JPH0573A - 抗菌剤 - Google Patents
抗菌剤Info
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- JPH0573A JPH0573A JP17886291A JP17886291A JPH0573A JP H0573 A JPH0573 A JP H0573A JP 17886291 A JP17886291 A JP 17886291A JP 17886291 A JP17886291 A JP 17886291A JP H0573 A JPH0573 A JP H0573A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 安全性に優れ、食品等に添加可能であり、広
範囲の微生物に対して生育阻害作用を有し、多水分系、
特に食塩を含む系においても分散性、安定性の高い抗菌
剤を提供する。 【構成】 脂肪酸モノグリセリドを比重調整剤シューク
ロースアセチルイソブチルおよび乳化剤により可溶化し
た抗菌剤。
範囲の微生物に対して生育阻害作用を有し、多水分系、
特に食塩を含む系においても分散性、安定性の高い抗菌
剤を提供する。 【構成】 脂肪酸モノグリセリドを比重調整剤シューク
ロースアセチルイソブチルおよび乳化剤により可溶化し
た抗菌剤。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、広範囲の微生物に対し
て生育阻害作用を示す、特に食品添加に適した抗菌剤に
関するものである。
て生育阻害作用を示す、特に食品添加に適した抗菌剤に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、食品の保存性を高めるため
に、各種抗菌剤が用いられてきた。合成抗菌剤について
は、ソルビン酸塩や安息香酸などの使用が認められてお
り、目的に応じて利用されている。また、天然抗菌剤に
ついてもリゾチーム、プロタミン、香辛料抽出物などの
製剤が商品化されてきた。最近になって、合成抗菌剤
は、効果は優れるものの安全性に疑問が残るため、安全
性の高い天然抗菌剤のニーズが高まってきた。そして、
現在、天然抗菌剤としてリゾチーム、プロタミン、香辛
料抽出物などの製剤が上市されている。しかし、抗菌効
果が弱く、満足の行くものではなかった。
に、各種抗菌剤が用いられてきた。合成抗菌剤について
は、ソルビン酸塩や安息香酸などの使用が認められてお
り、目的に応じて利用されている。また、天然抗菌剤に
ついてもリゾチーム、プロタミン、香辛料抽出物などの
製剤が商品化されてきた。最近になって、合成抗菌剤
は、効果は優れるものの安全性に疑問が残るため、安全
性の高い天然抗菌剤のニーズが高まってきた。そして、
現在、天然抗菌剤としてリゾチーム、プロタミン、香辛
料抽出物などの製剤が上市されている。しかし、抗菌効
果が弱く、満足の行くものではなかった。
【0003】特開昭59ー216577号公報、特開平
2ー31666号公報、特開平2ー20231号公報、
特開昭59ー151875号公報、特開昭57ー740
75号公報、特開昭62ー269673号公報の記載に
は、脂肪酸モノグリセリドが抗菌性を有することは広く
知られており、食品用の抗菌剤として利用が試みられ
た。しかし、炭素数が10以下の脂肪酸モノグリセリド
は添加した食品の風味を著しく損ねるため、また、炭素
数12以上の脂肪酸モノグリセリドは溶解性が悪く結晶
が析出したりするため実用性に乏しかった。また、脂肪
酸モノグリセリドを食塩水に添加した場合には特に溶解
性が悪く、分離、析出を起こし容器を汚したりする点が
問題になっていた。
2ー31666号公報、特開平2ー20231号公報、
特開昭59ー151875号公報、特開昭57ー740
75号公報、特開昭62ー269673号公報の記載に
は、脂肪酸モノグリセリドが抗菌性を有することは広く
知られており、食品用の抗菌剤として利用が試みられ
た。しかし、炭素数が10以下の脂肪酸モノグリセリド
は添加した食品の風味を著しく損ねるため、また、炭素
数12以上の脂肪酸モノグリセリドは溶解性が悪く結晶
が析出したりするため実用性に乏しかった。また、脂肪
酸モノグリセリドを食塩水に添加した場合には特に溶解
性が悪く、分離、析出を起こし容器を汚したりする点が
問題になっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、安全
性に優れ、食品等に添加可能であり、広範囲の微生物に
対して生育阻害作用を有し、多水分系、特に食塩を含む
系においても分散性、安定性の高い抗菌剤を提供するこ
とにある。
性に優れ、食品等に添加可能であり、広範囲の微生物に
対して生育阻害作用を有し、多水分系、特に食塩を含む
系においても分散性、安定性の高い抗菌剤を提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、脂肪酸
モノグリセリドを比重調整剤および乳化剤により可溶化
することにより、広範囲の微生物に対して生育阻害作用
を有し、多水分系、特に食塩を含む系においても分散
性、安定性の高い抗菌剤が提供される。以下本発明をさ
らに詳細に説明する。本発明に使用する脂肪酸モノグリ
セリドはグリセリンの脂肪酸モノエステルである。脂肪
酸モノグリセリドは鎖長がC2〜C20程度の物が市販
されており、いずれも使用できるが、C8〜C16の脂
肪酸モノグリセリドの抗菌性が特に優れている。
モノグリセリドを比重調整剤および乳化剤により可溶化
することにより、広範囲の微生物に対して生育阻害作用
を有し、多水分系、特に食塩を含む系においても分散
性、安定性の高い抗菌剤が提供される。以下本発明をさ
らに詳細に説明する。本発明に使用する脂肪酸モノグリ
セリドはグリセリンの脂肪酸モノエステルである。脂肪
酸モノグリセリドは鎖長がC2〜C20程度の物が市販
されており、いずれも使用できるが、C8〜C16の脂
肪酸モノグリセリドの抗菌性が特に優れている。
【0006】また、異なった鎖長の脂肪酸モノグリセリ
ドの混合物を使用することも可能である。脂肪酸モノグ
リセリドの配合量は1〜90重量%好ましくは10〜5
0重量%とする。1%未満では抗菌活性が発揮できず、
90重量%を超えると溶解性などに問題が出てくる。本
発明で使用する乳化剤は、ショ糖脂肪酸エステルおよび
ポリグリセリン脂肪酸エステルから選ばれる物であり、
これらを1種単独で、または2種以上混合して使用する
ことができる。
ドの混合物を使用することも可能である。脂肪酸モノグ
リセリドの配合量は1〜90重量%好ましくは10〜5
0重量%とする。1%未満では抗菌活性が発揮できず、
90重量%を超えると溶解性などに問題が出てくる。本
発明で使用する乳化剤は、ショ糖脂肪酸エステルおよび
ポリグリセリン脂肪酸エステルから選ばれる物であり、
これらを1種単独で、または2種以上混合して使用する
ことができる。
【0007】本発明で用いるショ糖脂肪酸エステルとし
ては一般市販品のなかからHLBの高いものを単独また
は適宜組み合せて用いることができる。市販品として
は、例えば第一工業製薬(株)製のDKFー160(商
品名)、三菱化成(株)製のLー1695(商品名)な
どを使用できる。本発明で用いるポリグリセリン脂肪酸
エステルとしては一般市販品のなかからHLBの高いも
のを単独でまたは適宜組み合せて用いることができる。
市販品としては、例えば坂本薬品(株)製のSYグリス
ターMLー750(商品名)、SYグリスターMLー3
10およびSYグリスターMLー500などを使用でき
る。
ては一般市販品のなかからHLBの高いものを単独また
は適宜組み合せて用いることができる。市販品として
は、例えば第一工業製薬(株)製のDKFー160(商
品名)、三菱化成(株)製のLー1695(商品名)な
どを使用できる。本発明で用いるポリグリセリン脂肪酸
エステルとしては一般市販品のなかからHLBの高いも
のを単独でまたは適宜組み合せて用いることができる。
市販品としては、例えば坂本薬品(株)製のSYグリス
ターMLー750(商品名)、SYグリスターMLー3
10およびSYグリスターMLー500などを使用でき
る。
【0008】本発明で用いる比重調整剤としてはシュー
クロースアセチルイソブチル:商品名SAIB(イース
トマンゴダック(株)製)が最も適している。配合量は
本発明の抗菌剤の比重と添加する対象物の比重が等しく
なるように適宜設定する。本発明の抗菌剤に相乗剤とし
て、他の抗菌剤、例えばアルコール、香辛料、有機酸、
プロタミン、リゾチーム、竹抽出物等を、脂肪酸モノグ
リセリド100重量部に対して、0.1〜1000重量
部の範囲で添加することもできる。本発明の抗菌剤を作
成するには、脂肪酸モノグリセリド、比重調整剤および
乳化剤を加温溶解した後、一般市販のホモジナイザーな
どを用いて混合すればよい。 この時希釈の目的でエタ
ノール、グリセリンなどを用いても差し支えない。
クロースアセチルイソブチル:商品名SAIB(イース
トマンゴダック(株)製)が最も適している。配合量は
本発明の抗菌剤の比重と添加する対象物の比重が等しく
なるように適宜設定する。本発明の抗菌剤に相乗剤とし
て、他の抗菌剤、例えばアルコール、香辛料、有機酸、
プロタミン、リゾチーム、竹抽出物等を、脂肪酸モノグ
リセリド100重量部に対して、0.1〜1000重量
部の範囲で添加することもできる。本発明の抗菌剤を作
成するには、脂肪酸モノグリセリド、比重調整剤および
乳化剤を加温溶解した後、一般市販のホモジナイザーな
どを用いて混合すればよい。 この時希釈の目的でエタ
ノール、グリセリンなどを用いても差し支えない。
【0009】本発明の抗菌剤を使用するには、例えば食
品等に直接添加すること等により、バシルス サブティ
リス(Bacillus subtilis IFOー
13719)、スタフィロコッカス アウレウス(St
aphylococcusaureus IFOー13
276)などグラム陽性菌、エセリシア コリ(Esc
herichia coli IFOー3301)、サ
ルモネラタイフィムリウム(Saccharomyce
s cerevisiae IFOー0209)などの
グラム陰性菌、アスペルギルス ニィジャー(Aspe
rgillus niger IFOー4414)など
の真菌等、広範囲の微生物の生育を阻害することができ
る。この際、抗菌剤の添加量は、添加する物質に対して
1ppm以上であって、添加量は10〜8000ppm
であることが好ましい。 前記添加量が1ppm未満で
は、生育阻害効果が得られず、また8000ppmを超
えると、添加する食品等の味を損ねるので好ましくな
い。
品等に直接添加すること等により、バシルス サブティ
リス(Bacillus subtilis IFOー
13719)、スタフィロコッカス アウレウス(St
aphylococcusaureus IFOー13
276)などグラム陽性菌、エセリシア コリ(Esc
herichia coli IFOー3301)、サ
ルモネラタイフィムリウム(Saccharomyce
s cerevisiae IFOー0209)などの
グラム陰性菌、アスペルギルス ニィジャー(Aspe
rgillus niger IFOー4414)など
の真菌等、広範囲の微生物の生育を阻害することができ
る。この際、抗菌剤の添加量は、添加する物質に対して
1ppm以上であって、添加量は10〜8000ppm
であることが好ましい。 前記添加量が1ppm未満で
は、生育阻害効果が得られず、また8000ppmを超
えると、添加する食品等の味を損ねるので好ましくな
い。
【0010】以下、製造例、実施例および比較例により
本発明を更に詳細に説明する。 製造例1 グリセリンモノカプリレート(サンソフト700Pー
2:太陽化学(株)製)10重量%、DKFー160
(第一工業製薬(株)製)5重量%、SAIB(イース
トマンゴダック(株)製)4重量%、グリセリン81重
量%を加温溶解し抗菌製剤を作成した。 比重=1.0 製造例2 グリセリンモノラウレート(ポエムMー300:理研ビ
タミン(株)製)40重量%、SYグリスターMLー5
00(坂本薬品(株)製)40重量%、SAIB(イー
ストマンコダック(株)製)1.5重量%、エタノール
18.5重量%を加温溶解し抗菌製剤を作成した。 比
重=1.0
本発明を更に詳細に説明する。 製造例1 グリセリンモノカプリレート(サンソフト700Pー
2:太陽化学(株)製)10重量%、DKFー160
(第一工業製薬(株)製)5重量%、SAIB(イース
トマンゴダック(株)製)4重量%、グリセリン81重
量%を加温溶解し抗菌製剤を作成した。 比重=1.0 製造例2 グリセリンモノラウレート(ポエムMー300:理研ビ
タミン(株)製)40重量%、SYグリスターMLー5
00(坂本薬品(株)製)40重量%、SAIB(イー
ストマンコダック(株)製)1.5重量%、エタノール
18.5重量%を加温溶解し抗菌製剤を作成した。 比
重=1.0
【0011】製造例3
グリセリンモノステアレート(エマルジーMS:理研ビ
タミン(株)製)20重量%、SYグリスターMLー3
10(坂本薬品(株)製)40重量%、Lー1695
(三菱化成(株)製)29重量%、SAIB(イースト
マンコダック(株)製)10重量%、孟宗竹エタノール
抽出物1重量%を加温溶解し抗菌製剤を作成した。 比
重=1.0
タミン(株)製)20重量%、SYグリスターMLー3
10(坂本薬品(株)製)40重量%、Lー1695
(三菱化成(株)製)29重量%、SAIB(イースト
マンコダック(株)製)10重量%、孟宗竹エタノール
抽出物1重量%を加温溶解し抗菌製剤を作成した。 比
重=1.0
【0012】比較製造例1
グリセリンモノカプリレート(サンソフト700Pー
2:太陽化学(株)製)10重量%、グリセリン90重
量%を加温溶解し製剤を作成した。比重=0.90 比較製造例2 グリセリンモノラウレート(ポエムMー300理研ビタ
ミン(株)製)40重量%、エタノール60重量%を加
温溶解し製剤を作成した。比重=0.86
2:太陽化学(株)製)10重量%、グリセリン90重
量%を加温溶解し製剤を作成した。比重=0.90 比較製造例2 グリセリンモノラウレート(ポエムMー300理研ビタ
ミン(株)製)40重量%、エタノール60重量%を加
温溶解し製剤を作成した。比重=0.86
【0013】比較製造例3
グリセリンステアレート(エマルジーMS:理研ビタミ
ン(株)製)20重量%、エタノール80重量%を加温
溶解し製剤を作成した。比重=0.79 上記の配合および比重を表1に示す。
ン(株)製)20重量%、エタノール80重量%を加温
溶解し製剤を作成した。比重=0.79 上記の配合および比重を表1に示す。
【0014】
【表1】
【0015】実施例1(白濁テスト)
製造例1〜3、比較製造例1〜3のそれぞれ1%を10
%食塩水に溶解して状態を比較したところ、製造例1〜
3は完全に溶解して透明になった。しかし、比較製造例
1は白濁し、比較製造例2、3は結晶が生じて沈殿し
た。
%食塩水に溶解して状態を比較したところ、製造例1〜
3は完全に溶解して透明になった。しかし、比較製造例
1は白濁し、比較製造例2、3は結晶が生じて沈殿し
た。
【0016】実施例2
細菌用培地としてトリプトソイ寒天培地(栄研化学
(株)製)、真菌用培地としてサブロー寒天培地(栄研
化学(株)製)に製造例1の製造例1の製剤を1〜20
0ppmを添加し滅菌した。ついで、無菌シャレーに、
前記調製した培地を10mlずつ流し込み、放冷して固
化したのち、普通ブイヨン(栄研化学(株)製)中で2
4時間培養した菌懸濁液5μlを寒天上に接種した。使
用した菌は、表1に示した細菌4種と真菌2種で、細菌
は24時間37℃で、真菌は48時間30℃で培養後、
菌の生育を阻害するために必要な製剤の量(最小発育阻
止濃度)を測定した。結果は表2に示した。
(株)製)、真菌用培地としてサブロー寒天培地(栄研
化学(株)製)に製造例1の製造例1の製剤を1〜20
0ppmを添加し滅菌した。ついで、無菌シャレーに、
前記調製した培地を10mlずつ流し込み、放冷して固
化したのち、普通ブイヨン(栄研化学(株)製)中で2
4時間培養した菌懸濁液5μlを寒天上に接種した。使
用した菌は、表1に示した細菌4種と真菌2種で、細菌
は24時間37℃で、真菌は48時間30℃で培養後、
菌の生育を阻害するために必要な製剤の量(最小発育阻
止濃度)を測定した。結果は表2に示した。
【0017】実施例3
実施例2と同等の方法を用いて、製造例2で得た製剤に
ついて、最小発育阻止濃度を測定した。結果は表2に示
した。 実施例4 実施例2と同等の方法を用いて、製造例3で得た製剤に
ついて、最小発育阻止濃度を測定した。結果は表2に示
した。
ついて、最小発育阻止濃度を測定した。結果は表2に示
した。 実施例4 実施例2と同等の方法を用いて、製造例3で得た製剤に
ついて、最小発育阻止濃度を測定した。結果は表2に示
した。
【0018】比較例1
実施例2と同等の方法を用いて、比較製造例1の製剤に
ついて、最小発育阻止濃度を測定した。結果は表2に示
した。 比較例2 実施例2と同等の方法を用いて、比較製造例2の製剤に
ついて、最小発育阻止濃度を測定した。結果は表2に示
した。
ついて、最小発育阻止濃度を測定した。結果は表2に示
した。 比較例2 実施例2と同等の方法を用いて、比較製造例2の製剤に
ついて、最小発育阻止濃度を測定した。結果は表2に示
した。
【0019】比較例3
実施例2と同等の方法を用いて、比較製造例3の製剤に
ついて、最小発育阻止濃度を測定した。結果は表2に示
した。実施例1から本発明の抗菌剤の水に対する溶解性
が優れていることが判る。また、表2より、本発明の抗
菌剤が脂肪酸モノグリセリド単独使用より格段優れた抗
菌活性を有することがわかる。表2は上記に説明した本
発明の抗菌剤の微生物の生育を阻害するために必要な製
剤の量(最小発育阻止濃度;単位ppm)を示した。
ついて、最小発育阻止濃度を測定した。結果は表2に示
した。実施例1から本発明の抗菌剤の水に対する溶解性
が優れていることが判る。また、表2より、本発明の抗
菌剤が脂肪酸モノグリセリド単独使用より格段優れた抗
菌活性を有することがわかる。表2は上記に説明した本
発明の抗菌剤の微生物の生育を阻害するために必要な製
剤の量(最小発育阻止濃度;単位ppm)を示した。
【0020】
【表2】
【0021】
【発明の効果】本発明の抗菌剤は、安全性が高く、しか
も広範囲の微生物に対して生育阻害作用を有する。そし
て、食品等に添加することにより強力な抗菌活性が期待
できる。
も広範囲の微生物に対して生育阻害作用を有する。そし
て、食品等に添加することにより強力な抗菌活性が期待
できる。
Claims (2)
- 【請求項1】 脂肪酸モノグリセリドを比重調整剤およ
び乳化剤により可溶化することを特徴とする抗菌剤。 - 【請求項2】 比重調整剤としてシュークロースアセチ
ルイソブチルを添加することを特徴とする請求項1記載
の抗菌剤の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17886291A JPH0573A (ja) | 1991-06-25 | 1991-06-25 | 抗菌剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17886291A JPH0573A (ja) | 1991-06-25 | 1991-06-25 | 抗菌剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0573A true JPH0573A (ja) | 1993-01-08 |
Family
ID=16055988
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17886291A Pending JPH0573A (ja) | 1991-06-25 | 1991-06-25 | 抗菌剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0573A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5865387A (en) * | 1995-05-24 | 1999-02-02 | Daiwa Seiko, Inc. | Fishing reel brake device providing adjustable brake force through adjustable brake shoe |
WO2004064545A1 (ja) * | 2003-01-23 | 2004-08-05 | Kyowa Hakko Food Specialties Co., Ltd. | 飲食品の保存性向上方法 |
-
1991
- 1991-06-25 JP JP17886291A patent/JPH0573A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5865387A (en) * | 1995-05-24 | 1999-02-02 | Daiwa Seiko, Inc. | Fishing reel brake device providing adjustable brake force through adjustable brake shoe |
WO2004064545A1 (ja) * | 2003-01-23 | 2004-08-05 | Kyowa Hakko Food Specialties Co., Ltd. | 飲食品の保存性向上方法 |
JPWO2004064545A1 (ja) * | 2003-01-23 | 2006-05-18 | 協和発酵フーズ株式会社 | 飲食品の保存性向上方法 |
JP4607014B2 (ja) * | 2003-01-23 | 2011-01-05 | キリン協和フーズ株式会社 | 飲食品の保存性向上方法 |
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