JPH057020U - 移動農機における動力伝達装置 - Google Patents

移動農機における動力伝達装置

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JPH057020U
JPH057020U JP6411491U JP6411491U JPH057020U JP H057020 U JPH057020 U JP H057020U JP 6411491 U JP6411491 U JP 6411491U JP 6411491 U JP6411491 U JP 6411491U JP H057020 U JPH057020 U JP H057020U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】移動農機における動力伝達装置をコンパクト化
する。 【構成】ミッションケース3内における主軸Aに、スリ
ーブ42を回転自在に支持し、該スリーブ42と主軸A
との間に主クラッチ42を介在すると共に、該スリーブ
42に出力ギヤ40を設け、該ギヤ40から、主クラッ
チ42を設ける余裕空間を与えた走行用逆転切換え装置
87、走行用変速装置86、作業機用変速装置85及び
作業機用出力装置84に動力を伝達する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、乗用田植機等の移動農機に係り、詳しくは移動農機における動力伝 達装置内の配置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の乗用田植機等の移動農機においては、動力伝達装置から突出している主 軸と、エンジンから突出している駆動軸と、の間をベルトにて動力伝達し、動力 伝達を断にするときには、ベルトのテンションを緩めるようにするベルトテンシ ョンクラッチ方式を採用するか、または、エンジンの駆動軸側のプーリと、動力 伝達装置から突出した主軸に回転自在に取付けたプーリと、の間を常にベルトに より動力伝達し、主軸側のプーリと主軸との間にメインクラッチを採用するよう に構成されていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記したベルトテンションクラッチ方式を採用した場合には、 クラッチ機能の信頼性が低く、また、エンジンの駆動軸に設けたプーリと動力伝 達装置から突出した主軸に設けたプーリとをベルトで常時連結し、主軸側のプー リと主軸の基端部との間にメインクラッチを設ける方式を採用した場合には、こ のベルトの着力点と、主軸の基端との距離が長くなり、主軸の強度が低下すると 共に、全体の所要スペースが大きくなるという欠点があった。
【0004】 そこで、本考案は、動力伝達装置にエンジンからの出力を取り込む主軸をミッ ションケースに貫通支持して、この主軸のミッションケース内にメインクラッチ を設けると共に、動力伝達装置内の各装置の配置をメインクラッチのまわりに配 置することにより、コンパクト化した移動農機における動力伝達装置を提供する ことを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上述事情に鑑みてなされたものであって、ミッションケース(3) 内に、走行用正逆転切換え装置(87)、走行用変速装置(86)、作業機用変 速装置(85)及び作業機用出力装置(84)を内蔵し、該ミッションケース( 3)から突出している主軸(A)を介してエンジンからの動力を、前記走行用正 逆転切換え装置(87)及び走行用変速装置(86)、並びに作業機用変速装置 (85)及び作業機用出力装置(84)に伝達してなる、移動農機(P)におけ る動力伝達装置(G)において、前記ミッションケース(3)内における前記主 軸(A)に、スリーブ(37)を回転自在に支持し、該スリーブ(37)と前記 主軸(A)との間にメインクラッチ(42)を介在すると共に、該スリーブ(3 7)に出力ギヤ(40)を配設し、そして前記メインクラッチ(42)を、前記 走行用正逆転切換え装置(87)、走行用変速装置(86)、作業機用変速装置 (85)及び作業機用出力装置(84)の間部分に配置してなる、ことを特徴と する。
【0006】
【作用】
以上の構成に基づき、主軸(A)に入力した回転力は、ミッションケース(3 )内において主軸(A)からメインクラッチ(42)を介して、スリーブ(37 )に伝達される。そして、スリーブ(37)に設けられた出力ギヤ(40)から 走行用正逆転切換え装置(87)、走行用変速装置(86)、作業機用変速装置 (85)及び作業機用出力装置(84)に前記回転力を伝達する。
【0007】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、メインクラッチ(42)が、走行用正 逆転切換え装置(87)、走行用変速装置(86)、作業機用変速装置(85) 及び作業機用出力装置(33)の間部分に設けられているので、ミッションケー ス(3)内の主軸(A)の長さを最小に構成することができ、ミッションケース (3)をコンパクトに構成できる。また、作業機用出力装置(33)と走行用変 速装置(86)とをメインクラッチ(42)に対し、ベルト伝達側と逆側に構成 すると、ミッションケース(3)内の動力伝達経路を最短に配置できると共に、 作業機用出力装置(33)用のトルクリミッタ(49)をベルト伝達側と反対側 に取付けることができ、ミッションケース(3)の幅を小さくできて、機体(1 9)の幅を小さく構成できる。
【0008】 なお、前記カッコ内の符号は図面と対照するものであり、本考案の構成を限定 するものではない。
【0009】
【実施例】
以下、図面に沿って本考案による実施例について説明する。
【0010】 乗用田植機Pは、図4ないし図6に示すように、エンジン1、ミッションケー ス3及びフレーム17等よりなる機体19を有しており、この機体19の後方に は昇降リンク20を介して田植装置21が支持されており、この田植装置21の 下部にはプランタ22が取付けられると共に、フロート23が取付けられている 。また、ミッションケース3は両側に横アクスルハウジング25a,25bが突 設されており、この横アクスルハウジング25a,25bに、下方に向いて(少 し斜め前外方)縦アクスルハウジング26a,26bが固定されている。そして 、この縦アクスルハウジング26a,26bは弾性的に伸縮できると共に、下端 に前輪27,27を軸支している。また、ミッションケース3の下部後端からド ライブシャフト29がフレーム17の下面に沿って後方に延設され、このドライ ブシャフト29がリヤアクスルハウジング30に連結されている。そして、この リヤアクスルハウジング30の両端部にリヤミッション31a,31bが設けら れており、このリヤミッション31a,31bに水田車輪からなる後輪32,3 2が軸支されている。なお、このリヤアクスルハウジング30内にはクラッチ及 びブレーキが設けられており、後輪32,32には、左右独立して動力が断・接 されると共に、ブレーキが掛けられるようになっている。また、ミッションケー ス3の上部後端からPTO軸33が後方に延設され、プロペラシャフト35を介 して、プランタ22等にミッションケース3内の伝動装置G(図1参照)からの 動力が伝達されるようになっている。
【0011】 次に、図1に沿って、ミッションケース3内のギヤ伝動装置Gについて説明す ると、ミッションケース3はほぼ中央で2分割され、ボルト・ナットにより一体 に組立てられている。主軸Aの左側端はミッションケース3の外側に突出してお り、従動プーリ9が取付けられており、主軸Aの中間部には、カラー36が設け られ、このカラー36と左側ベアリングとにスリーブ37が軸方向移動を制止さ れて、主軸Aに軸支されており、このスリーブ37に転位ギヤ39とギヤ40と が一体に設けられている。そして、主軸Aの右側部にスプライン等を介してクラ ッチケース41が軸方向移動可能に取付けられており、このクラッチケース41 とスリーブ37との間に主クラッチ42が形成されている。
【0012】 この主クラッチ42を更に詳細に説明すると、クラッチケース41の底部には 皿ばね72が複数個積層されており、この皿ばね72の左側に当接して押え板7 3が設けられ、この押え板73の内周縁が前記カラー36に当接するようになっ ている。そして、クラッチケース41にセパレータプレート75が軸方向摺動自 在に取付けられており、このセパレータプレート75に挟まれたクラッチプレー ト76がスリーブ37に軸方向摺動自在に取付けられている。なお、スリーブ3 7は接合部37aにより2分割されて、組立を容易にするようにされ、この接合 部37aは互に角型の凹凸片が嵌合するようになっている。また、セパレータプ レート75の外側に止め板77が設けられていて、この止め板77が止め輪79 によりクラッチケース41に制止されて、プレート75,76がクラッチケース から脱出しないようになっている。
【0013】 また、ベアリング80がクラッチケース41の背部に当接するようになってお り、このベアリング80のインナレースが偏心部片81に取付けられている。こ の偏心部片81はクラッチ操作軸82に偏心して取付けられており、軸82がミ ッションケース3外のクラッチペダルの操作により回動されると、この偏心部片 81によりベアリング80を介して、クラッチケース41が左方に移動してクラ ッチ42が断となり、右方に移動して接となるようになっている。なお、83は 軸82をミッションケース3内で軸支している支持部である。
【0014】 また、主軸Aはミッションケース3の前方に位置し、クラッチ操作軸82はこ の主軸Aの前側に位置している。そして、この主軸Aの少し上方右側後方に位置 したプランタ軸Dからトルクリミッタ49、ベベルギヤ47、ベベルギヤを備え たPTO軸等からなる作業機用出力装置84が設けられている。また、スリーブ 37とプランタ軸Dとの間に株間変速装置39,40,45等よりなる作業機用 変速装置85は主クラッチ42の斜め上方左側後方に位置している。また、ギヤ 51a,51b,53a,53b等よりなる走行用変速装置86は主軸Aの下方 右側後方に位置している。そして、ギヤ50,40,46等よりなる走行用正逆 転切換え装置87はプランタ軸Dと変速軸Bとの間に位置する。これ等作業機用 出力装置84、作業機用変速装置85、走行用変速装置86及び走行用正逆転切 換装置87を形成する空間の隙いた部分に主クラッチ42及びそのクラッチ操作 軸82が設けられている。
【0015】 また、プランタ軸Dにスプライン等によりスリーブ43が固定されており、こ のスリーブ43の外周にスプライン等によりギヤ45が軸方向摺動可能に取付け られると共に、このスリーブ43の内側端にギヤ46が取付けられている。そし て、プランタ軸Dの中間部右側にベベルギヤ47がプランタ軸Dと相対回転可能 に取付けられており、このベベルギヤ47とプランタ軸Dとの間にトルクリミッ タ49が形成されている。なお、前記転位ギヤ39はギヤ40よりも歯数が少な く形成されており、ギヤ45が転位ギヤ39またはギヤ40に噛み合うことによ り、プランタ軸Dに対して株間変速が可能になっている。また、このベベルギヤ 47が前記PTO軸33のベベルギヤに噛み合うようになっている。
【0016】 また、変速軸Bの左端部にはギヤ50が軸方向摺動可能に取付けられ、右部に はギヤ51a,51bを有する双子ギヤ51が軸方向摺動可能に取付けられてい る。また、変速軸Cの左部には前記ドライブシャフト29(図6参照)のベベル ギヤに噛み合うベベルギヤ52が固定されており、変速軸Cの右側部には、前記 ギヤ51aに噛み合うギヤ53aと、ギヤ51bに噛み合うギヤ53bとが固定 されている。そして、変速軸Cの中間部には、ディファレンシャルギヤケース5 5のギヤ55aに噛み合うギヤ56が固定されている。また、このディファレン シャルギヤケース55の両側には前記したアクスルハウジング25a,25b, 26a,26b(図4参照)内のドライブシャフトを介して前輪27,27が駆 動されるようになっている。
【0017】 次に、図2を参照してベルト式無段変速装置2について説明すると、エンジン 1の出力軸からなる駆動軸5の基端部に油圧駆動用プーリ7が固定されており、 この油圧駆動用プーリ7の外側の駆動軸5に駆動側プーリ6の固定シーブ6aが キー等により固定されている。そして、この固定シーブ6aの外側のボス部に可 動シーブ6bがキー等により、軸方向摺動自在に取付けられている。また、可動 シーブ6bのボス部に、ベアリング等を介して、回転自在に、カム部11aを有 するカム部材11が取付けられている。このカム部11aは軸5を中心とする円 周面においてスパイラル状の複数のプロフィルを有するものであり、このカム部 11aのプロフィル上を転動するローラ部材12がリング12aに、放射状に取 付けられ、このリング12aが固定シーブ6aのボス部外端側に回転自在に取付 けられている。
【0018】 また、ミッションケース3の外側面に、主軸Aを中心とするカム部3a(形状 は前記カム部11aと同様)が突設されており、このカム部3aのプロフィル上 を転動するローラ部材15がリング15aに放射状に取付けられれている。そし て、このリング15aが従動側プーリ9の可動シーブ9bのボス部に回転自在に 取付けられている。なお、可動シーブ9bはキー等により主軸Aに軸方向摺動自 在に取付けられており、固定シーブ9aは軸A端に固定されている。
【0019】 また、カム部材11、ローラ部材12、リング12a等により駆動側調節装置 13が構成されており、カム部3a、ローラ部材15、リング15a等により従 動側調節装置16が構成されている。また、駆動プーリ6と従動側プーリ9とに 無端ベルト10が張設されている。
【0020】 また、リング12aから外方に延設されたアーム12cがエンジン等より側方 に突出した固定部材8に設けられたピン8a(ねじ込ピン)により回り止めされ ている。
【0021】 次に、ベルト式無段変速装置2の操作装置18について、図3及び図2を参照 して説明すると、図2に示すカム部材11にアーム11bが突設されており、リ ング15aにアーム15bが突設されており、これ等アーム11bと15bとが リンク14により連結されていて、軸5及び軸Aとアーム11b及び15bとリ ンク14とによりほぼ平行四辺形が形成されている。そして、リング12aから 突設されたアーム12cを回り止めするピン8aにアーム57が枢支され、この アーム57の先端にタイトプーリ59が軸支されていると共に、基端には引張ば ね60が取付けられており、この引張ばね60の引張力により、タイトプーリ5 9を介して、無端ベルト10に所定の張力を付与するようになっている。また、 機体19に横方向を向いて設けられ軸61に取付片62が軸支され、この取付片 62に軸63が設けられ、この軸63に作動片65aが軸支され、この作動片6 5aに操作レバー65が取付けられている。また、前記取付片62にレバー66 が取付けられ、このレバー66の先端とアーム11bの先端とが長さ調節可能な ロッド67により連結されている。また、作動片65aに突起65bが設けられ ており、この突起65bが逆転切換え軸69のアーム69aに係合している。そ して、図3に示す変速軸Bに設けられた摺動するギヤ50が、主軸A上のギヤ4 5に噛み合ったときに機体19が前進、プランタ軸D上のギヤ46に噛み合った ときに機体19が後進するようになっている。
【0022】 なお、図3(b) に示すよなガイド71が機体に固定されており、操作レバー6 5と一体に形成されて一体に移動するレバー65gがコ字状のガイド71に沿っ て操作される。ガイド71の底部に沿って左右に移動させると、右側(図3(b) で上側)が前進側、左側が後進側であり、途中に中立位置となっている。また、 操作者側にて前後進の切換えが行われ、前方にレバー65を移動すると高速にな るようになっている。
【0023】 また、図1に示す油圧ポンプ軸Eに取付けられたプーリ70と図2で示した油 圧駆動用プーリ7とにベルト7aが張設されている。
【0024】 次に、本実施例の作用を説明する。
【0025】 圃場において、エンジン1を作動させると、エンジンの出力軸である駆動軸5 (図2参照)が回転するに伴い、駆動側プーリ6、無端ベルト10、従動側プー リ9を介して、主軸Aが駆動される。ついで、主クラッチ42を接にすると、ギ ヤ40が回転し、ギヤ45、プランタ軸D、トルクリミッタ49を介して、ベベ ルギヤ47が駆動されて、このベベルギヤ47に噛み合うベベルギヤを介してP TO軸33(図5、図6参照)が駆動される。この際、ギヤ45を転位ギヤ39 に噛み合わせると株間変速される(ギヤ40に噛み合っているときよりも株間距 離が大きくなる)。
【0026】 また、ギヤ40、ギヤ50、変速軸B、ギヤ51a、ギヤ53a、変速軸C、 ベベルギヤ52、ドライブシャフト29を介して後輪32,32が低速で駆動さ れる。この際、ギヤ51aと53aとの噛み合いをギヤ51bと53bとの噛み 合いに切換えると高速で後輪32,32が駆動される。
【0027】 また、変速軸C上のギヤ56がディファレンシャルギヤケース55のギヤ55 aに噛み合うことにより、前輪27,27が駆動される。そして、前記後輪32 ,32と同様に高、低速に切換えることができる。
【0028】 また、ギヤ50を変速軸B上で右側に移動して、ギヤ40との噛み合いが断た れて中立位置となり、更に、右側に移動すると、プランタ軸D上のギヤ46に噛 み合わせる(図1は展開図であるため、噛み合わないように表示されている)。 すると、主軸A、主クラッチ42、ギヤ40、ギヤ46、ギヤ50を介して、変 速軸Bに低速の後進方向の回転が伝達される。そして、この後は前記前進時と同 様にして、前輪27,27、後輪32,32に前進時よりも低速の回転が伝達さ れる。
【0029】 なお、当然のことながら、作業機用変速装置85はギヤ45を転位ギヤ39と ギヤ40とに噛み合わせ変えし、走行用変速装置86はギヤ51aとギヤ53a との噛み合いからギヤ51bと53bとの噛み合わせ変えし、正逆転切換装置8 7はギヤ50をギヤ40から46に噛み合わせ変えするものであり、噛み合わせ 変えされるギヤ間には速度差があるので、クラッチ操作軸82を操作して、主ク ラッチ42を断にしたときに、前記のギヤ噛み合わせ変えすることにより、噛み 合わせ変えするギヤに対する衝撃は緩和される。
【0030】 次に、図2、図3(a) ,(b) を参照して、ベルト式無段変速装置2及びその操 作装置18の作用を説明すると、操作レバー65をコ字型のガイド71の底部で 軸63の回りに回動すると、突起65b、アーム69aを介して逆転切換え軸6 9が回動され、アーム59bにより中央が中立で、右端(図3(b) では上端)が 前進に、左端が後進にセットされる。即ち、ギヤ40,50の噛み合いで前進、 ギヤ46,50の噛み合いで後進される。ついで、前進または後退の位置で操作 レバー65をガイド71に沿って向う側へ、即ち、図3(a) において軸61を中 心に反時計回りに回動すると、レバー66、ロッド67、リンク14を介して、 アーム11b,15bがほぼ同角度反時計回り方向に回動される。アーム11b を介して、カム部11aのリフトが大きくなり、ローラ部材12によりカム部材 11が内側に移動され、可動シーブ6bを内側に寄せると共に、アーム15bを 介して、ローラ部材15をカム部3aのリフトが小さい位置に移動させ、可動シ ーブ9bを内側(右側)に寄せる。従って、無端ベルト10は、図1において外 側に表示した位置に移動し、駆動軸5の回転数よりも主軸Aの回転数を増大させ る。また、操作レバー65を図3(a) において、時計回り方向に回動すると、前 記と逆に、図2において軸5,Aより内側に表示した位置に移動して、軸5の回 転数が減速されて、入力軸Aに伝達される。そして、操作レバー65の移動量は 無段にできるので、このベルト式無段変速装置2は無段の変速が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例におけるミッションの展開断面
図。
【図2】そのベルト式無段変速装置の断面正面図。
【図3】(a) はその操作装置の側面図、(b) はその操作
レバーのガイドを示す平面図。
【図4】その機体を示す平面図。
【図5】その機体の側面図。
【図6】本考案を実施する乗用田植機の側面図。
【符号の説明】
1 エンジン 3 ミッションケース 19 機体 37 スリーブ 40 出力ギヤ(ギヤ) 42 メインクラッチ(主クラッチ) 84 作業機用出力装置 85 作業機用変速装置 86 走行用変速装置 87 正逆転切換え装置 A 主軸 G 動力伝達装置 P 移動農機(乗用田植機)

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 ミッションケース内に、走行用正逆転切
    換え装置、走行用変速装置、作業機用変速装置及び作業
    機用出力装置を内蔵し、該ミッションケースから突出し
    ている主軸を介してエンジンからの動力を、前記走行用
    正逆転切換え装置及び走行用変速装置、並びに作業機用
    変速装置及び作業機用出力装置に伝達してなる、移動農
    機における動力伝達装置において、 前記ミッションケース内における前記主軸に、スリーブ
    を回転自在に支持し、 該スリーブと前記主軸との間にメインクラッチを介在す
    ると共に、該スリーブに出力ギヤを配設し、 そして前記メインクラッチを、前記走行用正逆転切換え
    装置、走行用変速装置、作業機用変速装置及び作業機用
    出力装置の間部分に配置してなる、 ことを特徴とする移動農機における動力伝達装置。
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