JPH057107A - ガラスアンテナ装置 - Google Patents

ガラスアンテナ装置

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JPH057107A
JPH057107A JP15449791A JP15449791A JPH057107A JP H057107 A JPH057107 A JP H057107A JP 15449791 A JP15449791 A JP 15449791A JP 15449791 A JP15449791 A JP 15449791A JP H057107 A JPH057107 A JP H057107A
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JP
Japan
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glass
wire
lead wire
coaxial cable
antenna
Prior art date
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Pending
Application number
JP15449791A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Kita
仁 喜多
Nobuyuki Shimatani
信行 島谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
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Publication of JPH057107A publication Critical patent/JPH057107A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 リード線とその前後に接続されたアンテナ線
および同軸ケーブルとの間でのインピーダンスの整合性
を高めることができるガラスアンテナ装置を提供するこ
とを目的とする。 【構成】 ウインドガラス5に印刷配線されたアンテナ
線2と、該アンテナ線2に誘起される電力を受信機7側
に伝送するためのリード線3とを備えたガラスアンテナ
装置1において、上記リード線3をウインドガラス5の
周縁部に配線するとともに、ガラスフレーム11と上記
リード線3との間に誘電体12を配設することにより、
リード線3のウインドガラス5の周縁部に沿った部分3
bの伝送線路を、ガラスフレーム11を接地導体とする
マイクロストリップ線路としたことを特徴とし、また、
上記誘電体が、ウインドガラス25の周縁部とガラスフ
レーム21との間に形成された空気層22で構成されて
いることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば自動車等の車
両のウインドガラスに配設されるガラスアンテナ装置の
改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば自動車等の車両のアン
テナ装置として、リヤウインド等のウインドガラスにア
ンテナ線を印刷配線したものは、一般に良く知られてい
る(例えば実開昭60−11510号公報参照)。
【0003】かかるガラスアンテナ装置では、通常、例
えば図4に示すように、受信機57とアンテナ装置51
側に設けた接続ターミナル54とを同軸ケーブル56で
結び、アンテナ線52と上記接続ターミナル54との間
をリード線53で接続して受信信号の伝送回路が構成さ
れており、アンテナ線52で誘起された電力は、上記リ
ード線52および同軸ケーブル56を介して受信機57
側に伝送されるようになっている。この場合において、
ウインドガラス55はその周縁部を枠体61で支持され
ている。また、上記リード線53は同軸ケーブル56の
外部導体を介して接地されている。
【0004】ところで、アンテナの誘起電力のような高
周波電力を伝送する場合、伝送損失を最小限に止どめる
ためには、伝送系の各部におけるインピーダンスをでき
るだけ一定にすることが望ましい。このため、ガラスア
ンテナの出力インピーダンス,同軸ケーブルの特性イン
ピーダンスおよび受信機の入力インピーダンスを全て同
一(例えば75Ω)に設定し、伝送系全体にわたってイン
ピーダンスの整合を図るようにしている。
【0005】すなわち、同軸ケーブルの場合、例えば図
5に示すように、ケーブルの芯線をなす例えば銅線また
は銅撚線で形成された内部導体Coの周囲に、例えばポ
リエチレンなどで形成された誘電体Dを同軸に配設し、
その回りを例えば銅編組線で形成された外部導体Cd(接
地導体)で囲い、更にその上を塩化ビニルやポリエチレ
ン製の外皮Sで被覆して構成されており、上記内部導体
Coの直径と外部導体Cdの内径との比、及び両者間に介
在する上記誘電体Dの誘電率を適当に定めることによ
り、その特性インピーダンスを所定の値(例えば75Ω)
に設定することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、アンテ
ナ線52と同軸ケーブル56とを結ぶリード線53につ
いては、同軸ケーブル56の外部導体Cdを介して接地
されており、接地体からかなり離れて配線されている関
係上、インピーダンスを十分に確保することが難しい。
【0007】このため、アンテナ線52とリード線53
との接続部、およびリード線53と同軸ケーブル56と
の接続部において、インピーダンスが不連続的に変化す
ることになり、このインピーダンスの不整合に起因して
伝送エネルギの一部に反射が生じ、伝送損失が大きくな
るという問題があった。すなわち、上記リード線とその
前後の伝送系(アンテナ線および同軸ケーブル)との間で
のインピーダンスの不整合が、伝送損失の低減、ひいて
はアンテナ特性の向上を図る上で一つの大きなネックに
なっていた。
【0008】もっとも、この問題に対して、同軸ケーブ
ル56を延長してアンテナ線に直接に接続することが考
えられるが、この場合には、一定の太さを有するケーブ
ル56がウインドガラス55の略中央まで伸長すること
になり、ウインドガラス部分の美観が著しく損なわれ、
しかもその上、同軸ケーブルに対する接触等があった際
には、該同軸ケーブルとアンテナ線との接続部において
不用意な断線を招く可能性もある。
【0009】この発明は、上記問題点に鑑みてなされた
もので、リード線とその前後に接続されるアンテナ線お
よび同軸ケーブルとの間でのインピーダンスの整合性を
高めることができるガラスアンテナ装置を提供すること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】このため、本願の第1の
発明は、ウインドガラスに印刷配線されたアンテナ線
と、該アンテナ線に誘起される電力を受信機側に伝送す
るためのリード線とを備えたガラスアンテナ装置におい
て、上記リード線をウインドガラスの周縁部に配線する
とともに、該ウインドガラスの周縁部を支持する枠体と
上記リード線との間に誘電体を配設したことを特徴とし
たものである。
【0011】また、本願の第2の発明は、上記第1の発
明において、上記誘電体が、上記ウインドガラスの周縁
部と上記枠体との間に形成された空気層で構成されてい
ることを特徴としたものである。
【0012】
【発明の効果】本願の第1の発明によれば、上記リード
線をウインドガラスの周縁部に配線するとともに、該ウ
インドガラスの周縁部を支持する枠体と上記リード線と
の間に誘電体を配設したので、上記ウインドガラス周縁
部分に、上記枠体を接地導体とし、該枠体とリード線と
の間に誘電体を介在させた伝送線路を形成することがで
きる。すなわち、上記リード線のウインドガラス周縁に
沿った部分の線路構造を、内部導体と外部接地導体との
間に誘電体が配設された同軸ケーブルと基本的に同様の
線路構造とすることができる。
【0013】この結果、上記リード線のウインドガラス
周縁に沿った部分を、アンテナ線および同軸ケーブルと
整合がとれた特性インピーダンスを有する伝送線路とす
ることができ、リード線の前後の接続部でのインピーダ
ンスの不整合に起因する伝送損失を低減し、アンテナ特
性の向上を図ることができる。
【0014】また、本願の第2の発明によれば、上記第
1の発明において、上記誘電体を空気層で構成したの
で、上記リード線のウインドガラス周縁に沿った部分
を、より一層伝送損失の少ない伝送線路にすることがで
き、アンテナ特性のより一層の向上に寄与することがで
きる。
【0015】
【実施例】以下、この発明の実施例を、添付図面に基づ
いて詳細に説明する。図1に示すように、本実施例に係
るガラスアンテナ装置1は、例えば自動車のリヤウイン
ドガラスとされたウインドガラス5に印刷配線されたア
ンテナ線2と、該アンテナ線2で誘起された電力を受信
機7側に伝送するためのリード線3とを備えている。
【0016】該リード線3は、一端がアンテナ線2の略
中央部分に接続され、この接続部から上記ウインドガラ
ス5の周縁まで引き出された後、該ウインドガラス5の
周縁部に沿って配線され、他端側は、ウインドガラス5
の一側における周縁部近傍に配設された接続ターミナル
4に接続されている。
【0017】該接続ターミナル4には、上記ガラスアン
テナ装置1側から、例えばラジオ用の受信機7に受信電
波を伝送する同軸ケーブル6が接続されている。該同軸
ケーブル6は、図5に示されたものと同様の構成を備
え、その外部導体Cdが接地されている。
【0018】また、上記ウインドガラス5は、図2に詳
しく示すように、その周縁部の下面側を、鋼板部材をプ
レス加工して形成されたフレーム体11(ガラスフレー
ム)で支持されており、リード線3のウインドガラス周
縁に沿った部分3bは、上記ガラスフレーム11に対面
している。尚、該ガラスフレーム11は、その周囲が車
体側の鋼板パネルに接合されており、十分に面積の大き
い接地導体を形成している。
【0019】本実施例では、上記リード線3のウインド
ガラス周縁に沿った部分3bとガラスフレーム11との
間に略平板状の誘電体12が配設され、該誘電体12
は、その下面側が接着剤13でガラスフレーム11に接
着固定される一方、上面側が非導電性の接着剤14でウ
インドガラス5側に接着固定されている。
【0020】すなわち、車体側のガラスフレーム11を
接地導体とし、該ガラスフレーム11とリード線3との
間に誘電体12を介在させることにより、誘電体基板の
片面に接地導体板が密着される一方、上記基板の他面側
に導体板が密着されてなる導体板伝送線路、所謂、マイ
クロストリップ線路が形成されている。つまり、リード
線3のウインドガラス周縁に沿った部分3bの線路構造
を、内部導体Coと外部接地導体Cdとの間に誘電体Dが
配設された同軸ケーブル6と基本的に同様の線路構造と
することができる。
【0021】この結果、上記リード線3のウインドガラ
ス周縁に沿った部分3b、すなわちアンテナ2からの引
き出し線部分3aおよび接続ターミナル4への引き出し
線部分3cを除いたリード線3の大部分を、アンテナ線
2および同軸ケーブル6と整合がとれた特性インピーダ
ンスを有する伝送線路とすることができ、リード線の前
後の接続部でのインピーダンスの不整合に起因する伝送
損失を大幅に低減し、アンテナ特性の向上を図ることが
できるのである。
【0022】尚、この場合において、上記誘電体12は
略平板状に形成され、ウインドガラス5の周縁部とガラ
スフレーム11とは平行に対面しているので、位置ずれ
等による電気特性の変化が少なく、組立時の位置合わせ
も容易である。
【0023】上記実施例は、リード線3のウインドガラ
ス周縁に沿った部分3bとガラスフレーム11との間に
誘電体12を配設したものであったが、この誘電体を空
気層で構成することもできる。すなわち、第3図に示す
ように、ガラスフレーム21のウインドガラス支持部
に、反ガラス側に膨出する凹状の溝部21aを形成し、
この溝部21a内に、リード線23のウインドガラス周
縁に沿った部分23bを位置させる。
【0024】そして、上記溝部21aの両側の平坦部分
とウインドガラス25の下面側とを接着剤26で接着固
定することにより、上記溝部21a内には空気層22が
形成される。すなわち、上記リード線23のウインドガ
ラス周縁に沿った部分とガラスフレーム21との間に
は、誘電体としての上記空気層22が介在することにな
り、ガラスフレーム21を接地導体とし、空気層22を
誘電体とする一種のマイクロストリップ線路が形成され
る。従って、リード線23のウインドガラス周縁に沿っ
た部分23bの線路構造を、同軸ケーブル6と基本的に
同様の線路構造とすることができる。
【0025】この場合には、電気特性の変化を最少限に
止どめるために、リード線23とガラスフレーム21の
溝部21aとの位置合わせに若干の注意を払う必要があ
るものの、誘電体を空気層22で構成したことにより、
上記リード線23のウインドガラス周縁に沿った部分2
3bを、より一層伝送損失の少ない伝送線路にすること
ができ、アンテナ特性のより一層の向上に寄与すること
ができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例に係るガラスアンテナ装置の
概略構成を示す正面説明図である。
【図2】 図1のA−A方向の断面説明図である。
【図3】 本発明の他の実施例に係るガラスアンテナ装
置の要部を示す断面説明図である。
【図4】 従来例に係るガラスアンテナ装置の概略構成
を示す正面説明図である。
【図5】 同軸ケーブルの内部構造を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1…ガラスアンテナ装置 2…アンテナ線 3,23…リード線 5,25…ウインドガラス 7…受信機 11,21…ガラスフレーム 12…誘電体 22…空気層

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウインドガラスに印刷配線されたアンテ
    ナ線と、該アンテナ線に誘起される電力を受信機側に伝
    送するためのリード線とを備えたガラスアンテナ装置に
    おいて、上記リード線をウインドガラスの周縁部に配線
    するとともに、該ウインドガラスの周縁部を支持する枠
    体と上記リード線との間に誘電体を配設したことを特徴
    とするガラスアンテナ装置。
  2. 【請求項2】 上記誘電体が、上記ウインドガラスの周
    縁部と上記枠体との間に形成された空気層で構成されて
    いることを特徴とする請求項1記載のガラスアンテナ装
    置。
JP15449791A 1991-06-26 1991-06-26 ガラスアンテナ装置 Pending JPH057107A (ja)

Priority Applications (1)

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JP15449791A JPH057107A (ja) 1991-06-26 1991-06-26 ガラスアンテナ装置

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JP15449791A JPH057107A (ja) 1991-06-26 1991-06-26 ガラスアンテナ装置

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JPH057107A true JPH057107A (ja) 1993-01-14

Family

ID=15585541

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JP15449791A Pending JPH057107A (ja) 1991-06-26 1991-06-26 ガラスアンテナ装置

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JP (1) JPH057107A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR970068013A (ko) * 1996-03-13 1997-10-13 헨리. 디. 지. 워레스 안테나의 접지구조

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR970068013A (ko) * 1996-03-13 1997-10-13 헨리. 디. 지. 워레스 안테나의 접지구조

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