JPH0573183B2 - - Google Patents

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JPH0573183B2
JPH0573183B2 JP7265887A JP7265887A JPH0573183B2 JP H0573183 B2 JPH0573183 B2 JP H0573183B2 JP 7265887 A JP7265887 A JP 7265887A JP 7265887 A JP7265887 A JP 7265887A JP H0573183 B2 JPH0573183 B2 JP H0573183B2
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JP
Japan
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terminal
branch
fault
power transmission
transmission system
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JP7265887A
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JPS63238472A (ja
Inventor
Shigeru Narita
Mitsuo Saito
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Fuji Electric Co Ltd
Fuji Facom Corp
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Fuji Facom Corp
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Publication date
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Priority to JP7265887A priority Critical patent/JPS63238472A/ja
Publication of JPS63238472A publication Critical patent/JPS63238472A/ja
Publication of JPH0573183B2 publication Critical patent/JPH0573183B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 【発明の属する技術分野】
本発明は4端子以上の多端子の送電系統におい
て電力供給信頼度確保のために、送電線に発生し
た故障位置を送電線各端において検出された故障
後の各相の電圧量、電流量をもとに標定すること
で故障復旧の迅速化を図つた故障点標定方式に関
する。
【従来技術とその問題点】
第7図に示すように、例えば4つの電気所A,
B,C,Dが各端子にある系統において故障が発
生した場合、A端子、B端子、C端子またはD端
子から故障点Fまでの距離を知ることは、それに
引き続く不良箇所の修復作業等のために必要であ
り、不可欠なものである。このために、従来より
サージ受信方式、パルスレーダ方式の他に特殊な
装置を必要としないものとして、系統の故障時の
電圧、電流を用いてインピーダンスを計測し、故
障点を求める方式がある。 今、故障時の状態として第8図に示すものを想
定すると、故障点Fにはアーク等による故障点抵
抗RFが存在する。なお、以下の説明において電
気量はすべてことわらない限りベクトル量を示し
ている。第8図では故障点Fには各端子A,B,
C,Dから流入する故障電流IA,IB,IC,IDが流
れることになる。ここで、A端子における電圧、
電流の関係を式で表わせば、 VA=ZA・IA+RF(IA+IB+IC+ID) ……(1) となる。但し、ZAはA端子から故障点Fまでの
インピーダンスを示している。この(1)式よりA端
子からみた故障時の系統インピーダンスZは、 Z=VA/IA=ZA+RF(1+IB+IC+ID/IA) ……(2) となりインピーダンスZAのほかにRF(1+
IB+IC+ID/IA)の項が入つてきて誤差を含むことに なる。 RF(1+IB+IC+ID/IA)が純抵抗分であれば故障 点抵抗RFのリアクタンス分のみを分離すること
により故障点Fまでの距離はリアクタンスが距離
に比例するところから計測できることになるが、 RF(1+IB+IC+ID/IA)にはIB,IC,IDが含まれる ためB端子、C端子、D端子側のインピーダンス
構成がA端子側と異なれば抵抗分としての扱いは
できなくなり誤差を生じることになる。実際の場
合にはIA,IB,IC,IDの位相が一致することはま
ずあり得ず、誤差分の補正は困難である。 上記(2)式の第2項のような誤差を生じない方式
として特開昭58−208675号公報が提案されてい
る。この方式は第7図に示すようにA端子、B端
子、C端子、D端子に端末装置A1,B1,C
1,D1を設け、この端末装置A1,B1,C
1,D1で測定した電圧量、電流量をデータとし
て中央装置Eに伝送し、中央装置Eにおいて各端
子からのデータを用いて所定の標定演算式により
ベクトル演算にて故障点位置を標定するものであ
る。しかし、この方式は対称座標法により標定演
算式を得ているため、各相が同一条件であること
を前提としている。ところが、実際の送電系統で
は各相が同一条件であることはありえないため、
実際の送電系統に適用する場合に高い標定精度が
要求されると不充分な場合がある。
【発明の目的】
本発明は以上に鑑み、前述の(2)式における第2
項のような誤差を生じない計測方式による故障点
標定方式を更に標定精度を上げ、かつ標定演算式
のパラメータを変えることで故障種別、故障相に
より標定演算式を変えることなく標定を行えるよ
うにした多端子送電系統における故障点標定方式
を提供することを目的とする。
【発明の要点】
本発明の要点は、4端子以上の多端子よりなる
送電系統において、各端子に設置した端末装置に
より各端子の電圧、電流をサンプリングし、各端
末装置でサンプリングされた電圧データ、電流デ
ータを1個所に収集して各電圧データ、電流デー
タの同期をとつたのち、各端子の電流データに基
づいて各端子から故障点までの送電系統の単位長
さ当たりの電圧降下分をそれぞれ求め、これらの
電圧降下分と、各電圧データと、各端子と分岐間
の距離および分岐と分岐間の距離とを用いて故障
点が各端子と分岐あるいは2つの分岐により区分
される何れの区間に発生したかを判別し、故障が
発生したと判別された区間が端子と分岐により区
分された区間である場合には、該故障区間の端子
(または分岐)から故障点までの送電系統の単位
長さ当たりの電圧降下分と該故障区間距離との積
算値に故障区間の端子から分岐(または分岐から
端子)までの電圧差を加算した値を該故障区間の
端子と分岐(または2つの分岐)から故障点まで
の送電系統の単位長さ当たりの各電圧降下分の加
算値で除算した値に基づいて該故障区間の端子
(または分岐)から故障点までの距離を、また故
障が発生したと判別された区間が2つの分岐によ
り区分された区間である場合には、該故障区間の
一方の分岐から故障点までの送電系統の単位長さ
当たりの電圧降下分と該故障区間距離との積算値
に故障区間の一方の分岐から他方の分岐までの電
圧差を加算した値を該故障区間の2つの分岐から
故障点までの送電系統の単位長さ当たりの各電圧
降下分の加算値で除算した値に基づいて該故障区
間の一方の分岐から故障点までの距離を、それぞ
れ算出するようにした点にある。
【発明の実施例】
第2図は4端子系1回線における非対称三相回
路の各相の単位長さ当たりの等価回路を示してお
り、Zaa,Zbb,Zccは単位長さ当たりの各相自己
インピーダンス、Zab,Zbc,Zcaはab相間、bc相
間、ca相間の単位長さ当たりの回線内相互イン
ピーダンスを示している。ここで、A端子、B端
子、C端子、D端子で計測されるa,b,c相に
流れる電流をIa A,Ib A,Ic A,Ia B,Ib B,Ic B,Ia c,Ib
,Ic c,Ia D,Ib D,Ic Dとすると、各電流によるA端
子、B端子、C端子およびD端子から故障点まで
の各相の単位長さ当たりの各電圧降下分はそれぞ
れ次のように表わすことができる。 Vaa A=ZaaIa A+ZabIb A+ZcaIc A Vbb A=ZabIa A+ZbbIb A+ZbcIc A Vcc A=ZcaIa A+ZbcIb A+ZccIc A ……(3) Vaa B=ZaaIa B+ZabIb B+ZcaIc B Vbb B=ZabIa B+ZbbIb B+ZbcIc B Vcc B=ZcaIa B+ZbcIb B+ZccIc B ……(4) Vaa C=ZaaIa C+ZabIb C+ZcaIc C Vbb C=ZabIa C+ZbbIb C+ZbcIc C Vcc C=ZcaIa C+ZbcIb C+ZccIc C ……(5) Vaa D=ZaaIa D+ZabIb D+ZcaIc D Vbb D=ZabIa D+ZbbIb D+ZbcIc D Vcc D=ZcaIa D+ZbcIb D+ZccIc D ……(6) ここで、a相1線地絡故障を想定し、故障点抵
抗をRFとすると、その時の等価回路図は第1図
に示すようになる。但し、A端子〜分岐P間の距
離ををLAP、B端子〜分岐Q間の距離をLBQ、C端
子〜分岐P間の距離をLCP、D端子〜分岐Q間の
距離をLDQ、分岐P〜分岐Q間の距離をLPQとし、
故障点はA端子と分岐Pとの間であり、A端子よ
りαLAPの距離(但し0<α<1)としている。
したがつて、故障点FとA端子、分岐Pまでの距
離αLAP,(1−α)LAPはA端子、分岐Pから故
障F点までの電圧降下分を単位長さ当たりの電圧
降下分によつて除算することにより求めることが
できる。ここで、分岐Pの電位Va PはB端子、C
端子もしくはD端子から分岐Pまでの電圧降下を
考えることで求めることができる。故障点Fにお
けるa相電圧Va Fは故障点抵抗RFにより Va F=RF(Ia A+Ia B+Ia C+Ia D)となるので、A端
子を測定点とすると、 Va A−αLAPVaa A=Va F=RF(Ia A+Ia B+Ia C+Ia D)…
…(7) 分岐Pを測定点とすると、 Va P−(1−α)LAPVaa P=Va F=RF(Ia A+Ia B+Ia C
Ia D)……(8) が成立する。但し、 Va P=Va B−LBQVaa B−LPQ(Vaa B+Vaa D) =Va C−LCPVaa C =Va D−LDQVaa D−LPQ(Vaa B+Vaa D) Vaa P=Vaa B+Vaa C+Vaa D である。 ここで、故障点抵抗RF=0の場合には(7),(8)
式の右辺が“0”となるので、A端子、分岐Pか
ら故障点Fまでの距離αLAP,(1−α)LAPの標
定演算式はそれぞれ次式のように表わすことがで
きる。 αLAP=Va A/Vaa A ……(9) (1−α)LAP=Va P/Vaa P ……(10) これに対して故障点抵抗RFが存在するときに
は、この抵抗RFは測定でできないため、(7),(8)
式を用いてRFを消去することでA端子、分岐P
から故障点Fまでの距離αLAP,(1−α)LAP
標定演算式を求めると、それぞれ次式のように表
わすことができる。 αLAP=Va A−Va P+LAPVaa P/Vaa A+Vaa P =Va A−Va B+LBQVaa B+LPQ(Vaa B+Vaa D/Vaa A+Va
a
B+Vaa C+Vaa D+LAP(Vaa B+Vaa C+Vaa D)/Vaa A+Vaa
B+Vaa C+Vaa D =Va A−Va C+LCPVaa C+LAP(Vaa B+Vaa C+Vaa D)/
Vaa A+Vaa B+Vaa C+Vaa D =Va A−Va D+LDQVaa D+LPQ(Vaa B+Vaa D)/Vaa A
Vaa B+Vaa C+Vaa D+LAP(Vaa B+Vaa C+Vaa D/Vaa A+Vaa
B+Vaa C+Vaa D……(11) (1−α)LAP=Va P−Va A+LAPVaa A/Vaa A+Vaa P =Va B−LBQVaa B−LPQ(Vaa B+Vaa D−Va A+LAPVaa A
/Vaa A+Vaa B+Vaa C+Vaa D =(Va C−LCPVaa C)+Va A+LAPVaa A/Vaa A+Vaa B
Vaa C+Vaa D =Va D−LDQVaa D−LPQ(Vaa B+Vaa D)−Va A+LAP)V
aa A/Vaa A+Vaa B+Vaa C+Vaa D……(12) (9)〜(12)式に用いられている各値は、A,B,
C,D端子で測定された電圧、電流値あるいはこ
れらから求めることのできる値であるので、A,
B,C,D端子で測定された電圧、電流値を1カ
所に集めて同期をとつて使用することにより故障
点の標定を行なうことができる。 b相、c相の1線地絡故障の場合も同様にして
標定演算式を求めることができる。故障点抵抗
RFが存在する場合のb相1線地絡故障時のA端
子および分岐Pから故障点Fまでの距離αLAP
(1−α)LAPの標定演算式は次式のように表わす
ことができる。 αLAP=Vb A−Vb B+LBQVbb B+LPQ(Vbb B+Vbb D)/Vbb
A+Vbb B+Vbb C+Vbb D+LAP(Vbb B+Vbb C+Vbb D)/Vbb A
+Vbb B+Vbb C+Vbb D =Vb A−Vb C+LCPVbb C+LAP(Vbb B+Vbb C+Vbb D)/
Vbb A+Vbb B+Vbb C+Vbb D =Vb A−Vb D+LDQVbb D+LPQ(Vbb B+Vbb D)/Vbb A
Vbb B+Vbb C+Vbb D+LAP(Vbb B+Vbb C+Vbb D)/Vbb A+V
bb B+Vbb C+Vbb D……(13) (1−α)LAP=Vb B−LBQVbb B−LPQ(Vbb B+Vbb D)−
Vb A+LAPVbb A/Vbb A+Vbb B+Vbb C+Vbb D =(Vb C−LCPVbb C)−Vb A+LAPVbb A/Vbb A+Vbb B
Vbb C+Vbb D =Vb D−LDQVbb D−LPQ(Vbb B+Vbb D)−Vb A+LAPVbb
A/Vbb A+Vbb B+Vbb C+Vbb D……(14) 同様にして、故障点抵抗RFが存在する場合の
c相1線地絡故障時のA端子および分岐Pから故
障点Fまでの距離αLAP,(1−α)LAPの標定演
算式は次式のように表わすことができる。 αLAP=Vc A−Vc B+LBQVcc B+LPQ(Vcc B+Vcc D)/Vcc
A+Vcc B+Vcc C+Vcc D+LAP(Vcc B+Vcc C+Vcc D)/Vcc A
+Vcc B+Vcc C+Vcc D =Vc A−Vc C+LCPVcc C+LAP(Vcc B+Vcc C+Vcc D)/
Vcc A+Vcc B+Vcc C+Vcc D =Vc A−Vc D+LDQVcc D+LPQ(Vcc B+Vcc D)/Vcc A
Vcc B+Vcc C+Vcc D+LAP(Vcc B+Vcc C+Vcc D)/Vcc A+V
cc B+Vcc C+Vcc D……(15) (1−α)LAP=Vc B−LBQVcc B−LPQ(Vcc B+Vcc D)−
Vc A+LAPVcc A/Vcc A+Vcc B+Vcc C+Vcc D =(Vc C−LCPVcc C)−Vc A+LAPVbb A/Vcc A+Vcc B
Vcc C+Vcc D =Vc D−LDQVcc D−LPQ(Vcc B+Vcc D)−Vc A+LAPVcc
A/Vcc A+Vcc B+Vcc C+Vcc D……(16) このように各標定式(11)〜(16)の形は同形であり、
パラメータを変えるだけで各相の故障点の標定を
行なうことができる。同様にしてB端子〜分岐
Q,C端子〜分岐P,D端子〜分岐Qまでの故障
の標定式も表わすことができる。 また、分岐P〜分岐Q間の故障についても同様
にして分岐Pから故障点までの距離αLPQ,分岐
Qから故障点までの距離(1−α)LPQについて
以下の標定式を得ることができる。但し、a相1
線地絡故障を想定し、分岐Pの電位Va P=Va A
LAPVaa A=Va C−LCPVaa C、分岐Pから故障点まで
の単位長さ当たりの電圧降下分Vaa P=Vaa A+Vaa
、また分岐Qの電位Va Q=Va B−LBQVaa B=Va D
LDQVaa D、分岐Pから故障点までの単位長さ当た
りの電圧降下分Vaa Q=Vaa B+Vaa Dとしている。こ
こで、距離αLPQ、(1−α)LPQはVa AとVa Bを用
いて次式のように表わすことができる。 αLPQ=Va P−Va Q+LPQVaa Q/Vaa P+Vaa Q=(Va A−LAP
Vaa A)−(Va B−LBQVaa B)+LPQ(Vaa B+Vaa D)Vaa A+V
aa B+Vaa C
+Vaa D ……(17) (1−α)LPQ=Va Q−Va P+LPQVaa P/Vaa P+Vaa Q =(Va B−LBQVaa B)−(Va A−LAPVaa A)+LPQ(Vaa
A+Vaa C)Vaa A+Vaa B+Vaa C+Vaa D……(20) 他相の標定式についても同様に表わすことがで
きる。b相については、 αLPQ=Vb P−Vb Q+LPQVbb Q/Vbb P+Vbb Q =(Vb A−LAPVbb A)−(Vb B−LBQVbb B)+LPQ(Vbb
B+Vbb D)Vbb A+Vbb B+Vbb C+Vbb D……(19) (1−α)LPQ=Vb Q−Vb P+LPQVbb P/Vbb P+Vbb Q =(Vb B−LBQVbb B)−(Vb A−LAPVbb A)+LPQ(Vbb
A+Vbb C)Vbb A+Vbb B+Vbb C+Vbb D……(20) 同様に、c相については、 αLPQ=Vc P−Vc Q+LPQVcc Q/Vcc P+Vcc Q =(Vc A−LAPVcc A)−(Vc B−LBQVcc B)+LPQ(Vcc
B+Vcc D)Vcc A+Vcc B+Vcc C+Vcc D……(21) (1−α)LPQ=Vc Q−Vc P+LPQVcc P/Vcc P+Vcc Q =(Vc B−LBQVcc B)−(Vc A−LAPVcc A)+LPQ(Vcc
A+Vcc C)Vcc A+Vcc B+Vcc C+Vcc D……(22) となる。また上式をVa C,Va Dを用いて表わすこ
ともできる。 3相短絡時には(11),(13),(15),(17),(19),(21
)式
の標定値および(12),(14),(16),(18),(20),(22)
式の
標定値がそれぞれ等しくなる。また、2線短絡や
2線地絡時には(11),(13),(15),(17),(19),(21)
式お
よび(12),(14),(16),(18),(20),(22)式のうちの
故障
相の2相の標定値が等しくなる。1線地絡時は故
障相の標定式を用いれば良い。つまり、故障種別
により異なつた標定式を用いる必要はなく故障相
の標定式を用いれば各種の故障が標定できる。3
相短絡または2線短絡、地絡の場合には故障相の
平均値を用いることもできる。 以上に説明した標定式を適用するにあたつては
故障相を判定する必要があるが、故障相は各端子
で計測された電流の和を計算することにより容易
に知ることができる。例えば、a相1線地絡の場
合には、 Ia A+Ia B+Ia C+Ia D≠0 Ib A+Ib B+Ib C+Ib D=0 Ic A+Ic B+Ic C+Ic D=0 ……(23) となり、健全相のb相,c相の和は零となるが、
故障相のa相は零とならないことにより故障相を
知ることができる。さらに、(23)式の条件に零
相電圧、零相電流の有無をみることで短絡、地絡
の区別をつけることができる。 また、前述の標定式を適用するためには故障点
が各端子と分岐とで形成される区間のどこに存在
するかを知る必要がある。そこで、以下に故障点
が存在する区間の判別方法について2つの実施例
を説明する。
【区間判別方法−その1】 第3図は4端子送電系統における故障発生状態
図を示しており、各区間の故障F1〜F5を考え
ると、以下の方式で区間判別を行う。 A端子〜分岐P〜C端子間(以下においては
AC間と呼ぶ)、B端子〜分岐Q〜D端子(以下に
おいてはBD間と呼ぶ)について2端子と想定し
て2端子の場合の故障点標定式を適用してその演
算結果により故障区間を判別する。この2端子の
場合の故障点標定式は本願出願人が先に出願した
特願昭61−93070号「故障点標定方式」において
説明がなされているので、詳細な説明は省略する
が、a相故障に対する各区間の標定式は次のよう
に求めることができる。 まず、AC間について考える。この場合、AC間
の距離をLACとすると、故障点Fにおけるa相電
圧Va Fは故障点抵抗RFによりVa F=RF(Ia A+Ia B
Ia C+Ia D)となるので、A端子を測定点とすると、 Va A−αLACVaa A=Va F=RF(Ia A+Ia B+Ia C
+Ia D)……(24) C端子を測定点とすると、 Va C−(1−α)LACVaa C=Va F=RF(Ia A+Ia B
+Ia C+Ia D)……(25) が成立する。ここで、故障点抵抗RFは測定でき
ないため、(24),(25)式を用いてRFを消去する
ことでA,C端子から故障点Fまでの距離αLAC
(1−α)LACの標定演算式を求めると、それぞれ
次式のように表わすことができる。 αLAC=Va A−Va C+LACVaa C/Vaa A+Vaa C (1−α)LAC=Va C−Va A+LACVaa A/Vaa A+Vaa C……(2
6) (26)式に用いられている各値は、A,C端子
で測定された電圧、電流データあるいはこれらか
ら求めることのできる値であるので、A,C端子
で測定された電圧、電流値を1カ所に集めて同期
をとつて使用することにより故障点の標定を行な
うことができる。 BD間の標定式はBD間の距離をLBDとすると、
(26)式と同様に次のように表わすことができる。 αLBD=Va B−Va D+LBDVaa D/Vaa B+Vaa D (1−α)LBD=Va D−Va B+LBDVaa B/Vaa B+Vaa D……(2
7) 各区間について(26),(27)式により故障点標
定を行なつた場合に故障が存在する区間の判別を
次の条件により行なう。 (イ) A端子と分岐Pとの間の故障判定条件(F1
故障) (26)式による標定結果がA端子と分岐Pと
の間の故障を示し、かつ(27)式による標定結
果が分岐Qの故障を示す。 (ロ) C端子と分岐Pとの間の故障判定条件(F2
故障) (26)式による標定結果がC端子と分岐Pと
の間の故障を示し、かつ(27)式による標定結
果が分岐Qの故障を示す。 (ハ) 分岐Pと分岐Qとの間の故障判定条件(F3
故障) (26)式による標定結果が分岐Pの故障を示
し、かつ(27)式による標定結果が分岐Qの故
障を示す。 (ニ) D端子と分岐Qとの間の故障判定条件(F4
故障) (26)式による標定結果が分岐Pの故障を示
し、かつ(27)式による標定結果がD端子と分
岐Qとの間の故障を示す。 (ホ) B端子と分岐Qとの間の故障判定条件(F5
故障) (26)式による標定結果が分岐Pの故障を示
し、かつ(27)式による標定結果がB端子と分
岐Qとの間の故障を示す。 (イ)〜(ホ)に示すように、故障が発生した区間を含
まない2端子系の標定式による標定結果は分岐点
の故障と標定することを利用して故障区間を判別
することができる。
【区間判別方法−その2】 第4図は4端子送電系統のa相における各分岐
点までの電位降下説明図を示している。 a相について考えた場合に、それぞれの端子か
ら見た分岐PおよびQの電位Va P,Va Qは次のよ
うに表わされる。なお、各端子から分岐Pまでの
距離をLAP,LBQ,LCP,LDQ、分岐PとQ間の距離
をLPQとして示す。 分岐Pでの各端子からみた電位Va Pは、 (A端子から)Va P=Va A−LAPVaa A ……(28) (B端子から)Va P=Va B−LBQVaa B−LPQ(Vaa B
+Vaa D)……(29) (C端子から)Va P=Va C−LCPVaa C ……(30) (D端子から)Va P=Va D−LDQVaa D−LPQ(Vaa B+Vaa D
)……(31) また、分岐Qでの各端子からみた電位Va Qは、 (A端子から)Va Q=Va A−LAPVaa A−LPQ(Vaa A
+Vaa C)……(32) (B端子から)Va Q=Va B−LBQVaa B ……(33) (C端子から)Va Q=Va C−LCPVaa C−LPQ(Vaa A
+Vaa C)……(34) (D端子から)Va Q=Va D−LDQVaa D ……(35) 故障がない健全時には各端子からみた分岐P,
Qでの電位が等しくなるので次式が成立する。 (28)式=(29)式=(30)式=(31)式 (32)式=(33)式=(34)式=(35)式 故障が存在する区間の判別は(28)〜(35)式
を用いて次の条件により行なわれる。 (イ) A端子と分岐Pとの間の故障判定条件各端子
からみた故障点Fの電位が等しいことにより、
B,C,D端子からみた分岐Pの電位は各々等
しいので、 (28)式≠(29)式=(30)式=(31)式 が成立すれば、A端子と分岐Pとの間の故障と
判定される。 (ロ) C端子と分岐Pとの間の故障判定条件 (イ)と同様に、A,B,D端子からみた分岐P
の電位は各々等しいので、 (30)式≠(28)式=(29)式=(31)式 が成立すれば、C端子と分岐Pとの間の故障と
判定される。 (ハ) 分岐Pと分岐Qとの間の故障判定条件 A,C端子からみた分岐Pの電位と、B,D
端子からみた分岐Qの電位とがそれぞれ等し
く、かつ健全時とは異なりそれぞれの分岐P,
Qでの電位が異なる。従つて、 (28)式≠(30)式≠(33)式=(35)式 が成立すれば、分岐Pと分岐Qとの間の故障と
判定される。 (ニ) D端子と分岐Qとの間の故障判定条件 (イ)と同様に、A,B,C端子からみた分岐Q
の電位は各々等しいので、 (35)式≠(32)式=(33)式=(34)式 が成立すれば、D端子と分岐Qとの間の故障と
判定される。 (ホ) B端子と分岐Qとの間の故障判定条件 (イ)と同様に、A,C,D端子からみた分岐Q
の電位は各々等しいので、 (33)式≠(32)式=(34)式=(35)式 が成立すれば、B端子と分岐Qとの間の故障と
判定される。 このように、(28)〜(35)式の値を比較する
ことにより故障区間を判別することができる。 以上に説明したように、本発明によれば測定し
た各相電圧に基づいて、まず故障区間を判別し、
次にこの故障区間に該当する端子と分岐との間の
あるいは2つの方式間の故障点標定式を用いて標
定を行なう。 以上の説明では4端子系1回線について述べた
が、4端子系平行2回線ににおいても同様に取扱
うことができる。 第5図は4端子系平行2回線における非対称三
相回線のa相に関する単位長さ当たりの等価回路
図を示している。図おいてZaa,Zbb,Zccは1L回
線の単位長さ当たりの各相自己インピーダンス、
Zab,Zcaは1L回線のab相間、ca相間の単位長さ
当たりの相互インピーダンス、Zaa′,Zab′,
Zca′は1L回線のa相と2L回線の各相との回線間
インピーダンスを示している。なお、ここでは
1L回線のa相故障について説明するための他の
相の相互インピーダンス、回線間相互インピーダ
ンスは省略されている。 ここで、A,B,C,D端子で測定される1L
回線、2L回線のa,b,c相に流れる電流をそ
れぞれ、Ia A,Ib A,Ic A,Ia B,Ib B,Ic B,Ia C,Ib C,Ic
,Ia D,Ib D,Ic D,I2a A,I2b A,I2c A,I2a B,I2b B,I
2c
,I2a C,I2b C,I2c C,I2a D,I2b D,I2c Dとすると各電
流によるA端子,B端子,C端子およびD端子か
ら故障点Fまでの1L回線a相の単位長さ当たり
の電圧降下分VaaA,VaaB,VaaC,VaaDはそれ
ぞれ次のように表わすことができる。 VaaA=ZaaIa A+ZabIb A+ZcaIc A +Zaa′I2a A+Zab′I2b A+Zca′I2c A VaaB=ZaaIa B+ZabIb B+ZcaIc B +Zaa′I2a B+Zab′I2b B+Zca′I2c B VaaC=ZaaIa C+ZabIb C+ZcaIc C +Zaa′I2a C+Zab′I2b C+Zca′I2c C VaaD=ZaaIa D+ZabIb D+ZcaIc D +Zaa′I2a D+Zab′I2b D+Zca′I2c D ……(36) なお、他相についても同様に表すことができ
る。 ここで、区間AP間のa相1線地絡故障を想定
し、故障点抵抗をRFとすると、前述の4端子系
1回線と同様にして、各標定演算式は次のように
表わすことができる。 まず、故障点抵抗RF=0のばあいには、A端
子および分岐Pから故障点Fまでの距離αLAP
(1−α)LAPの標定演算式は(9),(10)式と同様にし
て次式のように表わすことができる。 αLAP=Va A/VaaA ……(37) (1−α)LAP=Va P/VaaP=Va B−LBQVaaB−LPQ
(VaaB+VaaD)/VaaB+VaaC+VaaD =Va C−LCPVaaC/VaaB+VaaC+VaaD=Va D
−LDQVaaD−LPQ(VaaB+VaaD)/VaaB+VaaC
+VaaD……(38) また、故障点抵抗RFが存在する場合には、A
端子および分岐Pから故障点Fまでの距離αLAP
(1−α)LAPの標定演算式は(11),(12)式と同様にし
て次式のように表わすことができる。 αLAP=Va A−Va P+LAPVaaP/VaaA+VaaP =Va A−Va B+LBQVaaB+LPQ(VaaB+VaaD)/
VaaA+VaaB+VaaC+VaaD+LAP(VaaB+Vaa
C+VaaD)/VaaA+VaaB+Vaa C+VaaD =Va A−Va C+LCPVaaC+LAP(VaaB+VaaC+Va
a
D)/VaaA+VaaB+VaaC+VaaD =Va A−Va D+LDQVaaD+LPQ(VaaB+VaaD)/
VaaA+VaaB+VaaC+VaaD+LAP(VaaB+Vaa
C+VaaD)/VaaA+VaaB+VaaC+VaaD……(39
) (1−α)LAP=Va P−Va A+LAPVaaA/VaaA+Vaa
P =Va B−LBQVaaB−LPQ(VaaB+VaaD)−Va A
LAPVaaA/VaaA+VaaB+VaaC+VaaD=(Va C
LCPVaaC)−Va A+LAPVaaA/VaaA+VaaB+Vaa
C+VaaD =Va D−LDQVaaD−LPQ(VaaB+VaaD)−Va A
LAPVaaA/VaaA+VaaB+VaaC+VaaD……(40) 同様にしてb相、c相についても、(36)式と
同様にして単位長さ当たりの電圧降下分を求めて
(37)〜(40)式の電圧降下分VaaA,VaaB
VaaC,VaaDに置きかえて適用することにより標
定を行なうことができる。 なお、以上の実施例では4端子の送電系統につ
いてのみ説明を行つたが、本発明は4端子に限ら
れることなく、それ以上の多端子においても適用
できることは勿論である。例えば、第9図に示す
ような5端子の送電系統を考えた場合、A,B,
C,D,E端子から故障点までの送電系統の単位
当たりの電圧降下分は(3)〜(6)式と同様にして求め
ることができ、この電圧降下分に基づいて各分岐
P,Q,Rの電位を求めることができるので、4
端子の場合と同様に故障区間を判別したのち故障
点までの距離を計算することができる。 また、1線地絡故障でなく2線短絡、地絡の場
合も本発明によれば各相の測定端子から故障点ま
での電圧降下を考え、各端子からの電圧降下が故
障点で等しくなることにより標定を行なつている
ため、各故障相毎の標定演算式を適用することに
より標定を行なうことができる。例えば第6図に
示すようにa,b相の2線短絡を考えると、a相
については各端子からの電圧降下が故障点Fで等
しくなるので(39),(40)式で標定を行なうこと
ができ、b相についても同様に標定することがで
きる。このとき、各標定演算式は同じ故障点を標
定することになる。3相短絡の場合にもa相、b
相、c相毎に標定を行なうことによりそれぞれの
標定演算式が同じ故障点を標定することになる。
したがつて、2線短絡、地絡、3相短絡の場合は
標定結果が複雑になるのでそれらを個々に表示す
ることもできるし、平均をとることもできる。
【発明の効果】
本発明によれば、各相の測定端子から故障点ま
での電圧降下を考え、演算により故障発生区間を
判別し、各端子からの電圧降下が故障点で等しく
なることを利用して標定演算を行なうようにし、
かつ電圧降下に系統の各相の自己インピーダン
ス、回線内相互インピーダンス、回線間相互イン
ピーダンスを使用するように構成したことによ
り、従来のように誤差が生じることはなく、しか
も標定演算式のパラメータを変えることで故障種
別、故障相により別の標定演算式を用いることな
く標定を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は4端子送電系統におけるa相1線地絡
故障時の等価回路図、第2図は4端子系1回線に
おける非対称三相回路の各相の単位長さ当たりの
等価回路図、第3図は4端子送電系統における故
障発生状態図、第4図は4端子送電系統のa相に
おける各分岐点までの電位降下説明図、第5図は
4端子系平行2回線における非対称三相回路の各
相の単位長さ当たりの等価回路図、第6図はa・
b相の2線短絡故障の説明図、第7図は4端子送
電系統の構成図、第8図は4端子送電系統におけ
る故障時の状態説明図、第9図は5端子送電系統
の構成図である。 A1,B1,C1,D1……端末装置、E……
中央装置、Zaa,Zbb,Zcc……自己インピーダン
ス、Zab,Zbc,Zca……回線内相互インピーダン
ス、Zaa′,Zab′,Zca′……回線間相互インピーダ
ンス、LAP……A端子〜分岐P間距離、LBP……B
端子〜分岐Q間距離、LCP……C端子〜分岐P間
距離、LDQ……D端子〜分岐Q間距離、LPQ……分
岐P〜分岐Q間距離。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 4端子以上の多端子よりなる送電系統におい
    て、各端子に設置した端末装置により各端子の電
    圧、電流をサンプリングし、各端末装置でサンプ
    リングされた電圧データ、電流データを1個所に
    収集して各電圧データ、電流データの同期をとつ
    たのち、各端子の電流データに基づいて各端子か
    ら故障点までの送電系統の単位長さ当たりの電圧
    降下分をそれぞれ求め、これらの電圧降下分と、
    各電圧データと、各端子と分岐間の距離および分
    岐と分岐間の距離とを用いて故障点が各端子と分
    岐あるいは2つの分岐により区分される何れの区
    間に発生したかを判別し、故障が発生したと判別
    された区間が端子と分岐により区分された区間で
    ある場合には、該故障区間の端子(または分岐)
    から故障点までの送電系統の単位長さ当たりの電
    圧降下分と該故障区間距離との積算値に故障区間
    の端子から分岐(または分岐から端子)までの電
    圧差を加算した値を該故障区間の端子と分岐(ま
    たは2つの分岐)から故障点までの送電系統の単
    位長さ当たりの各電圧降下分の加算値で除算した
    値に基づいて該故障区間の端子(または分岐)か
    ら故障点までの距離を、また故障が発生したと判
    別された区間が2つの分岐により区分された区間
    である場合には、該故障区間の一方の分岐から故
    障点までの送電系統の単位長さ当たりの電圧降下
    分と該故障区間距離との積算値に故障区間の一方
    の分岐から他方の分岐までの電圧差を加算した値
    を該故障区間の2つの分岐から故障点までの送電
    系統の単位長さ当たりの各電圧降下分の加算値で
    除算した値に基づいて該故障区間の一方の分岐か
    ら故障点までの距離を、それぞれ算出することを
    特徴とする多端子送電系統における故障点標定方
    式。 2 特許請求の範囲第1項に記載の多端子送電系
    統における故障点標定方式において、送電系統を
    1回線運用とし、単位長さ当たりの電圧降下分の
    算出に送電線の自己インピーダンスと回線内相互
    インピーダンスを用いたことを特徴とする多端子
    送電系統における故障点標定方式。 3 特許請求の範囲第1項に記載の多端子送電系
    統における故障点標定方式において、送電系統を
    平行2回線運用とし、単位長さ当たりの電圧降下
    分の算出に送電線の自己インピーダンスと回線内
    相互インピーダンスと回線間相互インピーダンス
    とを用いたことを特徴とする多端子送電系統にお
    ける故障点標定方式。 4 特許請求の範囲第1項乃至第3項のいずれか
    の項に記載の多端子送電系統における故障点標定
    方式において、多端子から同一の分岐に接続され
    る2端子をそれぞれ選択し、この選択された各2
    端子について2端子送電系統と想定して2端子の
    場合の故障点標定式を適用してそれぞれ標定演算
    を行い、故障点を含まない区間の2端子の標定演
    算結果が分岐の故障を示すことに基づいて故障区
    間を判別することを特徴ととする多端子送電系統
    における故障点標定方式。 5 特許請求の範囲第1項乃至第3項のいずれか
    の項に記載の多端子送電系統における故障点標定
    方式において、各端子から故障点までの送電系統
    の単位長さ当たりの電圧降下分と、各端子の電圧
    データと、各端子と分岐との間の距離とを用いて
    各端子からみた分岐の電圧をそれぞれ求め、これ
    らの求められた分岐の電圧のうち、同一の分岐に
    対する電圧をそれぞれ比較し、いずれかの電圧が
    異なる値となつた場合にはこの電圧に対応する端
    子と分岐による区間を故障区間と判別し、隣接す
    る分岐側の各端子からみた各電圧が等しい値で、
    残りの各端子からみた各電圧も等しい値となり、
    且つ両電圧が異なる値の場合には該分岐と隣接す
    る分岐による区間を故障区間と判別することを特
    徴とする多端子送電系統における故障点標定方
    式。
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