JPH0572383U - 物品の真空吸着装置の真空解除手段 - Google Patents

物品の真空吸着装置の真空解除手段

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JPH0572383U
JPH0572383U JP2092292U JP2092292U JPH0572383U JP H0572383 U JPH0572383 U JP H0572383U JP 2092292 U JP2092292 U JP 2092292U JP 2092292 U JP2092292 U JP 2092292U JP H0572383 U JPH0572383 U JP H0572383U
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JP
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vacuum
pad
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relief hole
suction device
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Application number
JP2092292U
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English (en)
Inventor
伸一 耳塚
Original Assignee
堅田電機株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】物品の真空吸着装置の真空（吸着）解除手段と
して、安価でかつ真空導管への接続や電気回路への結線
が不要なものを提供する。 【構成】真空パッド１１の側部に、常時真空パッド１１
の内外を連通する小径の真空逃し穴１３を設けて、真空
ポンプの不作動時に、真空逃し穴１３を通した外気の流
入により、真空パッド１１の真空吸着作用が解除される
ようにする。真空逃し穴１３には穴断面積調節部材とし
てのニートル弁体１４を望ませて、真空パッド１１内に
対する外気の流入量を調節可能にする。

Description

【考案の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】
この考案は、例えば組立て用部品、販売用商品、荷役用物品などを真空吸着し て移動する真空パッド（真空吸着体）を備えた物品の真空吸着装置において、真 空パッドにおける物品の真空吸着を解除するための真空（吸着）解除手段に関す るものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来の真空吸着装置では、真空解除手段は、真空パッドに真空吸着力を誘起す るための真空ポンプから延びる真空導管路に設置した電磁操作式の真空逃し弁（ 真空破壊弁）で構成されており、真空パッドに物品を真空吸着するための真空ポ ンプの作動の停止後に、この真空逃し弁を開放して、真空導管内に外気を流入す ることにより、真空パッド内の真空圧力、すなわち真空パッドの真空吸着力を解 除して、真空パッドに吸着した物品を解放するようになっている。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】
このような電磁操作式の真空逃し弁は、その機能の面では何等の問題もないが 、特殊な弁であることから高価であるとともに、真空吸着装置の組立て時に、真 空導管に対する接続と電気回路に対する結線が必要であることから、真空吸着装 置のコストアップを招来している。
【０００４】 この考案は上記のような点に鑑み、真空解除手段として、安価でかつ真空導管 への接続作業などを必要としないもの、すなわち真空吸着装置のコストの低減に つながるものを提供することを目的としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
この考案によれば上記の目的は、真空解除手段を、真空パッドに設けた小径の 真空逃し穴で構成することによって達成する。
【０００６】 真空パッドには、真空逃し穴の少なくとも一部に望む穴断面積（空気流量）調 節部材を付設することができる。
【０００７】
【作用】
この真空逃し穴は常時真空パッドの内外を連通するもので、真空ポンプの作動 時（真空パッドにおける物品の吸着時）、不作動時（真空パッドの物品の吸着の 解放時）を問わず、外気はここを通して真空パッド内に流入して、真空パッド（ 及び真空導管）内の真空圧力、したがってその真空吸着力（物品吸着力）を低下 させようとする。しかし真空ポンプの作動時には、真空逃し穴が小径であるため 、真空パッドの真空吸着力の低下は僅少で、物品の吸着は支障なく行なわれる。 他方真空ポンプの不作動時には、真空パッドの内部の真空圧力、すなわち真空吸 着力は短時間に低下し、ここに吸着されている物品は解放される。
【０００８】 真空パッドにおける穴断面積調節部材の付設により、真空パッド内への外気の 流入量、これによる真空パッドにおける真空吸着力（及びその低下量）と真空吸 着した物品の解放時間を任意に調節することができる。
【０００９】
【実施例】
図面は、この考案の真空解除手段を構成する真空逃し穴を有する真空パッドを 例示したもので、真空逃し穴１３は、真空パッド１１の胴部のシャンク１２に、 側部に開口する形で形成してあるとともに、先端部が真空逃し穴１３の中間部に 望む穴断面積調節部材の一つとしてのニードル弁体１４を介して、空気流量が調 整可能にして構成してある。
【００１０】 この真空パッド１１は、真空導管１５に連なる真空ポンプ（図示せず）の作動 時には、ニードル弁体１４によって中間部の断面積を調節した真空逃し穴１３か ら外気を吸引しながらも、所要の真空吸着力によって物品を吸着する一方、真空 ポンプの作動の停止時には、真空逃し穴１３からの外気の流入によって、比較的 短時間で真空吸着力を弱め、物品の吸着を解除する。
【００１１】 この考案は図示例のほか種々の形態で実施することができるもので、図示例に 限定されるものではない。
【００１２】
【考案の効果】
上記から明らかなように、この考案の真空解除手段を形成する真空逃し穴は、 真空パッドの構造の簡単な付設手段であって、真空吸着装置の独立した組立て手 段を構成しない。従って従来の真空吸着装置に比して相当大幅なコストダウンが はかられる。
【図面の簡単な説明】
【図１】この考案に係る真空解除手段を有する真空パッ
ドの一実施例の一部を切り欠いた正面図である。
【符号の説明】
１１ 真空パッド １２ シャンク １３ 真空逃し穴 １４ ニードル弁体 １５ 真空導管

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項１】真空パッドに設けた小径の真空逃し穴から
    なる、物品の真空吸着装置の真空解除手段。
  2. 【請求項２】真空パッドに、真空逃し穴の少なくとも一
    部に望む穴断面積調節部材を付設してなる、請求項１記
    載の真空解除手段。
JP2092292U 1992-03-06 1992-03-06 物品の真空吸着装置の真空解除手段 Pending JPH0572383U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010522646A (ja) * 2007-03-27 2010-07-08 コリア ニューマティック システム カンパニー リミテッド 内蔵真空ポンプを持つレベル補正器
JP2015535707A (ja) * 2012-09-26 2015-12-17 エコバクス ロボティクス カンパニー リミテッド 空気排出装置を有するガラス拭きロボット
JP2017024811A (ja) * 2015-07-15 2017-02-02 ヤンマー株式会社 吸着移送装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5946692B2 (ja) * 1974-12-13 1984-11-14 石川島播磨重工業株式会社 材料の巻取方法および巻取装置

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