JPH0346461Y2 - - Google Patents

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JPH0346461Y2
JPH0346461Y2 JP1985183170U JP18317085U JPH0346461Y2 JP H0346461 Y2 JPH0346461 Y2 JP H0346461Y2 JP 1985183170 U JP1985183170 U JP 1985183170U JP 18317085 U JP18317085 U JP 18317085U JP H0346461 Y2 JPH0346461 Y2 JP H0346461Y2
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locking
locking spring
conductive terminal
electric wire
terminal plate
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、電線が直接接触する導電用端子板
に対向して鎖錠バネを設け、導電用端子板と鎖錠
バネとの間に電線を挿入固定する配線器具の連結
端子の改良に関するものである。
〔従来の技術〕 従来の連結端子は、第9図に示すように、電線
1が直接接触する導電用端子板2に非鉄系金属製
の補助端子板100の一端を固着し、この補助端
子板100にその他端が常に導電用端子板2と離
れる様な復帰力を付与し、更に電線1の挿入口側
に位置する他端が内側に曲成されて形成した鎖錠
片101を設けた鉄系金属のバネ板102を補助
端子板100の背面に位置させてバネ板102が
補助端子板100の電線保持力を付与するように
構成されていた。
〔解決しようとする問題点〕
従来の連結端子では、補助端子板100のみで
はバネ力がないためバネ板102を設ける必要が
あり、そのため部品点数の増加を免れなかつた。
また、作業者が習熟していないと電線1が奥まで
挿入されず、鎖錠片101の個所でのみ接触する
状態となつてしまい、この状態で電流を流すと抵
抗が大きいためにジュール熱が発生し、バネ板1
02が加熱され危険な状態となることもあつた。
そこで、この考案は、部品点数を減らし、作業
者の習熟度による影響を受けずに良好な接続状態
が得られ、しかも電線の挿入確認が簡単にできる
配線器具の連結端子を提供することを目的とす
る。
〔問題点を解決するための手段〕
上述の目的を達成するため、この考案は、電線
が直接接触する導電用端子板に対向して鎖錠バネ
を設け、導電用端子板と鎖錠バネとの間に電線を
挿入固定する配線器具の連結端子において、鎖錠
バネに電線に対して面圧作用を有する弾圧部及び
線圧作用を有する鎖錠部を形成し、弾圧部を電線
挿入口寄りに設け鎖錠部を奥に設け、鎖錠バネを
導電用端子板側の面を導電性材料で形成し他面を
バネ性を備えた材料で形成した少なくとも2層構
造のクラツド材から構成するとともに、板材を切
り起して切り起し部分を折り曲げて弾圧部とし残
余部分を鎖状部とし、導電用端子板が載置される
凹状部の両側に張り出し部を備えた解除釦を設
け、解除釦のスライドにより張り出し部で鎖状部
を押し退けるように構成したものである。
〔作用〕
この考案では、電線挿入口から電線の裸線を挿
入した場合、鎖錠バネの面圧作用を有する弾圧部
が最初に裸線に接触し、この弾圧部を越えてさら
に裸線を挿入すると線圧作用を有する鎖錠部に裸
線が接触する。この鎖錠バネの鎖錠部まで裸線が
到達していない場合には、電線を引き抜くと簡単
に引き抜けてしまうために、作業が完全でなかつ
たことが確認できる。裸線の先端部が鎖錠バネの
鎖錠部まで到達したときには、鎖錠部の先端によ
り裸線の抜けを防止する。鎖錠バネの弾圧部は、
面圧作用を有しているので、弾圧部で導電用端子
板に押し付けられた裸線部分は導電用端子板と広
い接触面積で接触することが可能となる。また、
鎖状部まで挿入した電線を引き抜くには解除釦を
スライドさせ、解除釦の張り出し部で鎖状部を押
し退ければ良い。
〔実施例〕
以下にこの考案の好適な実施例を図面を参照し
て説明する。
第1図において、電線1が直接接触する導電用
端子板2に対向して鎖錠バネ3を設けてある。導
電用端子板2と鎖錠バネ3との間に電線1を挿入
するようになつているが、鎖錠バネ3には電線1
に対して面圧作用を有する弾圧部4及び線圧作用
を有する鎖錠部5を形成してある。鎖錠バネ3の
弾圧部4は電線挿入口寄りに設けてあり、鎖錠部
5は奥に設けてある。鎖錠バネ3の全体構成は、
第2図に示すように、左右に夫々弾圧部4,4及
び鎖錠部5,5を形成し、中央に連結部6を形成
してある。左右一対の夫々の弾圧部4,4は板材
を切り起こして形成してあり、この切り起こし部
分を弾圧部とし、残つた部分の一側縁を鎖錠部5
としてある。連結部6には孔6Aが形成してあ
る。そして、この鎖錠バネ3は、導電用端子板2
側の面を導電性材料31で形成し、他面をバネ性
を備えた材料32で形成した少なくとも2層構造
のクラツド材から構成してある(第3図参照)。
導電性材料31としては例えば銅合金が好適であ
り、バネ材料32としてはステンレス等が好適で
ある。
導電用端子板2は、導体10の一部として形成
してある。導体10は、第4図に示すように、側
面形状が大略コ字状の角柱状に形成してあり、左
右の導電用端子板2,2の夫々上下には切り欠き
部7を形成してあり、中央には内側へ突出する突
出部8(第1図参照)を形成してある。この突出
部8に前述の孔6Aが嵌まり込む。
第1図中符号9で示す部材は解除釦である。こ
の解除釦9は、第5図に示すように、張り出し部
9Aを有し、この張り出し部9Aが鎖錠バネ3の
鎖錠部5を押し退けて電線1を引き抜くことを可
能にしている。導電用端子板2は、解除釦9の両
側面に形成された凹状部9Bに位置することとな
る。
第7図に示すものは、絶縁ボデイ11であり、
この絶縁ボデイ11の収容部12,12へ導体1
0及び鎖錠バネ3を収容する。この絶縁ボデイ1
1の収容部12,12へ導体10及び鎖錠バネ3
をセツトしたならば、第8図に示すように、蓋体
13を被せる。この図示する実施例では、4本の
電線1を挿入することができるようになつてい
る。
〔効果〕
以上説明したように、この考案は、鎖錠バネに
電線に対して面圧作用を有する弾圧部及び線圧作
用を有する鎖錠部を形成し、弾圧部を電線挿入口
寄りに設け鎖錠部を奥に設け、鎖錠バネを導電用
端子板側の面を導電性材料で形成し他面をバネ性
を備えた材料で形成した少なくとも2層構造のク
ラツド材から構成したので、従来の如き補助端子
板が不要となり部品点数を減らすことが可能とな
つた。また、作業者が習熟していない場合でも、
裸線を電線挿入口より挿入した後に引き抜いてみ
ることにより、簡単に引き抜ける場合には裸線の
先端部と鎖錠部とが係合していないことが簡単に
判るため、作業者の習熟度による影響を受けずに
良好な接続状態が得られる。従つて、従来のよう
に鎖錠部のみに裸線が係合した状態の接続不良状
態を回避することができる。また、鎖錠バネには
面圧作用を有する弾圧部が形成してあるので、電
線の裸線部分と導電用端子板との接触部分を大き
くすることができる。さらに、この考案は、鎖錠
バネを板材を切り起して切り起し部分を折り曲げ
て弾圧部とし残余部分を鎖錠部としたので、解除
釦の張り出し部が弾圧部の両側を通過して鎖錠部
の両側部を押し退けることができ、挿入された電
線を引き抜くことも容易に行える。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の好適な実施例を示す断面
図、第2図は鎖錠バネを示す斜視図、第3図は鎖
錠バネの断面図、第4図は導体の斜視図、第5図
は解除釦の斜視図、第6図は鎖錠バネを導体10
に取り付けた状態の断面図、第7図は絶縁ボデイ
ーの斜視図、第8図は完成された配線器具を示す
斜視図、第9図は従来例を示す断面図である。 1……電線、2……導電用端子板、3……鎖錠
バネ、4……弾圧部、5……鎖錠部、9……解除
釦、9A……張り出し部、9B……凹状部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 電線が直接接触する導電用端子板に対向して鎖
    錠バネを設け、導電用端子板と鎖錠バネとの間に
    電線を挿入固定する配線器具の連結端子におい
    て、 鎖錠バネに電線に対して面圧作用を有する弾圧
    部及び線圧作用を有する鎖錠部を形成し、 弾圧部を電線挿入口寄りに設け鎖錠部を奥に設
    け、 鎖錠バネを導電用端子板側の面を導電性材料で
    形成し他面をバネ性を備えた材料で形成した少な
    くとも2層構造のクラツド材から構成するととも
    に、板材を切り起して切り起し部分を折り曲げて
    弾圧部とし残余部分を鎖状部とし、 導電用端子板が載置される凹状部の両側に張り
    出し部を備えた解除釦を設け、 解除釦のスライドにより張り出し部で鎖状部を
    押し退けるように構成したことを特徴とする配線
    器具の連結端子。
JP1985183170U 1985-11-28 1985-11-28 Expired JPH0346461Y2 (ja)

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JP1985183170U JPH0346461Y2 (ja) 1985-11-28 1985-11-28

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JP1985183170U JPH0346461Y2 (ja) 1985-11-28 1985-11-28

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JPS6291365U JPS6291365U (ja) 1987-06-11
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JPS5883768U (ja) * 1981-12-01 1983-06-07 三菱電機株式会社 自己鎖錠形端子装置

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JPS6291365U (ja) 1987-06-11

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