JPH0569854A - 自動車のシヤシーフレーム構造 - Google Patents

自動車のシヤシーフレーム構造

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JPH0569854A
JPH0569854A JP23153691A JP23153691A JPH0569854A JP H0569854 A JPH0569854 A JP H0569854A JP 23153691 A JP23153691 A JP 23153691A JP 23153691 A JP23153691 A JP 23153691A JP H0569854 A JPH0569854 A JP H0569854A
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JP
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frame
panel
frame structure
center frame
center
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Withdrawn
Application number
JP23153691A
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Inventor
Isao Toda
功 任田
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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Publication of JPH0569854A publication Critical patent/JPH0569854A/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D21/00Understructures, i.e. chassis frame on which a vehicle body may be mounted
    • B62D21/02Understructures, i.e. chassis frame on which a vehicle body may be mounted comprising longitudinally or transversely arranged frame members
    • B62D21/04Understructures, i.e. chassis frame on which a vehicle body may be mounted comprising longitudinally or transversely arranged frame members single longitudinal type

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明は、自動車のシヤシーフレーム構造
において、ヒツプポイントを低く設定した上で、捩じ剛
性を高く維持し、且つ、レイアウト効率の向上を図る事
の出来ることを最も主要な特徴とする。 【構成】 この発明に係わる自動車のシヤシーフレーム
構造は、フロアーパネル46の中央部に車体前後方向に
沿つて延出するように形成されたトンネル部46aに囲
まれる状態で配設され、前方からクラッチ機構20が嵌
入されるように前面が開放された閉塞断面形状を有する
センターフレーム部12と、このセンターフレーム部1
2の前後両端に夫々接合され、平面視で略ロ字状に形成
された前後一対のフレーム部16,18とを具備する事
を特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車体中央部を車体前
後方向に沿つて延出するセンターフレーム部を備えた自
動車のシヤシーフレーム構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、所謂スポーツカーの世界において
は、全体車高を低く抑え、空力特性を向上させようとす
る要求がある。この様な全体車高を低く抑えた車両を構
成するに際して、乗員のヘツドクリアランスを確保しよ
うとすると、乗員の着座状態におけるヒツプポイントを
低く設定しなければならない。ここで、従来あるラダー
タイプのシヤシーフレームを採用する車体においては、
丁度運転席の下方を車体前後方向に沿つて延出するサイ
ドフレームが通過する事となる。このため、このサイド
フレームが邪魔となり、運転席におけるヒツプポイント
を低く設定する事は不可能である。
【0003】この様なヒツプポイントを引く設定する事
を許容するシヤシーフレーム構造として、例えば、特開
昭55−25637号公報に示されるように、所謂バツ
クボーン(背骨)タイプのシヤシーフレーム構造が知ら
れている。このバツクボーンタイプのシヤシーフレーム
構造は、車体中央部を車体前後方向に沿つて延出するセ
ンターフレーム部と、このセンターフレーム部の前後に
夫々連接された平面ロ字状の前後一対のフレーム部とか
ら構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この様な従来構成のバ
ツクボーンタイプのシヤシーフレーム構造においては、
その前部フレーム部にエンジンが搭載され、このエンジ
ンの後部に連接されるクラッチ機構部は、そのセンター
フレーム部の前部に突出した状態で配設される事とな
る。換言すれば、このセンターフレーム部の前部におい
ては、図6に示すように、このセンターフレーム部aが
二股状に分岐して、この分岐フレーム部a1,a2でク
ラッチ機構部bの両側を挟持する状態で、これを支持す
るように構成されている。
【0005】ここで、このセンターフレーム部aは、そ
の捩じり剛性を高く維持しなければ、車体強度を所望の
値に設定することが出来ないものである。従つて、この
センターフレーム部aは、縦断面形状において、略逆U
字状となるように構成されている。このため、分岐フレ
ーム部a1,a2も、同様に略逆U字状となるようにそ
の縦断面形状を設定されている。即ち、各分岐フレーム
部a1,a2は、車幅方向に沿う長さ(換言すればフレ
ーム幅)は、所望の剛性を得るため、ある程度の長さを
有するように設定されている。
【0006】更に、これら両分岐フレーム部a1,a2
を内部に収納した状態で、車体を構成するフロアーパネ
ルcには、トンネル部dが車体前後方向に沿つて延出し
た状態で形成されている。この様に、車体中心線eから
かなりの距離fだけ隔てた位置に、運転者のレツグスペ
ースの車内側の側面を規定する所の、フロアーパネルc
の縦壁gが存在する事となる。
【0007】この様にして、従来のバツクボーンタイプ
のシヤシーフレーム構造では、レイアウト効率が悪く、
特に、運転者のレツグスペースが狭くならざるをえず、
運転席のアメニテイの観点からも改善が要望されてい
た。この発明は、上述した問題点に鑑みなされたもので
あり、この発明の目的は、ヒツプポイントを低く設定し
た上で、捩じ剛性を高く維持し、且つ、レイアウト効率
の向上を図る事の出来る自動車のシヤシーフレーム構造
を提供することをである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した問題点を解決
し、目的を達成するため、この発明に係わる自動車のシ
ヤシーフレーム構造は、フロアーパネルの中央部に車体
前後方向に沿つて延出するように形成されたトンネル部
に囲まれる状態で配設され、前方からクラッチ機構が嵌
入されるように前面が開放された閉塞断面形状を有する
センターフレーム部と、このセンターフレーム部の前後
両端に夫々接合され、平面視で略ロ字状に形成された前
後一対のフレーム部とを具備する事を特徴としている。
【0009】また、この発明に係わる自動車のシヤシー
フレーム構造において、前記トンネル部は、フロアーパ
ネルのダツシユ部分からリヤーキツクアツプ部分まで延
出するように形成され、前記センターフレーム部は、こ
のトンネル部内に納まる状態で配設されている事を特徴
としている。また、この発明に係わる自動車のシヤシー
フレーム構造において、前記センターフレーム部は、平
坦な下パネルと、この下パネルの上面に一体的に取り付
けられ、正面視で略逆U字状に形成された上パネルとを
備え、前記下パネルは、前方部分において、取り外し自
在に取り付けられている事を特徴としている。
【0010】また、この発明に係わる自動車のシヤシー
フレーム構造において、前記取り外し可能な下パネルの
前方部分は、前記クラッチ機構の略下方に位置し、この
クラッチ機構の着脱時に取り外される事を特徴としてい
る。また、この発明に係わる自動車のシヤシーフレーム
構造において、前記前後一対のフレーム部には、前後の
サスペンシヨン部材が支持される支持部が設けられてい
る事を特徴としている。
【0011】
【作用】以上の様に、この発明に係わる自動車のシヤシ
ーフレーム構造は構成されているので、センターフレー
ム部が閉塞断面形状を有するように形成されることによ
り、所定の捩じり剛性を有することが出来ると共に、こ
のセンターフレームの両側にシートを配設する事によ
り、シートのヒツプポイントを低く抑えることが出来る
事となる。また、この閉塞断面を規定する内部空間内
に、クラッチ機構を挿入する事により、このセンターフ
レームを内部に取り囲むように形成されたフロアーパネ
ルのトンネル部の両縦壁部分を、車体中心部よりに互い
に近接した状態で設定することが出来、レツグスペース
を車幅方向に沿つて広く確保して、レイアウト効率の向
上を図ることが出来る事になる。
【0012】
【実施例】以下に、この発明に係わる自動車のシヤシー
フレーム構造の一実施例の構造を、添付図面の図1乃至
図5を参照して詳細に説明する。図1乃至図3に示すよ
うに、この一実施例のシヤシーフレーム構造10は、所
謂バツクボーン(背骨)タイプに構成されており、車体
中央部を車体前後方向に沿つて延出し、前後両端面が開
放され、内部を図示しないプロペラシヤフト等が挿通さ
れるセンターフレーム部12と、このセンターフレーム
部12の前方に接続され、エンジン14が搭載される前
方フレーム部16と、このセンターフレーム部12の後
方に接続された後方フレーム部18とから概略構成され
ている。
【0013】先ず、このセンターフレーム部12は、図
4に示すように、閉塞断面形状を有するように、前後両
端面が開放された状態で、内部を中空状に形成されてお
り、これの前部開口を介して、エンジン14の後部に連
接されたクラッチ機構20が前方から嵌入されている。
即ち、このセンターフレーム部12は、詳細には、正面
視で略逆U字状に断面形状を設定された上パネル12a
と、この上パネル12aの開放された下面を前方部分を
残して全面に渡り閉塞するように溶接等により固定され
た下固定パネル12bと、この上パネル12aの開放さ
れた下面の前方部分、即ち、クラッチ機構20の略下方
に位置する部分を開放可能に閉塞するように取り付けら
れた下可動パネル12cとを備えて構成されている。
【0014】また、このセンターフレーム部12の上パ
ネル12aの前端部には、図5に示すように、これを補
強するため、これの全周に渡り延出した状態で、上パネ
ル12aと共に閉塞断面を構成するように取り付けら
れ、正面視で所謂馬蹄状に形成された前部レインフオー
スメントパネル12dと、上パネル12aの後端部に
は、これを補強するため、これの全周に渡り延出した状
態で、上パネル12aと共に閉塞断面を構成するように
取り付けられ、後面視で所謂馬蹄状に形成された後部レ
インフオースメントパネル12eとが連結されている。
ここで、上述した前方フレーム部16は、この前部レイ
ンフオースメントパネル12dに直接には連結されてい
る。また、上述した後方フレーム部18は、この後部レ
インフオースメントパネル12eに直接には連結されて
いる。
【0015】この様にして、この一実施例においては、
センターフレーム部12と前方フレーム部16との連結
剛性、及び、センターフレーム部12と後方フレーム部
18との連結剛性は、夫々、高く設定され、この様にし
て、シヤシーフレーム構造10における捩じり剛性は高
く設定される事となる。ここで、上述した上パネル12
aは、車体前後方向に関しての略中央部の断面サイズが
極小に設定され、この中央部から前後に夫々向かうにつ
れて、その断面サイズを徐々に大きくなるように変化す
るように設定されている。ここで、この上パネル12a
の前端部には、上述したように、ここの前部開口を介し
てクラッチ機構20が嵌入されるよう設定されているた
め、その大きさは、クラッチ機構20の周囲を近接した
状態で取り囲むに十分な値に設定されている。一方、こ
の上パネル12aの後端部には、ここの後部開口を介し
て図示していないがトランスフアー機構が嵌入されるよ
うに設定されており、その大きさは、トランスフアー機
構の周囲を近接した状態で取り囲むに十分な大きさに設
定されている。このため、この上パネル12aは、その
前部開口の方が後部開口よりも大きくなされている。
【0016】また、上述した前方フレーム部16は、平
面視で略日字状に構成され、詳細には、上述した前部レ
インフオースメントパネル12dの両側から斜め前方に
夫々延出する左右一対の傾斜フレーム片16a,16b
と、両傾斜フレーム片16a,16bの前端から車体前
後方向に沿つて前方に向けて夫々延出する左右一対の平
行フレーム片16c,16dと、両平行フレーム片18
c,18dの車体前後方向に関して略中央部を互いに連
結するように、車幅方向に沿つて延出する第1の連結フ
レーム片18eと、両平行フレーム片18c,18dの
前端を互いに連結するように、車幅方向に沿つて延出す
る第2の連結フレーム片18fとを備えて構成されてい
る。この様に前方フレーム部16は構成されているた
め、その剛性は強く設定され、上述したように重量物で
あるエンジン14が確実に搭載される事となる。
【0017】一方、上述した後方フレーム部18は、平
面視で略A字状に構成され、詳細には、後部レインフオ
ースメントパネル12eの両側から斜め後方に向けて夫
々延出する左右一対の傾斜フレーム片18a,18b
と、両傾斜フレーム片18a,18bの後端から車体前
後方向に沿つて後方に向けて夫々延出する左右一対の平
行フレーム片18c,18dと、両平行フレーム片18
c,18dの車体前後方向に関して略中央部を互いに連
結するように、車幅方向に沿つて延出する連結フレーム
片18eとを備えて構成されている。この連結フレーム
片18eの車幅方向中央部の下面には、取り付けブロツ
ク18fが一体的に取り付けられている。
【0018】また、このシヤシーフレーム構造10を車
輪に対して懸架するためのフロントサスペンシヨン装置
22及びリヤーサスペンシヨン装置24は、共に、この
一実施例においては、所謂ダブルウイツシユボーンタイ
プに構成されている。即ち、フロントサスペンシヨン装
置22は、概説すれば、前輪26が着脱自在に取り付け
られるフロントホイールサポート28と、このフロント
ホイールサポート28の上部にその中央部を回動自在に
軸支され、車体に向けて延出する平面視で略く字状のア
ツパーアーム30と、このフロントホイールサポート2
8の下部に、その中央部を回動自在に軸支され、車体に
向けて延出する平面視で略く字状のロアーアーム32
と、図示しない緩衝機構とを備えて構成されている。
【0019】ここで、アツパーアーム30は斜め前方に
向けて延出するアツパーフロントアーム部30aと、斜
め後方に向けて延出するアツパーリヤーアーム部30b
とから一体的に形成され、両者の接合部において、フロ
ントホイールサポート28の上部に軸支されている。そ
して、このアツパーフロントアーム部30aの先端は、
前方フレーム部16を構成する第1の連結フレーム片1
6eの上面に図示しないラバーブツシユを介して回動自
在に軸支されている。また、アツパーリヤーアーム部3
0bの先端は、センターフレーム部12を構成する前部
レインフオースメントパネル12dの側面上部にラバー
ブツシユ34(図5に示す)を介して回動自在に軸支さ
れている。
【0020】一方、ロアーアーム32は斜め前方に向け
て延出するロアーフロントアーム部32aと、斜め後方
に向けて延出するロアーリヤーアーム部32bとから一
体的に形成され、両者の接合部において、フロントホイ
ールサポート28の下部に軸支されている。そして、こ
のロアーフロントアーム部32aの先端は、前方フレー
ム部16を構成する連結フレーム片16eの下面に図示
しないラバーブツシユを介して回動自在に軸支されてい
る。また、ロアーリヤーアーム部32bの先端は、セン
ターフレーム部12を構成する前部レインフオースメン
トパネル12dの側面下部にラバーブツシユ36(図5
に示す)を介して回動自在に軸支されている。
【0021】また、上述したリヤーサスペンシヨン装置
24は、フロントサスペンシヨン装置22と略同一に構
成されているが、概説すれば、後輪38が着脱自在に取
り付けられるリヤホイールサポート40と、このリヤホ
イールサポート40の上部にその中央部を回動自在に軸
支され、車体に向けて延出する平面視で略く字状のアツ
パーアーム42と、このリヤホイールサポート40の下
部に、その中央部を回動自在に軸支され、車体に向けて
延出する平面視で略く字状のロアーアーム44と、図示
しない緩衝機構とを備えて構成されている。
【0022】ここで、アツパーアーム42は斜め前方に
向けて延出するアツパーフロントアーム部42aと、車
幅方向に沿つて内方に向けて延出するアツパーリヤーア
ーム部42bとから一体的に形成され、両者の接合部に
おいて、リヤホイールサポート40の上部に軸支されて
いる。そして、このアツパーフロントアーム部42aの
先端は、センターフレーム部12を構成する後部レイン
フオースメントパネル12eの側面上部に図示しないラ
バーブツシユを介して回動自在に軸支されている。ま
た、アツパーリヤーアーム部42bの先端は、後方フレ
ーム部18を構成する連結フレーム片18eの下面に一
体的に取り付けられた取り付けブロツク18fの側面上
部に図示しないラバーブツシユを介して回動自在に軸支
されている。
【0023】一方、ロアーアーム44は斜め前方に向け
て延出するロアーフロントアーム部44aと、略車幅方
向に沿つて内方に向けて延出するロアーリヤーアーム部
44bとから一体的に形成され、両者の接合部におい
て、リヤホイールサポート40の下部に軸支されてい
る。そして、このロアーフロントアーム部44aの先端
は、センターフレーム部12を構成する後部レインフオ
ースメントパネル12eの側面下部に図示しないラバー
ブツシユを介して回動自在に軸支されている。また、ロ
アーリヤーアーム部44bの先端は、後方フレーム部1
8を構成する取り付けブロツク18fの側面下部に図示
しないラバーブツシユを介して回動自在に軸支されてい
る。
【0024】この様に、前輪26及び後輪38を夫々介
して路面からの強い突き上げ力を受けるフロントサスペ
ンシヨン装置22及びリヤーサスペンシヨン装置24
は、夫々のサスペンシヨン部材として機能するアツパー
アーム30,42とリヤーアーム32,44とを夫々介
して、この剛体構造のシヤシーフレーム構造10に取り
付けられているので、上述した強い突き上げ力に十分に
耐える事が出来る事となる。
【0025】ここで、図5に示すように、このシヤシー
フレーム構造10上に載置されるフロアーパネル46
は、その中央部に、センターフレーム部12を取り囲む
状態で形成されたトンネル部46aと、このトンネル部
46aの両側に一体的に連接されたシート載置部46b
とから構成されている。このトンネル部46aは、その
前端において、ダツシユパネル48(図2に示す)の後
面に接合されると共に、前部レインフオースメントパネ
ル12dの外周に近接した状態で配設されている。そし
て、このレインフオースメントパネル12dは、上述し
たように、上パネル12aの前端の外周に近接した状態
で、これを取り囲むように配設されており、この上パネ
ル12aの前端は、クラッチ機構20を近接した状態で
取り囲むように配設されている。この結果、フロアーパ
ネル46のトンネル部46aは、その両側における縦壁
部分46aaが、従来と比較して、互いに近接した状態
に配設される事となる。従つて、この縦壁部分46aa
により側面を規定される運転席におけるレツグスペース
は、従来よりも車幅方向に沿つて拡大された状態で設定
される事となり、図示しないアクセルペダル、ブレーキ
ペダル等のレイアウトに関するレイアウト効率が向上し
て、運転席のアメニテイが改善される事となる。
【0026】尚、このフロアーパネル46におけるトン
ネル部46aの後端は、リヤーキツクアツプ部50(図
2に示す)の前面に接合されると共に、後部レインフオ
ースメントパネル12eの外周に近接した状態で配設さ
れている。一方、このフロアーパネル46の、トンネル
部46aの両側に位置するシート載置部46bの下部に
は、何らフレーム部材が配設されていないので、これの
配設高さは、要求される最低地上高を満足する範囲で自
由に設定されることが出来、この最低地上高と実質的に
同一の高さまで低めた状態で設定することが出来るもの
である。この様にして、このシート載置部46b上に載
置される運転席等のシートのヒツプポイントを極力低め
ることが出来、これに応じて、このシヤシーフレーム構
造10を採用する自動車の車高を低く抑える構成が達成
される事となる。
【0027】また、この一実施例においては、上述した
下可動パネル12cは、図示しないボルトを介して、上
パネル12aの下面に着脱自在に取り付けられているも
のであり、例えば、クラッチ機構20の検査や、取り替
え時において、この下可動パネル12cを取り外す事に
より、これら検査や取り替えが容易に行われる事とな
り、メンテナンスにおける作業性が向上する事となる。
【0028】この発明は、上述した一実施例の構成に限
定されることなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲で
種々変形可能である事は言うまでもない。例えば、上述
した一実施例においては、前後一対のフレーム部16,
18は、夫々平面視において、日字状及びA字状を呈す
るように形成されると説明したが、この発明は、この様
な構成に限定されることなく、その平面形状は、十分な
剛性を達成することが出来るものであれば、何でもよ
い。
【0029】また、上述した一実施例においては、サス
ペンシヨン装置として、ダブルウイツシユボーンタイプ
に構成されるように説明したが、この発明は、この様な
構成に限定されることなく、何れのタイプのサスペンシ
ヨン装置にも適用することが出来る事は言うまでもな
い。また、上述した一実施例においては、センターフレ
ーム部12の前後両端はダツシユパネル48及びリヤー
キツクアツプ部50に夫々接合されるように説明した
が、この発明はこの様な構成に限定されることなく、ダ
ツシユパネル48及びリヤーキツクアツプ部50を夫々
貫通して前方及び後方に夫々延出するように構成しても
良いし、また、ダツシユパネル48及びリヤーキツクア
ツプ部50の手前で終端するように構成してもよい。
【0030】
【発明の効果】以上詳述した様に、この発明に係わる自
動車のシヤシーフレーム構造は、フロアーパネルの中央
部に車体前後方向に沿つて延出するように形成されたト
ンネル部に囲まれる状態で配設され、前方からクラッチ
機構が嵌入されるように前面が開放された閉塞断面形状
を有するセンターフレーム部と、このセンターフレーム
部の前後両端に夫々接合され、平面視で略ロ字状に形成
された前後一対のフレーム部とを具備する事を特徴とし
ている。
【0031】また、この発明に係わる自動車のシヤシー
フレーム構造において、前記トンネル部は、フロアーパ
ネルのダツシユ部分からリヤーキツクアツプ部分まで延
出するように形成され、前記センターフレーム部は、こ
のトンネル部内に納まる状態で配設されている事を特徴
としている。また、この発明に係わる自動車のシヤシー
フレーム構造において、前記センターフレーム部は、平
坦な下パネルと、この下パネルの上面に一体的に取り付
けられ、正面視で略逆U字状に形成された上パネルとを
備え、前記下パネルは、前方部分において、取り外し自
在に取り付けられている事を特徴としている。
【0032】また、この発明に係わる自動車のシヤシー
フレーム構造において、前記取り外し可能な下パネルの
前方部分は、前記クラッチ機構の略下方に位置し、この
クラッチ機構の着脱時に取り外される事を特徴としてい
る。また、この発明に係わる自動車のシヤシーフレーム
構造において、前記前後一対のフレーム部には、前後の
サスペンシヨン部材が支持される支持部が設けられてい
る事を特徴としている。従つて、この発明によれば、ヒ
ツプポイントを低く設定した上で、捩じ剛性を高く維持
し、且つ、レイアウト効率の向上を図る事の出来る自動
車のシヤシーフレーム構造が提供される事となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わる自動車のシヤシーフレーム構
造の一実施例の構成を概略的に示す平面図である。
【図2】図1に示すシヤシーフレーム構造の側面形状を
概略的示す側面図である。
【図3】図1に示すシヤシーフレーム構造の外観形状を
概略的に示す斜視図である。
【図4】図2に示すシヤシーフレーム構造の要部を、A
ーA線に沿つて切断した状態で示す正面断面図である。
【図5】図2に示すシヤシーフレーム構造の要部を、B
ーB線に沿つて切断して半断面状態で示す正面断面図で
ある。
【図6】従来の問題点を説明するための自動車のバツク
ボーンタイプのシヤシーフレーム構造を概略的に示す正
面断面図である。
【符号の説明】
10 シヤシーフレーム構造、 12 センターフレーム部、 12a 上パネル、 12b 下固定パネル、 12c 下固定パネル、 12d 前部レインフオースメントパネル、 12e 後部レインフオースメントパネル、 14 エンジン、 16 前方フレーム部、 16a;16b 傾斜フレーム片、 16c;16d 平行フレーム片、 16e 第1の連結フレーム片、 16f 第2の連結フレーム片、 18 後方フレーム部、 18a;18b 傾斜フレーム片、 18c;18d 平行フレーム片、 18e 連結フレーム片、 18f 取り付けブロツク、 20 クラッチ機構、 22 フロントサスペンシヨン装置、 24 リヤーサスペンシヨン装置、 26 前輪、 28 フロントホイールサポート、 30 アツパーアーム、 30a アツパーフロントアーム部、 30b アツパーリヤーアーム部、 32 ロアーアーム、 32a ロアーフロントアーム部、 32b ロアーリヤーアーム部、 34;36 ラバーブツシユ、 38 後輪、 40 リヤーホイールサポート、 42 アツパーアーム、 42a アツパーフロントアーム部、 42b アツパーリヤーアーム部、 44 ロアーアーム、 44a ロアーフロントアーム部、 44b ロアーリヤーアーム部、 46 フロアーパネル、 46a トンネル部、 46b シート載置部、 48 ダツシユパネル、 50 リヤーキツクアツプ部である。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロアーパネルの中央部に車体前後方向
    に沿つて延出するように形成されたトンネル部に囲まれ
    る状態で配設され、前方からクラッチ機構が嵌入される
    ように前面が開放された閉塞断面形状を有するセンター
    フレーム部と、 このセンターフレーム部の前後両端に夫々接合され、平
    面視で略ロ字状に形成された前後一対のフレーム部とを
    具備する事を特徴とする自動車のシヤシーフレーム構
    造。
  2. 【請求項2】 前記トンネル部は、フロアーパネルのダ
    ツシユ部分からリヤーキツクアツプ部分まで延出するよ
    うに形成され、 前記センターフレーム部は、このトンネル部内に納まる
    状態で配設されている事を特徴とする請求項1に記載の
    自動車のシヤシーフレーム構造。
  3. 【請求項3】 前記センターフレーム部は、平坦な下パ
    ネルと、この下パネルの上面に一体的に取り付けられ、
    正面視で略逆U字状に形成された上パネルとを備え、 前記下パネルは、前方部分において、取り外し自在に取
    り付けられている事を特徴とする請求項1に記載の自動
    車のシヤシーフレーム構造。
  4. 【請求項4】 前記取り外し可能な下パネルの前方部分
    は、前記クラッチ機構の略下方に位置し、 このクラッチ機構の着脱時に取り外される事を特徴とす
    る請求項3に記載の自動車のシヤシーフレーム構造。
  5. 【請求項5】 前記前後一対のフレーム部には、前後の
    サスペンシヨン部材が支持される支持部が設けられてい
    る事を特徴とする請求項1に記載の自動車のシヤシーフ
    レーム構造。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000238667A (ja) * 1999-02-19 2000-09-05 Honda Motor Co Ltd 車両の車体構造
EP2390166A1 (fr) * 2010-05-28 2011-11-30 4C-Ecomobile Véhicule modulaire écologique
CN102261998A (zh) * 2011-07-15 2011-11-30 上汽依维柯红岩商用车有限公司 重型汽车边梁式车架总成扭转试验方法
FR2960506A1 (fr) * 2010-05-28 2011-12-02 4C Ecomobile Vehicule modulaire ecologique

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