JPH0574844U - カラー熱転写記録装置 - Google Patents
カラー熱転写記録装置Info
- Publication number
- JPH0574844U JPH0574844U JP1233692U JP1233692U JPH0574844U JP H0574844 U JPH0574844 U JP H0574844U JP 1233692 U JP1233692 U JP 1233692U JP 1233692 U JP1233692 U JP 1233692U JP H0574844 U JPH0574844 U JP H0574844U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ink
- printing
- paper
- thermal transfer
- transfer recording
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
- Electronic Switches (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 平滑度の低い普通紙に鮮明なカラー画像を形
成する。 【構成】 使用するインクシートを表面処理用透明イン
ク5、イエロー1、マゼンタ2、シアン3の4種もしく
はブラック4を加えた5種とし、最初に透明インクによ
って表面処理を行った後、画像を形成する。 【効果】 被転写紙の平滑度にかかわらず、鮮明な印画
ができ、装置本体に特別な構造を必要としない。
成する。 【構成】 使用するインクシートを表面処理用透明イン
ク5、イエロー1、マゼンタ2、シアン3の4種もしく
はブラック4を加えた5種とし、最初に透明インクによ
って表面処理を行った後、画像を形成する。 【効果】 被転写紙の平滑度にかかわらず、鮮明な印画
ができ、装置本体に特別な構造を必要としない。
Description
【0001】
本考案はカラー熱転写記録装置に関する。
【0002】
これまでのカラー熱転写記録装置では、図4(A)に示すようなイエロー(黄 )1、マゼンタ(赤紫)2、シアン(青緑)3の3色、もしくはこれにブラック (黒)4を加えた、図4(B)に示すような4色のインクシートを用いることで カラー画像を出力している(特公昭62−51755号公報)。
【0003】 画像を形成される被転写紙は、表面の平滑度が高い高級紙や、表面にインク受 像層を塗工したコート紙等の専用紙(いずれもベック平滑度400秒以上)が用 いられている。 平滑度の低い普通紙(以下、単に普通紙と呼ぶ、ベック平滑度100秒以下) を用いた方が一枚当たりの単価(ランニングコストと呼ぶ)も安く、筆記具によ る追記もしやすいため、オフィスなどの使用環境では、普通紙を好むが、これま でのカラー熱転写記録装置では、平滑度の低い普通紙6を用いると、図5(A) のように紙表面の凹凸の影響を受け、凸面にのみインクが転写され、凹面にはイ ンクが転写されないため、出力画像の画質は著しく低下してしまう。
【0004】 このため、普通紙に印画を行う方法として、特殊なインクシートを用いる方法 と、転写のための印加エネルギーを増して紙の凹面にまでインクを流し込む方法 、及びサーマルヘッドの圧力を増して凹部までインクを圧入する方法などがとら れている。
【0005】
前述のように、普通紙6にカラー出力を印画するために、特殊なインクシート を用いる方法には、インクシートの単価が高くなるという課題がある。加えて、 現在ではまだ普通紙用インクシートのカラー化はなされていないという課題があ る。
【0006】 また、転写のための印加エネルギーを増す方法には、電源容量が大きくなり、 装置本体の価格が高くなってしまうという課題がある。 さらに、サーマルヘッドの圧力を増して凹部までインクを圧入する方法には、 サーマルヘッドの機械的寿命が短くなること、装置本体の機械的強度を上げるた めに本体の価格が高くなるといった課題がある。
【0007】
前記の課題を解決するための手段として、カラー印画を行う前に、低粘度の透 明なインク5を用いて被転写紙に対して図5(B)のような透明インクの層を形 成し、後にカラー画像を印画させることによって、装置の特殊な改造を必要とせ ずに、普通紙6への高品質な印画を行った。
【0008】
カラー画像を印画する前処理として、透明なインク5により、印画エリア以上 の面全面に転写を行う。このインクは、印画を目的としたものではないから、印 画品質にこだわることなく、流動性の良いインクを用いれば、印画用のインクと 異なり、凹凸にかかわらず、表面に平滑な層を形成できる。表面に平滑なインク 層を形成された普通紙は、平滑度の高い高級紙と同じ方法で印画できる。
【0009】
以下に、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。 図3は、本考案で用いるインクシート例である。図2(A)の従来の3色イン クシートに対し、イエロー1、マゼンタ2、シアン3の3原色の前に、表面コー ティング用のカラーインクから顔料を除いた透明インク5部を設けた、4色仕立 てとなっている。
【0010】 この透明インク5は、他の3色に比べて、粘性が低く、流動性が高いインクと なっており、紙の凹凸に関係なく、平滑な印画を行う性質のものである。画像を 形成する目的の他の3色は、流動性が高いと精密な画像を形成できないから、通 常使われているインクが良い。 このインクシートを用いて印画するため、カラー熱転写記録装置本体の印画動 作は、図1のようになる。図2に示した従来の印画動作に比べて、透明インク5 の頭出し動作及び全面印画が加わったのみである。
【0011】 まず、カラー熱転写記録装置に画像データ及び画像出力命令が入力され、印画 動作は開始される。 第1に透明インク5の頭出し、次いで全面印画が行われ、被転写紙表面に透明 なインク5の層が形成される。この透明インク5の頭出しの識別は、従来の4色 インクと同じくセンサマークで行う。この時、被転写紙の平滑度が低ければ、流 動性の高い透明インク5は紙の凹部に流れ込み凹部を埋め、平滑な表面をつくる 。被転写紙の平滑度が高い場合も、それなりに平滑な表面をつくる(図6)。
【0012】 こうして表面に平滑な層を形成した後は、順次イエロー1、マゼンタ2、シア ン3と従来と変わらない印画動作を行い、画像を形成し印画動作は終了する。
【0013】
以上の説明で述べたように、本カラー熱転写記録装置では、 (1)被転写紙の平滑度に関係なく、高品質なカラー画像を出力できる。 (2)装置本体の構成及び構造は、従来の装置と全く変わらないため、開発コス トを低く抑えることができる。 (3)印画動作制御プログラムを若干変更するのみで、従来のインクシートでも 印画できるようになり、装置本体の機構は変更する必要がない。 等、種々の効果が得られる。
【図1】本考案の印画動作流れ図である。
【図2】従来の印画動作流れ図である。
【図3】本考案で用いるインクシート例を示す図であ
る。
る。
【図4】(A)は従来の3色インクシート例、(B)は
従来の4色インクシート例を示す図である。
従来の4色インクシート例を示す図である。
【図5】(A)は印画用インクを用いて凹凸のある紙へ
のインク転写を示した図であり、(B)は低粘度透明イ
ンクを用いて凹凸のある紙へのインク転写を示した図で
ある。
のインク転写を示した図であり、(B)は低粘度透明イ
ンクを用いて凹凸のある紙へのインク転写を示した図で
ある。
【図6】平滑度の異なる紙でのインク層の形成状態を示
す図である。
す図である。
1 イエローインク 2 マゼンタインク 3 シアンインク 4 ブラックインク 5 透明インク 6 普通紙
Claims (1)
- 【請求項1】 印画用原色部と被転写紙表面処理用透明
インク部との繰り返しからなる熱転写用カラーインクシ
ートを使用する熱転写記録装置において、印画用原色部
の印字に先立ち、上記透明インク部のベタ印字を行わせ
る印字制御部を具備することを特徴とする熱転写記録装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1233692U JPH0574844U (ja) | 1992-03-12 | 1992-03-12 | カラー熱転写記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1233692U JPH0574844U (ja) | 1992-03-12 | 1992-03-12 | カラー熱転写記録装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0574844U true JPH0574844U (ja) | 1993-10-12 |
Family
ID=11802461
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1233692U Pending JPH0574844U (ja) | 1992-03-12 | 1992-03-12 | カラー熱転写記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0574844U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020179552A (ja) * | 2019-04-24 | 2020-11-05 | 凸版印刷株式会社 | プラスチックカード及びその製造方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59198196A (ja) * | 1983-04-27 | 1984-11-09 | Ricoh Co Ltd | 熱転写形プリンタの記録方式 |
-
1992
- 1992-03-12 JP JP1233692U patent/JPH0574844U/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59198196A (ja) * | 1983-04-27 | 1984-11-09 | Ricoh Co Ltd | 熱転写形プリンタの記録方式 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020179552A (ja) * | 2019-04-24 | 2020-11-05 | 凸版印刷株式会社 | プラスチックカード及びその製造方法 |
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