JPH0570235B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えばビデオテープレコーダの如き
記録再生装置に適用するのに最適なテープカセツ
トであつて、特に、カセツト筐体のテープガイド
を各々経由して掛け渡されたテープの前面側を覆
う前蓋と、この前蓋と連動してその掛け渡された
テープの後面側を覆う後蓋とを備え、この後蓋を
ロツクすることで前蓋を閉蓋状態にロツクできる
テープカセツトに関する。

〔背景技術とその問題点〕

第１図は、この種ビデオテープレコーダ用テー
プカセツトの従来例の回動蓋のロツク機構の要部
を示したものである。なお、回動蓋の詳細につい
ては図示を省略し、前蓋５７のみを示してある。

先ず、カセツト筐体５１内にリール５２が回転
自在に収納されており、このリール５２に磁気テ
ープ（以下単にテープと記載する）５３が巻装さ
れている。そしてテープ５３は、カセツト筐体５
１内で垂直状に回転自在に配置されたテープガイ
ド５４に案内され、さらにテープガイド５５に案
内されてカセツト筐体５１の前面開口５６に沿つ
て掛け渡されている。一方、カセツト筐体５１の
前面には前蓋５７が上下に回動自在に取付けられ
ており、この前蓋５７が閉蓋時にテープ５３の前
面側に位置してカセツト筐体５１の前面開口５６
を覆うように構成されている。

次に、リール５２から巻き出されて前面開口５
６に沿つて掛け渡されたテープ径路５３ａとカセ
ツト筐体５１の側壁５１ａとの間には、前蓋５７
を閉蓋状態でロツクする為のロツクレバー５８が
配置されている。このロツクレバー５８はばね５
９によつて側壁５１ａ側に回動附勢されており、
そのロツクレバー５８はロツク爪６０がカセツト
筐体５１の側壁５１ａに設けられた開孔６１に挿
通され、前蓋５７の端部５７ａに設けられた開孔
から成る被ロツク部６２に係合されている。これ
によつて前蓋５７がその閉蓋状態でロツクされる
ように構成されている。

ところで、上述の如く構成された従来のテープ
カセツトでは、カセツト筐体５１内のテープガイ
ド５４によつてテープ径路５３ａの外側に空間が
確保され、この空間内にロツクレバー５８が配置
されている。しかしながら、カセツト筐体５１内
に垂直状に回転自在に配置されるテープガイド５
４は垂直度等の精度が得にくい等の問題があり、
カセツト筐体５１内には出来るだけテープガイド
５４を設けない方が好ましい。

ところが、カセツト筐体５１内にテープガイド
５４を有しないテープカセツトでは、ロツクレバ
ー５８をテープ径路５３ａの外側の空間内に配置
することが困難となる問題が生じる。即ち、テー
プカセツトがビデオテープレコーダに装着される
と、前蓋５７のロツクが解除されてその前蓋５７
が開蓋される。そして仮想線で示す如く、テープ
５３が前面開口５６から引き出され、そのテープ
５３がビデオテープレコーダ側のテープガイド６
３に案内される。この際、カセツト筐体５１内に
テープガイド５４がない場合、リール５２に巻装
されるテープ５３の巻径変化によつて、カセツト
筐体５１内のテープ径路５３ａが仮想線に示す如
く大きく変動されることになる。

この結果、テープ径路５３ａの外側の空間は著
しく制限され、この空間内にロツクレバー５８を
配置させることは極めて困難な問題となる。

そして、仮にこの空間内にロツクレバー５８を
配置するとなると、ロツクレバー５８とその関連
機構とを相当小型化させる必要があり、これらの
強度が失われてしまい、信頼性の高いロツク機構
が得られない問題となる。また、このロツク機構
を大型化して強度を高めるとなると、テープ径路
５３ａの外側に空間を確保する必要がある為、カ
セツト筐体５１を大型化しなければならない問題
が生じてくる。

〔発明の目的〕 本発明は、上述の如き問題を解決することが出
来るテープカセツトを提供しようとするものであ
る。

〔発明の概要〕

本発明は、側壁と仕切側壁との間に夫々テープ
ガイドが形成されたカセツト筐体と、上記カセツ
ト筐体内に軸支される一対のリールに両端が巻装
されて上記テープガイドを各々経由して掛け渡さ
れたテープと、上記側壁に回動自在に取り付けら
れて上記テープの前面側を覆う前蓋と、上部両端
が上記前蓋に各々軸支され、下部両端が上記仕切
側壁に形成されたガイド溝に各々案内されて上記
テープの後面側を覆う後蓋と、上記カセツト筐体
内の上記仕切側壁の近傍に配置され上記後蓋をロ
ツクするロツク機構とを備えるテープカセツトで
あつて、上記仕切側壁の一つに形成された開孔
と、上記後蓋に形成されて閉蓋時に上記開孔と位
置合わせされる被ロツク部とを更に備え、上記ロ
ツク機構は、上記カセツト筐体内に設けられた垂
直軸に軸支されるロツクレバーと、このロツクレ
バーに一体形成されて上記後蓋の閉蓋時に上記開
孔を貫通して上記被ロツク部と係合するロツク爪
とを含むことを特徴とするものである。従つて、
リールに巻装されるテープの巻径変化によるテー
プ径路の変動の影響のない位置に、後蓋をロツク
するロツク機構を配置し、後蓋を前蓋に連動させ
るようにしたので、後蓋をロツクすることで前蓋
を閉蓋状態で極めて確実かつ強固にロツクするこ
とが可能となつて信頼性が著しく向上される。ま
た、下ハーフにロツクレバーを配置し、前蓋及び
後蓋と上ハーフとを上方から組付ける構成である
から組立てが簡単容易である。

〔実施例〕

以下、本発明をビデオテープレコーダ用テープ
カセツトに適用した一実施例を図面に基づいて説
明する。

先ず第２図に示す如く、上下ハーフ１，２によ
つて構成されるカセツト筐体３と、前蓋４及び後
蓋５は夫々合成樹脂にて成形されている。そして
左右一対のリール６，７に両端が巻装されたテー
プ８が上下ハーフ１，２内に収納されて、これら
上下ハーフ１，２が上下から互いに嵌合されて複
数本のビス（図示せず）によつて一体に結合され
てカセツト筐体３が構成されている。カセツト筐
体３の前面にはその左右方向の全長に亘つて前面
開口１０が設けられていて、その前面開口１０の
左右両端部の近傍位置でカセツト筐体３内に一体
成形された一対のテープガイド１１ａにて案内さ
れてテープ８が第３図及び第４図に示す如く前面
開口１０に沿つて掛け渡されている。なおカセツ
ト筐体３内には一対のテープガイド１１ｂが一対
のテープガイド１１ａに対向して一体成形されて
いる。そしてこのテープカセツトはカセツト筐体
３内に回転自在のテープガイドを有しないもので
ある。またカセツト筐体３には一対のテープガイ
ド１１ａの内側で前面開口１０の後方側に凹所１
２が形成されていて、この凹所１２はカセツト筐
体３内に一体成形された平面形状がほぼコ形状を
なす仕切壁１３によつてカセツト筐体３内の両リ
ール６，７の収納部側に対して仕切られている。
なおこの凹所１２の上下は共に開放されている。

次に前蓋４は第２図に示す如く平面形状がほぼ
コ形状をなしていて、その左右両端部４ａの内側
には一対の支点ピン１５が互いに同一軸線状態に
一体成形されている。そして第３図及び第４図に
示す如く前蓋４は前面開口１０に沿つて掛け渡さ
れているテープ８の前面側を覆うべく、その一対
の支点ピン１５をカセツト筐体３の左右両側壁３
ａの前端側に互いに同一軸線状態に設けられた一
対のピン挿入孔１６内に挿入して取付けられてい
て、この前蓋４は両支点ピン１５を中心に上下回
動出来るようにカセツト筐体３に取付けられてい
る。

次に後蓋５には第２図に示す如くその上端縁に
沿つて上蓋１７が一体成形されると共に、この後
蓋５の左右両端縁で上下方向のほぼ中央部には一
対の支点ピン１８が互いに同一軸線状態に一体成
形されている。そして第３図及び第４図に示す如
く後蓋５は前面開口１０に沿つて掛け渡されてい
るテープ８の後面側を覆うべく凹所１２内に前蓋
４と平行状に配置されている。なおこの後蓋５は
その一対の支点ピン１８を第２図及び第４図に示
す如く前蓋４の後面で左右両端部４ａの近傍位置
に一体成形された一対の突片１９の一対のピン挿
入孔２０内に内側から挿入して取付けられてい
て、この後蓋５は両支点ピン１８を中心に上下に
回動出来るように前蓋４に取付けられている。な
お上蓋１７は第４図に示す如く凹所１２の上面を
覆うべく配置される。

次に第２図及び第４図に示す如く仕切壁１３の
左右には仕切側壁１３ａ，１３ｂが平行に対向し
て一体形成され、各仕切壁１３ａ，１３ｂの対向
面には下端近傍が緩やかに屈曲されたほぼＪ字状
をなすガイド溝２１が設けられている。また両ガ
イド溝２１の上端２１ａは夫々上方に開放されて
いる。そして後蓋５の左右両端縁の後面で両支点
ピン１８より下方部に一対の突片２２が一体成形
されていて、その両突片２２の外側に互いに同一
軸線状態に一体成形された一対の被ガイドピン２
３が両ガイド溝２１内に遊嵌されている。

ところで、前蓋４はばね（図示せず）によつて
第４図で矢印ａ方向である閉蓋方向に回動附勢さ
れ、この前蓋４の閉蓋と共に後蓋５も連動して閉
蓋される。そして後蓋５がその閉蓋位置でロツク
されるように構成されている。

即ち第３図〜第５図に示す如く、カセツト筐体
３の前面開口１０に沿つて掛け渡されたテープ径
路８ａの内側空間内で、右側の仕切側壁１３ｂの
背面側にロツクレバー２５が配置されている。こ
のロツクレバー２５は第６図に示す如く、後端の
ボス部２６と、先端の一側面に突出されたロツク
爪２７と、先端の下部に設けられたロツク解除用
斜面２８とが合成樹脂により一体成形されたもの
である。なおロツクレバー２５の下端は幅広のガ
イド部２９が形成され、またロツク爪２７の上面
には斜面２７ａが形成されている。一方、下ハー
フ２には仕切側壁１３ｂの背面側に軸ピン３１が
一体成形されており、また仕切側壁１３ｂの下部
には開孔３２が形成されている。

次に第３図〜第６図に示す如く、ロツクレバー
２５はそのボス部２６によつて軸ピン３１に挿通
され、下ハーフ２の内面で回動自在に配置されて
いる。そしてボス部２６上部で軸ピン３１に捩り
コイルばね３３が挿通され、この捩りコイルばね
３３の一端部が仕切壁１３の背面に、また垂直状
に屈曲された他端部がロツクレバー２５他側面に
形成された溝３４に夫々係止されている。これに
よつてロツクレバー２５は第３図で矢印ｂ方向に
回動附勢され、このロツクレバー２５のロツク爪
２７が仕切側壁１３ｂの開孔３２に挿入されて凹
所１２側に突出される。なお上下ハーフ１，２が
嵌合された際には、第４図に示す如く軸ピン３１
の上部が上ハーフ１に一体成形されたボス部３５
に挿入され、これによつてロツクレバー２５及び
捩りコイルばね３３の上方への移動が規制され
る。またロツクレバー２５はその下端のガイド部
２９が下ハーフ２に形成された凹部３６内で摺動
される。

次に第３図〜第５図に示す如く、後蓋５の左右
両端縁で被ガイドピン２３が設けられている突片
２２は、仕切側壁１３ｂ側に対向された段部から
成る被ロツク部３８が設けられている。そしてこ
の被ロツク部３８にロツクレバー２５のロツク爪
２７が係合されるように構成されている。

以上の如く構成されたテープカセツトによれ
ば、先ずカセツト非使用時においては、前蓋４及
び後蓋５が第４図で実線で示す如く閉蓋状態にあ
り、前面開口１０に沿つて掛け渡されているテー
プ８が前蓋４と後蓋５とによつて前後から包み込
まれるように覆われていて、いわゆる完全密閉型
のテープカセツトとなつている。

しかしてこの際、第３図及び第５図に示す如
く、ロツクレバー２５が捩りコイルばね３３によ
つて第３図で矢印ｂ方向に回動附勢されており、
このロツクレバー２５のロツク爪２７が閉蓋状態
にある後蓋５の被ロツク部３８に係合されてい
る。これによつて後蓋５はその閉蓋状態から閉蓋
方向への回動が規制されてロツクされることにな
る。そして後蓋５が閉蓋状態でロツクされること
によつて、前蓋４も回動が規制されて閉蓋状態で
ロツクされる。

次にテープカセツトがビデオテープレコーダに
装着されると、第３図及び第４図に示す如く、ビ
デオテープレコーダ側のロツク解除部材４０が下
ハーフ２の底面前端側でロツクレバー２５の下方
位置に設けられた切欠部４１内に相対的に挿入さ
れる。するとこのロツク解除用部材４０によつて
ロツクレバー２５のロツク解除用斜面２８が押圧
され、ロツク解除用斜面２８の案内作用によつて
ロツクレバー２５は第３図で仮想線に示す如く矢
印b′方向に回動される。これによつてロツクレバ
ー２５のロツク爪２７が後蓋５の被ロツク部３８
から外され、後蓋５の閉蓋状態でのロツクが解除
される。そして後蓋５のロツクが解除されると共
に、前蓋４が第４図で矢印a′方向である開蓋方向
にほぼ90°回動されて、前面開口１０が開蓋され
る。そして前蓋４が両支点ピン１５を中心に第４
図に実線で示された閉蓋位置から仮想線で示され
た開蓋位置まで矢印a′方向にほぼ90°回動される
ことによつて、後蓋５の両支点ピン１８も同方向
に同角度に回動される為に、後蓋５も前蓋４と共
に第４図に実線で示された閉蓋位置から仮想線で
示された開蓋位置まで回動される。なおこの際、
両支点ピン１８が矢印a′方向に回動されることに
よつて、両被ガイドピン２３が両ガイド溝２１に
て案内されて矢印c′方向に移動され、その両ガイ
ド溝２１による案内作用によつて、後蓋５が両支
点ピン１８を中心に前蓋４に対して矢印d′方向で
ある前蓋４の後方に離間される方向に回動されな
がら矢印a′方向に開蓋されて行く。

次に閉蓋時には、開蓋時の逆動作で、前蓋４が
第４図で矢印ａ方向に回動されることによつて、
後蓋５が前蓋４に対して矢印ｄ方向に回動されな
がら矢印ａ方向に復動され、被ガイドピン２３も
ガイド溝２１内を矢印ｃ方向に移動して第４図に
実線で示されたガイド溝２１の下端に復動され
る。そして後蓋５の閉蓋状態への復動の際には、
後蓋５の突片２２がロツクレバー２５のロツク爪
２７に当接されるが、ロツク爪２７の上面に形成
された斜面２７ａの案内作用によつてロツクレバ
ー２５は一旦第３図で矢印b′方向に逃がされる。
そして後蓋５が完全に閉蓋されると、ロツクレバ
ー２５は捩りコイルばね３３によつて矢印ｂ方向
に回動され、そのロツクレバー２５のロツク爪２
７が後蓋５の被ロツク部３８に係合されて再び後
蓋５が閉蓋状態にロツクされる。

以上の如くロツクレバー２５によつて後蓋５の
ロツク及びロツク解除が行われる。

しかして上述の如く構成され、かつ動作される
テープカセツトにおけるロツクレバー２５及びロ
ツクレバー２５が係合される被ロツク部３８は、
第７図に示す如く、カセツト筐体３の前面開口１
０に沿つて掛け渡されたテープ径路８ａの内側空
間４３（斜線部分）内に配置されている。そして
この内側空間４３はリール７に巻装されたテープ
８の巻径変化によるテープ径路の変動の影響を全
く受けない部分である。即ち、テープカセツトが
ビデオテープレコーダに装着されると、前述の如
く後蓋５のロツクが解除され、その後蓋５と共に
前蓋４が開蓋される。そして第７図に仮想線で示
す如くテープ８が前面開口１０から引き出され、
そのテープ８がビデオテープレコーダ側のテープ
ガイド４４に案内される。この際、リール７に巻
装されるテープ８の巻径変化によつて、カセツト
筐体３内のテープ径路８ａが斜線部分で示される
変動空間４５内で変動される。しかしながら、こ
の変動空間４５はロツクレバー２５及びそのロツ
クレバー２５が係合される被ロツク部３８が配置
された内側空間４３から完全に分離された部分で
ある。

従つて、ロツクレバー２５はリール７に巻装さ
れたテープ８の巻径変化によるテープ径路８ａの
変動の影響が全くなく、かつ余裕のある広い空間
内に配置されていることになる。この為、ロツク
レバー２５を小型化する必要がなく、大型で強固
なロツクレバー２５を適用することが出来て、こ
のロツクレバー２５による後蓋５のロツクを極め
て確実に行うことが出来る。さらに、テープ径路
８ａの内側空間にロツクレバー２５が配置されて
いるから、カセツト筐体３を大型化してテープ径
路８ａの外側にロツクレバー２５の配置空間を作
る必要はなく、テープカセツトの小型化を図るこ
とが出来る。

以上、本発明の一実施例に付き述べたが、本発
明の技術的思想に基づいて各種有効な変更が可能
である。

例えば、実施例では蓋を前蓋４と後蓋５とによ
つて構成し、後蓋５をロツクレバー２５によつて
ロツクさせるように構成したが、蓋が前蓋４だけ
の場合でも本発明は適用可能である。なおこの場
合は、前蓋４に直接被ロツク部３８を形成すれば
良い。

また、本発明で言うロツクレバー２５及び被ロ
ツク部３８は、実施例で示された形状に限られる
ことなく、各種有効な変形が可能である。

〔応用例〕

本発明は、ビデオテープレコーダ以外の各種記
録再生装置やその他各種の情報処理装置用のテー
プカセツトに適用可能である。

〔発明の効果〕

本発明によれば、リールに巻装されるテープの
巻径変化によるテープ径路の変動の影響を受けな
い位置に、後蓋をロツクするロツク機構を配置
し、後蓋を前蓋に連動させるようにしたので、後
蓋をロツクすることで前蓋を閉蓋状態で極めて確
実かつ強固にロツクすることが可能となつて信頼
性が著しく向上される。

また、下ハーフにロツクレバーを配置し、前蓋
及び後蓋と上ハーフとを上方から組付けるだけ
で、簡単容易にテープカセツトを組立てることが
できる。

そして、テープ径路の外側空間を確保する為に
カセツト筐体を大きくする必要が全くなく、テー
プカセツトの小型化を極めて容易に図ることもで
きる。

【図面の簡単な説明】

第１図はビデオテープレコーダ用テープカセツ
トの従来例を説明する要部の平面図である。第２
図〜第７図は本発明を適用したビデオテープレコ
ーダ用テープカセツトの一実施例を示したもので
あつて、第２図は全体の分解斜視図、第３図は要
部の平面図、第４図は第３図−線での断面
図、第５図は第３図−線での断面図、第６図
はロツクレバー部分の分解斜視図、第７図はテー
プ径路の内側空間を説明する要部の概略平面図で
ある。なお図面に用いられた符号において、３…
…カセツト筐体、４……前蓋、５……後蓋、６，
７……リール、８……テープ、８ａ……テープ径
路、１０……前面開口、１２……凹所、１３……
仕切壁、１３ａ，１３ｂ……仕切側壁、１５，１
８……支点ピン、２１……ガイド溝、２２……突
片、２３……被ガイドピン、２５……ロツクレバ
ー（ロツク機構）、２７……ロツク爪、３２……
開孔、３３……捩りコイルばね、３８……被ロツ
ク部、４３……内側空間、である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 側壁と仕切側壁との間に夫々テープガイドが
   形成されたカセツト筐体と、 上記カセツト筐体内に軸支される一対のリール
   に両端が巻装されて上記テープガイドを各々経由
   して掛け渡されたテープと、 上記側壁に回動自在に取り付けられて上記テー
   プの前面側を覆う前蓋と、 上部両端が上記前蓋に各々軸支され、下部両端
   が上記仕切側壁に形成されたガイド溝に各々案内
   されて上記テープの後面側を覆う後蓋と、 上記カセツト筐体内の上記仕切側壁の近傍に配
   置され上記後蓋をロツクするロツク機構とを備え
   るテープカセツト。 ２ 上記仕切側壁の一つに形成された開孔と、 上記後蓋に形成されて閉蓋時に上記開孔と位置
   合わせされる被ロツク部とを更に備え、 上記ロツク機構は、上記カセツト筐体内に設け
   られた垂直軸に軸支されるロツクレバーと、この
   ロツクレバーに一体形成されて上記後蓋の閉蓋時
   に上記開孔を貫通して上記被ロツク部と係合する
   ロツク爪とを含むことを特徴とする特許請求の範
   囲第１項に記載のテープカセツト。