JPH0574944U - 空気入り幌 - Google Patents

空気入り幌

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JPH0574944U
JPH0574944U JP2358792U JP2358792U JPH0574944U JP H0574944 U JPH0574944 U JP H0574944U JP 2358792 U JP2358792 U JP 2358792U JP 2358792 U JP2358792 U JP 2358792U JP H0574944 U JPH0574944 U JP H0574944U
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compressed air
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光信 勝野
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Araco Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 幌を装着した際に、支持柱に支持されない部
位が垂れ下がらないようなすることで、装着時の質感を
高め、また走行時等におけるバタつきを少なくする。 【構成】 支持柱2〜2に支持されない部位は二枚重ね
に形成して各支持柱2,2間に対応した空気室5〜5を
設け、該空気室5〜5に圧縮空気を注入して膨張させる
ことによりこの支持柱に支持されない部位の垂れ下がり
を阻止した状態で装着される構成の幌1とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えばオフロード車あるいはトラック等の車両の主として荷台に、 日よけあるいは雨よけ等を目的として装着される幌に関する。
【0002】
【従来の技術】
通常、この幌15は通水性あるいは通気性のないシート材を例えば裁断縫製等 して所定形状に形成してなるもので、図5に示すようにボディ10に骨組みされ た支持柱16〜16に覆い被せるようにして装着され、これにより一定スペース の荷室あるいは居住空間が確保されるようになっている。
【0003】 そして、この幌15を各支持柱16〜16に固定するにあたっては、例えば図 6に示すようにこの幌15の室内側面であって支持柱16に沿った部位に固定バ ンド17〜17を取り付けておき、この固定バンド17〜17を支持柱16に巻 付けて例えば図示するように面ファスナ18〜18で固定することによってなさ れるようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来、幌15は、その装着の容易性を確保するため支持柱16 ,16間を若干のたるみを持たせて装着されることが通常であったので、支持柱 16によって支持されない部位は自重により垂れ下がってしまい、このため装着 時の質感が非常に乏しいばかりでなく、特に高速走行時においてこの垂れ下がっ た部分がバタつき、走行抵抗あるいは騒音の点で問題があった。
【0005】 ここで、この垂れ下がりを極力少なくするためには、支持柱を多くすることが 考えられるが、この方法によれば幌装着時の手間が増えるばかりでなく車両重量 がアップし燃費等の点で好ましくない。
【0006】 そこで、本考案は車両重量をアップすることなく垂れ下がりの少ない状態に装 着することができる空気入り幌を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記従来の問題を解決するために、支持柱に支持されない部位は二枚 重ねに形成して各支持柱間に対応した空気室を設け、装着時には該空気室に圧縮 空気を注入して膨張させることにより前記部位の垂れ下がりを阻止した状態で装 着される構成としたことを特徴とする。
【0008】
【作用】
上記構成によれば、幌は、各空気室を膨張させた状態で装着されるので、支持 柱に支持されていない部位は圧縮空気によって支持され、自重による垂れ下がり を阻止される。このことから、装着時におけるこの部位の垂れ下がりはなくなり 、よって走行中のこの部位のバタつきはなくなるとともに、装着時の質感が向上 する。
【0009】 また、圧縮空気によって支持柱に支持されない部位を支持する構成であるので 、支持柱を多くした場合のように車両の重量がアップすることはない。
【0010】
【実施例】
次に、本考案の実施例を図1ないし図4に基づいて説明する。 本例の空気入り幌(以下、単に「幌」という)1は、図1に示すように乗員用 シートを主とする居住スペースの上方およびこの居住スペースの後部に設定され た荷室スペースの上方、さらには主として荷室スペースの側部等を遮蔽可能な形 状を備えており、側壁部となる部位の中央には透明のシート材が嵌め込められて 採光用の窓1aが設けられている。
【0011】 一方、図示は省略したがボディ10側には一定の径を有するパイプ材を主体と する支持柱2〜2が適宜骨組みされて組み上げられており、本例の幌1はこの支 持柱2〜2により室内側から支持されて略箱型状に装着されている。なお、この 支持柱2およびボディ10については特に変更を要しない。
【0012】 さて、図2に示すようにこの幌1は、通水性および通気性を有しないシート材 を、上記居住スペースおよび荷室スペースさらには荷室側部等を遮蔽可能な形状 に形成してなる外布3と、この外布3と概ね同様の形状に形成されてこの外布3 の室内側面に重ね合わせられた内布4とを主体として構成されている。なお、内 布4も通気性を有しないシート材を素材として形成されている。
【0013】 外布3と内布4は、先ずそれぞれの端末を揃えた状態で同端末に沿って気密に 接合され、さらに、支持柱2〜2に支持される部位に沿って気密に接合されてい る。
【0014】 このようにして外布3と内布4が接合されることにより、この幌1の、支持柱 2〜2に支持される部位に沿って仕切られた複数の空気室5〜5を備えており、 従って各空気室5は支持柱2,2間に位置するよう配置されている。
【0015】 ここで、後述するように各空気室5に圧縮空気を注入した際には、各空気室5 は内布4側すなわち室内側へ膨張するよう袋状に形成されており、このために各 空気室5において内布4は外布3に比してより大きな面積となるように、同内布 4は形成されかつ外布3に接合されている。
【0016】 また、各空気室5が膨張した際には、相互に隣接する空気室5,5は両者の間 に位置する支持柱2を巻き込むようにして肉厚状に膨張するように内布4が形成 されている。
【0017】 次に、各空気室5〜5の室内側すなわち内布3側には、圧縮空気を注入または 抜き取るためのバルブ7が取付けられており、このバルブ7に図示しない圧縮空 気供給手段を接続して各空気室5に圧縮空気が注入されるようになっている。な お、図示は省略したが、各バルブ7にはキャップが付設されており、圧縮空気を 注入した後このキャップを閉じておくことにより一旦注入された圧縮空気が漏れ ないようになっている。
【0018】 さらに、各空気室5の室内側面(内布4側)の適数箇所には帯状の固定バンド 9〜9が取付けられており、各固定バンド9は、支持柱2を間にして隣接する空 気室5に掛け渡し可能な長さを備えている。そして、この固定バンド9の先端上 面には面ファスナ8の係止部材が取付けられる一方、隣接する空気室5にはこの 係止部材に対応して受部材が取付けられており、これにより固定バンド9は、支 持柱2を巻き込んだ状態で隣接する空気室5,5間に掛け渡されて固定され、こ れにより本例の幌1が支持柱2〜2ひいてはボディ10に固定されるようになっ ている。
【0019】 なお、図3中11は、幌1の端末に適宜間隔で取り付けられたクリップであっ て、このクリップ11〜11をボディ10側に掛け止めしておくことで、この幌 1の周囲がボディ10に固定されるようになっている。
【0020】 次に、以上のように構成された本例の幌1の装着手順を説明する。 先ず、ボディ10に支持柱2〜2を適宜骨組みして組み上げた後、幌1を覆い 被せた後、各空気室5が支持柱2,2間に位置するように幌1の位置を調整する 。すなわち、圧縮空気が注入された際に、各空気室5〜5は支持柱2,2間を経 て室内側に膨張するよう、外布3と内布4との接合部を支持柱2〜2に沿わせた 状態に位置調整をしておくのである。
【0021】 こうして幌1を適切な位置にセットしたならば、各空気室5の固定バンド9〜 9を隣接する空気室5に掛け渡して固定する。これにより、支持柱2が相互に隣 接する空気室5,5の内布4,4の間に巻き込まれた状態としておく。また、幌 1とボディ10との固定をクリップ11〜11によって行う。
【0022】 こうして幌1をボディ10および支持柱2〜2に固定した後、各空気室5に圧 縮空気を注入する。これは、例えば自転車用空気入れのような圧縮空気供給手段 をバルブ7に接続して行う。圧縮空気が注入されると、各空気室5は支持柱2, 2間において室内側へ肉厚状に膨張する。
【0023】 適量の圧縮空気を注入したならば、バルブ7にはキャップを嵌め込んでおき、 注入した圧縮空気が漏れないようにしておく。以上により。幌1の装着は完了す る。
【0024】 なお、幌1を取り外す際には、各空気室5の圧縮空気を抜き取った後、各固定 バンド9〜9の面ファスナ8を引き剥がし、さらにクリップ11〜11を外して 行う。
【0025】 以上説明したように、幌1の装着状態において、各空気室5〜5は圧縮空気が 注入されて膨張した状態とされており、これにより支持柱2に支持されていない 部位は圧縮空気によって支持された状態とされ、従って支持柱2,2間において この部位が垂れ下がることはない。このことから、装着時の質感が向上し、また 走行時の風圧によるバタつきは抑制される。
【0026】 さらに、隣接する空気室5,5によって支持柱2は巻き込まれて室内に露出し ない状態とされるので、乗員の安全性を高めることができ、また、二枚重ね構造 であるので遮音性あるい断熱性を高める効果がある。
【0027】
【考案の効果】
本考案は、外布と内布とを支持柱に支持される部位に沿って接合し、支持柱に 支持されない部位に空気室を設けて、この空気室を支持柱間で膨張させた状態で 装着される構成としたことから、支持柱によって支持されない部位は圧縮空気で 支持された状態とすることができ、よって同部位が垂れ下がることはなく、ひい ては装着時の質感を高めることができるとともに、走行時におけるバタつきを抑 制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に関し、幌の全体斜視図であ
る。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図1のB−B線断面図である。
【図4】図1のC−C線断面図である。
【図5】従来の幌が装着された車両の後部斜視図であ
る。
【図6】図5のD−D線断面図である。
【符号の説明】
1,15…幌、1a…窓 2,16…支持柱 3…外布、4…内布、5…空気室 9,17…固定バンド 10…ボディ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボディに組み上げられた支持柱に所要部
    位を支持されて、ボディの荷台等の主として上方を遮蔽
    状にして架装される幌であって、前記支持柱に支持され
    ない部位は二枚重ねに形成して各支持柱間に対応した空
    気室を設け、装着時には該空気室に圧縮空気を注入して
    膨張させることにより前記部位の垂れ下がりを阻止した
    状態で装着される構成としたことを特徴とする空気入り
    幌。
JP1992023587U 1992-03-19 1992-03-19 空気入り幌 Expired - Lifetime JP2603418Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1992023587U JP2603418Y2 (ja) 1992-03-19 1992-03-19 空気入り幌

Applications Claiming Priority (1)

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JP1992023587U JP2603418Y2 (ja) 1992-03-19 1992-03-19 空気入り幌

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Publication Number Publication Date
JPH0574944U true JPH0574944U (ja) 1993-10-12
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004331034A (ja) * 2003-05-03 2004-11-25 Shinichi Okamoto 屋根部を上下できる自動車

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5462221U (ja) * 1977-10-07 1979-05-01
JPS61101026U (ja) * 1984-12-11 1986-06-27

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