JPH0569786A - エアバツグ装置 - Google Patents

エアバツグ装置

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JPH0569786A
JPH0569786A JP26294791A JP26294791A JPH0569786A JP H0569786 A JPH0569786 A JP H0569786A JP 26294791 A JP26294791 A JP 26294791A JP 26294791 A JP26294791 A JP 26294791A JP H0569786 A JPH0569786 A JP H0569786A
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JP
Japan
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retainer
cloth
air bag
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JP26294791A
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JP2932015B2 (ja
Inventor
Hiroyuki Imai
井 宏 之 今
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Ikeda Corp
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Ikeda Bussan Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 防炎布のめくれ上がりを防止し、リテーナに
よるエアバッグ本体のベースプレートへの取付作業を簡
易迅速に行う。リテーナにより防炎布の端部を挟み込む
のを防止する。リテーナ取付穴をエアバッグ本体及び防
炎布との間で上下方向に位置ズレを発生させない状態で
形成する。 【構成】 エアバッグ本体14のガス注入口15の周縁
部に補強布17,18を縫着する。エアバッグ本体14
の内面側の補強布17に防炎布25を積層し、防炎布2
5をリテーナ21の内周縁21bの内側に沿ってエアバ
ッグ本体14に縫着し、縫着部27を形成する。また防
炎布25をリテーナ21の外周縁21aの外側に沿って
エアバッグ本体14に縫着し、縫着部29を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両等の衝突の際に乗
員を保護するエアバッグ装置に関し、更に詳細に説明す
ると、ベースプレートに固着されたガス発生器と、該ガ
ス発生器よりのガスが流入するガス注入口を有するエア
バッグ本体とを備え、該エアバッグ本体のガス注入口の
周縁部に補強布が縫着され、該補強布を被覆するように
防炎布が取付けられ、該エアバッグ本体のガス注入口の
周縁部が前記ベースプレートにリテーナを介して固着さ
れたエアバッグ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両等の乗員の保護装置とし
てエアバッグ装置が知られている。このエアバッグ装置
としては、実開昭61−185642号公報、実開昭6
3−123355号公報、実開平2−71053号公報
及び特開平2−169344号公報等が存在する。図4
に示す如く、インストルメントパネルやステアリング等
の固定側に取付けられたベースプレート1にガス発生器
2が固着され、ガス注入口4を有するエアバッグ本体3
がリテーナ5を介してリベット6またはボルト等により
固着され、所定の条件のもとでガス発生器が作動した場
合にガスが瞬間的にエアバッグ本体3内に流入し、エア
バッグ本体3が瞬時に膨出するようになされている。前
記エアバッグ本体3のガス注入口4の周縁部にはガス発
生器2から放出される燃焼ガスの圧力により大きな引張
力が与えられるため、ガス注入口4の周縁部を補強する
必要があり、このため補強布7が取付けられ、更に高温
ガスによりガス注入口4の周縁部の縫着部の縫糸が溶融
して破断するのを防止するために防炎布8がガス注入口
4の周縁部の補強布7を被覆する状態で取付けられてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、従来のエア
バッグ装置においては、前記防炎布8をエアバッグ本体
3側に縫着する縫着部9が前記リテーナ5の内周縁の内
側位置に形成されているだけであった。このためリテー
ナ5のリベット6止めの際に防炎布8がめくれ易く、リ
テーナ5に防炎布8の外端部を挟み込む虞れを有するも
のであった。またこのような防炎布8のめくれ上がりは
エアバッグ本体3のリテーナ5取付穴を穿設する際に防
炎布8の取付穴が位置ズレを発生させる虞れを有するも
のであった。このためリテーナ5の取付作業が煩雑で正
確且つ確実な取付状態が得られず、強度低下の虞れを有
するものであった。
【0004】本発明の目的は、防炎布のめくれ上がりを
防止することができ、リテーナによるエアバッグ本体の
取付作業を簡易迅速に行え、またリテーナにより防炎布
の端部を挟み込む虞れがなく所望の強度を有するエアバ
ッグ本体を得ることのできるエアバッグ装置を提供する
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上述せる課題に
鑑みてなされたもので、ベースプレートに固着されたガ
ス発生器と、該ガス発生器よりのガスが流入するガス注
入口を有するエアバッグ本体とを備え、該エアバッグ本
体のガス注入口の周縁部に補強布が縫着され、該補強布
を被覆するように防炎布が取付けられ、該エアバッグ本
体のガス注入口の周縁部が前記ベースプレートにリテー
ナを介して固着されたエアバッグ装置において、前記リ
テーナの外周縁の外側に沿うエアバッグ本体に前記防炎
布の縫着部が形成されていることを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明に依れば、防炎布の縫着部がリテーナの
外周縁の外側に沿うエアバッグ本体に形成されているの
で、リテーナによりエアバッグ本体をベースプレートに
固着する際に、防炎布の端部がめくれ上がる虞れがな
く、リテーナのリベット止め用の取付穴が位置ズレを発
生させる虞れがなく、エアバッグ本体を簡易迅速に取付
けることができ、所望の強度を有するエアバッグ本体を
得ることができる。
【0007】
【実施例】以下本発明に係るエアバッグ装置を図面を参
照して詳述する。図1及び図2には本発明に係るエアバ
ッグ装置の一実施例の概略が夫々示されており、エアバ
ッグ装置11はベースプレート13の取付けられる固定
側をインストルメントパネル側またはステアリング側と
することができ、更にドアー側やシート等適宜の位置に
取付けられる。図1に示す如く、エアバッグ装置11は
図4に示すと同様に、ベースプレート13にボルト,ナ
ット等の固着手段により固定されたガス発生器12と、
このガス発生器12よりのガスが流入するガス注入口1
5を有するエアバッグ本体14とを備えている。図1に
おいて、エアバッグ本体14が楕円形状に表示されてい
るが、エアバッグ本体14は折り畳んだ状態で図示しな
いカバー部材により被覆されるものである。
【0008】エアバッグ本体14のガス注入口15側の
周縁部の内面側及び外面側には夫々補強布17,18が
縫着されている。前記内面側の補強布17は外面側の補
強布18より大きく形成され、内面側の補強布17の外
周縁がエアバッグ本体14に単独で縫着され、縫着部1
9がリテーナ21の外周縁21aより外側に位置して形
成されている。また外面側の補強布18の外周縁が前記
エアバッグ本体14及び内面側の補強布17と共に二重
縫いで縫着され、縫着部23が同様にリテーナ21の外
周縁21aより外側に位置して形成されている。
【0009】前記内面側の補強布17には更に防炎布2
5が積層され、内面側の補強布17を被覆する状態で縫
着されている。前記防炎布25のガス注入口15側の内
周縁は前記エアバッグ本体14のガス注入口15側の内
周縁と一対の補強布17,18のガス注入口15側の内
周縁と共に二重縫いで縫着され、縫着部27が形成され
ている。前記縫着部27はリテーナ21の内周縁21b
の内側に沿って形成されている。
【0010】また前記リテーナ21の外周縁21aの外
側に沿って防炎布25がエアバッグ本体14に補強布1
7,18と共に縫着され、縫着部29が形成されてい
る。図2に示す実施例ではガス注入口15が円形に形成
され、リテーナ21の内周縁21bが円形に形成され、
ガス注入口15側の内周縁21bの縫着部27が円形に
形成されている。またリテーナ21の外周縁21aが略
四角形状に形成され、このためリテーナ21の外周縁2
1a側の防炎布25の縫着部29が略四角形状に形成さ
れている。尚リテーナ21の外周縁21aが円形状であ
ってもよく、この場合には防炎布25の縫着部29を円
形状とすればリテーナ21の外周縁21aに沿った縫着
部29を形成することができる。
【0011】図3を参照して前記防炎布25の縫着部2
7,29の縫着工程を説明する。エアバッグ本体14の
ガス注入口15の周縁部に補強布17,18を縫着して
縫着部19,23を形成した後、補強布17に防炎布2
5を積層し、まずP1の位置より時計方向に2回縫着し
てリテーナ21の内周縁21bに沿う縫着部27を形成
し、P1の位置より多少先行したP2の位置までオーバ
ーラップさせ、P2の位置より斜め上方に移動させたP
3の位置より略四角形状に縫着し、リテーナ21の外周
縁21aに沿う縫着部29を形成し、P3の位置より多
少先行したP4の位置までオーバーラップさせた状態で
縫製を終了させる。尚、図3では補強布17として前後
2枚のベルトキャッチを用い、このベルトキャッチ間に
吊りベルト31の端部を挿入縫着した場合を示してい
る。
【0012】このように防炎布25の縫着部27,29
を形成した後、リテーナ21取付穴33を複数穿設すれ
ばよく、リテーナ21取付穴33が縫着部27及び縫着
部29間に形成されるため取付穴33が上下方向で位置
ズレを発生させる虞れがないものである。また図1に示
す如く、リテーナ21の外周縁21aの外側に縫着部2
9が形成されているので、ガス発生器12からの高温の
ガスがリテーナ21の外周縁21aに当たり縫着部29
が直接高温のガスを受けることがなく、縫着部29が防
護される。このリテーナ21の外周縁21aを高く形成
すればより防護機能が増大されるものである。また図3
において符号35はガス抜き孔であり、このガス抜き孔
35の周縁部も補強布が縫着され、前述の縫着工程と同
様に縫着部が形成される。
【0013】
【発明の効果】以上が本発明に係るエアバッグ装置の一
実施例の構成であるが、斯る構成に依れば、防炎布の縫
着部がリテーナの外周縁の外側に沿うエアバッグ本体に
形成されているので、リテーナによりエアバッグ本体を
ベースプレートに固着する際に、防炎布の端部がめくれ
上がったり挟み込まれる虞れがなく、リテーナのリベッ
ト止め用の取付穴が位置ズレを発生させる虞れがなく、
エアバッグ本体を簡易迅速に取付けることができ、所望
の強度を有するエアバッグ本体を得ることができ、安全
性に優れたエアバッグ装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るエアバッグ装置を示す断面図。
【図2】本発明の縫着部とリテーナの関係を示す斜視
図。
【図3】本発明の縫着部を示すエアバッグ本体の一部正
面図。
【図4】従来のエアバッグ装置の断面図。
【符号の説明】
11 エアバッグ装置 12 ガス発生器 13 ベースプレート 14 エアバッグ本体 15 ガス注入口 17 補強布 18 補強布 21 リテーナ 21a リテーナの外周縁 21b リテーナの内周縁 25 防炎布 27 縫着部 29 縫着部 33 取付穴

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースプレートに固着されたガス発生器
    と、該ガス発生器よりのガスが流入するガス注入口を有
    するエアバッグ本体とを備え、該エアバッグ本体のガス
    注入口の周縁部に補強布が縫着され、該補強布を被覆す
    るように防炎布が取付けられ、該エアバッグ本体のガス
    注入口の周縁部が前記ベースプレートにリテーナを介し
    て固着されたエアバッグ装置において、前記リテーナの
    外周縁の外側に沿うエアバッグ本体に前記防炎布の縫着
    部が形成されていることを特徴とするエアバッグ装置。
JP3262947A 1991-09-14 1991-09-14 エアバッグ装置 Expired - Lifetime JP2932015B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0930201A3 (de) * 1998-01-13 2002-10-02 TRW Automotive Safety Systems GmbH Flammschutz für einen Gassack

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02169344A (ja) * 1988-12-21 1990-06-29 Takata Kk エアバック装置におけるエアバック

Patent Citations (1)

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JPH02169344A (ja) * 1988-12-21 1990-06-29 Takata Kk エアバック装置におけるエアバック

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