JPH0571586A - 内燃機関の振動抑制装置 - Google Patents
内燃機関の振動抑制装置Info
- Publication number
- JPH0571586A JPH0571586A JP23171391A JP23171391A JPH0571586A JP H0571586 A JPH0571586 A JP H0571586A JP 23171391 A JP23171391 A JP 23171391A JP 23171391 A JP23171391 A JP 23171391A JP H0571586 A JPH0571586 A JP H0571586A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- balancer
- internal combustion
- combustion engine
- engine
- vibration
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 内燃機関の起振力成分を打ち消すことを可能
とした。 【構成】 励振外力成分を打ち消す方向の作用力を発生
させる釣合錘4を装備したバランサ2を内燃機関1の側
面上部に取付け、該バランサ2を内燃機関1に直結して
駆動させたことを特徴としている。
とした。 【構成】 励振外力成分を打ち消す方向の作用力を発生
させる釣合錘4を装備したバランサ2を内燃機関1の側
面上部に取付け、該バランサ2を内燃機関1に直結して
駆動させたことを特徴としている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は往復動内燃機関の振動抑
制装置に関する。
制装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種内燃機関の振動抑制は例え
ば図6に示すように内燃機関aは、これを収納する建屋
の内壁bとの間に防振ステーcを取付けて振動を抑制す
るか、或いは共振のある場合にはその回転数範囲を避け
て運転するようにしている。
ば図6に示すように内燃機関aは、これを収納する建屋
の内壁bとの間に防振ステーcを取付けて振動を抑制す
るか、或いは共振のある場合にはその回転数範囲を避け
て運転するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら機関に防
振ステーを取りつける対策では、ステーを取り付ける船
体側等の内壁側には充分な剛性がないと効果はなく、ま
た充分な剛性があってもこのステーを通して起振力が内
壁側へ伝達され船体や外壁建屋の振動を起こす場合もあ
る。また一方機関振動共振回転数を回避する場合には機
関の運転範囲に制約が出る不都合がある。また機関振動
のレベルが高いと、機関振付部から振動荷重が伝達され
船体や外壁建屋に不快な振動や騒音を発生させることが
ある。
振ステーを取りつける対策では、ステーを取り付ける船
体側等の内壁側には充分な剛性がないと効果はなく、ま
た充分な剛性があってもこのステーを通して起振力が内
壁側へ伝達され船体や外壁建屋の振動を起こす場合もあ
る。また一方機関振動共振回転数を回避する場合には機
関の運転範囲に制約が出る不都合がある。また機関振動
のレベルが高いと、機関振付部から振動荷重が伝達され
船体や外壁建屋に不快な振動や騒音を発生させることが
ある。
【0004】本発明はかかる問題点に対処するため開発
されたものであって機関振動は必ず機関回転数の何倍か
の起振力にて励振されるので問題とする機関振動に対し
てその起振力成分を打ち消すことを目的とする。
されたものであって機関振動は必ず機関回転数の何倍か
の起振力にて励振されるので問題とする機関振動に対し
てその起振力成分を打ち消すことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の構成を実施例に対応する図1乃至図3を用
いて説明すると本発明は励振外力成分を打ち消す方向の
作用力を発生させる釣合錘を装備したバランサを内燃機
関側面上部に取付け該バランサを内燃機関に直結して駆
動させるようにしたことを特徴とする。
めの本発明の構成を実施例に対応する図1乃至図3を用
いて説明すると本発明は励振外力成分を打ち消す方向の
作用力を発生させる釣合錘を装備したバランサを内燃機
関側面上部に取付け該バランサを内燃機関に直結して駆
動させるようにしたことを特徴とする。
【0006】
【作用】そして本発明は上記の手段により内燃機関の側
面上部に取付けられて内燃機関に直結して駆動されるバ
ランサは機関の通常運転範囲内において機関振動の起振
外力そのものを打ち消すことが可能となる。
面上部に取付けられて内燃機関に直結して駆動されるバ
ランサは機関の通常運転範囲内において機関振動の起振
外力そのものを打ち消すことが可能となる。
【0007】
【実施例】以下本発明の一実施例を図1に基づいて説明
すると1は内燃機関を示し該内燃機関1の側面上部には
機関の軸方向の前端部と後端部とに分けて1対のバラン
サ2,2を取付け該バランサ2は2つの歯車3,3を噛
合わせてそれぞれの歯車3,3に釣合錘4,4を取付け
水平方向にのみ作用力を発生させる構成とし、その歯車
3の一方に取付けられるバランサ駆動軸5をクランク軸
付歯車6から歯車列7にて駆動させ、かくて通常の運転
範囲内においては機関振動の起振外力そのものを機関直
結のバランサ2によって有効に打ち消すことが可能とな
る。
すると1は内燃機関を示し該内燃機関1の側面上部には
機関の軸方向の前端部と後端部とに分けて1対のバラン
サ2,2を取付け該バランサ2は2つの歯車3,3を噛
合わせてそれぞれの歯車3,3に釣合錘4,4を取付け
水平方向にのみ作用力を発生させる構成とし、その歯車
3の一方に取付けられるバランサ駆動軸5をクランク軸
付歯車6から歯車列7にて駆動させ、かくて通常の運転
範囲内においては機関振動の起振外力そのものを機関直
結のバランサ2によって有効に打ち消すことが可能とな
る。
【0008】図2は本発明の他の実施例を示すものでバ
サンサ2は内燃機関1の中央部に一個配置し、これを同
じくクランク軸付歯車6から歯車列7にて駆動させた。
なおバランサ2の駆動はクランク軸付歯車6から歯車列
7にて駆動する場合を示したが、これをクランク軸から
図示しないチエーンを介して駆動してもよく、又これを
図示しないカム軸駆動装置から歯車およびチエーンによ
り駆動するようにしてもよい。
サンサ2は内燃機関1の中央部に一個配置し、これを同
じくクランク軸付歯車6から歯車列7にて駆動させた。
なおバランサ2の駆動はクランク軸付歯車6から歯車列
7にて駆動する場合を示したが、これをクランク軸から
図示しないチエーンを介して駆動してもよく、又これを
図示しないカム軸駆動装置から歯車およびチエーンによ
り駆動するようにしてもよい。
【0009】一般の舶用プロペラ特性およびそれに類似
した負荷条件においては、機関振動を起振する外力の大
きさと、直結駆動されるバランサによる作用力との関係
は図3に示す通りであり、機関の通常運転範囲内におい
て有効に起振力を打ち消すことができることがわかる。
一方起振外力の位相については図4に示す通り機関の通
常運転範囲内では大きな変化はなく、バランサの釣合錘
の位相が直結により固定されていても起振外力に対して
バランサによる作用力を有効に打ち消す方向に働かせる
ことが可能である。
した負荷条件においては、機関振動を起振する外力の大
きさと、直結駆動されるバランサによる作用力との関係
は図3に示す通りであり、機関の通常運転範囲内におい
て有効に起振力を打ち消すことができることがわかる。
一方起振外力の位相については図4に示す通り機関の通
常運転範囲内では大きな変化はなく、バランサの釣合錘
の位相が直結により固定されていても起振外力に対して
バランサによる作用力を有効に打ち消す方向に働かせる
ことが可能である。
【0010】以上により通常の運転範囲内においては機
関振動の起振外力そのものを機関直結のバランサによっ
て有効に打ち消すことが可能となる。図5に8シリンダ
の4サイクル機関でのバランサによる機関振動の抑制効
果についての計測結果を示す。これによって起振外力そ
のものをバランサによって打ち消すために通常運転範囲
全域にわたって振動応答が低減されていることがよくわ
かる。
関振動の起振外力そのものを機関直結のバランサによっ
て有効に打ち消すことが可能となる。図5に8シリンダ
の4サイクル機関でのバランサによる機関振動の抑制効
果についての計測結果を示す。これによって起振外力そ
のものをバランサによって打ち消すために通常運転範囲
全域にわたって振動応答が低減されていることがよくわ
かる。
【0011】
【発明の効果】このように本発明によるときは励振外力
成分を打ち消す方向の作用力を発生させる釣合錘を装備
したバランサを内燃機関の側面上部に取付け、該バラン
サを内燃機関に直結して駆動させるようにしたものであ
るからバランサによって機関振動の起振外力そのものを
打ち消すことができ通常運転範囲全域にわたって振動応
答が低減される効果を有する。
成分を打ち消す方向の作用力を発生させる釣合錘を装備
したバランサを内燃機関の側面上部に取付け、該バラン
サを内燃機関に直結して駆動させるようにしたものであ
るからバランサによって機関振動の起振外力そのものを
打ち消すことができ通常運転範囲全域にわたって振動応
答が低減される効果を有する。
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図2】本発明の他の実施例を示す斜視図である。
【図3】側圧外力とバランサによる作用力との関係を示
すグラフ図である。
すグラフ図である。
【図4】側圧外力の位相と図示平均有効圧力の関係を示
すグラフ図である。
すグラフ図である。
【図5】計測結果を示すグラフ図である。
【図6】従来例を示す斜視図である。
1 内燃機関 2 バランサ 4 釣合錘
Claims (1)
- 【請求項1】 励振外力成分を打ち消す方向の作用力を
発生させる釣合錘を装備したバランサを内燃機関の側面
上部に取付け、該バランサを、内燃機関に直結して駆動
させるようにしたことを特徴とする内燃機関の振動抑制
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23171391A JPH0571586A (ja) | 1991-09-11 | 1991-09-11 | 内燃機関の振動抑制装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23171391A JPH0571586A (ja) | 1991-09-11 | 1991-09-11 | 内燃機関の振動抑制装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0571586A true JPH0571586A (ja) | 1993-03-23 |
Family
ID=16927850
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23171391A Pending JPH0571586A (ja) | 1991-09-11 | 1991-09-11 | 内燃機関の振動抑制装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0571586A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004245130A (ja) * | 2003-02-14 | 2004-09-02 | Kubota Corp | エンジン |
JP2004245132A (ja) * | 2003-02-14 | 2004-09-02 | Kubota Corp | エンジン |
JP2004245129A (ja) * | 2003-02-14 | 2004-09-02 | Kubota Corp | エンジンの製造方法 |
US6840208B2 (en) * | 2001-03-20 | 2005-01-11 | Perkins Engines Company Limited | Drive for one or more engine accessories |
WO2013156675A1 (en) * | 2012-04-20 | 2013-10-24 | Wärtsilä Finland Oy | Balancing arrangement and piston engine |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS512561A (ja) * | 1974-05-20 | 1976-01-10 | Philips Nv | Kanshikihigesorisochi |
JPS5842845A (ja) * | 1981-09-07 | 1983-03-12 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 構造物の機体振動の制振方法 |
-
1991
- 1991-09-11 JP JP23171391A patent/JPH0571586A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS512561A (ja) * | 1974-05-20 | 1976-01-10 | Philips Nv | Kanshikihigesorisochi |
JPS5842845A (ja) * | 1981-09-07 | 1983-03-12 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 構造物の機体振動の制振方法 |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6840208B2 (en) * | 2001-03-20 | 2005-01-11 | Perkins Engines Company Limited | Drive for one or more engine accessories |
JP2004245130A (ja) * | 2003-02-14 | 2004-09-02 | Kubota Corp | エンジン |
JP2004245132A (ja) * | 2003-02-14 | 2004-09-02 | Kubota Corp | エンジン |
JP2004245129A (ja) * | 2003-02-14 | 2004-09-02 | Kubota Corp | エンジンの製造方法 |
WO2013156675A1 (en) * | 2012-04-20 | 2013-10-24 | Wärtsilä Finland Oy | Balancing arrangement and piston engine |
CN104204489A (zh) * | 2012-04-20 | 2014-12-10 | 瓦锡兰芬兰有限公司 | 平衡装置和活塞发动机 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19980721 |