JPH0575369U - バン型車両等の観音開き式扉のロック装置 - Google Patents
バン型車両等の観音開き式扉のロック装置Info
- Publication number
- JPH0575369U JPH0575369U JP2249392U JP2249392U JPH0575369U JP H0575369 U JPH0575369 U JP H0575369U JP 2249392 U JP2249392 U JP 2249392U JP 2249392 U JP2249392 U JP 2249392U JP H0575369 U JPH0575369 U JP H0575369U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lock rod
- door
- cam
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 バン型車両をプラットホ−ムに向って後退接
近させて荷役作業を行う場合、途中で一旦停止すること
なく直接プラットホ−ムPに接近させたのちでもバン型
車両の観音開き式扉をプラットホ−ム上で何ら支障なく
開閉できるような構造を提供する。 【構成】 ロックロッド施錠装置の上下軸受2a,2b間に
ロックロッド1を所定距離上方に移動させる弾発装置3
を設け、ロックロッド1の上端と下端にとりつけられて
いるカム6aと6bと前記後部開口部の上下枠にとりつけら
れているカムキ−パ−6a′,6b′とが施錠状態から係合
を解かれたとき、昇降案内軸受7によりガイドして前記
ロックロッド1を上方に移動させて下端カム6bが前記観
音開き式扉の下端縁より上に引上げられるようにした。
近させて荷役作業を行う場合、途中で一旦停止すること
なく直接プラットホ−ムPに接近させたのちでもバン型
車両の観音開き式扉をプラットホ−ム上で何ら支障なく
開閉できるような構造を提供する。 【構成】 ロックロッド施錠装置の上下軸受2a,2b間に
ロックロッド1を所定距離上方に移動させる弾発装置3
を設け、ロックロッド1の上端と下端にとりつけられて
いるカム6aと6bと前記後部開口部の上下枠にとりつけら
れているカムキ−パ−6a′,6b′とが施錠状態から係合
を解かれたとき、昇降案内軸受7によりガイドして前記
ロックロッド1を上方に移動させて下端カム6bが前記観
音開き式扉の下端縁より上に引上げられるようにした。
Description
【0001】
本考案は、バン型車両又は冷凍コンテナ(以下バン型車両等という)の荷箱の 後部開口にとりつけられる観音開き扉のロックロッド式施錠装置の改良に関する ものである。
【0002】
図6に示すごとく、観音開き扉Dにとりつけられているロックロッド式の施錠 装置において、ロックロッド1の上下端にとりつけられているカム6a,6bは、扉 Dの上下の縁から上又は下に張り出している(図7)。これは扉を閉めたとき後 部門口の上下枠側にとりつけられているカムキ−パ−6a′,6b′とカム6a,6bを 係合させる構造となっているからである。
【0003】 ところで、バン型車両等がプラットホ−ムP(図8)で積み下し荷役をする時、 バン型車両はプラットホ−ムPに対し、後退姿勢で接近し観音開き式扉を開・閉 して荷役する。このとき荷台高さHとプラットホ−ム高さhとは、荷役作業性の 観点から略等しくしている(H≒h)。このため、場所により又積荷の状態では観 音開き扉Dの下縁から突出しているロックロッド下端のカム6bがプラットホ−ム Pの上縁と接触してカム6bを損傷させる場合がある。このようなところではバン 型車両をプラットホ−ムPの前方で一旦停止させ、観音開き式扉を開けてから、 プラットホ−ムに向って再び後退接近させるようにしている。又、荷役が終って 扉を閉じる場合でも、一旦プラットホ−ムPから離れてから扉Dを閉めるように している。このような作業は特に風雨の時など積荷を破損する恐れもあり問題で あった。
【0004】
本考案は上記の問題点に鑑みてなされたもので、バン型車両をプラットホ−ム に向って後退接近させて荷役作業を行う場合、途中で一旦停止することなく直接 プラットホ−ムPに接近させたのちでもバン型車両の観音開き式扉をプラットホ −ム上で何ら支障なく開閉できるような構造を提供することを目的とする。
【0005】
バン型車両の後部開口部を塞ぐ観音開き式扉のロックロッド式施錠装置におい て、ロックロッド施錠装置の上下軸受2a,2b間にロックロッド1を所定距離上方 に移動させる弾発装置3を設け、ロックロッド1の上端と下端にとりつけられて いるカム6aと6bと前記後部開口部の上下枠にとりつけられているカムキ−パ−6a ′,6b′とが施錠状態から係合を解かれたとき、前記ロックロッドを上方に移動 させて前記ロックロッド1の下端カム6bが前記観音開き式扉の下端縁より上に引 上げられるようにした。 又弾発器3の上方又は下方に昇降案内軸受7を設けてロックロッドの上昇又は 下降をガイドするようにした。
【0006】
本考案のロック装置は、図1に示す如く、ロックロッド1の上下軸受2a,2b間 にロックロッド1を常時上方に付勢するよう弾発装置3を設けている。そして図 1でハンドル4をロックブラケット5から外して手前に90°回転してカム6a, 6bとカムキ−パ−6a′,6b′との係合がとかれると、前記弾発装置3の働きでロ ックロッド1は扉の下端縁よりも上(図1の2点鎖線)に上昇してその位置を保 持される。
【0007】 弾発装置3の下方に昇降案内軸受7が設けてある。軸受7は図3(a)に示すよ うにロックロッド1の外周面に接している軸受部7a(断面半円)の右半分を斜め に切り落した形状をしている。そしてこの切り落した面がロックロッド1の側に 植設した案内ピン8用の案内面7bとなっている。
【0008】 ハンドル4をロックブラケットから外して前方にまわすとロックロッド1は案 内ピン8に案内されて最初軸受7の底面7cに沿って図3(b)の(イ)の範囲を水平 に回転する。次に案内ピン8が底面7cを越えると、弾発装置3の作用を受けて案 内面7bにそって上昇する。ロックロッド1が上昇すると、ロックロッド1の下端 にあるカム6bが扉の下縁より上方に没する。
【0009】 ロックロッド1は常時上方に付勢されているので、案内ピン8が軸受7の底面 7cから案内面7bに移動するとき、案内面7bの抵抗でロックロッド1はゆっくり上 昇する。逆にロックロッド1が開の状態から施錠する場合、即ち案内ピン8が案 内面7bから底面7cに向って移動する場合7c面と7b面の交叉位置でロックロッド1 の先端にとりつけられているカム6a,6bと開口の上下枠側にとりつけられている カムキ−パ−6a′,6b′との関係は施錠の寸前状態になる。この位置から案内ピ ン8が7c面を横に摺動するとカムとカムキ−パ−が係合し完全に施錠される。案 内ピン8が7c面と7b面との交叉部にいるときは、丁度カム6とカムキ−パ−とは 芯合わせができている状態である。この時ハンドル4は扉Dの表面に対し丁度直 角位置になっている(図3(b))。
【0010】 次に弾発装置3について説明する。弾発装置3のL型ブラケット3bはその一辺 が扉Dにとりつけられている。L型ブラケット3b他の水平辺に設けた孔をロック ロッド1が貫通している。L型ブラケット3bの上方にはカラ−3cがロックロッド 1に固着され、L型ブラケット3bとカラ−3cとの間にはスプリング3aが装着され ていて、これによりロックロッド1を常時上方に付勢している。
【0011】
本考案によれば、扉の閉状態からハンドル4を回動してロックロッド1の上下 端のカム6a,6bとカムキ−パ−6a′,6b′との係合が解かれると同時に、ロック ロッド1が弾発装置3により上昇するので、ロックロッド下端のカム6bは扉Dの 下枠9より上方に上昇して扉Dの内側に没する。 従って車両をバックさせてプラットホ−ムPに接近したところで、扉Dを開閉 しても下側のカム6bがプラットホ−ムPの上面と接触しないので破損することが ない。従って、バン型車両をプラットホ−ムに後退接近させる場合、運転者は途 中一旦停止することなく、プラットホ−ムに一気に接近できるので、特に風雨時 における積荷作業時も安心して迅速に作業することができる。
【図1】本考案を備えた扉の正面図。
【図2】弾発装置の詳細図。
【図3】昇降案内軸受の詳細図で、図3(a)は昇降案内
軸受の正面図、図3(b)は案内ピンとハンドルの位置関
係を示す図。
軸受の正面図、図3(b)は案内ピンとハンドルの位置関
係を示す図。
【図4】図1のIV−IV断面図。
【図5】図1のV矢視部詳細図。
【図6】バン型車両の背面図。
【図7】扉下部の斜視図。
【図8】バン型車両とプラットフォ−ムPとの関係を示
す斜視図。
す斜視図。
1 ロックロッド 2a,2b 軸受 3 弾発装置 3a スプリング 3b ブラケット 3c カラ− 4 ハンドル 5 ブラケット 6a,6b カム 6a′,6b′ カムキ
−パ− 7 昇降案内軸受 7a 軸受部 7b 案内面 7c (昇降案内軸受
の)底面 8 案内ピン 9 下枠
−パ− 7 昇降案内軸受 7a 軸受部 7b 案内面 7c (昇降案内軸受
の)底面 8 案内ピン 9 下枠
Claims (2)
- 【請求項1】 バン型車両の後部開口部を塞ぐ観音開き
式扉のロックロッド式施錠装置において、ロックロッド
(1)の上下軸受(2a,2b)間にロックロッド(1)を上方
に移動させる弾発装置(3)を設け、ロックロッド(1)の
上端と下端にとりつけられているカム(6a,6b)と前記後
部開口部の上下枠にとりつけられているカムキ−パ−と
が係合を解かれたとき、前記ロックロッド(1)を上方に
移動させて前記ロックロッド(1)の下端カム(6b)が前記
観音開き式扉の下端縁より上方に引上げられるようにし
たことを特徴とするバン型車両等の観音開き式扉のロッ
ク装置。 - 【請求項2】 弾発器(3)の上又は下方の適宜位置に昇
降案内軸受(7)を設けたことを特徴とする請求項1のバ
ン型車両等の観音開き式扉のロック装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2249392U JPH0575369U (ja) | 1992-03-17 | 1992-03-17 | バン型車両等の観音開き式扉のロック装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2249392U JPH0575369U (ja) | 1992-03-17 | 1992-03-17 | バン型車両等の観音開き式扉のロック装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0575369U true JPH0575369U (ja) | 1993-10-15 |
Family
ID=12084263
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2249392U Pending JPH0575369U (ja) | 1992-03-17 | 1992-03-17 | バン型車両等の観音開き式扉のロック装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0575369U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019147452A (ja) * | 2018-02-27 | 2019-09-05 | 新明和工業株式会社 | ダンプトラック |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5118896B1 (ja) * | 1970-06-06 | 1976-06-14 | ||
JPS6411894U (ja) * | 1987-07-13 | 1989-01-23 |
-
1992
- 1992-03-17 JP JP2249392U patent/JPH0575369U/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5118896B1 (ja) * | 1970-06-06 | 1976-06-14 | ||
JPS6411894U (ja) * | 1987-07-13 | 1989-01-23 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019147452A (ja) * | 2018-02-27 | 2019-09-05 | 新明和工業株式会社 | ダンプトラック |
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