JPH0573808A - 磁気テープ装置 - Google Patents

磁気テープ装置

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JPH0573808A
JPH0573808A JP23024091A JP23024091A JPH0573808A JP H0573808 A JPH0573808 A JP H0573808A JP 23024091 A JP23024091 A JP 23024091A JP 23024091 A JP23024091 A JP 23024091A JP H0573808 A JPH0573808 A JP H0573808A
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JP
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head
magnetic tape
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recording
tracks
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JP23024091A
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English (en)
Inventor
Shinichi Hiraoka
真一 平岡
Noriyuki Yanaka
宣之 谷中
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ヘッドユニット2が、18本のトラックTR
1-1 〜TR1-18にて記録のなされた磁気テープT2の一
方側の記録領域α1 または記録領域β1 に記録されてい
る情報を読み取るだけの数の同種のヘッド素子H2-1 〜
H2-18を有している。ヘッド素子H2-1 〜H2-18により
磁気テープT1から情報を読み取らせ、この情報を、デ
ィジタル/アナログ切換スイッチS1〜S9を通じて、
ディジタル信号の場合、イコライザアンプA1〜A9に
入力し、アナログ信号の場合、加算器ADD1・ADD
2で加算してイコライザアンプAL・ARに入力する。
記録領域α1 ・β1 を切り換えて再生する場合は、反転
駆動装置によりヘッドユニット2を180°反転させ
る。 【効果】 磁気ヘッドの構造を簡素化することができ
る。これにより、製造工程が簡素化され製品のコストダ
ウンを図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トラック数が異なる少
なくとも2つの記録形式で情報が記録された磁気テープ
に対し再生を行えるようにした磁気テープ装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年、磁気テープ装置においては、ディ
ジタル記録の技術が進歩し、ディジタルオーディオテー
プレコーダ等のようにディジタル信号にて記録・再生を
行えるようにした機器が開発されている。しかしなが
ら、これらの機器は、従来のアナログ信号で記録・再生
を行う機器との互換性がないため、一般への普及があま
り進んでいないのが現状である。
【0003】そこで、このような状況に対応して、従来
のアナログ信号による記録・再生との互換性を有する機
器の開発が試みられている。例えば、従来より磁気テー
プをカセットに収容した、いわゆるカセットテープを用
いてアナログ信号にて記録・再生を行うカセットテープ
装置があるが、このカセットテープ装置を改良して、上
記カセットテープとほぼ同形のカセットテープに、ディ
ジタル信号にて記録・再生を行えるようにした構成がす
でに提案されている。
【0004】上記のカセットテープ装置でディジタル信
号にて音声の記録を行う場合、図7に示すように、例え
ば、磁気テープT1に18本のトラックTR1-1 〜TR
1-18を形成するようになっている。このような記録形式
では、2分割された記録領域α1 ・β1 に、それぞれト
ラックTR1-1 〜TR1-9 とトラックTR1-10・TR1-
18とが対応し、トラックTR1-1 〜TR1-9 およびトラ
ックTR1-10〜TR1-18に合成されたステレオ音声が記
録される。
【0005】再生を行う場合、トラックTR1-1 〜TR
1-9 の音声信号を読み取るには、磁気テープT1を矢印
P方向に走行させ、トラックTR1-10〜TR1-18の音声
信号を読み取るには、磁気テープT1を矢印Q方向に走
行させる。
【0006】一方、上記のカセットテープ装置で従来通
りアナログにて音声の記録を行う場合、図8に示すよう
に、例えば、磁気テープT2に4本のトラックTR2-1
〜TR2-4 を形成するようになっている。このような記
録形式では、2分割された記録領域α2 ・β2 に、それ
ぞれトラックTR2-1 ・TR2-2 とトラックTR2-3・
TR2-4 とが対応し、トラックTR2-1 ・TR2-2 のそ
れぞれに左・右チャンネルの音声信号が記録され、トラ
ックTR2-3 ・TR2-4 のそれぞれに、右・左チャンネ
ルの音声信号が記録される。
【0007】再生を行う場合、トラックTR2-1 ・TR
2-2 の音声信号を読み取るには、磁気テープT2を矢印
P方向に走行させ、トラックTR2-3 ・TR2-4 の音声
信号を読み取るには、磁気テープT2を矢印Q方向に走
行させる。
【0008】なお、図7のトラックTR1-1 〜TR1-18
における矢印および図8のトラックTR2-1 〜TR2-4
における矢印は、磁束の配置を示している。
【0009】上記のような磁気テープT1・T2を再生
する場合、以下に説明するように、いくつかのヘッド構
成が考えられる。
【0010】まず、図9に示すヘッド21は、ヘッド素
子DH1〜9を有するディジタル再生用のヘッドユニッ
ト22と、ヘッド素子AH1・AH2を有するアナログ
再生用のヘッドユニット23とがヘッドベース24に並
設されてなっている。このヘッド21においては、磁気
テープT1(T2)がP方向へ走行する場合、ヘッド素
子DH1〜DH9が、磁気テープT1の記録領域α1
接触するように配置され、ヘッド素子AH1・AH2
が、磁気テープT2の記録領域α2 に接触するように配
置されている。
【0011】上記ヘッド21は、図11に示すような反
転駆動装置25により回転駆動されて、向きが180°
反転するようになっている。この反転駆動装置25にお
いては、ヘッドベース24が、ヘッドベース保持部材2
6により回転自在に保持されている。上記ヘッドベース
24は、ヘッドユニット22・23の固定面と反対側の
端部にギヤ24aが設けられている。このギヤ24a
は、回転自在のレバー27の上側の一端に設けられたギ
ヤ27aに噛み合っており、レバー27の回転に伴って
回転するようになっている。また、レバー27は、下側
の他端がスライダ28の切欠部28aに掛けられてお
り、スライダ28がX−Y方向に往復移動すると回動す
るようになっている。
【0012】このような反転駆動装置25によりヘッド
21が反転駆動されると、図10に示すように、ヘッド
ユニット22・23が、図9に示した位置に対し入れ替
わる。これによって、ヘッド素子DH1〜DH9は、磁
気テープT1の記録領域β1 に接触する一方、ヘッド素
子AH1・AH2が、磁気テープT2の記録領域β2
接触するようになり、Q方向に走行方向が反転した磁気
テープT1(T2)の情報を読み取ることができる。
【0013】また、図12示すヘッド29は、磁気テー
プT1(T2)の幅方向に並ぶヘッド素子DH1〜DH
9とヘッド素子AH1・AH2とを有するヘッドユニッ
ト30がヘッドベース24に設けられてなっている。ヘ
ッド29においては、磁気テープT1(T2)がP方向
に走行する場合、ヘッド素子DH1〜DH9が磁気テー
プT1の記録領域α1 に接触するように配置され、ヘッ
ド素子AH1・AH2が磁気テープT2の記録領域α2
に接触するように配置されている。
【0014】このヘッド29は、ヘッド21と同様、反
転駆動装置25により180°反転駆動されるようにな
っており、図13に示すように、反転駆動によりヘッド
素子DH1〜DH9の位置とヘッド素子AH1・AH2
の位置とが入れ替わる。ヘッド29は、このような配置
で、ヘッド素子DH1〜DH9が磁気テープT1の記録
領域β1 に接触し、ヘッド素子AH1・AH2が磁気テ
ープT2の記録領域β2 に接触するようになり、Q方向
に走行方向する磁気テープT1(T2)の情報を読み取
ることができる。
【0015】さらに、図14に示すヘッド31は、磁気
テープT1(T2)の幅方向に並ぶヘッド素子DH1〜
DH18を有するヘッドユニット32と、同方向に並ぶ
ヘッド素子AH1〜AH4を有するヘッドユニット33
とが並設されてなっている。
【0016】このヘッド31では、ヘッド本体を回転さ
せることなく、記録領域α1 ・β1 の再生の切り換えお
よび記録領域α2 ・β2 の再生の切り換えが行えるよう
になっている。
【0017】そして、図15に示すヘッド34は、磁気
テープTの幅方向に並ぶヘッド素子DH1〜DH18と
同方向に並ぶヘッド素子AH1〜AH4が平行に配列さ
れているヘッドユニット35からなっている。このヘッ
ド34でも、上記ヘッド31と同様、ヘッド本体を回転
させることなく、記録領域α1 ・β1 の変更および記録
領域α2 ・β2 の変更が行えるようになっている。
【0018】上記ヘッド31・34を用いたカセットテ
ープ装置では、ヘッドユニット32・35の出力は、磁
気テープT1・T2の走行方向に応じて切り換えられ、
再生処理が施されるようになっている。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のヘッ
ド21では、ディジタル再生用のヘッドユニット22と
アナログ再生用のヘッドユニット23とが設けられるこ
とにより、構造が複雑になるうえ、ヘッドユニット22
・23のそれぞれについて磁気テープT1・T2との接
触圧を調整するための複雑な機構や構造が必要となる。
このため、部品点数並びに調整箇所が多くなり、製造コ
ストの上昇や生産性の低下を招来するという問題が生じ
ていた。
【0020】また、上記のヘッド29では、種類の異な
るヘッド素子DH1〜DH9とヘッド素子AH1・AH
2とが1つのヘッドユニット30に設けられることによ
り、ヘッドユニット30の構造が複雑化する。例えば、
ディジタル再生用のヘッド素子DH1〜DH9としては
薄膜ヘッドが多く用いられ、アナログ再生用のヘッド素
子AH1〜AH4としてはコイルの巻回されたバルクヘ
ッドが一般的に用いられている。したがって、これらの
全く構造の異なるヘッド素子DH1〜DH9とヘッド素
子AH1〜AH4とを同一のヘッドユニット30に設け
るには、製造上極めて複雑な工程を経なければならず、
製造コストの上昇や歩留まりの低下を招来するという問
題が生じていた。
【0021】さらに、上記のヘッド31では、ディジタ
ル再生用のヘッドユニット32とアナログ再生専用のヘ
ッドユニット33とが設けられるうえ、本体を回転させ
ることなくP方向およびQ方向に走行する磁気テープT
1(T2)から情報を再生するため、各記録領域α1
β1 ・α2 ・β2 のトラック数に対応する数のヘッド素
子DH1〜DH18・AH1〜AH4が設けられてお
り、構造がヘッド21以上に複雑になる。このため、ヘ
ッド21と同様、製造コストの上昇や生産性の低下を招
来するという問題が生じていた。
【0022】そして、ヘッド34では、ヘッド31と同
様の目的で、多数のヘッド素子DH1〜DH18・AH
1〜AH4が設けられるうえ、これらが同一のヘッドユ
ニット35に配されており、構造がヘッド29以上に複
雑になる。このため、ヘッド29と同様、製造コストの
上昇や歩留まりの低下を招来するという問題が生じて
た。
【0023】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
のであって、ヘッドの構造を、前記のように磁気テープ
に異種の記録形式で記録されている情報を再生する機能
を保持しつつ簡素化することを目的としている。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
磁気テープ装置は、上記の課題を解決するために、長手
方向に沿って等しく2つに分割された記録領域のそれぞ
れに長手方向に平行なトラックが同数形成され、そのト
ラックの数が異なる少なくとも2通りの記録形式で情報
が記録された磁気テープを、第1磁気ヘッドに接触させ
ながら走行させることにより、上記両記録領域の一方側
に記録されている情報を再生する磁気テープ装置におい
て、以下の手段を講じていることを特徴としている。
【0025】すなわち、上記請求項1係る磁気テープ装
置は、上記第1磁気ヘッドが、所定数のトラックを有す
る第1記録形式で情報が記録された磁気テープにおける
記録領域の一方側の各トラックに記録されている情報を
読み取るだけの数の同種のヘッド素子を有する一方、情
報の再生を行う記録領域に対し上記ヘッド素子が接触す
るように、その記録領域の位置に応じて第1磁気ヘッド
の向きを反転させるヘッド反転手段と、上記第1記録形
式よりトラック数が少なく、かつ、トラック幅が広い第
2記録形式で情報が記録された磁気テープから情報を再
生する際、上記ヘッド素子により読み取られた情報を同
一トラックのもの同士合成するヘッド出力合成手段とを
備えている。
【0026】また、請求項2の磁気テープ装置は、上記
の課題を解決するために、長手方向に沿って等しく2つ
に分割された記録領域のそれぞれに長手方向に平行なト
ラックが同数形成され、そのトラックの数が異なる少な
くとも2通りの記録形式で情報が記録された磁気テープ
を、第2磁気ヘッドに接触させながら走行させることに
より、上記両記録領域の一方側に記録されている情報を
再生する磁気テープ装置において、以下の手段を講じて
いることを特徴としている。
【0027】すなわち、上記請求項2に係る磁気テープ
装置は、上記第2磁気ヘッドが、所定数のトラックを形
成する第1記録形式で情報が記録された磁気テープにお
ける両記録領域の各トラックに記録されている情報を読
み取るだけの数の同種のヘッド素子を有する一方、両記
録領域の一方側から読み取られた情報のみを出力させる
出力選択手段と、上記第1記録形式よりトラック数が少
なく、かつ、トラック幅が広い第2記録形式で情報が記
録された磁気テープから情報を再生する際、上記ヘッド
素子により読み取られた情報を同一トラックのもの同士
合成するヘッド出力合成手段とを備えている。
【0028】
【作用】上記請求項1および請求項2に係る磁気テープ
装置では、第2記録形式で記録がなされた磁気テープか
ら情報を再生すると、トラック数が第1記録形式より少
なく、かつ、トラック幅が広いため、ヘッド素子がトラ
ックに1対1に対応した状態で情報の読み取りを行わな
くなる。しかしながら、長手方向に平行なトラックが同
数形成されている磁気テープでは、同一トラック内であ
れば、ヘッド素子がそのトラックの幅方向のどの位置を
トレースしても、ヘッド素子から出力される情報は同一
のものとなることから、上記のような状態で情報の読み
取りが行われても支障はない。
【0029】それゆえ、例えば、ディジタル信号を記録
する18トラックの記録形式を第1記録形式とし、アナ
ログ信号を記録する4トラックの記録形式を第2記録形
式とする場合、第1記録形式のトラック数に応じたヘッ
ド素子により情報の読み取りが行われる。
【0030】このような構成で、第1記録形式で記録が
なされた磁気テープより情報を再生する場合、情報を読
み取る側の記録領域のトラック数とヘッド素子数とが一
致しているので、通常に再生が行われる。一方、第2記
録形式で記録がなされた磁気テープより情報を再生する
場合、情報を読み取る側の記録領域のトラック数がヘッ
ド素子より少なくなるが、トラック幅が第1記録形式の
場合に比べかなり大きくなっているので、ヘッド素子の
いずれかが必ず各トラックをトレースして情報を読み取
るようになる。
【0031】このように、上記請求項1および請求項2
の磁気テープ装置によれば、第1記録形式に応じて設け
られた同種のヘッド素子により、第2記録形式で記録が
なされた磁気テープの情報を読み取ることができる。そ
れゆえ、磁気ヘッドに異種のヘッド素子を設ける必要が
なくなり、磁気ヘッドの構造を簡素化することができ
る。
【0032】また、請求項1に係る磁気テープ装置で
は、上記第1磁気ヘッドが、磁気テープの記録領域の一
方側の各トラックに記録されている情報を再生しうるだ
けの数のヘッド素子を有しており、記録領域を変えて再
生を行う場合、ヘッド反転手段により、第1磁気ヘッド
の向きが、情報の再生を行う記録領域に対し上記ヘッド
素子が接触するように反転する。それゆえ、第1磁気ヘ
ッドに設けられるヘッド素子数が、第1記録形式のトラ
ック数の半分になり、第1磁気ヘッドの構造を簡単にす
ることができる。
【0033】一方、請求項2に係る磁気テープ装置で
は、第2磁気ヘッドが、磁気テープの両記録領域の全ト
ラックに記録されている情報を再生しうるだけの数のヘ
ッド素子を有しており、両記録領域から読み取られた情
報のうち一方の記録領域から読み取られた情報のみが、
出力選択手段により出力される。それゆえ、第2磁気ヘ
ッドの構造は、上記第1磁気ヘッドに比べ複雑になる
が、第2磁気ヘッドを反転させる必要がなくなり、反転
のための装置を省いて第2磁気ヘッドの周辺の構造を簡
単にすることができる。
【0034】そして、上記請求項1および請求項2に係
る磁気テープ装置では、第2記録形式で記録がなされた
磁気テープを再生する際、第1および第2磁気ヘッドの
ヘッド素子により読み取られた情報が、ヘッド出力合成
手段により同一トラックのもの同士合成されるので、十
分な再生出力を得ることができる。
【0035】
【実施例】
〔実施例1〕本発明の一実施例について図1ないし図3
に基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0036】本実施例に係る磁気テープ装置は、図3に
示すように、第1磁気ヘッドとしてのヘッド1を備えて
いる。このヘッド1は、ヘッドユニット2がヘッドベー
ス3に固定されてなっており、ヘッド反転手段としての
反転駆動装置4により180°回転駆動されるようにな
っている。
【0037】ヘッドベース3は、ヘッドユニット2を固
定する固定面3aの一端側に磁気テープT1(T2)の
幅方向の移動を規制するテープガイド3b・3bが設け
られるとともに、図示しないシャーシに対し固定されて
いるヘッドベース保持部材5により、本体のほぼ中央部
で回転自在に保持されている。このヘッドベース保持部
材5には、アジマス調整ネジ6・6が設けられており、
ヘッドユニット2における後述のヘッド素子H2-1 〜H
2-9 のヘッド1の回転に伴うアジマスのずれを、アジマ
ス調整ネジ6・6の締め付けにより調整して補正するよ
うになっている。
【0038】また、ヘッドベース3における上記固定面
3aの反対側の端部には、ギヤ3cが設けられている。
このギヤ3cの下方には、回転自在に設けられるレバー
7が、レバー7上側の一端に形成されたギヤ7aとギヤ
3cとが噛み合うように配されている。
【0039】一方、上記レバー7の下側には、図示しな
いスライド駆動装置により図中X−Y方向に駆動されス
ライドするスライダ8が設けられている。スライダ8に
は、切欠部8aが形成されており、この切欠部8aのレ
バー7下側の他端が掛けられている。
【0040】上記のように構成される反転駆動装置4で
は、スライダ8がX−Y方向にスライドすることによ
り、レバー7が回動し、この動きに合わせてギヤ3cが
回転する。そして、このギヤ3cの回転に伴ってヘッド
ベース3全体が回転して、ヘッドユニット2が180°
反転するようになる。また、反転駆動装置4は、再生を
行う際、同図に示す待機位置から図示しない駆動装置に
より駆動されて磁気テープT1(T2)に接触する所定
位置まで移動し、ヘッドユニット2を反転させるとき
は、一旦待機位置まで退いてヘッドベース3の回転駆動
を行うようになっている。
【0041】ところで、上記ヘッドユニット2は、図1
に示すように、テープ接触面における中央部から一方側
に薄膜ヘッドであるヘッド素子H2-1 〜H2-9 が等間隔
をおいて設けられており、ヘッド素子H2-1 〜H2-9
は、それぞれディジタル/アナログ切換スイッチ(以
降、D/A切換スイッチと称する)S1〜S9の入力側
に接続されている。
【0042】D/A切換スイッチS1〜S9は、それぞ
れディジタル信号出力用の出力端子S1-1 〜S9-1 を有
し、D/A切換スイッチS1・S2・S6・S7は、そ
れぞれアナログ信号出力用の出力端子S1-2 ・S2-2 ・
S6-2 ・S7-2 とを有している。また、D/A切換スイ
ッチS3〜S5・S8・S9は、出力端子S3-2 〜S5-
2 ・S8-2 ・S9-2 を有しており、これらは全てコンデ
ンサC…を介して接地されている。このコンデンサC
は、後述する磁気テープT2の再生を行う際、トラック
TR2-1 〜TR2-4 の情報が完全に読み取られない状態
で得られたヘッド素子出力による雑音を低減するように
なっている。さらに、上記D/A切換スイッチS1〜S
9は、全てが連動するように構成されており、ディジタ
ルによる再生を行うとき、出力端子S1-1 〜S9-1 に接
続を切り換える一方、アナログによる再生を行うとき、
出力端子S1-2 〜S9-2 に接続を切り換えるようになっ
ている。
【0043】上記出力端子S1-1 〜S9-1 は、それぞれ
イコライザアンプA1〜A9を介して図示しないディジ
タル信号処理回に接続されている。一方、出力端子S1-
2 ・S2-2 は、加算器ADD1に接続され、出力端子S
6-2 ・S7-2 は、加算器ADD2に接続されている。ヘ
ッド出力合成手段としての加算器ADD1・ADD2
は、それぞれイコライザアンプAL・ARを介してアナ
ログ増幅器(図2参照)に接続されている。
【0044】上記の構成において、図1に示すように、
第1記録形式として18本のトラックTR1-1 〜TR1-
18にディジタル信号により情報が記録されている磁気テ
ープT1から情報を再生する場合の動作について説明す
る。
【0045】上記磁気テープT1は、後述する磁気テー
プT2と同様、図示しないカセットに収容されており、
それぞれのカセットに異なる形状に設けられる検出部
が、例えば接触型のスイッチに接触することで、磁気テ
ープT2と識別されるようになっている。また、磁気テ
ープT1には、すでに磁気テープT1の長手方向に沿っ
て等しく2つに分割された記録領域α1 ・β1 のそれぞ
れに、長手方向に平行なトラックTR1-1 〜1-9 とトラ
ックTR1-10〜1-18とが形成されている。
【0046】磁気テープT1の記録領域α1 の再生を行
う場合、ヘッドユニット2のヘッド素子H2-1 〜H2-9
が、P方向に走行する磁気テープT1から、それぞれト
ラックTR1-1 〜TR1-9 の情報を読み取る。このと
き、D/A切換スイッチS1〜S9では、上記のように
なされたテープの識別結果により、出力端子S1-1 〜S
9-1 に接続が切り換えられている。このため、ヘッド素
子H2-1 〜H2-9 の各出力は、スイッチS1〜S9を通
じてアンプA1〜A9に入力される。そして、上記各出
力は、イコライザアンプA1〜A9で増幅された後、デ
ィジタル信号処理回路へ送出され、そこで所定の処理が
施されてステレオの音声として出力される。
【0047】磁気テープT1の記録領域β1 の再生を行
う場合、反転駆動機構4によりヘッドベース3が回転駆
動されてヘッドユニット2の向きが180°反転し、ヘ
ッド素子H2-1 〜H2-9 が、Q方向に走行する磁気テー
プT1から、それぞれトラックTR1-18〜TR1-10の情
報を読み取る。以降は、上記と同様にしてヘッド素子H
2-1 〜H2-9 の各出力が処理される。
【0048】続いて、図2に示すように、第2の記録形
式として4本のトラックTR2-1 〜TR2-4 にアナログ
信号により情報が記録されている磁気テープT2から情
報を再生する場合の動作について説明する。
【0049】上記磁気テープT2には、すでに磁気テー
プT2の長手方向に沿って等しく2つに分割された記録
領域α2 ・β2 のそれぞれに、長手方向に平行なトラッ
クTR2-1 ・2-2 とトラックTR2-3 〜2-4 とが形成さ
れている。
【0050】磁気テープT2の記録領域α2 の再生を行
う場合、ヘッドユニット2が、磁気テープT1の記録領
域β1 の再生を行う場合と同様に配置される。このよう
な状態で、ヘッド素子H2-1 ・H2-2とヘッド素子H2-6
・H2-7 とが、P方向に走行する磁気テープT2か
ら、それぞれトラックTR2-1 ・TR2-2 の情報を読み
取る。
【0051】このとき、D/A切換スイッチS1〜S9
では、テープ識別結果により、出力端子S1-2 〜S9-2
に接続が切り換えられている。このため、ヘッド素子H
1-2・H2-2 の出力は、それぞれD/A切換スイッチS
1・S2を通じて加算器ADD1に入力されて加算され
た後、イコライザアンプALに入力される。また、ヘッ
ド素子H2-6 ・H2-7 の出力は、それぞれD/A切換ス
イッチS6・S7を通じて加算器ADD2に入力されて
加算された後、イコライザアンプARに入力される。ヘ
ッド素子H2-1 ・H2-2 の出力とヘッド素子H2-6 ・H
2-7 の出力とは、それぞれイコライザアンプAL・AR
で増幅された後、アナログ増幅回路へ送出され、そこ
で、所定の処理が施されて左・右チャンネルの音声とし
て出力される。
【0052】磁気テープT2の記録領域β2 の再生を行
う場合、反転駆動機構4によりヘッドユニット2の向き
が180°反転し、ヘッドユニット2が、磁気テープT
1の記録領域α1 の再生を行う場合と同様に配置され
る。このような状態で、ヘッド素子H2-1 ・H2-2 とヘ
ッド素子H2-6 ・H2-7 とが、Q方向に走行する磁気テ
ープT2から、それぞれトラックTR2-4 ・TR2-3 の
情報を読み取る。以降は、上記と同様にして処理が行わ
れ、ヘッド素子H2-1 ・H2-2 の出力とヘッド素子H2-
6 ・H2-7 出力とがそれぞれ左・右チャンネルの音声と
して出力される。
【0053】このように本実施例によれば、異なる記録
形式で情報が記録されている磁気テープT1・T2か
ら、同種のヘッド素子H2-1 〜H2-9 により情報を再生
するようにしたので、ヘッドユニット2の構造を簡素化
することができる。
【0054】また、ヘッドユニット2を反転駆動機構4
により回転させるようにしたので、ヘッドユニット2に
9個のヘッド素子H2-1 〜H2-9 を設けるだけで、記録
領域α1 (β1 )と記録領域β1 (α2 )とを切り換え
て情報の再生を行えるようになる。これによって、ヘッ
ドユニット2の構造をより簡素化することができる。
【0055】〔実施例2〕本発明の他の実施例について
図4ないし図6に基づいて説明すれば、以下の通りであ
る。なお、前記実施例1で説明した構成における部材等
と同等の機能を有するものについては、同一の符号を付
記してその説明を省略する。
【0056】本実施例に係る磁気テープ装置は、図4に
示すように、第2磁気ヘッドとしてのヘッドユニット9
を備えている。このヘッドユニット9は、テープ接触面
における中央部から一方側に薄膜ヘッドであるヘッド素
子H9-1 〜H9-9 が等間隔をおいて設けられ、上記中央
部から他方側に同じくヘッド素子H9-10〜H9-18が等間
隔をおいて設けられている。ヘッドユニット9は、再生
を行う際、同図に示す待機位置から図示しない駆動装置
により駆動されて磁気テープT1(T2)に接触する所
定位置まで移動するようになっている。
【0057】本磁気テープ装置は、図5および図6に示
すように、ヘッド出力切換スイッチ(以降、出力切換ス
イッチと称する)を備えている。これら出力切換スイッ
チS11〜19は、それぞれ入力端子S11-1〜S19-1と
入力端子S11-2〜S19-2とを有しており、連動して接続
の切り換え動作を行うようになっている。入力端子S11
-1〜S19-1は、それぞれヘッド素子H9-1 〜9-9 に接続
され、入力端子S11-2〜S19-2は、それぞれヘッド素子
H9-18〜9-10に接続されている。また、出力切換スイッ
チS11−S19の出力側は、それぞれ前記D/A切換
スイッチS1〜S9の入力側に接続されている。
【0058】上記のように構成される出力切換スイッチ
S11〜S19は、磁気テープT1の記録領域α1 およ
び磁気テープT2の記録領域β2の情報を再生すると
き、入力端子S11-1〜S19-1をD/A切換スイッチS1
〜S9の入力側に接続し、磁気テープT1の記録領域β
1および磁気テープT2の記録領域α2 の情報を再生す
るとき、入力端子S11-2〜S19-2をD/A切換スイッチ
S1〜S9の入力側に接続するようになっており、出力
選択手段としての機能を有している。
【0059】なお、D/A切換スイッチS1〜S9以降
の構成は、前記実施例1の磁気テープ装置と同様である
ので、その説明を省略する。
【0060】上記の構成において、磁気テープT1から
情報を再生する場合の動作について説明する。
【0061】磁気テープT1の記録領域α1 の再生を行
う場合、図5に示すように、ヘッドユニット9のヘッド
素子H9-1 〜H9-9 が、P方向に走行する磁気テープT
1から、それぞれトラックTR1-1 〜TR1-9 の情報を
読み取る。このとき、出力切換スイッチS11〜S19
の各入力端子S11-1〜S19-1がD/A切換スイッチS1
〜S9に接続されているため、ヘッド素子H9-1 〜H9-
9 の各出力は、出力切換スイッチS11〜S19および
D/A切換スイッチS1〜9を通じてアンプA1〜A9
に入力される。そして、上記各出力は、イコライザアン
プA1〜A9を経てディジタル信号処理回路で所定の処
理が施された後、ステレオ音声として出力される。
【0062】磁気テープT1の記録領域β1 の再生を行
う場合、ヘッド素子H9-1 〜H9-9が、Q方向に走行す
る磁気テープT1から、それぞれトラックTR1-10〜T
R1-18の情報を読み取る。このとき、出力切換スイッチ
S11〜S19の各入力端子S11-2〜S19-2がD/A切
換スイッチS1〜S9に接続されているため、ヘッド素
子H9-10〜H9-18の各出力は、出力切換スイッチS11
〜S19およびD/A切換スイッチS1〜9を通じてア
ンプA1〜A9に入力される。そして、上記各出力は、
上記の場合と同様にして処理されステレオ音声として出
力される。
【0063】続いて、磁気テープT2から情報を再生す
る場合の本磁気テープ装置の動作について説明する。
【0064】磁気テープT2の記録領域α2 の再生を行
う場合、図6に示すように、ヘッド素子H9-17・H9-18
とヘッド素子H9-12・H9-13とが、P方向に走行する磁
気テープT2から、それぞれトラックTR2-1 ・TR2-
2 の情報を読み取る。このとき、出力切換スイッチS1
1〜S19の入力端子S11-2〜S19-2がD/A切換スイ
ッチS1〜S9に接続されている。この状態で、ヘッド
素子H9-17の出力は、出力切換スイッチS12を通じて
D/A切換スイッチS2に入力され、H9-18の出力は、
出力切換スイッチS11を通じてD/A切換スイッチS
1に入力される。また、ヘッド素子H9-12の出力は、出
力切換スイッチS17を通じてD/A切換スイッチS7
に入力され、ヘッド素子H9-13の出力は、出力切換スイ
ッチS16を通じてD/A切換スイッチS6に入力され
る。
【0065】D/A切換スイッチS2・S1を経たヘッ
ド素子H9-17・H9-18の出力は、加算器ADD1で加算
された後、イコライザアンプALで増幅される。また、
D/A切換スイッチS7・S6を経たヘッド素子H9-12
・H9-13の出力は、加算器ADD2で加算された後、イ
コライザアンプARで増幅される。そして、イコライザ
アンプAL・ARの出力は、アナログ増幅回路を経てそ
れぞれ左・右チャンネルの音声として出力される。
【0066】磁気テープT2の記録領域β2 の再生を行
う場合、ヘッド素子H9-1 ・H9-2とヘッド素子H9-6
・H9-7とが、Q方向に走行する磁気テープT2から、
それぞれトラックTR2-4 ・TR2-3 の情報を読み取
る。ヘッド素子H9-1 ・H9-2・H9-6 ・H9-7 の各出
力は、入力端子S11-1・S12-1・S16-1・S17-1に接続
が切り換えられた出力切換スイッチS11・S12・S
16・S17を通じて、それぞれD/A切換スイッチS
1・S2・S6・S7に入力される。以降は、上記と同
様にして処理が行われ、ヘッド素子H9-1 ・H9-2 とヘ
ッド素子H9-6・H9-7 とがそれぞれ左・右チャンネル
の音声として出力される。
【0067】このように本実施例によれば、前記実施例
1と同様、異なる記録形式で情報が記録されている磁気
テープT1・T2から、同種のヘッド素子H9-1 〜H2-
18により情報を再生するようにしたので、ヘッドユニッ
ト2の構造を簡素化することができる。
【0068】また、ヘッドユニット2に、磁気テープT
1の各トラックTR1-1 〜TR1-18に対応する18個の
ヘッド素子H9-1 〜H9-18を設ける構成を採用している
ので、実施例1の構成のようにヘッドユニット2の向き
を反転させずに記録領域α1 (β1 )と記録領域β
1 (α2 )とを切り換えて情報の再生を行えるようにな
る。それゆえ、前記実施例の磁気テープ装置における反
転駆動装置4を省いて、ヘッドユニット2周辺の構造を
簡素化することができる。
【0069】なお、実施例1および実施例2の磁気テー
プ装置では、加算器ADD1・ADD2を用いて再生出
力を増大させるようにしているが、これらを省いてイコ
ライザアンプAL・ARのゲインを増しても同等の作用
が得られることが実験により確認できている。
【0070】
【発明の効果】本発明の請求項1に係る磁気テープ装置
は、以上のように、第1磁気ヘッドが、所定数のトラッ
クを有する第1記録形式で情報が記録された磁気テープ
における記録領域の一方側の各トラックに記録されてい
る情報を読み取るだけの数の同種のヘッド素子を有する
一方、情報の再生を行う記録領域に対し上記ヘッド素子
が接触するように、その記録領域の位置に応じて第1磁
気ヘッドの向きを反転させるヘッド反転手段と、上記第
1記録形式よりトラック数が少なく、かつ、トラック幅
が広い第2記録形式で情報が記録された磁気テープから
情報を再生する際、上記ヘッド素子により読み取られた
情報を同一トラックのもの同士合成するヘッド出力合成
手段とを備えている構成である。
【0071】このように、第1磁気ヘッドに設けられた
同種のヘッド素子により、異なる記録形式で記録のなさ
れた磁気テープから情報を読み取るようにしたので、例
えば、ディジタル記録による18トラックの記録形式を
第1記録形式として、アナログ記録による4トラックの
記録形式を第2記録形式とする場合、第2記録形式で記
録のなされた磁気テープから情報を再生することができ
る。それゆえ、記録形式に応じて異なるヘッド素子を設
ける必要がなくなり、磁気ヘッドの構造を簡素化するこ
とができる。
【0072】また、第1磁気ヘッドの向きが反転するよ
うになっているので、第1磁気ヘッドは、ヘッド素子を
第1記録形式の一方の記録領域のトラックの数だけ備え
ていれば、両記録領域の情報を読み取ることができる。
【0073】したがって、上記請求項1に係る磁気テー
プ装置を採用すれば、製造工程が簡素化され、製品のコ
ストダウンを図ることができるという効果を奏するとと
もに、ヘッド素子の数を最少にして、より一層磁気ヘッ
ドの構造を簡素化することができるという効果を併せて
奏する。
【0074】一方、請求項2に係る磁気テープ装置は、
以上のように、第2磁気ヘッドが、所定数のトラックを
形成する第1記録形式で情報が記録された磁気テープに
おける両記録領域の各トラックに記録されている情報を
読み取るだけの数の同種のヘッド素子を有する一方、両
記録領域の一方側から読み取られた情報のみを出力させ
る出力選択手段と、上記第1記録形式よりトラック数が
少なく、かつ、トラック幅が広い第2記録形式で情報が
記録された磁気テープから情報を再生する際、上記ヘッ
ド素子により読み取られた情報を同一トラックのもの同
士合成するヘッド出力合成手段とを備えている構成であ
る。
【0075】これにより、上記請求項1に係る磁気テー
プ装置と同様、例えば、ディジタル記録による18トラ
ックの記録形式で記録のなされた磁気テープから情報を
再生する構成で、アナログ記録による4トラックの記録
形式で記録のなされた磁気テープから情報を再生するこ
とができ、磁気ヘッドの構造を簡素化することができ
る。
【0076】また、第2磁気ヘッドに、第1記録形式に
おける両記録領域の各トラック数に応じたヘッド素子を
設けるようにしたので、第2磁気ヘッドを反転させる必
要がなくなり、反転ための装置等が不要になる。
【0077】したがって、上記請求項2に係る磁気テー
プ装置を採用すれば、製造工程が簡素化され製品のコス
トダウンを図ることができるという効果を奏するととも
に、第2磁気ヘッドの周辺の構造を簡素化することがで
きるという効果を併せて奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る磁気テープ装置を示す
ものであって、ディジタル信号にて18トラックで記録
がなされた磁気テープの情報を再生する場合の動作状態
を示す回路図である。
【図2】図1と同じ磁気テープ装置を示すものであっ
て、アナログ信号にて4トラックで記録がなされた磁気
テープの情報を再生する場合の動作状態を示す回路図で
ある。
【図3】図1の磁気テープ装置における反転駆動装置の
構成を示す斜視図である。
【図4】本発明の他の実施例に係る磁気テープ装置にお
けるヘッドユニットの構成を示す斜視図である。
【図5】図4のヘッドユニットを備えた磁気テープ装置
を示すものであって、ディジタル信号にて18トラック
で記録がなされた磁気テープの情報を再生する場合の動
作状態を示す回路図である。
【図6】図5と同じ磁気テープ装置を示すものであっ
て、アナログ信号にて4トラックで記録がなされた磁気
テープの情報を再生する場合の動作状態を示す回路図で
ある。
【図7】従来の磁気テープ装置によりディジタル信号に
て記録がなされた磁気テープにおけるトラックの配列を
示す説明図である。
【図8】従来の磁気テープ装置によりアナログ信号にて
記録がなされた磁気テープにおけるトラックの配列を示
す説明図である。
【図9】従来の2つのヘッドユニットを備えた反転型の
磁気ヘッドの構成を示す平面図である。
【図10】図9の磁気ヘッドが180°反転した状態を
示す平面図である。
【図11】従来の磁気テープ装置における反転駆動装置
の構成を示す斜視図である。
【図12】従来の1つのヘッドユニットを備えた反転型
の磁気ヘッドの構成を示す平面図である。
【図13】図12の磁気ヘッドが180°反転した状態
を示す平面図である。
【図14】従来の2つのヘッドユニットを備えた固定型
の磁気ヘッドの構成を示す平面図である。
【図15】従来の1つのヘッドユニットを備えた固定型
の磁気ヘッドの構成を示す平面図である。
【符号の説明】
1 ヘッド(第1磁気ヘッド) 2 ヘッドユニット 4 反転駆動装置(ヘッド反転手段) 9 ヘッドユニット(第2磁気ヘッ
ド) H1-1 〜H1-18 ヘッド素子 H2-1 〜H1-4 ヘッド素子 ADD1・ADD2 加算器(ヘッド出力合成手段) S11〜S19 ヘッド出力切換スイッチ(出力選
択手段) T1・T2 磁気テープ α1 ・β1 記録領域 α2 ・β2 記録領域 TR1-1 〜TR1-18 トラック TR2-1 〜TR2-4 トラック

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】長手方向に沿って等しく2つに分割された
    記録領域のそれぞれに長手方向に平行なトラックが同数
    形成され、そのトラックの数が異なる少なくとも2通り
    の記録形式で情報が記録された磁気テープを、第1磁気
    ヘッドに接触させながら走行させることにより、上記両
    記録領域の一方側に記録されている情報を再生する磁気
    テープ装置において、 上記第1磁気ヘッドが、所定数のトラックを有する第1
    記録形式で情報が記録された磁気テープにおける記録領
    域の一方側の各トラックに記録されている情報を読み取
    るだけの数の同種のヘッド素子を有する一方、情報の再
    生を行う記録領域に対し上記ヘッド素子が接触するよう
    に、その記録領域の位置に応じて第1磁気ヘッドの向き
    を反転させるヘッド反転手段と、上記第1記録形式より
    トラック数が少なく、かつ、トラック幅が広い第2記録
    形式で情報が記録された磁気テープから情報を再生する
    際、上記ヘッド素子により読み取られた情報を同一トラ
    ックのもの同士合成するヘッド出力合成手段とを備えて
    いることを特徴とする磁気テープ装置。
  2. 【請求項2】長手方向に沿って等しく2つに分割された
    記録領域のそれぞれに長手方向に平行なトラックが同数
    形成され、そのトラックの数が異なる少なくとも2通り
    の記録形式で情報が記録された磁気テープを、第2磁気
    ヘッドに接触させながら走行させることにより、上記両
    記録領域の一方側に記録されている情報を再生する磁気
    テープ装置において、 上記第2磁気ヘッドが、所定数のトラックを形成する第
    1記録形式で情報が記録された磁気テープにおける両記
    録領域の各トラックに記録されている情報を読み取るだ
    けの数の同種のヘッド素子を有する一方、両記録領域の
    一方側から読み取られた情報のみを出力させる出力選択
    手段と、上記第1記録形式よりトラック数が少なく、か
    つ、トラック幅が広い第2記録形式で情報が記録された
    磁気テープから情報を再生する際、上記ヘッド素子によ
    り読み取られた情報を同一トラックのもの同士合成する
    ヘッド出力合成手段とを備えていることを特徴とする磁
    気テープ装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5760987A (en) * 1993-03-12 1998-06-02 Sharp Kabushiki Kaisha Magnetic reproducing apparatus for reproducing information recorded in both a digital and analog format

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5760987A (en) * 1993-03-12 1998-06-02 Sharp Kabushiki Kaisha Magnetic reproducing apparatus for reproducing information recorded in both a digital and analog format

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