JPH0573136B2 - - Google Patents

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JPH0573136B2
JPH0573136B2 JP21893186A JP21893186A JPH0573136B2 JP H0573136 B2 JPH0573136 B2 JP H0573136B2 JP 21893186 A JP21893186 A JP 21893186A JP 21893186 A JP21893186 A JP 21893186A JP H0573136 B2 JPH0573136 B2 JP H0573136B2
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JP
Japan
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polypropylene
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resistance
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JP21893186A
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Takeshi Takashima
Junji Kamishina
Masaaki Motai
Shinichi Kimura
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JSR Corp
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Japan Synthetic Rubber Co Ltd
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
a 産業上の利用分野 本発明は、耐吸水性、耐衝撃性および耐熱性に
優れた熱可塑性樹脂組成物に関する。 b 従来の技術 従来、ポリプロピレン系樹脂は成形加工性、強
靱性、耐水性、耐ガソリン性、耐薬品性などの優
れた性質を有しており、しかも低比重でかつ安価
であることから各種成形品として広く利用されて
いる。しかし、該ポリプロピレン系樹脂は耐熱性
および耐衝撃性の点において十分とは云えず、未
だ改良を有する点を残している。 一方、ポリテトラメチレンアジパミド樹脂(以
下単にナイロン4,6と略記する。)は優れた耐
熱性、強靱性、耐薬品性、摺動特性およびクリー
プ特性を有していることから、今後構造用材料と
して各種用途に実用化されることが期待されてい
る。しかしながら、該構造用材料として利用する
ためには耐衝撃性および耐吸収性が劣ると云つた
欠点があり、今後この点に改良の余地を有してい
る。 c 発明が解決しようとする問題点 このようなポリプロピレン系樹脂およびナイロ
ン4,6との各々の欠点を改良するために、次の
方法が開示されている。即ち、予じめα,β−不
飽和カルボン酸をグラフト共重合させたオレフイ
ン重合体をポリアミド樹脂と混合することによつ
て浸透性、抗張力および耐衝撃性を改良した組成
物が得られることが特公昭42−12546号公報によ
つて開示されている。 また、無水マレンイン酸および2,5−ジメチ
ル−2,5ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン
によつて変性したポリプロピレン樹脂をポリアミ
ド樹脂に配合することによつて、熱融着性と高周
波融着性を兼ね具えたポリプロピレン系繊維が得
られることが特開昭60−134013号明細書によつて
開示されている。 しかしながら、前記α,β−不飽和カルボン酸
グラフトオレフイン重合体とポリアミドとの組成
物、および、前記無水マレイン酸および2,5−
ジメチル−2,5ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘ
キサンによつて変性したポリプロピレン樹脂をポ
リアミド樹脂との組成物は、いずれも吸水性、耐
熱性および耐衝撃性の点、特に耐衝撃性の点にお
いて改良が不十分であり、一層の改善が望まれる
と云つた問題点があつた。 d 問題点を解決するための手段 本発明者らは上記問題点に鑑み、耐吸水性、耐
衝撃性および耐熱性により優れた広範囲の用途に
使用し得る熱可塑性樹脂組成物を得るべく鋭意検
討した結果、ポリプロピレン系樹脂、特定のポリ
アミド樹脂、特定の不飽和化合物および特定の開
始剤を特定の比率で配合させて加熱混合すること
により、従来に無い極めて優れた性能を有する熱
可塑性樹脂組成物が得られることを見い出し、本
発明に到達した。すなわち本発明は、(A)ポリプロ
ピレン系樹脂3〜97重量部、(B)ポリテトラメチレ
ンアジパミド樹脂97〜3重量部(C)ゴム質重合体0
〜50重量部、(D)不飽和酸無水物、アミノ基もしく
は置換アミノ基含有不飽和化合物およびエポキシ
基含有不飽和化合物から選ばれた少なくとも1種
の不飽和化合物を前記(A)成分と(C)成分の合計量
100重量部に対して0.01〜10重量部および(E)分子
中に2個以上のパーオキサイド結合を有する過酸
化物を前記(A)成分と(C)成分の合計量100重量部に
対して0.05重量部以上を加熱混合して成る熱可塑
性樹脂組成物である。 e 発明の具体的説明 本発明の熱可塑性樹脂組成物は、下記の(A)〜(E)
成分を加熱混合することによつて製造される。 〔熱可塑性樹脂組成物〕 (A)成分;ポリプロピレン系樹脂 本発明の熱可塑性樹脂組成物に用いられるポリ
プロピレン系樹脂(A)成分としては、通常のポリプ
ロピレン単独重合体あるいはプロピレンとエチレ
ン、ブテン−1など他のαオレフインとのランダ
ムまたはブロツク共重合体などのポリプロピレン
系樹脂を用いることができる。 本発明の熱可塑性樹脂組成物におけるポリプロ
ピレン系樹脂成分(A)の使用量は3〜97重量部であ
り、好ましくは5〜80重量部、さらに好ましくは
5〜50重量部、特に好ましくは10〜45重量部であ
る。該ポリプロピレン系樹脂の量が3重量部未満
では耐吸水性が悪く、97重量部を越えると耐衝撃
性、耐熱性が劣る。 (B)成分;ポリテトラメチレンアジパミド樹脂 本発明で用いるポリテトラメチレンアジパミド
樹脂(ナイロン4,6)成分(B)は下記式 −(NH−(CH24−NH−CO−(CH24−CO−) で表わされる構造の繰り返し単位がつながつてい
るポリアミド樹脂である。 該ポリテトラメチレンアジパミド樹脂の製造法
については、特開昭56−149430号明細書、特開昭
56−149431号明細書、特開昭58−83029号明細書、
特公昭60−28843号公報などに記載されており、
これら方法によつて製造されたものが使用可能で
ある。 本発明の熱可塑性樹脂組成物におけるナイロン
4,6((B)成分)の使用量は97〜3重量部であり、
好ましくは95〜20重量部、さらに好ましくは95〜
50重量部、特に好ましくは90〜55重量部である。
ナイロン4,6の量が3重量部未満では耐衝撃
性、耐熱性が著しく低下し、97重量部を越えると
耐吸水性の改良が不充分であり好ましくない。 (C)成分;ゴム質重合体 本発明の熱可塑性樹脂組成物に用いるゴム質重
合体((C)成分)としてはポリブタジエン、スチレ
ン−ブタジエン共重合体、アクリロニトリル−ブ
タジエン共重合体、ポリイソプレンなどのジエン
系ゴム、エチレン−プロピレン共重合体、エチレ
ン−ブテン1共重合体、エチレン−プロピレン−
ポリエン共重合体などのオレフイン系ゴム、ポリ
アクリル酸エステルなどのアクリル系ゴム、スチ
レン−ブタジエンブロツク共重合体、水素化スチ
レン−ブタジエンブロツク共重合体、エチレン−
プロピレンエラストマー、スチレングラフトエチ
レン−プロピレンエラストマー、熱可塑性ポリエ
ステルエラストマー、エチレン系アイオノマー樹
脂などがある。前記スチレン−ブタジエンブロツ
ク共重合体にはAB型、ABA型、ABAテーパー
型、ラジアルテレブロツク型などが含まれる。好
ましいゴム質重合体としてはエチレン−プロピレ
ン共重合体、エチレン−プロピレン−ポリエン共
重合体、エチレン−ブテン−1共重合体、ABA
型水素化スチレン−ブタジエンブロツク共重合体
であり、これらは1種あるいは2種以上で使用さ
れる。 前記ゴム質重合体の使用量は50重量部以下であ
り、好ましくは1〜45重量部、さらに好ましくは
3〜30重量部である。50重量部を越えると耐熱性
を低下させるので好ましくない。 これら熱可塑性樹脂組成物にゴム質重合体を配
合することにより一層耐衝撃性および吸水性が向
上された熱可塑性樹脂組成物が得られるので好ま
しい。 (D)成分;不飽和酸無水物、アミノ基もしくは置換
アミノ基含有不飽和化合物およびエポキシ基含有
不飽和化合物から選ばれた少なくとも1種の不飽
和化合物 不飽和酸無水物 本発明の熱可塑性樹脂組成物において用いられ
る不飽和化合物のうちの不飽和酸無水物として
は、無水マレイン酸、無水イタコン酸、クロロ無
水マレイン酸、無水シトラコン酸、ブテニル無水
コハク酸、テトラヒドロ無水フタール酸などがあ
り、これらは1種または2種以上で使用される。
特に好ましい不飽和酸無水物としては無水マレイ
ン酸である。 アミノ基もしくは置換アミノ基含有不飽和化合物 前記アミノ基または置換アミノ基の少なくとも
1種を有するビニル系単量体としては以下のもの
が挙げられる。 アミノ基含有不飽和化合物としては一般式
【化】 [式中、R1は水素、メチル基、エチル基を表
わし、R2は水素、炭素数1〜12のアルキル基、
炭素数2〜12のアルカノイル基、炭素数6〜12の
フエニル基、炭素数6〜12のシクロアルキル基あ
るいはそれらの誘導体類を示す。] で表わされるアミノ基または置換アミノ基の少な
くとも1種を有するビニル系単量体であり、具体
例としてはアクリル酸アミノエチル、アクリル酸
プロピルアミノエチル、メタクリル酸ジメチルア
ミノエチル、メタクリル酸アミノプロピル、メタ
クリル酸フエニルアミノエチルおよびメタクリル
酸シクロヘキシルアミノエチルなどのアクリル酸
またはメタクリル酸のアルキルエステル系誘導体
類、N−ビニルジエチルアミンおよびN−アセチ
ルビニルアミンなどのビニルアミン系誘導体類、
アリルアミン、メタアクリルアミンおよびN−メ
チルアリルアミンなどのアリルアミン系誘導体
類、アクリルアミドおよびN−メチルアクリルア
ミドなどのアクリルアミド系誘導体およびp−ア
ミノスチレンなどのアミノスチレン剤などが用い
られる。なかでもアクリルアミドアリルアミン、
メタクリル酸アミノエチル、メタクリル酸アミノ
プロピルおよびアミノスチレンなどが工業的規模
で経済的に入手できることから特に好ましく用い
られる。これらのアミノ基または置換アミノ基含
有不飽和化合物は1種または2種以上で使用され
る。 エポキシ基含有不飽和化合物 前記エポキシ基含有不飽和化合物としては、分
子中にオレフインおよびエチレン系不飽和化合物
と共重合し得る不飽和基と、エポキシ基をそれぞ
れ少なくとも1つづつ有する化合物である。 例えば下記一般式()、()および()で
表わされるような不飽和グリシジルエステル類、
不飽和グリシジルエーテル類、エポキシアルケン
類、p−グリシジルスチレン類などの不飽和エポ
キシ化合物である。
【化】 [式中、Rはエチレン系不飽和結合を有する炭
素数2〜18の炭化水素基である。]
【化】 [式中、Rはエチレン系不飽和結合を有する炭
素数2〜18の炭化水素基である。またXは−CH2
−O−、
【式】または
【式】である。]
〔変性化〕
本発明の熱可塑性樹脂組成物は上記(A)〜(E)成分
を加熱混合することによつて得られる。該加熱混
合に用いられる混合機としては公知の混練機であ
る各種押出機、バンバリーミキサー、ニーダー、
ロールなどで加熱混合、特に溶融混練することに
よつて行うことができる。溶融混練時の温度は
250℃〜350℃の範囲内であることが好ましい。 本発明の特徴は、ポリプロピレンとポリアミド
の組成物を製造するにあたつて特定の不飽和化合
物および特定の過酸化物を存在させることにあ
り、すでに変性されているポリプロピレンを使用
した場合よりも吸水性、耐衝撃性、耐熱性が良い
物が得られる。 この原因については不明であるが、本発明によ
る熱可塑性樹脂組成物はポリマー相互間の反応に
より相溶性が飛躍的に向上したためであると思わ
れる。 (F)成分;その他の配合成分 本発明の熱可塑性樹脂組成物の製造に際してガ
ラス繊維、炭素繊維、金属繊維、ガラスビーズ、
アスベスト、ウオラスナイト、炭酸カルシウム、
タルク、硫酸バリウムなどの充填剤を単独または
併用して用いることができる。これらの充填剤の
うちガラス繊維、炭素繊維の形状としては、6〜
60μmの繊維径と、30μm以上の繊維長さを有す
るものが好ましい。またこの充填剤は熱可塑性樹
脂組成物中5〜150重量部含有していることが好
ましい。 また公知の難燃剤、酸化防止剤、可塑剤、着色
剤、滑剤、シリコンオイルなどの添加物を添加し
て用いることができる。さらに各種用途に要求さ
れる性能に応じて他の重合体、例えばポリエチレ
ン、ポリスチレン、スチレン−アクリロニトリル
共重合体、スチレン−メタクリル酸メチル共重合
体、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、ポリ
フエニレンサルフアイド、ポリエーテルエーテル
ケトン、フツ化ビニリデン重合体、ポリイミドな
どを適宜ブレンドすることができる。 本発明の熱可塑性樹脂組成物は射出成形、シー
ト押出し、真空成形、異形成形、発泡成形などに
よつて各種成形品に成形することができる。 f 実施例 以下実施例、比較例により本発明をさらに詳細
に説明するが、これらはいずれも例示的なもので
あつて、本発明の内容を限定するものではない。
なお以下の各例において示される部は重量部を表
わす。 実施例−1〜7、9、10および比較例−1〜6,
8,9 ナイロン4,6と前記各種重合体を表−1示す
組成割合で混合し、バレル温度280℃〜330℃の温
度で同方向回転二軸押出機を用いて溶融混練し
て、ペレツト状の熱可塑性樹脂組成物を得た。そ
して真空乾燥機にて充分乾燥した後、射出成形機
にて試験片を作製し、耐吸水性、耐衝撃性および
耐熱性を次の方法で測定した。結果を表−1に示
す。 耐吸水性;厚み1/R″のU1試験片を用いて70
℃の温水中に48時間浸した後の重量増加率を測定
した。耐衝撃性;ASTM D256に従つて、荷重
18.6Kg/cm2で測定した。 また、本実施例および比較例で用いられたポリ
プロピレン過酸化物ゴム、ガラス繊維およびナイ
ロン6,6は以下の市販品を用いた。 ・ポリプロピレン(住友化学工業(株)製 住友ノー
ブレンW501グレード) ・過酸化物(日本油脂(株)製 パーヘキサ25B;
(2,5ジメチル−2,5ジ(t−ブチルパ
ーオキシ)ヘキサン、パーヘキシン25B;
2,5ジメチル−2,5ジ(t−ブチルパー
オキシ)ヘキシン) ・ゴム質重合体;エチレン−プロピレン共重合ゴ
ム(日本合成ゴム(株)製 EP−02Pグレード) ・ガラス繊維(旭フアイバーグラス(株)製 03MA
−FT2グレード) ・ナイロン6,6(東レ(株)製 アミランCM3006
グレード) なお、表−1に示した不飽和化合物と過酸化物
の使用量は(A)成分と(C)成分との合計量100部に対
するものである。 実施例 8 表−1に示す配合処方にしたがつて(A)〜(E)成分
を溶融混合した。次いで(F)成分を添加しながら、
バレル温度280℃〜330℃の温度で同方向回転二軸
押出機を用いて溶融混練りしてペレツト状の熱可
塑性樹脂組成物を得た。そして真空乾燥機にて充
分乾燥した後、射出成形機にて試験片を作製し、
耐吸水性、耐衝撃性および耐熱性を実施例−1と
同様の方法で測定した。結果を表−1に示す。 比較例 7 ポリプロピレン(住友化学工業(株)製 住友ノー
プレンW501グレード)100部に対して無水マレイ
ン酸5部、有機過酸化物(化薬ヌーリ(株)製 カヤ
ヘキサADグレード)0.5部を予じめ予備混合し、
55mmφ押出機(1軸フルフライトスクリユー)を
用い200℃、回転数30rpm(滞留時間約4分)でポ
リプロピレンを変性処理した。 得られた変性反応生成物を充分洗浄した後、こ
の変性ポリプロピレンをフイルム状に成形して赤
外分光分析により変性プロピレン中の無水マレイ
ン酸のグラフト量を求めた。その結果無水マレイ
ン酸のグラフト率はポリプロピレン100重量部に
対して2重量部であつた。 このようにして得られた変性ポリプロピレンに
ナイロン4,6をバレル温度280℃〜330℃の温度
で同方向回転二軸押出機を用いて溶融混練してペ
レツト状の熱可塑性樹脂組成物を得た。そして真
空乾燥機にて充分乾燥した後射出成形機にて試験
片を作製し耐吸水性、耐衝撃性および耐熱性を実
施例−1と同様の方法で測定した。結果を表−1
に示す。
【表】
【表】 表−1に示す結果から、実施例−1〜10にみら
れるように本発明の熱可塑性樹脂組成物は耐吸水
性、耐衝撃性、耐熱性に優れた熱可塑性組成物を
提供する。 しかしながら比較例−1にみられるように、ポ
リプロピレン単独では耐吸水性が良いものの耐衝
撃性、耐熱性が悪い。また、比較例−2にみられ
るようにナイロン4,6単独では耐熱性が高いも
のの耐吸水性が悪い。さらに、比較例−3にみら
れるようにポリプロピレンとナイロン4,6を単
に混合するだけでは物性の改善がみられない。し
かも比較例−4にみられるようにポリプロピレ
ン、ナイロン4,6、ゴム質重合体を単に混合す
るだけでは耐衝撃性の改善がみられない。また比
較例−5にみられるように本発明以外の過酸化物
を用いた場合は各物性の改善がみられない。比較
例−6にみられるようにナイロン6,6樹脂を用
いた場合は耐吸水性が良いものの耐衝撃性、耐熱
性が悪い。さらに比較例−7にみられるようにあ
らかじめ変性をした変性ポリプロピレンを用いた
場合でも各物性は実施例−1には及ばない。しか
も比較例−8はゴム成分を本発明の範囲を外して
使用した組成物であるが、耐熱性が大幅に低下
し、好ましくない。そして比較例−9は不飽和化
合物の使用量が本発明の範囲外のものであり吸水
性、耐衝撃性、耐熱性が劣ることが理解できる。 g 発明の効果 本発明の熱可塑性樹脂組成物は、従来のポリプ
ロピレン、ナイロン4,6樹脂単独の欠点を改良
し、優れた耐吸水性、耐衝撃性および耐熱性を有
するため、各種の成形材料として実用的価値が大
である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (A) ポリプロピレン系樹脂 3〜97重量部 (B) ポリテトラメチレンアジパミド樹脂 97〜3重量部 (C) ゴム質重合体 0〜50重量部 (D) 不飽和酸無水物、アミノ基もしくは置換アミ
    ノ基含有不飽和化合物およびエポキシ基含有不
    飽和化合物から選ばれた少なくとも1種の不飽
    和化合物を前記(A)成分と(C)成分の合計量100重
    量部に対して0.01〜10重量部および (E) 分子中に2個以上のパーオキサイド結合を有
    する過酸化物を前記(A)成分と(C)成分の合計量
    100重量部に対して0.05重量部以上 を加熱混合して成る熱可塑性樹脂組成物。
JP21893186A 1986-09-17 1986-09-17 熱可塑性樹脂組成物 Granted JPS6375047A (ja)

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JPH0689248B2 (ja) * 1987-10-15 1994-11-09 東レ株式会社 ポリアミド樹脂組成物の製造法
JP5199943B2 (ja) * 2009-05-12 2013-05-15 滋賀県 ポリプロピレン系樹脂組成物

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