JPH0570222U - 液剤散布車の液剤タンク配置配管構造 - Google Patents

液剤散布車の液剤タンク配置配管構造

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JPH0570222U
JPH0570222U JP1133392U JP1133392U JPH0570222U JP H0570222 U JPH0570222 U JP H0570222U JP 1133392 U JP1133392 U JP 1133392U JP 1133392 U JP1133392 U JP 1133392U JP H0570222 U JPH0570222 U JP H0570222U
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liquid
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昭博 久保
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Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 前後方向に分割して液剤タンクを配置した液
剤散布車において、車体バランスの変動を少なくし、走
行安定性の向上を図ることを目的とする。 【構成】 車体フレームの前部と後部に液剤タンク1・
2を配置し、該前後の液剤タンク1・2を配管4にて連
通し、該配管4途中にポンプへの分岐配管とストップバ
ルブ3を設けると共に、車体任意位置に傾斜センサーを
配置してストップバルブ3と接続し、一定角以上に傾斜
すると前記ストップバルブ3を閉じるべく構成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、農作物等の防除作業を行う液剤散布車の液剤タンクの配置構成に関 する。
【0002】
【従来の技術】
従来、液剤散布車の液剤タンクは、車体の一か所に配置されていたのである。 即ち、車体の前部または後部、或いは中央部に一つの液剤タンクが配置され、こ の場合、液剤タンクが満タンの状態と空の状態のときとでは、重量バランスが大 きく異なり、薬剤の量によって変化して車体の走行安定性が一定でなかったので ある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
そこで、車体の前後の重量バランスを安定させる為に液剤タンクを車体の前部 と後部に配置する構造が考えられるのであるが、該配置の場合、前後の液剤タン クに液剤を入れた状態で傾斜地等において長時間駐車や長時間走行を行ったとき に、液剤が一方の液剤タンクから他方の液剤タンクへ流動し、車体の前後バラン スに変化が生じ、該変化により車体の転倒角の悪化やアクスル部の分担荷重の増 大等の不具合が生じるのである。また、液剤が一方の液剤タンクに流動すること により、該液剤タンクの蓋部が高圧となって飛んでしまい、液剤が噴き出すとい う不具合が生じるのである。そこで、本考案は、以上のような車体の前後に液剤 タンクを配置した場合の不具合を解消し、車体バランスの変動を少なくし、安定 性の良い液剤散布車を構成することを目的とするのである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
以上のような課題を解決するための手段として、本考案は車体フレームの前部 と後部に液剤タンクを配置し、該前後の液剤タンクを配管にて連通し、該配管途 中にポンプへの分岐配管とストップバルブを設けると共に、車体任意位置に傾斜 センサーを配置して該ストップバルブと接続し、一定角以上に傾斜すると前記ス トップバルブを閉じるべく構成したものである。
【0005】
【作用】
次に、作用について説明すると、車体フレーム6の前部と後部に配置されてい る液剤タンク1・2に液剤を入れた状態で傾斜地にて駐車や走行を行った場合に は、傾斜センサー5からの信号がコントローラ8において角度設定機20からの 値と比較演算し、傾斜センサー5からの値が設定角以上になると、コントローラ 8によりソレノイド10がONされて、前記液剤タンク1・2を接続する配管4 に設けられているストップバルブ3を閉じるのである。該ストップバルブ3を閉 じることにより、前部と後部の液剤タンク1・2の液剤の流動を防止することが できるのである。
【0006】
【実施例】
本考案の実施例について説明する。図1は、液剤散布車の全体側面図、図2は 、同じく平面図、図3は、本考案の液剤散布車の液剤タンク配置配管構造及び制 御を示すブロック図である。
【0007】 本考案の液剤散布車の液剤タンク配置配管構造の実施例を図1・図2に示す液 剤散布車Sにおいて説明すると、液剤散布車Sは、エンジンEの動力により前輪 11・11と後輪12・12が駆動するように構成され、ステアリング13の操 作により前輪11・11と後輪12・12の操向回動が可能に構成されている。 車体フレーム6の前部と後部には、それぞれに液剤タンク1・2が載置されてお り、中央部には、前記ステアリング13と運転座席14が配設されている。また 、車体フレーム中央部の一側には、前記運転座席14へ乗り降りする為のステッ プ15が配設されている。
【0008】 前記車体フレーム6前部の液剤タンク1の前部には、バッテリー17が配設さ れ、車体フレーム6後部の液剤タンク2の後部には、散布ノズル7が配設されて いる。前記運転座席14の下方には、エンジンEとミッションケース16と散布 用ポンプPが配設され、車体カバー18に覆われている。前記散布用ポンプPは 、エンジンEの動力により駆動され、前記液剤タンク1・2内の液剤を図3に示 す散布バルブ19を介して散布ノズル7から散布することができるように構成さ れているのである。
【0009】 なお、前記散布バルブ19は手動または自動で操作可能であり、該散布バルブ 19が閉じた状態で散布用ポンプPが駆動しているときの液剤は、図3に示すリ リーフバルブ21により液剤タンク1(又は2)に戻るように構成されている。 また、前記散布ノズル7は、車体の両側に折り畳み収納可能に構成されており、 液剤散布時には、後方へ回動して左右方向水平に伸長した状態にして使用するよ うに構成されているのである。
【0010】 図3において、本考案の液剤散布車の液剤タンク配置配管構造ついて説明する と、前記車体フレーム6の前部と後部に配置されている液剤タンク1・2は、そ れぞれにフィルター9・9を介して配管4にて連通され、液剤散布作業中の前後 の液剤タンク1・2の水位を均一にするように構成されており、前記配管4は中 途部で配管22を分岐し、該配管22とズレた位置にストップバルブ3を配管4 に介装し、該配管22は散布用ポンプPに接続されている。該散布用ポンプPは 、配管23を介して散布ノズル7に接続されており、該配管23には前記散布バ ルブ19とリリーフバルブ21が介装されているのである。
【0011】 前記配管4に設けたストップバルブ3の開閉は、ソレノイド10により行うこ とができ、該ソレノイド10はコントローラ8に接続され、該コントローラ8に は傾斜センサー5と角度設定機20が接続され、該傾斜センサー5は車体の任意 位置に配設されて車体の傾斜角が検知され、前記角度設定機20は車体が傾斜し て一方の液剤タンク1(2)に薬液が偏った時に危険となる傾斜角を設定するも のであり、前記該傾斜角が前記角度設定20に設定されている一定角以上になる と、コントローラ8によりソレノイド10がONの状態になり、ストップバルブ 3が閉じるように構成されているのである。このように構成することにより、傾 斜地にて駐車や走行を行った場合等における前部と後部の液剤タンク1・2の液 剤の流動を防止するのである。
【0012】
【考案の効果】
本考案は、以上のように構成したので、以下のような効果を奏するのである。 即ち、車体が一定角度以上傾斜すると、前後の液剤タンクを連通する配管をバル ブにて閉じるので、液剤の流動を防止することができて液剤が一方の液剤タンク 側へ偏ることがなく、車体の走行安定性を向上させることができ、車体の転倒を 防止することができるのであり、また、偏ったときに生じる液剤タンクからの液 剤の噴出を防止することができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】液剤散布車の全体側面図である。
【図2】同じく平面図である。
【図3】本考案の液剤散布車の液剤タンク配置配管構造
及び制御を示すブロック図である。
【符号の説明】
1,2 液剤タンク 3 ストップバルブ 4 配管 5 傾斜センサー 6 車体フレーム P 散布用ポンプ S 液剤散布車

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体フレームの前部と後部に液剤タンク
    を配置し、該前後の液剤タンクを配管にて連通し、該配
    管途中にポンプへの分岐配管とストップバルブを設ける
    と共に、車体任意位置に傾斜センサーを配置して該スト
    ップバルブと接続し、一定角以上に傾斜すると前記スト
    ップバルブを閉じるべく構成したことを特徴とする液剤
    散布車の液剤タンク配置配管構造。
JP1133392U 1992-03-06 1992-03-06 液剤散布車の液剤タンク配置配管構造 Expired - Lifetime JP2548219Y2 (ja)

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JPH0570222U true JPH0570222U (ja) 1993-09-24
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