JPH0570342A - 注射可能なリポソーム分散体の製造のための方法 - Google Patents

注射可能なリポソーム分散体の製造のための方法

Info

Publication number
JPH0570342A
JPH0570342A JP3172639A JP17263991A JPH0570342A JP H0570342 A JPH0570342 A JP H0570342A JP 3172639 A JP3172639 A JP 3172639A JP 17263991 A JP17263991 A JP 17263991A JP H0570342 A JPH0570342 A JP H0570342A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cis
dispersion
formula
octadecenoyl
alkyl
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3172639A
Other languages
English (en)
Inventor
Peter Van Hoogevest
フアン ホーゲフエスト ペーター
Ute Isele
イゼル ウーテ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Novartis AG
Original Assignee
Ciba Geigy AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ciba Geigy AG filed Critical Ciba Geigy AG
Publication of JPH0570342A publication Critical patent/JPH0570342A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K9/00Medicinal preparations characterised by special physical form
    • A61K9/10Dispersions; Emulsions
    • A61K9/127Liposomes
    • A61K9/1277Processes for preparing; Proliposomes
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K9/00Medicinal preparations characterised by special physical form
    • A61K9/10Dispersions; Emulsions
    • A61K9/127Liposomes
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K9/00Medicinal preparations characterised by special physical form
    • A61K9/08Solutions
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K9/00Medicinal preparations characterised by special physical form
    • A61K9/10Dispersions; Emulsions

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Dispersion Chemistry (AREA)
  • Medicinal Preparation (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は注射可能なリポソーム分散体の製造
のための新規な、好都合な方法に関する。 【構成】 投与されるリン脂質成分及び活性成分は、濃
酢酸中に溶解され、該溶液は中和され、そしてこの直接
投与される注射溶液は分散体となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は注射可能なリポソーム分散体の製
造についての、新規な、好都合な方法に関する。これは
静脈内投与のために主に用いることができる。
【0002】種々の活性成分及び付加剤としてのリン脂
質、例えばレシチン及びホスファチジルセリンを含む注
射可能なリポソーム分散体は、多数の出版物に記載され
ており、そして既に臨床試験されている。従来の技術の
例には欧州特許出願178,624が挙げられ、リン脂
質としての合成した、純粋な、ナトリウム1,2−ジ−
(9−シス−オクタデセノイル)−3−sn−ホスファ
チジル−S−セリン及び1−n−ヘキサデカノイル−2
−(9−シス−オクタデセノイル)−3−sn−ホスフ
ァチジルコリン、並びに封入活性成分としてのN−アセ
チル−D−ムラミル−L−アラニル−D−イソグルタミ
ニル−L−アラニン−2−(1,2−ジパルミトイル−
sn−グリセロ−3−ヒドロキシホスホリロキシ)エチ
ルアミドを含むリポソーム分散体が記載されている。こ
の分散体は、とりわけ、静脈内に投与できる。
【0003】しかしながら、この注射可能なリポソーム
分散体は不都合であり、なぜならそれらは準備段階とし
て、乾燥調製品、例えば凍結乾燥品又はフィルム残渣の
調製が必要であるからである(乾燥品は投与前に、本来
の状態のリポソームを形成するために水の中に分散され
る)。
【0004】米国特許4,687,661によると、リ
ポソーム分散体はまた、脂質成分を、選ばれた非揮発性
有機溶媒、例えばグリセロール又はエチレングリコール
中に溶解し、そして水中においてこの有機溶液を温めそ
して分散することにより、乾燥調製の準備段階なしで製
造することができる。有機溶媒の高い含有量、及び考え
られる熱的分解生成物のため、この溶液は注射溶液、特
に静脈内投与のためには生理学的に許容されない。
【0005】本発明の目的は、投与可能なリポソーム分
散体をその成分を混合することにより製造することであ
り、そして医薬として適切な非毒性の溶剤を選ぶことに
よって乾燥調製の準備段階を回避する。この目的は、注
射可能なリポソーム分散体を製造するための新規な、好
都合な方法に関する本発明により達成される。
【0006】本発明は投与可能なリポソーム分散体であ
って、 a)以下の式のリン脂質、
【化3】 (ここでR1 はC10-20 のアシル、R2 は水素又はC
10-20 のアシル、Ra ,Rb、及びRcは水素又はC
1-4 のアルキル、そしてnは2から4の整数である); b)更に任意的に混合される、以下の式のリン脂質
【化4】 (式中、R3 はC10-20 のアシル、R4 は水素もしくは
10-20 のアシル、そしてR5 は水素、C1-4 のアルキ
ル、カルボキシにより置換されたC1-5 のアルキル、ヒ
ドロキシにより置換されたC2-5 のアルキル、カルボキ
シ及びヒドロキシにより置換されたC2-5 アルキル、又
はカルボキシ及びアミノにより置換されたC2-5 のアル
キルである); c)注射されるための作用成分、又は作用成分の組合
せ;並びに d)医薬として許容されたキャリアー液及び任意的に、
注射調製品のために適切な更なる添加物; を含んで成る分散体の製造のための方法に関する。
【0007】本方法は、濃酢酸中のa)とc)もしくは
a)とb)とc)の成分の溶液又は懸濁物を、キャリア
ー液c)中に分散し、そしてこれによって得られたこの
分散体を生理学的に許容されたpHレベル迄にし、そして
任意的に注射調製品のために適切な添加物を加え、そし
て任意的に目的の粒径の範囲を有するリポソーム画分を
分離することにおいて特徴付けられる。
【0008】本方法により製造できるこの好都合なリポ
ソーム分散体は、固形粒子及び比較的大きめの脂質凝集
物を含まず、少なくとも数時間室温で安定であり、成分
の量比に関連して再現性があり、毒物学的に許容可能で
あり、そしてそれ故人への静脈内投与のために特に適す
る。
【0009】本方法は特に利点を有し、それは有機溶剤
酢酸が分散の後、希薄水溶性塩基、例えば希薄水酸化ナ
トリウムの添加により生理学的に許容可能な酢酸塩へと
化学変化することである。完全に中和した場合におい
て、結果としてこの注射溶液は有機溶剤が取り除かれ、
そして静脈注射に対しての問題がなくなる。分散体から
有機溶剤を除去する複雑な段階が不必要となる。
【0010】前述及び以降において用いる語は、本発明
の説明に関して、以下のものとして好ましくは定義され
る。
【0011】この注射可能なリポソーム分散体は、非経
口的に、好ましくは静脈内に投与することができるが、
しかし、筋肉内に、例えばデポット(depot)の形
成の為に、又は皮下に、例えば局部麻酔のために投与す
ることもできる。
【0012】注射可能なリポソーム分散体は、リポソー
ムを単一層の型、好ましくは多重層の型において含み、
大小のリポソームは、式I及び適当な場合に式IIのリン
脂質の二重層配列を含んで成る(内部空間及び球状の形
を有す−単一膜)か、又は式I及び適当な場合に式IIの
リン脂質の複数の同心円二重層配列を含んでなる(内空
間及び球状の形−二重の層もしくは膜の“玉ねぎの皮
様”の構造を有す−多重層)。リポソームの大きさの範
囲は、約1.0×10-8から約1.0×10-5mの間で
変化する。
【0013】種々のタイプの活性成分のキャリアーとし
てのリポソームの治療的利用が知られている。リポソー
ムはタンパク質、例えば抗体もしくは酵素、ホルモン、
ビタミン又は遺伝子のキャリアーとして、あるいは診断
目的のために標識化合物のキャリアーとして、更に検討
されてきた。
【0014】注射可能なリポソーム分散体はGregoriadi
s G.(編集者)によるLiposome Technology, Vol.II, I
ncorporation of Drugs, Protein and Genetic Materia
l, CRC Press 1984 の文献に記載されている。Knight,
C.G. (編集者)による文献、Liposomes : From Physic
al Structure to Therapeutic Applications,Elsevier
1981において、リポソームに基づくこのような投与形態
の利点が16章,P.166に要約されている。
【0015】有機ラジカルに関して用いた表現「低」、
例えば低アルキル基、低アルキレン基、低アルコキシ
基、低アルカノイル基、他は、このような有機ラジカル
に何らかの明確な限定がない場合、これらは7個以下の
炭素原子、そして好ましくは4個以下の炭素原子を含む
ことを意味する。
【0016】式I及びIIのリン脂質の命名法、並びにC
原子のナンバリングはIUPAC-IUB Commision on Biochem
ical Nomerclature (CBN) によるEur.J. of Biochem. 7
9, 11-21 (1977) “Nomenclatrue of Lipids”より示さ
れた推奨規準(sn命名法、立体特異ナンバリング)に
従ったものである。
【0017】式Iのリン脂質において、C10-20 アシル
基を意味するR1 及びR2 は、好ましくは直鎖C10-20
アルカノイルであって偶数個の炭素原子を有するもの、
並びに直鎖C10-20 アルケノイル基であって二重結合及
び偶数個の炭素原子を有するものである。
【0018】直鎖C10-20 アルカノイルR1 及びR2
あって、偶数個の炭素原子を有するものは、例えばn−
ドデカノイル、n−テトラデカノイル、n−ヘキサデカ
ノイル又はn−オクタデカノイルである。
【0019】直鎖C10-20 アルケノイルR1 及びR2
あって、二重結合及び偶数個の炭素原子を有するもの
は、例えば6−シス、6−トランス、9−シス−もしく
は9−トランス−ドデセノイル、−テトラデセノイル、
−ヘキサデセノイル、−オクタデセノイル、又は−イソ
セノイルであり、特に9−シス−オクタデセノイル(オ
レオイル)である。
【0020】式Iのリン脂質において、nは2から4の
整数であり、好ましくは2である。式−(Cn 2n)−
基は、枝分れしていない又は枝分れしたアルキレンであ
り、例えば1,1−エチレン;1−1−,1,2−もし
くは1,3−プロピレン;又は1,2−,1,3−もし
くは1,4−ブチレンである。1,2−エチレン(n=
2)が好ましい。
【0021】式Iのリン脂質は、例えばRa,Rb及び
Rcが水素である天然セファリン、あるいはRa,Rb
及びRcがメチルである天然レシチンであり、例えばダ
イズマメ、牛脳、牛肝又は卵黄由来の、異なったもしく
は同一のアシル基のR1 及びR2 又はそれらの混合を有
するセファリンあるいはレシチンである。
【0022】実質的に純粋な、式Iの合成リン脂質であ
って、異なった、又は同一のアシル基R1 及びR2 を有
するものが好ましい。
【0023】式Iの「合成」リン脂質なる語は、R1
びR2 に関して一定の構造を有するリン脂質と定義す
る。このような合成リン脂質は、好ましくは前記に定義
されたレシチン及びセファリンであって、そのアシル基
1 及びR2 が定義された構造を有し、そして約95%
を超える純度を有する、定義された脂肪酸から誘導した
ものである。R1 及びR2 は同一であるか又は異ること
ができ、そして不飽和又は飽和であることができる。R
1 は好ましくは飽和、例えばn−ヘキサデカノイルであ
り、そしてR2 は不飽和、例えば9−シス−オクタデセ
ノイル(オレオイル)である。
【0024】式Iの「天然」リン脂質なる語は、R1
びR2 に関して均一な組成を有さないリン脂質と定義す
る。このような天然リン脂質はレシチン及びセファリン
に類似したものであって、アシル基R1 及びR2 が構造
的に定義されておらず、そして天然の脂肪酸混合物から
誘導したものである。
【0025】「実質的に純粋な」リン脂質の要件は、リ
ン脂質(1)の純度が95重量%を超えることと定義
し、それは適当な分析方法、例えばペーパークロマトグ
ラフィーにより確認できる。
【0026】特に好ましい式Iの実質的に純粋な合成リ
ン脂質は、R1 が偶数個のC原子を有する直鎖C10-20
アルカノイルを表し、そしてR2 が二重結合及び偶数の
C原子を有する直鎖C10-20 アルケノイルを表わすもの
である。Ra,Rb及びRcはメチルであり、そしてn
は2である。
【0027】式Iの特に好ましいリン脂質において、R
1 はn−ドデカノイル、n−テトラデカノイル、n−ヘ
キサデカノイル又はn−オクタデカノイルであり、そし
てR 2 は9−シスドデセノイル、9−シス−テトラデセ
ノイル、9−シス−ヘキサデセノイル、9−シス−オク
タデセノイル又は9−シス−イソセノイルである。R 2
はテトラデセノイル、9−シス−ヘキサデセノイル、9
−シス−オクタデセノイル、又は9−シス−イソセノイ
ルである。Ra,Rb及びRcはメチルであり、nは2
である。
【0028】非常に特に好ましい式Iのリン脂質は合成
1−n−ヘキサ−デカノイル−2−(9−シス−オクタ
デセノイル)−3−sn−ホスファチジルコリンであっ
て、95%を超える純度を有するものである。
【0029】式IIのリン脂質において、R3 及びR
4 は、式Iのリン脂質におけるR1 及びR2 と同じ意味
のC10-20 アシルと定義する。
【0030】このアシル基、R3 及びR4 は異るか、又
は同一であることができる。
【0031】C1-4 のアルキルの意味を有するR5 は、
例えばメチル又はエチルである。
【0032】カルボキシルにより置換されたC1-5 アル
キル、ヒドロキシルにより置換されたC2-5 アルキル、
又はカルボキシもしくはヒドロキシにより置換されたC
2-5 アルキルの意味を有するR5 は、例えば2−ヒドロ
キシエチル、2,3−ジヒドロキシ−n−プロピル、カ
ルボキシメチル、1−もしくは2−カルボキシエチル、
ジカルボキシメチル、2−カルボキシ−2−ヒドロキシ
エチル又は3−カルボキシ−2,3−ジヒドロキシ−n
−プロピルである。
【0033】カルボキシ及びアミノにより置換されたC
2-5 アルキルの意味を有するR5 は、例えば、3−アミ
ノ−3−カルボキシ−n−プロピル又は2−アミノ−2
−カルボキシ−n−プロピルであり、好ましくは2−ア
ミノ−2−カルボキシエチルである。これらの基を含む
式IIのリン脂質は、塩の形、例えばナトリウム塩又はカ
リウム塩として存在することができる。
【0034】式IIの実質的に純粋な合成リン脂質であっ
て、異なる又は同一のアシル基R3 及びR4 を有するも
のが好ましい。
【0035】前述した式Iのリン脂質について明記した
定義は、定義「合成」及び要件「実質的に純粋」に関し
て適用される。
【0036】特に好ましい式IIのリン脂質において、R
3 並びにR4 は二重結合及び偶数個のC原子を有する直
鎖C10-20アルケノイルの意味を有する。R5 は2−ア
ミノ−2−カルボキシエチルである。
【0037】好ましい式IIのリン脂質において、「二重
結合及び偶数個のC原子を有するC 10-20 アルケノイ
ル」の意味を有するR3 並びにR4 は、好ましくは9−
シス−ドデセノイル9−シス−テトラデセノイル、9−
シス−ヘキサデセノイル、6−シス−オクタデセノイ
ル、6−トランス−オクタデセノイル、9−シス−オク
タデセノイル、9−トランス−オクタデセノイル、11
−シス−オクタデセノイル又は9−シス−イソセノイル
である。
【0038】特に好ましい、式IIのリン脂質において、
3 及びR4 は同一の意味を有し、例えば9−シス−ド
デセノイル、9−シス−テトラデセノイル、9−シス−
ヘキサデセノイル、9−シス−オクタデセノイル又は9
−シス−イソセノイルである。
【0039】非常に特に好ましい式IIのリン脂質は、合
成ナトリウム1,2−ジ−(9−シス−オクタデセノイ
ル)−3−sn−ホスファチジル−S−セリンであっ
て、95%を超える純度を有するものである。
【0040】カッコ内中に示した名称は又、式I及びII
のリン脂質におけるアシル基についての慣用名である:
9−シス−ドデセノイル(ラウロレオイル)、9−シス
−テトラデセノイル(ミリストレオイル)、9−シス−
ヘキサデセノイル(パルミトレオイル)、6−シス−オ
クタデセノイル(ペトロセロイル)、6−トランス−オ
クタデセノイル(ペトロセライドイル)、9−シス−オ
クタデセノイル(オレオイル)、9−トランスオクタデ
セノイル(エライドイル)、11−シス−オクタデセノ
イル(バクセノイル)、9−シス−イソセノイル(ガド
レオイル)、n−ドデカノイル(ラウロイル)、n−テ
トラデカノイル(ミリストイル)、n−ヘキサデカノイ
ル(パルミトイル)、n−オクタデカノイル(ステアロ
イル)、n−イソサノイル(アルキドイル)。
【0041】水溶性の、又はわずかに溶解性の、適当な
場合に結晶状の脂肪親和性の活性成分であって、注射液
の手段により投与できるものが、注射可能な活性成分と
して、又は活性成分の組合せとして、主として適当であ
る。
【0042】わずかに溶解性の活性成分は、例えば水溶
性の医薬として許容される塩、例えば臭化水素、塩化水
素、メシレート、アセテート、スクシネート、ラクテー
ト、タルテート、フマレート、スルフェート、マレエー
ト、その他の塩として存在する。
【0043】適当な医薬活性成分の例には、抗炎症剤、
例えばインドメタシン、アセチルサルチル酸、ケトプロ
フェン、イブプロフェン、メフェナミン酸、デキサメタ
ソン、デキサメタソン硫酸ナトリウム、ヒドロコルチゾ
ン又はプレドニゾロン;冠状動脈拡張剤、例えばニフェ
ジピン、イソソルビドジニトレート、ニトログリセリ
ン、ジルチアゼム、トラピジル、ジピリダモール又はジ
ラゼプ;プロスタグランジン、例えばプロスタグランジ
ンE1 ,E2 又はE2 α;末梢神経拡張剤、例えばイフ
ェンプロジル、シネパゼトマレエート、シクランデラー
テ、シンナリジン又はペントキシフィリン;抗生物質、
例えばアンピシリン、アモキシリン、セファレキシン、
セフラジン、セフロキサジン、セファクター、エリスロ
ミシン、バカンピシリン、ミノシリン又はクロランフェ
ニコール;鎮痙剤、例えばプロパンセリン、アトロピン
又はスコポラミン;鎮咳薬及び鎮喘息薬、例えばセオフ
ィリン、アミノフィリン、メチルエフェドリン、プロカ
テコール、トリメトキノール、コデイン、クロフェダノ
ール又はデキストロメトルファン;利尿剤、例えばフロ
セミド又はアセタゾラミド;筋弛緩剤、例えばクロルフ
ェネシンカルバメート、トルペリゾン、エペリゾン又は
バクロフェン;弱トランキライザー、例えばオキサゾラ
ム、ジアゼパム、クロチアゼパム、メダゼパム、テマゼ
パム又はフルジアゼパム;強トランキライザー、例えば
スルピリド、クロカプラミン又はゾテピン;ベーターブ
ロッカー、例えばピンドロール、プロプラノロール、カ
ルテオロール、オクスプレノロール、メトプロロール又
はラベタロール;抗不整脈剤、例えばプロカインアミ
ド、ジソピルアミド、アジマリン又はキニジン;抗関節
炎剤、例えばアロプリノール;抗凝血剤、例えばチクロ
ピジン;抗てんかん剤、例えばフェニトイン、バルプロ
エート又はカルバマゼピン;抗ヒスタミン剤、例えばク
ロルフェニラミンクレマスチン、メキタジン、アリメマ
ジン、シプロヘプタジン;吐き気及びめまいに対する薬
剤、例えばジフェニドール、メトクロプラミド、ドムペ
リドン又はベーダーヒスチン;降圧剤、例えばレセルピ
ン、レスシナミン、メチルドーパ、プラゾジン、クロニ
ジン又はブドゥララジン;交換神経興奮剤、例えばジヒ
ドロエルゴタミン、イソプロテレノール又はエチレフリ
ン;去痰薬、例えばブロムヘキシン、カルボシステイ
ン、L−エチルシステイン又はL−メチルシステイン;
経口アンチジアベチン、例えばグリベンクラミド又はト
ルブタミド、並びに心臓血管薬、例えばウビデカレノン
又はアデノシンが挙げられる。
【0044】好ましい抗過石灰血症剤は、カルシトニン
系列由来の、例えば合成により調製できるサケ、ヒト、
及びブタのカルシトニン、並びにウナギカルシトニン調
製品、例えば1,7−Asuウナギカルシトニン(エル
カトニン);又はムラミルペプチド系列由来の、例えば
N−アセチル−D−ムラミル−L−アラニル−D−イソ
グルタミニル−L−アラニン−2−(1,2−ジパルミ
トイル−sn−グリセロ−3−ヒドロキシホスホリル−
オキシ)エチルアミド、ジゾジウムN−アセチル−D−
ムラミル−L−アラニル−D−グルタミクアシッド(C
γ−L−アラニン−2−(1,2−ジパルミトイル−s
n−グリセロ−3−ヒドロキシホスホリロキシ)エチル
アミド、ゾジウムN−アセチル−D−ムラミル−L−ア
ラニル−D−イソグルタミン、ソジウムN−アセチルデ
スメチル−ムラミル−L−アラニル−D−イソグルタミ
ン、N−アセチル−D−ムラミル−L−アラニル−D−
グルタミン−α−n−ブチルエステル、Nα−(N−ア
セチル−D−ムラミル−L−アラニル−D−イソグルタ
ミニル)−Nγ−ステアロイル−L−リジン又は6−O
−ステアロイル−N−アセチルD−ムラミル−L−アラ
ニル−D−イソグルタミンである、脂肪親和性もしくは
親水性のイムノモジュレーターである。
【0045】医薬として許容されるキャリアー液d)
は、水であって薬局法の指示に従って無菌及び無パイロ
ジエン処理されたものである。
【0046】a)とb)とc)、又はa)とc)の成分
は、固形分又は固形凝集物、例えばミセルが、数日から
数週間にわたって再形成しないような状態においてキャ
リアー液d)の中に含まれ、そして上記の成分を含んだ
この透明又は可能な限りわずかに乳白色な液体は、もし
必要ならば濾過した後、注射溶液として好ましくは静脈
内に投与されることができる。
【0047】注射調製品のために用いることができる無
毒性の添加物、例えば水溶性添加物であって等張の状態
を作るために必要なものである、例えば塩化ナトリウム
のようなイオン添加物、又はソルビトール、マンニトー
ルもしくはグルコースのような非イオン添加物、あるい
はリポソーム分散体のための水溶性の安定剤、例えばラ
クトース、フルクトースもしくはスクロース等を、キャ
リアー液d)の中に存在させることができる。これらの
添加物、例えば塩化ナトリウム又はマンニトールは、注
射溶液において等張の状態を作るために必要な、特に前
述した量において存在する。
【0048】水溶性の添加物の他に、乳化剤、湿潤剤又
は界面活性剤であって、液状の医薬製剤のために用いる
ことができるもの、特に、オレイン酸のような乳化剤;
ソルビタンモノラウレート、オレエート、ステアレート
もしくはパルミテート、ソルビタントリステアレートも
しくはトリオルエートのような脂肪酸ポリヒドロキシア
ルコールエステルタイプの非イオン性界面活性剤;ポリ
オキシエチレンソルビタンモノラウレート、オレエー
ト、ステアレート、パルミテート、トリステアレートも
しくはトリオレートのような脂肪酸ポリヒドロキシアル
コールエステルのポリオキシエチレン付加物;ポリオキ
シエチルステアレート、ポリエチレングリコール400
のステアレート、ポリエチレングリコール2000ステ
アレート、のようなポリエチレングリコール脂肪酸エス
テル;特にPluronic(登録商標:Wyandotte Ch
em.Corp.)又はSynperonic(登録商標:IC
I)タイプのエチレンオキシド/プロピレンオキシドブ
ロックポリマー;等がキャリアー液中に存在できる。
【0049】濃酢酸は90重量%を超える含有量を有
し、残りの重量の含有物は水である。含有量95%、特
に99%を超える濃純粋酢酸が好ましく、そしてこれは
通称氷酢酸として知られる。
【0050】成分a)とc)、又はa)とb)とc)の
濃酢酸における溶解性に依存して、溶液は調製される。
次にこれを、キャリアー液d)であって、もしも必要な
らば注射調製品のために適当な添加物が加えられたもの
の中に分散させる。
【0051】この分散体自体は、キャリアー液を例えば
振とうさせる(例えばボルテクスミキサー)又は攪拌す
ることで処理される。大きい、小さい、単一層、又は多
重層となりうるリポソームの形成は自発的に、即ち、外
部からのエネルギーの更なる供給をせずに行われ、そし
てそれは高い速度である。0.1から50重量%(水性
分散体のトータル量に対する割合)、好ましくは2から
20重量%の酢酸溶液又は酢酸分散体を、水相の中に分
散させることができる。
【0052】前述の成分はまた、高圧ホモジナイザーを
利用することにより、例えばPharm.Ind. 52, No.3 (199
0)のページ343−347に記載されたように分散させ
ることができ、そしてその結果として特に均一なリポソ
ーム分散体が生成されることができる。
【0053】分散は約36℃未満の温度、好ましくは室
温で行われる。適当な場合、この工程は冷却しながら、
そして/又は不活性の気体、例えば窒素もしくはアルゴ
ン雰囲気下で行う。得られうるリポソームは水相中にお
いて安定である(数週間から数ヶ月迄)。
【0054】形成されたリポソームのサイズは、とりわ
け、作用成分及び脂質成分の量、並びにそれらの水性分
散体における混合比及び濃度に依存する。それ故、高い
含有量の大小のリポソームを有する水相は、個々の脂質
成分の濃度を高めたり低めたりすることにより生成でき
る。
【0055】形成されるリポソームのサイズ及び構造
(多重膜/単一膜)は又、工程の選択に依存する。例え
ば、プロペラもしくはブレードの付いた常用のスターラ
ー又はマグネチック攪拌子による混合又は攪拌によっ
て、大きい多重層リポソームを高含量で有す分散体が得
られる。攪拌回転数を高めること、又は強い剪断力を有
するフェーズミキサーに変更することは小さな多重層リ
ポソームの含有量の増大を引き起こす。超音波処理は、
分散体において、高含有量の単一層リポソームを提供す
る。
【0056】酸性反応性水性分散体は好ましくはpH7.
0〜7.8に緩衝化され、好ましくは7.2〜7.4で
ある。医薬として許容される緩衝溶液であって、その製
造が種々の国の薬局法、例えば欧州、米国、ドイツ又は
英国薬局法において記載されているものを、この方法の
ために好適に利用できる。この分散体は又、医薬として
許容される希薄水性塩基、例えば希薄水酸化ナトリウム
溶液、の添加により中和することができる。この分散体
は通常、pHをモニターしながら中和される。適当な場
合、この分散体は無菌、且つ無パイロジエン水により必
要な注射容量へと増量される。この注射調製物は直接、
例えば皮下に、好ましくは静脈内に投与することができ
る。
【0057】リポソームの特に均一なサイズ分布は、リ
ポソーム分散体を予備処理すること、例えば超音波によ
る音響照射又は一様の孔径フィルター(例えばNucl
eopore(登録商標))を通すことにより得ること
ができる。
【0058】小さいリポソームを含む画分から、大きい
リポソーム画分を分離及び単離することが必要ならば、
それは常用の分離方法の手段、例えばゲル濾過又は超遠
心により実施され、例えばSepharose 4B
(登録商標)もしくはSephacryl(登録商標:
Pharmacia SE)を担体として用いること、
又は超遠心分離におけるリポソームの沈降下、例えば1
60,000×gの重力の場を用いることである。リポ
ソームは、例えばこの重力の場において数時間、例えば
3時間の遠心の後沈降下し、その時小リポソームは分散
したままであり、そしてそれらはデカントできる。小リ
ポソームから大リポソームを完全に分離することは、遠
心を数回繰り返した後達成される。
【0059】約6.0×10-8mを超える粒径を有する
水相中の全てのリポソーム、並びに封入されていない成
分及び高分子量の凝集物中に存在する過剰の分散した脂
質は、特にゲル濾過により分離でき、そして比較的均一
のサイズを有するリポソームの画分を含んで水性分散体
がこれにより調製できる。
【0060】得られたリポソームの形態及び水相におけ
るそれらの含有量は、種々の物理的分析方法を適用する
ことによる、本質的に知られた手段において分析でき、
その手段は例えば、電子顕微鏡におけるフリーズフラク
チャーサンプル及び薄切片の利用、又はX線回析、動的
光散乱、分析超遠心分離における濾過物の質量測定、そ
して主に分光法、例えば核磁共鳴スペクトル( 1H,13
C及び31P)等によるものであ。
【0061】このリポソーム分散体は直接投与すること
ができるが、しかし凍結乾燥によってそれらを凍結乾燥
品にすることもでき、それらは投与直前に水を加えるこ
とによって目的の注射容量に再溶解される。
【0062】本発明は主に、静脈内に投与可能なリポソ
ーム分散体を製造するための方法に関するものであり、
このリポソーム分散体は、 a)実質的に純粋な合成1−n−ヘキサデカノイル−2
−(9−シス−オクタデセノイル)−3−sn−ホスフ
ァチジルコリン(I)、 b)適当な場合に実質的に純粋な合成ナトリウム1,2
−ジ−(9−シス−オクタデセノイル)−3−sn−ホ
スファチジル−S−セリン(II)、 c)静脈内に投与される活性成分、及び d)医薬として許容されるキャリアー液、及びもし適当
ならば注射調製品のために適した添加物、 を含んで成る。
【0063】本発明は特に、静脈内に投与可能なリポソ
ーム分散体であって、以下のもの: a)実質的に純粋な合成1−n−ヘキサデカノイル−2
−(9−シス−オクタデセノイル)−3−sn−ホスフ
ァチジルコリン(I)、 b)適当な場合に、実質的に純粋な合成ナトリウム1,
2−ジ−(9−シス−オクタデセノイル)−3−sn−
ホスファチジル−S−セリン(II)、 c)カルバマゼピン、合成ヒトカルシトニン又はN−ア
セチル−D−ムラミル−L−アラニル−D−イソ−グル
タミニル−L−アラニン−2−(1,2−ジパルミトイ
ル−sn−グリセロ−3−ヒドロキシホスホリロキシ)
エチルアミド、並びに d)医薬として許容されるキャリアー液、及びもし適当
な場合は注射調製品のための添加物、 を含んで成るものの製造のための方法に関する。
【0064】以下に本発明の実施例を示す。
【0065】
【実施例】実施例1 純度95%以上の1−n−ヘキサ−デカノイル−2−
(9−シス−オクタデセノイル)−3−sn−ホスファ
チジルコリン及び純度95%以上の1,2−ジ−(9−
シス−オクタデセノイル)−3−sn−ホスファチジル
−S−セリンを重量比で7:3において含む250mgの
リン脂質混合物、並びに1mgのN−アセチル−D−ムラ
ミル−L−アラニル−D−イソグルタミニル−L−アラ
ニン−2−(1,2−ジパルミトイル−sn−グリセロ
3−ヒドロキシホスホリロキシ)エチルアミドを丸底フ
ラスコ中にて、0.25mlの氷酢酸中に溶解した。等モ
ル量の2NのNaOH溶液(=2.075ml)を攪拌し
ながら加えた。適当な緩衝液(pH=7.2)により目的
の容量(50m)に増量されたリポソーム分散体が形成
された。約7.2から7.4の分散体のpHが得られ、且
つ浸透圧が約290mOsmolとなるような緩衝液を選ん
だ。この分散体は投与前にオートクレーブ中で無菌にす
ることができる。
【0066】実施例2 80mgの純度95%以上の1−n−ヘキサ−デカノイル
−2−リソ−3−sn−ホスファチジルコリン、40mg
の純度95%以上の1,2−ジ−(9−シス−オクタデ
セノイル)−3−sn−ホスファチジルエタノールアミ
ン及び80mgのオレイン酸15mgをカルバマゼピンと共
にガラスバイアルの中に秤り取った。この混合物を、
0.5mlの氷酢酸中に攪拌しながら溶解させた。リポソ
ームの分散体が形成された。その他の段階は、実施例1
と同様に実施した。
【0067】実施例3 実施例1に関する250mgのリン脂質混合物を、310
μgの合成ヒトカルシトニンを含む250μlの氷酢酸
中に、丸底フラスコの中にて溶解させた。この溶液を、
2.08mlの無菌濾過した2NのNaOH溶液で、攪拌
そしてボルテックス装置を用いてセット値10でホモジ
ナイズすることにより処理した。形成したリポソーム分
散体を、注射のため無菌、無パイロジエン水を加えるこ
とによって20mlの容量まで希釈した。この分散体は、
筋肉内注射に適する。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 注射可能なリポソーム分散体であって、
    以下のもの: a)以下の式のリン脂質 【化1】 (ここでR1 はC10-20 のアシル、R2 は水素又はC
    10-20 のアシル、Ra ,Rb、及びRcは水素又はC
    1-4 のアルキル、そしてnは1から4の整数である); b)更に任意的に混合される、以下の式のリン脂質 【化2】 (ここでR3 はC10-20 のアシル、R4 は水素又はC
    10-20 のアシル、そしてR 5 は水素、C1-4 のアルキ
    ル、カルボキシにより置換されたC1-5のアルキル、ヒ
    ドロキシにより置換されたC2-5 のアルキル、カルボキ
    シ及びヒドロキシにより置換されたC2-5 のアルキル、
    又はカルボキシ及びアミノにより置換されたC 2-5 のア
    ルキルである); c)注射されるべき活性成分又は活性成分の組合せ;並
    びに、 d)医薬として許容されるキャリアー液及び任意的に注
    射調製品のために適切な更なる添加物;を含んで成るも
    のの製造方法であって、 濃酢酸中の該成分a)とc)、又はa)とb)とc)の
    溶液もしくは懸濁物を該キャリアー液d)の中に分散
    し、そしてこの得られた分散体を生理学的に許容される
    pHにし、そして任意的に注射調製品のために適する添加
    物を加え、そして任意的に目的の粒径範囲を有するリポ
    ソーム画分を分離することを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 静脈内に投与可能なリポソーム分散体で
    あって、以下のもの: a)実質的に純粋な合成1−n−ヘキサデカノイル−2
    −(9−シス−オクタデセノイル)−3−sn−ホスフ
    ァチジルコリン(I); b)適当な場合に混合される、実質的に純粋な合成ナト
    リウム1,2−ジ−(9−シス−オクタデセノイル)−
    3−sn−ホスファチジル−S−セリン(II); c)静脈内に投与される活性成分;並びに d)医薬として許容されるキャリアー液及び適当な場合
    に、注射調製品のために適切な添加物; を含んで成るものの製造のための、請求項1に記載の方
    法を実施することを特徴とする、請求項1に記載の方
    法。
  3. 【請求項3】 静脈内に投与可能なリポソーム分散体で
    あって、以下のもの: a)実質的に純粋な合成1−n−ヘキサデカノイル−2
    −(9−シス−オクタデセノイル)−3−sn−ホスフ
    ァチジルコリン(I); b)適当な場合に混合される、実質的に純粋な合成ナト
    リウム1,2−ジ−(9−シス−オクタデセノイル)−
    3−sn−ホスファチジル−S−セリン(II); c)カルバマゼピン、合成ヒトカルシトニン又はN−ア
    セチル−D−ムラミル−L−アラニル−D−イソグルタ
    ミニル−L−アラニン−2−(1,2−ジパルミトイル
    −sn−グリセロ−3−ヒドロキシホスホリロキシ)エ
    チルアミド;並びに d)医薬として許容されるキャリアー液及び適当な場合
    に、注射調製品のために適切な添加物; を含んで成るものの製造のための、請求項1に記載の方
    法を実施することを特徴とする、請求項1に記載の方
    法。
  4. 【請求項4】 氷酢酸中の前記成分a)とc)、又は
    a)とb)とc)の溶液もしくは懸濁物を前記キャリア
    ー液d)中に分散し、そして得られた該分散体をpH7.
    2から7.4のレベルにする、請求項1から3のいずれ
    か1項に記載の方法。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の方法により得られる前
    記リポソーム分散体。
JP3172639A 1990-07-17 1991-07-12 注射可能なリポソーム分散体の製造のための方法 Pending JPH0570342A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
CH237190 1990-07-17
CH02371/90-8 1990-07-17

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0570342A true JPH0570342A (ja) 1993-03-23

Family

ID=4232208

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3172639A Pending JPH0570342A (ja) 1990-07-17 1991-07-12 注射可能なリポソーム分散体の製造のための方法

Country Status (10)

Country Link
EP (1) EP0467838A3 (ja)
JP (1) JPH0570342A (ja)
KR (1) KR920002166A (ja)
AU (1) AU639812B2 (ja)
CA (1) CA2047023A1 (ja)
IE (1) IE912485A1 (ja)
IL (1) IL98783A0 (ja)
NZ (1) NZ238966A (ja)
PT (1) PT98321A (ja)
ZA (1) ZA915545B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020069470A (ja) * 2018-10-29 2020-05-07 株式会社げんてん本店 リポソームの製造方法、及び、リポソーム含有液の製造方法

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB9224502D0 (en) * 1992-11-23 1993-01-13 New Roger R C Method of preparing a lipid-containing formulation
ATE226210T1 (de) 1997-08-18 2002-11-15 Max Planck Gesellschaft Phospholipidanaloge verbindungen

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
USRE30748E (en) * 1976-10-12 1981-09-22 Phosphatidyl quaternary ammonium compounds
DE3374837D1 (en) * 1982-02-17 1988-01-21 Ciba Geigy Ag Lipids in the aqueous phase
JPS607932A (ja) * 1983-06-29 1985-01-16 Dai Ichi Seiyaku Co Ltd リポソーム懸濁液およびその製法
CA1260393A (en) * 1984-10-16 1989-09-26 Lajos Tarcsay Liposomes of synthetic lipids

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020069470A (ja) * 2018-10-29 2020-05-07 株式会社げんてん本店 リポソームの製造方法、及び、リポソーム含有液の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
PT98321A (pt) 1992-05-29
CA2047023A1 (en) 1992-01-18
KR920002166A (ko) 1992-02-28
ZA915545B (en) 1992-03-25
EP0467838A3 (en) 1992-09-02
EP0467838A2 (de) 1992-01-22
NZ238966A (en) 1993-03-26
AU639812B2 (en) 1993-08-05
AU8046491A (en) 1992-01-23
IE912485A1 (en) 1992-01-29
IL98783A0 (en) 1992-07-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5658898A (en) Intravenous solutions for a derivative of staurosporine
US5726164A (en) Nanosuspensions for intravenous administration
US5700482A (en) Process for the preparation of a liposome dispersion under elevated pressure contents
EP0211647B1 (en) Method and composition for making liposomes
JP2617346B2 (ja) 表面活性剤とステロイドから形成される脂質小胞
KR100622285B1 (ko) 나노분산액을 사용한 약제학적 최종 제형의 제조 방법, 나노분산액의 예비상 및 나노분산액
JP4613294B2 (ja) エリスロポイエチンのリポソーム分散物
JPH0665650B2 (ja) インタ−リユ−キン療法に関する改良
CA2019710A1 (en) Process for the production of a nanoemulsion of oil particles in an aqueous phase
JPS6323811A (ja) 医薬製剤およびその製法
JPH0751496B2 (ja) リポソ−ムの製造法
JPS6197215A (ja) リン脂質含有医薬組成物
JPH09501169A (ja) 小胞に生体高分子物質を高度に充填する方法
US6544549B1 (en) Multilamellar coalescence vesicles (MLCV) containing biologically active compounds
CN1044093C (zh) 低毒性药物类脂制剂
JP3813439B2 (ja) 脂質剤及びタンパク質を含む脂質粒子の医薬組成物の製造方法
JPH04234820A (ja) 長期作用持続性リポソームペプチド薬学的生成物およびそれらの調製方法
JP3187622B2 (ja) リポソーム
JPH0570342A (ja) 注射可能なリポソーム分散体の製造のための方法
AU634644B2 (en) Parenterally administrable lipsome formulation comprising synthetic lipids
JP3831958B2 (ja) リポソーム用混合脂質及びリポソーム分散液
JPH0446129A (ja) 新規なリポソーム形成助剤
JP2786482B2 (ja) 脂質膜構造体
JPH0899897A (ja) インターロイキン−2吸着型脂質小球体
JPH0482839A (ja) 蛋白質類・脂質小体複合体