JPH0569930U - モールドコイル成形用スペーサ - Google Patents

モールドコイル成形用スペーサ

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Publication number
JPH0569930U
JPH0569930U JP1730292U JP1730292U JPH0569930U JP H0569930 U JPH0569930 U JP H0569930U JP 1730292 U JP1730292 U JP 1730292U JP 1730292 U JP1730292 U JP 1730292U JP H0569930 U JPH0569930 U JP H0569930U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
spacer
mold
molded
molding
Prior art date
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Pending
Application number
JP1730292U
Other languages
English (en)
Inventor
隆 東原
重紀 岡田
Original Assignee
タカオカ化成工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by タカオカ化成工業株式会社 filed Critical タカオカ化成工業株式会社
Priority to JP1730292U priority Critical patent/JPH0569930U/ja
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Pending legal-status Critical Current

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  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Insulating Of Coils (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 コイルを金型内に支持するスペーサにおい
て、コイルを支持するスペーサの沿面距離を増加させ
る。 【構成】 モールド成形後に表面に接地層が設けられる
モールドコイルをモールド成形する場合に、コイルを支
持するために金型内に設置されるスペーサ11におい
て、コイルを支持可能なL形断面の内角部11aを有す
るとともに、コイルと接地層間の界面11dにひだ11
eを設け、注型樹脂と同一材料を用いてモールド成形す
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、モールド変圧器やモールド変成器等のモールドコイル成形時に使用 するスペーサに関する。
【0002】
【従来の技術】
モールドコイル成形時に金型内にコイルを支持するため、従来は図4の斜視図 に示すようなL形断面を有し、注型樹脂と同一材料を用いてモールド成形したス ペーサ1が一般に使用されている。 図5はこのようなスペーサ1を使用して金型2内にコイル3を支持する一例を 示す断面図で、複数個のスペーサ1のそれぞれ内角部1aをコイル3に押し当て て金型2内に支持している。 このようにコイル3が支持された金型2内に樹脂を注入してから、金型2の外 部から加熱して樹脂を硬化させる。 図6は、このようにしてモールド樹脂4によりモールド成形されたモールドコ イル5の表面に、金属熔射などの方法で接地層6を設けた構造を示す断面図であ る。ここで7はモールド樹脂4とスペーサ1とが密着し合う界面を示し、コイル 支持面と直角をなしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
このような従来形状のスペーサ1を用いた場合、コイル3を絶縁しているモー ルド樹脂4とスペーサ1とが密着する界面7が絶縁の弱点と成り易い。即ち高電 圧になるとその界面7において耐電圧特性が低下し易い。 そのため界面7の距離が短いと、モールド樹脂4とスペーサ1の接着性が悪い 場合などで、内部のコイル3とモールド樹脂4外面の接地層6との間が電気絶縁 破壊したり、クラック等発生の原因となる。
【0004】 本考案は上記従来の問題点を解決すべくなされたもので、モールド樹脂とスペ ーサ間に介在する界面の距離を長くしたスペーサの構造を提供することを目的と する。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記技術課題を解決するため、モールド成形後に表面に接地層が設 けられるモールドコイルをモールド成形する場合にコイルを支持するために金型 内に設置されるスペーサにおいて、コイルを支持可能なL形断面の内角部を有す るとともに、コイル支持面と直角をなす界面にひだを設け、注型樹脂と同一の材 料を用いてスペーサをモールド成形する。
【0006】
【作用】
スペーサの界面にひだを設けたことにより、従来のスペーサに比べ界面の距離 が長くなり、モールド樹脂との接触面積も増加する。
【0007】
【実施例】
次に本考案の実施例を、図1、図2、図3を参照して説明する。ここで従来例 と同一構成部分については、同一符号を付し重複する説明は省略する。 図1は、本考案のスペーサ11の実施例を示す斜視図である。 図2は、このようなスペーサ11を用いて金型2内にコイル3を支持した状態 を示す断面図である。 コイル3を支持するために金型2内に設置するスペーサ11はL形断面を有し ており、コイル3を支持する二つの支持面11b,11cが内角部11aを挟ん で直角を形成する。 スペーサ11のコイル支持面11b,11cと直角をなす界面11dには、ひ だ11eを突出させる。 このスペーサ11は、注型樹脂と同一材料を用いてモールド成形するとともに 、その表面はモールド樹脂4との界面の接着性がさらに強くなるようにサンドブ ラストやサンドペーパがけにより粗くする。
【0008】 このスペーサ11を、図2に示すように金型2内の底部周辺においてコイル3 を支持させ金型2内に樹脂を注入し、スペーサ11をコイル3と一体にモールド 成形する。 また図3は、コイル3をモールド成形したモールドコイル15の表面に金属熔 射などの方法にて接地層6を設けた状態を示す断面図である。
【0009】
【考案の効果】
本考案のスペーサにはコイルと接地層との界面にひだが存在するため、モール ド樹脂とスペーサの界面距離が長くなり、モールド樹脂との接触面積も増加する ので接着性が向上し、モールドコイル機器の耐電圧特性が強化できる。このため 機器としての信頼性および品質の向上として役立てることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のスペーサの斜視図である。
【図2】本考案のスペーサを用いて金型内にコイルを支
持した場合の断面図である。
【図3】本考案を適用してモールド成形後、モールドコ
イル表面に接地層を設けたモールドコイルの断面図であ
る。
【図4】従来一般に使用されていたL形断面を有するス
ペーサの斜視図である。
【図5】従来構造のスペーサを使用して金型内にコイル
を支持した一例を示す断面図である。
【図6】モールド成形後、モールドコイル表面に接地層
を設けた従来構造のモールドコイル断面図である。
【符号の説明】
2 金型 3 コイル 6 接地層 11 スペーサ 11a内角部 11d界面 11eひだ 15 モールドコイル

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モールド成形後に表面に接地層が設けら
    れるモールドコイルをモールド成形する場合に、コイル
    を支持するために金型内に設置されるスペーサにおい
    て、コイルを支持可能なL形断面の内角部を有するとと
    もに、コイル支持面と直角をなす界面にひだを設け、注
    型樹脂と同一材料を用いてモールド成形して成るモール
    ドコイル成形用スペーサ。
JP1730292U 1992-02-26 1992-02-26 モールドコイル成形用スペーサ Pending JPH0569930U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009224645A (ja) * 2008-03-18 2009-10-01 Takaoka Kasei Kogyo Kk モールド変圧器のモールド処理方法
JP2018046264A (ja) * 2016-09-16 2018-03-22 株式会社東芝 モールドコイル、変圧器及びリアクタンス

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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