がノード268と正
の電圧VDDAとの間に接続されている。電流源27
0、272を流れる電流はトランジスタ266を流れる
ドレイン電流Iに等しく、これは負荷電流Iとは無
関係に一定値に維持される。可変電流源274がV
DDAとノード260との間に接続され、また可変電流
源276がノード260と電圧VSSAとの間に接続さ
れている。電流源274はノード260における電圧変
化を大きくするため負荷抵抗264に電流を供給するよ
う作動可能であり、また電流源276は低い電圧または
負の信号変化を与えるため負荷抵抗264から電流をシ
ンクさせるよう作動可能である。電流源274、276
はノード268の電圧により制御されるAB級フィード
バックを発生させるよう作動可能なフィードバック回路
278により制御される。従って、負荷電流が電流源2
74、276により与えられ、電流源274、276が
作動バイアス電流よりも大きな負荷電流Iを与えると
共にシンクさせる。
【0045】動作について説明すると、ソースフォロワ
ートランジスタ266は定電流モードで作動される。ド
レイン電流は電流源272により負荷とは無関係になっ
ている。Nチャンネルトランジスタ266のドレイン電
流が一定であるため、そのゲート・ソース間電圧は負荷
とは無関係であり、負荷抵抗264へひずみのない電圧
が送られる。負荷抵抗264により要求される電流I
は電流源274、276により供給される。ABフィー
ドバック回路278によりAB級動作が得られるが、こ
の回路はノード268の電圧により制御される。
【0046】図17は、図16の出力段のさらに詳細な
回路図である。電流源272は、ソース−ドレインパス
が電圧VDDAとノード268との間に接続されたPチ
ャンネルトランジスタ280により構成されている。同
様に、電流源270は、ソース−ドレインパスがノード
260と電圧VSSAとの間に接続されたNチャンネル
トランジスタ282により構成されている。トランジス
タ280と282のゲートは別のバイアス電圧が得られ
るように接続されている。
【0047】電流源274は、ソース−ドレインパスが
電圧VDDAとノード260との間に接続され、ゲート
がノード268に接続されたPチャンネルトランジスタ
284により構成されている。電流源276は、ソース
−ドレインパスがノード260と電圧VSSAとの間に
接続されたNチャンネルトランジスタ286により構成
されている。トランジスタ286は電流ミラー動作によ
り制御される。
【0048】フィードバック回路は、ソース−ドレイン
パスがNPNバイポーラトランジスタ290のエミッタ
とNチャンネルトランジスタ292のドレインとの間に
接続されたPチャンネルトランジスタ288により構成
されている。トランジスタ292のゲートはそのドレイ
ンと共にトランジスタ286のゲートに接続され、その
ソースはVSSAに接続されて電流ミラーのもう一方の
側となる。トランジスタ288のゲートは外部のABバ
イアス信号に接続されている。トランジスタ290のベ
ースはノード268に接続され、そのコレクタはV
DDAに接続されている。
【0049】動作について説明すると、AB級動作はト
ランジスタ288とバイポーラトランジスタ290とに
より与えられ、このトランジスタ290はトランジスタ
288のソースを低インピーダンス制御する。このバイ
ポーラトランジスタはトランスコンダクタンスが大きく
これによりバックゲートの問題がないためNチャンネル
トランジスタの代わりに用いられる。トランジスタ28
4と286のバイアス電流は、トランジスタ288へゲ
ートバイアスを与えるABバイアス信号により制御され
る。信号動作はノード268の電圧によりトランジスタ
284のゲート電位をフィードバック制御することによ
り行われる。トランジスタ284のゲート電位が低下す
るにつれて、トランジスタ284を流れる電流が増加し
負荷抵抗264へ電流を供給する。同時に、トランジス
タ288のVGSが減少し、このためミラーを構成する
トランジスタ286と292の電流が減少する。ノード
268のトランジスタ284のゲート電位が増加するに
つれて、トランジスタ284の電流が減少すると共にト
ランジスタ288とミラーを構成するトランジスタ28
6、292の電流が増加して負荷電流をシンクさせる。
トランジスタ284と286はそれらの動作バイアス電
流よりも大きな負荷電流Iを与えると共にシンクさせ
ることができるため、その動作はAB級であることに注
意されたい。
【0050】図18はABバイアス信号を発生する回路
の1実施例の概略図である。Pチャンネルトランジスタ
294はそのソース−ドレインパスがノードVDDA
電流源296の一方の側との間に接続されている。電流
源296のもう一方の側はノードVSSAに接続され、
この電流源296には電流Iが流れる。バイポーラト
ランジスタ298はコレクタはVDDAに、またエミッ
タはPチャンネルトランジスタ300のソースに接続さ
れている。トランジスタ298のベースはトランジスタ
294のゲートとドレインとに接続されている。トラン
ジスタ300のゲートとドレインは電流源302の一方
の側に接続され、そのもう一方の側はノードVSSA
接続されている。電流源302は電流Iを与える。図
18の回路はトランジスタ284と286の信号パス
に、以下の関係式に従って電流Iに比例する暗電流を
与える。
【0051】
【数4】 図19はABバイアスを与えるバイアス回路の別の実施
例を示す。Pチャンネルトランジスタ304はそのソー
ス−ドレインパスがノードVDDAとノード306との
間に接続されている。ノード306はNチャンネルトラ
ンジスタ308のソース−ドレインパスを介してノード
SSAに接続されている。トランジスタ308のゲー
トは電流ミラーを構成するようNチャンネルトランジス
タ310のゲートとドレインとに接続され、そのソース
はノードVSSAに接続されている。トランジスタ31
0のドレインはPチャンネルトランジスタ312のドレ
インに接続され、そのソースはバイポーラトランジスタ
314のエミッタに、またベースはトランジスタ304
のゲートに接続されている。トランジスタ314のコレ
クタはVDDAに接続されている。トランジスタ312
のゲートは演算増幅器316の出力に接続されている。
この増幅器316は負の入力がノード306に接続され
正の入力が接地されている。Pチャンネルトランジスタ
318はソース−ドレインパスがノード320とV
DDAとの間に接続されている。トランジスタ318の
ゲートは演算増幅器322の出力に接続され、その正の
入力はノード320に接続され、その負の入力は接地さ
れている。ノード320は電流Iが流れる電流源32
4を介して電圧VSSAに接続されている。この回路で
は、これらの比率設定されたバイアス電流が全て、信号
パスの対応装置が同じVGS及びVDSで作動するよう
に設定されている。
【0052】要約すると、本発明は1ビットのデジタル
信号流に対して低ノイズのフィルタリングを行う高次ス
イッチトキャパシタフィルタを提供する。スイッチトキ
ャパシタフィルタは、入力に一体化した1ビットのDA
Cを用いる。このフィルタの高次出力段の出力はスイッ
チトキャパシタブロックを介してその入力へフィードバ
ックされるため、1段目が出力段のノイズを減少するこ
とができる。このため高次スイッチトキャパシタフィル
タ全体の総合ノイズ・シェーピングが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、低ノイズ/低ひずみスイッチトキャパ
シタ/連続時間フィルタの全体ブロック図である。
【図2】図2は、スイッチトキャパシタフィルタの論理
ブロック図である。
【図3】図3は、図2のスイッチトキャパシタフィルタ
のさらに詳細なブロック図である。
【図4】図4は、図2のスイッチトキャパシタフィルタ
の入力段の詳細な論理図である。
【図5】図5は、スイッチトキャパシタフィルタの入力
段に一体化された1ビットDACのタイミング図であ
る。
【図6】図6は、スイッチトキャパシタ/連続時間バッ
ファのブロック図である。
【図7】図7は、変換動作を説明する概略図である。
【図8】図8は、図7のバッファ回路により得られる平
滑化動作を示す。
【図9】図9は、入力にスイッチトキャパシタフィルタ
の出力からサンプルデータを受けそれを能動フィルタへ
の連続時間アナログ入力へ変換する従来技術のバッファ
を示す。
【図10】図10は、DACのスイッチトキャパシタ/
連続時間バッファ回路の論理図である。
【図11】図11は、従来技術の単位利得バッファ回路
の概略図である。
【図12】図12は、単位利得バッファ回路の単純化し
た概略図である。
【図13】図13は、単位利得バッファ回路の詳細な回
路図である。
【図14】図14は、単位利得バッファ回路のスタート
アップ回路の概略図である。
【図15】図15は、DACの従来技術の出力段の概略
図である。
【図16】図16は、DACの出力段の単純化した概略
図である。
【図17】図17は、DACの出力段の詳細な回路図で
ある。
【図18】図18は、出力段にABバイアスを発生させ
るバイアス回路の1実施例を示す概略図である。
【図19】図19は、ABバイアスを発生させる別の実
施例を示す。
【符号の説明】
10 インターポレーションフィルタ 11 デルターシグマデジタル変調器 12 スイッチトキャパシタ・ローパスフィルタ 14 スイッチトキャパシタ/連続時間バッファ回路 16 単位利得バッファ回路 18 能動ローパスフィルタ 20 DAC 130 デジタル−サンプルアナログ信号コンバータ 278 フィードバック回路

Claims (37)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタル−アナログコンバータであっ
    て、 nビットのデジタルワードを受けてこのnビットデジタ
    ルワードをその値を表わすmビットデジタル信号流へ変
    換するデジタル部分と、 mビットデジタル信号流を受けてそれをアナログ値に変
    換するmビットデジタル−アナログコンバータと、 mビットデジタル−アナログコンバータの出力を受けて
    それをフィルタリングするアナログ部分とよりなり、 このアナログ部分が2より大きい段数の積分段を有する
    スイッチトキャパシタフィルタを備え、少なくとも2よ
    り大きい後続段のノイズがスイッチトキャパシタフィル
    タの入力段により影響を受けることを特徴とするデジタ
    ル−アナログコンバータ。
  2. 【請求項2】 前記デジタル部分が、1の密度が前記デ
    ジタルワードに比例するmビットデジタル信号流を出力
    するデルタ−シグマデジタル変調器を有することを特徴
    とする請求項1に記載のデジタル−アナログコンバー
    タ。
  3. 【請求項3】 mが1に等しい請求項1に記載のデジタ
    ル−アナログコンバータ。
  4. 【請求項4】 前記mビットデジタル−アナログコンバ
    ータがスイッチトキャパシタフィルタの入力段と一体化
    されていることを特徴とする請求項1に記載のデジタル
    −アナログコンバータ。
  5. 【請求項5】 前記mビットデジタル−アナログコンバ
    ータが2つのスイッチトキャパシタを有し、mが1に等
    しいことを特徴とする請求項4に記載のデジタル−アナ
    ログコンバータ。
  6. 【請求項6】 前記2つのスイッチトキャパシタが単一
    の基準電圧で作動され、前記スイッチトキャパシタのう
    ちの一方が入力1ビットデジタルパターンが一方の論理
    状態のとき切り換えられ、またもう一方のスイッチトキ
    ャパシタが前記1ビットデータパターンがもう一方の論
    理状態のとき切り換えられ、前記単一の基準電圧による
    電荷出力が入力1ビットデータパターンとは実質的に無
    関係であることを特徴とする請求項5に記載のデジタル
    −アナログコンバータ。
  7. 【請求項7】 前記2つのスイッチトキャパシタのうち
    使用状態にない前記一方のスイッチトキャパシタの電荷
    が、変換サイクル時もし使用状態にあるとすれば存在す
    るであろう電圧レベルと実質的に類似の電圧レベルへ放
    電されることを特徴とする請求項6に記載のデジタル−
    アナログコンバータ。
  8. 【請求項8】 前記スイッチトキャパシタフィルタが4
    つの積分段を有し、4段目の積分段出力が1段目の入力
    と加算されて一段目が4段目によるノイズ出力を減少さ
    せることを特徴とする請求項1に記載のデジタル−アナ
    ログコンバータ。
  9. 【請求項9】 4段目の積分段の出力が前記入力段に後
    続する各段に加算されることを特徴とする請求項8に記
    載のデジタル−アナログコンバータ。
  10. 【請求項10】 少なくとも2よりも大きい1つの後続
    段のノイズがスイッチトキャパシタフィルタの入力段に
    より減少されることを特徴とする請求項1に記載のデジ
    タル−アナログコンバータ。
  11. 【請求項11】 前記スイッチトキャパシタフィルタが
    4次のButterworth型フィルタであることを特徴とする
    請求項1に記載のデジタル−アナログコンバータ。
  12. 【請求項12】 デジタル−アナログコンバータであっ
    て、 デジタル入力値を受けてその入力値を1の密度がデジタ
    ル入力値に比例する1ビットデジタル信号流へ変換する
    デルタ−シグマデジタル変調器と、 デルタ−シグマデジタル変調器の1ビットデジタル信号
    流を受けてアナログ値へ変換しそのアナログ値をフィル
    タリングしてスイッチトキャパシタのアナログ出力を形
    成するスイッチトキャパシタ・ローパスフィルタであっ
    て、2よりも大きい積分段を有し少なくとも2よりも大
    きい後続段のノイズが入力段により影響を受けるスイッ
    チトキャパシタ・ローパスフィルタと、 スイッチトキャパシタフィルタの出力をフィルタリング
    したアナログ出力信号へ変換して低インピーダンス出力
    を与える出力ローパスフィルタとよりなることを特徴と
    するデジタル−アナログコンバータ。
  13. 【請求項13】 前記スイッチトキャパシタフィルタが
    その1段目に一体化した1ビットデジタル−アナログコ
    ンバータを有し、このコンバータが前記1ビットデジタ
    ル信号流をアナログ値に変換することを特徴とする請求
    項12に記載のデジタル−アナログコンバータ。
  14. 【請求項14】 前記スイッチトキャパシタフィルタが
    4つの積分段を有し、4段目の積分段出力が1段目の入
    力と加算されて一段目が4段目のノイズ出力を減少させ
    ることを特徴とする請求項12に記載のデジタル−アナ
    ログコンバータ。
  15. 【請求項15】 4段目の積分段出力が前記入力段に後
    続する各段に加算されることを特徴とする請求項14に
    記載のデジタル−アナログコンバータ。
  16. 【請求項16】 前記入力段がスイッチトキャパシタフ
    ィルタの少なくとも2よりも大きい1つの段のノイズを
    減少するよう作動可能なことを特徴とする請求項12に
    記載のデジタル−アナログコンバータ。
  17. 【請求項17】 前記スイッチトキャパシタフィルタが
    4次のButterworth型フィルタであることを特徴とする
    請求項12に記載のデジタル−アナログコンバータ。
  18. 【請求項18】 デジタル−アナログコンバータであっ
    て、 基準電圧と、 mビット入力データパターンを受けるmビット入力と、 充電/放電ノードと、 mビットデータパターンとは無関係に基準電圧上に実質
    的に一定の負荷が維持されるように所定のスイッチング
    パターンにしたがって基準電圧から充電/放電ノードへ
    電荷を転送するよう切り換えられる複数のスイッチトキ
    ャパシタを有するスイッチング回路とよりなることを特
    徴とするデジタル−アナログコンバータ。
  19. 【請求項19】 前記複数のスイッチトキャパシタが2
    つのスイッチトキャパシタよりなり、mの値が1に等し
    いことを特徴とする請求項18に記載のデジタル−アナ
    ログコンバータ。
  20. 【請求項20】 前記2つのスイッチトキャパシタが前
    記単一基準電圧で作動され、前記スイッチトキャパシタ
    のうちの一方が入力1ビットのデジタルパターンが一方
    の論理状態のとき切り換えられ、またもう一方のスイッ
    チトキャパシタが前記1ビットデータパターンがもう一
    方の論理状態のとき切り換えられ、前記単一の基準電圧
    による電荷出力が入力1ビットデータパターンとは実質
    的に無関係であることを特徴とする請求項19に記載の
    デジタル−アナログコンバータ。
  21. 【請求項21】 前記2つのスイッチトキャパシタのう
    ち使用状態にない前記一方のスイッチトキャパシタの電
    荷が、変換サイクル時もし使用状態にあるとすれば存在
    するであろう電圧レベルと実質的に類似の電圧レベルへ
    放電されることを特徴とする請求項20に記載のデジタ
    ル−アナログコンバータ。
  22. 【請求項22】 デジタル値をアナログ値へ変換する方
    法であって、 nビットデジタルワードをそのnビットデジタルワード
    に比例する値を有するnよりも小さいmビットデジタル
    ワードへ変換し、 mビットデジタル信号流をアナログ値へ変換し、 2よりも大きい積分段を有するスイッチトキャパシタフ
    ィルタによりこのアナログ値をフィルタリングし、 スイッチトキャパシタフィルタの少なくとも2よりも大
    きい後続段のノイズをスイッチトキャパシタフィルタの
    入力段の影響下におくステップよりなることを特徴とす
    る変換方法。
  23. 【請求項23】 mビットデジタル信号流をアナログ値
    へ変換する前記ステップがmビットデジタル−アナログ
    コンバータにより前記mビットデジタル信号流を処理す
    るステップよりなり、このデジタル−アナログコンバー
    タがスイッチトキャパシタフィルタの1段目と一体化さ
    れていることを特徴とする請求項22に記載の方法。
  24. 【請求項24】 前記スイッチトキャパシタフィルタが
    4つの積分段を有し、ノイズを減少させる前記ステップ
    が4段目の積分段出力を1段目の積分段の入力と加算し
    て1段目の積分段により4段目の積分段のノイズ出力を
    減少させることを特徴とする請求項22に記載の方法。
  25. 【請求項25】 4段目の積分段の出力を入力段に後続
    する各積分段に加算するステップを含むことを特徴とす
    る請求項24に記載の方法。
  26. 【請求項26】 ノイズを影響下におく前記ステップが
    少なくとも2よりも大きい1つの積分段のノイズを減少
    させることを含むことを特徴とする請求項22に記載の
    方法。
  27. 【請求項27】 前記スイッチトキャパシタフィルタが
    4次のButterworth型フィルタであることを特徴とする
    請求項22に記載の方法。
  28. 【請求項28】 mが1に等しいことを特徴とする請求
    項22に記載の方法。
  29. 【請求項29】 デジタル信号をアナログ信号へ変換す
    る方法であって、 基準電圧を提供し、 mビット入力を提供し、 前記mビット入力へmビットのデータパターンを受け、 充電/放電ノードを提供し、 複数のスイッチトキャパシタを有するスイッチング回路
    を提供し、 前記mビットデータパターンと無関係に基準電圧上に実
    質的に一定の負荷が維持されるように所定のスイッチン
    グパターンにしたがって電荷が基準電圧から充電/放電
    ノードへ転送されるようスイッチトキャパシタを切り換
    えるステップよりなることを特徴とする変換方法。
  30. 【請求項30】 スイッチトキャパシタの数が2であり
    mの値が1に等しいことを特徴とする請求項29に記載
    の方法。
  31. 【請求項31】 基準電圧から電荷を転送するよう前記
    複数のスイッチトキャパシタを切り換える前記ステップ
    が、 1ビットデータパターンが一方の論理状態にあるとき一
    方のスイッチトキャパシタを切り換え、 前記1ビットデータパターンがもう一方の論理状態にあ
    るときもう一方のスイッチトキャパシタを切り換えるス
    テップよりなり、 これにより基準電圧により供給される電荷が前記1ビッ
    トデータパターンと実質的に無関係になることを特徴と
    する請求項29に記載の方法。
  32. 【請求項32】 使用状態にない前記2つのスイッチト
    キャパシタのうちの前記一方のスイッチトキャパシタ
    を、変換サイクル時使用状態にあるとすれば存在するで
    あろう電圧レベルと実質的に類似の電圧レベルへ充電す
    るステップを含むことを特徴とする請求項30に記載の
    方法。
  33. 【請求項33】 スイッチトキャパシタフィルタであっ
    て、 アナログ入力信号を受ける入力と、 2よりも大きい多次フィルタとなるよう構成したスイッ
    チトキャパシタよりなる複数の積分段と、 少なくとも2よりも大きい1つの段のノイズが前記積分
    段の入力段の影響下におかれるように前記積分段を構成
    する手段とよりなることを特徴とするスイッチトキャパ
    シタフィルタ。
  34. 【請求項34】 前記複数の積分段が4段であり、4段
    目の積分段の出力が1段目の積分段の入力と加算される
    ことにより前記1段目の積分段が4段目の積分段による
    ノイズ出力を減少させることを特徴とする請求項33に
    記載のフィルタ。
  35. 【請求項35】 4段目の積分段の出力が入力段に後続
    する各段に加算されることを特徴とする請求項34に記
    載のフィルタ。
  36. 【請求項36】 少なくとも2よりも大きい後続段のノ
    イズが前記複数の積分段の入力段により減少されること
    を特徴とする請求項33に記載のフィルタ。
  37. 【請求項37】 前記複数の積分段が4次Butterworth
    型フィルタに構成されていることを特徴とする請求項3
    3に記載のフィルタ。
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