JPH0573027U - 長方形水路の伸縮継手 - Google Patents

長方形水路の伸縮継手

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JPH0573027U
JPH0573027U JP2467692U JP2467692U JPH0573027U JP H0573027 U JPH0573027 U JP H0573027U JP 2467692 U JP2467692 U JP 2467692U JP 2467692 U JP2467692 U JP 2467692U JP H0573027 U JPH0573027 U JP H0573027U
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JP
Japan
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water channel
cross
rectangular
reinforcing
shaped
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Pending
Application number
JP2467692U
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English (en)
Inventor
靖 吉田
Original Assignee
日立造船エンジニアリング株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 断面形状が長方形の水路の伸縮や撓みを吸収
して、引張り力・圧縮力や曲げモーメントによる水路、
特にコンクリート水路と鋼製水路の接続部の水漏れや破
壊の防止を可能にする。 【構成】 水路の断面形状が長方形で開口部が上部にあ
り、両側の水平断面形状が外側に向けてU字形であり、
かつ、底部の縦断面形状が逆U字形である可撓性水密部
材を、断面形状がU字形の可撓性補強材で該水密部材の
両横の溝部を外部から補強し、断面形状が逆U字形の可
撓性補強材で該水密部材の底の溝部を下面から補強し、
該水密部材を長方形の水路へ挿着する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
断面形状が長方形の水路に取り付ける伸縮継手に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、橋の上を通す水路であって、水路の断面形状が円形の鋼管製水路では 各種の伸縮継手が考案されているが、長方形の水路では適した伸縮継手が考案さ れておらず、したがって、図2に示すように両方がコンクリート製水路の間へ長 方形の鋼製水路を設置する場合、すなわち、鋼製水路17の一端を第1のコンク リート製水路4の端部へ埋め込み、他端を第2のコンクリート製水路5の端部へ 埋め込んでいた。そのため長期間では鋼製水路17の温度変化に伴う伸縮や、鋼 製水路の撓みを吸収できないことにより接続部であるコンクリート製水路の端部 コンクリートが引張り力、圧縮力、曲げモーメントによって破壊され、水漏れを 起こしたり、水路が機能しなくなることもあった。 別の手段としては、樋形の水路を重ね合わせて伸縮を吸収するものがあったが 、重ね合わせ部分から漏水することもあり、好ましいものではなかった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
水路の断面形状が長方形の水路の伸縮や撓み等を吸収できないことによる水漏 れや破壊が発生する欠点があった。 本考案は、この欠点を解消して長方形の水路が伸縮や撓み等によって破壊や水漏 れを防止することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
水路の断面形状が長方形で開口部が上部にあり、画側の水平断面形状が外側に 向けてU字形であり、かつ、底部の縦断面形状が逆U字形である可撓性水密部材 と、該水密部材の両横の溝部を外部から補強する断面形状がU字形の可撓性補強 材と、該水密部材の底の溝部を下面底から補強する断面形状が逆U字形の可撓性 補強材から構成した伸縮継手を、長方形の鋼製水路のフランジ間へ挿着すること を手段として前記課題を解決する。
【0005】
【作用】
断面形状がU字形の可撓性の水密部材で水漏れを防ぎ、かつ鋼製水路の伸縮や 撓みを吸収し、圧縮力や引張り力を生じない。 水密部材の両横及び底の外部から挿着した断面U字形の可撓性補強材で水密部材 の耐水圧強度の補強を行なっている。
【0006】
【実施例】
本考案の実施例を図に基づき説明する。 図1に示すように第1の鋼製水路2の一端は第1のコンクリート製水路4へ埋め 込んでいる。
【0007】 第1の鋼製水路2の他端には伸縮継手1の一端を接続している。 伸縮継手1の他端には第2の鋼製水路3の一端を接続している。 第2の鋼製水路3の他端は、第2のコンクリート製水路5へ埋め込んでいる。 第1の鋼製水路2は、水路橋6の上へ架設しており、一端をピン支承18上へ、 他端を摺動支承19上へ架設している。
【0008】 伸縮継手1は、分解したところの主な部品を図8に斜視図で示している。 水密部材7は、可撓性でもあり、例えば耐候性に優れた合成ゴムを材料として製 作したものである。 長方形の水路に対応した形状、すなわち、コの字の開口部を上に向けた形状であ って、両横及び底部の各断面形状は外側へ向けてU字形である。
【0009】 水密部材7の溝部8の両横へは補強材9を、また底の溝部8へは補強材10を それぞれ挿着して、水密部材7が水路の圧力で外側へ押し出されるのを防止して いる。したがって、この補強材9及び補強材10も可撓性に富みかつ適度の強度 を有している材料であればよい。例えば軟鋼の薄い板である。断面形状がU字形 でありかつ両横及び底部が独立しているので、伸縮や撓みを容易に吸収できる構 造になっている。
【0010】 水路への取り付けの詳細は、図3〜図7に示すように、フランジ部11とフラ ンジ部12の間へ伸縮継手1を挿着し、水密部材7と補強材9をフランジ部11 又はフランジ部12とそれぞれ押え板13で挟み、ボルト14で締め付けている 。この詳細を図5のA−A断面である図6に示す。
【0011】 第1の鋼製水路2の伸縮継手取り付け側の内側には、第1の鋼製水路2と第2 の鋼製水路3の横ずれを防止するために、案内具15を取り付けている。第2の 鋼製水路3の両横の内側に4本の案内具15が案内されるため、横ずれが生じな い構造となっている。
【0012】 水路の上部には第1の鋼製水路2の幅を一定にするための固定具16を適所に 設けている。 この固定具16の上へ足場板を敷設し手摺を付けると通路を設けることもできる 。
【0013】
【考案の効果】
第1の鋼製水路2及び第2の鋼製水路3の温度変化に伴う伸縮や該各鋼製水路 の撓みを可撓性水密部材で吸収するので、各鋼製水路に従来技術のような引張り 力、圧縮力や曲げモーメントによる破壊を生じることがない。したがって、接続 部である各コンクリート水路の端部で亀裂が発生して水漏れを起こしたり、水路 やコンクリートが破壊して水路が機能しなくなることがない。
【図面の簡単な説明】
【図 1】伸縮継手を取り付けたところを示す水路の全
体正面図である。
【図 2】従来技術の水路を示す全体正面図である。
【図 3】伸縮継手を取り付けたところを示す正面図で
ある。
【図 4】伸縮継手を取り付けたところを示す平面図で
ある。
【図 5】伸縮継手を取り付けたところを示す正面断面
図である。
【図 6】図5のA−A断面図である。
【図 7】図3のB−B断面図である。
【図 8】伸縮継手を分解したところを示す主要部品の
斜視図である。
【図 9】図3のC−C断面図である。
【符号の説明】
1伸縮継手 7水密部材 8溝部 9補強材 10補強材 20開口部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】水路の断面形状が長方形で開口部が上部に
    あり、画側の水平断面形状が外側に向けてU字形であ
    り、かつ、底部の縦断面形状が逆U字形である可撓性水
    密部材と、該水密部材の両横の溝部を外部から補強する
    断面形状がU字形の可撓性補強材と、該水密部材の底の
    溝部を下面底から補強する断面形状が逆U字形の可撓性
    補強材からなることを特徴とする長方形水路の伸縮継
    手。
JP2467692U 1992-03-04 1992-03-04 長方形水路の伸縮継手 Pending JPH0573027U (ja)

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JP2467692U JPH0573027U (ja) 1992-03-04 1992-03-04 長方形水路の伸縮継手

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JPH0573027U true JPH0573027U (ja) 1993-10-05

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