JPH0572526U - 自動車用固定窓ガラスの取付構造 - Google Patents

自動車用固定窓ガラスの取付構造

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JPH0572526U
JPH0572526U JP2037592U JP2037592U JPH0572526U JP H0572526 U JPH0572526 U JP H0572526U JP 2037592 U JP2037592 U JP 2037592U JP 2037592 U JP2037592 U JP 2037592U JP H0572526 U JPH0572526 U JP H0572526U
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JP
Japan
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window glass
fixed
window frame
fixed window
glass
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Application number
JP2037592U
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English (en)
Inventor
勝海 長谷川
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Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Jukogyo KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 車体前面部の窓枠部1に取付けられる固定窓
ガラス2を、周辺に左右側外方に突出するループ状の複
数の弾接部4と該弾接部4より内周寄りにモール3に取
付けたクリップ11が嵌入係合する係合穴5とをもった
構造に透明合成樹脂材にて一体成形し、固定窓ガラス2
の周辺内面に不透明な内面被覆層6を設け、窓枠部1に
設けた立ち上り面8に上記弾接部4を弾接させて位置決
めし窓枠部1に設けたガラス接合面7に接着剤10にて
接着して固定窓ガラス2を取付固定し、該固定窓ガラス
2に設けた係合穴5にクリップ11を嵌入係止してモー
ル3を取付固定した。 【効果】 固定窓ガラス2が窓枠部1のまん中に位置す
るようセルフセンタリングされるので、窓枠部1と固定
窓ガラス2とモール3の三者間の相対位置のずれがな
く、取付け作業の簡易化及び外観性の向上をはかり得
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車用固定窓ガラスの取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車の固定窓ガラス例えば車体前面部の窓枠部に取付けられるフロントガラ スを、透視可能な合成樹脂材で構成し、該フロントガラスの外周部に接着剤の洩 れ防止用ダム及び窓ガラス位置決め用スペーサーを兼ねるリブを一体に突出形成 し、車体の窓枠部には該リブの先端に設けた突起部が係合する係合穴部が設けら れ、上記フロントガラスのリブ先端に設けた突起部を車体の窓枠部に設けた係合 穴部に嵌合させて位置決めし上記リブより外側部分を窓枠部に接着剤にて接着固 定するようにしたものは従来より公知である(実開昭58−140813号公報 参照)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来のものは、車体製造時の寸法公差を考慮して係合穴の穴寸法をリブ先 端に設けた突起部の寸法より大き目に設定してあるため、窓枠部のまん中に固定 窓ガラスを位置させにくく、そのために治具等を用いて固定窓ガラスの正確な位 置決めをしなくしてはならず取付けが面倒であるという課題を有している。
【0004】 本考案はこのような課題に対処することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、自動車車体の窓枠部のガラス接合面に接着剤にて周辺部を接着固定 される合成樹脂製固定窓ガラスの周辺に、側外方に突出するひれ状又はループ状 の複数の弾接部と、モール係止用の複数の係合部とを一体に形成し、車体窓枠部 の立ち上り面に上記複数の弾接部を弾接させて固定窓ガラスを窓枠部に組付け上 記窓枠部のガラス接合面に接着固定し、下面に複数のピン部を設けたモールの該 ピン部を上記固定窓ガラスに設けた係合部に嵌入係合させてモールを取付けたこ とを特徴とするものである。
【0006】
【作用】
上記により固定窓ガラスの組付けに際し、固定窓ガラス周辺の弾接部が車体窓 枠部の立ち上がり面に弾接し、該弾接部の弾性変形によって寸法誤差を吸収する と共にその弾性復元力によって固定窓ガラスのセルフセンタリングが行われ、固 定窓ガラスの窓枠部への組付け作業が容易となり、窓枠部に対する固定窓ガラス 及びモールの偏心を防ぎ外観性能を向上させることができる。
【0007】
【実施例】
以下本考案の実施例を図面を参照して説明する。
【0008】 図1は本考案の第1の実施例を示すものであり、本考案で対象とする固定窓ガ ラスは、例えば図1(A)に示すように車体前面部の窓枠部1に接着取付けられ る固定窓ガラス2であって、固定窓ガラス2の周辺部と窓枠部1とはモール3で 覆われた構造となっているものである。
【0009】 上記固定窓ガラス2は、図1(B)及び(C)に示すように、左右側外方に突 出するループ状の複数の弾接部4と該弾接部4よりやや内側にモール3を嵌入係 止するための係合穴5とを設けた構造に例えばアクリル,ポリカーボネート等の 透明合成樹脂材にて一体に形成される。固定窓ガラス2の周辺部の内面にはセラ ミックコーティグ等による不透明な内面被覆層6が塗着形成され上記係合穴5近 傍の内側を透視できないようカバーしている。
【0010】 一方車体の窓枠部1には固定窓ガラス2が接着固定されるガラス接合面7と該 ガラス接合面7より立ち上り車体外形面へと連続する立ち上り面8とが形成され ている。
【0011】 上記固定窓ガラス2を窓枠部1に組付けると、弾接部4が窓枠部1の立ち上り 面8に弾接しその弾性変形にて車体製造時等の寸法誤差を吸収すると共にその弾 性復元力にて窓枠部1に対する固定窓ガラス2の左右方向の位置決め(センタリ ング)が行われ、ガラス接合面7の内端寄りの部分全周に取付けられたスペーサ 兼接着剤流出防止用のダムラバー9により厚さ方向の位置決めが行われ、この状 態にて該固定窓ガラス2と窓枠部1のガラス接合面7とを接着剤(シーラント) 10にて接着して取付けるものである。このようにして取付けた固定窓ガラス2 の係合穴5にモール3の下面に取付けられた複数のクリップ11の脚部を嵌入係 止させてモール3を取付けるものである。
【0012】 上記のように透明合成樹脂材よりなる固定窓ガラス2の周辺に、側外方に突出 するループ状の複数の弾接部4を突出形成し、該弾接部4が窓枠部1の立ち上り 面に弾接する構造としたことにより、図1(B)に示すように窓枠部1の立ち上 り面8の上端から固定窓ガラス2の周辺内面に塗着された内面被覆層6の内側縁 に至る距離L1 及び内装トリム12の端部から上記内面被覆層6に至る距離L2 はそれぞれ一定となり、且つ固定窓ガラス2の左右端での差を生じることなく、 又モール3に取付けたクリップ11は固定窓ガラス2に設けられた係合穴5に嵌 入係合させて取付けられるので、モール3の内側縁から固定窓ガラス1の内面被 覆層6の内側縁に至る距離L3 も一定となり且つ固定窓ガラス2の左右端での差 を生ぜず、車室の内外から目視したときの外観性の著しい向上をはかることがで き、さらにはモール取付構造の簡素化をはかることができる。
【0013】 尚上記の実施例ではループ状の複数の弾接部4を固定窓ガラス2の側縁にのみ 設けた例を述べたが、上記弾接部4を固定窓ガラス2の左右側縁だけでなく上下 縁にも設け、左右方向だけでなく上下方向でも固定窓ガラス2が窓枠部のまん中 に位置するようにしてもよい。
【0014】 図2は本考案の他の実施例を示すもので、図2(A)は図1(D)に示す係合 穴5の代りに係合溝13を設けた例を示しており、図2(B)及び(C)は図1 (D)に示すループ状の複数の弾接部4の代りにひれ状の複数の弾接部14を設 けると共に係合穴5に車体幅方向の位置決め用の切欠部5aを設けた例を示して いる。
【0015】 即ち図2(A)においてはループ状の弾接部4の内側に位置する固定窓ガラス 2の側縁部に係合溝13を設け、モール3に取付けたクリップ11の脚部が上記 係合溝13とループ状の弾接部4の内側面との間に挟持されてモール3が固定窓 ガラス2に取付けられるようにした例を示している。
【0016】 又図2(B)及び(C)においては固定窓ガラス2の側縁部に左右側外方に突 出するひれ状の複数の弾接部14を設け該ひれ状の弾接部14が窓枠部1の立ち 上り面8に弾接して固定窓ガラス2が窓枠部1のまん中に位置するよう位置決め を行うと共に、係合穴5には固定窓ガラス2の側縁と平行方向に切欠部5aが設 けられ、一方モール3に取付けられるクリップ11は図2の(D)に示すように 端面部に突起部11aを一体に突出形成した構造に構成され、係合穴5にクリッ プ11を嵌入係止してモール3を固定窓ガラスに取付けたたとき該突起部11a が切欠部5aに係合して図3の矢印が示すようなクリップ11の車幅方向の倒れ が生じないようにした例を示している。
【0017】 尚上記実施例では車体前面部に取付けられる固定窓ガラスに本考案を適用した 例を述べたが、リヤクォータ部又は車体後面部に取付けられる固定窓ガラスにも 本考案は適用可能である。
【0018】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、固定窓ガラスの周辺に、側外方に突出するひれ 状又はループ状の複数の弾接部と、モール係止用の複数の係合部とを一体に形成 し、該弾接部を窓枠部の立ち上り面に弾接させて固定窓ガラスを窓枠部のまん中 に位置するよう位置決めして接着固定し、固定窓ガラスの係合部にモールを係止 する構造としたことにより、窓枠部,固定窓ガラス及びモールの3者間の相対位 置のずれをなくし外観性の向上をはかることができるもので、構造の簡単なるこ と及び固定窓ガラス取付け作業の簡易化をはかり得ることと相俟って実用上多大 なる効果をもたらし得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の実施例を示すもので、(A)は外観
図、(B)は(A)のX−X断面図、(C)は固定窓ガ
ラスの部分斜視図、(D)は(C)のY部の拡大斜視図
である。
【図2】 本考案の他の実施例を示すもので、(A)は
係合部として係合溝を設けた固定窓ガラスの部分斜視
図、(B)は弾接部としてひれ状の複数の弾接部を設
け、係合部として切欠部を備えた係合穴を設けた固定窓
ガラスの部分斜視図、(C)は(B)のZ部拡大斜視
図、(D)は上記切欠部に嵌入係合する突起部を備えた
クリップの斜視図である。
【図3】固定窓ガラスに対するクリップの倒れを説明す
る説明図である。
【符号の説明】
1 窓枠部 2 固定窓ガラス 3 モール 4 ループ状弾接部 5 係合穴 5a 切欠部 6 内面被覆層 7 ガラス接合面 8 立ち上り面 9 ダムラバー 10 接着剤 11 クリップ 11a 突起部 12 内装トリム 13 係合溝 14 ひれ状弾接部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車車体の窓枠部のガラス接合面に接
    着剤にて周辺部を接着固定される合成樹脂製固定窓ガラ
    スの周辺に、側外方に突出するひれ状又はループ状の複
    数の弾接部と、モール係止用の複数の係合部とを一体に
    形成し、車体窓枠部の立ち上り面に上記複数の弾接部を
    弾接させて固定窓ガラスを窓枠部に組付け上記窓枠部の
    ガラス接合面に接着固定し、下面に複数のピン部を設け
    たモールの該ピン部を上記固定窓ガラスに設けた係合部
    に嵌入係合させてモールを取付けたことを特徴とする自
    動車用固定窓ガラスの取付構造。
JP2037592U 1992-03-04 1992-03-04 自動車用固定窓ガラスの取付構造 Pending JPH0572526U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021075099A (ja) * 2019-11-06 2021-05-20 株式会社豊田自動織機 樹脂ウインドウ構造

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03193643A (ja) * 1989-09-12 1991-08-23 Saint Gobain Vitrage Internatl 窓ガラス及び窓ガラスの取付け方法

Patent Citations (1)

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