JPH0571715U - 振動ジャイロ - Google Patents

振動ジャイロ

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JPH0571715U
JPH0571715U JP018178U JP1817892U JPH0571715U JP H0571715 U JPH0571715 U JP H0571715U JP 018178 U JP018178 U JP 018178U JP 1817892 U JP1817892 U JP 1817892U JP H0571715 U JPH0571715 U JP H0571715U
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JP
Japan
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vibrator
piezoelectric element
printed circuit
circuit board
lead wire
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Application number
JP018178U
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English (en)
Inventor
雄一 清野
Original Assignee
日本電気ホームエレクトロニクス株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 リード線の空中引き回し長さを最短距離にす
る。また、リード線の配線作業の工数を削減する。 【構成】 振動子1の側面の駆動用の圧電素子2aに近
接する位置に金属板等の配線部材11を配置する。配線
部材11は振動子1の背面と平行なプリント基板10に
はんだ付けして固定する。圧電素子2aと配線部材11
との間をリード線12でワイヤボンディング等により接
続する。検出用の圧電素子2bとプリント基板10との
間をリード線13で接続する。これにより、リード線1
1、12の長さは最短距離で済む。したがって、リード
線が振動子1の振動特性に悪影響を与えることは少な
い。ワイヤボンディング装置を用いることで、リード線
の配線作業を自動化できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、振動ジャイロに関する。
【0002】
【従来の技術】
振動ジャイロは、振動子を一定方向に振動駆動し、角速度が加わった時に発生 するコリオリの力を振動子の変位として検出して角速度を検出するものである。 振動子の駆動およびコリオリの力の検出に圧電素子を用いる振動ジャイロでは、 駆動用の圧電素子と検出用の圧電素子とは振動子の互いに直角な二方向の面にそ れぞれ貼り付けるが、通常いずれの圧電素子についても、圧電素子にはんだ付け したリード線を空中引き回しにより平板状の1枚のプリント基板まで導く配線方 式を採用している。しかし、このようにリード線をすべて平板状の1枚のプリン ト基板まで導く配線方法では、リード線の空中引き回し部分が長くなり、振動子 の振動によりリード線自身が振動するため、図7に示すように、振動子1上の圧 電素子2にはんだ付けしたリード線3を振動子1の表面に沿わせ接着剤で固定し て支持棒4のある振動子中央部まで導き、ここから図示略のプリント基板まで空 中を引き回して導くことが行われている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、リード線3を振動子1の表面に接着剤で固定する従来の配線方式は、 配線作業に工数がかかる上、温度により接着剤の硬度が変動して振動子1の振動 の周波数特性が変動し、信頼性が低下するという問題がある。
【0004】 本考案は上記従来の欠点を解消するためになされたもので、圧電素子に接続す るリード線の配線作業の工程を削減するとともに、振動子の振動特性に悪影響を 与えることのない振動ジャイロを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】 上記課題を解決する請求項1の振動ジャイロは、振動子表面から離間しかつ振 動子上の圧電素子に近接する位置に配線部材を配置し、この配線部材と前記圧電 素子との間をリード線で接続したことを特徴とする。
【0006】 請求項2の振動ジャイロは、振動子の直交する二方向の面の圧電素子について 、一方向の面の圧電素子からのリード線は請求項1と同様に配線部材に接続する とともに、他方向の面の圧電素子からのリード線は、その圧電素子と平行にかつ 近接して配置したプリント基板に接続したものである。
【0007】 請求項3の振動ジャイロは、振動子の直交する二方向の面の各圧電素子につい て、各圧電素子からのリード線をいずれも各圧電素子と対向して近接するプリン ト基板に接続したものである。
【0008】 請求項4の振動ジャイロは、振動子を囲む形状の水平なプリント基板を配置し 、振動子上の圧電素子と前記プリント基板とをリード線で接続したことを特徴と する。
【0009】
【作用】
請求項1の振動ジャイロにおいて、圧電素子と配線部材との間は近接している ので、この圧電素子と配線部材との間に接続されるリード線の空中引き回し長さ は短く済む。
【0010】 請求項2においては、振動子の直交する二方向の面の各圧電素子からのリード 線がいずれも、各面に近接する配線部材またはプリント基板に接続されるので、 すべての圧電素子についてリード線の空中引き回し長さが短く済む。
【0011】 請求項3においては、振動子の直交する二方向の面の各圧電素子からのリード 線がいずれも、各面に対向して近接するプリント基板に接続されるので、すべて の圧電素子についてリード線の空中引き回し長さが短く済む。
【0012】 請求項4においては、振動子の直交する二方向の面の各圧電素子がいずれも、 振動子を囲む水平なプリント基板上の各圧電素子に近接した箇所に接続されるの で、すべての圧電素子についてリード線の空中引き回し長さが短く済む。
【0013】
【実施例】
図1は請求項1および請求項2の振動ジャイロの一実施例を示す斜視図、図2 は同平面図である。両図において符号1は4本の梁1aを持つH形の振動子であ る。今、図1で振動子1を矢印A方向から見る向きを振動子1の正面とすると、 、振動子1はその両側面(図2で上下の面)の高さ方向中央部に溶接固定した支 持棒4により支持される。振動子1の側面に駆動用の圧電素子2aが貼り付けら れ、振動子1の背面(図2で右方の面)に検出用の圧電素子2bが貼り付けられ ている。また、振動子1の背面と平行にプリント基板10が設けられ、このプリ ント基板10に金属板による配線部材11がはんだ付けで固定されている。この 配線部材11は、上下の駆動用の圧電素子2aにそれぞれ対応する二股状の細長 片11aを持ち、各細長片11aは振動子1の側面から若干離間する位置で振動 子の側面と平行であり、かつ駆動用の圧電素子2aに近接した位置にある。そし て、圧電素子2aと配線部材11の細長片11aとの間にリード線12が例えば ワイヤボンディングにより接続されている。また、振動子1の背面の検出用の圧 電素子2bとプリント基板10との間にリード線13が同じくワイヤボンディン グにより接続されている。なお、支持棒4の両端は、図示略のケースに吸振用の 弾性部材を介在させて固定され、また、プリント基板10もケースに取り付けら れている。
【0014】 上記のリード線配線方式によれば、駆動用の圧電素子2aとこれに対向する配 線部材11との間は近接しているので、両者間に接続されるリード線12の空中 引き回し長さは極めて短く済む。また、検出用の圧電素子2bとこれに対面する プリント基板10との間も近接しているので、両者間に接続されるリード線13 の空中引き回し長さも極めて短く済む。このように、振動子1に貼り付ける圧電 素子2a、2bに接続されるリード線12、13がすべて短く済むので、振動子 1の振動特性に悪影響を与えることは少ない。また、振動ジャイロの製造に際し て、リード線12、13の配線作業はワイヤボンディング装置による自動化が可 能なので、リード線を振動子の表面に接着剤で固定する従来方式のように手作業 を必要とするものと比べて、配線作業の工数が削減される。
【0015】 図3は振動子1の4つの梁1aにそれぞれ駆動用の圧電素子2a、およびこれ と直交する面の検出用の圧電素子2bを貼り付けた例である。この場合、配線部 材11を振動子1の両側に配置する。なお、図3および後述の図4、図6では支 持棒の図示を省略している。
【0016】 なお、上記の実施例では、配線部材11を金属板で形成したが、絶縁材に導体 を形成した構造とすることもできる。また、図示例では配線部材11をプリント 基板10に取り付けたが、必ずしもプリント基板に限らず、例えば振動ジャイロ の図示略のケースに取り付けることも可能である。ただし、その場合は配線部材 から先の配線接続を別途考慮する必要がある。
【0017】 図4は図3における配線部材11の部分をプリント基板の一部として一体に形 成したものである。すなわち、プリント基板20は振動子1の背面と平行な基板 本体部分20aと、図5にも示すように振動子1の両側面と平行な細長片状部分 20bとを持つ形状とし、駆動用の圧電素子2aとプリント基板20の細長片状 部分20bとの間をリード線12でワイヤボンディングにより接続し、検出用の 圧電素子2bとプリント基板20の基板本体部分20aとの間を同じくリード線 13でワイヤボンディングにより接続したものである。
【0018】 なお、図4に示した実施例では、振動子1の側面に平行な部分20bを振動子 の背面に平行な基板本体部分20bと一体にしたプリント基板20を用いたが、 振動子1の背面に平行なプリント基板と振動子1の側面に平行なプリント基板と を別個に設けることもできる。
【0019】 図6は請求項4の振動ジャイロの一実施例を示す平面図、図6は同正面図であ る。この振動ジャイロは、検出用の圧電素子2bを振動子1の正面および背面の 両方に備え、振動子1を囲む形状の水平なプリント基板30を図示略のケースに 取り付けて配置し、振動子1上の各圧電素子2a、2bとプリント基板30との 間を同じくワイヤボンディングによりリード線12、13で接続したものである 。
【0020】 なお、図6、図7に示した実施例では環状のプリント基板30を用いたが、例 えば、図3のごとき圧電素子配置であれば、上面から見てコ字形(すなわち図6 のプリント基板30の左方の一辺がない形状)としてもよい。
【0021】 また、振動子1を支持する支持構造は、図示例のように振動子1の両側面に支 持棒4を溶接固定する構造に限らず、その他種々の方式を採用することができる 。
【0022】 また、上記の各実施例は、いずれもH形の振動子を持つ振動ジャイロに適用し たものであるが、音叉形の振動子を持つ音叉形振動ジャイロ、あるいは音片形の 振動子を持つ音片形振動ジャイロにも同様に適用することができる。
【0023】
【考案の効果】
本考案によれば、圧電素子から引き出されたリード線がその圧電素子に近接す る配線部材あるいはプリント基板に直接接続されるので、リード線の空中引き回 し長さが短く済む。したがって、リード線の振動で振動子の振動特性に悪影響を 与えることは少ない。また、リード線の配線作業はワイヤボンディング装置によ る自動化が可能なので、リード線を振動子の表面に接着剤で固定する従来方法と 比べて、配線作業の工数削減、生産性の向上が実現される。また、接着剤を用い ないので、温度により振動子の振動特性を変動させるという接着剤の悪影響もな い。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1および請求項2の振動ジャイロの一実
施例を示す斜視図である。
【図2】図1の振動ジャイロの平面図である。
【図3】他の実施例を示す振動ジャイロの平面図であ
る。
【図4】請求項3の振動ジャイロの一実施例を示す平面
図である。
【図5】図4の振動ジャイロの正面図である。
【図6】請求項4の振動ジャイロの一実施例を示す平面
図である。
【図7】図6の振動ジャイロの正面図である。
【図8】従来の振動ジャイロの一例を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 振動子 2a 駆動用の圧電素子(一方向の面の圧電素子) 2b 検出用の圧電素子(他方向の面の圧電素子) 10、20、30 プリント基板 11 配線部材 11a 細長片 12、13 リード線

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動子表面から離間しかつ振動子上の圧
    電素子に近接する位置に配線部材を配置し、この配線部
    材と前記圧電素子との間をリード線で接続したことを特
    徴とする振動ジャイロ。
  2. 【請求項2】 振動子の直交する二方向の面の圧電素子
    のうちの少なくとも一方向の面の圧電素子に近接して前
    記配線部材を配置するとともに、他方向の面の圧電素子
    と平行にかつ近接してプリント基板を配置し、前記一方
    向の面の圧電素子と配線部材との間、および前記他方向
    の面の圧電素子とプリント基板との間をリード線で接続
    したことを特徴とする請求項1記載の振動ジャイロ。
  3. 【請求項3】 振動子の直交する二方向の面にそれぞれ
    対向して近接する面を持つプリント基板を配置し、振動
    子の直交する二方向の面の各圧電素子と前記プリント基
    板の対向する各面との間をリード線で接続したことを特
    徴とする請求項2記載の振動ジャイロ。
  4. 【請求項4】 振動子を囲む形状の水平なプリント基板
    を配置し、振動子上の圧電素子と前記プリント基板とを
    リード線で接続したことを特徴とする振動ジャイロ。
JP018178U 1992-02-28 1992-02-28 振動ジャイロ Pending JPH0571715U (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6410617B2 (ja) * 1979-10-01 1989-02-22 Bentorei Aremania Ltd
JPH01250014A (ja) * 1988-03-30 1989-10-05 Canon Inc 振動ジャイロ
JPH0462414A (ja) * 1990-06-29 1992-02-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd 角速度センサ

Patent Citations (3)

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