JP2553706Y2 - 産業車両のパワステアリング装置 - Google Patents

産業車両のパワステアリング装置

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JP2553706Y2
JP2553706Y2 JP1990126273U JP12627390U JP2553706Y2 JP 2553706 Y2 JP2553706 Y2 JP 2553706Y2 JP 1990126273 U JP1990126273 U JP 1990126273U JP 12627390 U JP12627390 U JP 12627390U JP 2553706 Y2 JP2553706 Y2 JP 2553706Y2
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JP
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load
rear wheel
steering
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power steering
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JP1990126273U
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JPH0483882U (ja
Inventor
唯志 斉藤
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小松フォークリフト株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案はフォークリフトのような産業車両の後車軸
に設けられたパワステアリング装置に関する。
〔従来の技術〕
従来フォークリフトラックのような産業車両には、後
車軸にステアリング装置が設けられている。またステア
リング操作時の操作力を軽減するため、第4図に示すよ
うなセミインテグラル方式、または第5図に示すような
オービットロール方式のパワステアリング装置が装備さ
れている。
上記従来のパワステアリング装置の油圧回路は、第6
図に示すようにステアリングハンドルaを操作するとス
テアリングバルブbが切換えられて、操作量に比例した
油量が油圧ポンプcよりステアリングシリンダdへ流入
し、ステアリングシリンダdにより後輪がステアリング
ハンドルaの操作方向へ切換え操作されるようになって
いる。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記従来のパワステアリング装置では、荷役時の荷重
に関係なく一定の操作力でステアリングハンドルaが操
作できるようになっている。
このため積荷が重かったり、積荷の揚高が高いのにマ
ストを直立または、前傾させているため車体の安定性が
悪い場合でも操作力が一定のため、未熟な運転者は急ハ
ンドルを切ることがよくあり、その結果車両が転倒した
り、揚高中の積荷が落下して破損するなどの不具合があ
った。
この考案は上記不具合を改善する目的でなされたもの
で、後輪荷重に応じてステアリングシリンダの発生推力
を制御するようにした産業車両のステアリングシリンダ
装置を提供して、未熟なオペレータでも安全に荷役作業
が行えるようにしたものである。
〔課題を解決するための手段及び作用〕
この考案は上記目的を達成するために、車体の前部に
フォークなどの荷役手段が設けられ、また後輪にパワス
テアリング装置が設けられた産業車両において、走行時
及び作業時後輪に作用する後輪荷重を検出し、かつ後輪
荷重が小さいときには、上記パワステアリング装置に設
けられた電磁比例リリーフ弁のリリーフ圧を低く設定し
て、ステアリングシリンダの発生推力が小さくなるよう
制御し、また後輪荷重が大きいときには、上記電磁比例
リリーフ弁のリリーフ圧を後輪荷重にほぼ比例して高く
なるよう設定して、ステアリングシリンダの発生推力が
大きくなるよう制御たものである。
上記構成により、積荷が重かったり、揚高が高いのに
マストを直立または前傾させているため車体の安定性が
悪い場合は、ステアリングシリンダの発生推力が小さく
なるため、ハンドル操作に大きな操舵力が必要となり、
その結果急ハンドルによる車両の転倒や積荷の落下など
の事故を未然に防止できるようになる。
また逆に空荷のときや、揚高が高くても、マストを後
傾させていて車体が安定しているときには、ステアリン
グシリンダの発生推力か大きくなるため、ハンドル操作
が軽くなってオペレータの疲労が軽減できると共に、小
回りできるなど車両の機動性が上るため、作業能率の向
上も図れるようになる。
〔実施例〕
この考案の一実施例を第1図ないし第3図を参照して
詳述する。
図において1はフォークリフトラックのような産業車
両の車体で、前輪2及び後輪3により自走すると共に、
後輪3に第2図に示すパワステアリング装置が設けられ
ている。
図中4は車体1の前部に前後傾自在に立設されたマス
トで、リフトシリンダ5により上下動自在なフォーク6
が取付けられており、このフォーク6上に積荷を載置し
て荷役作業を行うようになっている。
上記パワステアリング装置は運転席7の前方に設けら
れたステアリングハンドル8を操作することにより切換
えられるステアリングバルブ9を有しており、ステアリ
ングハンドル8の操作とともに操作量に比例した油量
が、油圧ポンプ10より分流弁11及びステアリングバルブ
9を経てステアリングシリンダ12へ流入されるようにな
っており、これによってステアリングシリンダ12により
後輪3が動作されるようになっている。
一方フォーク6を上下動するリフトシリンダ5のボト
ム側には、ボトム側の油圧から積荷の荷重を検出する荷
重検出器14が接続されている。上記荷重検出器14により
検出された積荷の荷重は制御装置15へ送られて、制御装
置15により予め登録された荷重データから後輪3の荷重
が、算出されるようになっている。そして後輪3の荷重
に応じて出力側に接続された電磁比例リリーフ弁16のリ
リーフ圧Pが第3図に示す特性Aのように制御される。
なお、特性B(一定)は従来のパワステアリング装置
のリリーフ弁のものを示す。
上記電磁比例リリーフ弁16は分流弁11とステアリング
バルブ9の間を接続する管路17の途中に設けられてい
て、後輪荷重が大きくなる程リリーフ圧Pもこれに比例
して大きくなるように制御されるようになっている。
次に作用を説明すると、フォーク6上に積荷を載置し
て荷役作業を行う産業車両は、積荷の荷重が大きくなる
と逆に後輪荷重は小さくなり、またマスト4の後傾角が
大きく荷の揚程が高い場合は後輪荷重が大きくなる。
そこで後輪荷重を荷重検出器14より検出した値より演
算して、得られた後輪荷重より電磁比例リリーフ弁16の
リリーフ圧Pを、後輪荷重が小さいときには低く、後輪
荷重が大きくなるとこれにほぼ比例して大きくなるよう
に設定する。
これによって積荷が重かったり、揚高が高いのにマス
ト4を直立または前傾させているため車体1の安定性が
悪い場合は、油圧ポンプ10の吐出圧が低い圧力で電磁比
例電磁弁16よりタンクへリリーフされて、ステアリング
シリンダ12へ供給される圧油の圧力が低くなり、これに
よってステアリングシリンダ12の発生推力が小さくなる
ため、ハンドル操作に大きな操舵力が必要となり、その
結果急ハンドルによる車両の転倒や積荷の落下などの事
故を未然に防止できるようになる。
また逆に空荷のときや、揚高が高くても、マスト4を
後傾させていて後輪荷重が大きく、車体1が安定してい
るときには、後輪荷重にほぼ比例して電磁比例リリーフ
弁16の設定圧が高くなるため、ステアリングシリンダ12
へ供給される圧油の圧力も後輪荷重にほぼ比例して高く
なり、これによってステアリングシリンダ12の発生推力
が大きくなるため、ハンドル操作が軽くなってオペレー
タの疲労が軽減できると共に、小回りできるなど車両の
機動性が上るため、作業能率の向上も図れるようにな
る。
〔考案の効果〕
この考案は以上詳述したように、後輪荷重を検出し
て、後輪荷重が小さいときにはリリーフ弁のリリーフ圧
を低く設定し、後輪荷重が大きいときにはこれにほぼ比
例してリリーフ圧が高くなるよう制御するようにしたこ
とから、積荷が重かったり、揚高が高いのにマストを直
立または前傾させているため車体の安定性か悪い場合
は、ステアリングシリンダの発生推力が小さくなるた
め、ハンドル操作に大きな操舵力が必要となり、その結
果急ハンドルによる車両の転倒や積荷の落下などの事故
を未然に防止できるため、未熟なオペレータでも安全に
荷役作業が行えるようになる。
また逆に空荷のときや、揚高が高くても、マストを後
傾させていて車体が安定しているときには、ステアリン
グシリンダの発生推力が大きくなるため、ハンドル操作
が軽くなってオペレータの疲労が軽減できると共に、小
回りできるなど車両の機動性が上るため、作業能率の向
上も図れるようになる。
また最大据え切り時のリリーフ圧を後輪荷重に応じて
小さくできることから、動力損失の低減も図れるように
なる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例による産業車両の側面図、
第2図は回路図、第3図は後輪荷重とリリーフ圧の関係
を示す線図、第4図ないし第6図は従来の説明図であ
る。 1……は車体、3は後輪、4はマスト、6はフォーク、
12はステアリングシリンダ、16は電磁比例リリーフ弁。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体1の前部にフォーク6などの荷役手段
    が設けられ、また後輪3にパワステアリング装置が設け
    られた産業車両において、走行時及び作業時後輪3に作
    用する後輪荷重を検出し、かつ後輪荷重が小さいときに
    は、上記パワステアリング装置に設けられた電磁比例リ
    リーフ弁16のリリーフ圧を低く設定して、ステアリング
    シリンダ12の発生推力が小さくなるよう制御し、また後
    輪荷重が大きいときには、上記電磁比例リリーフ弁16の
    リリーフ圧を後輪荷重にほぼ比例して高くなるよう設定
    して、ステアリングシリンダ12の発生推力が大きくなる
    よう制御してなる産業車両のパワステアリング装置。
JP1990126273U 1990-11-30 1990-11-30 産業車両のパワステアリング装置 Expired - Lifetime JP2553706Y2 (ja)

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JPH0483882U JPH0483882U (ja) 1992-07-21
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH069982B2 (ja) * 1987-04-09 1994-02-09 株式会社豊田自動織機製作所 荷役車両におけるパワ−ステアリング装置の流量制御装置

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JPH0483882U (ja) 1992-07-21

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