JP2548219Y2 - 液剤散布車の液剤タンク配置配管構造 - Google Patents

液剤散布車の液剤タンク配置配管構造

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JP2548219Y2
JP2548219Y2 JP1133392U JP1133392U JP2548219Y2 JP 2548219 Y2 JP2548219 Y2 JP 2548219Y2 JP 1133392 U JP1133392 U JP 1133392U JP 1133392 U JP1133392 U JP 1133392U JP 2548219 Y2 JP2548219 Y2 JP 2548219Y2
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JP
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liquid
liquid material
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liquid agent
pipe
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昭博 久保
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Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
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Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、農作物等の防除作業を
行う液剤散布車の液剤タンクの配置構成に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、液剤散布車の液剤タンクは、車体
の一か所に配置されていたのである。即ち、車体の前部
または後部、或いは中央部に一つの液剤タンクが配置さ
れ、この場合、液剤タンクが満タンの状態と空の状態の
ときとでは、重量バランスが大きく異なり、薬剤の量に
よって変化して車体の走行安定性が一定でなかったので
ある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】そこで、車体の前後の
重量バランスを安定させる為に液剤タンクを車体の前部
と後部に配置する構造が考えられるのであるが、該配置
の場合、前後の液剤タンクに液剤を入れた状態で傾斜地
等において長時間駐車や長時間走行を行ったときに、液
剤が一方の液剤タンクから他方の液剤タンクへ流動し、
車体の前後バランスに変化が生じ、該変化により車体の
転倒角の悪化やアクスル部の分担荷重の増大等の不具合
が生じるのである。また、液剤が一方の液剤タンクに流
動することにより、該液剤タンクの蓋部が高圧となって
飛んでしまい、液剤が噴き出すという不具合が生じるの
である。そこで、本考案は、以上のような車体の前後に
液剤タンクを配置した場合の不具合を解消し、車体バラ
ンスの変動を少なくし、安定性の良い液剤散布車を構成
することを目的とするのである。
【0004】
【課題を解決するための手段】以上のような課題を解決
するための手段として、本考案は車体フレームの前部と
後部に液剤タンクを配置し、該前後の液剤タンクを配管
にて連通し、該配管途中にポンプへの分岐配管とストッ
プバルブを設けると共に、車体任意位置に傾斜センサー
を配置して該ストップバルブと接続し、一定角以上に傾
斜すると前記ストップバルブを閉じるべく構成したもの
である。
【0005】
【作用】次に、作用について説明すると、車体フレーム
6の前部と後部に配置されている液剤タンク1・2に液
剤を入れた状態で傾斜地にて駐車や走行を行った場合に
は、傾斜センサー5からの信号がコントローラ8におい
て角度設定機20からの値と比較演算し、傾斜センサー
5からの値が設定角以上になると、コントローラ8によ
りソレノイド10がONされて、前記液剤タンク1・2
を接続する配管4に設けられているストップバルブ3を
閉じるのである。該ストップバルブ3を閉じることによ
り、前部と後部の液剤タンク1・2の液剤の流動を防止
することができるのである。
【0006】
【実施例】本考案の実施例について説明する。図1は、
液剤散布車の全体側面図、図2は、同じく平面図、図3
は、本考案の液剤散布車の液剤タンク配置配管構造及び
制御を示すブロック図である。
【0007】本考案の液剤散布車の液剤タンク配置配管
構造の実施例を図1・図2に示す液剤散布車Sにおいて
説明すると、液剤散布車Sは、エンジンEの動力により
前輪11・11と後輪12・12が駆動するように構成
され、ステアリング13の操作により前輪11・11と
後輪12・12の操向回動が可能に構成されている。車
体フレーム6の前部と後部には、それぞれに液剤タンク
1・2が載置されており、中央部には、前記ステアリン
グ13と運転座席14が配設されている。また、車体フ
レーム中央部の一側には、前記運転座席14へ乗り降り
する為のステップ15が配設されている。
【0008】前記車体フレーム6前部の液剤タンク1の
前部には、バッテリー17が配設され、車体フレーム6
後部の液剤タンク2の後部には、散布ノズル7が配設さ
れている。前記運転座席14の下方には、エンジンEと
ミッションケース16と散布用ポンプPが配設され、車
体カバー18に覆われている。前記散布用ポンプPは、
エンジンEの動力により駆動され、前記液剤タンク1・
2内の液剤を図3に示す散布バルブ19を介して散布ノ
ズル7から散布することができるように構成されている
のである。
【0009】なお、前記散布バルブ19は手動または自
動で操作可能であり、該散布バルブ19が閉じた状態で
散布用ポンプPが駆動しているときの液剤は、図3に示
すリリーフバルブ21により液剤タンク1(又は2)に
戻るように構成されている。また、前記散布ノズル7
は、車体の両側に折り畳み収納可能に構成されており、
液剤散布時には、後方へ回動して左右方向水平に伸長し
た状態にして使用するように構成されているのである。
【0010】図3において、本考案の液剤散布車の液剤
タンク配置配管構造ついて説明すると、前記車体フレー
ム6の前部と後部に配置されている液剤タンク1・2
は、それぞれにフィルター9・9を介して配管4にて連
通され、液剤散布作業中の前後の液剤タンク1・2の水
位を均一にするように構成されており、前記配管4は中
途部で配管22を分岐し、該配管22とズレた位置にス
トップバルブ3を配管4に介装し、該配管22は散布用
ポンプPに接続されている。該散布用ポンプPは、配管
23を介して散布ノズル7に接続されており、該配管2
3には前記散布バルブ19とリリーフバルブ21が介装
されているのである。
【0011】前記配管4に設けたストップバルブ3の開
閉は、ソレノイド10により行うことができ、該ソレノ
イド10はコントローラ8に接続され、該コントローラ
8には傾斜センサー5と角度設定機20が接続され、該
傾斜センサー5は車体の任意位置に配設されて車体の傾
斜角が検知され、前記角度設定機20は車体が傾斜して
一方の液剤タンク1(2)に薬液が偏った時に危険とな
る傾斜角を設定するものであり、前記該傾斜角が前記角
度設定20に設定されている一定角以上になると、コン
トローラ8によりソレノイド10がONの状態になり、
ストップバルブ3が閉じるように構成されているのであ
る。このように構成することにより、傾斜地にて駐車や
走行を行った場合等における前部と後部の液剤タンク1
・2の液剤の流動を防止するのである。
【0012】
【考案の効果】本考案は、以上のように構成したので、
以下のような効果を奏するのである。即ち、車体が一定
角度以上傾斜すると、前後の液剤タンクを連通する配管
をバルブにて閉じるので、液剤の流動を防止することが
できて液剤が一方の液剤タンク側へ偏ることがなく、車
体の走行安定性を向上させることができ、車体の転倒を
防止することができるのであり、また、偏ったときに生
じる液剤タンクからの液剤の噴出を防止することができ
るのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】液剤散布車の全体側面図である。
【図2】同じく平面図である。
【図3】本考案の液剤散布車の液剤タンク配置配管構造
及び制御を示すブロック図である。
【符号の説明】
1,2 液剤タンク 3 ストップバルブ 4 配管 5 傾斜センサー 6 車体フレーム P 散布用ポンプ S 液剤散布車

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体フレームの前部と後部に液剤タンク
    を配置し、該前後の液剤タンクを配管にて連通し、該配
    管途中にポンプへの分岐配管とストップバルブを設ける
    と共に、車体任意位置に傾斜センサーを配置して該スト
    ップバルブと接続し、一定角以上に傾斜すると前記スト
    ップバルブを閉じるべく構成したことを特徴とする液剤
    散布車の液剤タンク配置配管構造。
JP1133392U 1992-03-06 1992-03-06 液剤散布車の液剤タンク配置配管構造 Expired - Lifetime JP2548219Y2 (ja)

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JPH0570222U JPH0570222U (ja) 1993-09-24
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