JPH0572406U - 抄造機のフローボックス - Google Patents

抄造機のフローボックス

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JPH0572406U
JPH0572406U JP2120592U JP2120592U JPH0572406U JP H0572406 U JPH0572406 U JP H0572406U JP 2120592 U JP2120592 U JP 2120592U JP 2120592 U JP2120592 U JP 2120592U JP H0572406 U JPH0572406 U JP H0572406U
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JP
Japan
Prior art keywords
flow box
raw material
outlet
paper machine
material slurry
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Pending
Application number
JP2120592U
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English (en)
Inventor
憲男 上羽
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nichiha Corp
Original Assignee
Nichiha Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本考案の目的は抄造により製造される製品の巾
方向の厚みを均一にすることにある。 【構成】フローボックス(2) の出口(8) の内側に振動板
(9) を配置して、該出口(8) から抄造機(1) に供給され
る原料スラリーＳに振動を与える。

Description

【考案の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】
本考案は例えばセメント繊維板、石膏板等を製造する抄造機のフローボックス に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来は図５に示すように抄造機(1) の前端部にフローボックス(2) が配置され ており、該フローボックス(2) の前端上部に配置されている原料スラリー供給管 (3) から斜面(4) を介して該フローボックス(2) 内に原料スラリーＳを供給し、 該原料スラリーＳを該フローボックス(2) の仕切板(5,6,7) の下部開口部(5A,6A ,7A)に流動せしめ、巾方向の厚みを均一化してから出口(8) を介して該抄造機(1 ) の抄造ベルト(1A)上に供給していた。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術においては原料スラリーの流量を巾方向で完全に 均一化することが困難であり、その結果製品の厚みが巾方向で不均一になり、外 装材に用いたとき製品の下地に対する密着性が乏しくまた製品と下地との間に生 ずる隙間は施工中の踏み割れの原因となったり、接合部で段差が出来仕上り外観 を悪くする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記従来の課題を解決するための手段として、原料スラリーを抄造機 に供給するフローボックス(2) であって、該フローボックス(2) の出口(8) の内 側には振動板(9) を配置した抄造機(1) のフローボックスを提供するものである 。
【０００５】
【作用】
原料スラリーＳはフローボックス(2) の出口(8) から抄造機用の抄造ベルト(1 A)上に供給されるが、出口(8) の付近において振動板(9) によって振動が及ぼさ れる。 このような振動によって原料スラリーＳの流量は巾方向で微調整される。
【０００６】
【実施例】
本考案を図１〜図４に示す一実施例によって説明すれば、例えばセメント繊維 板、石膏板、炭酸マグネシウム板等の無機質板は図１に示すようにフローボック ス(2) から抄造機(1) の抄造ベルト(1A)上に原料スラリーを供給し、該抄造ベル ト(1A)によって該原料スラリーを脱水して原料層とし、該原料層をメーキングロ ール(1B)で所定層巻き取ってウェットシートとし、該ウェットシートを圧締養生 乾燥して製造される。
【０００７】 フローボックス(2) は該抄造機(1) の前端に配されているが、該フローボック ス(2) は図２に示すように前端上部に配置されている原料スラリー供給管(3) と 、該原料スラリー供給管(3) 直下から延設される斜面(4) と、該斜面(4) の後段 に配置されている仕切板(5,6,7) と、出口(8) の内側に配置されている振動板(9 ) とからなり、該振動板(9) は図４に示すように架台(9B)上に支持されているバ イブレーター(9A)によってブラケット(9C,9C) 、ピン(9D,9D) を介して振動せし められる。
【０００８】 上記構成において、原料スラリーＳは図３矢印に示すように原料スラリー供給 管(3) から該フローボックス(2) 内に供給され、図２に示すように斜面(4) を流 下して仕切板(5,6,7) の下部開口部(5A,6A,7A)を流動し、この間に該原料スラリ ーＳの流量は巾方向に略均一化せしめられる。そしてフローボックス(2) の出口 (8) から抄造機(1) の抄造ベルト(1A)に供給される直前で、振動板(9) によって 振動を与えられ、流量は巾方向で更に微調整され均一化せしめられる。
【０００９】
【考案の効果】
したがって、本考案においては抄造機(1) の抄造ベルト(1A)上に形成される原 料層は巾方向に均一の厚みを有し、結果として得られる製品もまた巾方向に均一 の厚みを有する。 本考案により得られる製品は巾方向の厚みが均一であり、施工の際下地との密 着性が良好であり，接合部においても段差が出来ず優れた外観になる。
【００１０】
【図面の簡単な説明】
図１〜図４は本考案の一実施例を示すものである。
【図１】抄造機全体図
【図２】フローボックス部分説明側断面図
【図３】フローボックス部分説明上面図
【図４】図３におけるＡ−Ａ断面図
【図５】従来のフローボックス部分説明側断面図
【符号の説明】
1 抄造機 2 フローボックス 8 出口 9 振動板

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項１】原料スラリーを抄造機に供給するフローボ
    ックスであって、該フローボックスの出口の内側には振
    動板を配置したことを特徴とする抄造機のフローボック
    ス
JP2120592U 1992-03-06 1992-03-06 抄造機のフローボックス Pending JPH0572406U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005335297A (ja) * 2004-05-28 2005-12-08 Kubota Matsushitadenko Exterior Works Ltd 無機質板の製造方法
JP2011032607A (ja) * 2009-08-03 2011-02-17 Duplo Seiko Corp ヘッドボックス、抄紙装置及び製紙装置

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Effective date: 19961210