JPS62249078A - 故障点標定方式 - Google Patents
故障点標定方式Info
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- JPS62249078A JPS62249078A JP9307086A JP9307086A JPS62249078A JP S62249078 A JPS62249078 A JP S62249078A JP 9307086 A JP9307086 A JP 9307086A JP 9307086 A JP9307086 A JP 9307086A JP S62249078 A JPS62249078 A JP S62249078A
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- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims abstract description 12
- 238000005070 sampling Methods 0.000 claims abstract description 5
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 15
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 10
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 3
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 3
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 2
- 101710162453 Replication factor A Proteins 0.000 description 1
- 102100035729 Replication protein A 70 kDa DNA-binding subunit Human genes 0.000 description 1
- 238000000691 measurement method Methods 0.000 description 1
- 238000011084 recovery Methods 0.000 description 1
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
本発明は電力供給信頼度確保のために、送電線に発生し
た故障位置を送電線両端において検出された事故後の各
相の電圧量、電流量をもとに標定することで故障復旧の
迅速化を図った故障点標定方式に関する。
た故障位置を送電線両端において検出された事故後の各
相の電圧量、電流量をもとに標定することで故障復旧の
迅速化を図った故障点標定方式に関する。
第5図に示すように2つの電気所A、 Bが両端子にあ
る系統において故障が発生した場合、A端子またはB端
子から故障点Fまでの距離を知ることは、それに引き続
(不良箇所の修復作業等のために必要であり、不可欠な
ものである。このために、従来よりサージ受信方式、パ
ルスレーダ方式の他に特殊な装置を必要としないものと
して、系統の故障時の電圧、電流を用いてインピーダン
スを計測し、故障点を求める方式がある。 今、故障時の状態として第6図に示すものを想定すると
、故障点Fにはアーク等による故障点抵抗RFが存在す
る。なお、以下の説明において電気量はすべてことわら
ない限りベクトル量を示している。第6図では故障点F
には両端子A、 Bから流入する故障電流■A、tlが
流れることになる。 ここで、A端子における電圧、電流の関係を式で表わせ
ば、 V’−ZA・I^+RF (I^+I”) −−−
−−−−−−−−・−−−−−−−−−−−−−−−−
(1)となる。但し、ZAはA端子から故障点Fまでの
インピーダンスを示している。この(11式よりA端子
からみた故障時の系統インピーダンスZは、■3 となり、インピーダンスZAのほかにRr(1+ )
IA の項が入ってきて誤差を含むことになる。 ■8 RF(1+=)が純抵抗分であれば故障点抵抗RFのI
A リアクタンス分のみを分離することにより故障点Fまで
の距離はりアクタンスが距離に比例するとIll ころから計測できることになるが、R,(1+ −)に
は■^ Illが含まれるためB端子側のインピーダンス構成が
A端子側と異なれば抵抗分としての扱いはできなくなり
誤差を生じることになる。実際の場合にはIAと!8の
位相が一致することはまずあり得す、誤差分の補正は困
難である。 上記(2)式の第2項のような誤差を生じない方式とし
て特開昭58−174863号公報が提案されている。 この方式は第5図に示すようにA端子、B端子に端末装
置AI、Blを設け、この端末装置AI。 Blで測定した電圧量、電流量をデータとして中実装置
Cに伝送し、中実装置Cにおいて各端子からのデータを
用いて所定の標定演算式によりベクトル演算にて故障点
位置を標定するものである。 しかし、この方式は対称座標法により標定演算式を得て
いるため、各相が同一条件であることを前提としている
。ところが、実際の送電系統では各相が同一条件である
ことはありえないため、実際の送電系統に適用する場合
に高い標定精度が要求されると不充分な場合がある。
る系統において故障が発生した場合、A端子またはB端
子から故障点Fまでの距離を知ることは、それに引き続
(不良箇所の修復作業等のために必要であり、不可欠な
ものである。このために、従来よりサージ受信方式、パ
ルスレーダ方式の他に特殊な装置を必要としないものと
して、系統の故障時の電圧、電流を用いてインピーダン
スを計測し、故障点を求める方式がある。 今、故障時の状態として第6図に示すものを想定すると
、故障点Fにはアーク等による故障点抵抗RFが存在す
る。なお、以下の説明において電気量はすべてことわら
ない限りベクトル量を示している。第6図では故障点F
には両端子A、 Bから流入する故障電流■A、tlが
流れることになる。 ここで、A端子における電圧、電流の関係を式で表わせ
ば、 V’−ZA・I^+RF (I^+I”) −−−
−−−−−−−−・−−−−−−−−−−−−−−−−
(1)となる。但し、ZAはA端子から故障点Fまでの
インピーダンスを示している。この(11式よりA端子
からみた故障時の系統インピーダンスZは、■3 となり、インピーダンスZAのほかにRr(1+ )
IA の項が入ってきて誤差を含むことになる。 ■8 RF(1+=)が純抵抗分であれば故障点抵抗RFのI
A リアクタンス分のみを分離することにより故障点Fまで
の距離はりアクタンスが距離に比例するとIll ころから計測できることになるが、R,(1+ −)に
は■^ Illが含まれるためB端子側のインピーダンス構成が
A端子側と異なれば抵抗分としての扱いはできなくなり
誤差を生じることになる。実際の場合にはIAと!8の
位相が一致することはまずあり得す、誤差分の補正は困
難である。 上記(2)式の第2項のような誤差を生じない方式とし
て特開昭58−174863号公報が提案されている。 この方式は第5図に示すようにA端子、B端子に端末装
置AI、Blを設け、この端末装置AI。 Blで測定した電圧量、電流量をデータとして中実装置
Cに伝送し、中実装置Cにおいて各端子からのデータを
用いて所定の標定演算式によりベクトル演算にて故障点
位置を標定するものである。 しかし、この方式は対称座標法により標定演算式を得て
いるため、各相が同一条件であることを前提としている
。ところが、実際の送電系統では各相が同一条件である
ことはありえないため、実際の送電系統に適用する場合
に高い標定精度が要求されると不充分な場合がある。
本発明は以上に鑑み、前述の(2)式における第2項の
ような誤差を生じない計測方式による故障点標定方式を
更に標定精度を上げ、かつ標定演算式のパラメータを変
えることで故障種別、故障相により標定演算式を変える
ことなく標定を行えるようにした故障点標定方式を提供
することを目的とする。
ような誤差を生じない計測方式による故障点標定方式を
更に標定精度を上げ、かつ標定演算式のパラメータを変
えることで故障種別、故障相により標定演算式を変える
ことなく標定を行えるようにした故障点標定方式を提供
することを目的とする。
本発明の要点は、2端子よりなる送電線系統において、
両端子に設置した端末装置により両端子の各相の電圧、
電流をサンプリングし、両端末装置のサンプリングデー
タを1カ所に収集して各データの同期をとったのち、各
相に対してそれぞれ、自端子で測定した自相電圧値から
他端子で測定した自相電圧値を差引き、さらに両端子間
の距離と他端子で測定した各相電流による自相の単位長
さ当たりの電圧降下分との積を加算した値を、自端子と
他端子で測定した各相電流値による自相の単位長さ当た
りの電圧降下分の和で除算することにより、各相毎に自
端子から故障点までの距離を算出するようにした点にあ
る。
両端子に設置した端末装置により両端子の各相の電圧、
電流をサンプリングし、両端末装置のサンプリングデー
タを1カ所に収集して各データの同期をとったのち、各
相に対してそれぞれ、自端子で測定した自相電圧値から
他端子で測定した自相電圧値を差引き、さらに両端子間
の距離と他端子で測定した各相電流による自相の単位長
さ当たりの電圧降下分との積を加算した値を、自端子と
他端子で測定した各相電流値による自相の単位長さ当た
りの電圧降下分の和で除算することにより、各相毎に自
端子から故障点までの距離を算出するようにした点にあ
る。
【発明の実施例】
第2図は2端子系1回線における非対称三相回路の各相
の単位長さ当たりの等価回路を示しており、Z aa+
Zbb+ Zccは単位長さ当たりの各相自己インピ
ーダンス、Z llb+ Z bc+ Z Caは
ab相間。 bc相間、ca相間の単位長さ当たりの回線内相互イン
ピーダンスを示している。ここで、A端子。 B端子で計測されるa、b、c相に流れる電流をIa’
+Ib’+LcAlta”ltb”ltc”とすると、
各電流によるA端子およびB端子から故障点までの各相
の単位長さ当たりの各電圧降下分はそれぞれ次のように
表わすことができる。 ここで、C相1線地絡故障を想定し、故障点抵抗をRv
とすると、その時の等価回路図は第1図に示すようにな
る。但し、A、B端子間の距離をLとし、故障点はA端
子よりαLの距離(但しOくαく1)としている。した
がって、故障点FとA。 B端子までの距離αL、(1−α)LはA、B端子から
故障点Fまでの電圧降下分を単位長さ当たりの電圧降下
分によって除算することにより求めることができる。故
障点Fにおけるa相電圧■、Fは故障点抵抗RF ニヨ
Q V m’ = Ry(Im’ + Im”)となる
ので、A端子を測定点とすると、 V、^−(X LV 。A==Va ’ = RF (
l m A+ 1 m ″) −−−−−−−−−−
−−−−−(5)B端子を測定点とすると、 Vx’−(1−α)LVmm”=Va’−Rr(1%+
1m”) −−−−−−−−46)が成立する。 ここで、故障点抵抗RF=Oの場合には(51、(61
人の右辺が“0″となるので、A、 B端子から故障
点Fまでの距離αL、(1−α)Lの標定演算式はそれ
ぞれ次式のように表わすことができる。 これに対して故障点抵抗R,が存在するときには、この
抵抗RFは測定できないため、(5)、 (6)弐を用
いてR「を消去することでA、 B端子から故障点F
までの距離αL、(1−α)Lの標定演算式を求めると
、それぞれ次式のように表わすことができる。 (7)〜O1式に用いられている各値は、A、B端子で
測定された電圧、電流値あるいはこれらから求めること
のできる値であるので、A、B端子で測定された電圧、
電流値を1カ所に集めて同期をとって使用することによ
り故障点の標定を行なうことができる。 b相、C相の1線地絡故障の場合も同様にして標定演算
式を求めることができる。故障点抵抗R1が存在する場
合のb相1線地絡故障時のA、 B端子から故障点Fま
での距離αL、(1−α)Lの標定演算式は次式のよう
に表わすことができる。 同様にして、故障点抵抗R,が存在する場合のC相1線
地絡故障時のA、B端子から故障点Fまでの距離αL、
(1−α)Lの標定演算式は次式のように表わすことが
できる。 VccA十Vcc″ このように各標定式(9)〜0旬の形は同形であり、パ
ラメータを変えるだけで各相の故障点の標定を行なうこ
とができる。 3相短絡時には(91,Qll、α1式の標定値および
θQ。 Q2)、041式の標定値がそれぞれ等しくなる。また
、2線短絡や2線地絡時には(9)、 Qll、 03
式およびαω。 Q5.(14)弐のうちの故障相の2相の標定値が等し
くなる。1線地絡時は故障相の標定式を用いれば良い。 つまり、故障種別により異なった標定式を用いる必要は
なく故障相の標定式を用いれば各種の故障が標定できる
。3相短絡または2線地絡の場合には故障相の平均値を
用いることもできる。 以上の説明では2端子系1回線について述べたが、2端
子系平行2回線においても同様に取扱うことができる。 第3図は2端子系平行2回線における非対称三相回路の
C相に関する単位長さ当たりの等価回路図を示している
。図においてZ a @ + Z b b + Z
t eは1L回線の単位長さ当たりの各相自己インピ
ーダンス、Z mb* ZCIIは15回線のab相
間、ca相間の単位長さ当たりの相互インピーダンス、
Z□′+ Z mb ’ r Z Cm′は15回線
のa相と2L回線の各相との回線間インピーダンスを示
している。なお、ここでは15回線のa相故障について
説明するため他の相の相互インピーダンス、回線間相互
インピーダンスは省略されている。 ここで、A、B端子で測定される15回線、2L回線の
a、b、C相に流れる電流をそれぞれ、IaAl lb
’+ IC^+ Ia”+ II+”+ IC” r
夏ta^Atb”AtcA+1g、+ Itk”+ I
zc”とすると各電流によるA端子およびB端子から故
障点FまでのIL回線a相の単位長さ当たりの電圧降下
分V M @ ” + V a a ’6はそれぞれ
次のように表わすことができる。 なお、他相についても同様に表わすことができる。 ここで、a相1線地絡故障を想定し、故障点抵抗をR1
とすると、前述の2端子系1回線と同様にして、各標定
演算式は次のように表わすことができる。 まず、故障点抵抗R,=0のばあいには、A。 B端子から故障点Fまでの距離αL、(1−α)Lの標
定演算式は(7)、 (81式と同様にして次式のよう
に表わすことができる。 また、故障点抵抗R2が存在する場合には、A。 B端子から故障点Fまでの距離αL、 、(1−α)L
の標定演算式は(9)、 01式と同様にして次式のよ
うに表わすことができる。 同様にしてb相、C相についても、051式と同様にし
て単位長さ当たりの電圧降下分を求めてα* −01式
の電圧降下分v0′^、v、、’諷に置きかえて適用す
ることにより標定を行なうことができる。 また、1線地絡故障でなく2線短絡、地絡の場合も本発
明によれば各相の測定端子から故障点までの電圧降下を
考え、A端子からの電圧降下とB端子からの電圧降下が
故障点で等しくなることにより標定を行なっているため
、各故障相毎の標定演算式を適用することにより標定を
行なうことができる。例えば第4図に示すようにa、b
相の2線短絡を考えると、a相についてはA端子からの
電圧降下とB端子からの電圧降下とが故障点Fで等しく
なるのでQl、01式で標定を行なうことができ、b相
についても同様に標定することができる。 このとき、各標定演算式は同じ故障点を標定することに
なる。3相短絡の場合にもa相、b相、C相毎に標定を
行なうことによりそれぞれの標定演算式が同じ故障点を
標定することになる。したがって、2線短絡、地絡、3
相短絡の場合は標定結果が複雑になるのでそれらを個々
に表示することもできるし、平均をとることもできる。
の単位長さ当たりの等価回路を示しており、Z aa+
Zbb+ Zccは単位長さ当たりの各相自己インピ
ーダンス、Z llb+ Z bc+ Z Caは
ab相間。 bc相間、ca相間の単位長さ当たりの回線内相互イン
ピーダンスを示している。ここで、A端子。 B端子で計測されるa、b、c相に流れる電流をIa’
+Ib’+LcAlta”ltb”ltc”とすると、
各電流によるA端子およびB端子から故障点までの各相
の単位長さ当たりの各電圧降下分はそれぞれ次のように
表わすことができる。 ここで、C相1線地絡故障を想定し、故障点抵抗をRv
とすると、その時の等価回路図は第1図に示すようにな
る。但し、A、B端子間の距離をLとし、故障点はA端
子よりαLの距離(但しOくαく1)としている。した
がって、故障点FとA。 B端子までの距離αL、(1−α)LはA、B端子から
故障点Fまでの電圧降下分を単位長さ当たりの電圧降下
分によって除算することにより求めることができる。故
障点Fにおけるa相電圧■、Fは故障点抵抗RF ニヨ
Q V m’ = Ry(Im’ + Im”)となる
ので、A端子を測定点とすると、 V、^−(X LV 。A==Va ’ = RF (
l m A+ 1 m ″) −−−−−−−−−−
−−−−−(5)B端子を測定点とすると、 Vx’−(1−α)LVmm”=Va’−Rr(1%+
1m”) −−−−−−−−46)が成立する。 ここで、故障点抵抗RF=Oの場合には(51、(61
人の右辺が“0″となるので、A、 B端子から故障
点Fまでの距離αL、(1−α)Lの標定演算式はそれ
ぞれ次式のように表わすことができる。 これに対して故障点抵抗R,が存在するときには、この
抵抗RFは測定できないため、(5)、 (6)弐を用
いてR「を消去することでA、 B端子から故障点F
までの距離αL、(1−α)Lの標定演算式を求めると
、それぞれ次式のように表わすことができる。 (7)〜O1式に用いられている各値は、A、B端子で
測定された電圧、電流値あるいはこれらから求めること
のできる値であるので、A、B端子で測定された電圧、
電流値を1カ所に集めて同期をとって使用することによ
り故障点の標定を行なうことができる。 b相、C相の1線地絡故障の場合も同様にして標定演算
式を求めることができる。故障点抵抗R1が存在する場
合のb相1線地絡故障時のA、 B端子から故障点Fま
での距離αL、(1−α)Lの標定演算式は次式のよう
に表わすことができる。 同様にして、故障点抵抗R,が存在する場合のC相1線
地絡故障時のA、B端子から故障点Fまでの距離αL、
(1−α)Lの標定演算式は次式のように表わすことが
できる。 VccA十Vcc″ このように各標定式(9)〜0旬の形は同形であり、パ
ラメータを変えるだけで各相の故障点の標定を行なうこ
とができる。 3相短絡時には(91,Qll、α1式の標定値および
θQ。 Q2)、041式の標定値がそれぞれ等しくなる。また
、2線短絡や2線地絡時には(9)、 Qll、 03
式およびαω。 Q5.(14)弐のうちの故障相の2相の標定値が等し
くなる。1線地絡時は故障相の標定式を用いれば良い。 つまり、故障種別により異なった標定式を用いる必要は
なく故障相の標定式を用いれば各種の故障が標定できる
。3相短絡または2線地絡の場合には故障相の平均値を
用いることもできる。 以上の説明では2端子系1回線について述べたが、2端
子系平行2回線においても同様に取扱うことができる。 第3図は2端子系平行2回線における非対称三相回路の
C相に関する単位長さ当たりの等価回路図を示している
。図においてZ a @ + Z b b + Z
t eは1L回線の単位長さ当たりの各相自己インピ
ーダンス、Z mb* ZCIIは15回線のab相
間、ca相間の単位長さ当たりの相互インピーダンス、
Z□′+ Z mb ’ r Z Cm′は15回線
のa相と2L回線の各相との回線間インピーダンスを示
している。なお、ここでは15回線のa相故障について
説明するため他の相の相互インピーダンス、回線間相互
インピーダンスは省略されている。 ここで、A、B端子で測定される15回線、2L回線の
a、b、C相に流れる電流をそれぞれ、IaAl lb
’+ IC^+ Ia”+ II+”+ IC” r
夏ta^Atb”AtcA+1g、+ Itk”+ I
zc”とすると各電流によるA端子およびB端子から故
障点FまでのIL回線a相の単位長さ当たりの電圧降下
分V M @ ” + V a a ’6はそれぞれ
次のように表わすことができる。 なお、他相についても同様に表わすことができる。 ここで、a相1線地絡故障を想定し、故障点抵抗をR1
とすると、前述の2端子系1回線と同様にして、各標定
演算式は次のように表わすことができる。 まず、故障点抵抗R,=0のばあいには、A。 B端子から故障点Fまでの距離αL、(1−α)Lの標
定演算式は(7)、 (81式と同様にして次式のよう
に表わすことができる。 また、故障点抵抗R2が存在する場合には、A。 B端子から故障点Fまでの距離αL、 、(1−α)L
の標定演算式は(9)、 01式と同様にして次式のよ
うに表わすことができる。 同様にしてb相、C相についても、051式と同様にし
て単位長さ当たりの電圧降下分を求めてα* −01式
の電圧降下分v0′^、v、、’諷に置きかえて適用す
ることにより標定を行なうことができる。 また、1線地絡故障でなく2線短絡、地絡の場合も本発
明によれば各相の測定端子から故障点までの電圧降下を
考え、A端子からの電圧降下とB端子からの電圧降下が
故障点で等しくなることにより標定を行なっているため
、各故障相毎の標定演算式を適用することにより標定を
行なうことができる。例えば第4図に示すようにa、b
相の2線短絡を考えると、a相についてはA端子からの
電圧降下とB端子からの電圧降下とが故障点Fで等しく
なるのでQl、01式で標定を行なうことができ、b相
についても同様に標定することができる。 このとき、各標定演算式は同じ故障点を標定することに
なる。3相短絡の場合にもa相、b相、C相毎に標定を
行なうことによりそれぞれの標定演算式が同じ故障点を
標定することになる。したがって、2線短絡、地絡、3
相短絡の場合は標定結果が複雑になるのでそれらを個々
に表示することもできるし、平均をとることもできる。
本発明によれば、各相の測定端子から故障点までの電圧
降下を考え、各端子からの電圧降下が故障点で等しくな
ることを利用して標定演算を行なうようにし、かつ電圧
降下に系統の各相の自己インピーダンス、回線内相互イ
ンピーダンス、回線間相互インピーダンスを使用するよ
うに構成したことにより、従来のように誤差が生じるこ
とはなく、しかも標定演算式のパラメータを変えること
で故障種別、故障相により別の標定演算式を用いること
なく標定を行なうことができる。
降下を考え、各端子からの電圧降下が故障点で等しくな
ることを利用して標定演算を行なうようにし、かつ電圧
降下に系統の各相の自己インピーダンス、回線内相互イ
ンピーダンス、回線間相互インピーダンスを使用するよ
うに構成したことにより、従来のように誤差が生じるこ
とはなく、しかも標定演算式のパラメータを変えること
で故障種別、故障相により別の標定演算式を用いること
なく標定を行なうことができる。
第1図はa相l線地絡故障時の等価回路図、第2図は2
端子系1回線における非対称三相回路の各相の単位長さ
当たりの等価回路図、第3図は2端子系子行2回線にお
ける非対称三相回路の各相の単位長さ当たりの等価回路
図、第4図はa−b相の2線短絡故障の説明図、第5図
は2端子送電系統の構成図、第6図は2端子送電系統に
おける故障時の状態説明図である。 AI、Bl ・・一端末装置、c −中実装置、Z
@at Z bb+ Z CC’−−−’自己インピー
ダンス、Z mb+Z bc+ Z C1’−−・回
線内相互インピーダンス、Z m& ’ r Z@b
’ + ZCIm ’ ”−一回線間相互インピーダン
ス、L −−A B端子間距離。 72図 第3閃
端子系1回線における非対称三相回路の各相の単位長さ
当たりの等価回路図、第3図は2端子系子行2回線にお
ける非対称三相回路の各相の単位長さ当たりの等価回路
図、第4図はa−b相の2線短絡故障の説明図、第5図
は2端子送電系統の構成図、第6図は2端子送電系統に
おける故障時の状態説明図である。 AI、Bl ・・一端末装置、c −中実装置、Z
@at Z bb+ Z CC’−−−’自己インピー
ダンス、Z mb+Z bc+ Z C1’−−・回
線内相互インピーダンス、Z m& ’ r Z@b
’ + ZCIm ’ ”−一回線間相互インピーダン
ス、L −−A B端子間距離。 72図 第3閃
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1)2端子よりなる送電系統において、両端子に設置し
た端末装置により両端子の各相の電圧、電流をサンプリ
ングし、両端末装置のサンプリングデータを1ヵ所に収
集して各データの同期をとったのち、各相に対してそれ
ぞれ、自端子で測定した自相電圧値から他端子で測定し
た自相電圧値を差引き、さらに両端子間の距離と他端子
で測定した各相電流による自相の単位長さ当たりの電圧
降下分との積を加算した値を、自端子と他端子で測定し
た各相電流値による自相の単位長さ当たりの電圧降下分
の和で除算することにより、各相毎に自端子から故障点
までの距離を算出することを特徴とする故障点標定方式
。 2)特許請求の範囲第1項に記載の故障点標定方式にお
いて、系統を1回線とし、単位長さ当たりの電圧降下分
の算出に、送電線の自己インピーダンスと回線内相互イ
ンピーダンスを用いたことを特徴とする故障点標定方式
。 3)特許請求の範囲第1項に記載の故障点標定方式にお
いて、系統を平行2回線運用とし、単位長さ当たりの電
圧降下分の算出に送電線の自己インピーダンスと回線内
相互インピーダンスと回線間相互インピーダンスとを用
いたことを特徴とする故障点標定方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61093070A JPH0758305B2 (ja) | 1986-04-22 | 1986-04-22 | 故障点標定方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61093070A JPH0758305B2 (ja) | 1986-04-22 | 1986-04-22 | 故障点標定方式 |
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JPS62249078A true JPS62249078A (ja) | 1987-10-30 |
JPH0758305B2 JPH0758305B2 (ja) | 1995-06-21 |
Family
ID=14072253
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JP61093070A Expired - Lifetime JPH0758305B2 (ja) | 1986-04-22 | 1986-04-22 | 故障点標定方式 |
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JP (1) | JPH0758305B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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1986
- 1986-04-22 JP JP61093070A patent/JPH0758305B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Publication date |
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