JPH0570795A - 洗浄剤組成物 - Google Patents
洗浄剤組成物Info
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- JPH0570795A JPH0570795A JP3234765A JP23476591A JPH0570795A JP H0570795 A JPH0570795 A JP H0570795A JP 3234765 A JP3234765 A JP 3234765A JP 23476591 A JP23476591 A JP 23476591A JP H0570795 A JPH0570795 A JP H0570795A
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- detergent composition
- weight
- present
- detergent
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 経済的に安価に合成でき、しかも水溶性が高
く洗浄力の優れた洗浄剤組成物を提供する。 【構成】 下記一般式(1) 【化3】 で表される化合物を1〜40重量%の範囲内、界面活性
剤を1〜40重量%の範囲内で含有する洗浄剤組成物。
く洗浄力の優れた洗浄剤組成物を提供する。 【構成】 下記一般式(1) 【化3】 で表される化合物を1〜40重量%の範囲内、界面活性
剤を1〜40重量%の範囲内で含有する洗浄剤組成物。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、洗浄剤組成物に関する
ものである。詳しくは下記一般式(1)
ものである。詳しくは下記一般式(1)
【0002】
【化2】
【0003】で表される化合物を1〜40重量%の範囲
内、界面活性剤を1〜40重量%の範囲内で含有する洗
浄剤組成物に関するものである。
内、界面活性剤を1〜40重量%の範囲内で含有する洗
浄剤組成物に関するものである。
【0004】
【従来の技術】洗剤用ビルダーはそのキレート性能によ
って主として水中のカルシウムイオンやマグネシウムイ
オンをキレート化することによって界面活性剤や石鹸の
洗浄効果を向上させる。従来、洗剤用ビルダーとしてト
リポリリン酸ナトリウムが主に使用されてきた。トリポ
リリン酸ナトリウムはキレート性能など洗剤用ビルダー
として非常に優れた性能を有するが、リンを有するため
これを含んだ洗浄後の廃水がそのまま放流されることに
よって河川や湖沼の富栄養化現象の一因となる。そのた
め現在では殆ど使用されなくなった。
って主として水中のカルシウムイオンやマグネシウムイ
オンをキレート化することによって界面活性剤や石鹸の
洗浄効果を向上させる。従来、洗剤用ビルダーとしてト
リポリリン酸ナトリウムが主に使用されてきた。トリポ
リリン酸ナトリウムはキレート性能など洗剤用ビルダー
として非常に優れた性能を有するが、リンを有するため
これを含んだ洗浄後の廃水がそのまま放流されることに
よって河川や湖沼の富栄養化現象の一因となる。そのた
め現在では殆ど使用されなくなった。
【0005】トリポリリン酸ナトリウムに代わって、ゼ
オライトのような無機のイオン交換剤やニトリロトリ酢
酸などの種々の有機カルボン酸系ビルダーが使用され、
または研究されている。しかしながら、ゼオライトは洗
剤用ビルダーとしての性能がトリポリリン酸ナトリウム
より劣るうえ、水に難溶性なので液状洗剤の処方には不
適当であり、また、粉末洗剤として使用した場合でも洗
濯機に固着する欠点がある。その他にも各種の有機カル
ボン酸系ビルダーが検討されているが、キレート性能、
洗浄力増強効果、経済性等の問題点が指摘されているの
が現状である。
オライトのような無機のイオン交換剤やニトリロトリ酢
酸などの種々の有機カルボン酸系ビルダーが使用され、
または研究されている。しかしながら、ゼオライトは洗
剤用ビルダーとしての性能がトリポリリン酸ナトリウム
より劣るうえ、水に難溶性なので液状洗剤の処方には不
適当であり、また、粉末洗剤として使用した場合でも洗
濯機に固着する欠点がある。その他にも各種の有機カル
ボン酸系ビルダーが検討されているが、キレート性能、
洗浄力増強効果、経済性等の問題点が指摘されているの
が現状である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】 本発明の目的は、前
記従来技術の問題点に鑑み、経済的に安価に合成でき、
しかも水溶性が高く洗浄力の優れた洗浄剤組成物を提供
することにある。
記従来技術の問題点に鑑み、経済的に安価に合成でき、
しかも水溶性が高く洗浄力の優れた洗浄剤組成物を提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】 本発明者らはこれらの
問題点を解決するために鋭意検討した結果、本発明を完
成するに至った。即ち本発明は、前記一般式(1)で表
される化合物を1〜40重量%の範囲内、界面活性剤を
1〜40重量%の範囲内で含有する洗浄剤組成物であ
る。本発明の洗浄剤組成物は従来の洗浄剤組成物よりも
著しく優れた洗浄効果を示す。
問題点を解決するために鋭意検討した結果、本発明を完
成するに至った。即ち本発明は、前記一般式(1)で表
される化合物を1〜40重量%の範囲内、界面活性剤を
1〜40重量%の範囲内で含有する洗浄剤組成物であ
る。本発明の洗浄剤組成物は従来の洗浄剤組成物よりも
著しく優れた洗浄効果を示す。
【0008】本発明において用いられる前記一般式
(1)で表される化合物は優れたキレート性能があり、
水溶性が極めて高いので洗濯機への固着の心配もなく、
液体洗剤用、粉体洗剤用を問わずビルダーとして好適で
ある。該化合物は、エポキシコハク酸とイミノジ酢酸あ
るいはグリシンとの反応により容易にしかも安価に合成
でき、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属塩、アン
モニウム塩及びそれらの混合物として使用できる。本発
明の洗浄剤組成物において、一般式(1)で表される化
合物の配合割合は1〜40重量%の範囲内である。これ
より少ないと洗浄剤組成物全体のキレート性能が低く、
必要以上に多すぎても経済的に不利である。本発明にお
いて用いられる界面活性剤としては、従来から知られて
いる各種の陰イオン界面活性剤、非イオン界面活性剤、
陽イオン界面活性剤およびそれらの混合物が挙げられ
る。例えば、アルキルサルフェート、アルキルベンゼン
サルフェート、アルキルベンゼンスルフォネート、パラ
フィンスルフォネート、オレフィンスルフォネート、ア
ルコキシ化アルコール、アルキルフェノール、アルキル
フェノールサルフェート、脂肪酸スルフォネート、脂肪
酸エステルスルフォネート等が使用できる。本発明の洗
浄剤組成物において、界面活性剤の配合割合は1〜40
重量%の範囲内である。これより少ないと洗浄剤組成物
全体の洗浄力が低く、必要以上に多すぎても経済的に不
利である。
(1)で表される化合物は優れたキレート性能があり、
水溶性が極めて高いので洗濯機への固着の心配もなく、
液体洗剤用、粉体洗剤用を問わずビルダーとして好適で
ある。該化合物は、エポキシコハク酸とイミノジ酢酸あ
るいはグリシンとの反応により容易にしかも安価に合成
でき、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属塩、アン
モニウム塩及びそれらの混合物として使用できる。本発
明の洗浄剤組成物において、一般式(1)で表される化
合物の配合割合は1〜40重量%の範囲内である。これ
より少ないと洗浄剤組成物全体のキレート性能が低く、
必要以上に多すぎても経済的に不利である。本発明にお
いて用いられる界面活性剤としては、従来から知られて
いる各種の陰イオン界面活性剤、非イオン界面活性剤、
陽イオン界面活性剤およびそれらの混合物が挙げられ
る。例えば、アルキルサルフェート、アルキルベンゼン
サルフェート、アルキルベンゼンスルフォネート、パラ
フィンスルフォネート、オレフィンスルフォネート、ア
ルコキシ化アルコール、アルキルフェノール、アルキル
フェノールサルフェート、脂肪酸スルフォネート、脂肪
酸エステルスルフォネート等が使用できる。本発明の洗
浄剤組成物において、界面活性剤の配合割合は1〜40
重量%の範囲内である。これより少ないと洗浄剤組成物
全体の洗浄力が低く、必要以上に多すぎても経済的に不
利である。
【0009】また、本発明の洗浄剤組成物には、周知の
各種洗浄補助剤、例えば、追加のビルダー化合物、プロ
テアーゼ等の酵素、過ほう酸塩等の漂白剤および漂白剤
安定剤、汚れ沈澱防止剤、布柔軟化剤等を含有していて
もよい。
各種洗浄補助剤、例えば、追加のビルダー化合物、プロ
テアーゼ等の酵素、過ほう酸塩等の漂白剤および漂白剤
安定剤、汚れ沈澱防止剤、布柔軟化剤等を含有していて
もよい。
【0010】
【実施例】 以下に本発明を実施例により更に詳しく説
明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるもので
はない。
明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるもので
はない。
【0011】なお、洗浄力試験は下記のとおり行った。
【0012】洗浄装置(Terg-O-Tometer)に木綿人工汚
染布、25℃の水道水1l(硬度3゜DH)、洗浄剤組
成物1.2g(洗浄水中の洗浄剤組成物濃度0.12重
量%)を入れ、回転数200回/分にて10分間洗浄
し、排水した後、25℃の水道水1l入れ、回転数20
0回/分にて5分間すすぎを行い、次の式により洗浄力
を求めた。
染布、25℃の水道水1l(硬度3゜DH)、洗浄剤組
成物1.2g(洗浄水中の洗浄剤組成物濃度0.12重
量%)を入れ、回転数200回/分にて10分間洗浄
し、排水した後、25℃の水道水1l入れ、回転数20
0回/分にて5分間すすぎを行い、次の式により洗浄力
を求めた。
【0013】
【数1】
【0014】合成例1 エポキシコハク酸ナトリウム塩88g(0.5モル)を
200gの水に溶解し、これにグリシン37.5gを添
加したのち、48重量%の水酸化ナトリウムで溶液pH
を11に調整し、60℃で10時間反応した。反応後得
られた淡黄色溶液よりメタノールにて晶析し目的とする
前記一般式(1)においてRが水素原子である化合物の
3ナトリウム塩246gを得た。
200gの水に溶解し、これにグリシン37.5gを添
加したのち、48重量%の水酸化ナトリウムで溶液pH
を11に調整し、60℃で10時間反応した。反応後得
られた淡黄色溶液よりメタノールにて晶析し目的とする
前記一般式(1)においてRが水素原子である化合物の
3ナトリウム塩246gを得た。
【0015】合成例2 グリシンの代わりにイミノジ酢酸を用いた他は合成例1
と同様に反応して、前記一般式(1)においてRが−C
H2COOH基である化合物の4ナトリウム塩を得た。
と同様に反応して、前記一般式(1)においてRが−C
H2COOH基である化合物の4ナトリウム塩を得た。
【0016】実施例1 上記合成例1により得られた化合物をビルダーとして、
下記配合比の洗剤組成物を調製し、前記試験方法によっ
て洗浄力を評価した。その結果を表1に示した。
下記配合比の洗剤組成物を調製し、前記試験方法によっ
て洗浄力を評価した。その結果を表1に示した。
【0017】 界面活性剤 25重量% ビルダー 20重量% ケイ酸ナトリウム 5重量% 炭酸ナトリウム 3重量% カルボキシメチルセルロース 1重量% 硫酸ナトリウム 46重量% 実施例2 上記合成例2により得られた化合物をビルダーとした他
は実施例1と同様にして洗剤組成物を調製し、試験を行
った。その結果を表1に示した。
は実施例1と同様にして洗剤組成物を調製し、試験を行
った。その結果を表1に示した。
【0018】比較例1および2 ビルダーとしてそれぞれ表1に示す化合物を用いた他は
実施例1と同様にして洗剤組成物を調製し、試験を行っ
た。その結果を表1に示した。
実施例1と同様にして洗剤組成物を調製し、試験を行っ
た。その結果を表1に示した。
【0019】
【表1】
【0020】
【効果】表1から明かなとおり、本発明の洗浄剤組成物
はビルダーとしてゼオライトを用いたものよりも優れた
洗浄効果を示した。ビルダーとしてトリポリリン酸ナト
リウムを用いたものと比べても同等以上の優れた洗浄効
果を示し、しかもリンを含まないので富栄養化の問題も
改善される。
はビルダーとしてゼオライトを用いたものよりも優れた
洗浄効果を示した。ビルダーとしてトリポリリン酸ナト
リウムを用いたものと比べても同等以上の優れた洗浄効
果を示し、しかもリンを含まないので富栄養化の問題も
改善される。
Claims (1)
- 【請求項1】 下記一般式(1) 【化1】 で表される化合物を1〜40重量%の範囲内、界面活性
剤を1〜40重量%の範囲内で含有する洗浄剤組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3234765A JP3040016B2 (ja) | 1991-09-13 | 1991-09-13 | 洗浄剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3234765A JP3040016B2 (ja) | 1991-09-13 | 1991-09-13 | 洗浄剤組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0570795A true JPH0570795A (ja) | 1993-03-23 |
JP3040016B2 JP3040016B2 (ja) | 2000-05-08 |
Family
ID=16976011
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3234765A Expired - Fee Related JP3040016B2 (ja) | 1991-09-13 | 1991-09-13 | 洗浄剤組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3040016B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5543566A (en) * | 1993-09-17 | 1996-08-06 | Nitto Chemical Industry Co., Ltd. | Process for preparing amino-polycarboxylic acids or salts thereof |
JPH09221697A (ja) * | 1995-12-11 | 1997-08-26 | Showa Denko Kk | 洗浄剤組成物 |
JPH1046195A (ja) * | 1996-08-01 | 1998-02-17 | Showa Denko Kk | 洗浄剤組成物 |
EP0885953A4 (en) * | 1996-01-22 | 1999-08-25 | Kao Corp | GRANULATED DETERGENT COMPOSITION WITH HIGH BULK WEIGHT |
EP0877080A4 (en) * | 1996-01-22 | 1999-09-15 | Kao Corp | HIGH DENSITY GRANULATED DETERGENT COMPOSITION |
-
1991
- 1991-09-13 JP JP3234765A patent/JP3040016B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5543566A (en) * | 1993-09-17 | 1996-08-06 | Nitto Chemical Industry Co., Ltd. | Process for preparing amino-polycarboxylic acids or salts thereof |
JPH09221697A (ja) * | 1995-12-11 | 1997-08-26 | Showa Denko Kk | 洗浄剤組成物 |
EP0885953A4 (en) * | 1996-01-22 | 1999-08-25 | Kao Corp | GRANULATED DETERGENT COMPOSITION WITH HIGH BULK WEIGHT |
EP0877080A4 (en) * | 1996-01-22 | 1999-09-15 | Kao Corp | HIGH DENSITY GRANULATED DETERGENT COMPOSITION |
JPH1046195A (ja) * | 1996-08-01 | 1998-02-17 | Showa Denko Kk | 洗浄剤組成物 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3040016B2 (ja) | 2000-05-08 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |