JPH0570183U - 送風機用ブラシレスモータ - Google Patents

送風機用ブラシレスモータ

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JPH0570183U
JPH0570183U JP919892U JP919892U JPH0570183U JP H0570183 U JPH0570183 U JP H0570183U JP 919892 U JP919892 U JP 919892U JP 919892 U JP919892 U JP 919892U JP H0570183 U JPH0570183 U JP H0570183U
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JP
Japan
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rotor
casing
stator
air
brushless motor
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修 桜井
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Toshiba TEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本考案は、ロータやその軸受およびステータの
巻線部分に空気中に含まれた異物が入り込むのを防止で
き、モータ本来の性能を長期に亘って良好に維持できる
とともに、空気中に埃や水分が多く含むまれた環境化で
も使用できる送風機用ブラシレスモータの提供を目的と
する。 【構成】ケーシング3内に、巻線13が巻回されたステ
ータ7を収容するとともに、このステータの内側にマグ
ネット23を有するロータ15を回転自在に挿通し、こ
のロータのロータ軸16の両端部を、軸受20,21を
介してケーシングに支持させるとともに、ロータ軸の一
端部に取り付けた送風ファン40によって送風される空
気の流れ経路46が、ケーシングの内側に位置された送
風機用ブラシレスモータにおいて、ケーシングの内側
に、少なくともステータの巻線、ロータおよび軸受を取
り囲む防塵壁51を設けたことを特徴としている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、電気掃除機の吸い込みファンあるいは各種産業機器の送風用ファン に用いられるブレシレスモータに関する。
【0002】
【従来の技術】
産業機器用の電動送風機は、送風ファンを駆動するためのインナーロータ形の ブラシレスモータを備えている。このブラシレスモータは、巻線が巻回されたス テータと、このステータの内側に挿通されたロータを有しており、これらステー タやロータは、ケーシング内に収容されている。そして、この種のブラシレスモ ータでは、ロータがマグネットを有するため、このロータの回転位置を検出して 所定のステータ巻線への通電を行い、ロータとステータとの間の磁極の位相を切 り換えている。
【0003】 このブラシレスモータのケーシングには、送風ファンを収容したファンカバー が連結されている。そして、従来のブラシレスモータにおいて、上記送風ファン によって送風された空気を、ファンカバーからケーシングの内側に導く形式のも のが知られており、この従来のブラシレスモータでは、上記ロータやステータが ケーシング内に送風される空気流に直接晒されるようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、送風ファンによって送風される空気中には、埃や塵あるいは水分が 含まれていることが多い。すると、この空気の流れ経路中にロータやステータが 位置するブレシレスモータの場合には、空気中に含まれた埃等の異物がロータや ステータに付着することがある。
【0005】 特に、ブラシレスモータのロータは、マグネットを有しているので、ケーシン グ内に送風される空気中に微細な金属片等が含まれていると、この金属片がロー タに吸着されてしまう。そして、この金属片がロータとステータとの間のクリア ランスに入り込んだ場合には、ロータの回転に抵抗が生じ、ロータの回転が変動 し易くなるとともに、最悪の場合にはロータがロックする虞れがあり得る。 また、空気中の水分がステータの巻線に付着すると、この巻線間で絶縁不良が 発生する虞れがあり、モータの性能維持に悪影響を及ぼすといった問題もある。
【0006】 本考案はこのような事情にもとづいてなされたもので、ロータやその軸受およ びステータの巻線部分に空気中に含まれた異物が入り込むのを防止でき、モータ 本来の性能を長期に亘って良好に維持できるとともに、空気中に埃や水分が多く 含まれた環境化でも使用できる送風機用ブラシレスモータの提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
そこで、本考案においては、ケーシング内に、巻線が巻回されたステータを収 容するとともに、このステータの内側に、マグネットを有するロータを回転自在 に挿通し、このロータのロータ軸の両端部を、軸受を介して上記ケーシングに支 持させるとともに、上記ロータ軸の一端部に送風ファンを取り付け、この送風フ ァンによって送風される空気の流れ経路が、上記ケーシングの内側に位置された 送風機用ブラシレスモータを前提としている。
【0008】 そして、上記ケーシングの内側に、少なくともロータやその軸受およびステー タの巻線を取り囲む防塵壁を設け、この防塵壁で上記ロータ、軸受および巻線を 空気の流れ経路から遮蔽したことを特徴としている。
【0009】
【作用】
このような構成によれば、ロータやその軸受およびステータの巻線回りが、送 風ファンによって送風される空気の流れ経路から隔離されるので、たとえ空気中 に水分や金属片等の異物が含まれていたとしても、この異物がロータや軸受およ び巻線に付着するの防止できる。
【0010】 このため、異物の噛み込みによる軸受の損傷およびロータの回転変動やロック を解消できるとともに、巻線間の絶縁不良も未然に防止することができ、モータ 本来の性能を長期に亘り充分に発揮させることができる。
【0011】 また、空気中に水分や埃等が多く含まれた雰囲気中でも、格別なフィルタ等を 設けることなく使用することができ、モータを設置できる環境の制限が緩和され る。
【0012】
【実施例】
以下本考案の第1実施例を、図1および図2にもとづいて説明する。
【0013】 図1において、符号1で示す電動送風機は、インナーロータ形のブラシレスモ ータ2を備えている。このブラシレスモータ2の外郭を構成する金属製のケーシ ング3は、上端が開口された円筒状をなしており、このケーシング3の上端開口 部には、ブラケット4が取り付けられている。ブラケット4は、一定の幅を有す る帯板状をなしており、ケーシング3の上端開口部を径方向に横切っている。
【0014】 ケーシング3の内側には、ステータ7が収容されている。ステータ7は、リン グ状のステータコア8を備えている。ステータコア8の外周面には、四つの支持 突部9が周方向に等間隔を存して突設されており、これら支持突部9の外周面が ケーシング3の内周面に接している。このため、ステータコア8の外周面の大部 分は、ケーシング3の内面から離間している。
【0015】 ステータコア8の内周面には、図2に示すように、六つの突極12が周方向に 等間隔に突設されている。これら突極12には、夫々巻線13が巻回されている 。巻線13は、電気的に120°の位相差をもって配置され、例えば100V〜 200Vの駆動電圧で三相駆動し得るように巻かれている。
【0016】 ステータコア8の内側には、ロータ15が回転自在に挿通配置されている。ロ ータ15は、ロータ軸16と、このロータ軸16の外周に設けられた一対のロー タコア17を備えている。ロータ軸16は、ケーシング3の下面およびブラケッ ト4に回転自在に支持されている。すなわち、ケーシング3の下面中央部と、ブ ラケット4の上面中央部には、ケーシング3の外側に張り出す筒状のホルダ部1 8,19が形成されている。そして、ホルダ部18,19の内側に、ロータ軸1 6の両端部を回転自在に支持する軸受20,21が装着されており、これら軸受 20,21は、ケーシング3の内部空間に露出されている。
【0017】 また、本実施例のロータコア17は、板状のマグネット23と、このマグネッ ト23を挾み込む一対の磁極板24a,24bとに三分割されており、これら磁 極板24a,24bは、極性が互いに異なっている。
【0018】 磁極板24a,24bは、図2に示すように、ロータ軸16の径方向一方側に 偏心して張り出す扇状突部25を有している。扇状突部25の外周縁部は、ロー タ軸16を回転中心とする円弧状に形成されており、この外周縁部には、ロータ 軸16の軸方向に延びるフランジ部26が形成されている。そして、マグネット 23を挾んで対向し合う磁極板24a,24bは、扇状突部25を180°反対 側に向けた姿勢でロータ軸16上に装着されており、そのフランジ部26の先端 がマグネット23を挾んだ反対側の磁極板24a,24bの外側にまで延びて、 上記ステータ7の突極12に僅かなクリアランスを存して対向されている。
【0019】 ロータ軸16の下端部は、ケーシング3の底を貫通して外方に導出されている 。このロータ軸16の下端部には、バックヨークを兼ねるホルダ28が同軸状に 嵌合されている。このホルダ28の下面には、ロータ位置検出用の回転盤29が 重ね合わされている。回転盤29には、複数の磁極が所定角度毎に交互に着磁さ れており、この回転盤29は、ねじ30を介してロータ軸16に固定されている 。
【0020】 回転盤29の下方には、回路基板32が配置されている。回路基板32は、ケ ーシング3の底面から延びるボス部33にねじ34を介して支持されており、そ の中央部分が回転盤29の下面に近接している。回路基板32には、ロータ15 の回転位置を検出するホール素子のようなセンサ35が設けられている。センサ 35は、本実施例のモータ2が三相駆動であるため三個設けられており、上記回 路基板32の下面に120°の位相差をもって配置されている。
【0021】 したがって、このセンサ35を通じて回転盤29の磁極の切り替わりが検出さ れて、上記ロータ15の回転位置が判別されるようになっており、このセンサ3 5は、ロータ15の回転位置を示す信号を、図示しないモータ駆動回路に送出す るようになっている。
【0022】 なお、上記回転盤29、回路基板32およびモータ駆動回路は、カバー36に よって覆われており、このカバー36は、ケーシング3の底面に連結されている 。
【0023】 一方、ロータ軸16の上端部は、ブラケット4を貫通して外方に導出されてい る。このロータ軸16の上端部には、遠心式の送風ファン40がナット41を介 して締め付け固定されている。送風ファン40の周囲は、ファンカバー42によ って覆われている。ファンカバー42は、下面が開口された形状をなしており、 この開口周縁部がケーシング3の上端部に嵌合されている。
【0024】 このため、ファンカバー42は、ブラケット4の両側部とケーシング3の上端 開口部とで形作られる略扇型の開口部分を通じてケーシング3の内部空間に連な っている。
【0025】 また、ブラケット4上には、整流板43が設けられている。整流板43は、ケ ーシング3の上端開口部を覆っており、この整流板43の外周部には、ケーシン グ3内に開口する図示しない複数の導風口が設けられている。
【0026】 ファンカバー42の上面中央部には、吸込口44が形成されている。吸込口4 4は、送風ファン40の回転中心部に対向されており、この送風ファン40が回 転されると、図1の矢印で示すように、吸込口44から吸入された空気が送風フ ァン40の外周からファンカバー42内に吐出されるようになっている。そして 、ファンカバー42内に吐出された空気は、整流板43の導風口を経てケーシン グ3内に送風され、このケーシング3の周面に開口する吐出口45から外方に排 出されるようになっている。
【0027】 このため、ケーシング3内には、送風ファン40によって送風された空気の流 れ経路46が形成されており、この流れ経路46の一部は、ステータコア8とケ ーシング3との対向面間に形成されている。
【0028】 ところで、ケーシング3の内側には、ロータ15やステータ7の巻線13およ びロータ軸16を支持する軸受20,21を取り囲む防塵壁51が設けられてい る。この防塵壁51は、ステータ7よりも送風ファン40側に位置された第1の 壁部52と、ステータ7よりも回転盤29側に位置された第2の壁部53とに二 分割されている。本実施例の場合、これら壁部52,53は合成樹脂材料にて構 成されている。
【0029】 第1の壁部52は、ステータコア8の外周部の上面とブラケット4のホルダ部 19との間で挾み込まれており、上記巻線13を側方から取り囲む側壁部52a と、この側壁部52aに連続して巻線13の上方を覆いつつ上記軸受21の近傍 に達する上壁部52bを備えている。そして、側壁部52aの下端部がOリング 54を介してステータコア8の上面に気密に接しているとともに、上壁部52b の上端部がOリング54を介してホルダ部19の下面に気密に接している。
【0030】 第2の壁部53は、ステータコア8の外周部の下面とケーシング3の底面との 間で挾み込まれており、上記巻線13を側方から取り囲む側壁部53aと、この 側壁部53aに連続して巻線13の下方を覆いつつ上記軸受20の近傍に達する 底壁部53bを備えている。そして、側壁部53aの上端部がOリング54を介 してステータコア8の下面に気密に接しているとともに、底壁部53bがOリン グ54を介してケーシング3の底面に気密に接している。 したがって、防塵壁51は、ステータコア8と協同して上記ロータ15、巻線 13および軸受20,21を空気の流れ経路46から隔離している。
【0031】 なお、上記第2の壁部53の底壁部53bには、巻線13に連なるリード線( 図示せず)をカバー36の内側のモータ駆動回路に導くための挿通口56が形成 されている。
【0032】 また、本実施例の場合、空気の流れ経路46に面するステータコア8の外周面 には、図2に示すような多数の凹凸61が形成されている。凹凸61は、断面形 状が略角形に形成されており、この凹凸61の存在によって発熱するステータコ ア8の表面積が拡大されている。したがって、ステータコア8と流れ経路46を 流れる空気との接触面積が増大することと合わせて熱抵抗が少なくなり、ステー タ7の放熱効果を高めることができる。
【0033】 このような構成のブレシレスモータ2によれば、ケーシング3内に、ロータ1 5やステータ7の巻線13さらにはロータ15の軸受20,21を取り囲む防塵 壁51を設け、この防塵壁51によって上記ロータ15のような各部品を、送風 ファン40によって送風される空気の流れ経路46から隔離したので、たとえケ ーシング3内に送風される空気中に微細な金属片や水分のような異物等が多く含 まれていたとしても、この異物が高速で回転するロータ15や軸受20,21お よびステータ7の巻線13に付着するのを防止できる。
【0034】 このため、異物の噛み込みによるロータ15の回転変動やロックを解消できる とともに、軸受20,21の損傷を抑えて、その機能を長期に亘り良好に維持す ることができ、その分、ロータ15の回転が円滑となる。
【0035】 それとともに、ブラシレスモータ2の運転中に、ケーシング3内に送風された 空気中の水分が巻線13に付着することもないので、巻線13間での絶縁不良の 発生も防止することができる。したがって、上記ロータ15の回転が円滑となる ことと合わせて、モータ本来の性能を長期に亘り充分に発揮させることができ、 ブラシレスモータ2の寿命が長くなる。
【0036】 その上、ケーシング3内に収容されたロータ15、ステータ7の巻線13およ び軸受20,21が、このケーシング3内で空気の流れ経路46から隔離されれ ば、送風ファン40に吸い込まれる空気中に水分や埃等が多く含まれる雰囲気中 でも、格別なフィルタ等を用いることなく使用することができる。 このため、電動送風機1を設置できる環境の制限が緩和され、従来に比べて汎 用性が格段に向上する。
【0037】 また、本実施例では、防塵壁51を電気絶縁性を有する合成樹脂製としてある ので、格別な絶縁構造を採用することなく、この防塵壁51の側壁部52a,5 3aをステータ7の巻線13に近づけることができる。このため、防塵壁51を コンパクトに形成でき、空気の流れ経路46が不所望に狭められることもない。
【0038】 さらに、防塵壁51は、ステータコア8に接触しているので、この防塵壁51 を金属製とすれば、これをステータ7の放熱部材として活用することができる。 このため、ステータ7の巻線13の周囲を防塵壁51で取り囲んだ構成でありな がら、ステータ7の放熱効果を高めることができる。 なお、本考案は上記第1実施例に特定されるものではなく、図3に本発明の第 2実施例を示す。
【0039】 この第2実施例では、主にステータコア8の放熱性を高めるための構成が上記 第1実施例と相違しており、この第2実施例において、上記第1実施例と同一の 構成部分には同一の参照符号を付して、その説明を省略する。
【0040】 すなわち、本実施例では、ステータコア8の外周部が支持突部9の間において ケーシング3の内周面に近接する方向に延長されており、この延長部61は防塵 壁51の外側に突出されて、空気の流れ経路46に露出されている。そして、こ の延長部61には、ロータ15の軸方向に延びる四つの通気孔62が形成されて いる。通気孔62は、ステータコア8の周方向に沿う円弧状をなすとともに、こ のステータコア8の周方向に間隔を存して配置されており、突極12や巻線13 の外側に位置されている。
【0041】 したがって、送風ファン40からの空気が流れ経路46に送風されると、この 空気の一部が通気孔62内を流通し、ステータコア8を強制的に空冷するように なっている。
【0042】 このような構成の第2実施例によると、ステータコア8の内部を空気が通過す るので、ステータコア8の内部に熱が籠り難くなるとともに、空気とステータコ 8との接触面積も増大し、ステータ7の放熱効果をより高めることができる。 また、図4には、本考案の第3実施例が示されている。
【0043】 この第3実施例では、ステータ7のステータコア71の外周形状が四角形状に 形成されており、このステータコア71の四隅部がケーシング3の内周面に接し ている。そして、ステータコア71の内周には、一対の突極72が突設されてい る。突極72は、ロータ15を挾んで互いに対向し合っており、各突極72には 巻線13が巻回されている。
【0044】 ステータコア71の四つの側面73a〜73dとケーシング3の内周面との間 に、夫々空気の流れ経路46が形成されている。この流れ経路46に面するステ ータコア71の側面73a〜73dには、多数の凹凸74が形成されている。凹 凸74は、断面形状が三角形状をなしており、この凹凸74の存在によって発熱 するステータコア71の側面73a〜73dの表面積が倍増されている。
【0045】 したがって、この第3実施例においても、ステータコア71と流れ経路46を 流れる空気との接触面積が増大するので、ステータ7の熱抵抗が少なくなり、こ にステータ7の放熱効果を高めることができる。
【0046】 また、この第3実施例の場合も、図4に想像線で示すように、ステータコア7 1の外周部にロータ15の軸方向に沿う通気孔76を形成し、この通気孔76に 流れ経路46を流れる空気の一部を導入するようにしても良い。
【0047】
【考案の効果】
以上詳述した本考案によれば、ロータやその軸受およびステータのコイル回り が、送風ファンによって送風される空気の流れ経路から隔離されるので、たとえ 空気中に水分や金属片等の異物が含まれていたとしても、この異物がロータ、軸 受およびステータに付着するの防止できる。このため、異物の噛み込みによる軸 受の損傷およびロータの回転変動やロックを解消できるとともに、巻線間の絶縁 不良も未然に防止でき、その分、ロータの回転が円滑となって、モータ本来の性 能を長期に亘り充分に発揮させることができる。
【0048】 また、空気中に水分や埃等が多く含まれた雰囲気中でも、格別なフィルタ等を 設けることなく使用することができるので、モータを設置できる環境の制限が大 幅に緩和され、従来に比べて汎用性が格段に向上するといった利点ガある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例における電動送風機の断面
図。
【図2】図1のAーA線に沿う断面図。
【図3】本発明の第2実施例における電動送風機の断面
図。
【図4】本発明の第3実施例における電動送風機の断面
図。
【符号の説明】
2…ブラシレスモータ、3…ケーシング、7…ステー
タ、13…巻線、15…ロータ、20,21…軸受、2
3…マグネット、40…送風ファン、46…流れ経路、
51…防塵壁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシング内に、巻線が巻回されたステ
    ータを収容するとともに、 このステータの内側に、マグネットを有するロータを回
    転自在に挿通し、 このロータのロータ軸の両端部を、軸受を介して上記ケ
    ーシングに支持させるとともに、 上記ロータ軸の一端部に送風ファンを取り付け、 この送風ファンによって送風される空気の流れ経路が、
    上記ケーシングの内側に位置された送風機用ブラシレス
    モータにおいて、 上記ケーシングの内側に、少なくとも上記ロータやその
    軸受およびステータの巻線を上記空気の流れ経路から遮
    蔽するように取り囲む防塵壁を設けたことを特徴とする
    送風機用ブラシレスモータ。
JP919892U 1992-02-27 1992-02-27 送風機用ブラシレスモータ Pending JPH0570183U (ja)

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