JPH0571430U - 内燃機関の主軸受け装置 - Google Patents

内燃機関の主軸受け装置

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JPH0571430U
JPH0571430U JP1120992U JP1120992U JPH0571430U JP H0571430 U JPH0571430 U JP H0571430U JP 1120992 U JP1120992 U JP 1120992U JP 1120992 U JP1120992 U JP 1120992U JP H0571430 U JPH0571430 U JP H0571430U
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cylinder block
crankcase
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シリンダ下部のクランクケースの剛性を高め
つつ機関運転時のクランク軸揺動によるクランクケース
壁の振動を抑制する。 【構成】 シリンダブロック11の下部両側のクランクケ
ース12をベッドプレート15により連結する。また、シリ
ンダブロック11下部のベアリング保持部13とベアリング
キャップ17とにより調心用アウタレース19を略垂直面内
を揺動自由に挟持すると共に、アウタレース19にクラン
ク軸21のジャーナル部をメタルベアリング20を介して回
転自由に取付ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、内燃機関の主軸受け装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
内燃機関の主軸受け装置の従来例として、図6に示すようなものがある(実開 昭61−29127号公報,実公昭60−39466号公報、特開平3−64655 号公報参照等)。 すなわち、シリンダブロック1の下部両側にはクランクケース2が下方に突出 して夫々形成され、クランクケース2下壁にはベッドプレート3が両クランクケ ース2間に差渡して取付けられている。前記ベッドプレート3にはクロスメンバ 4が両クランクケース2間に差渡すように複数形成されている。
【0003】 そして、前記シリンダブロック1下部とベッドプレート3上壁とにより軸受部 5を形成し、この軸受部5にメタルベアリング部を回転自由に取付ける。6はボ ルト7によりベッドプレート3と共にシリンダブロック1に取付けられる補強部 材である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、このような従来の主軸受け装置においては、両クランクケース2間 に差渡すようにベッドプレート3を取付けているのでクランクケース2部の剛性 が高まり振動,騒音の低減に有利であるが、クランク軸をシリンダブロック1下 部とベッドプレート3のベアリングキャップ部とにより挟持しているので、機関 運転時におけるクランク軸の縦曲げ振動(図7参照)に起因する主軸受け部の前 後振動(図7参照)がクランクケース1に直接伝達され、クランクケース2壁の 振動が大きくなって機関振動が大きくなるという不具合がある。
【0005】 本考案は、このような実状に鑑みてなされたもので、クランクケースの剛性を 高く保持しつつクランク軸の振動がクランクケース等に伝達されるのを抑制する ようにすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
このため、本考案は、シリンダブロック下部両側に下方に突出して夫々形成さ れるクランクケースと、これらクランクケース間に差渡してクランクケース下端 部に取付けられるベッドプレートと、前記シリンダブロック下部のベアリング保 持部とベアリングキャップとによりジャーナル部がベアリングを介して回転自由 に挟持されるクランク軸と、を備えるものにおいて、 筒状のアウタレースを少 なくとも一方向に揺動自由に前記ベアリング保持部とベアリングキャップとによ り挟持すると共に、前記アウタレースに前記クランク軸のジャーナル部をベアリ ングを介して回転自由に取付けるようにした。
【0007】
【作用】
そして、クランクケース下端部をベッドプレートにより保持し剛性を高めると 共に、機関運転時のクランク軸揺動をアウタレースを揺動させることにより吸収 しクランクケース壁の振動を抑制するようにした。
【0008】
【実施例】
以下に、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図1〜図3は本考案の一実施例を示す。 図1において、シリンダブロック11の下部両側にはクランクケース12が下方に 突出して夫々形成され、クランクケース12の間にはベアリング保持部13がシリン ダブロック11の前後方向(図1中奥行方向)に所定間隔で複数形成されている。 前記ベアリング保持部13の中央下端部には図2に示すように内周壁が球面状のベ アリング取付孔14が半円状に形成されている。
【0009】 前記クランクケース12の下端部にはベッドプレート15が両クランクケース12間 に差渡して取付けられ、前記ベッドプレート15には従来と同様にクロスメンバ16 が両クランクケース12間に差渡されると共にシリンダブロック11の前後方向に所 定間隔で離間させて複数形成されている。 前記ベッドプレート15のクロスメンバ16の中央部にはベアリングキャップ17が 夫々形成され、各ベアリングキャップ17の中央下端部には図2に示すように内周 壁が球面状のベアリング取付孔18が半円状に形成されている。各ベアリングキャ ップ17のベアリング取付孔18は前記ベアリング保持部13のベアリング取付孔14に 対向させて取付けられ、これらベアリング取付け孔14,18により円形状の取付孔 が形成される。
【0010】 前記ベアリング取付孔14,18には図2に示すように外周壁が球面状のアウタレ ース19が揺動自由に取付けられ、アウタレース19にはメタルベアリング20を介し てクランク軸21のジャーナル部が回転自由に取付けられている。前記ベアリング キャップ17上部とアウタレース19下端部とに跨がって回止めのキー22が取付けら れており、これによりアウタレース19は前記ベアリング取付孔14、18内にて略垂 直面内を揺動できるように構成されている。
【0011】 また、前記ベアリング保持部13のリブ部材には潤滑油供給通路23が形成され、 この供給通路23は図3に示すようにアウタレース19の周方向を長径とする略長円 形状に形成されている。また、アウタレース19にはメタルベアリング20に潤滑油 を供給する潤滑油孔24が前記潤滑油供給通路23と連通させて貫通形成され、この 孔24は前記供給通路23と略同一形状の長円形に形成されている。
【0012】 かかる構成によれば、機関運転中にクランク軸21にピストンを介して爆発力が 作用しクランク軸21に縦曲げ振動(図7参照)が発生しても、アウタケース19が ベアリング保持部13及びベアリングキャップ17に対して略垂直面内を揺動し前記 縦曲げ振動を吸収する。このため、その振動がベアリング保持部13を介してクラ ンクケース12に伝達されるのを大幅に抑制できるので、クランクケース12壁の振 動を大幅に抑制でき、もって機関振動を抑制できる。
【0013】 また、ベアリング保持部13の潤滑油供給通路23とアウタレース19の潤滑油孔24 とを長円形にして連通させると共に、アウタレース19をキー22により回り止めす るようにしたので、メタルベアリング20に潤滑油を軸受け外部から確実に供給で き摺動部の潤滑を良好に行うことができる。 勿論、両クランクケース12下端部をベッドプレート15により連結するようにし ているので、クランクケース12部材の剛性を従来と同様に高く保持できるため、 これによってもクランクケース12壁の振動を抑制できる。
【0014】 図4及び図5は本考案の他の実施例を示す。尚、前記実施例と同一要素には図 1及び図2と同一符号を付して説明を省略する。 本実施例は、図4に示すように、クランク軸21右側方にアウタレース19の回止 めキー31を取付け、クランク軸21の横曲げ振動をアウタレース19にて吸収しクラ ンクケース12に伝達されるのを抑制するようにした。
【0015】 尚、実施例では、ベッドプレートにベアリングキャップが一体的に取付けられ たものを説明したが、それらが別体の場合にも本考案は適用できる。
【0016】
【考案の効果】
本考案は、以上説明したように、シリンダブロック下部両側のクランクケース をベッドプレートにより連結すると共に、クランク軸をベアリングを介してアウ タレースに取付けこのアウタレースを揺動させるようにしたので、クランクケー スの剛性を高く保持しつつ機関運転時のクランク軸の揺動をアウタレースにて吸 収できるため、クランクケース壁の振動を大幅に抑制でき、よって機関振動を大 幅に抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例を示す構成図
【図2】 同上の要部断面図
【図3】 同上のIII−III矢視図
【図4】 本考案の他の実施例を示す構成図
【図5】 同上の要部断面図
【図6】 主軸受け装置の従来例を示す分解図
【図7】 同上の作用を説明するための図
【符号の説明】
11 シリンダブロック 12 クランクケース 13 ベアリング保持部 15 ベッドプレート 17 ベアリングキャップ 19 アウタレース 20 メタルベアリング 21 クランク軸

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリンダブロック下部両側に下方に突出し
    て夫々形成されるクランクケースと、これらクランクケ
    ース間に差渡してクランクケース下端部に取付けられる
    ベッドプレートと、前記シリンダブロック下部のベアリ
    ング保持部とベアリングキャップとによりジャーナル部
    がベアリングを介して回転自由に挟持されるクランク軸
    と、を備える内燃機関の主軸受け装置において、 筒状のアウタレースを少なくとも一方向に揺動自由に前
    記ベアリング保持部とベアリングキャップとにより挟持
    すると共に、前記アウタレースに前記クランク軸のジャ
    ーナル部をベアリングを介して回転自由に取付けたこと
    を特徴とする内燃機関の主軸受け装置
JP1992011209U 1992-03-05 1992-03-05 内燃機関の主軸受け装置 Expired - Fee Related JP2574566Y2 (ja)

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JPH0571430U true JPH0571430U (ja) 1993-09-28
JP2574566Y2 JP2574566Y2 (ja) 1998-06-18

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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4738240U (ja) * 1971-05-21 1972-12-27
JPS56138217U (ja) * 1980-03-19 1981-10-20
JPH0254945U (ja) * 1988-10-14 1990-04-20
JPH0364655A (ja) * 1989-07-31 1991-03-20 Isuzu Motors Ltd シリンダボディのラダーフレーム

Patent Citations (4)

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