JPH0570330U - 水 筒 - Google Patents

水 筒

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JPH0570330U
JPH0570330U JP2049792U JP2049792U JPH0570330U JP H0570330 U JPH0570330 U JP H0570330U JP 2049792 U JP2049792 U JP 2049792U JP 2049792 U JP2049792 U JP 2049792U JP H0570330 U JPH0570330 U JP H0570330U
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JP
Japan
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water
jug
air hole
projection
water bottle
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JP2049792U
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Inventor
昭剛 岩崎
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Iwasaki Industry Inc
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Iwasaki Industry Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】簡単に水が注げ、かつ誤って倒れても、中の水
が漏れる事がなく、またパッキングが不要であり簡単に
制作することが出来、長期に使用しても外観が劣化する
事のない水筒を提案する。 【構成】水筒の本体に突起8が有り、その突起8には水
差し口17と空気穴18が設けられている。突起8に
は、突起8の外形に略一致する凹部がある水差ししろ5
が、回転できるように装着され、水差ししろ5には一定
の回転位置の時に水差し口および空気穴のそれぞれと連
通する穴が設けられている。水差ししろ5が他の回転位
置の時には水差ししろ5の内面で、水差し口と空気穴が
同時に塞がれる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は麦茶や水等を冷蔵庫で冷やして保管したり、持ち運ぶときに使用する 水筒に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
麦茶や水等は、通常樹脂製の水筒に入れられて冷蔵庫で冷やして保管される。 冷蔵庫に麦茶等を保管するための水筒は、喉が乾いたときに、手軽に飲む事がで きるために簡単に栓を開いて麦茶等を注ぐことができる事が重要である。しかし 近年、冷蔵庫から出した水筒をそのままアイスボックスに移して屋外に持ち出し たり、あるいは来客の時に冷蔵庫から出して室内に長時間に置くような使われ方 をする需要が増加した。このような用途に使用される水筒には手軽に水が注げる という要求以外に、少し位倒れても、水が漏れない様な止水能力が要求される。
【0003】 従来、上記した用途に使用される水筒は、水筒の栓に水が流れる縦方向の溝を 有するねじを設けるとともに、栓と水筒本体の当接面にゴムのパッキングが装着 された構造が一般に知られている。この構造は、栓をねじをもって本体にねじ込 みパッキングを介して水筒の入口を完全に密閉するものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
従来技術の水筒は、止水能力が高いと言う点では申し分がないものである。し かし、従来技術の水筒は、中の麦茶等を注ぐのに、栓を何回も回さねばならず、 注水の手軽さを犠牲にしている欠点があった。また、従来技術の水筒は、ねじが 必要であるため成形が困難であった。加えて、従来の水筒は、注水口を完全に密 閉することによって、止水する事を基本的な考えとするものであるから、注水口 を塞ぐ栓に高い気密性が必要であり、栓と水筒本体の当接面に気密性を保持する ため、ゴムのパッキングを要した。そのため部品点数が多く、制作にコストが掛 かる問題があった。また長期間に渡って使用するとパッキングが麦茶等の色素の 影響で変色し、見栄えが悪くなってしまう欠点があった。
【0005】 そこで本考案は、従来技術のかかる欠点に着目し、手軽に水が注げ、またパッ キングを使用しなくても完全に水漏れを防止することができ、制作も簡単で外観 が経年劣化する事もない水筒を提案する事を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために完成された本考案は、従来技術の、注水口のみを完 全に塞ぐという基本的な思想から離れ、注水口とは別に空気穴を設け、注水口と 空気穴の両者を同時に塞ぐことにより止水を行うものである。すなわち上記した 発想に基づく本考案の特徴は、水筒の本体に水差し口と空気穴を有する突起が設 けられ、突起の外形に略一致する凹部を有した水差ししろが該突起に回転可能に 装着され、水差ししろには一定の回転位置における水差し口と空気穴に相当する 部位にそれぞれ開口が設けられているとともに、他の回転位置における水差し口 と空気穴に相当する部位に水差し口と空気穴を封鎖する密着部が設けられた水筒 にある。
【0007】
【作用】
本考案の水筒は、水差し口と空気穴を別個に設け、これらを同時に封鎖するこ とにより、水の出口と、空気の入口の両方を同時に密閉するものである。そのた めパッキングを介して強く押しつけなくても十分実用に耐えるだけの止水効果が 得られる。
【0008】 本考案の水筒から中の麦茶等を注ぐ時は、水差ししろを回転して、本体の突起 に設けられた注水口と空気穴に、水差ししろの開口が一致する位置に停止する。 すると、本体の水差し口と空気穴は、水差ししろの開口と連通し、同時に開放さ れる。そのため本体を傾けると、空気穴から空気が入り、注水口からスムーズに 麦茶等が注入される。
【0009】 注水を終わって、水差ししろを回転すると、突起の注水口と空気穴は、水差し しろの内面の密着部によって同時に封鎖される。そのため、水筒を倒しても水差 し口から水が溢れることは無い。
【0010】
【実施例】
以下更に本考案の具体的実施例について説明する。図1は本考案の具体的実施 例における水筒の斜視図である。図2は図1の実施例における水筒の蓋の正面図 である。図3は図2のA−A断面の拡大図である。図4は図1の実施例における 水筒の水差ししろの正面断面図である。図5は図4のB方向矢視図である。図6 は注水を止めた状態の図1の水筒を上から見た図面である。図7は本考案の変形 実施例における水筒の蓋の図3に相当する部分の拡大断面図である。図8本考案 の変形実施例における水筒の水差ししろの正面断面図である。図9は図8のC− C断面図である。
【0011】 図1において、1は本考案の具体的実施例における水筒を示す。本実施例の水 筒1は、胴体部2と蓋3から成る水筒本体4に水差ししろ5が取り付けられたも のである。胴体部2は従来技術の水筒と何ら異なるものではなく、麦茶等を溜め る部分であり、PP樹脂、PE樹脂、ABS樹脂、AS樹脂、PVC樹脂等の熱 可塑性樹脂の射出成形によって成形された物である。本実施例の胴体部2の形状 は、底のある四角柱状で底の方へ向かうに連れてやや細く作られたものである。 そして上端部は開口し、この上端部の周囲にはフランジ12が設けられている。
【0012】 蓋3は、胴体部2と一体結合されて水筒本体4を形成するものであり、胴体部 2と同様にPP樹脂等の射出成形によって成形され、平板状の外形部6の裏面に は溝7が設けられ、表面側には突起8が設けられている。裏面の溝7は、外形部 6の裏面の外周端全域に渡って設けられ、ゴムのパッキング9が挿入されている 。また溝7を形成する内側の壁10はその外周面11が、胴体部2の内側の面に 嵌合するように、胴体部2の内側と同一輪郭に成形されている。蓋3は、内側の 壁10の外周面11が、胴体部2の内側の面と嵌合し、内側がフック状になった 締結部材13によって胴体部2に一体的に結合されている。
【0013】 そして、本実施例について重要な部分は、上記した蓋3に設けられた、突起8 と、その突起8に装着された水差ししろ5である。突起8は、蓋3の表面の長手 方向の片側端に、射出成形の際に一体的に設けられたものであり、角にアールを 持った円錐台形状をしている。そして、蓋3の外側に向かう面の側面およびこの 側面と頂部の間のアールが設けられた部分が約90度にわたって切り欠かれ、本 体内部15と外部16を連通する水差し口17が設けられている。
【0014】 また水差し口17を基準にして、180度の位置、即ち、蓋の内側に向かう位 置の、上部の角には空気穴18が設けられている。空気穴18は水差し口17に 比べて小さい穴である。空気穴18は、突起の内側に一体的に設けられたパイプ 19によって外形部6の更に下側に延長されている。
【0015】 突起8の頂部中央には空気穴18の方向を中心として、270度に開く扇型形 状の窪み20が設けられている。また突起8の根元の部分には、全周に渡って断 面が半円状の小さな溝21が儲けられている。
【0016】 水差ししろ5は、PP樹脂等の射出成形で成形されたものであり、本体となる 栓部22に注ぎ口23とつまみ24が一体に形成された物である。栓部22は内 部が空洞になって、凹部が形成されている。そして、内面の凹部の形状は円錐台 形状であり、突起8の外形とほぼ等しい。注ぎ口23は管状の物であり、栓部2 2の一方の位置に取り付けられ、栓部22の内側に開く開口25は突起8の水差 し口17と同じ高さでありかつ大きさ、形状も等しい。
【0017】 栓部22の注ぎ口23に対して反対面の角には、突起8の空気穴18と同一の 大きさおよび形状の長穴状の開口26が設けられている。また、栓部22の内側 下側よりの全周には突起8の溝21と同一断面形状の突条28が設けられている 。一方、内側の天井面29には、突起8の頂部に設けられた扇型の窪み20の直 径に等しい長さの突起30と、これを支える補強32が注ぎ口と穴を結ぶ線に対 して、斜め方向に設けられている。
【0018】 栓部22の内側におけるその他の部分は、蓋3の突起8の側面、および頂部と 全く同一形状であり、側面および側面と天井面29との間のアールの部分、具体 的には内面の穴25、26以外の部分は突起8の水差し口17を封鎖する水差し 口密着部33として作用する。また天井面29と側面との間のアールが設けられ た角の部分は突起8の空気穴18を封鎖し、空気穴密着部34として作用する。
【0019】 つまみ24は、栓部22の注ぎ口23に対しての反対側に設けられている。
【0020】 水差ししろ5は、突条28が突起8の溝21と嵌合し、突起30が扇型の窪み 20に挿入され、他の部分、即ち天井面29、水差し口密着部33、空気穴密着 部34は、突起8の各外形面を包む様に密着した状態で、突起8に装着されてい る。そして、水差ししろ5は、前記したように突条28が突起の溝21と嵌合し ているため、容易に抜け落ちる事はなく、図6の矢印の方向に回転することがで きる。
【0021】 今、水筒内の麦茶等を注ぐときは、水差ししろ5を図1の様に、蓋3の長手方 向と注ぎ口23が平行になる位置に回転する。このとき、水差ししろ5内部の天 井面29に設けられた突起30の一辺が、扇状の窪み20の一辺に当接し、水差 ししろ5の位置決めがされる。水差ししろ5を図1の位置にしたときは、水差し しろ5の注ぎ口23につながる開口25は、突起8の水差し口17と一致する。 また同時に水差ししろ5の開口26は、突起8の空気穴18に一致する。そのた め水筒1を傾けると、突起8の水差し口17から水差ししろ5の注ぎ口23を経 て、本体4内部の麦茶等が注がれる。これに連れて本体4内部には開口26から 空気穴18を通り、パイプ19を経て、空気が導入されるため、注ぎ口23から の麦茶は、脈打つことなくスムーズに流れ出る。
【0022】 水筒を冷蔵庫等に入れておくときは、水差ししろ5を図6の様に、90度回転 し、蓋3の長手方向と垂直になる位置で停止する。この時は、水差ししろ5内部 の天井面29に設けられた突起30の一辺は、扇状の窪み20の他の一辺に当接 し、注水時と同様に水差ししろ5の位置決めがされる。この時、突起8の水差し 口17は、水差ししろ5の内側の水差し口密着部33に密着状に当接し、水差し 口17は完全に塞がれる。また同様に突起8の空気穴18は、水差ししろ5の内 部の角部分に相当する空気穴密着部34と密着状に当接し、空気穴18は完全に 塞がれる。そのため水筒を倒したときでも、水差し口17のみでなく、空気穴1 8も完全に塞がれているため、中の麦茶等が溢れる心配は無い。
【0023】 以上の実施例では、突起の水差し口を、突起の側面から頂部との角の部分に至 る範囲に設け、一方空気穴を突起の角の部分に設けた。この構成は、各部品にア ンダーカットの部分が少なく、成形が容易である利点があり、推奨される構成例 である。しかし、本実施例の様に、水差ししろの密着部が、水差ししろ内面の角 の部分に該当する構成は、突起の角のアールと、水差ししろの内側のアール同士 を完全に密着させることが比較的困難であり、当該部分に環状の隙間ができてし まい、水漏れ防止機能が充分に発揮できない事もある。このように、水漏れ防止 機能が充分に発揮できない場合には、次の実施例の様な水差し口や空気口をいず れも突起の側面に集中させ、天井面と角部にはいっさい穴を設けない構成が推奨 される。以下、水差し口や空気口をいずれも突起の側面に集中させた、本考案の 変形実施例について説明する。尚、先の実施例と同一の部材については、同一の 番号を付して説明を省略する。
【0024】 図7において、40は、変形実施例の蓋3に設けられた突起を示す。本突起4 0が前記した図3の突起8と異なる点は、まず第1に、頂面41と側面42の間 のアールをなくし、これらの間を直線で結んだ点である。そして第2に空気穴4 3を突起40の側面42に開口させた。また第3に、水差し口45は、突起40 の側面42のみに開口させ、頂面41と側面42の間の角の部分46には、水差 し口45の開口は全く存在しない構成とした。逆に言えば、本突起40は頂面4 1と角の部分46には全く欠ける部分はなく、水差し口45と空気穴43の開口 はいずれも側面42にのみ設けられている。
【0025】 一方水差ししろ48は、栓部50の内側の形状が、突起40に合わせて、角に アールがない形状になっている。そして、ここで注目すべきは、注ぎ口23が突 起40の水差し口45に合致した時、突起40の空気穴43に当接する部分には 、溝51が設けられ、溝51の下から約3分の1は、切り欠かれて、つまみ24 の内部の空洞部分53と連通するスリット状の開口52が設けられている点であ る。その他、本実施例において採用する水差ししろ48は、、突条55の断面形 状が3角形である点と、天井面29に位置決め用の突起を持たない点で、先の実 施例の水差ししろ5と異なる。
【0026】 本実施例の水筒から麦茶等を注ぐ時、空気は、つまみ24の内部の空洞部分5 3から、スリット状の開口52に入る。そして次に、溝51を通り、突起40の 空気穴43に入り、パイプ19を経て、本体4の内部15に空気が導入される。 一方、止水するときは、本実施例では水差ししろ48の栓部の内側側面が水差し 口45と空気穴43に対する共通の密着部58として作用する。すなわち、水差 ししろ5を図6の様に、90度回転すると、突起40の水差し口45は、水差し しろ48の内側側面の密着部58に密着状に当接し、水差し口45の開口は完全 に塞がれる。同様に突起40の空気穴43も、水差ししろ48の密着部58に密 着状に当接し完全に封鎖される。そのため水筒を倒したときでも、中の麦茶等が 溢れる心配は無い。
【0027】 本実施例の水筒は、突起40の側面にのみ水差し口等の開口を設け、同じく水 差ししろの側面のみで水差し口等を封鎖するので、両者は単一平面同志で当接す る。そのため本実施例の水筒は、水差し口等と、水差ししろの内面の密着性が高 く、止水能力が優れる効果がある。そして更に加えて、本実施例の水筒は、突起 40の空気穴43を、水差ししろの内側に設けた溝51とスリット状の開口52 によって、つまみ24の内部の空洞部分53に連通させたので、空気穴に連通す る開口が外部から全く見えない。そのため本実施例の水筒は、外観の見栄えが良 い特有の効果がある。
【0028】 本実施例においては、突起40の空気穴43とつまみ24の内部の空洞部分5 3を連通させるために、溝51を設け、溝51の約3分の1をスリットにした構 成を採用した。この理由は、もし本実施例の溝51の部分を全てスリットにする と、栓部50に大きな裂け目ができてしまうことになるため、栓部の剛性が大き く低下し、水差ししろを突起に装着した時の抱きつき力が下がり、突起の空気穴 等と、水差ししろの密着部の密着性が劣ってしまうためである。また、本実施例 が採用する溝とスリットの構成に変わって、突起の空気穴に相当する部分に、つ まみ24の内部の空洞部分53と貫通する穴を設ける構成も可能であるが、この ような穴を設ける構成は、成形が多少困難となる。したがって、機能性と、外観 と更に成形の容易性を勘案すると、本実施例が最も合理的である。しかしもちろ ん本考案は、溝の代わりにスリットを設ける構成や、穴を設ける構成を否定する ものではない。
【0029】 次に以上述べた本考案の水筒を実際に設計するに当たって、特に注意すべき点 について述べる。本考案の水筒は、水差し口17,45、および空気穴18,4 3を、同時に水差ししろ5,48の内側の面で塞いで水が漏れるのを防止するも のであるから、水差し口17,45および空気穴18,43と、水差し口密着部 33および空気穴密着部34等の間の密着度を高くする事が重要である。これら の間の密着度を高める方策としては、水差ししろ5,48の内側面と突起8,4 0の外側面をいずれも滑らかに作り、馴染みを良くすることが大切である。
【0030】 また、水差ししろ5,48の内側形状を突起8,40の外形よりも僅かに小さ く成形し、水差ししろ5,48を強く突起8,40に押し込み、水差ししろ5, 48の樹脂の持つ弾性をもって、突起を抱き込む方策も有効である。この時は水 差ししろ5,48は、突起8,40よりもやや柔らかい樹脂を選定すれば、より 密着度を向上させることができる。このように、突起と樹脂の硬度を相違させる 場合は、突起8,40の樹脂として、AS樹脂等のロックウェル硬度がHRM70 から90程度、最も好ましくはHRM81前後で、曲げ弾性率が30000Kg/ cm2 から36000Kg/cm2 程度、最も好ましくは33000Kg/cm 2 前後ものが推奨される。一方、水差ししろ5,48の樹脂としてはPP樹脂等 のロックウェル硬度がHRR70から110程度で、最も好ましくはHRR80前後 、曲げ弾性率が6000Kg/cm2 から21000Kg/cm2 程度で最も好 ましくは、6400Kg/cm2 前後のものが推奨される。
【0031】 本実施例では、水差ししろ5,48の内面は、突起の外形と等しい物を採用し た。しかし本考案の趣旨は、水差ししろ5,48を一定の回転位置にしたとき、 内面のどこか一部分が水差し口17および空気穴18,43に密着させてこれを 封鎖するところにあるから、一定の回転位置の時の、空気穴18,43等に相当 する部分にのみ突起が有り、この突起が空気穴18,43等に密着して、これを 塞ぐ様な構造も可能である。更に、この突起が、空気穴18,43等に挿入され 、穴の内壁に突起が密着する事によって空気穴18,43等を塞ぐ構造も有効で ある。
【0032】
【考案の効果】
本考案の水筒は、水筒の本体に水差し口と空気穴を有する突起が設けられ、突 起の外形に略一致する凹部を有した水差ししろを突起に装着し、水差ししろに設 けた開口を水差し口及び空気穴に合致させて中の麦茶等を注ぐ。そのため本考案 の水筒は、麦茶等を注ぐときは空気穴から空気が導入されてスムーズに麦茶等が 流れる効果がある。
【0033】 また通常の保管時は、水差し口及び空気穴に、水差ししろの内面を密着させて これらを同時に塞ぐ。そのため、保管時は水差し口のみならず、空気穴も同時に 塞がれているので、万が一水筒を倒しても中の麦茶等が溢れることはない。そし て、注水と保管時の切り換えは、単に水差ししろを僅かの角度だけ回転すれば済 むので誠に手軽であり、喉が乾いたときに直ちに麦茶等を注ぐことができる効果 がある。
【0034】 更に加えて本考案の水筒は、パッキングやねじが全く不要であり、部品点数が 少ないので、安価に製造することができる効果がある。また、同じくパッキング やねじが無いので、洗浄も容易でありパッキングの劣化による漏れや見栄えの悪 さは無い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の具体的実施例における水筒の斜視図で
ある。
【図2】図1の実施例における水筒の蓋の正面図であ
る。
【図3】図2のAA断面の拡大図である。
【図4】図1の実施例における水筒の水差ししろの正面
断面図である。
【図5】図4のB方向矢視図である。
【図6】注水を止めた状態の図1の水筒を上から見た図
面である。
【図7】本考案の変形実施例における水筒の蓋の図3に
相当する部分の拡大断面図である。
【図8】図8本考案の変形実施例における水筒の水差し
しろの正面断面図である。
【図9】図8のC−C断面図である。
【符号の説明】
1 水筒 2 胴体部 3 蓋 4 本体 5,48 水差ししろ 8,48 突起 17 水差し口 18,43 空気穴 24 つまみ 23 注ぎ口 25 開口 26 開口 33 水差し口密着部 34 空気穴密着部 51 溝 52 開口 58 密着部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水筒の本体に水差し口と空気穴を有する
    突起が設けられ、突起の外形に略一致する凹部を有した
    水差ししろが該突起に回転可能に装着され、水差ししろ
    には一定の回転位置における水差し口と空気穴に相当す
    る部位にそれぞれ開口が設けられているとともに、他の
    回転位置における水差し口と空気穴に相当する部位に水
    差し口と空気穴を封鎖する密着部が設けられた事を特徴
    とする水筒。
JP2049792U 1992-03-04 1992-03-04 水 筒 Pending JPH0570330U (ja)

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JP2049792U JPH0570330U (ja) 1992-03-04 1992-03-04 水 筒

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JP2049792U JPH0570330U (ja) 1992-03-04 1992-03-04 水 筒

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