JPH0569952A - シート部材給送装置 - Google Patents
シート部材給送装置Info
- Publication number
- JPH0569952A JPH0569952A JP3354489A JP35448991A JPH0569952A JP H0569952 A JPH0569952 A JP H0569952A JP 3354489 A JP3354489 A JP 3354489A JP 35448991 A JP35448991 A JP 35448991A JP H0569952 A JPH0569952 A JP H0569952A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rear end
- locking
- regulating member
- end regulating
- elastic biasing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
- Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 シート部材給送装置における後端規制機構
を、その製作コストを低減せしめると共に後端規制部材
の移動操作を容易且つ迅速に遂行することができるよう
に改良することを目的とする。 【構成】 後端規制機構における後端規制部材に係止爪
を一体に係止する。係止爪が係止せしめられる複数個の
係止突起の各々は、切り立った前面と緩やかな後面とを
有する鋸歯形状である。後端規制部材には弾性偏倚部片
も一体形成される。
を、その製作コストを低減せしめると共に後端規制部材
の移動操作を容易且つ迅速に遂行することができるよう
に改良することを目的とする。 【構成】 後端規制機構における後端規制部材に係止爪
を一体に係止する。係止爪が係止せしめられる複数個の
係止突起の各々は、切り立った前面と緩やかな後面とを
有する鋸歯形状である。後端規制部材には弾性偏倚部片
も一体形成される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、静電複写機等に使用さ
れるシート部材給送装置、更に詳しくはシート部材の長
さに応じた所要位置に選択的に保持される後端規制部材
を含む後端規制機構が配設されているシート部材給送装
置に関する。
れるシート部材給送装置、更に詳しくはシート部材の長
さに応じた所要位置に選択的に保持される後端規制部材
を含む後端規制機構が配設されているシート部材給送装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】静電複写機等においては、その表面に画
像を形成すべきシート部材を一枚毎順次に給送すること
が必要であり、着脱自在に装填されるカセット形式であ
るのが好都合であるシート部材給送装置が配設されてい
る。
像を形成すべきシート部材を一枚毎順次に給送すること
が必要であり、着脱自在に装填されるカセット形式であ
るのが好都合であるシート部材給送装置が配設されてい
る。
【0003】複写すべき原稿の寸法等に対応して給送す
べきシート部材の所望寸法も変化し、従って種々の寸法
のシート部材を給送することができることが望まれる。
そのために、種々の寸法のシート部材を選択的に収容し
給送することができる所謂ユニバーサル形式のシート部
材給送装置も提案され、実用に供されている。かかるシ
ート部材給送装置の典型例においては、上面が開放され
たカセット容器の前部に乗載板が配設されている。この
乗載板は後端部を中心として旋回自在に装着され、カセ
ット容器の底壁と乗載板との間には乗載板の前端部を上
方に弾性偏倚する弾性偏倚手段が介在せしめられてい
る。乗載板上には積層状態の複数枚のシート部材の少な
くとも前部が乗載される。カセット容器内には、更に、
シート部材の後端を規制する後端規制機構も配設されて
いる。かかる後端規制機構は前後方向に移動自在に装着
された後端規制部材と、前後方向に配列された複数個の
係止突起とを含んでいる。後端規制部材には係止爪を有
する操作レバーが旋回自在に装着されていると共に、操
作レバーを所定方向に弾性偏倚するばね部材が配設され
ている。操作レバーの係止爪を複数個の係止突起のいず
れかに係止せしめることによって、後端規制部材が所要
位置に保持される。かようなシート部材給送装置を開示
している代表的公知文献としては、特開昭54−218
48号公報を挙げることができる。
べきシート部材の所望寸法も変化し、従って種々の寸法
のシート部材を給送することができることが望まれる。
そのために、種々の寸法のシート部材を選択的に収容し
給送することができる所謂ユニバーサル形式のシート部
材給送装置も提案され、実用に供されている。かかるシ
ート部材給送装置の典型例においては、上面が開放され
たカセット容器の前部に乗載板が配設されている。この
乗載板は後端部を中心として旋回自在に装着され、カセ
ット容器の底壁と乗載板との間には乗載板の前端部を上
方に弾性偏倚する弾性偏倚手段が介在せしめられてい
る。乗載板上には積層状態の複数枚のシート部材の少な
くとも前部が乗載される。カセット容器内には、更に、
シート部材の後端を規制する後端規制機構も配設されて
いる。かかる後端規制機構は前後方向に移動自在に装着
された後端規制部材と、前後方向に配列された複数個の
係止突起とを含んでいる。後端規制部材には係止爪を有
する操作レバーが旋回自在に装着されていると共に、操
作レバーを所定方向に弾性偏倚するばね部材が配設され
ている。操作レバーの係止爪を複数個の係止突起のいず
れかに係止せしめることによって、後端規制部材が所要
位置に保持される。かようなシート部材給送装置を開示
している代表的公知文献としては、特開昭54−218
48号公報を挙げることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】而して、上述した通り
の従来のシート部材給送装置には、次の通りの解決すべ
き問題がある。第一に、係止爪を有する操作レバーを後
端規制部材とは別個に成形し、後端規制部材に旋回自在
に装着することが必要であり、製作コストを充分に低減
せしめることができない。第二に、後端規制部材の保持
位置を変化せしめるためには、ばね部材の弾性偏倚作用
に抗して操作レバーを特定方向に旋回せしめて係止爪を
係止突起から離脱せしめ、かかる状態を維持しながら後
端規制部材を前方或いは後方に移動せしめることが必要
であり、後端規制部材の移動操作を充分容易に遂行する
ことができない。
の従来のシート部材給送装置には、次の通りの解決すべ
き問題がある。第一に、係止爪を有する操作レバーを後
端規制部材とは別個に成形し、後端規制部材に旋回自在
に装着することが必要であり、製作コストを充分に低減
せしめることができない。第二に、後端規制部材の保持
位置を変化せしめるためには、ばね部材の弾性偏倚作用
に抗して操作レバーを特定方向に旋回せしめて係止爪を
係止突起から離脱せしめ、かかる状態を維持しながら後
端規制部材を前方或いは後方に移動せしめることが必要
であり、後端規制部材の移動操作を充分容易に遂行する
ことができない。
【0005】本発明は上記事実に鑑みてなされたもので
あり、その技術的課題は、従来のシート部材給送装置に
比べて、後端規制機構の製作コストを大幅に低減するこ
とができ、そしてまた後端規制部材の移動操作を相当容
易且つ迅速に遂行することができる、改良されたシート
部材給送装置を提供することである。
あり、その技術的課題は、従来のシート部材給送装置に
比べて、後端規制機構の製作コストを大幅に低減するこ
とができ、そしてまた後端規制部材の移動操作を相当容
易且つ迅速に遂行することができる、改良されたシート
部材給送装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明においては、上記
技術的課題を解決するために、係止爪を後端規制部材と
一体に形成すると共に、複数個の係止突起の各々を切り
立った前面と緩やかな後面とを有する鋸歯形状にせしめ
る。
技術的課題を解決するために、係止爪を後端規制部材と
一体に形成すると共に、複数個の係止突起の各々を切り
立った前面と緩やかな後面とを有する鋸歯形状にせしめ
る。
【0007】即ち、上記技術的課題を解決するシート部
材給送装置として、本発明によれば、後端部を中心とし
て旋回自在に装着された乗載板と、該乗載板の前端部を
上方に弾性偏倚する弾性偏倚手段と、少なくとも前部が
該乗載板上に乗載される積層状態の複数枚のシート部材
の後端を規制するための後端規制機構とを具備し、該後
端規制機構は前後方向に移動自在に装着され且つ係止爪
を有する後端規制部材と前後方向に配列された複数個の
係止突起とを含み、該係止爪を該複数個の係止突起のい
ずれかに選択的に係止せしめることによって該後端規制
部材が所要位置に保持されるシート部材給送装置におい
て、該係止爪は該後端規制部材と一体に形成されてお
り、該係止突起の各々は切り立った前面と緩やかな後面
とを有する鋸歯形状である、ことを特徴とするシート部
材給送装置が提供される。
材給送装置として、本発明によれば、後端部を中心とし
て旋回自在に装着された乗載板と、該乗載板の前端部を
上方に弾性偏倚する弾性偏倚手段と、少なくとも前部が
該乗載板上に乗載される積層状態の複数枚のシート部材
の後端を規制するための後端規制機構とを具備し、該後
端規制機構は前後方向に移動自在に装着され且つ係止爪
を有する後端規制部材と前後方向に配列された複数個の
係止突起とを含み、該係止爪を該複数個の係止突起のい
ずれかに選択的に係止せしめることによって該後端規制
部材が所要位置に保持されるシート部材給送装置におい
て、該係止爪は該後端規制部材と一体に形成されてお
り、該係止突起の各々は切り立った前面と緩やかな後面
とを有する鋸歯形状である、ことを特徴とするシート部
材給送装置が提供される。
【0008】該係止爪は該後端規制部材の下端に配設さ
れ、該係止突起は該係止爪の下方に配設されており、そ
して該後端規制部材を下方に弾性偏倚する弾性偏倚手段
が配設されているのが好適であり、該弾性偏倚手段は該
後端規制部材に一体に形成された弾性偏倚部片から構成
することができる。該後端規制部材の両側に係止部片が
一体に形成されており、該係止爪は該係止部片に形成さ
れているのが好ましい。
れ、該係止突起は該係止爪の下方に配設されており、そ
して該後端規制部材を下方に弾性偏倚する弾性偏倚手段
が配設されているのが好適であり、該弾性偏倚手段は該
後端規制部材に一体に形成された弾性偏倚部片から構成
することができる。該後端規制部材の両側に係止部片が
一体に形成されており、該係止爪は該係止部片に形成さ
れているのが好ましい。
【0009】
【作用】本発明のシート部材給送装置においては、後端
規制部材を前方に移動せしめる場合には、単に後端規制
部材を前方に押しさえすればよい。後端規制部材を前方
に押すと、係止爪が係止突起の緩やかな後面に沿って移
動して係止突起を越えることができ、従って所要位置ま
で移動せしめることができる。後端規制部材を後方に移
動せしめる場合には、後端規制部材の上端部を把持して
前方に傾斜せしめて係止爪を係止部材の切り立った前面
から上方に離脱せしめ、しかる後の後端規制部材を後方
に移動せしめればよい。係止爪が一体に形成されている
後端規制部材は適宜の合成樹脂等から充分安価に成形す
ることができる。
規制部材を前方に移動せしめる場合には、単に後端規制
部材を前方に押しさえすればよい。後端規制部材を前方
に押すと、係止爪が係止突起の緩やかな後面に沿って移
動して係止突起を越えることができ、従って所要位置ま
で移動せしめることができる。後端規制部材を後方に移
動せしめる場合には、後端規制部材の上端部を把持して
前方に傾斜せしめて係止爪を係止部材の切り立った前面
から上方に離脱せしめ、しかる後の後端規制部材を後方
に移動せしめればよい。係止爪が一体に形成されている
後端規制部材は適宜の合成樹脂等から充分安価に成形す
ることができる。
【0010】
【実施例】以下、添付図面を参照して、本発明に従って
構成されたシート部材給送装置の好適実施例について、
更に詳細に説明する。
構成されたシート部材給送装置の好適実施例について、
更に詳細に説明する。
【0011】図1を参照して説明すると、図示のシート
部材給送装置は静電複写機等のハウジング(図示してい
ない)内の所要位置に着脱自在に装着されるカセット形
式であり、カセット容器2を具備している。このカセッ
ト容器2は上面が開放された箱状であり、底壁4と共に
この底壁4の四辺から直立する両側壁6及び8並びに前
及び後壁10及び12を有する。
部材給送装置は静電複写機等のハウジング(図示してい
ない)内の所要位置に着脱自在に装着されるカセット形
式であり、カセット容器2を具備している。このカセッ
ト容器2は上面が開放された箱状であり、底壁4と共に
この底壁4の四辺から直立する両側壁6及び8並びに前
及び後壁10及び12を有する。
【0012】図1と共に図2及び図3を参照して説明を
続けると、カセット容器2内の前部には基板14が配設
されている。図3に明確に図示されている通り、カセッ
ト容器2における底壁4の前部には幾分上方に隆起せし
められている隆起部16が形成されており、かかる隆起
部16上に基板14の主部が載置されている。底壁4の
下面から底壁4を通して複数個の止めねじ18(図2及
び図3)が基板14に螺着され、かくして底壁4上の所
要位置に基板14が固定されている。基板14の後端両
側には上方及び後方に突出する突出片20が形成されて
いる。突出片20の各々には幅方向内側に突出する支持
ピン22が固定されている。
続けると、カセット容器2内の前部には基板14が配設
されている。図3に明確に図示されている通り、カセッ
ト容器2における底壁4の前部には幾分上方に隆起せし
められている隆起部16が形成されており、かかる隆起
部16上に基板14の主部が載置されている。底壁4の
下面から底壁4を通して複数個の止めねじ18(図2及
び図3)が基板14に螺着され、かくして底壁4上の所
要位置に基板14が固定されている。基板14の後端両
側には上方及び後方に突出する突出片20が形成されて
いる。突出片20の各々には幅方向内側に突出する支持
ピン22が固定されている。
【0013】基板14上には乗載板24が装着されてい
る。図2に明確に図示されている通り、乗載板24は略
H形状であり、その後端部両側には上方に突出する突出
片26が形成されている。突出片26の各々には孔28
が形成されており、かかる孔28に基板14の上記支持
ピン22を挿通せしめることによって、支持ピン22を
中心として旋回自在に乗載板24が基板14に装着され
る。乗載板24の前端部は基板14の前縁よりも前方に
位置し、かかる前端部の上面にはフェルト或いは不織布
でよい高摩擦部材27が貼着されている。カセット容器
2における底壁4の前端部における幅方向中央部には円
形凹部29が形成されており、これに対応して乗載板2
4の前端部における幅方向中央部には下方に突出する円
形突出部30が形成されている。そして、円形凹部29
と円形突出部30との間には圧縮コイルばねでよい弾性
偏倚手段32が介在せしめられている。図3を参照する
ことによって明確に理解される通り、弾性偏倚手段32
は乗載板24の前端部を上方に弾性的に偏倚する。図3
に2点鎖線で示す如く、積層状態の複数枚のシート部材
34(かかるシート部材34は例えば通常のシート紙で
よい)は、その前部を乗載板24上に乗載せしめてカセ
ット容器2内に収容され、従って積層状態の複数枚のシ
ート部材34の前端部は上記弾性偏倚手段32によって
上方に弾性的に偏倚せしめられる。
る。図2に明確に図示されている通り、乗載板24は略
H形状であり、その後端部両側には上方に突出する突出
片26が形成されている。突出片26の各々には孔28
が形成されており、かかる孔28に基板14の上記支持
ピン22を挿通せしめることによって、支持ピン22を
中心として旋回自在に乗載板24が基板14に装着され
る。乗載板24の前端部は基板14の前縁よりも前方に
位置し、かかる前端部の上面にはフェルト或いは不織布
でよい高摩擦部材27が貼着されている。カセット容器
2における底壁4の前端部における幅方向中央部には円
形凹部29が形成されており、これに対応して乗載板2
4の前端部における幅方向中央部には下方に突出する円
形突出部30が形成されている。そして、円形凹部29
と円形突出部30との間には圧縮コイルばねでよい弾性
偏倚手段32が介在せしめられている。図3を参照する
ことによって明確に理解される通り、弾性偏倚手段32
は乗載板24の前端部を上方に弾性的に偏倚する。図3
に2点鎖線で示す如く、積層状態の複数枚のシート部材
34(かかるシート部材34は例えば通常のシート紙で
よい)は、その前部を乗載板24上に乗載せしめてカセ
ット容器2内に収容され、従って積層状態の複数枚のシ
ート部材34の前端部は上記弾性偏倚手段32によって
上方に弾性的に偏倚せしめられる。
【0014】図1乃至図3を参照して説明すると、カセ
ット容器2の前部内には幅規制機構36が配設されてい
る。この幅規制機構36は相互に幅方向に間隔をおいて
且つ幅方向に移動自在に装着された一対の幅規制部材3
8a及び38bを含んでいる。図2に明確に図示されて
いる通り、幅規制部材38a及び38bの各々は、水平
部40a及び40bとかかる水平部40a及び40bの
幅方向外側縁から実質上鉛直に上方に延びる直立規制部
42a及び42bを有する。図3と共に図4を参照して
説明を続けると、カセット容器2における底壁4に形成
されている上記隆起部16には幅方向に延在するチャン
ネル44が形成されている。そして、かかるチャンネル
44内には、幅方向に延在する4本の突条46、48、
50及び52が形成されている。突条46と突条48と
は両者間に間隙を存在せしめて幅方向に一直線状に延び
ており、同様に突条50と突条52とも両者間に間隙を
存在せしめて幅方向に一直線状に延びている。突条46
及び48と突条50及び52とは相互に平行に延びてい
る。かくして、チャンネル44内には、チャンネル44
の前側面(即ち図4において左側面)と突条46及び4
8との間に規定された案内溝54、突条46及び48と
突条50及び52との間に規定された案内溝56、並び
に突条50及び52とチャンネル44の後側面(即ち図
4において右側面)との間に規定された案内溝58が形
成されている。案内溝54内にはラック60aが幅方向
に滑動自在に配設されており、案内溝58内にはラック
60bが幅方向に滑動自在に配設されている。ラック6
0a及び60bの幅方向外側部には上方に突出した連結
部64a及び64bが形成されている。連結部64a及
び64bの各々には幅方向に間隔をおいて2個のねじ孔
66a及び66bが形成されている。一方、図2に明確
に図示されている通り、上記案内溝54及び58に対応
せしめて上記基板14には幅方向に細長く延在するスリ
ット68a及び68bが形成されている。また、上記幅
規制部材38a及び38bの各々の水平部40a及び4
0bには、幅方向に間隔をおいて2個の貫通孔が形成さ
れている。そして、かかる貫通孔並びに上記スリット6
8a及び68bを通して連結ねじ70a及び70bが上
記ねじ孔66a及び66bに螺着されている。かくし
て、幅規制部材38a及び38bが夫々ラック60a及
び60bに連結され、幅規制部材38a及び38bは案
内溝54及び58に沿って幅方向に移動自在に基板14
に装着される。幅規制部材38a及び38bの幅方向移
動量は、スリット68a及び68bを通って延びる連結
ねじ70a及び70bがスリット68a及び68bの幅
方向端縁に当接することによって制限される。
ット容器2の前部内には幅規制機構36が配設されてい
る。この幅規制機構36は相互に幅方向に間隔をおいて
且つ幅方向に移動自在に装着された一対の幅規制部材3
8a及び38bを含んでいる。図2に明確に図示されて
いる通り、幅規制部材38a及び38bの各々は、水平
部40a及び40bとかかる水平部40a及び40bの
幅方向外側縁から実質上鉛直に上方に延びる直立規制部
42a及び42bを有する。図3と共に図4を参照して
説明を続けると、カセット容器2における底壁4に形成
されている上記隆起部16には幅方向に延在するチャン
ネル44が形成されている。そして、かかるチャンネル
44内には、幅方向に延在する4本の突条46、48、
50及び52が形成されている。突条46と突条48と
は両者間に間隙を存在せしめて幅方向に一直線状に延び
ており、同様に突条50と突条52とも両者間に間隙を
存在せしめて幅方向に一直線状に延びている。突条46
及び48と突条50及び52とは相互に平行に延びてい
る。かくして、チャンネル44内には、チャンネル44
の前側面(即ち図4において左側面)と突条46及び4
8との間に規定された案内溝54、突条46及び48と
突条50及び52との間に規定された案内溝56、並び
に突条50及び52とチャンネル44の後側面(即ち図
4において右側面)との間に規定された案内溝58が形
成されている。案内溝54内にはラック60aが幅方向
に滑動自在に配設されており、案内溝58内にはラック
60bが幅方向に滑動自在に配設されている。ラック6
0a及び60bの幅方向外側部には上方に突出した連結
部64a及び64bが形成されている。連結部64a及
び64bの各々には幅方向に間隔をおいて2個のねじ孔
66a及び66bが形成されている。一方、図2に明確
に図示されている通り、上記案内溝54及び58に対応
せしめて上記基板14には幅方向に細長く延在するスリ
ット68a及び68bが形成されている。また、上記幅
規制部材38a及び38bの各々の水平部40a及び4
0bには、幅方向に間隔をおいて2個の貫通孔が形成さ
れている。そして、かかる貫通孔並びに上記スリット6
8a及び68bを通して連結ねじ70a及び70bが上
記ねじ孔66a及び66bに螺着されている。かくし
て、幅規制部材38a及び38bが夫々ラック60a及
び60bに連結され、幅規制部材38a及び38bは案
内溝54及び58に沿って幅方向に移動自在に基板14
に装着される。幅規制部材38a及び38bの幅方向移
動量は、スリット68a及び68bを通って延びる連結
ねじ70a及び70bがスリット68a及び68bの幅
方向端縁に当接することによって制限される。
【0015】図3及び図4を参照して説明を続けると、
カセット容器2の底壁4に形成されている上記チャンネ
ル44の中央部にはピニオン72が回転自在に配設され
ている。このピニオン72は軸部74とピニオン部とを
有し、軸部はカセット容器2の底壁4と基板14との間
に回転自在に装着されており、ピニオン部の外周縁には
ピニオン歯76が刻設されている。一方、上記ラック6
0aの片側面(図4において下側面)にはラック歯78
aが刻設されており、上記ラック60bの片側面(図4
において上側面)にはラック歯78bが刻設されてい
る。そして、ラック60a及び60bの各々のラック歯
78a及び78bはピニオン72のピニオン歯76に係
合せしめられている。従って、一対の幅規制部材38a
及び38bのいずれか一方、例えば幅規制部材38aを
手動で幅方向に移動せしめると、かかる幅方向移動がラ
ック60a、ピニオン72及びラック60bを介して他
方の幅規制部材38bに伝えられ、かくして一対の幅規
制部材38a及び38bは幅方向に相互に接近する方向
或いは離隔する方向に連動せしめられる。
カセット容器2の底壁4に形成されている上記チャンネ
ル44の中央部にはピニオン72が回転自在に配設され
ている。このピニオン72は軸部74とピニオン部とを
有し、軸部はカセット容器2の底壁4と基板14との間
に回転自在に装着されており、ピニオン部の外周縁には
ピニオン歯76が刻設されている。一方、上記ラック6
0aの片側面(図4において下側面)にはラック歯78
aが刻設されており、上記ラック60bの片側面(図4
において上側面)にはラック歯78bが刻設されてい
る。そして、ラック60a及び60bの各々のラック歯
78a及び78bはピニオン72のピニオン歯76に係
合せしめられている。従って、一対の幅規制部材38a
及び38bのいずれか一方、例えば幅規制部材38aを
手動で幅方向に移動せしめると、かかる幅方向移動がラ
ック60a、ピニオン72及びラック60bを介して他
方の幅規制部材38bに伝えられ、かくして一対の幅規
制部材38a及び38bは幅方向に相互に接近する方向
或いは離隔する方向に連動せしめられる。
【0016】幅規制機構36における上記ラック60a
及び60bの各々には弾性偏倚部材80a及び80bが
一体に付設されている。ラック60aの前側面(図4に
おいて左側面)には、幅方向に細長く延びる撓み部82
aが形成され、この撓み部82aの自由端には前方に突
出した半円形状の突起84aが形成されており、かかる
撓み部82a及び突起84aが弾性偏倚部材80aを構
成している。突起84aはチャンネル44の前側面に押
圧せしめられ、これによって撓み部82aが弾性的に変
形され、ラック60aがシート部材給送方向後方(図4
において右方)に弾性的に偏倚せしめられる。同様に、
ラック60bの後側面(第4図において右側面)には、
幅方向に細長く延びる撓み部82bが形成され、この撓
み部82bの自由端には前方に突出した半円形状の突起
84bが形成されており、かかる撓み部82b及び突起
84bが弾性偏倚部材80bを構成している。突起84
bはチャンネル44の後側面に押圧せしめられ、これに
よって撓み部82bが弾性的に変形され、ラック60b
がシート部材給送方向前方(図4において左方)に弾性
的に偏倚せしめられる。製作及び組立等における種々の
要因からピニオン72のピニオン歯76とラック60a
及び60bのラック歯78a及び78bとの間には、バ
ックラッシュ等を含有する所謂ガタが必然的に存在する
が、図示の実施例においては弾性偏倚部材80a及び8
0bがラック60a及び60bを弾性的に偏倚して、ラ
ック歯78a及び78bをピニオン72のピニオン歯7
6に押圧せしめ、かくしてピニオン歯76とラック歯7
8a及び78bとの間のガタを消失せしめる。従って、
一対の幅規制部材38a及び38bは充分円滑に幅方向
に移動せしめられると共に、連動に過剰遊びを生成せし
めることなく充分精密に連動せしめられ、一対の幅規制
部材38a及び38bは充分精密に所要位置関係に維持
され、両者間の中心は安定して所要位置(例えばカセッ
ト容器2の幅方向中心)に維持される。撓み部82a及
び82b並びに突起84a及び84bから構成されてい
る弾性偏倚部材80a及び80bは、適宜の合成樹脂か
ら成形することができるラック60a及び60bと一体
に形成されている故に、弾性偏倚部材80a及び80b
の付加に起因する製作及び組立コストの増大は、実質上
回避或いは生成されるとしても著しく小さいものにせし
めることができる。
及び60bの各々には弾性偏倚部材80a及び80bが
一体に付設されている。ラック60aの前側面(図4に
おいて左側面)には、幅方向に細長く延びる撓み部82
aが形成され、この撓み部82aの自由端には前方に突
出した半円形状の突起84aが形成されており、かかる
撓み部82a及び突起84aが弾性偏倚部材80aを構
成している。突起84aはチャンネル44の前側面に押
圧せしめられ、これによって撓み部82aが弾性的に変
形され、ラック60aがシート部材給送方向後方(図4
において右方)に弾性的に偏倚せしめられる。同様に、
ラック60bの後側面(第4図において右側面)には、
幅方向に細長く延びる撓み部82bが形成され、この撓
み部82bの自由端には前方に突出した半円形状の突起
84bが形成されており、かかる撓み部82b及び突起
84bが弾性偏倚部材80bを構成している。突起84
bはチャンネル44の後側面に押圧せしめられ、これに
よって撓み部82bが弾性的に変形され、ラック60b
がシート部材給送方向前方(図4において左方)に弾性
的に偏倚せしめられる。製作及び組立等における種々の
要因からピニオン72のピニオン歯76とラック60a
及び60bのラック歯78a及び78bとの間には、バ
ックラッシュ等を含有する所謂ガタが必然的に存在する
が、図示の実施例においては弾性偏倚部材80a及び8
0bがラック60a及び60bを弾性的に偏倚して、ラ
ック歯78a及び78bをピニオン72のピニオン歯7
6に押圧せしめ、かくしてピニオン歯76とラック歯7
8a及び78bとの間のガタを消失せしめる。従って、
一対の幅規制部材38a及び38bは充分円滑に幅方向
に移動せしめられると共に、連動に過剰遊びを生成せし
めることなく充分精密に連動せしめられ、一対の幅規制
部材38a及び38bは充分精密に所要位置関係に維持
され、両者間の中心は安定して所要位置(例えばカセッ
ト容器2の幅方向中心)に維持される。撓み部82a及
び82b並びに突起84a及び84bから構成されてい
る弾性偏倚部材80a及び80bは、適宜の合成樹脂か
ら成形することができるラック60a及び60bと一体
に形成されている故に、弾性偏倚部材80a及び80b
の付加に起因する製作及び組立コストの増大は、実質上
回避或いは生成されるとしても著しく小さいものにせし
めることができる。
【0017】図4と共に図5を参照して説明すると、カ
セット容器2の底壁4に形成されている上記チャンネル
44における案内溝56、更に詳しくは突条46と突条
50との間には、ロック部材86が配置されている。図
5に明確に図示されている通り、このロック部材86は
上面及び下面が開放された細長矩形状の主部88を有す
る。かかる主部88には長手方向に間隔をおいて制限壁
部90及び92が形成されている。ロック部材86の先
端には突出片94が形成され、また後端には操作片96
が形成されている。一方、案内溝56内には底壁4から
上方に突出する制限突起98及び100が形成されてい
る(図4と共に図6も参照されたい)。案内溝56内に
所要通りにロック部材86を配置すると、制限突起98
及び100は共に制限壁部90及び92間に位置する。
制限壁部90と制限突起98との間には圧縮コイルばね
でよい弾性偏倚手段102が介在せしめられている。か
かる弾性偏倚手段102はロック部材86を図4におい
て下方に(即ちロック部材86の先端に形成されている
突出片94がピニオン72から離隔する方向に)弾性的
に偏倚する。図4に図示する状態においては、弾性偏倚
手段102の弾性偏倚作用に抗して、換言すれば弾性偏
倚手段102を構成する圧縮コイルばねを幾分圧縮せし
めてロック部材86が作用位置に位置せしめられてお
り、ロック部材86の後端に形成されている操作片96
の後端縁をカセット容器2の側壁6の内面に係止せしめ
ることによってロック部材86が作用位置に拘束されて
いる。側壁6の内面はロック部材86を図示の作用位置
に拘束する拘束面(拘束手段)を構成する。ロック部材
86が図示の作用位置に位置せしめられている時には、
ロック部材86の先端に形成されている上記突出片94
がピニオン72のピニオン歯76に係合せしめられてお
り、これによってピニオン72の回転が阻止されてい
る。ピニオン72の回転が阻止されると、ラック60a
及び60bの幅方向移動も阻止され、従って一対の幅規
制部材38a及び38bの幅方向移動が阻止される。上
述した如く、ラック60a及び60bに一体的に付設さ
れた弾性偏倚部材80a及び80bの作用によってピニ
オン72のピニオン歯76とラック60a及び60bの
ラック歯78a及び78bとの間のガタが消失せしめら
れている故に、ピニオン72の回転を阻止することによ
って一対の幅規制部材38a及び38bをガタを存在せ
しめることなく所要位置に確実にロック乃至拘束するこ
とができる。図6に図示する通り、ロック部材86の後
端に形成されている操作片96に対応せしめて、カセッ
ト容器2の底壁4には開口104が形成され、そしてま
た基板14には開口106が形成されている。図6に矢
印で示す如く、基板14に形成されている開口106を
通して手指等でロック部材86の操作片96を下方に弾
性的に変位せしめると、操作片96は底壁4に形成され
ている開口104を通って下方及び幅方向外方に移動し
て側壁6から離脱し、側壁6によるロック部材86の拘
束が解除される。かくすると、弾性偏倚手段102の弾
性偏倚作用によってロック部材86が幅方向外方に移動
せしめられ、その突出片94がピニオン72から離脱
し、従ってピニオン72の回転阻止、即ち一対の幅規制
部材38a及び38bの移動阻止作用が解除される。そ
れ故に、一対の幅規制部材38a及び38bの一方を手
動操作して幅方向に適宜に移動せしめることによって、
一対の幅規制部材38a及び38bの直立規制部42a
及び42b間の間隔を、両者間に収容すべきシート部材
34の幅に充分精密に調整せしめることができる。弾性
偏倚手段102によるロック部材86の幅方向外方への
移動は、ロック部材86の制限壁部92が制限突起10
0に当接することによって制限される。一対の幅規制部
材38a及び38bの幅方向位置調整が終了すると、弾
性偏倚手段102の弾性偏倚作用に抗してロック部材8
6を図示の作用位置に戻し、かくして一対の幅規制部材
38a及び38bを調整した所要位置にロックすること
ができる。ロック部材86及びこれに関連する構成は充
分に簡潔且つ安価であり、そしてまたロック部材86に
よるロック及びロック解除のための操作は充分に容易で
あることが注目されるべきである。
セット容器2の底壁4に形成されている上記チャンネル
44における案内溝56、更に詳しくは突条46と突条
50との間には、ロック部材86が配置されている。図
5に明確に図示されている通り、このロック部材86は
上面及び下面が開放された細長矩形状の主部88を有す
る。かかる主部88には長手方向に間隔をおいて制限壁
部90及び92が形成されている。ロック部材86の先
端には突出片94が形成され、また後端には操作片96
が形成されている。一方、案内溝56内には底壁4から
上方に突出する制限突起98及び100が形成されてい
る(図4と共に図6も参照されたい)。案内溝56内に
所要通りにロック部材86を配置すると、制限突起98
及び100は共に制限壁部90及び92間に位置する。
制限壁部90と制限突起98との間には圧縮コイルばね
でよい弾性偏倚手段102が介在せしめられている。か
かる弾性偏倚手段102はロック部材86を図4におい
て下方に(即ちロック部材86の先端に形成されている
突出片94がピニオン72から離隔する方向に)弾性的
に偏倚する。図4に図示する状態においては、弾性偏倚
手段102の弾性偏倚作用に抗して、換言すれば弾性偏
倚手段102を構成する圧縮コイルばねを幾分圧縮せし
めてロック部材86が作用位置に位置せしめられてお
り、ロック部材86の後端に形成されている操作片96
の後端縁をカセット容器2の側壁6の内面に係止せしめ
ることによってロック部材86が作用位置に拘束されて
いる。側壁6の内面はロック部材86を図示の作用位置
に拘束する拘束面(拘束手段)を構成する。ロック部材
86が図示の作用位置に位置せしめられている時には、
ロック部材86の先端に形成されている上記突出片94
がピニオン72のピニオン歯76に係合せしめられてお
り、これによってピニオン72の回転が阻止されてい
る。ピニオン72の回転が阻止されると、ラック60a
及び60bの幅方向移動も阻止され、従って一対の幅規
制部材38a及び38bの幅方向移動が阻止される。上
述した如く、ラック60a及び60bに一体的に付設さ
れた弾性偏倚部材80a及び80bの作用によってピニ
オン72のピニオン歯76とラック60a及び60bの
ラック歯78a及び78bとの間のガタが消失せしめら
れている故に、ピニオン72の回転を阻止することによ
って一対の幅規制部材38a及び38bをガタを存在せ
しめることなく所要位置に確実にロック乃至拘束するこ
とができる。図6に図示する通り、ロック部材86の後
端に形成されている操作片96に対応せしめて、カセッ
ト容器2の底壁4には開口104が形成され、そしてま
た基板14には開口106が形成されている。図6に矢
印で示す如く、基板14に形成されている開口106を
通して手指等でロック部材86の操作片96を下方に弾
性的に変位せしめると、操作片96は底壁4に形成され
ている開口104を通って下方及び幅方向外方に移動し
て側壁6から離脱し、側壁6によるロック部材86の拘
束が解除される。かくすると、弾性偏倚手段102の弾
性偏倚作用によってロック部材86が幅方向外方に移動
せしめられ、その突出片94がピニオン72から離脱
し、従ってピニオン72の回転阻止、即ち一対の幅規制
部材38a及び38bの移動阻止作用が解除される。そ
れ故に、一対の幅規制部材38a及び38bの一方を手
動操作して幅方向に適宜に移動せしめることによって、
一対の幅規制部材38a及び38bの直立規制部42a
及び42b間の間隔を、両者間に収容すべきシート部材
34の幅に充分精密に調整せしめることができる。弾性
偏倚手段102によるロック部材86の幅方向外方への
移動は、ロック部材86の制限壁部92が制限突起10
0に当接することによって制限される。一対の幅規制部
材38a及び38bの幅方向位置調整が終了すると、弾
性偏倚手段102の弾性偏倚作用に抗してロック部材8
6を図示の作用位置に戻し、かくして一対の幅規制部材
38a及び38bを調整した所要位置にロックすること
ができる。ロック部材86及びこれに関連する構成は充
分に簡潔且つ安価であり、そしてまたロック部材86に
よるロック及びロック解除のための操作は充分に容易で
あることが注目されるべきである。
【0018】図7はロック部材86の後端に形成されて
いる操作片96に対する拘束面の変形例を図示してい
る。この変形例においては、カセット容器2の側壁6の
一部が幅方向内側へ次いで下方へ階段状に延びる変形部
108にせしめられおり、ロック部材86の主部88と
操作片96との間の段部がかかる変形部108の内面に
当接せしめられてロック部材86が拘束される。図7に
2点鎖線で示す如く、変形部108の外側からロック部
材86の操作片96に指を掛けて、これを下方に変位せ
しめてロック部材86の拘束を解除することができ、従
って基板14の開口106(図6)を省略することがで
きる。
いる操作片96に対する拘束面の変形例を図示してい
る。この変形例においては、カセット容器2の側壁6の
一部が幅方向内側へ次いで下方へ階段状に延びる変形部
108にせしめられおり、ロック部材86の主部88と
操作片96との間の段部がかかる変形部108の内面に
当接せしめられてロック部材86が拘束される。図7に
2点鎖線で示す如く、変形部108の外側からロック部
材86の操作片96に指を掛けて、これを下方に変位せ
しめてロック部材86の拘束を解除することができ、従
って基板14の開口106(図6)を省略することがで
きる。
【0019】図1乃至図3、特に図2を参照して説明す
ると、幅規制機構36における一対の幅規制部材38a
及び38bの各々には、夫々分離爪部材110a及び1
10bが配設されている。分離爪部材110a及び11
0bの各々は装着部112a及び112bを有し、かか
る装着部112a及び112bがピン114a及び11
4bを介して幅規制部材38a及び38bの直立規制部
42a及び42bに旋回自在に連結されている。分離爪
部材110a及び110bは装着部112a及び112
bの下端内側から前方に延出する延出部116a及び1
16bとかかる延出部116a及び116bの前端から
上方に延びる上昇部118a及び118bも有してい
る。そして、上昇部118a及び118bの上端には後
方に突出する分離爪120a及び120bが形成されて
いる。一方、幅規制部材38a及び38bの直立規制部
42a及び42bの前縁部には、分離爪部材110a及
び110bの上方への旋回(図3において時計方向への
旋回)を制限するために幅方向外側にと突出した制限突
起122a及び122bが形成されている。図3に図示
されている如く、積層状態の複数枚のシート部材34は
その前部が乗載板24上に載置され、弾性偏倚手段32
の弾性偏倚作用によって乗載板24と共に上方に偏倚せ
しめられ、その前縁両側部が分離爪部材110a及び1
10bの分離爪120a及び120bの下面に係止せし
められる。従って。分離爪部材110a及び110bも
弾性偏倚作用を受け、上記制限突起122a及び122
bによって制限される最上昇位置に弾性的に偏倚せしめ
られる。カセット容器2が静電複写機等のハウジング
(図示していない)の所要位置に装着されると、積層状
態の複数枚のシート部材34のうちの最上位のシート部
材34が給送ローラ(図示していない)に押圧せしめら
れ、給送ローラの回転によって最上位のシート部材34
がカセット容器2内から引き出されて所要径路に給送さ
れる。分離爪120a及び120bは、周知の如く、最
上位のシート部材34のみがその下方のシート部材34
から分離されて給送されるように機能する。
ると、幅規制機構36における一対の幅規制部材38a
及び38bの各々には、夫々分離爪部材110a及び1
10bが配設されている。分離爪部材110a及び11
0bの各々は装着部112a及び112bを有し、かか
る装着部112a及び112bがピン114a及び11
4bを介して幅規制部材38a及び38bの直立規制部
42a及び42bに旋回自在に連結されている。分離爪
部材110a及び110bは装着部112a及び112
bの下端内側から前方に延出する延出部116a及び1
16bとかかる延出部116a及び116bの前端から
上方に延びる上昇部118a及び118bも有してい
る。そして、上昇部118a及び118bの上端には後
方に突出する分離爪120a及び120bが形成されて
いる。一方、幅規制部材38a及び38bの直立規制部
42a及び42bの前縁部には、分離爪部材110a及
び110bの上方への旋回(図3において時計方向への
旋回)を制限するために幅方向外側にと突出した制限突
起122a及び122bが形成されている。図3に図示
されている如く、積層状態の複数枚のシート部材34は
その前部が乗載板24上に載置され、弾性偏倚手段32
の弾性偏倚作用によって乗載板24と共に上方に偏倚せ
しめられ、その前縁両側部が分離爪部材110a及び1
10bの分離爪120a及び120bの下面に係止せし
められる。従って。分離爪部材110a及び110bも
弾性偏倚作用を受け、上記制限突起122a及び122
bによって制限される最上昇位置に弾性的に偏倚せしめ
られる。カセット容器2が静電複写機等のハウジング
(図示していない)の所要位置に装着されると、積層状
態の複数枚のシート部材34のうちの最上位のシート部
材34が給送ローラ(図示していない)に押圧せしめら
れ、給送ローラの回転によって最上位のシート部材34
がカセット容器2内から引き出されて所要径路に給送さ
れる。分離爪120a及び120bは、周知の如く、最
上位のシート部材34のみがその下方のシート部材34
から分離されて給送されるように機能する。
【0020】図1と共に図8を参照して説明すると、カ
セット容器2内には本発明に従って改良された後端規制
機構126も配設されている。図8に明確に図示されて
いる通り、カセット容器2の底壁4における前後方向略
中間部から後方で且つ幅方向中央領域には、前後方向に
延在する中央隆起部128、この中央隆起部128の両
側に位置する凹状部130、並びに凹上部130の外側
に位置する段部132が形成されている。中央隆起部1
28には前後方向に移動自在に後端規制部材134が装
着されている。図8と共に図9及び図10を参照して説
明すると、適宜の合成樹脂から成形することができる後
端規制部材134は下面が開放された略箱形状であり、
上面壁136、前及び後壁138及び140並びに両側
壁142を有している。前及び後壁138及び140の
各々の下端縁には、幅方向に間隔をおいて3個の被案内
切欠144が形成されている。一方、上記中央隆起部1
28には、幅方向に間隔をおいて3本の案内突条146
が形成されている。図8に図示されている通り、後端規
制部材134の前及び後壁138及び140の各々の下
端縁に形成されている被案内切欠144が中央隆起部1
28に形成されている案内突条146に組み合わされ、
かくして後端規制部材134が被案内突条146に案内
されて前後方向に移動せしめられる。案内突条146の
上端は、底壁4における上記段部132よりも幅方向外
側の主領域の上面と実質上同一高さにせしめられている
のが好都合である。図1を参照することによって理解さ
れる如く、後端規制部材134に関連して配設されてい
る中央隆起部128、凹状部130及び段部132の前
端部は上記乗載板24は配設されている領域に延出して
おり、それ故に乗載板24の後端部中央には比較的大き
な切欠147が形成されており、これによって両者の干
渉が回避されている。
セット容器2内には本発明に従って改良された後端規制
機構126も配設されている。図8に明確に図示されて
いる通り、カセット容器2の底壁4における前後方向略
中間部から後方で且つ幅方向中央領域には、前後方向に
延在する中央隆起部128、この中央隆起部128の両
側に位置する凹状部130、並びに凹上部130の外側
に位置する段部132が形成されている。中央隆起部1
28には前後方向に移動自在に後端規制部材134が装
着されている。図8と共に図9及び図10を参照して説
明すると、適宜の合成樹脂から成形することができる後
端規制部材134は下面が開放された略箱形状であり、
上面壁136、前及び後壁138及び140並びに両側
壁142を有している。前及び後壁138及び140の
各々の下端縁には、幅方向に間隔をおいて3個の被案内
切欠144が形成されている。一方、上記中央隆起部1
28には、幅方向に間隔をおいて3本の案内突条146
が形成されている。図8に図示されている通り、後端規
制部材134の前及び後壁138及び140の各々の下
端縁に形成されている被案内切欠144が中央隆起部1
28に形成されている案内突条146に組み合わされ、
かくして後端規制部材134が被案内突条146に案内
されて前後方向に移動せしめられる。案内突条146の
上端は、底壁4における上記段部132よりも幅方向外
側の主領域の上面と実質上同一高さにせしめられている
のが好都合である。図1を参照することによって理解さ
れる如く、後端規制部材134に関連して配設されてい
る中央隆起部128、凹状部130及び段部132の前
端部は上記乗載板24は配設されている領域に延出して
おり、それ故に乗載板24の後端部中央には比較的大き
な切欠147が形成されており、これによって両者の干
渉が回避されている。
【0021】上記後端規制部材134の両側壁142は
前及び後壁138及び140の下端縁を越えて下方に延
出しており、延出下端部の幅方向外側には係止部片14
8及び弾性偏倚部片150が一体に付設されている。係
止部片148は側壁142の下端縁に沿って前後方向に
延びる板状部152と、かかる板状部152の後端下面
から下方に突出する係止爪154を有する(図11及び
図12も参照されたい)。係止部片148の前端部と弾
性偏倚部片150の前端部とは連結部156を介して連
結されている。弾性偏倚部片150は、連結部156か
ら後方に延出している撓み部160と、かかる撓み部1
60の自由端から上方に突出する突起162を有する。
第8図に明確に図示されている通り、後端規制部材13
4の両側壁142の下端部は上記凹状部130内に延出
せしめられており、係止部片148及び弾性偏倚部片1
50は上記凹状部130内に位置せしめられる。
前及び後壁138及び140の下端縁を越えて下方に延
出しており、延出下端部の幅方向外側には係止部片14
8及び弾性偏倚部片150が一体に付設されている。係
止部片148は側壁142の下端縁に沿って前後方向に
延びる板状部152と、かかる板状部152の後端下面
から下方に突出する係止爪154を有する(図11及び
図12も参照されたい)。係止部片148の前端部と弾
性偏倚部片150の前端部とは連結部156を介して連
結されている。弾性偏倚部片150は、連結部156か
ら後方に延出している撓み部160と、かかる撓み部1
60の自由端から上方に突出する突起162を有する。
第8図に明確に図示されている通り、後端規制部材13
4の両側壁142の下端部は上記凹状部130内に延出
せしめられており、係止部片148及び弾性偏倚部片1
50は上記凹状部130内に位置せしめられる。
【0022】図1及び図8と共に図11及び図12を参
照して説明を続けると、カセット容器2の底壁4に形成
されている上記凹状部130には、係止突起164が前
後方向に多数配列されている。図12に明確に図示され
ている如く、係止突起164の各々は、略鉛直に延びる
切り立った前面166と後方に向かって傾斜した緩やか
な後面168とを有する鋸歯形状であるのが好ましい。
図12に明確に図示されている通り、後端規制部材13
4の上記係止部片148に形成されている係止爪154
が係止突起164の前面166に係止され、かくして後
端規制部材134が所要位置に保持される。図8及び図
11に明確に図示されている如く、カセット容器2の底
壁4に形成されている上記段部132上には、複数個の
止めねじ170によって押圧板172が固定されてい
る。図8及び図11に図示されている通り、押圧板17
2の幅方向内側部は上記凹状部130上に突出せしめら
れており、後端規制部材134の弾性偏倚部片150に
形成されている突起162が押圧板172の下面に押し
付けられている。かくして、弾性偏倚部片150の撓み
部160が弾性的に撓み、後端規制部材134、特にそ
の後端部が下方に弾性的に偏倚され、これによって係止
爪154と係止突起164との係止が確実に保持され
る。カセット容器2内に収容される積層状態のシート部
材34はカセット容器2の前壁10と後端規制部材13
4との間に収容され、シート部材34の後端が後端規制
部材134の前壁138に当接せしめられる。収容すべ
きシート部材34の前後方向寸法が変化する場合には、
次の通りにして後端規制部材134の保持位置を変化せ
しめればよい。最初に、後端規制部材134の上端部を
把持して、図11及び図12に2点鎖線で示す如く後端
規制部材134を上方に向かって前方に傾斜した状態に
せしめる。かくすると、後端規制部材134の後端下部
が上方に変位せしめられて、係止爪154が係止突起1
64の前面166から上方に離脱され、従って後端規制
部材134を前後方向に自由に移動せしめることが可能
になる。次いで、後端係止部材134の上記傾斜状態を
維持しながら所要位置まで後方或いは前方に、例えば図
11に2点鎖線で示す位置まで移動せしめる。しかる後
に、後端規制部材134から手を開放すると、弾性偏倚
部片150の作用によって後端規制部材134は元の直
立状態に戻され、従って係止爪154が係止突起164
の前面166に係止せしめられ、かくして後端規制部材
134は移動せしめられた新しい位置に保持される。
照して説明を続けると、カセット容器2の底壁4に形成
されている上記凹状部130には、係止突起164が前
後方向に多数配列されている。図12に明確に図示され
ている如く、係止突起164の各々は、略鉛直に延びる
切り立った前面166と後方に向かって傾斜した緩やか
な後面168とを有する鋸歯形状であるのが好ましい。
図12に明確に図示されている通り、後端規制部材13
4の上記係止部片148に形成されている係止爪154
が係止突起164の前面166に係止され、かくして後
端規制部材134が所要位置に保持される。図8及び図
11に明確に図示されている如く、カセット容器2の底
壁4に形成されている上記段部132上には、複数個の
止めねじ170によって押圧板172が固定されてい
る。図8及び図11に図示されている通り、押圧板17
2の幅方向内側部は上記凹状部130上に突出せしめら
れており、後端規制部材134の弾性偏倚部片150に
形成されている突起162が押圧板172の下面に押し
付けられている。かくして、弾性偏倚部片150の撓み
部160が弾性的に撓み、後端規制部材134、特にそ
の後端部が下方に弾性的に偏倚され、これによって係止
爪154と係止突起164との係止が確実に保持され
る。カセット容器2内に収容される積層状態のシート部
材34はカセット容器2の前壁10と後端規制部材13
4との間に収容され、シート部材34の後端が後端規制
部材134の前壁138に当接せしめられる。収容すべ
きシート部材34の前後方向寸法が変化する場合には、
次の通りにして後端規制部材134の保持位置を変化せ
しめればよい。最初に、後端規制部材134の上端部を
把持して、図11及び図12に2点鎖線で示す如く後端
規制部材134を上方に向かって前方に傾斜した状態に
せしめる。かくすると、後端規制部材134の後端下部
が上方に変位せしめられて、係止爪154が係止突起1
64の前面166から上方に離脱され、従って後端規制
部材134を前後方向に自由に移動せしめることが可能
になる。次いで、後端係止部材134の上記傾斜状態を
維持しながら所要位置まで後方或いは前方に、例えば図
11に2点鎖線で示す位置まで移動せしめる。しかる後
に、後端規制部材134から手を開放すると、弾性偏倚
部片150の作用によって後端規制部材134は元の直
立状態に戻され、従って係止爪154が係止突起164
の前面166に係止せしめられ、かくして後端規制部材
134は移動せしめられた新しい位置に保持される。
【0023】本発明に従って改良された上記後端規制機
構126に関しては次の通りの事実が注目されるべきで
ある。後端規制部材134の前方或いは後方への移動
は、上述した通り後端規制部材134のみを片手で把持
して充分容易に遂行することができる。他方、既に言及
した通り、積層状態の複数枚のシート部材34の前部は
乗載板24上に乗載され、弾性偏倚手段32の弾性偏倚
作用によって上方に偏倚せしめられ、従ってシート部材
34の重量自体に起因してシート部材34には後方に変
位せしめんとする力が作用し、かかる力が後端規制部材
134の前壁138に伝えられる。然るに、後端規制部
材134の前壁138に相当大きな後方向きの力が作用
しても、係止爪154が係止突起164の切り立った前
面166に係止せしめられている故に、後端規制部材1
34は後方に偶発的に移動せしめられることなく充分確
実に所要位置に保持され続ける。加えて、係止爪154
が形成されている係止部片148、そしてまた弾性偏倚
部片150は後端規制部材134と一体に形成されてい
る故に、これらは適宜の合成樹脂材料等から充分安価に
成形することができる。
構126に関しては次の通りの事実が注目されるべきで
ある。後端規制部材134の前方或いは後方への移動
は、上述した通り後端規制部材134のみを片手で把持
して充分容易に遂行することができる。他方、既に言及
した通り、積層状態の複数枚のシート部材34の前部は
乗載板24上に乗載され、弾性偏倚手段32の弾性偏倚
作用によって上方に偏倚せしめられ、従ってシート部材
34の重量自体に起因してシート部材34には後方に変
位せしめんとする力が作用し、かかる力が後端規制部材
134の前壁138に伝えられる。然るに、後端規制部
材134の前壁138に相当大きな後方向きの力が作用
しても、係止爪154が係止突起164の切り立った前
面166に係止せしめられている故に、後端規制部材1
34は後方に偶発的に移動せしめられることなく充分確
実に所要位置に保持され続ける。加えて、係止爪154
が形成されている係止部片148、そしてまた弾性偏倚
部片150は後端規制部材134と一体に形成されてい
る故に、これらは適宜の合成樹脂材料等から充分安価に
成形することができる。
【0024】
【発明の効果】本発明のシート部材給送装置において
は、後端規制機構の製作コストを従来よりも相当低減せ
しめることができ、そしてまた後端規制機構の後端規制
部材移動操作を従来よりも相当容易且つ迅速に遂行する
ことができる。
は、後端規制機構の製作コストを従来よりも相当低減せ
しめることができ、そしてまた後端規制機構の後端規制
部材移動操作を従来よりも相当容易且つ迅速に遂行する
ことができる。
【図1】本発明に従って構成されたカセット形式のシー
ト部材給送装置の好適実施例を、一部を切欠いて示す平
面図。
ト部材給送装置の好適実施例を、一部を切欠いて示す平
面図。
【図2】第1図に示すシート部材給送装置に使用されて
いる基板及び乗載板と共に、幅規制機構の一対の幅規制
部材を示す分解部分斜面図。
いる基板及び乗載板と共に、幅規制機構の一対の幅規制
部材を示す分解部分斜面図。
【図3】第1図の線A−Aにおける部分断面図。
【図4】第3図の線B−Bにおける部分断面図。
【図5】第1図に示すシート部材給送装置に使用されて
いるロック部材を示す斜面図。
いるロック部材を示す斜面図。
【図6】第4図の線C−Cにおける部分断面図。
【図7】ロック部材のための拘束手段の変形例を示す部
分断面図。
分断面図。
【図8】第1図の線D−Dにおける部分断面図。
【図9】第1図に示すシート部材給送装置に使用されて
いる後端規制部材を示す斜面図。
いる後端規制部材を示す斜面図。
【図10】第9図に示す後端規制部材の平面図。
【図11】第8図の線E−Eにおける断面図。
【図12】第1図に示すシート部材給送装置における後
端規制部材の係止爪とこれが係止せしめられる係止突起
を示す部分断面図。 2:カセット容器 24:乗載板 32:弾性偏倚手段 36:幅規制機構 126:後端規制機構 134:後端規制部材 148:係止部片 150:弾性偏倚部片 154:係止爪 164:係止突起 166:係止突起の前面 168:係止突起の後面
端規制部材の係止爪とこれが係止せしめられる係止突起
を示す部分断面図。 2:カセット容器 24:乗載板 32:弾性偏倚手段 36:幅規制機構 126:後端規制機構 134:後端規制部材 148:係止部片 150:弾性偏倚部片 154:係止爪 164:係止突起 166:係止突起の前面 168:係止突起の後面
Claims (4)
- 【請求項1】 後端部を中心として旋回自在に装着され
た乗載板と、該乗載板の前端部を上方に弾性偏倚する弾
性偏倚手段と、少なくとも前部が該乗載板上に乗載され
る積層状態の複数枚のシート部材の後端を規制するため
の後端規制機構とを具備し、該後端規制機構は前後方向
に移動自在に装着され且つ係止爪を有する後端規制部材
と前後方向に配列された複数個の係止突起とを含み、該
係止爪を該複数個の係止突起のいずれかに選択的に係止
せしめることによって該後端規制部材が所要位置に保持
されるシート部材給送装置において、 該係止爪は該後端規制部材と一体に形成されており、該
係止突起の各々は切り立った前面と緩やかな後面とを有
する鋸歯形状である、ことを特徴とするシート部材給送
装置。 - 【請求項2】 該係止爪は該後端規制部材の下端に配設
され、該係止突起は該係止爪の下方に配設されており、
そして該後端規制部材を下方に弾性偏倚する弾性偏倚手
段が配設されている、請求項1記載のシート部材給送装
置。 - 【請求項3】 該弾性偏倚手段は該後端規制部材に一体
に形成された弾性偏倚部片から構成されている、請求項
2記載のシート部材給送装置。 - 【請求項4】 該後端規制部材の両側に係止部片が一体
に形成されており、該係止爪は該係止部片に形成されて
いる、請求項1から3までのいずれかに記載のシート部
材給送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3354489A JPH0569952A (ja) | 1991-12-20 | 1991-12-20 | シート部材給送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3354489A JPH0569952A (ja) | 1991-12-20 | 1991-12-20 | シート部材給送装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58049504A Division JPH06583B2 (ja) | 1983-03-24 | 1983-03-24 | シート部材給送装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0569952A true JPH0569952A (ja) | 1993-03-23 |
Family
ID=18437917
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3354489A Pending JPH0569952A (ja) | 1991-12-20 | 1991-12-20 | シート部材給送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0569952A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5421850A (en) * | 1977-07-20 | 1979-02-19 | Kopia Kk | Sheet size detecting apparatus in copier |
-
1991
- 1991-12-20 JP JP3354489A patent/JPH0569952A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5421850A (en) * | 1977-07-20 | 1979-02-19 | Kopia Kk | Sheet size detecting apparatus in copier |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19941101 |