JPH0574240U - 園芸用組立て棚の水受け装置 - Google Patents

園芸用組立て棚の水受け装置

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JPH0574240U
JPH0574240U JP1358892U JP1358892U JPH0574240U JP H0574240 U JPH0574240 U JP H0574240U JP 1358892 U JP1358892 U JP 1358892U JP 1358892 U JP1358892 U JP 1358892U JP H0574240 U JPH0574240 U JP H0574240U
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静夫 野田
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昭和アルミニウム株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 水受け板として例えば合成樹脂製波板などの
一般に入手しやすい安価な汎用部品を用いることができ
て、水受け板の劣化による部品の交換のさいにも部品代
が非常に安くつくとともに、水受け板の取付作業あるい
は交換作業を、非常に作業性よく、簡単に行ない得る園
芸用組立て棚の水受け装置を提供する。 【構成】 園芸用組立て棚は、棚枠体(10)と、棚枠体(1
0)の対向する桟に渡されて上下に対向するように取り付
けられた棚板(6)(6)とを備えている。棚枠体(10)の前後
両側において左右に隣り合う支柱(1)(1)同志に水受け板
後端部支持桟(15)(15)が相互に高さ違いとなるように渡
し止められ、これら前後両支持桟(15)(15)に水受け板
(8) が傾斜状に渡されて、上部棚板(6) の下側に位置せ
しめられている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、園芸用組立て棚の水受け装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、園芸用組立て棚において、棚板の下側に水受け部材を配置することは 、既に行なわれており、従来は、棚の支柱に水受け専用パネルが棚板の下方に位 置するように取り付けられていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の園芸用組立て棚の水受け装置では、水受け専 用パネルとして汎用部品を用いることができず、これが劣化すると、水受け専用 パネルを購入して取り替える必要があり、しかも交換作業には、専用の取付具を 使用する場合が多く、従って交換作業が容易でないばかりか、コスト高となると いう問題があった。
【0004】 この考案の目的は、上記の従来技術の問題を解決し、水受け板として一般に入 手しやすい安価な汎用部品を用いることができ、しかもこれが劣化した場合、そ の交換作業を容易に行ない得る、園芸用組立て棚の水受け装置を提供しようとす るにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この考案は、上記の目的を達成するために、前後に一対ずつ対向するようにか つ左右に所定間隔おきに複数組配置された支柱、前後に対向する支柱同志に上下 一対ずつ渡された水平状横桟、および前後両側において左右に隣り合う支柱同志 に上下一対ずつ渡された水平状連結桟よりなる棚枠体と、棚枠体の対向する桟に 渡されて上下に対向するように取り付けられた棚板とを備えている園芸用組立て 棚であって、棚枠体の前後両側において左右に隣り合う支柱同志に水受け板後端 部支持桟が相互に高さ違いとなるように渡し止められ、これら前後両支持桟に水 受け板が傾斜状に渡されて、上部棚板の下側に位置せしめられている、園芸用組 立て棚の水受け装置を要旨としている。
【0006】
【作用】
上記園芸用組立て棚によれば、棚枠体の前後両側において左右に隣り合う支柱 同志に水受け板端部支持桟が相互に高さ違いに取り付けられ、これらの支持桟に 水受け板が傾斜状に渡されているから、水受け板として例えば合成樹脂製波板な どの一般に入手しやすい安価な汎用部品を用いることができ、水受け板の劣化に よる部品の交換のさいにも部品代が非常に安くつく。そして水受け板は、これを 棚枠体の側方よりスライドさせるようにして、その前後両端部を前後両支持桟に 支持せしめることにより、例えば前方下向きに傾斜した状態に非常に簡単に取り 付けることができるので、作業性にすぐれており、水受け板が劣化した場合、そ の交換作業を容易に行ない得るものである。
【0007】 勿論、水受け板は、園芸用組立て棚の上部棚板の下側に位置せしめられている から、水の排出をスムーズに行なうことができ、下部棚板にのせられた鉢うえ植 物などに水がかゝらない。
【0008】
【実施例】
つぎに、この考案の実施例を図面に基づいて説明する。
【0009】 この明細書において、前後、左右は図5を基準とし、前とは図5の下側、後と は同上側をいゝ、また左とは同図左側、右とは同右側をいうものとする。
【0010】 園芸用組立て棚の概略を示す図1において、組立て棚は、前後に一対ずつ対向 するようにかつ左右に所定間隔おきに3組配置された支柱(1) 、前後に対向する 支柱(1)(1)同志に上下一対ずつ渡された水平状横桟(4)(4)、および前後両側にお いて左右に隣り合う支柱(1)(1)同志に上下一対ずつ渡された水平状連結桟(5)(5) よりなる棚枠体(10)と、棚枠体(10)の前後両側の上部連結桟(5)(5)同志、同下部 連結桟(5)(5)同志にそれぞれ渡された4枚の棚板(6) とを備えている。
【0011】 そして、棚枠体(10)の前後両側において左右に隣り合う支柱(1)(1)同志にそれ ぞれ横断面略コ形の水受け板端部支持桟(15)(15)が、それらの開口部を棚枠体(1 0)の内方に向けるとともに後側のものが高くかつ前側のものが低くなるように相 互に高さ違いとなるように渡し止められ、これら前後両支持桟(15)(15)に水受け 板(8) が前方下向きに傾斜するように渡されて、上部棚板(6) の下側に位置せし められている。
【0012】 この実施例においては、各支柱(1) は、中空状支柱芯材(2) と、中空状支柱芯 材(2) の左右両側に被せ止められた一対の被覆材(3)(3)とによって構成され、各 支柱(1) の上下両端には、キャップ(7)(7)が被せ止められている。
【0013】 そして、棚枠体(10)は、前後に対向する支柱(1)(1)の中空状支柱芯材(2)(2)お よびこれらに渡された上下一対の水平状横桟(4)(4)よりなる3つの主枠(11)と、 前後両側において左右に隣り合う支柱(1)(1)の相互に対向する被覆材(3)(3)およ びこれらに渡された上下一対の水平状連結桟(5)(5)よりなる4つの連結用枠(12) とが平面よりみて方形に、あたかも直方体状に組み合わせられて形成されたもの である。
【0014】 上記園芸用組立て棚の構造材、すなわち支柱(1) の中空状支柱芯材(2) と被覆 材(3) 、水平状横桟(4) 、水平状連結桟(5) および水受け板端部支持桟(15)など は、すべて耐食アルミニウム合金押出形材製である。また棚板(6) は例えば樹脂 コーティングが施された鋼製の格子部材(グレーティング)よりなるものである であり、キャップ(7) はABS樹脂製であり、水受け板(8) は例えば塩化ビニル 樹脂製波板等のいわゆる汎用性のある合成樹脂板よりなるものである。
【0015】 ここで、図2は園芸用組立て棚の棚枠体(10)の要部拡大斜視図で、支柱(1) の 上端部にキャップ(7) が嵌め被せられる状態が示されている。
【0016】 図3は同棚枠体(10)の部分省略拡大縦断面図、図4は同横断面図であり、支柱 (1) を構成する中空状支柱芯材(2) と被覆材(3)(3)の詳しい構造が示されている 。
【0017】 図5は棚枠体(10)の支柱(1) に対する水平状横桟(4) および水平状連結桟(5) の取付け部分の水平断面図、図6は同棚枠体(10)の支柱(1) に対する水受け板端 部支持桟(15)の取付け部分の水平断面図で、それぞれ中空状支柱芯材(2) と被覆 材(3)(3)と水受け板端部支持桟(15)の詳しい構造が示されている。
【0018】 図7は支柱(1) に対する水平状横桟(4) 、水平状連結桟(5) 、および水受け板 端部支持桟(15)の取付け状態を示す分解斜視図である。
【0019】 以下に、園芸用組立て棚の各部の構成を、これらの図面に基づいて詳しく説明 する。
【0020】 各支柱(1) は、中空状支柱芯材(2) と左右一対の被覆材(3)(3)とによって構成 され、その詳細は、図2および図5〜図7に示されている。
【0021】 まず、各支柱(1) の中空状支柱芯材(2) は略角筒状で、棚枠体(10)の内側を向 く第1対向壁部(20)および同外側を向く第2対向壁部(21)と、左右両側壁部(22) (23)とを有している。棚枠体(10)の前後両側において、各支柱(1) の中空状支柱 芯材(2) 相互に反対向きに配置されている。つまり各中空状支柱芯材(2) の第1 対向壁部(20)が棚枠体(10)の内側を向くように配置されている。
【0022】 そして、各中空状支柱芯材(2) の第1対向壁部(20)の左右両側に段部(26)(26) が設けられるとともに、段部(26)(26)に対向する左右一対の係合凸部(27)(27)が 張出状に設けられ、また第1対向壁部(20)の中央部内側にキャップ(7) の中央脚 入れ用凹部(28)が形成せられている。
【0023】 なお、各中空状支柱芯材(2) の第1対向壁部(20)の中央部には、上下一対の水 平状横桟(4) を取り付けるためのタッピンねじ(14)を挿入するねじ差込み孔(24) が上下一対ずつ2組あけられるとともに、同第1対向壁部(20)の上端寄り部分に キャップ(7) を取り付けるためのタッピンねじ(14)を挿入するねじ差込み孔(24) があけられている。
【0024】 さらに、同第1対向壁部(20)の中央部に、水受け板端部支持桟(15)を取り付け るためのタッピンねじ(14)を挿入する2つのねじ差込み孔(29)(29)が上下に所定 間隔おきにかつ上部横桟(4) の少し下側に位置するようにあけられている。
【0025】 また、各中空状支柱芯材(2) の第2対向壁部(21)の中央部には、上記第1対向 壁部(20)の横桟取付用ねじ差込み孔(24)に対応して、タッピンねじ(14)の頭部の 外径より大きい直径を有しかつドライバーを差し込むための大径孔(25)があけら れている。
【0026】 一方、各中空状支柱芯材(2) の左右両側壁部(22)(23)の外半部に、内部拡大溝 (30)(30)がそれぞれ設けられ、各内部拡大溝(30)の両側に横断面L形の側部係合 部(31)と横断面親指形の側部係合部(32)が形成されている。
【0027】 つぎに、各支柱(1) の左右一対の被覆材(3)(3)は、互いに同形で、中空状支柱 芯材(2) を中心として左右対称に配置されている。各被覆材(3) は、中空状支柱 芯材(2) の左または右側壁部(22)(23)を覆う側壁部(40)と、同芯材(2) の第2対 向壁部(21)の約半分を覆いかつ先端に間隔保持凸部(43)を有する外側張出壁部(4 1)と、芯材(2) の第1対向壁部(20)の左または右側の段部(26)を覆いかつ先端に 間隔保持凸部(44)を有する内側張出壁部(42)とよりなり、かつ側壁部(40)の外半 部に中空状支柱芯材(2) の内部拡大溝(30)に嵌め入れられる2つのL形係合部(4 6)および逆L形係合部(47)が設けられている。また各被覆材(3) の内側張出壁部 (42)先端の間隔保持凸部(44)には、中空状支柱芯材(2) の第1対向壁部(20)の左 または右係合凸部(27)を嵌め入れるための段部(45)が設けられている。
【0028】 各支柱(1) の中空状支柱芯材(2) に対して、これの左右両側に被覆材(3)(3)を 被せ止めるには、中空状支柱芯材(2) の左右両側壁部の内部拡大溝(30)(30)に、 被覆材(3)(3)の側壁部(40)(40)に設けられているL形係合部(46)および逆L形係 合部(47)を嵌め入れるように、それぞれ被覆材(3)(3)を上からスライドさせて、 支柱芯材(2) の左右両側に嵌め被せれば、良い。
【0029】 これにより、中空状支柱芯材(2) と被覆材(3)(3)とが結合されるとともに、中 空状支柱芯材(2) と左右両被覆材(3)(3)の中間において支柱(1) の前後両側に、 後述のキャップ(7) の脚部を差し込むための左右空隙部(48)(48)および空隙部(4 9)(49)がそれぞれ形成されるものである。
【0030】 図3と図4に示されるように、各水平状横桟(4) と水平状連結桟(5) とは、横 断面略長円形を有し、かつ内部に上下一対の横断面く形および逆く形のねじ取付 用凸条(13)(13)がそれぞれ設けられている。また各水平状連結桟(5) には、棚枠 体(10)の内方にのびる棚板受部(9) が設けられている。
【0031】 図3と図4および図6と図7に詳しく示されるように、横断面コ形の前後水受 け板支持桟(15)(15)は、相互に水受け板端部差込み凹部(16)(16)を棚枠体(10)の 内方に向けて取り付けられている。各水受け板支持桟(15)の左右両端部にはねじ 差込み孔(19)(19)を有する平坦部(17)(17)がそれぞれ設けられるとともに、断面 コ形の水受け板支持桟(15)の上下壁を斜めに切断した傾斜部(18)(18)が設けられ ている。
【0032】 なお上記のように、前後に対向する中空状支柱芯材(2)(2)の第1対向壁部(20) (20)には、水受け板端部支持桟(15)を取り付けるためのタッピンねじ差込み孔(2 9)(29)が上下に高さ違いに2つあけられている。従って例えば一方の後側支持桟 (15)を上側の差込み孔(29)にタッピンねじ(14)を挿入するように取り付け、他方 の前側支持桟(15)を下側の差込み孔(29)にタッピンねじ(14)を挿入するように取 り付ければ、これら前後両支持桟(15)(15)を相互に高さ違いに取り付けることが できる。
【0033】 また水受け板(8) は、図1に示すように、これを棚枠体(10)の側方よりスライ ドさせるようにして、その前後両端部を前後両支持桟(15)(15)の互いに対向する 水受け板端部差込み凹部(16)(16)に嵌め入れることにより、前方下向きに傾斜し た状態に非常に簡単に取り付けることができ、作業性にすぐれている。
【0034】 つぎに、上記のように、棚枠体(10)の前後に対向する支柱(1)(1)の上端と下端 には、同形の前後一対ずつ2組のキャップ(7)(7)が相互に反対向きに取り付けら れている。各キャップ(7) の詳細は、図2および図9と図10に示されており、 これを棚枠体(10)の後側支柱(1) に取り付けられるキャップ(7) について説明す る。
【0035】 同図において、棚枠体(10)の後側支柱(1) に取り付けられるキャップ(7) は、 支柱(1) の上端または下端を覆う頂壁(50)と、この頂壁(50)の前側縁部の中央と 左右両側に下方突出状に設けられた3つの脚部(51)〜(53)と、同後側縁部の左右 両側に下方突出状に設けられた2つの脚部(54)(55)とよりなるものである。キャ ップ(7) の頂壁(50)前側縁部の中央脚部(51)には、ねじ差込み孔(56)があけられ ている。
【0036】 ここで、キャップ(7) の下方に突出した前側の3つの脚部(51)〜(53)のうち、 中央の脚部(51)は、各支柱(1) の中空状支柱芯材(2) 内側の中央脚入れ用凹部(2 8)と同様の横断面形状を有し、左右両脚部(52)(53)は、中空状支柱芯材(2) と左 右両被覆材(3)(3)の中間において支柱(1) の前側に形成されている左右両空隙部 (48)(48)とほゞ同じ横断面形状を有している。キャップ(7) の下方に突出した後 側の2つの脚部(54)(55)は、同支柱(1) の後側に形成されている左右両空隙部(4 9)(49)とほゞ同じ横断面形状を有している。
【0037】 また、キャップ(7) の頂壁(50)前側寄り部分には、その厚みが薄くなされた取 外し用円形壁部(57)が形成され、この取外し用壁部(57)の周囲に環状の薄肉部(5 8)が設けられ、さらに環状薄肉部(58)の外側に環状補強壁部(59)が下方突出状に 設けられている。このキャップ頂壁(50)の取外し用円形壁部(57)を例えばハンマ ーなどにより上から叩いて除去することにより、日除け等取付けパイプ(図示略 )を差し込み得る貫通孔を、容易にあけることができる。なお、棚枠体(10)の前 側支柱(1) に取り付けられるキャップ(7) は、上記と同じ構造のものを上記の場 合とは逆に、3つの脚部(51)〜(53)を後方にすなわち棚枠体(10)の内方に向けて 配置するものである。
【0038】 図8は、園芸用組立て棚の棚枠体(10)の組立て方法を工程順に示している。
【0039】 同図において、棚枠体(10)の前後に対向する支柱(1)(1)の中空状支柱芯材(2)( 2)およびこれらに渡された上下一対の水平状横桟(4)(4)よりなる主枠(11)、並び に棚枠体(10)の前後両側において左右に隣り合う支柱(1)(1)の相互に対向する被 覆材(3)(3)およびこれらに渡された上下一対の水平状連結桟(5)(5)よりなる連結 用枠(12)は、各部材のタッピンねじ(14)による締付け作業が予め工場において実 施されて、工場生産による平面的な枠の形態で市場に供給される。
【0040】 従って、一般使用者が園芸用組立て棚の棚枠体(10)を組み立てるには、まず1 番目の主枠(11)の中空状支柱芯材(2) に対して、連結用枠(12)の被覆材(3) を上 からスライドさせるように嵌め被せて(図8A参照)、1番目の主枠(11)に対し て2つの連結用枠(12)(12)を対向状に取り付けた後、対向する2つの連結用枠(1 2)(12)の被覆材(3)(3)に対して今度は2番目の主枠(11)の前後の中空状支柱芯材 (2)(2)を嵌め合わせるようにスライドさせて取り付ける(図8B参照)。つぎに 、この2番目の主枠(11)の中空状支柱芯材(2)(2)に対して、連結用枠(12)の被覆 材(3) を上からスライドさせるように嵌め被せて(図8C参照)、2番目の主枠 (11)に対して2つの連結用枠(12)(12)を対向状に取り付けた後、対向する2つの 連結用枠(12)(12)の被覆材(3)(3)に対してさらに3番目の主枠(11)の前後の中空 状支柱芯材(2)(2)を嵌め合わせるようにスライドさせて取り付けて(図8D参照 )、棚枠体(10)を組み立てるものである。なお、棚枠体(10)の四隅の中空状支柱 芯材(2) のそれぞれ左右外側面には、被覆材(3) のみを同様に上からスライドさ せるように嵌め被せておく。
【0041】 そして図2に示すように、中空状支柱芯材(2) およびこれの左右両側の被覆材 (3)(3)とよりなる各支柱(1) の上下両端部に、キャップ(7)(7)をそれぞれ嵌め被 せるものである。この場合、各キャップ(7) の下方に突出した前側の3つの脚部 (51)〜(53)を、これらとほゞ同じ横断面形状を有する中空状支柱芯材(2) 内側の 中央脚入れ用凹部(28)と左右両空隙部(48)(48)とに差し込み、キャップ(7) の後 側の2つの脚部(54)(55)を、これらとほゞ同じ横断面形状を有する左右両空隙部 (49)(49)に差し込む。これにより、各支柱(1) を構成する中空状支柱芯材(2) と 被覆材(3)(3)とがしっかりと結合されるものである。
【0042】 また、図4に示すように、棚枠体(10)の前後両側において左右に隣り合う支柱 (1)(1)同志に水受け板後端部支持桟(15)(15)を相互に高さ違いとなるように渡し 止め、さらに水受け板(8) を、図1に示すように、棚枠体(10)の側方よりスライ ドさせるようにして、その前後両端部を横断面コ形の前後両支持桟(15)(15)の差 込み凹部(16)(16)に嵌め入れるように支持せしめ、これら前後両支持桟(15)(15) に水受け板(8) を傾斜状に渡すものである。
【0043】 このような棚枠体(10)の組立て後、棚枠体(10)の前後両側の上部連結桟(5)(5) 同志、同下部連結桟(5)(5)同志にそれぞれ棚板(6) を渡すことにより、水受け板 (8) が上部棚板(6) の下側に位置せしめられ、園芸用組立て棚の組立てが完了す るものである。
【0044】 なお、上記のように、水受け板(8) は、これを非常に簡単に取り付けることが できるので、作業性にすぐれており、水受け板(8) が劣化した場合、その交換作 業を容易に行ない得るものである。
【0045】 ところで、支柱(1) を構成する中空状支柱芯材(2) と被覆材(3) とを、上記の ようにスライド方式で嵌合させる場合、両者間のクリアランスが小さいほど結合 が強固となり、好ましいが、嵌合時の抵抗が大きく、作業性が悪くなる。これに 対し両者間のクリアランスを大きくとると、作業性は良くなるが、嵌合後にガタ ツキが生じる。また組合わせ後の支柱(1) の上端部が開口したまゝでは、水やご みが入り込むので、好ましくない。
【0046】 従って、上記のようなキャップ(7) を支柱(1) の上下両端に被せ止めることに より、支柱構成部材間のクリアランスを大きくとることができて、作業性が良く 、しかも嵌合後のガタツキを有効に防止することができて、支柱構成部材すなわ ち中空状支柱芯材(2) と被覆材(3)(3)とがしっかりと結合され、棚枠体(10)ひい ては園芸用組立て棚の強度を大幅に増大することができるものである。
【0047】 また支柱(1) の上下両端にキャップ(7) を被せ止めることにより、支柱芯材(2 ) や被覆材(3) などの支柱構成部材の端部で、手を怪我したりすることもなく、 安全性にすぐれている。
【0048】 なおこの実施例では、例えば図3に示すように、1番目の主枠(11)の水平状横 桟(4)(4)を、2つの連結用枠(12)(12)の水平状連結桟(5)(5)と同じレベルに取り 付けるのに対して、つぎの2番目の主枠(11)の水平状横桟(4)(4)を、1番目の主 枠(11)の場合よりも低く、各連結用枠(12)の水平状連結桟(5) に設けられた棚板 受部(9) の上面と同じレベルにすることにより、左右に隣り合う2枚の棚板(6) を連続して取り付けることができるので、好ましい。
【0049】 上記のように、一般使用者は、主枠(11)と連結用枠(12)を順次連結するように 組み立てるとともに、四隅の中空状支柱芯材(2) に被覆材(3) を嵌め被せること により、棚枠体(10)を容易に組み上げることができ、ドライバーを用いた面倒で 手間のかゝるタッピンねじ(14)の締付け作業を行なう必要がなく、一般使用者に よる棚の組立て作業の負担を大幅に軽減することができる。
【0050】 またタッピンねじ(14)による締付け作業が予め工場において例えば電動工具な どを用いて行なわれるため。ねじの締付けトルクの程度が一定となり、従って部 材の取付け強度にバラツキを生じることなく、組立て後の棚の強度が一定となっ て高品質が確保される。また各部材を結合するタッピンねじ(14)は、棚枠体(10) の組立て後には、各支柱(1) の内部に収められるため、外部より見えず、非常に 体裁が良いものである。
【0051】 なお、上記実施例においては、棚枠体(10)の前後両支持桟(15)(15)に水受け板 (8) を前方下向きに傾斜するように渡して取り付けられているが、これに限らず 、前後両水受け板端部支持桟(15)(15)が相互に異なるレベルに取り付けられてい て、水受け板(8) は、前方下向きあるいは後方下向きのいずれの方向に傾斜せし められていても、良い。
【0052】 また、上記実施例においては、園芸用組立て棚の棚枠体(10)が、3つの主枠(1 1)と4つの連結用枠(12)とによって構成され、これに4枚の棚板(6) がのせられ たものであるが、勿論これに限らず、園芸用組立て棚は、2つの主枠(11)と2つ の連結用枠(12)とよりなる直方体形状の棚枠体(10)に、2枚の棚板(6) がのせら れたものを最低ユニットとして、これに2つの連結用枠(12)と1つの主枠(11)を 順次追加して連結しかつ棚板(6) を2枚ずつ追加してのせていくことにより、例 えば温室内の園芸用棚の設置スペースに応じて、左右方向に所要長さ延長するこ とができるものである。
【0053】 また、実施例では、連結用枠(12)の水平状連結桟(5) 側に棚板受部(9) が設け られているが、主枠(11)の水平状横桟(4) 側に棚板受部(9) を設けることも可能 である。そして、キャップ(7) は、支柱(1) の上下両端に被せ止められているが 、これは少なくとも支柱(1) の上端に被せ止められておれば、良い。
【0054】
【考案の効果】
この考案は、上述のように、前後に一対ずつ対向するようにかつ左右に所定間 隔おきに複数組配置された支柱、前後に対向する支柱同志に上下一対ずつ渡され た水平状横桟、および前後両側において左右に隣り合う支柱同志に上下一対ずつ 渡された水平状連結桟よりなる棚枠体と、棚枠体の対向する桟に渡されて上下に 対向するように取り付けられた棚板とを備えている園芸用組立て棚であって、棚 枠体の前後両側において左右に隣り合う支柱同志に水受け板後端部支持桟が相互 に高さ違いとなるように渡し止められ、これら前後両支持桟に水受け板が傾斜状 に渡されて、上部棚板の下側に位置せしめられているもので、水受け板としては 、例えば合成樹脂製波板などの一般に入手しやすい安価な汎用部品を用いること ができ、水受け板の劣化による部品の交換のさいにも部品代が非常に安くつく。
【0055】 そして水受け板は、これを棚枠体の側方よりスライドさせるようにして、その 前後両端部を前後両支持桟に支持せしめることにより、例えば前方下向きに傾斜 した状態に非常に簡単に取り付けることができるので、作業性にすぐれており、 水受け板が劣化した場合、その交換作業を容易に行ない得るという効果を奏する 。
【0056】 また水受け板は、園芸用組立て棚の上部棚板の下側に位置せしめられているの で、水の排出をスムーズに行なうことができ、下部棚板にのせられた鉢うえ植物 などに水がかゝらない。
【図面の簡単な説明】
【図1】園芸用組立て棚の概略を示す一部分解斜視図で
ある。
【図2】同園芸用組立て棚の棚枠体の要部拡大斜視図
で、支柱の上端部にキャップが嵌め被せられる直前の状
態が示されている。
【図3】同棚枠体の部分省略拡大縦断面図である。
【図4】同横断面図である。
【図5】棚枠体の支柱に対する水平状横桟および水平状
連結桟の取付け部分の水平断面図である。
【図6】同棚枠体の支柱に対する水受け板端部支持桟の
取付け部分の水平断面図である。
【図7】支柱に対する水平状横桟、水平状連結桟、およ
び水受け板端部支持桟の取付け状態を示す分解斜視図で
ある。
【図8】園芸用組立て棚の棚枠体の組立て方法を工程順
に示す概略斜視図である。
【図9】キャップの詳しい構造を示す斜視図である。
【図10】図9X−Xに沿う断面図で、キャップの詳し
い構造が示されている。
【符号の説明】
1 支柱 2 中空状支柱芯材 3 被覆材 4 水平状横桟 5 水平状連結桟 6 棚板 8 水受け板 9 棚板受部 10 棚枠体 11 主枠 12 連結用枠 15 水受け板後端部支持桟

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後に一対ずつ対向するようにかつ左右
    に所定間隔おきに複数組配置された支柱(1) 、前後に対
    向する支柱(1)(1)同志に上下一対ずつ渡された水平状横
    桟(4)(4)、および前後両側において左右に隣り合う支柱
    (1)(1)同志に上下一対ずつ渡された水平状連結桟(5)(5)
    よりなる棚枠体(10)と、棚枠体(10)の対向する桟に渡さ
    れて上下に対向するように取り付けられた棚板(6)(6)と
    を備えている園芸用組立て棚であって、棚枠体(10)の前
    後両側において左右に隣り合う支柱(1)(1)同志に水受け
    板後端部支持桟(15)(15)が相互に高さ違いとなるように
    渡し止められ、これら前後両支持桟(15)(15)に水受け板
    (8) が傾斜状に渡されて、上部棚板(6) の下側に位置せ
    しめられている、園芸用組立て棚の水受け装置。
JP1992013588U 1992-03-16 1992-03-16 園芸用組立て棚の水受け装置 Expired - Lifetime JPH0733636Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08131303A (ja) * 1994-11-04 1996-05-28 San Manekin Kogei:Kk ワゴン

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JPH08131303A (ja) * 1994-11-04 1996-05-28 San Manekin Kogei:Kk ワゴン

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