JPH057493Y2 - - Google Patents

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JPH057493Y2
JPH057493Y2 JP1987024684U JP2468487U JPH057493Y2 JP H057493 Y2 JPH057493 Y2 JP H057493Y2 JP 1987024684 U JP1987024684 U JP 1987024684U JP 2468487 U JP2468487 U JP 2468487U JP H057493 Y2 JPH057493 Y2 JP H057493Y2
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dust pan
intake
volume chamber
water
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JP1987024684U
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Characterised By The Charging Evacuation (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車用エンジンの吸気装置に関す
る。
(従来の技術) 自動車エンジンの吸気装置は、一般に、吸気取
入口とエアクリーナとの間にエンジンの吸気通路
に発生する脈動を利用して過給を行つたりエンジ
ンからの騒音を低減したりする目的で容積室が介
設されているが、通常の容積室はその内部に空気
の流れがないためにエンジン運転時に吸入される
外気に含まれていた湿気の結露によつて生じる水
や走行時に飛散する水しぶきが溜まり易かつた。
そして、これらの水が容積室内に溜まると、容積
室の固有振動数や消音効果が変化し、所期の周波
数域の騒音低減作用が損われたり、所期のエンジ
ン回転速度域での過給作用が低下したりするとい
う不具合がある。
そこで、この不具合を回避するために、従来
は、容積室本体の底部に水抜孔を設け、容積室内
に溜まる水を水抜孔から外部に排出していた。こ
の場合、容積室の底部にエンジン運転時の吸入負
圧で閉弁する弁体を設け、容積室に溜まつた水を
外部に排出させる構造の吸気容積室(レゾネー
タ)が提案されている。(実開昭55−154358号公
報参照)。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、容積室の底部に水抜孔を設ける
場合、該水抜孔は通常低位置に形成されるため、
自動車の走行中に車体下部から跳ね上げられた水
や塵埃等が上記水抜孔から容積室内に侵入する。
そして、水等が侵入した状態で弁体が水抜孔を閉
塞すると、容積室の固有振動数等が変化してしま
うという問題があつた。
また、弁体を備えた容積室が吸気通路の上流側
から分岐して設けられている場合には、吸気通路
の上流側はエンジン運転時に生じる吸気負圧が小
さいため、弁体の作動を非常に敏感なものにしな
ければならいと共に容積室の固有振動数への影響
を最小限とするために開口面積を十分小さくする
必要があるために、容積室の排水性が悪いという
問題があつた。
上記に鑑み、本考案は、容積室の固有振動数の
変化を生じさせることなく、容積室の水を外部に
排出できるようにすることを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 上記に鑑み、本考案は、容積室とダストパン部
とを連通させておき、ダストパン部にエンジンの
吸気脈動の負圧波が伝達されるとダストパン部内
の負圧によつて容積室に水をダストパン部に流入
させ、ダストパン部にエンジンの吸気動脈の正圧
波が伝達されるとダストパン部内の正圧によつて
ダストパン部の水を逆止弁を介して外部に排出さ
せるものである。
具体的に本考案が講じた解決手段は、吸気取入
口とエアクリーナとの間の吸気通路から分岐し分
岐部が上記エアクリーナから所定距離以上離れた
位置になるように設けられた容積室と、上記エア
クリーナの底部に設けられたダストパン部と、上
記容積室と上記ダストパン部とを連通させ上記容
積室内の水が上記ダストパン部に流入するように
設けられた連通路と、上記ダストパンの底部にお
ける上記エアクリーナ内のエレメントの上流側に
設けられエンジンの吸気脈動の正圧波により開弁
して該ダストパン部内の水を外部へ排出する逆止
弁とを備えている構成とするものである。
(作用) 容積室とエアクリーナの底部に設けられたダス
トパン部とを連通させ、内部を容積室内の水がダ
ストパン部に流入するように設けられた連通路を
備えているため、吸気バルブがエンジンの吸気口
を開放したときに生じる吸気脈動の負圧波がダス
トパン部に伝達されるダストパン部は負圧状態に
なるので、容積室の水は連通路を通つてダストパ
ン部に流入する。
また、ダストパン部の底部におけるエアクリー
ナ内のエレメントの上流側に設けられ、エンジン
の吸気脈動の正圧波により開弁して該ダストパン
部内の水を外部へ排出する逆止弁を備えているた
め、吸気バルブがエンジンの吸気口を閉塞したと
きに生じる吸気脈動の正圧波がダストパン部に伝
達されるとダストパン部は正圧状態になるので、
ダストパン部の水は逆止弁を通つて外部に排出さ
れる。
上記の場合において、吸気通路と容積室との分
岐はエアクリーナから所定距離以上離れているた
めに、容積室には吸気脈動の正圧波と負圧波が伝
達され難いため、吸気脈動の負圧波が発生してい
るときにはダストパン部と容積室との間に圧力差
が確実に生じるので容積室からダストパン部に水
が確実に流入し、吸気脈動の正圧波が発生してい
るときにはダストパン部に確実に正圧波が伝達さ
れるのでダストパン部の水は確実に逆止弁から外
部に排出される。
さらに、逆止弁は、ダストパンの底部における
エアクリーナ内のエレメントの上流側に設けられ
ているため、逆止弁の開放時に該逆止弁から流入
するエアはエレメントを通過した後にエンジンの
吸気口に流通するので、逆止弁が開放されている
ときでもエンジン内にはクリーンなエアが供給さ
れる。
(実施例) 本考案の実施例を図面に基づいて以下に説明す
る。
エンジンの吸気装置1は、エアクリーナ2と、
該エアクリーナ2の下部のダストパン部3に設け
られた逆止弁4と、容積室5と、該容積室5とエ
アクリーナ2との間に設けられた連通路6と、外
気導入用の吸気通路7とを備えている。
エアクリーナ2は箱状のケーシング2a内にエ
レメント2cを収納しており、その上部にはキヤ
ツプ2bが着脱自在に取り付けられており、その
側壁には吸気取入口7aで開口する吸気通路7お
よびエンジン(図示省略)に連通する吸気通路が
連結されている。
エアクリーナ2のケーシング2aの下部にはダ
ストパン部3が設けられており、該ダストパン部
3に外気の吸引時に侵入する湿気の結露等による
水や塵埃を溜め置けるようになつている。このダ
ストパン部3の底面におけるエレメント2cの上
流側には外部に連通する水抜孔3aが設けられて
いると共に、この水抜孔3aには該水抜孔3aを
開閉する逆止弁4が取り付けられている。この逆
止弁4はアンローダバルブであつて、エンジン作
動時に生じる正圧波により水抜孔3aを開放しダ
ストパン部3の内部に溜まつた水や塵埃等を外部
に排出する。また、水抜孔3aがエレメント2の
上流側に設けられているため、逆止弁4が水抜孔
3aを開放し該水抜孔3aから外気が流入して
も、流入した外気はエレメント2cを通過しクリ
ーンになつた状態でエンジンに供給される。
容積室5は箱状の容器本体5aを有し、車体8
の前部のエンジンルーム9内に配設されている。
容器本体5aの一側壁には、上流側が吸気通路7
の吸気下流方向に向かつて開口する分岐吸気通路
7cの下流端部が接続されており、外気は分岐吸
気通路7cから容器本体5a内に導入される。容
器本体5aの下部には接続管5bが突設されてお
り、容積室5の接続管5bとダストパン部3に突
設された接続管3bとの間には連通路6が設けら
れている。この連通路6は、容積室5の水が重力
により連通路6を通つてダストパン部3に流入す
るように連続管5bと同じ高さか又は接続管5b
よりも低い位置に設けられている必要がある。
吸気取入口7aとエアクリーナ2との間の吸気
通路7から分岐吸気通路7cが分岐する分岐部は
エアクリーナ2から以下に説明する所定距離以上
離れている必要がある。すなわち、吸気脈動の負
圧波が発生しているときに容積室5の水がダスト
パン部3に流入するような圧力差が容積室5とダ
ストパン部3との間に生じ且つ吸気脈動の正圧波
が発生しているときに該正圧波が逆止弁4を開放
させるのを分岐吸気通路7cひいては容積室5が
阻止しないような所定距離だけ上記の分岐部とエ
アクリーナ2とが離れている必要がある。
吸気通路7は外気を導入する管体で形成されて
おり、フロントフエンダの近傍に連設された吸気
グリル10側に吸気取入口7aが向けられてい
る。そして、該吸気通路7の下流側は主吸気通路
7bと前述の分岐吸気通路7cとに分岐してお
り、主吸気通路7bは前述のエアクリーナ2に接
続されていると共に、分岐吸気通路7cは前述の
容積室5に接続されている。なお、主吸気通路7
bは、吸気通路7から略U字状に屈曲してエアク
リーナ2へ連結されている。
本考案例に係るエンジンの吸気装置は上記のよ
うに構成されているため、エンジンの始動により
吸気バルブが吸気口を開放し吸気取入口7aから
吸気通路7を通つて外気が導入されると、吸気脈
動の負圧波がダストパン部3に伝達され、ダスト
パン部3の内部が負圧状態になるので、容積室5
内の水は連通路6を通つてダストパン部3に流入
する。また、吸気バルブが吸気口を閉塞し吸気慣
性により吸気脈動の正圧波がダストパン部3に伝
達されると、ダストパン部3が正圧状態になり該
正圧によつて逆止弁4が開き、ダストパン部3の
水や埃が水抜孔3aから外部に排出される。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案に係るエンジンの
吸気装置によると、容積室の水をダストパン部に
流入させる連通路とエンジンの吸気脈動の正圧波
により開弁してダストパン部の水を外部へ排出す
る逆止弁とを設けたため、吸気脈動の負圧波がダ
ストパン部に伝達されるとダストパン部は負圧状
態になり容積室の水は流通路を通つてダストパン
部に流入し、吸気脈動の正圧波がダストパン部に
伝達されると逆止弁は開弁してダストパン部の水
を外部に排出させる。この場合、吸気通路と容積
室との分岐はエアクリーナから所定距離以上離れ
ているために、容積室には吸気脈動の正圧波と負
圧波が伝達され難く、吸気脈動の負圧波が発生し
ているときにはダストパン部と容積室との間に圧
力差が確実に生じるので容積室からダストパン部
に水が確実に流入し、吸気脈動の正圧波が発生し
ているときにはダストパン部の水は確実に逆止弁
から外部に排出される。
このため、本発明によると、容積室の水を連通
部及びダストパン部を通つて外部に排出させるこ
とができるため、容積室の底部に水抜孔を設ける
必要がないので、容積室の固有振動数の変化を生
じさせることなく容積室に溜まつた水を外部に排
出することができる。
さらに、逆止弁は、ダストパン部の底部におけ
るエアクリーナ内のエレメントの上流側に設けら
れているため、逆止弁の開放時に該逆止弁から流
入するエアはエレメントを通過した後にエンジン
の吸気口へ流入するので、逆止弁が開放されてい
るときでもエンジン内にはクリーンなエアが供給
される。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は第2図
の−線におけるエンジンの吸気装置の縦断面
図、第2図は同平面図、第3図は第2図の矢符
方向からみた容積室と吸気通路の側面図である。 1……エンジンの吸気装置、2……エアクリー
ナ、3……ダストパン部、3a……水抜孔、4…
…逆止弁、5……容積室、6……連通路、7……
吸気通路、7a……吸気取入口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 吸気取入口とエアクリーナとの間の吸気通路か
    ら分岐し分岐部が上記エアクリーナから所定距離
    以上離れた位置になるように設けられた容積室
    と、上記エアクリーナの底部に設けられたダスト
    パン部と、上記容積室と上記ダストパン部とを連
    通させ上記容積室内の水が上記ダストパン部に流
    入するように設けられた連通路と、上記ダストパ
    ンの底部における上記エアクリーナ内のエレメン
    トの上流側に設けられエンジンの吸気脈動の正圧
    波により開弁して該ダストパン部内の水を外部へ
    排出する逆止弁とを備えていることを特徴とする
    エンジンの吸気装置。
JP1987024684U 1987-02-20 1987-02-20 Expired - Lifetime JPH057493Y2 (ja)

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JP1987024684U JPH057493Y2 (ja) 1987-02-20 1987-02-20

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Publication Number Publication Date
JPS63132869U JPS63132869U (ja) 1988-08-30
JPH057493Y2 true JPH057493Y2 (ja) 1993-02-25

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4712965U (ja) * 1971-03-05 1972-10-16
JPS599081U (ja) * 1982-07-09 1984-01-20 株式会社山田メツキ工業所 鍍金処理用バレル

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55154358U (ja) * 1979-04-24 1980-11-07

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