JPH0575031A - 半導体装置 - Google Patents
半導体装置Info
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- JPH0575031A JPH0575031A JP3232110A JP23211091A JPH0575031A JP H0575031 A JPH0575031 A JP H0575031A JP 3232110 A JP3232110 A JP 3232110A JP 23211091 A JP23211091 A JP 23211091A JP H0575031 A JPH0575031 A JP H0575031A
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- JP
- Japan
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- fuse
- circuit
- semiconductor device
- switching
- sens
- Prior art date
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- Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
- Design And Manufacture Of Integrated Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】過電圧および過電流がかかっても再び使用可能
とする。 【構成】1チップ半導基板35のPAD11に過電流または
過電圧がかかると、トランジスタ13aを介して内部回路
15の各回路に接続されるヒューズ12aが切れ、内部回路
15の各回路を保護する。そして、ヒューズ12aが切れた
ことは、SENS回路14、16aおよび判定回路31で判定
され、制御回路32からの信号によりヒューズ切換回路13
を制御して、2番目の新しいトランジスタ13bをオンさ
せて新しいヒューズ12bに切り換える。また、ヒューズ
が切れる毎に制御回路32による切替えをカウントするカ
ウンター33がカウントアップし、そして、カウンター33
の設定値を越えるとヒューズ切換を停止させる。
とする。 【構成】1チップ半導基板35のPAD11に過電流または
過電圧がかかると、トランジスタ13aを介して内部回路
15の各回路に接続されるヒューズ12aが切れ、内部回路
15の各回路を保護する。そして、ヒューズ12aが切れた
ことは、SENS回路14、16aおよび判定回路31で判定
され、制御回路32からの信号によりヒューズ切換回路13
を制御して、2番目の新しいトランジスタ13bをオンさ
せて新しいヒューズ12bに切り換える。また、ヒューズ
が切れる毎に制御回路32による切替えをカウントするカ
ウンター33がカウントアップし、そして、カウンター33
の設定値を越えるとヒューズ切換を停止させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体のチップ保護を
目的としたセキュリティチップなどの半導体装置に関す
るものである。
目的としたセキュリティチップなどの半導体装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より半導体チップのサージ・ラッチ
アップ対策として種々の工夫が成されてきた。すなわ
ち、半導体デバイス側で実施している静電気対策として
の保護回路について、以下説明する。
アップ対策として種々の工夫が成されてきた。すなわ
ち、半導体デバイス側で実施している静電気対策として
の保護回路について、以下説明する。
【0003】図3は従来の半導体装置におけるMOSト
ランジスタの保護回路図であり、Aは入力端子と出力端
子間にサージを逃がす場合、Bは入力端子とアース端子
間にサージを逃がす場合、Cは電源端子とアース端子間
にサージを逃がす場合を示している。図3において、酸
化膜の破壊を防止するために並列に低い耐圧の他の素子
としてのダイオード1を設けるとともに、ゲートに対し
て直列に抵抗2を入れ印加エネルギーを矢印aに示すよ
うに流して吸収するようにしている。すなわち、MOS
トランジスタ3のゲートにはダイオード1が並列に作り
込まれ、ダイオード1の耐圧が常に酸化膜の耐圧より低
くなるように設計されている。これにより、比較的厚い
フィールド酸化膜は並列ダイオード1によって保護さ
れ、薄いゲート酸化膜は直列抵抗2と並列ダイオード1
の組み合わせで保護されている。
ランジスタの保護回路図であり、Aは入力端子と出力端
子間にサージを逃がす場合、Bは入力端子とアース端子
間にサージを逃がす場合、Cは電源端子とアース端子間
にサージを逃がす場合を示している。図3において、酸
化膜の破壊を防止するために並列に低い耐圧の他の素子
としてのダイオード1を設けるとともに、ゲートに対し
て直列に抵抗2を入れ印加エネルギーを矢印aに示すよ
うに流して吸収するようにしている。すなわち、MOS
トランジスタ3のゲートにはダイオード1が並列に作り
込まれ、ダイオード1の耐圧が常に酸化膜の耐圧より低
くなるように設計されている。これにより、比較的厚い
フィールド酸化膜は並列ダイオード1によって保護さ
れ、薄いゲート酸化膜は直列抵抗2と並列ダイオード1
の組み合わせで保護されている。
【0004】図4は従来の半導体装置におけるバイポー
ラトランジスタの保護回路図であり、Aは抵抗による場
合、Bはダイオードによる場合を示している。バイポー
ラトランジスタの場合、本質的に低インピーダンスを持
っているが寸法が微小であるため、ベース逆印加のなさ
れる端子が最も破壊されやすいので、図4のAに示すよ
うに、バイポーラトランジスタ4のベースに直列に抵抗
5を挿入する方法が用いられている。また、図4のBに
示すように、バイポーラトランジスタ6のベース−エミ
ッタ接合と逆並列ダイオード7を作っている。以上の抵
抗5およびダイオード7により印加エネルギーを吸収し
ている。
ラトランジスタの保護回路図であり、Aは抵抗による場
合、Bはダイオードによる場合を示している。バイポー
ラトランジスタの場合、本質的に低インピーダンスを持
っているが寸法が微小であるため、ベース逆印加のなさ
れる端子が最も破壊されやすいので、図4のAに示すよ
うに、バイポーラトランジスタ4のベースに直列に抵抗
5を挿入する方法が用いられている。また、図4のBに
示すように、バイポーラトランジスタ6のベース−エミ
ッタ接合と逆並列ダイオード7を作っている。以上の抵
抗5およびダイオード7により印加エネルギーを吸収し
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、抵抗およびダイオードなどの保護素子は
回路特性を損なう要素を持っており、ダイオードの挿入
は容量を持つことになりリーク電流増加を起こすことも
考えられ、また、抵抗の挿入は利得の低下や雑音の発生
を促すことになるので注意が必要であった。何れにして
も、たとえば、5V程度の使用電圧に対して30V〜40V
程度の電圧がかかった場合は上記従来の構成のもので対
処することができるが、それ以上の過電圧および過電流
になると、半導体チップ内の入出力端子周辺回路および
内部回路が破壊されてしまい、一度破壊されると以降半
導体チップは使用できないという問題を有していた。
来の構成では、抵抗およびダイオードなどの保護素子は
回路特性を損なう要素を持っており、ダイオードの挿入
は容量を持つことになりリーク電流増加を起こすことも
考えられ、また、抵抗の挿入は利得の低下や雑音の発生
を促すことになるので注意が必要であった。何れにして
も、たとえば、5V程度の使用電圧に対して30V〜40V
程度の電圧がかかった場合は上記従来の構成のもので対
処することができるが、それ以上の過電圧および過電流
になると、半導体チップ内の入出力端子周辺回路および
内部回路が破壊されてしまい、一度破壊されると以降半
導体チップは使用できないという問題を有していた。
【0006】本発明は上記従来の問題を解決するもの
で、一度破壊電圧および電流がかかっても再び使用する
ことができる半導体装置を提供することを目的とするも
のである。
で、一度破壊電圧および電流がかかっても再び使用する
ことができる半導体装置を提供することを目的とするも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の半導体装置は、入力を内部回路に接続するた
めの複数のヒューズと、前記内部回路に接続されたヒュ
ーズが遮断したことを検出し新しいヒューズに切り換え
て入力を前記内部回路に接続させるヒューズ切換手段と
を具備したものである。
に本発明の半導体装置は、入力を内部回路に接続するた
めの複数のヒューズと、前記内部回路に接続されたヒュ
ーズが遮断したことを検出し新しいヒューズに切り換え
て入力を前記内部回路に接続させるヒューズ切換手段と
を具備したものである。
【0008】また、本発明の半導体装置は上記構成に加
えて、ヒューズ切換手段による切替えをカウントし、設
定カウント値以上で前記ヒューズ切換手段によるヒュー
ズ切換動作を停止させるように働くカウンター手段を具
備したものである。
えて、ヒューズ切換手段による切替えをカウントし、設
定カウント値以上で前記ヒューズ切換手段によるヒュー
ズ切換動作を停止させるように働くカウンター手段を具
備したものである。
【0009】
【作用】上記構成により、半導体装置の入力に過電圧お
よび過電流がかかっても、ヒューズが遮断されて内部回
路は保護される。そして、ヒューズ切換手段は、内部回
路に接続されたヒューズが遮断されたことを検出し新し
いヒューズに切り換えて入力を内部回路に接続させるの
で、半導体装置は再び使用可能となる。
よび過電流がかかっても、ヒューズが遮断されて内部回
路は保護される。そして、ヒューズ切換手段は、内部回
路に接続されたヒューズが遮断されたことを検出し新し
いヒューズに切り換えて入力を内部回路に接続させるの
で、半導体装置は再び使用可能となる。
【0010】また、ヒューズが切れる毎にヒューズ切換
手段による切替えをカウントするカウンターがカウント
アップし、そして、カウンターの設定値を越えると、ヒ
ューズ切換を停止させるので、半導体装置が組み込まれ
たシステムの異常が発見可能となる。
手段による切替えをカウントするカウンターがカウント
アップし、そして、カウンターの設定値を越えると、ヒ
ューズ切換を停止させるので、半導体装置が組み込まれ
たシステムの異常が発見可能となる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら説明する。図1は本発明の一実施例を示す半導体
装置のブロック図である。図1において、半導体チップ
の入力部としてのPAD11はヒューズ群12のヒューズ12
a、12bの一方端に接続され、ヒューズ12aの他方端は
ヒューズ切換回路13の1個目のトランジスタ13aのドレ
インに、また、ヒューズ12bの他方端はヒューズ切換回
路13の2個目のトランジスタ13bのドレインに接続され
ている。これらトランジスタ13a、13bのソース側は、
SENS回路14に接続されてSENS回路14でトランジ
スタ13a、13bのソース側の電圧が検出されるととも
に、内部回路15の各回路に接続されている。また、ヒュ
ーズ12aの他方端とトランジスタ13bのドレインの接続
点はSENS回路16aに接続され、SENS回路16aで
その接続点の電圧が検出され、また、ヒューズ12bの他
方端とトランジスタ13bのドレインの接続点はSENS
回路16bに接続され、SENS回路16bでその接続点の
電圧が検出される。これらSENS回路14、16a、16b
の出力端は判定回路17に接続され、判定回路17で、SE
NS回路14、16aの出力によりヒューズ12aの遮断の有
無を判定し、かつSENS回路16bの出力によりヒュー
ズ12bを介した電圧が異常電圧であるかどうかを判定す
る。さらに、判定回路17はH/L制御回路18に接続さ
れ、さらに、この制御回路18の出力端はトランジスタ13
aのゲートに接続されるとともに、インバータ19を介し
てトランジスタ13bのゲートに接続され、ヒューズ12a
の遮断かつ異常電圧がかかっていないときに制御回路18
を介してヒューズ切換回路13を制御して、遮断したヒュ
ーズ12aから新しいヒューズ12bに切り換える構成であ
る。
ながら説明する。図1は本発明の一実施例を示す半導体
装置のブロック図である。図1において、半導体チップ
の入力部としてのPAD11はヒューズ群12のヒューズ12
a、12bの一方端に接続され、ヒューズ12aの他方端は
ヒューズ切換回路13の1個目のトランジスタ13aのドレ
インに、また、ヒューズ12bの他方端はヒューズ切換回
路13の2個目のトランジスタ13bのドレインに接続され
ている。これらトランジスタ13a、13bのソース側は、
SENS回路14に接続されてSENS回路14でトランジ
スタ13a、13bのソース側の電圧が検出されるととも
に、内部回路15の各回路に接続されている。また、ヒュ
ーズ12aの他方端とトランジスタ13bのドレインの接続
点はSENS回路16aに接続され、SENS回路16aで
その接続点の電圧が検出され、また、ヒューズ12bの他
方端とトランジスタ13bのドレインの接続点はSENS
回路16bに接続され、SENS回路16bでその接続点の
電圧が検出される。これらSENS回路14、16a、16b
の出力端は判定回路17に接続され、判定回路17で、SE
NS回路14、16aの出力によりヒューズ12aの遮断の有
無を判定し、かつSENS回路16bの出力によりヒュー
ズ12bを介した電圧が異常電圧であるかどうかを判定す
る。さらに、判定回路17はH/L制御回路18に接続さ
れ、さらに、この制御回路18の出力端はトランジスタ13
aのゲートに接続されるとともに、インバータ19を介し
てトランジスタ13bのゲートに接続され、ヒューズ12a
の遮断かつ異常電圧がかかっていないときに制御回路18
を介してヒューズ切換回路13を制御して、遮断したヒュ
ーズ12aから新しいヒューズ12bに切り換える構成であ
る。
【0012】以上のヒューズ切換回路13、SENS回路
14、16a、16b、判定回路17および制御回路18によりヒ
ューズ切換手段を構成し、内部回路15の各回路に接続さ
れたヒューズ12aが遮断したかどうかを判定し、遮断し
た場合に新しいヒューズ12bに切り換えPAD11を内部
回路15の各回路に接続させる。このヒューズ切換手段の
SENS回路14、16a、16b、判定回路17および制御回
路18はマイクロコンピュータ20で構成される。そして、
これらヒューズ群12およびヒューズ切換手段を1チップ
半導体基板21上に設ける。
14、16a、16b、判定回路17および制御回路18によりヒ
ューズ切換手段を構成し、内部回路15の各回路に接続さ
れたヒューズ12aが遮断したかどうかを判定し、遮断し
た場合に新しいヒューズ12bに切り換えPAD11を内部
回路15の各回路に接続させる。このヒューズ切換手段の
SENS回路14、16a、16b、判定回路17および制御回
路18はマイクロコンピュータ20で構成される。そして、
これらヒューズ群12およびヒューズ切換手段を1チップ
半導体基板21上に設ける。
【0013】上記構成により、以下その動作を説明す
る。半導体チップの入力部としてのPAD11に過電流お
よび過電圧がかかりヒューズ群12のヒューズ12aが1本
切れた場合、すなわち、ヒューズ切換回路13のトランジ
スタ13aを介して内部回路の各回路に接続されたヒュー
ズ12aが遮断した場合、まず、SENS回路14はトラン
ジスタ13aのソース側における電圧を検出し、また、S
ENS回路16aはヒューズ12aとトランジスタ13aのド
レインの接続点における電圧を検出し、さらに、SEN
S回路16bはヒューズ12bとトランジスタ13bのドレイ
ンの接続点における電圧を検出する。そして、判定回路
17において、SENS回路14、16aで検出された電圧に
よりヒューズ12aの遮断の有無が判定され、かつ、SE
NS回路16bで検出された電圧により異常電圧の有無が
判定される。さらに、判定回路17は、ヒューズ12aが遮
断し、かつヒューズ12bを介した電圧が異常電圧でない
場合にその旨を示す判定信号を出力する。この判定出力
により制御回路18が駆動してヒューズ切換回路13への制
御信号がハイレベルからローレベルに変化する。この制
御信号により、ヒューズ切換回路13の1個目のトランジ
スタ13aをオフさせるとともに2個目のトランジスタ13
bをオンさせて、ヒューズ群12の2本目の新しいヒュー
ズ12bを介してPAD11が内部回路15の各回路に接続さ
れ、これにより、再び半導体装置が駆動可能となる。
る。半導体チップの入力部としてのPAD11に過電流お
よび過電圧がかかりヒューズ群12のヒューズ12aが1本
切れた場合、すなわち、ヒューズ切換回路13のトランジ
スタ13aを介して内部回路の各回路に接続されたヒュー
ズ12aが遮断した場合、まず、SENS回路14はトラン
ジスタ13aのソース側における電圧を検出し、また、S
ENS回路16aはヒューズ12aとトランジスタ13aのド
レインの接続点における電圧を検出し、さらに、SEN
S回路16bはヒューズ12bとトランジスタ13bのドレイ
ンの接続点における電圧を検出する。そして、判定回路
17において、SENS回路14、16aで検出された電圧に
よりヒューズ12aの遮断の有無が判定され、かつ、SE
NS回路16bで検出された電圧により異常電圧の有無が
判定される。さらに、判定回路17は、ヒューズ12aが遮
断し、かつヒューズ12bを介した電圧が異常電圧でない
場合にその旨を示す判定信号を出力する。この判定出力
により制御回路18が駆動してヒューズ切換回路13への制
御信号がハイレベルからローレベルに変化する。この制
御信号により、ヒューズ切換回路13の1個目のトランジ
スタ13aをオフさせるとともに2個目のトランジスタ13
bをオンさせて、ヒューズ群12の2本目の新しいヒュー
ズ12bを介してPAD11が内部回路15の各回路に接続さ
れ、これにより、再び半導体装置が駆動可能となる。
【0014】また、ヒューズ12aが遮断し、かつヒュー
ズ12bを介した電圧が異常電圧である場合には、判定回
路17から上記判定信号は出力されず、したがって、新し
いヒューズ12bへの切り換えは行われないので、遮断し
たヒューズ12aが内部回路15の各回路に接続されたまま
となり、半導体装置は駆動しない。
ズ12bを介した電圧が異常電圧である場合には、判定回
路17から上記判定信号は出力されず、したがって、新し
いヒューズ12bへの切り換えは行われないので、遮断し
たヒューズ12aが内部回路15の各回路に接続されたまま
となり、半導体装置は駆動しない。
【0015】このように、半導体チップの入力部として
のPAD11に1度過電流および過電圧がかかっても、ヒ
ューズ12aが遮断して内部回路を保護するとともに、ヒ
ューズ12aの遮断を検知して新しいヒューズ12bに切り
換えることで再び半導体チップを使用することができ
る。このとき、ヒューズ12bには異常電圧はかかってい
ない。
のPAD11に1度過電流および過電圧がかかっても、ヒ
ューズ12aが遮断して内部回路を保護するとともに、ヒ
ューズ12aの遮断を検知して新しいヒューズ12bに切り
換えることで再び半導体チップを使用することができ
る。このとき、ヒューズ12bには異常電圧はかかってい
ない。
【0016】なお、上記実施例においては、ヒューズ群
12がヒューズ12a、12bの2組の場合について説明した
が、3組以上であってもよい。この場合、複数のヒュー
ズのそれぞれに対応してトランジスタをそれぞれ設ける
必要があり、各トランジスタのソース側の電圧をSEN
S回路14で検出し、各ヒューズの他方端の電圧をそれぞ
れ検出するSENS回路をヒューズの個数だけ設ける必
要がある。そして、PAD11にかかる異常電圧の検出
は、まだ遮断されていないヒューズの他方端に接続され
たSENS回路で検出すればよい。さらに、上記実施例
の制御回路19はハイレベル信号かローレベル信号かを出
力するように構成したが、複数のヒューズを設けた場合
には、複数のヒューズにそれぞれ対応するトランジスタ
をそれぞれオンオフさせる制御信号を制御回路から出力
させる必要がある。
12がヒューズ12a、12bの2組の場合について説明した
が、3組以上であってもよい。この場合、複数のヒュー
ズのそれぞれに対応してトランジスタをそれぞれ設ける
必要があり、各トランジスタのソース側の電圧をSEN
S回路14で検出し、各ヒューズの他方端の電圧をそれぞ
れ検出するSENS回路をヒューズの個数だけ設ける必
要がある。そして、PAD11にかかる異常電圧の検出
は、まだ遮断されていないヒューズの他方端に接続され
たSENS回路で検出すればよい。さらに、上記実施例
の制御回路19はハイレベル信号かローレベル信号かを出
力するように構成したが、複数のヒューズを設けた場合
には、複数のヒューズにそれぞれ対応するトランジスタ
をそれぞれオンオフさせる制御信号を制御回路から出力
させる必要がある。
【0017】図2は本発明の他の実施例を示す半導体装
置のブロック図である。図2において、PAD11には複
数のヒューズ12a、12b・・一方端が接続され、ヒュー
ズ12a、12b・・の他方端はそれぞれ複数のトランジス
タ13a、13b・・に接続されている。複数のトランジス
タ13a、13b・・のソース側は、SENS回路14に接続
されてSENS回路14でトランジスタ13a、13b・・の
ソース側の電圧が検出されるとともに、内部回路15の各
回路に接続されている。また、ヒューズ12a、12b・・
の他方端とトランジスタ13a、13b・・のドレインはそ
れぞれ1対1に対応するように接続され、これら接続点
はSENS回路16a、16b・・にそれぞれ接続されてい
る。そして、各接続点の電圧がSENS回路16a、16b
・・でそれぞれ検出される。これらSENS回路14、16
a、16b・・の出力端は判定回路31に接続され、判定回
路31でヒューズの遮断の有無を判定し、かつまだ遮断さ
れていないヒューズの他方端に接続されたSENS回路
で異常電圧の有無を判定する。さらに、この判定回路31
はH/L制御回路32に接続され、ヒューズ12aの遮断か
つ異常電圧がかかっていないときに制御回路32を介して
ヒューズ切換回路13を制御し、遮断したヒューズから次
の新しいヒューズに切り換える構成である。
置のブロック図である。図2において、PAD11には複
数のヒューズ12a、12b・・一方端が接続され、ヒュー
ズ12a、12b・・の他方端はそれぞれ複数のトランジス
タ13a、13b・・に接続されている。複数のトランジス
タ13a、13b・・のソース側は、SENS回路14に接続
されてSENS回路14でトランジスタ13a、13b・・の
ソース側の電圧が検出されるとともに、内部回路15の各
回路に接続されている。また、ヒューズ12a、12b・・
の他方端とトランジスタ13a、13b・・のドレインはそ
れぞれ1対1に対応するように接続され、これら接続点
はSENS回路16a、16b・・にそれぞれ接続されてい
る。そして、各接続点の電圧がSENS回路16a、16b
・・でそれぞれ検出される。これらSENS回路14、16
a、16b・・の出力端は判定回路31に接続され、判定回
路31でヒューズの遮断の有無を判定し、かつまだ遮断さ
れていないヒューズの他方端に接続されたSENS回路
で異常電圧の有無を判定する。さらに、この判定回路31
はH/L制御回路32に接続され、ヒューズ12aの遮断か
つ異常電圧がかかっていないときに制御回路32を介して
ヒューズ切換回路13を制御し、遮断したヒューズから次
の新しいヒューズに切り換える構成である。
【0018】また、判定回路31に接続されるヒューズ切
換回路カウンター33は制御回路32に接続され、判定回路
31を介して制御回路32によるヒューズ切り換え回数をヒ
ューズ切換回路カウンター33でカウントし、設定回数値
以上で制御回路32によるヒューズ切換動作を停止させる
構成である。
換回路カウンター33は制御回路32に接続され、判定回路
31を介して制御回路32によるヒューズ切り換え回数をヒ
ューズ切換回路カウンター33でカウントし、設定回数値
以上で制御回路32によるヒューズ切換動作を停止させる
構成である。
【0019】以上のヒューズ切換回路13、SENS回路
14、16a、16b・・、判定回路31および制御回路32によ
りヒューズ切換手段を構成し、内部回路15の各回路に接
続されたヒューズが遮断したかどうかを判定して新しい
ヒューズに切り換えPAD11を内部回路15の各回路に接
続させる。ヒューズ切換回路カウンター33と、ヒューズ
切換手段のSENS回路14、16a、16b・・、判定回路
31および制御回路32はマイクロコンピュータ34で構成さ
れる。そして、これらヒューズ群12、ヒューズ切換回路
カウンター33およびヒューズ切換手段を1チップ半導体
基板35上に設ける。
14、16a、16b・・、判定回路31および制御回路32によ
りヒューズ切換手段を構成し、内部回路15の各回路に接
続されたヒューズが遮断したかどうかを判定して新しい
ヒューズに切り換えPAD11を内部回路15の各回路に接
続させる。ヒューズ切換回路カウンター33と、ヒューズ
切換手段のSENS回路14、16a、16b・・、判定回路
31および制御回路32はマイクロコンピュータ34で構成さ
れる。そして、これらヒューズ群12、ヒューズ切換回路
カウンター33およびヒューズ切換手段を1チップ半導体
基板35上に設ける。
【0020】上記構成により、以下その動作を説明す
る。PAD11に過電流および過電圧がかかり、ヒューズ
群12のヒューズ12aが1本切れた場合、まず、ヒューズ
12aが1本切れたことはSENS回路14、16aを介して
判定回路31で判定され、制御回路18の制御信号によりヒ
ューズ切換回路13の2個目のゲートである新しいヒュー
ズ12bをオンさせて、ヒューズ群12の1本目のヒューズ
12aから2本目の新しいヒューズ12bに切り換える。
る。PAD11に過電流および過電圧がかかり、ヒューズ
群12のヒューズ12aが1本切れた場合、まず、ヒューズ
12aが1本切れたことはSENS回路14、16aを介して
判定回路31で判定され、制御回路18の制御信号によりヒ
ューズ切換回路13の2個目のゲートである新しいヒュー
ズ12bをオンさせて、ヒューズ群12の1本目のヒューズ
12aから2本目の新しいヒューズ12bに切り換える。
【0021】ここで、ヒューズ群12のヒューズが複数あ
り、ヒューズが切れて新しいヒューズに切り換えられる
毎にヒューズ切換回路カウンター33がカウントアップす
る。そして、設定カウント値を越えると、ヒューズ切換
回路カウンター33は、制御回路32に対してヒューズ切換
動作を停止させるとともに、システム異常を表示させる
ように作用する。
り、ヒューズが切れて新しいヒューズに切り換えられる
毎にヒューズ切換回路カウンター33がカウントアップす
る。そして、設定カウント値を越えると、ヒューズ切換
回路カウンター33は、制御回路32に対してヒューズ切換
動作を停止させるとともに、システム異常を表示させる
ように作用する。
【0022】さらに、システム異常の表示によって一旦
電源を切りシステム異常を検査するが、ヒューズ切換動
作の停止を復帰させたいときは、再び電源を投入すれば
ヒューズ切換回路カウンター33はリセットされてヒュー
ズ切換動作が可能となるとともに、新しいヒューズを介
してPAD11と内部回路15の各回路が接続された状態と
なる。以降、上記の動作が繰り返される。
電源を切りシステム異常を検査するが、ヒューズ切換動
作の停止を復帰させたいときは、再び電源を投入すれば
ヒューズ切換回路カウンター33はリセットされてヒュー
ズ切換動作が可能となるとともに、新しいヒューズを介
してPAD11と内部回路15の各回路が接続された状態と
なる。以降、上記の動作が繰り返される。
【0023】したがって、1度過電流過電圧がかかって
も再び半導体チップを使用することができることはもち
ろん、システムとして異常な過電流過電圧が流れる場合
でも、半導体デバイスを壊してしまうことなく事前にシ
ステム異常を発見することができる。
も再び半導体チップを使用することができることはもち
ろん、システムとして異常な過電流過電圧が流れる場合
でも、半導体デバイスを壊してしまうことなく事前にシ
ステム異常を発見することができる。
【0024】なお、上記両実施例において、マイクロコ
ンピュータ20、34は、1チップ半導体基板21、35内に設
けたが、1チップ半導体基板21、35の外にあってもよ
い。また、ヒューズはPS(ポリシリコン)、AL(ア
ルミニウム)などで作られるが、ヒューズがALの場
合、1μm幅で1mA流れると仮定すれば、内部に5m
A以上流したくなければ5μm幅のヒューズを作成すれ
ばよい。
ンピュータ20、34は、1チップ半導体基板21、35内に設
けたが、1チップ半導体基板21、35の外にあってもよ
い。また、ヒューズはPS(ポリシリコン)、AL(ア
ルミニウム)などで作られるが、ヒューズがALの場
合、1μm幅で1mA流れると仮定すれば、内部に5m
A以上流したくなければ5μm幅のヒューズを作成すれ
ばよい。
【0025】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ヒューズ
とヒューズ切換手段を持つだけで、安価で容易に、しか
もコンパクトに、入力に破壊電圧および破壊電流がかか
っても再び使用することができる半導体装置を実現する
ことができるものである。また、システムとして異常な
過電圧過電流がかかる場合、半導体装置を壊してしまう
ことなく、事前にシステム異常を発見することができる
ものである。
とヒューズ切換手段を持つだけで、安価で容易に、しか
もコンパクトに、入力に破壊電圧および破壊電流がかか
っても再び使用することができる半導体装置を実現する
ことができるものである。また、システムとして異常な
過電圧過電流がかかる場合、半導体装置を壊してしまう
ことなく、事前にシステム異常を発見することができる
ものである。
【図1】本発明の一実施例を示す半導体装置のブロック
図である。
図である。
【図2】本発明の他の実施例を示す半導体装置のブロッ
ク図である。
ク図である。
【図3】従来の半導体装置におけるMOSトランジスタ
の保護回路図であり、Aは入力端子と出力端子間、Bは
入力端子とアース端子間、Cは電源端子とアース端子間
にサージを逃がす場合を示している。
の保護回路図であり、Aは入力端子と出力端子間、Bは
入力端子とアース端子間、Cは電源端子とアース端子間
にサージを逃がす場合を示している。
【図4】従来の半導体装置におけるバイポーラトランジ
スタの保護回路図であり、Aは抵抗による場合、Bはダ
イオードによる場合を示している。
スタの保護回路図であり、Aは抵抗による場合、Bはダ
イオードによる場合を示している。
11 PAD 12 ヒューズ群 12a、12b ヒューズ 13 ヒューズ切換回路 13a、13b トランジスタ 14、16a、16b SENS回路 15 内部回路 17、31 判定回路 18、32 制御回路 20、34 マイクロコンピュータ 21、35 1チップ半導体基板 33 ヒューズ切換回路カウンター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 27/088 7342−4M H01L 27/08 102 F
Claims (2)
- 【請求項1】入力を内部回路に接続するための複数のヒ
ューズと、前記内部回路に接続されたヒューズが遮断し
たことを検出し新しいヒューズに切り換えて入力を前記
内部回路に接続させるヒューズ切換手段とを具備した半
導体装置。 - 【請求項2】ヒューズ切換手段による切替えをカウント
し、設定カウント値以上で前記ヒューズ切換手段による
ヒューズ切換動作を停止させるように働くカウンター手
段を具備した請求項1記載の半導体装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3232110A JPH0575031A (ja) | 1991-09-12 | 1991-09-12 | 半導体装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3232110A JPH0575031A (ja) | 1991-09-12 | 1991-09-12 | 半導体装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0575031A true JPH0575031A (ja) | 1993-03-26 |
Family
ID=16934165
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3232110A Pending JPH0575031A (ja) | 1991-09-12 | 1991-09-12 | 半導体装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0575031A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011014853A (ja) * | 2009-07-06 | 2011-01-20 | Giga-Byte Technology Co Ltd | 保護回路 |
CN101989739A (zh) * | 2009-08-06 | 2011-03-23 | 技嘉科技股份有限公司 | 保护电路 |
JP2014057471A (ja) * | 2012-09-13 | 2014-03-27 | Toyota Motor Corp | 車両の制御装置および車両 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH021145A (ja) * | 1987-11-12 | 1990-01-05 | Honeywell Inc | ヒューズ状態検出回路 |
JPH02128461A (ja) * | 1988-11-07 | 1990-05-16 | Nec Corp | 集積回路 |
JPH03147351A (ja) * | 1989-11-01 | 1991-06-24 | Nec Eng Ltd | 集積回路パッケージ |
-
1991
- 1991-09-12 JP JP3232110A patent/JPH0575031A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH021145A (ja) * | 1987-11-12 | 1990-01-05 | Honeywell Inc | ヒューズ状態検出回路 |
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JPH03147351A (ja) * | 1989-11-01 | 1991-06-24 | Nec Eng Ltd | 集積回路パッケージ |
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JP2011014853A (ja) * | 2009-07-06 | 2011-01-20 | Giga-Byte Technology Co Ltd | 保護回路 |
TWI408792B (zh) * | 2009-07-06 | 2013-09-11 | Giga Byte Tech Co Ltd | 保護電路 |
CN101989739A (zh) * | 2009-08-06 | 2011-03-23 | 技嘉科技股份有限公司 | 保护电路 |
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