JPH0572669U - 車両用リアウイング装置 - Google Patents

車両用リアウイング装置

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Publication number
JPH0572669U
JPH0572669U JP2091392U JP2091392U JPH0572669U JP H0572669 U JPH0572669 U JP H0572669U JP 2091392 U JP2091392 U JP 2091392U JP 2091392 U JP2091392 U JP 2091392U JP H0572669 U JPH0572669 U JP H0572669U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
back door
wing body
wing
vehicle
roof
Prior art date
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Pending
Application number
JP2091392U
Other languages
English (en)
Inventor
充 永野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Araco Corp
Original Assignee
Araco Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Araco Corp filed Critical Araco Corp
Priority to JP2091392U priority Critical patent/JPH0572669U/ja
Publication of JPH0572669U publication Critical patent/JPH0572669U/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バックドアが切り立ったデザインの車両にお
いて、バックドアの周辺部分が負圧化するのを緩和す
る。 【構成】 ボディパネルに対しウイング本体11をリン
ク機構10を介して接続し、ウイング本体11がルーフ
からバックドア1にかけて連続する格納位置と、ボディ
パネルから上方へ離間する動作位置へ変位できるように
する。これにより、走行風をウイング本体11の下面に
形成された案内面17によってバックドア1に沿って吹
き下ろすようにすることができる。これにより、バック
ドア1の周辺部分が負圧化するのが緩和され、泥水を跳
ね上げてもリアウインドガラスに付着するのを規制す
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、乗用車等の車両に使用されるリアウイング装置に関し、特にバッ クドアが切り立ったデザインの車両に有効なリアウイング装置に関するものであ る。
【0002】
【従来の技術】
最近のレジャー志向の高まりにつれ、ワゴン車やワンボックスカーに対する需 要が増加している。この種車両では、客室や荷室のスペースを最大限に確保する ことが要求されるため、バックドアを切り立たせたデザインのものが一般的であ る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、バックドアをこのような形状とすると、車両の走行に伴って生 じる走行風がバックドアの表面に沿って流れにくくなるため、バックドア周辺が 負圧となる。このため、例えば雨天走行時等において泥水を跳ね上げるとこれら をバックドア側へ引き寄せ、泥水をリアウインドに付着させてしまう。したがっ て、この種車両ではオフロード等を走行した後では、後方視界が損なわれがちで あった。
【0004】 そこで、本考案は跳ね上げられた泥水がバックドアに付着するような事態を緩 和できる車両用リアウイング装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための本考案の構成は、バックドアにおけるルーフとの 境界寄りの位置に幅方向に沿って配される車両用リアウイング装置であって、ウ イング本体と、このウイング本体側と車両のボディパネル側とを接続しウイング 本体をルーフからバックドアにかけてほぼ連続させる格納位置とウイング本体を ボディパネルから上方へ離間させる動作位置との間を変位させるリンク機構とを 備えてなり、前記ウイング本体の下面にはウイング本体が動作位置にあるときに ボディパネルとの間に導入された走行風をバックドアに沿って吹き下ろす案内面 が形成されていることを特徴とするものである。
【0006】
【作用】
上記の構成によれば、格納位置にあるウイング本体をリンク機構を動作させて ボディパネルから上方へ離間させる。これにより、ウイング本体とボディパネル との間には隙間が保有され、走行風がこの隙間から押し込められる。この後、走 行風はウイング本体の案内面によってバックドアに沿って吹き下ろす方向に案内 される。したがって、バックドア周りの負圧化が緩和される。
【0007】
【考案の効果】
本考案の効果は次のようである。ウイング本体が動作位置にあるときには走行 風がバックウインドの表面に沿って案内されるようになるため、バックウインド 周辺の負圧化が有効に解消できる。したがって、泥水などを跳ね上げるような場 合においても、ウインドガラスへの付着状況を緩和できる。また、ウイング本体 は通常時においては格納位置にあり、ルーフからバックドアにかけてのラインを 連続させているため、車両のデザインを損なうこともなく、また風切り音も問題 とならない。
【0008】
【実施例】
以下、本考案を具体化した実施例を図面にしたがって詳細に説明する。図1は 本例装置をワンボックスカーにおけるバックドア1の上部に適用した場合の断面 を示すものであり、バックドア1はその窓枠の上縁部内側がルーフパネル2に対 しバックドアヒンジ3によって連結され、これによりバックドア1全体が上下方 向へ開閉可能となっている。バックドア1の窓枠の上縁部は外面側がへこませて あり、次述するリアウイング装置4を収めるための収納凹所5となっている。
【0009】 リアウイング装置4は図3に示すように、ベースプレート6を有しており、こ のベースプレート6によってリアウイング装置4全体がバックドア1側に取り付 けられる。すなわち、ベースプレート6の下面には図示3本のスタッドボルト7 が立設されており、これらを収納凹所5側において対応する差し込み孔(図示し ない)へ差し込んでナット等によって締め付け固定される。また、ベースプレー ト6は車両の幅方向側の両側縁が外向きに折り曲げられて相互に対向する折り曲 げ片6a,6bが形成されており、このうちの一方側の折り曲げ片6bはさらに 水平方向へ折り曲げられて後述するギヤボックス8を覆うようにしている。
【0010】 さらに、ベースプレート6の両折り曲げ片6a,6b間には一対の支持シャフ ト9が回転可能に横架されている。そして、折り曲げ片6a,6bの外側におい て両支持シャフト9の各端部には支持シャフト9と共にリンク機構を構成するリ ンク片10の一端側がそれぞれ固嵌されている。一方、各リンク片10の他端側 はウイング本体11の内面側にそれぞれ回転できる状態で取り付けられている。 ウイング本体11は収納凹所5を覆うことができるような大きさに形成されて いる。また、ウイング本体11の外面はルーフ側からバックドア1側にかけての ラインを連続させるような曲面形状に形成されており(図2参照)、したがって 内面側も同様にルーフからバックドア1にかけてカーブすることになり、この面 はウイング本体11を格納位置(図2参照)から動作位置(図1参照)に変位さ せたときに、走行風をバックドア1に沿って吹き下ろさせる案内面17としての 役割を果たす。
【0011】 次に、ウイング本体11を動作位置と格納位置との間を変位させるための機構 を、主として図4によって説明すると、前記ギヤボックス8内には電動モータ1 2が収納されており、このモータ12は運転席において操作可能な位置に設けら れたスイッチ(図示しない)によってオン・オフされるようにしてある。また、 ギヤボックス8内にはドライブシャフト13が前記支持シャフト9とほぼ直交す る方向において回転可能に支持されている。このドライブシャフト13の一端に は電動モータ12側と噛み合って回転駆動する主ギヤ14が嵌着されている。一 方、支持シャフト9はギヤボックス8の側壁を貫いてボックス8内部においてウ ォームホイール15が嵌着されており、これらはドライブシャフト13の2箇所 に配設されたウォームギヤ16とそれぞれ噛み合っている。かくして、電動モー タ12の回転によって各リンク片10が一斉に起立あるいは倒伏し、ウイング本 体11が動作位置と格納位置との間を平行移動する。
【0012】 なお、詳しくは図示しないが電動モータ12の電気回路には動作位置と格納位 置との両位置を検出して通電を停止する位置検出手段としてのリミットスイッチ が組込まれている。
【0013】 次に、本例装置の作用と効果を具体的に説明する。例えば、雨天にぬかるみを 走行する場合において、運転席における操作によって電動モータ12をオンにす ると、電動モータ12の駆動に従って、まず主ギヤ14が回転する。これに伴い 、ウォームギヤ16及びウォームホイール15との噛み合いを通じて両支持シャ フト9が同期回転するため、各リンク片10が同時に起立し、ウイング本体11 が上方へ平行移動する。こうして、ウイング本体11が収納凹所5から離間し、 図1に示す動作位置に至ったことが図示しないリミットスイッチなどによって検 出されれば、電動モータ12への通電が停止してウイング本体11が動作位置に 保持される。
【0014】 この状態において、車両走行中に生じる走行風がウイング本体11とベースプ レート6との間に入り込むと、走行風がウイング本体11の案内面17によって 風向きが変えられ、バックドア1に沿って吹き下ろす吹き下ろしの風となる。し たがって、バックドア1の周辺の負圧化が解消され、泥水を跳ね上げてもこれら をバックドア側へ吸引するようなことはなく、バックウインドガラスへの泥水の 付着が規制される。その結果、後方視界が確保され走行の安全性に寄与する。
【0015】 一方、晴天時等ウイング本体11を使用しない場合には、電動モータ12を逆 転させることにより、上記とは逆順にして各リンク片10が倒伏しウイング本体 11が収納凹所5へ収められる。こうしてウイング本体11が格納位置にあると きには、ウイング本体11の上面がルーフとバックドアのラインを連続させるた め、車両の良好なデザインが保持され、また風切り音の問題も生じないため車室 内の静粛性も保持される。
【0016】 なお、本例ではウイング本体11を電気的に駆動させるようにしたため、使い 勝手に優れるが、本考案はこれを手動のみによって行うようにすることを何等妨 げるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】動作位置にあるリアウイング装置を示す断面図
【図2】格納位置にあるリアウイング装置を示す断面図
【図3】ウイング装置を示す斜視図
【図4】ギヤボックスの内部を示したウイング装置の斜
視図
【図5】リアウイング装置の組み付け位置を示す斜視図
【符号の説明】
1…バックドア 4…リアウイング装置 5…収納凹所 10…リンク片 11…ウイング本体 17…案内面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バックドアとルーフとの境界寄りの位置
    に幅方向に沿って配される車両用リアウイング装置であ
    って、 ウイング本体と、このウイング本体側と車両のボディ側
    とを接続しウイング本体をルーフからバックドアにかけ
    てほぼ連続させる格納位置とウイング本体をボディパネ
    ルから上方へ離間させる動作位置との間を変位させるリ
    ンク機構とを備えてなり、前記ウイング本体の下面には
    ウイング本体が動作位置にあるときにボディパネルとの
    間に導入された走行風をバックドアに沿って吹き下ろす
    案内面が形成されていることを特徴とする車両用リアウ
    イング装置。
JP2091392U 1992-03-06 1992-03-06 車両用リアウイング装置 Pending JPH0572669U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2091392U JPH0572669U (ja) 1992-03-06 1992-03-06 車両用リアウイング装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2091392U JPH0572669U (ja) 1992-03-06 1992-03-06 車両用リアウイング装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0572669U true JPH0572669U (ja) 1993-10-05

Family

ID=12040468

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JP2091392U Pending JPH0572669U (ja) 1992-03-06 1992-03-06 車両用リアウイング装置

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JP (1) JPH0572669U (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS633566U (ja) * 1986-06-25 1988-01-11
JPH0373508A (ja) * 1989-08-14 1991-03-28 Syst Seiko Kk チューブにリード線を貫通させる装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS633566U (ja) * 1986-06-25 1988-01-11
JPH0373508A (ja) * 1989-08-14 1991-03-28 Syst Seiko Kk チューブにリード線を貫通させる装置

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