JPH0569860U - 電線接続筐 - Google Patents

電線接続筐

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JPH0569860U
JPH0569860U JP1730192U JP1730192U JPH0569860U JP H0569860 U JPH0569860 U JP H0569860U JP 1730192 U JP1730192 U JP 1730192U JP 1730192 U JP1730192 U JP 1730192U JP H0569860 U JPH0569860 U JP H0569860U
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rod
piece
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JP1730192U
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上村  博
鉱次郎 鈴木
俊郎 関戸
和久 江口
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株式会社八光電機製作所
株式会社日辰電機製作所
株式会社日興電機製作所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この電線接続筐は一部品として電話回線の各
種配線器具類に使用可能にし、構造的には機能、効果及
び製作の簡便さを求めたものである。 【構成】 筐体(A)には側板(2)、仕切板(3)と
により枠金(B)の溝金(B1)が嵌合される間隙をと
り、枠金(B)は溝金(B1)の中央を所要間隔をとっ
て底板(10)を背合わせに二つ折りし、一側の起立片
(11)には二個あての切込(S)を施し、この切込
(S)には円弧状に湾曲したスプリング(D)の湾曲面
(30)を嵌合してこれが短い起立片(31)は起立片
(11)に、長い起立片(32)は反対側の起立片(1
2)に圧接して、杆体(C1)と押釦(C2)を段違い
に一体成形した作動杆(C1)の杆体正面に施した電線
保持溝(20)を起立片(12)に接して組込み、これ
を筐体(A)に嵌合し、作動杆の押釦(C2)を天板
(1)の保持孔(H1)より、またモニター端子(M
T)を引出孔(H3)よりそれぞれ外部に現して構成す
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この電線接続筐は主として電話配線器具に組込み使用する目的のために創作さ れたものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、電線の接続はネジ止めに代りばね材を利用して接続する所謂ワンタッチ 工法は周知のところであり、これが技術は種々存在する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来技術は電線接続のための構造が限定され、配線器具毎に部品が相違す るものであるから生産上極めて不経済であった。 また構造的にも電線を挿入係止するスプリング及びこれを作動する押釦の構造 が複雑で、しかも作業上確実性に乏しい等の課題があった。 この考案は上記の架台を解決するために次の手段を採用したものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
すなわち、第一に、全体を一つの部品として取扱易いようにしたこと。 第二に、スプリングを装着する際、枠金を使用し溝金の一方の起立片に一対宛 の切込を施し、これにスプリングの湾曲面を嵌合し、スプリング取付け上の簡便 さとスプリングの位置の安定を図ったこと。 第三に、小型の筐体にスプリングと作動杆を組込んだ押釦を簡単に嵌合したこ と。 第四に、作動杆には電線保持溝を杆体正面中央に施し、杆体の構造を簡単にし たこと。 等である。
【0005】
【実施例】 この考案の実施例及びこれが使用例を次のとおり説明する。 筐体(A)、枠金(B)、作動杆(C)及びスプリング(D)よりなり、作動杆 (C)とスプリング(D)は同形のものを二個あて用意する。 筐体(A)は平面形状四角形の天板(1)の両側及び中央に同長の側板(2) (2)及び仕切板(3)が並設され、上記天板(1)の表面にして仕切板(3) の両側対称位置には平面長方形の保持孔(H1)と、これが長手方向中央内側に 電線挿入口(H2)が連通して穿設され、また天板(1)の側板(2)と仕切板 (3)間にして、一側にはモニター端子の引出孔(H3)が穿設され、全体を絶 縁素材により一体成形される。
【0006】 枠金(B)は溝金(B1)を折曲してなるもので、溝金(B1)は底板(10 )、両起立片(11)(12)の断面コ字形のもので、高さ及び厚みは筐体(A )の側板(2)と仕切板(3)の空間に合致する寸度にとってある。
【0007】 上記溝金(B1)は中央を二つ折りするために所要幅に両側の起立片(11) (12)を切落として底板(10)の連なり(13)を成形する。この連なり( 13)の間隔は筐体(A)の仕切板(3)の厚みに相当するものである。
【0008】 上記溝金(B1)の連なり(13)を中央にして両底板(10)を背合わせに 両者が平行になるように折曲する。この折曲した溝金(B1)の高さは筐体(A )の両側板(2)に対応する寸度に取ってある。
【0009】 作業は前後するが、溝金(B1)の片側の起立片(11)(11)にはそれぞ れ二個あての切込(S)が施され、また連なり(13)の両側には端子(T)が 、また溝金(B1)の上端にはモニター端子(MT)がそれぞれ突設され、全体 を導電金属により成形して構成される。
【0010】 作動杆(C)は上記溝金(B1)に収容される長さの杆体(C1)と押釦(C 2)が段違いに重なり合うように一体成形され、杆体(C1)の正面中心線上に 電線保持溝(20)が施され、杆体(C1)の背後の所要高さ位置より枠金の先 端にかけてテーパー(21)が施され、枠金先端を肉薄に成形する。
【0011】 押釦(C2)と段違いに合わされた杆体上面はストッパー(22)として使用 されるものであり、押釦(C2)の上面中央には溝(23)が施され、押釦(C 2)を押圧した際に使用されるドライバーの為の溝となる。 上記のように構成された作動杆(C)は絶縁素材により一体成形される。
【0012】 スプリング(D)は略円弧状に湾曲し、この湾曲面(30)両端には短い折曲 片(31)と長い折曲片(32)が折曲延長される。 このスプリング(D)の幅は枠金(B)の溝金(B1)の起立片に対応する寸 度にして全体を燐性銅の如きばね性の強い素材により成形される。
【0013】 上記各部品は次のよりに組み立てられて電線接続筐は構成される。 すなわち、先ず枠金(B)の溝金(B1)の片側の各起立片(11)に施した 二個あての切込(S)にそれぞれスプリング(D)の湾曲面(30)の円弧縁を 嵌合し、短い折曲片(31)は起立片(11)上端に、長い折曲片(32)は反 対側の起立片(12)に圧接し、該起立片(12)面には作動杆(C)の杆体( C1)の電線保持溝(20)を接して作動杆(C)と枠金(B)に組込み、杆体 (C1)の各テーパー(21)面に長い折曲片(32)の中途を圧接して装着し 、この枠金(B)の各溝金(B1)を筐体(A)の両側板(2)(2)と仕切板 (3)間の空間に嵌合し、押釦(C2)は天板(1)の保持孔(H1)より、ま たモニター端子(MT)は引出孔(H3)よりそれぞれ外部に現して組立てて収 容する。 これにより一個の部品として電線接続筐が構成される。
【0014】
【作用】
上記電線接続筐は電線(L)を各接続部に挿入する場合、予め押釦(C2)の 溝(23)にドライバー等を当てがって押下げ、保持孔に連通してある電線挿入 口(H2)に電線(L)を挿入し、電線保持溝(20)より限度まで挿入して押 釦を手放すとスプリング(D)のばね圧により作動杆は上昇し、折曲片(32) 端は電線に圧接するものである。
【0015】 すなわち、挿入限度まで挿入し、押釦を手放すと押釦(C2))は杆体(C1 )のテーパー(21)を圧接しているスプリング(D)の折曲片(32)のばね 圧により上昇し、同時に折曲片(32)上端は今迄押釦の圧下により起立片(1 2)より離れているのが、ばね圧により旧位置に復し、挿入電線(L)を圧接し 、電線の引抜き方向への逆止め的作用をなし電線の引抜きを防止する。
【0016】 このようにして外線、内線を電線挿入口(H2)より同時に挿通して両線の接 続が完了するものである。 また挿入電線を引抜く場合には、作動杆(C)を押下げることにより電線に圧 接してあるスプリング(D)の折曲片(32)端は電線(L)より離れ、電線は 抵抗なく引抜かれるものである。
【0017】 尚、モニター端子(MT)には適宜試験器を接続し、電線接続の電流を確認す る。 ストッパー(22)については、押釦の保持孔(H1)裏面に当接して作動杆 (C)の上限位置のストッパーとなる。
【0018】 上記説明は電線接続筐固有の作用であって、これが例えば電話回線の保安器具 に使用した使用例を図9、10により説明する。 先ず、電線接続筐を四個用意し、プリント配線基板(E)の各端子挿入孔(E 1)に端子(T)を挿入し、端子(T)は基板(E)のプリント配線に半田付け 等により接続し、組み立てた基板(E)を保安器のケース(40)内に収容し、 ケース(40)の底部に底蓋(41)を嵌合し、保安器を組立てる。 保安器は両側に電線接続筐保持用孔(42)((43)が四個あて設けられて 電線接続筐の天板部分をケース外部に現わす。 ケース(40)、基板(E)及び底板(41)の中心には貫通孔(H4)が穿 設されて保安器の取付けに使用される。 上記使用例は保安器を示したが、その他各種配線器具に使用されるものである 。
【0019】
【考案の効果】
この考案は上記の如く構成されるものであるから、第一に、電線接続筐が一つ の部品として取り扱われ、各種配線器具の製作上極めて有益なものである。 第二に、各部品は総て形状が開放形であるから部品の組立てを自動化する上に おいて便利である。 第三に、部品数が少なく構造的に組立てが簡単であるから製作上極めて有益な 効果を呈する。 第四に、組立てに際してもネジ止めまたはネジ込み等の作業がなく、単に嵌合 するだけであるから単一作業ですみ熟練者を必要としない利点がある。 等の優れた効果を呈し、構造簡単にして極めて実用的考案である。
【図面の簡単な説明】
添付図面は本考案の実施例及び使用例を示す。
【図1】全体の正面図
【図2】同上要部の断面図
【図3】筐体の平面図
【図4】枠金の平面図
【図5】同上正面図
【図6】作動杆の側面図
【図7】同上正面図
【図8】スプリングの斜視図
【図9】保安器の断面図
【図10】組み立て斜視図
【符号の説明】
A 筐体 1 天板 2 側板 3 仕切板 H1 保持孔 H2 電線挿入口 H3 モニター端子引出し孔 B 枠金 B1 溝金 10 底板 11 起立片 12 起立片 13 連なり S 切り込み T 端子 MT モニター端子 C 作動杆 C1 杆体 C2 押釦 20 電線保持溝 21 テーパー 22 ストッパー 23 溝 D スプリング 30 湾曲面 31 短い折曲片 32 長い折曲片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 鈴木 鉱次郎 埼玉県入間市大字狭山ケ原108番地3 株 式会社日辰電機製作所内 (72)考案者 関戸 俊郎 埼玉県蕨市中央3丁目12番15号 株式会社 日興電機製作所内 (72)考案者 江口 和久 埼玉県蕨市中央3丁目12番15号 株式会社 日興電機製作所内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天板(1)は平面四角形で、これが両側
    及び中央には側板(2)(2)と仕切板(3)が並設さ
    れ、仕切板(3)の両側対称位置には平面長方形の保持
    孔(H1)と、これが長手周縁中央に電線挿入口(H
    2)を連通して穿設され、天板(1)の一側にはモニタ
    ー端子引出孔(H3)を穿設し、全体を絶縁素材により
    一体成形してなる筐体(A)と、底板(10)と両起立
    片(11)(12)よりなる溝金(B1)の中央を所要
    間隔の連なり(13)をとって底板(10)を背合わせ
    にして二つ折りし、一側の起立片(11)には二個所あ
    て切込(S)を施し、連なり(13)の両側には一対の
    端子(T)を突設し、溝金(B1)の起立片(12)上
    端にはモニター端子(MT)を突設してなり、全体を導
    電金属により成形してなる枠金(B)と、杆体(C1)
    と押釦(C2)とを段違いに合わせたように一体成形
    し、杆体(C1)の正面中央線上には電線保持溝(2
    0)を施し、杆体(C1)の背後所要位置より杆体先端
    にかけてテーパー(21)を施して先端を肉薄に成形
    し、杆体(C1)上端をストッパー(22)とし、押釦
    (C2)の上面中央には溝(23)を施して全体を絶縁
    素材により成形してなる作動杆(C)と、略円弧状に湾
    曲して湾曲面(30)の両端に短い折曲片(31)と長
    い折曲片(32)を引出し、全体をばね性金属により成
    形してなるスプリング(D)との部品よりなり、上記枠
    金(B)にスプリング(D)の湾曲面(30)を溝金
    (B1)の起立片(11)に施した切込(S)に嵌合
    し、短い折曲片(31)端を起立片(11)に、長い起
    立片(31)を他側の起立片(12)に圧接し、該起立
    片(12)には作動杆(C)の電線保持溝(21)を挿
    入して杆体(C1)を組込み、杆体(C1)のテーパー
    面には長い折曲片(32)の中途を圧接して組込んでな
    る枠金を筐体(A)に嵌合し、押釦(C2)は保持孔
    (H1)に、またモニター端子(MT)は引出孔(H
    3)より外部に現して組み立ててなる電線接続筐。
JP1730192U 1992-02-26 1992-02-26 電線接続筐 Expired - Lifetime JP2537234Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10177870A (ja) * 1996-12-19 1998-06-30 Matsushita Electric Works Ltd 速結端子装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH10177870A (ja) * 1996-12-19 1998-06-30 Matsushita Electric Works Ltd 速結端子装置

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