JPH113824A - モールドコイル - Google Patents

モールドコイル

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Publication number
JPH113824A
JPH113824A JP9169623A JP16962397A JPH113824A JP H113824 A JPH113824 A JP H113824A JP 9169623 A JP9169623 A JP 9169623A JP 16962397 A JP16962397 A JP 16962397A JP H113824 A JPH113824 A JP H113824A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
spacer
molded
mold
interface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9169623A
Other languages
English (en)
Inventor
Masao Mushiga
正男 虫賀
Shigenori Okada
重紀 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takaoka Chemical Co Ltd
Original Assignee
Takaoka Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takaoka Chemical Co Ltd filed Critical Takaoka Chemical Co Ltd
Priority to JP9169623A priority Critical patent/JPH113824A/ja
Publication of JPH113824A publication Critical patent/JPH113824A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
  • Insulating Of Coils (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コイルとスペーサとの界面にモールド樹脂が
入り易くするとともに、スペーサとモールド樹脂との界
面の面積を大きくすることにより、耐電圧特性を向上さ
せたモールドコイルを提供する。 【解決手段】 モールド樹脂4でL字形状に形成された
スペーサ11の水平部によって、コイル3を金型2内に
支持し、スペーサ11と同一材料のモールド樹脂4を金
型2に注入して、コイル3およびスペーサ11を一体に
モールド成形するモールドコイル15において、スペー
サ11の水平部には、コイル3との接触面が幅の小さい
線状で、かつその下方が幅の大きいテーパ状のひだを形
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はモールド変圧器やモ
ールド変成器等のモールドコイルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】モールドコイルの成形時においては、金
型内にコイルを支持するため、従来、図4に示すよう
に、水平部1aおよび垂直部1bからなるL字形状断面
を有し、注型樹脂と同一材料を用いてモールド成形した
スペーサ1が使用されている。
【0003】図5はスペーサ1を使用して金型内にコイ
ルを支持する一例を示す断面図で、複数個のスペーサ1
のそれぞれの水平部1aにコイル3をのせて、金型2内
でコイル3を支持する。その後、金型2内にモールド樹
脂4を注入し、金型2の外部から加熱して、モールド樹
脂4を硬化させた後、金型2を取り外す。
【0004】また、このようにしてモールド樹脂4によ
りコイル3およびスペーサ1を一体にモールド成形され
たモールドコイル5は、図6に示すように、その表面に
金属熔射などの方法で接地層6が設けられる。ここで、
7はモールド樹脂4とスペーサ1とが密着し合う界面を
示し、8はコイル3とスペーサ1とが接触し合う界面を
示している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来のモールド
コイル5においては、モールド樹脂4とスペーサ1との
界面7およびコイル3とスペーサ1との界面8が絶縁の
弱点となり易い。すなわち、コイル3と接触するスペー
サ1の水平部1aはコイル3を支持するための強度を必
要とし、ある程度幅の大きい平面であるので、コイル3
とスペーサ1との界面8には、モールド樹脂4が入り込
みにくい。このため、コイル3とスペーサ1の水平部1
aとの間に、隙間や剥離が発生し易く、絶縁の弱点とな
り易い。また、モールド樹脂4とスペーサ1との界面7
の面積が小さいので、密着性が悪く、その部分で電気絶
縁破壊したり、クラック等の発生原因となる。
【0006】そこで本発明は、コイルとスペーサとの界
面にモールド樹脂が入り易くするとともに、スペーサと
モールド樹脂との界面の面積を大きくすることにより、
耐電圧特性を向上させたモールドコイルを提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、モールド樹脂でL字形状に形成された
スペーサの水平部によって、コイルを金型内に支持し、
前記スペーサと同一材料のモールド樹脂を前記金型に注
入して、前記コイルおよびスペーサを一体にモールド成
形するモールドコイルにおいて、前記スペーサの水平部
には、前記コイルとの接触面が幅の小さい線状で、かつ
その下方が幅の大きいテーパ状のひだを形成する。
【0008】かかる本発明のモールドコイルにおいて
は、スペーサの水平部に、コイルとの接触面が幅の小さ
い線状で、かつその下方が幅の大きいテーパー状のひだ
を設けることにより、コイルとスペーサ間に大きな空間
ができるので、モールド樹脂が入り易くなるとともに、
スペーサとモールド樹脂との界面の面積が大きくなるの
で、モールド樹脂とスペーサとの接着性が向上する。し
たがって、モールドコイルの耐電圧特性を向上させるこ
とができる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態である
モールドコイルに使用するスペーサの一例を示すもので
ある。図2はそのスペーサを用いて金型内にコイルを支
持した状態を示す断面図である。これらの図において、
コイル3を支持するために金型2内に設置するスペーサ
11は、L字形状断面を有しており、コイル3を支持す
る水平部11aおよびコイル3の位置を規制する垂直部
11bが内角部11cを挟んで直角に形成される。スペ
ーサ11の水平部11aには、コイル3との接触面が2
mm程度の幅の小さい線状で、かつ下方が幅の大きいテー
パ状のひだ12を設ける。
【0010】また、スペーサ11は注型用のモールド樹
脂4と同一の材料を用いてモールド成形する。なお、ス
ペーサ11の表面はモールド樹脂4との界面の接着性が
さらに強くなるように、サンドブラストやサンドペーパ
ーがけにより、粗くすることが好ましい。
【0011】モールドコイルの成形時には、図2に示す
ように、金型2内の底部周辺にスペーサ11を複数個設
置して、コイル3を支持させ、金型2内にモールド樹脂
4を注入し、スペーサ11をコイル3と一体にモールド
成形する。また、このようにしてモールド樹脂4により
コイル3およびスペーサ11を一体にモールド成形され
たモールドコイル15は、図3に示すように、その表面
に金属熔射などの方法で接地層6が設けられる。
【0012】かかるモールドコイル15においては、ス
ペーサ11の水平部11aに設けられたひだ12が、コ
イル3との接触面が幅の小さい線状で、かつその下方が
幅の大きいテーパ状に形成されているので、コイル3を
スペーサ11によって支持したときに、コイル3とスペ
ーサ11が接触し合う界面13の面積が小さく、かつ界
面13の近傍に大きな空間が形成される。したがって、
モールド樹脂4による注型時には、モールド樹脂4が前
記空間に入り込んで、界面13まで達するので、コイル
3とスペーサ11との接着性が向上する。
【0013】また、ひだ12のテーパによって、モール
ド樹脂4とスペーサ11とが密着し合う界面14の面積
が大きくなるので、モールド樹脂4とスペーサ11との
密着性も向上する。したがって、モールドコイル15の
耐電圧特性を向上させることができる。
【0014】
【発明の効果】本発明のモールドコイルによれば、スペ
ーサの水平部に、コイルとの接触面が幅の小さい線状
で、かつその下方が幅の大きいテーパー状のひだを設け
ることにより、コイルとスペーサ間に大きな空間ができ
るので、モールド樹脂が入り易くなるとともに、スペー
サとモールド樹脂との界面の面積が大きくなるので、モ
ールド樹脂とスペーサとの接着性が向上する。したがっ
て、モールドコイルの耐電圧特性を向上させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のモールドコイルに使用されるスペーサ
を示すもので、(A)は正面図、(B)は側面図であ
る。
【図2】そのスペーサを用いて金型内にコイルを支持し
た状態を示す断面図である。
【図3】本発明のモールドコイルの実施の形態の一例を
示す断面図である。
【図4】従来のモールドコイルに使用されていたスペー
サを示すもので、(A)は正面図、(B)は側面図であ
る。
【図5】そのスペーサを使用して金型内にコイルを支持
した状態を示す断面図である。
【図6】従来のモールドコイルの一例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
2 金型 3 コイル 4 モールド樹脂 6 接地層 11 スペーサ 11a 水平部 11b 垂直部 11c 内角部 12 ひだ 13 界面 14 界面 15 モールドコイル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】モールド樹脂でL字形状に形成されたスペ
    ーサの水平部によって、コイルを金型内に支持し、前記
    スペーサと同一材料のモールド樹脂を前記金型内に注入
    して、前記コイルおよびスペーサを一体にモールド成形
    するモールドコイルにおいて、 前記スペーサの水平部には、前記コイルとの接触面が幅
    の小さい線状で、かつその下方が幅の大きいテーパ状の
    ひだを形成した、 ことを特徴とするモールドコイル。
JP9169623A 1997-06-12 1997-06-12 モールドコイル Pending JPH113824A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9169623A JPH113824A (ja) 1997-06-12 1997-06-12 モールドコイル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9169623A JPH113824A (ja) 1997-06-12 1997-06-12 モールドコイル

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH113824A true JPH113824A (ja) 1999-01-06

Family

ID=15889942

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9169623A Pending JPH113824A (ja) 1997-06-12 1997-06-12 モールドコイル

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JP (1) JPH113824A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100352572C (zh) * 2004-10-29 2007-12-05 矢崎总业株式会社 冲压模具、冲压装置以及工件的冲压加工方法
JP2009224645A (ja) * 2008-03-18 2009-10-01 Takaoka Kasei Kogyo Kk モールド変圧器のモールド処理方法
JP2018046264A (ja) * 2016-09-16 2018-03-22 株式会社東芝 モールドコイル、変圧器及びリアクタンス

Cited By (3)

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CN100352572C (zh) * 2004-10-29 2007-12-05 矢崎总业株式会社 冲压模具、冲压装置以及工件的冲压加工方法
JP2009224645A (ja) * 2008-03-18 2009-10-01 Takaoka Kasei Kogyo Kk モールド変圧器のモールド処理方法
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