JP3422867B2 - 電動送風機 - Google Patents

電動送風機

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JP3422867B2
JP3422867B2 JP1947695A JP1947695A JP3422867B2 JP 3422867 B2 JP3422867 B2 JP 3422867B2 JP 1947695 A JP1947695 A JP 1947695A JP 1947695 A JP1947695 A JP 1947695A JP 3422867 B2 JP3422867 B2 JP 3422867B2
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【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、ロータがステータの内
側に回転自在に挿通配置されたインナロータ型ブラシレ
スモータで送風ファンを回転させて送風を行う各種産業
機器用の電動送風機に関する。 【0002】 【従来の技術】ロータの極数が少ないブラシレスモータ
として、図10および図11に示される2極・6ポール
・3相Y結線のブラシレスモータが知られている。 【0003】すなわち、これらの図中1で示すステータ
は、外周が円形をなすステータコア2の内周面に突設さ
れた6個のポールP1〜P6にU、V、Wの相巻線3〜5を
巻き付けて形成されている。 【0004】図10および図12に示されるようにU相
の相巻線3は、ポールP1にCW(時計)方向に巻いた
後、このポールP1から 180゜隔たった位置のポールP4に
CCW(反時計)方向に巻いて設けられている。同様に
V相の相巻線4は、ポールP3にCW方向に巻いた後、こ
のポールP3から 180゜隔たった位置のポールP6にCCW
方向に巻いて設けられている。同様にW相の相巻線5
は、ポールP5にCW方向に巻いた後、このポールP5から
180゜隔たった位置のポールP2にCCW方向に巻いて設
けられている。そして、ポールP2、P4、P6に巻かれた各
相巻線3〜5は互いに接続されている。したがって、こ
のステータ1は6ポール・3相Y結線の構造となってい
る。 【0005】図10および図11中符号6は、図示しな
い軸受により両端支持されるロータ軸7にロータマグネ
ット8を取付けてなるロータで、これはロータマグネッ
ト8の周面をポールP1〜P6の先端面に夫々対向させて、
ステータ1の内側に回転自在に配置されている。図10
中2点鎖線に示されるようにロータ6はその半周に渡る
領域をN極とS極とが夫々占めており、最小の2極構成
となっている。 【0006】このような2極・6ポール・3相Y結線の
ブラシレスモータは、相巻線3〜5の電流方向をトラン
ジスタ等のスイッチング素子で制御することにより、運
転されるものであり、そのロータ軸7に例えば送風ファ
ンを取付けて電動送風機として使用できる。 【0007】また、図13および図14には高速領域に
おいて効率がよい4極・12ポール・3相Y結線のブラ
シレスモータを示している。 【0008】これらの図中11で示すステータは、外周
が円形をなすステータコア12の内周面に突設された1
2個のポールP1〜 P12にU、V、Wの相巻線13〜15
を巻き付けて形成されている。 【0009】図15中点線に示されるようにU相の相巻
線13は、隣接する3個のポールP2〜P4群に跨がってC
W方向に収め巻きするとともに、前記ポールP2〜P4群に
対して図13中反時計方向に並んだ3個のポールP5〜P7
群に跨がってCCW方向に収め巻きし、さらに、前記ポ
ールP5〜P7群に対して図13中反時計方向に並んだ3個
のポールP8〜 P10群に跨がってCW方向に収め巻きする
とともに、前記ポールP8〜 P10群に対して図13中反時
計方向に並んだ3個のポール P11、P12 、P1群に跨がっ
てCCW方向に収め巻きして設けられている。 【0010】同様に、図15中実線に示されるようにV
相の相巻線14は、隣接する3個のポールP6〜P8群に跨
がってCW方向に収め巻きするとともに、前記ポールP6
〜P8群に対して図13中反時計方向に並んだ3個のポー
ルP9〜 P11群に跨がってCCW方向に収め巻きし、さら
に、前記ポールP9〜 P11群に対して図13中反時計方向
に並んだ3個のポール P12、p1、p2群に跨がってCW方
向に収め巻きするとともに、前記ポール P12、p1、p2群
に対して図13中反時計方向に並んだ3個のポールP3〜
P5群に跨がってCCW方向に収め巻きして設けられてい
る。 【0011】同様に、図15中2点鎖線に示されるよう
にW相の相巻線15は、隣接する3個のポール P10〜 P
12群に跨がってCW方向に収め巻きするとともに、前記
ポール P10〜 P12群に対して図13中反時計方向に並ん
だ3個のポールP1〜P3群に跨がってCCW方向に収め巻
きし、さらに、前記ポールP1〜P3群に対して図13中反
時計方向に並んだ3個のポールP4〜P6群に跨がってCW
方向に収め巻きするとともに、前記ポールP4〜P6群に対
して図13中反時計方向に並んだ3個のポールP7〜P9群
に跨がってCCW方向に収め巻きして設けられている。 【0012】そして、ポール各相巻線13〜15は互い
に接続されている。したがって、このステータ11は1
2ポール・3相Y結線の構造となっている。 【0013】なお、前記収め巻きとは、周知のように複
数のポール群に渡る大きさ・形状に相当する大きさ・形
状の巻き枠を用いて、そこに相巻線を巻き付けてから、
この相巻線を前記巻き枠から外し、こうして外された相
巻線を複数のポール群に渡って嵌合することにより、相
巻線の内側に複数のポール群を収めて、これらポール群
にわたって相巻線13〜15を装着する巻き方である。 【0014】図13および図14中符号16は、図示し
ない軸受により両端支持されるロータ軸17にロータマ
グネット18を取付けてなるロータで、これはロータマ
グネット18の周面をポールP1〜 P12の先端面に夫々対
向させて、ステータ11の内側に回転自在に配置されて
いる。図13中2点鎖線に示されるようにロータ16は
その90゜に渡る領域をN極とS極とが夫々占めており、
4極構成となっている。 【0015】このような4極・12ポール・3相Y結線
のブラシレスモータは、相巻線13〜15の電流方向を
トランジスタ等のスイッチング素子で制御することによ
り、運転されるものであり、そのロータ軸17に送風フ
ァンを取付けて電動送風機として使用できる。 【0016】 【発明が解決しようとする課題】前記2極・6ポール・
3相Y結線のブラシレスモータは、ポール数が少ないこ
とにより、相巻線への通電を制御するスイッチング素子
のスイッチングに伴う損失(トルクの発生に関与しない
ものであってスイッチイングロスと通称されている。)
が少ない点で優れているが、その反面、ステータコア2
の円形をなすコアベース2aの幅Aが大きく、したがっ
て、ステータ1の直径が大きい。 【0017】これは、ロータ6のN極からコアベース2
aを通ってロータ6のS極に戻る磁気を通すために、コ
アベース2aが磁気飽和しないだけの幅を必要とするこ
とに起因している。 【0018】なお、後述する4極・12ポール・3相Y
結線のブラシレスモータとの比較のために詳しく説明す
れば、各ポールP1〜P6を通る磁束本数が図10中矢線で
示されるように夫々2本であるとした条件では、コアベ
ース2aにおけるロータ6の磁極境界に対応する部分を
通る磁束本数は3本であるから、この磁束が磁気飽和し
ない程度の断面積を有してコアベース2aは形成され
る。したがって、それに応じてコアベース2aの幅Aは
広くなっている。 【0019】以上のようにステータ1の直径が大きいこ
とにより、これを備えた2極・6ポール・3相Y結線の
ブラシレスモータは、径が大きいとともに、重量も重い
という問題がある。そのため、このモータを駆動部とし
て使用する電動送風機も大型で、かつ、重量が重いとい
うも問題がある。 【0020】また、前記4極・12ポール・3相Y結線
のブラシレスモータは、前記2極・6ポール・3相Y結
線のブラシレスモータと同じ磁束密度であるとした条
件、言い換えれば、各ポールP1〜 P12を通る磁束本数が
夫々図13中矢線で示されるように1本であるとした条
件では、ステータコア12の円形をなすコアベース12
aにおけるロータ16の磁極境界に対応する部分を通る
磁束本数は 1.5本である。そのため、コアベース12a
の幅Bを、前記2極・6ポール・3相Y結線のブラシレ
スモータのステータコア2の幅Aの半分とでき、それに
応じてモータを小径かつ軽量にできる点で優れている。 【0021】しかし、このブラシレスモータは、既述の
ように相巻線13〜15が収め巻きにより設けられてい
るため、一本のポールに一巻きするのに他のポールを巻
く必要があることに加えて、一本のポール上に各相の相
巻線13〜15が重ねられて巻かれているから、各相巻
線13〜15の全長が長い。したがって、巻線コストが
高い。しかも、重ねて巻かれていることにより、ステー
タコア12の両端面12b、12cからの巻線の突出長
さC(図14参照)が大きい。このように突出長さCが
大であるので、このモータはスラスト方向の高さが大き
いという問題がある。 【0022】また、以上のように相巻線13〜15が夫
々長いので、それに応じて抵抗が増加するとともに銅損
が大きくなるので、相巻線13〜15の発熱が大きい。
そのため、モータの温度が上昇し易く、それに基づき軸
受の寿命に悪影響を与え易いという問題がある。 【0023】しかも、既述のように相巻線13〜15が
収め巻きされたブラシレスモータにおいては、図13に
示されるように隣接するポール間に形成されるスロット
19のスラスト方向両端が相巻線13〜15で塞がれて
しまう。そのため、スロット19に風を流通させてステ
ータ11を冷却できないから、ステータ11の空冷を行
うには、このステータ11の外周囲に空気流路を形成す
る必要がある。それにより、モータの直径が大きくなる
という問題がある。 【0024】したがって、このブラシレスモータおよび
これを駆動部として使用する電動送風機は、既述のよう
にスラスト方向および径方向にも大きいから、全体が大
型であるというも問題がある。 【0025】本発明の目的は、小型・軽量にできるとと
もに、温度上昇を少なくできる安価な電動送風機を得る
ことにある。 【0026】 【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
ケーシングと、内周面に12個のポールが突設されると
ともに、相巻線が一つのポールに対して重ねて巻かれる
ことがないように前記各ポールのうち二つ置きに配置さ
れた4個のポールに対して前記相巻線を交互に電流方向
を変えて夫々単独に巻き付けて1相とし、この相を12
0゜間隔で配置して12ポール・3相Y結線をなして形
成され、前記ケーシング内に収納されたステータと、周
方向に交互に設けられるN極とS極との合計極数を4と
したロータマグネットを有し、このマグネットの周面を
前記各ポールの先端面に対向させて前記ステータの内側
に挿通配置されたロータと、このロータが有するロータ
軸の両端部を前記ケーシングに支持する軸受と、前記ロ
ータ軸の一端部に取付けられた送風ファンと、このファ
ンより送風されて前記ケーシング内を流れる空気の流れ
経路が、隣接するポール間に形成されてスラスト方向両
端を開放した12個のスロットを含んでおり、前記流れ
流路の前記ステータより下流側に位置して前記ケーシン
グに設けられた排気孔とを具備したものである。 【0027】 【0028】 【0029】 【0030】 【作用】請求項1の発明に係る電動送風機が備えるイン
ナロータ型ブラシレスモータにおいては、ステータのポ
ール数が12と多いので、そのステータコアの円形等環
形をなすコアベースの各部を通る磁束本数が少なくなる
ことに伴い、コアベースの幅を狭くでき、それにより、
ステータを小径にできる。したがって、既述のようにス
テータを小型・軽量にできることに伴って、これを収納
するケーシングを小型にできる。そして、各相巻線を、
複数のポールに渡る収め巻きではなく、各ポールに対し
て交互に電流方向を変えて夫々単独に巻き付けたから、
各相巻線の長さを短くできるとともに、各相の相巻線が
一つのポールに対して重ねて巻かれることがないから、
各相巻線のステータコアの端面からの突出長さを小さく
できる。しかも、前記単独の巻き付けにより、隣接する
ポール間に形成されるスロットのスラスト方向両端を開
放させた構成とできる。このようにステータの各ポール
に対して夫々単独に巻き付けた相巻線が、スロットのス
ラスト方向両端を塞ぐことがないから、送風ファンによ
り送風されてケーシング内を通ってケーシングの排気孔
から流出される風を、スロットに流通させて、ステータ
をその内側から空冷できる。 【0031】 【0032】 【0033】 【実施例】以下、図1〜図5を参照して本発明の第1実
施例を説明する。図1は本実施例に係る電気掃除機用の
電動送風機全体の構成を示す断面図であって、同図にお
いて符号21で示す電動送風機は、4極・12ポール・
3相Y結線のインナロータ型ブラシレスモータからなる
駆動部22を備えている。この駆動部22の平面は図2
に示されている。 【0034】駆動部22の外郭を構成する金属製のケー
シング23は、一端が開口された円筒状のケーシング本
体24と、この本体24の開口端部に取付けられたブラ
ケット25とを備えている。図2に示されるようにブラ
ケット25は、平面視略帯板状であって、ケーシング本
体24の開口を径方向に横切っている。ブラケット25
は通風孔25aを有している。 【0035】ケーシング23内にはステータ26が収容
されている。ステータ26は、プレス機械より打ち抜か
れた同一大きさのけい素鋼板を多数枚積層してなるステ
ータコア27に、相巻線28〜30を取付けてなる。電
気的に120゜の位相差をもって配置される相巻線28
〜30は、図示しないモータ駆動回路でのトランジスタ
等のスイッチング素子の切り換えにより、例えば100
V〜20Vの駆動電圧で3相駆動されるようになってい
る。 【0036】詳しくは、図3および図4に示されるよう
にステータコア27は、例えばその外周が円形等環形を
なすコアベース27aの内周面に、12本のポールP1〜
P12を一体に突設して形成されている。 【0037】コアベース27aの外径寸法はケーシング
本体24の円筒部の内径寸法に一致している。ケーシン
グ本体24内の所定の深さ位置まで挿入されたステータ
コア27は、その外周面全体をケーシング本体24の内
周面に圧接して配置されている(図1および図2参
照)。 【0038】12本のポールP1〜 P12は30゜間隔でス
テータコア27の中心方向に向けて夫々突設されてい
る。このように12本のポールP1〜 P12を設けたことに
より、隣接するポール間に形成されるスロットSの数は
12となっている。 【0039】U相を担う相巻線28は90゜ごとに離れ
て位置された4本のポールP1、P4、P7、 P10に渡って設
けられ、これら各ポールP1、P4、P7、 P10に対して交互
に電流方向(つまり、ラジアル方向の磁束方向)を変え
て単独に巻き付けられている。この相巻線28は、ポー
ルP2、P3、P5、P6、P8、P9、 P11、 P12には巻き付けら
れていない。 【0040】そのために、例えば図5の結線図に示され
るように相巻線28は、ポールP1に対してはCW(時
計)方向に巻き付けられているとともに、このポールP1
から図3中反時計方向に二つ置いた位置のポールP4に対
してCCW(反時計)方向に巻き付けられ、さらに、ポ
ールP4から図3中反時計方向に二つ置いた位置のポール
P7に対してCW方向に巻き付けられているとともに、こ
のポールP7から図3中反時計方向に二つ置いた位置のポ
ール P10に対してCCW方向に巻き付けられている。 【0041】V相を担う相巻線29は90゜ごとに離れ
て位置された4本のポールP2、P5、P8、 P11に渡って設
けられ、これら各ポールP2、P5、P8、 P11に対して交互
に電流方向を変えて単独に巻き付けられている。この相
巻線29は、ポールP1、P3、P4、P6、P7、P9、 P10、 P
12には巻き付けられていない。 【0042】そのために、例えば図5の結線図に示され
るように相巻線29は、前記ポールP1から120゜離れ
た位置のポールP5に対してはCW方向に巻き付けられて
いるとともに、このポールP5から図3中反時計方向に二
つ置いた位置のポールP8に対してCCW方向に巻き付け
られ、さらに、ポールP8から図3中反時計方向に二つ置
いた位置のポール P11に対してCW方向に巻き付けられ
ているとともに、このポール P11から図3中反時計方向
に二つ置いた位置のポールP2に対してCCW方向に巻き
付けられている。 【0043】W相を担う相巻線30は90゜ごとに離れ
て位置された4本のポールP3、P6、P9、 P12に渡って設
けられ、これら各P3、P6、P9、 P12に対して交互に電流
方向を変えて単独に巻き付けられている。この相巻線3
0は、ポールP1、P2、P4、P5、P7、P8、 P10、 P11には
巻き付けられていない。 【0044】そのために、例えば図5の結線図に示され
るように相巻線30は、前記ポールP1から240゜離れ
た位置のポールP9に対してはCW方向に巻き付けられて
いるとともに、このポールP9から図3中反時計方向に二
つ置いた位置のポール P12に対してCCW方向に巻き付
けられ、さらに、ポール P12から図3中反時計方向に二
つ置いた位置のポールP3に対してCW方向に巻き付けら
れているとともに、このポールP3から図3中反時計方向
に二つ置いた位置のポールP6に対してCCW方向に巻き
付けられている。 【0045】そして、これらU、V、Wの各相を担う相
巻線28〜30は、図5に示されるようにその一端を接
続してY結線されている。したがって、こうして相巻線
28〜30が取付けられたステータ26においては、そ
の12個のスロットSは、相巻線28〜30で塞がれる
ことなく、夫々ステータコア27の厚み方向(スラス
ト)方向に開放されている。 【0046】ステータ26の内側にはロータ31が挿通
配置されている。図1に示されるようにロータ31は、
ロータ軸32と、この軸32の外周に取付けられた円筒
状のロータマグネット33とを備えている。ロータマグ
ネット33は、いわゆるプラスチックマグネットからな
るもので、その外周面を各ポールP1〜 P12の先端面に対
向させて設けられている。このロータマグネット33は
その周方向に交互にN極とS極とが設けられていて、そ
の合計極数は4である。これらの磁極は厚み(ラジア
ル)方向に着磁して設けられている。 【0047】図1に示されるようにロータ軸32はケー
シング23に回転自在に支持されている。すなわち、ケ
ーシング本体24の底壁中央部には外側に突出する円筒
状のホルダ部34が形成されているとともに、ブラケッ
ト25の中央部にも外側に突出する円筒状のホルダ部3
5が形成されている。これらホルダ部34、35の内側
には夫々ロータ軸32を回転自在に支持する軸受36、
37が装着されている。ロータ軸32の一端部は軸受3
7およびホルダ部35を挿通してケーシング23の外側
に突出されている。 【0048】図1中38はステータ26に取付けられた
環状の基板ホルダで、これには軸受37側に位置してリ
ング状の回路基板39が固定されている。この基板39
には、ロータ31の回転位置を検出する図示しないホー
ル素子等の位置センサが3個取付けられていて、その検
出信号が入力されるモータ駆動回路により前記相巻線2
8〜30に対する通電が制御されるようになっている。 【0049】図1に示されるように前記構成の駆動部2
2より突出されたロータ軸32の先端部には、遠心式の
送風ファン40が、ナット41を介して締め付け固定さ
れている。このファン40は、その吸気口と対向する吸
込み口42aを有した平面視円形のファンカバー42で
覆われている。ファンカバー42は、図1において下面
が開口された形状をなしており、この開口縁部がケーシ
ング本体24の周部に嵌合されている。このファンカバ
ー32の内部は、ケーシング本体24の開口縁とブラケ
ット25とで区画される略扇形開口部分24a(図2参
照)を通してケーシング23の内部空間に連通されてい
る。 【0050】ブラケット25と送風ファン40との間に
は、整流板43がブラケット25にねじ止めされて介装
されている。整流板43は、平面視円形であって、ブラ
ケット25および略扇形開口部分24aを覆っている。
この整流板43は、そのブラケット25側の面に複数の
円弧状の整流壁を有しているとともに、外周部に複数の
図示しない導風口を有している。 【0051】また、ケーシング本体24には、ケーシン
グ23内の空気の流れ経路においてステータ26よりも
下流側に位置して排気孔44が設けられている。排気孔
44を通してケーシング23内を通った風が外部に排出
される。 【0052】前記構成の電動送風機21が備える駆動部
22をなすインナロータ型ブラシレスモータは、既述の
ように4極・12ポール・3相Y結線の構成となってい
る。このような構成のモータは、ステータ26のポール
数が12と多いので、そのステータコア27の円形コア
ベース27aを通る磁束本数が少ないことに伴い、コア
ベース27の幅B(図3、図4参照)を狭くできるの
で、ステータ26を小径にできる。 【0053】詳しくは、ロータ31のN極からステータ
コア27を通ってロータ31のS極に戻る磁気を通すた
めに、コアベース27aは磁気飽和しないだけの幅を必
要とするが、各ポールP1〜 P12を通る磁束本数が図3矢
線で示されるように夫々1本である(したがって、この
モータの総磁束量は比較例としての図13のブラシレス
モータの総磁束量と同じである。)ので、コアベース2
7aにおけるロータ31の磁極境界に対応する部分を通
る磁束本数は 1.5本であり、この磁束が磁気飽和しない
程度の断面積を有してコアベース27aを形成される。
それにより、この 1.5本の磁束を通すための幅Bを、図
13のブラシレスモータでのコアベースの幅の半分とで
きる。 【0054】このようにステータ26の直径を小さくで
きるので、その重量を軽くできる。したがって、前記4
極・12ポール・3相Y結線のブラシレスモータからな
る駆動部22、およびこの駆動部22を備えた電動送風
機21を軽量にできる。 【0055】そして、以上のようにステータ26の直径
を小さくできるので、これを備えた4極・12ポール・
3相Y結線のブラシレスモータからなる駆動部22のケ
ーシング本体24の円筒部の径を小さくできる。その
上、駆動部22は、その各相巻線28〜30を、いわゆ
る収め巻きではなく、各ポールP1〜 p12に対して夫々単
独に巻き付けたから、各相を担う相巻線28〜30が一
つのポールに対して重ねて巻かれることがなく、各相巻
線28〜30のステータコア17の端面27eからの突
出長さD(図4参照)を小さくできる。 【0056】したがって、駆動部22をスラスト方向に
もラジアル方向に小型にでき、それに伴い、電動送風機
21も小型にできる。 【0057】そして、この小型化に伴い、ステータ26
およびケーシング本体24を構成する材料の使用量を少
なくできることに加えて、既述のように各相巻線28〜
30を各ポールP1〜 p12に対して夫々単独に巻き付けた
ことにより、一本のポールを1巻きするのに他のポール
を巻く必要がないとともに、既述のように重ね巻きされ
ることがないので、各相巻線28〜30の長さを短くで
き、その使用量を少なくできる。そのため、駆動部22
およびこれを備える電動送風機21の製造コストを低減
できる。 【0058】さらに、以上のように各相巻線28〜30
の長さが短くなったことにより、これらの抵抗および銅
損を小さくできるので、各相巻線28〜30の発熱を少
なくできる。それに加えて、後述のようにステータ26
からの放熱特性がよいので、駆動部22の温度上昇を少
なくできる。そのため、軸受36、37の温度上昇も抑
制できるので、その寿命に悪影響を与えることを少なく
できる。 【0059】また、前記構成においては、以上のように
1本1本のポールに対して相巻線28〜30を単独に巻
き付けたことにより、相巻線28〜30が、隣接するポ
ール間に形成されたスロットSのスラスト方向両端を塞
ぐことがなく、これら12個のスロットSのスラスト方
向両端を開放して、これらスロットSをケーシング23
内の空気の流れ経路の一部として利用できる。 【0060】そのため、この電動送風機21を動作させ
ると、風は次のように送風される。すなわち、駆動部2
2の駆動により送風ファン40が回転されると、図1中
矢印に示されるようにファンカバー42の吸込み口42
aから吸い込まれて送風ファン40の外周からファンカ
バー42内に吐き出された風が、整流板43内にその導
風口を通して導かれる。次に、この風は、整流板43の
整流壁間の整流風路に通されてディフューザ作用により
静圧化された後に、駆動部22の略扇形開口部分24a
および通風孔25aを通してケーシング23内に導入さ
れる。さらに、この風は、ステータ26の各ポールP1〜
P12間の各スロットSを流通して、ステータ26をその
内側から空冷してから、ケーシング23の排気孔44を
通って外部に排出される。 【0061】こうした送風作動において、ステータ26
の熱は、熱伝導によりケーシング本体24に伝わって外
部に放出される他に、既述のようにステータ26の開放
された各スロットSに臨んだ部分から放出される。それ
により、送風される空気によりステータ26をその内側
から空冷できるので、ステータ26の冷却性能がよく、
したがって、駆動部22の温度上昇を少なくできる。 【0062】なお、この第1実施例において、回路基板
39はロータ31より僅かに大径であって、その周部が
スロットSの大部分と対向することがないので、ケーシ
ング23内での前記空気の流れを回路基板39が妨げる
ことが少ない。したがって、ケーシング23内での風損
が少なく、円滑な送風を行うことができる。 【0063】図6および図7は本発明の第2実施例を示
している。この第2実施例は、ステータコアとケーシン
グ内の空気の流れ経路の構成のみが前記第1実施例とは
異なり、それ以外の構成は図6および図7に図示されな
い部分を含めて図1〜図5に示した前記第1実施例の電
動送風機と同じ構成であるので、図示されない構成につ
いては図1〜図5をもって代用するとともに、図示され
る同一構成部分には第1実施例と同一の符号を付して、
それらの構成の説明およびそれに基づく作用効果の説明
については省略するが、これらの同一部分についても第
2実施例に係る電動送風機の構成の一部をなすものであ
る。 【0064】この第2実施例ではステータコア127の
コアベース127aを、円形をなすベース主部127a1
の外周面に、少なくとも3個の凸部127a2を一体に突
設して形成している。ベース主部127a1の直径はケー
シング本体24の円筒部の内径よりも小さく、この主部
127a1の内周面に12個のポールP1〜 P12が突設され
ている。 【0065】このステータコア127を備えるステータ
26は、凸部127a2をケーシング本体24の円筒部内
面に圧接させて、ケーシング23内に収容されており、
その収容によりステータコア127の外周部とケーシン
グ本体24の円筒部内面との間には複数の円弧状をなす
通気路Eを形成している。そして、この通気路Eを形成
する凸部127a2の突出長さに応じて、ケーシング本体
24の円筒部は大径(第1実施例に比較して)となって
いる。なお、以上の点以外の構成は前記第1実施例と同
じである。 【0066】この第2実施例の構成においても、その駆
動部22が前記第1実施例と同様に4極・12ポール・
3相Y結線のインナロータ型ブラシレスモータで形成さ
れていることにより、前記第1実施例と同じ作用を得
て、本発明の所期の目的を達成できる。しかも、この第
2実施例では、ケーシング23内の空気の流れ経路にお
いて、ステータ26の回りに、12個のスロットSによ
る内側の通気路の他に、スタータ26の外周部に位置さ
れる外側の通気路Eが設けられているから、ステータコ
ア127をその内外両側から空冷できるので、より駆動
部22の温度上昇を少なくできる。 【0067】図8および図9は本発明の参考例を示して
いる。この参考例は、ケーシング内の空気の流れ経路の
構成と防塵構造を備える点のみが前記第1実施例とは異
なり、それ以外の構成は図8および図9に図示されない
部分を含めて図1〜図5に示した前記第1実施例の電動
送風機と同じ構成であるので、図示されない構成につい
ては図1〜図5をもって代用するとともに、図示される
同一構成部分には第1実施例と同一の符号を付して、そ
れらの構成の説明およびそれに基づく作用効果の説明に
ついては省略するが、これらの同一部分についても参考
に係る電動送風機の構成の一部をなすものである。 【0068】この参考例において、内周面に12個のポ
ールP1〜 P12が突設されたステータコア127のコアベ
ース127aは、円形をなすベース主部127a1の外周
面に、その周方向に等間隔に配置される少なくとも3個
の凸部127a2を一体に突設して形成されている。この
ステータコア127を備えるステータ26は、凸部12
7a2をケーシング本体24の円筒部内面に圧接させて、
ケーシング23内に収容されており、その収容によりス
テータコア127の外周部とケーシング本体24の円筒
部内面の間に、複数の円弧状をなす通気路Eを形成し
ている。この通気路Eを形成する凸部127a2の突出長
さに応じて。ケーシング本体24の円筒部は大径(第1
実施例に比較して)となっている。 【0069】また、この参考例に係る電動送風機は、ケ
ーシング23の内側に、ロータ31、ステータ26の相
巻線28〜30、および軸受36、37を取り囲む電気
絶縁性を有した合成樹脂材料の防塵壁51、52を設け
ている。 【0070】第1の防塵壁51は、ステータコア27の
外周部の一端面27e1とブラケット25との間に挟み込
んで設けられている。この防塵壁51は、相巻線28〜
30の軸受37側部分を覆う円筒状周壁部分と、ブラケ
ット25の中央部に接する端部円筒壁部分とを有してい
る。 【0071】第2の防塵壁52は、ステータコア27の
外周部の他端面27e2とケーシング本体24の底壁都の
間に挟み込んで設けられている。この防塵壁52は、相
巻線28〜30の軸受36側部分を覆う円筒状周壁部分
と、前記底壁の中央部に接する端部円筒壁部分とを有し
ている。この露出状態は風損を少なくするために、防塵
壁51、52の円筒状周壁部分の外周面と面一としてあ
る。 【0072】したがって、これら防塵壁51、52間に
ステータ26は挟持されており、このステータ26の外
周部は防塵壁51、52外に露出されている。 【0073】ケーシング本体24の円筒部内面と、防塵
壁51、52の外周面およびステータ26の外周面との
間には、空気の流れ経路となる円筒状の通気路Fが設け
られている。この通気路Fにはステータ26の外周部が
露出されている。そして、通気路に応じてケーシング本
体24の円筒部は大径(第1実施例に比較して)となっ
ている。なお、以上の点以外の構成は前記第1実施例と
同じである。 【0074】この参考例の構成においても、その駆動部
22が前記第1実施例と同様に4極・12ポール・3相
Y結線のインナロータ型ブラシレスモータで形成されて
いるから、前記第1実施例と同じ作用により、ステータ
26を小型・軽量にできることに伴って、駆動部22お
よび電動送風機21を小型軽量にできる。 【0075】さらに、この参考例では防塵壁51、52
を設けたことにより、ステータ26をその内側から空冷
することはできないが、既述のように相巻線28〜30
の長さが短く発熱が少ないことと相俟って、前記通気路
Fを流通する空気により,ステータ26をその外周部側
から空冷できるので、ステータ26が取り囲まれている
にも拘らず、その温度上昇を少なくできる。 【0076】また、この参考例では、ケーシング23の
内側に防塵壁51、52を設けて、ステータ26の相巻
線28〜30、ロータ31、および軸受36、37を,
ケーシング23内の空気の流れ経路(通気路)から隔離
したから、ケーシング23内を通る空気中に微細な金属
片、埃、水分などが含まれていても、これらの異物が相
巻線28〜30、ロータ31、および軸受36、37に
付着することを防止できる。 【0077】それにより、ステータ26とロータ31と
の間への金属片の噛み込みや軸受36、37への金属片
・埃の付着によるロータ31の回転不良、およびステー
タコア27や相巻線28〜30に対する埃や水分の付着
による発錆、相巻線28〜30の絶縁不良などを防止で
きる。 【0078】したがって、この電動送風機21は、送風
ファン40に吸込まれる空気中に水分や埃が多く含まれ
る雰囲気中での使用にも適するから、この送風機21を
設置できる環境の制限を緩和でき、汎用性を向上でき
る。 【0079】なお、前記各実施例では90゜ごとに配置
されたポールに対して夫々単独に巻き付けられた巻線部
分を直列につなげて一つの励磁相をなす構成としたが、
これに代えて次のように巻き付けてもよい。すなわち、
例えばポールP1、p4、p7、 p10で代表して説明すれば、
ポールP1とポールP4とに対して夫々単独に巻き付けられ
た巻線部分を直列につなげるとともに、ポールP7とポー
ル P10とに対して夫々単独に巻き付けられた巻線部分を
直列につなげ、これらポールP1とポールP4とに対する直
列回路と、ポールP7とポール P10とに対する直列回路と
を並列に接続して、これらにより一つの励磁相を形成し
てもよい。勿論、この場合、ポールP1とポールP7に対す
る巻線方向と、ポールP4とポール P10に対する電流方向
(ラジアル方向の磁束方向)とは互いに逆とする。 【0080】 【発明の効果】以上詳記したように本発明は構成されて
いるので、以下の効果がある。 【0081】請求項1の発明に係る電動送風機は、その
駆動部として用いるインナロータ型ブラシレスモータ
、ステータのポール数を12としたことで、ステータ
を小径にできることに加えて、各相巻線をそれが巻き付
けられる各ポールに対して交互に電流方向を変えて夫々
単独に巻き付けて、相巻線が一つのポールに対して重ね
て巻かれることがないようにしたことにより、各相巻線
のステータコアの端面からの突出長さを小さくできるの
で、モータ全体をスラスト方向および径方向に小型にで
きるとともに、それに伴い軽量にできるという効果があ
る。そして、この小型化と相俟って前記単独の巻き付け
により各相巻線の長さが短くなって巻線コストを低減で
きる。したがって、小型・軽量で、安価な電動送風機を
得ることができる。さらに、既述のように各相巻線の長
さが短いことにより、各相巻線の発熱を少なくできるこ
とに加えて、ステータの各ポール間のスロットに送風フ
ァンにより送風された風を流通させて、ステータをその
内側から空冷するので、冷却性能がよく温度上昇を少な
くできるものであり、軸受などの寿命に悪影響を与える
ことも少なくできる。 【0082】 【0083】
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の第1実施例に係る電気掃除機用の電動
送風機全体の構成を示す断面図。 【図2】同第1実施例に係る電動送風機の駆動部の構成
を示す平面図。 【図3】同第1実施例に係る電動送風機の駆動部が備え
るステータの構成を示す平面図。 【図4】図3中Z−Z線に沿って示すステータの断面
図。 【図5】同第1実施例に係る電動送風機のステータの巻
線構造を説明するための結線図。 【図6】本発明の第2実施例に係る電気掃除機用の電動
送風機全体の構成を図7中W−W線に沿って示す断面
図。 【図7】同第2実施例に係る電動送風機の駆動部の構成
を示す平面図。 【図8】本発明の参考例に係るウエットアンドドライ型
電気掃除機用の電動送風機全体の構成を示す断面図。 【図9】同参考例に係る電動送風機の駆動部の構成を示
す平面図。 【図10】第1従来例に係るインナロータ型ブラシレス
モータが備えるステータの構成を示す平面図。 【図11】図10中Y−Y線に沿うステータの断面図。 【図12】同第1従来例に係るステータの巻線構造を説
明するための結線図。 【図13】第2従来例に係るインナロータ型ブラシレス
モータが備えるステータの構成を一部切欠して示す平面
図。 【図14】図13中X−X線に沿うステータの断面図。 【図15】同第2従来例に係るステータの巻線構造を説
明するための結線図。 【符号の説明】 21…電動送風機、 22…駆動部(インナロータ型ブラシレスモータ)、 23…ケーシング、 26…ステータ、 27…ステータコア、 28〜30…相巻線、 P1〜 P12…ポール、 S…スロット、 31…ロータ、 32…ロータ軸、 33…ロータマグネット、 36、37…軸受、 40…送風ファン、 42…ファンカバー、 44…排気孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 29/00 F04D 29/00 H02K 7/14 H02K 21/16

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】ケーシングと、 内周面に12個のポールが突設されるとともに、相巻線
    が一つのポールに対して重ねて巻かれることがないよう
    に前記各ポールのうち二つ置きに配置された4個のポー
    ルに対して前記相巻線を交互に電流方向を変えて夫々単
    独に巻き付けて1相とし、この相を120゜間隔で配置
    して12ポール・3相Y結線をなして形成され、前記ケ
    ーシング内に収納されたステータと、 周方向に交互に設けられるN極とS極との合計極数を4
    としたロータマグネットを有し、このマグネットの周面
    を前記各ポールの先端面に対向させて前記ステータの内
    側に挿通配置されたロータと、 このロータが有するロータ軸の両端部を前記ケーシング
    に支持する軸受と、 前記ロータ軸の一端部に取付けられた送風ファンと、 このファンより送風されて前記ケーシング内を流れる空
    気の流れ経路が、隣接するポール間に形成されてスラス
    ト方向両端を開放した12個のスロットを含んでおり、
    前記流れ流路の前記ステータより下流側に位置して前記
    ケーシングに設けられた排気孔とを具備した電動送風
    機。
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