JP2001097159A - エアバッグ及びエアバッグ装置 - Google Patents
エアバッグ及びエアバッグ装置Info
- Publication number
- JP2001097159A JP2001097159A JP28079099A JP28079099A JP2001097159A JP 2001097159 A JP2001097159 A JP 2001097159A JP 28079099 A JP28079099 A JP 28079099A JP 28079099 A JP28079099 A JP 28079099A JP 2001097159 A JP2001097159 A JP 2001097159A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- airbag
- gas
- base
- base cloth
- gas introduction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R21/00—Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
- B60R21/02—Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
- B60R21/16—Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
- B60R21/23—Inflatable members
- B60R21/231—Inflatable members characterised by their shape, construction or spatial configuration
- B60R21/233—Inflatable members characterised by their shape, construction or spatial configuration comprising a plurality of individual compartments; comprising two or more bag-like members, one within the other
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R21/00—Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
- B60R21/02—Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
- B60R21/16—Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
- B60R21/23—Inflatable members
- B60R21/231—Inflatable members characterised by their shape, construction or spatial configuration
- B60R21/2334—Expansion control features
- B60R21/2346—Soft diffusers
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R21/00—Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
- B60R21/02—Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
- B60R21/16—Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
- B60R21/20—Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components
- B60R21/203—Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components in steering wheels or steering columns
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R21/00—Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
- B60R21/02—Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
- B60R21/16—Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
- B60R21/23—Inflatable members
- B60R21/239—Inflatable members characterised by their venting means
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Air Bags (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 エアバッグの展開特性を向上する。簡略な構
成で製造コストを低減する。 【解決手段】 外殻を構成する第1の基布21と第2の基
布22との間に、第1及び第2の基布21,22より小さい第
3の基布を配置する。第3の基布は、第1の基布21に形
成したガス導入口28を覆い、4カ所の円環状の接合部33
で第1の基布21に縫い付ける。1カ所の接合部33に囲ま
れた部分に、反乗員側に開口する排気口35を形成する。
成で製造コストを低減する。 【解決手段】 外殻を構成する第1の基布21と第2の基
布22との間に、第1及び第2の基布21,22より小さい第
3の基布を配置する。第3の基布は、第1の基布21に形
成したガス導入口28を覆い、4カ所の円環状の接合部33
で第1の基布21に縫い付ける。1カ所の接合部33に囲ま
れた部分に、反乗員側に開口する排気口35を形成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、車両のス
テアリングホイールに備えられるエアバッグ及びエアバ
ッグ装置に関する。
テアリングホイールに備えられるエアバッグ及びエアバ
ッグ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、自動車のステアリングホ
イールのボス部に備えられ、ガスの流入により袋状のエ
アバッグを膨出させ、乗員に加わる衝突の衝撃を緩和す
る運転席用のエアバッグ装置が用いられている。そし
て、このエアバッグ装置に用いられるエアバッグは、2
枚の円形のナイロン製の織布である基布の外周同士を縫
い合わせ、偏平な袋状に形成されている。また、このエ
アバッグは、車体側の基布にガス導入孔を形成し、この
ガス導入孔からガスが導入されるとともに、このガス導
入孔の周囲がステアリングホイール本体に固定され、小
さく折り畳まれて収納されている。そして、インフレー
タの作動時には、このインフレータから噴射されたガス
の圧力により乗員側へ膨出し、前方に投げ出された乗員
を受け止めて拘束し、衝撃を緩和するようになってい
る。
イールのボス部に備えられ、ガスの流入により袋状のエ
アバッグを膨出させ、乗員に加わる衝突の衝撃を緩和す
る運転席用のエアバッグ装置が用いられている。そし
て、このエアバッグ装置に用いられるエアバッグは、2
枚の円形のナイロン製の織布である基布の外周同士を縫
い合わせ、偏平な袋状に形成されている。また、このエ
アバッグは、車体側の基布にガス導入孔を形成し、この
ガス導入孔からガスが導入されるとともに、このガス導
入孔の周囲がステアリングホイール本体に固定され、小
さく折り畳まれて収納されている。そして、インフレー
タの作動時には、このインフレータから噴射されたガス
の圧力により乗員側へ膨出し、前方に投げ出された乗員
を受け止めて拘束し、衝撃を緩和するようになってい
る。
【0003】そして、このようなエアバッグは、例え
ば、乗員が、ステアリングホイールに上体が近接するよ
うな極端な前傾姿勢をとった状態(Out of position 、
OOPと略記)で着座したときにエアバッグ装置が作動
した場合を想定したときの、被保護物に加わる圧力を緩
和して、偏平に広く展開することが求められ、例えば、
特開平7−149199号公報に記載されているよう
に、袋の内側に、ガスの流れを外周側に向かって制御す
る布を設けた構成が知られている。すなわち、この構成
では、反乗員側、すなわち車体側でありインフレータ側
である基布と乗員側の基布とで形成した外殻の内側に、
ガス導入孔を覆って円形状の内側布を配置し、この内側
布の外周部に沿った複数カ所で車体側の基布に縫製し、
この縫製部分の間から、ガスをエアバッグ内に流入させ
ている。また、この構成では、エアバッグ内のガスを排
気する通孔であるベントホールは、内側布の外周側に位
置して、車体側の基布に形成されている。
ば、乗員が、ステアリングホイールに上体が近接するよ
うな極端な前傾姿勢をとった状態(Out of position 、
OOPと略記)で着座したときにエアバッグ装置が作動
した場合を想定したときの、被保護物に加わる圧力を緩
和して、偏平に広く展開することが求められ、例えば、
特開平7−149199号公報に記載されているよう
に、袋の内側に、ガスの流れを外周側に向かって制御す
る布を設けた構成が知られている。すなわち、この構成
では、反乗員側、すなわち車体側でありインフレータ側
である基布と乗員側の基布とで形成した外殻の内側に、
ガス導入孔を覆って円形状の内側布を配置し、この内側
布の外周部に沿った複数カ所で車体側の基布に縫製し、
この縫製部分の間から、ガスをエアバッグ内に流入させ
ている。また、この構成では、エアバッグ内のガスを排
気する通孔であるベントホールは、内側布の外周側に位
置して、車体側の基布に形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平7−149199号公報の構成では、内側布を設け
たため、ベントホールの位置は制限され、すなわち、イ
ンフレータの直近にベントホールを配置すると、大量の
ガスが展開に寄与せずにエアバッグ外に排気され、イン
フレータの大容量化、展開速度の低下を招くため、ベン
トホールは、内側布の外周側で、支持点となる取付部か
ら離れた位置に配置することになる。そして、このよう
に内側布の外周側にベントホールを配置する構成では、
ステアリングホイールのボス部に装着したエアバッグ装
置が展開する過程において、ベントホールが環状のリム
部(把持部)に重なり、あるいはリム部より外周側に位
置することになる。そして、このようにベントホールが
外周側に位置すると、ベントホールから排気されるガス
の乗員への影響が考えられ、インフレータから供給され
るガスの冷却手段、あるいは比較的低温のガスを発生す
るインフレータの採用を考慮する必要が生じ、製造コス
トの低減が困難になる。また、ベントホールが外周側に
位置する構成では、エアバッグの展開の際にベントホー
ルが反乗員側に確実に向いて乗員への緩衝と所定の調圧
作用を確保できるようにエアバッグの折り畳み方法を考
慮する必要がある。この点、エアバッグは柔らかいた
め、支持点となる取付部から離れた外周部に設けたベン
トホールの位置の安定は困難となる。
開平7−149199号公報の構成では、内側布を設け
たため、ベントホールの位置は制限され、すなわち、イ
ンフレータの直近にベントホールを配置すると、大量の
ガスが展開に寄与せずにエアバッグ外に排気され、イン
フレータの大容量化、展開速度の低下を招くため、ベン
トホールは、内側布の外周側で、支持点となる取付部か
ら離れた位置に配置することになる。そして、このよう
に内側布の外周側にベントホールを配置する構成では、
ステアリングホイールのボス部に装着したエアバッグ装
置が展開する過程において、ベントホールが環状のリム
部(把持部)に重なり、あるいはリム部より外周側に位
置することになる。そして、このようにベントホールが
外周側に位置すると、ベントホールから排気されるガス
の乗員への影響が考えられ、インフレータから供給され
るガスの冷却手段、あるいは比較的低温のガスを発生す
るインフレータの採用を考慮する必要が生じ、製造コス
トの低減が困難になる。また、ベントホールが外周側に
位置する構成では、エアバッグの展開の際にベントホー
ルが反乗員側に確実に向いて乗員への緩衝と所定の調圧
作用を確保できるようにエアバッグの折り畳み方法を考
慮する必要がある。この点、エアバッグは柔らかいた
め、支持点となる取付部から離れた外周部に設けたベン
トホールの位置の安定は困難となる。
【0005】さらに、内側布は、所定以上の寸法を有さ
ないとガスの流れを変える作用が得られないが、内側布
は、外周部が反乗員側の基布に縫製され、ガスの流入時
には中央部が乗員側に膨出するため、所定以上の寸法と
なると、中央部が乗員側に大きく膨出し、乗員に対する
圧力の問題を生じる問題を有している。
ないとガスの流れを変える作用が得られないが、内側布
は、外周部が反乗員側の基布に縫製され、ガスの流入時
には中央部が乗員側に膨出するため、所定以上の寸法と
なると、中央部が乗員側に大きく膨出し、乗員に対する
圧力の問題を生じる問題を有している。
【0006】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、製造コストを低減でき、展開特性を向上できるエ
アバッグ及びエアバッグ装置を提供することを目的とす
る。
ので、製造コストを低減でき、展開特性を向上できるエ
アバッグ及びエアバッグ装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のエアバッ
グは、支持部材に取り付けられる取付部及びガスが導入
されるガス導入部を設けた第1の基布と、この第1の基
布の被保護物側に重ねられ外周部が接合されて前記第1
の基布とともに袋体の外殻を構成する第2の基布と、前
記第1及び第2の基布より径寸法が小さく、前記ガス導
入部の被保護物側を覆って配置され、複数の接合部によ
り第1の基布に接合された第3の基布と、前記第2及び
第3の基布同士の間に位置し、かつ、前記接合部同士の
間に位置し、前記ガス導入部側から外周側に連通する流
通路と、前記各接合部の少なくとも一に囲まれ、前記第
3の基布の被保護物側から前記第1の基布の反被保護物
側に連通する排気口とを具備したものである。
グは、支持部材に取り付けられる取付部及びガスが導入
されるガス導入部を設けた第1の基布と、この第1の基
布の被保護物側に重ねられ外周部が接合されて前記第1
の基布とともに袋体の外殻を構成する第2の基布と、前
記第1及び第2の基布より径寸法が小さく、前記ガス導
入部の被保護物側を覆って配置され、複数の接合部によ
り第1の基布に接合された第3の基布と、前記第2及び
第3の基布同士の間に位置し、かつ、前記接合部同士の
間に位置し、前記ガス導入部側から外周側に連通する流
通路と、前記各接合部の少なくとも一に囲まれ、前記第
3の基布の被保護物側から前記第1の基布の反被保護物
側に連通する排気口とを具備したものである。
【0008】そして、この構成では、ガス導入部からガ
スが導入されると、このガスは、第3の基布に案内さ
れ、流通路を通ってエアバッグの外周側に供給され、偏
平に展開して被保護物側に向かって加わる圧力が抑制さ
れ、展開特性が良好になり、例えば、エアバッグに極め
て近接した被保護物に対する圧力の緩和が容易になる。
この間、ガスは排気口を越えて流れず、ガスが有効に利
用される。さらに、エアバッグの外周側に供給されたガ
スは、エアバッグの中心側に供給され、排気口から反保
護物側に排気される。そして、この排気口は、接合部の
少なくとも一に囲まれて形成したので、第3の基布の被
保護物側から第1の基布の反被保護物側に連通し、か
つ、ガス導入部に近接して配置する構成が容易に可能に
なる。そこで、排気口の位置を反被保護物側に向けて安
定して保持することが可能になる。また、構成が簡略化
され、軽量化、製造コストの低減が可能になる。
スが導入されると、このガスは、第3の基布に案内さ
れ、流通路を通ってエアバッグの外周側に供給され、偏
平に展開して被保護物側に向かって加わる圧力が抑制さ
れ、展開特性が良好になり、例えば、エアバッグに極め
て近接した被保護物に対する圧力の緩和が容易になる。
この間、ガスは排気口を越えて流れず、ガスが有効に利
用される。さらに、エアバッグの外周側に供給されたガ
スは、エアバッグの中心側に供給され、排気口から反保
護物側に排気される。そして、この排気口は、接合部の
少なくとも一に囲まれて形成したので、第3の基布の被
保護物側から第1の基布の反被保護物側に連通し、か
つ、ガス導入部に近接して配置する構成が容易に可能に
なる。そこで、排気口の位置を反被保護物側に向けて安
定して保持することが可能になる。また、構成が簡略化
され、軽量化、製造コストの低減が可能になる。
【0009】請求項2記載のエアバッグは、請求項1記
載のエアバッグにおいて、接合部は、ガス導入部に向か
う側の縁辺が、このガス導入部に向かって滑らかに膨出
する曲線状に形成されたものである。
載のエアバッグにおいて、接合部は、ガス導入部に向か
う側の縁辺が、このガス導入部に向かって滑らかに膨出
する曲線状に形成されたものである。
【0010】そして、この構成では、ガスを流通路に円
滑に案内しガスの圧力が効率よく利用されるとともに、
接合部への応力集中が抑制され、接合部の構成の簡略化
が可能になる。
滑に案内しガスの圧力が効率よく利用されるとともに、
接合部への応力集中が抑制され、接合部の構成の簡略化
が可能になる。
【0011】請求項3記載のエアバッグ装置は、請求項
1または2記載のエアバッグと、ガス導入部から導入さ
れるガスを流通路に向かって案内する案内手段とを具備
したものである。
1または2記載のエアバッグと、ガス導入部から導入さ
れるガスを流通路に向かって案内する案内手段とを具備
したものである。
【0012】そして、この構成では、請求項1または2
記載のエアバッグを用いたため、それぞれ記載の作用を
有するとともに、ガスを流通路に円滑に案内しガスの圧
力が効率よく利用されるとともに、接合部への応力集中
が抑制され、接合部の構成の簡略化が可能になる。
記載のエアバッグを用いたため、それぞれ記載の作用を
有するとともに、ガスを流通路に円滑に案内しガスの圧
力が効率よく利用されるとともに、接合部への応力集中
が抑制され、接合部の構成の簡略化が可能になる。
【0013】請求項4記載のエアバッグ装置は、ステア
リングホイールの把持部に近接して設けられるエアバッ
グ装置であって、請求項1または2記載のエアバッグ
と、このエアバッグにガスを供給して前記エアバッグを
展開させるインフレータとを備え、このエアバッグの展
開時において、第3の基布は、ガス導入部の被保護物側
に位置する部分の最大突出位置が、前記把持部の被保護
物側の部分を結んだ仮想面より反被保護物側に位置する
ものである。
リングホイールの把持部に近接して設けられるエアバッ
グ装置であって、請求項1または2記載のエアバッグ
と、このエアバッグにガスを供給して前記エアバッグを
展開させるインフレータとを備え、このエアバッグの展
開時において、第3の基布は、ガス導入部の被保護物側
に位置する部分の最大突出位置が、前記把持部の被保護
物側の部分を結んだ仮想面より反被保護物側に位置する
ものである。
【0014】そして、この構成では、請求項1または2
記載のエアバッグを用いたため、それぞれ記載の作用を
有するとともに、第3の基布は、ガス導入部の被保護物
側に位置する部分の最大突出位置が、把持部の被保護物
側の部分を結んだ仮想面より反被保護物側に位置するよ
うに設定したので、被取付部材に極めて近接した被保護
物に対するエアバッグの圧力の緩和が容易になる。
記載のエアバッグを用いたため、それぞれ記載の作用を
有するとともに、第3の基布は、ガス導入部の被保護物
側に位置する部分の最大突出位置が、把持部の被保護物
側の部分を結んだ仮想面より反被保護物側に位置するよ
うに設定したので、被取付部材に極めて近接した被保護
物に対するエアバッグの圧力の緩和が容易になる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明のエアバッグ及びエ
アバッグ装置の一実施の形態を図面を参照して説明す
る。
アバッグ装置の一実施の形態を図面を参照して説明す
る。
【0016】図1ないし図3において、1はエアバッグ
で、このエアバッグ1は、エアバッグ装置2を構成し、
このエアバッグ装置2は、図1に示す自動車のステアリ
ングホイール3の被取付部材としてのステアリングホイ
ール本体4に装着され、図3に示す被保護物である乗員
Aを衝突の衝撃から保護するようになっている。なお、
ステアリングホイール本体4は、通常、傾斜したステア
リングシャフトに取り付けられ、傾斜した状態で用いら
れるものであるが、以下、エアバッグ装置2が取り付け
られた被保護物側を乗員側、上側、あるいは表側とし、
反被保護物側すなわち乗員側の反対側を車体側、下側、
あるいは裏側として説明する。
で、このエアバッグ1は、エアバッグ装置2を構成し、
このエアバッグ装置2は、図1に示す自動車のステアリ
ングホイール3の被取付部材としてのステアリングホイ
ール本体4に装着され、図3に示す被保護物である乗員
Aを衝突の衝撃から保護するようになっている。なお、
ステアリングホイール本体4は、通常、傾斜したステア
リングシャフトに取り付けられ、傾斜した状態で用いら
れるものであるが、以下、エアバッグ装置2が取り付け
られた被保護物側を乗員側、上側、あるいは表側とし、
反被保護物側すなわち乗員側の反対側を車体側、下側、
あるいは裏側として説明する。
【0017】そして、ステアリングホイール本体4は、
グリップ部あるいはリング部とも呼ばれる把持部として
の円環状をなすリム部5と、このリム部5の内側に位置
するボス部6と、これらリム部5とボス部6とを連結す
る例えば3本あるいは4本のスポーク部7とを備えてお
り、ボス部6に備えたボス6aに、図示しないステアリン
グシャフトが嵌着して固定される。
グリップ部あるいはリング部とも呼ばれる把持部として
の円環状をなすリム部5と、このリム部5の内側に位置
するボス部6と、これらリム部5とボス部6とを連結す
る例えば3本あるいは4本のスポーク部7とを備えてお
り、ボス部6に備えたボス6aに、図示しないステアリン
グシャフトが嵌着して固定される。
【0018】また、エアバッグ装置2は、支持部材を構
成するベースプレート11と、このベースプレートに取り
付けられるエアバッグ1、インフレータ12、リテーナ1
4、およびカバー体15となどから構成されている。
成するベースプレート11と、このベースプレートに取り
付けられるエアバッグ1、インフレータ12、リテーナ1
4、およびカバー体15となどから構成されている。
【0019】そして、ベースプレート11は、金属板をプ
レス成形などして形成され、平面略矩形状をなす基板部
と、この基板部の外周部から下方に折曲された周板部と
が一体に形成されている。そして、基板部には、略中央
部に位置して、円孔状のインフレータ取付孔が形成され
ているとともに、このインフレータ取付孔の周囲に位置
して、複数、例えば4カ所にボルト取付孔が形成されて
いる。また、周板部には、取付片部が形成され、この取
付片部が、ステアリングホイール本体4のボス部6の芯
金などに取り付けられている。
レス成形などして形成され、平面略矩形状をなす基板部
と、この基板部の外周部から下方に折曲された周板部と
が一体に形成されている。そして、基板部には、略中央
部に位置して、円孔状のインフレータ取付孔が形成され
ているとともに、このインフレータ取付孔の周囲に位置
して、複数、例えば4カ所にボルト取付孔が形成されて
いる。また、周板部には、取付片部が形成され、この取
付片部が、ステアリングホイール本体4のボス部6の芯
金などに取り付けられている。
【0020】また、インフレータ12は、図1に示すよう
に、略円柱状をなす本体部12a を備え、この本体部12a
の外周部からフランジ部12b が突設されているととも
に、このフランジ部12b の上側に位置して、ガスを噴射
するガス噴射口12c が外周側に向かって複数放射状に配
置されている。また、フランジ部12b には、ベースプレ
ート11のボルト取付孔に連通するボルト取付孔が形成さ
れている。
に、略円柱状をなす本体部12a を備え、この本体部12a
の外周部からフランジ部12b が突設されているととも
に、このフランジ部12b の上側に位置して、ガスを噴射
するガス噴射口12c が外周側に向かって複数放射状に配
置されている。また、フランジ部12b には、ベースプレ
ート11のボルト取付孔に連通するボルト取付孔が形成さ
れている。
【0021】また、リテーナ14は、環状などをなすリテ
ーナ本体を備え、このリテーナ本体には、各ボルト取付
孔に挿入される取付ボルトが下方に向かって固着されて
いる。
ーナ本体を備え、このリテーナ本体には、各ボルト取付
孔に挿入される取付ボルトが下方に向かって固着されて
いる。
【0022】また、カバー体15は、合成樹脂により一体
に形成され、ステアリングホイール本体4のボス部6お
よびリム部7の一部を覆う曲面状の被覆部15a と、この
被覆部15a の下面から下方に突設された角筒状の取付壁
部15b とを備えている。そして、これら被覆部15a の下
側と取付壁部15b との内側とに囲まれた部分がエアバッ
グ1の収納空間になっている。また、取付壁部15b は、
ベースプレート11の周板部の外周部に嵌合し、係合する
とともに、ベルトを締め付けあるいは複数のリベットを
用いるなどして固着されている。さらに、エアバッグ1
の収納空間に面して、被覆部15a の下面に平面略H字状
などをなして脆弱なテアラインが形成され、エアバッグ
1の展開時にこのテアラインが破断して、回動して開く
扉部20が形成されるようになっている。
に形成され、ステアリングホイール本体4のボス部6お
よびリム部7の一部を覆う曲面状の被覆部15a と、この
被覆部15a の下面から下方に突設された角筒状の取付壁
部15b とを備えている。そして、これら被覆部15a の下
側と取付壁部15b との内側とに囲まれた部分がエアバッ
グ1の収納空間になっている。また、取付壁部15b は、
ベースプレート11の周板部の外周部に嵌合し、係合する
とともに、ベルトを締め付けあるいは複数のリベットを
用いるなどして固着されている。さらに、エアバッグ1
の収納空間に面して、被覆部15a の下面に平面略H字状
などをなして脆弱なテアラインが形成され、エアバッグ
1の展開時にこのテアラインが破断して、回動して開く
扉部20が形成されるようになっている。
【0023】また、エアバッグ1は、それぞれ円形状を
なす車体側の第1の基布21及び乗員側に対向する第2の
基布22と、これら基布21,22の間に配置される小径の円
形状をなした第3の基布23とを備えている。そして、こ
れら基布21,22,23は、例えばナイロン製の織布で、プ
レート(下プレート部、上プレート部、中プレート部)
あるいはパネル(裏パネル、表パネル、中央パネル)な
どとも呼ばれるもので、第1の基布21と第2の基布22と
は、外周部の周縁部24を外周縫製部24a に沿って一体的
に縫い合わされ、第1の基布21と第2の基布22とによ
り、偏平な袋状の外殻が形成されている。
なす車体側の第1の基布21及び乗員側に対向する第2の
基布22と、これら基布21,22の間に配置される小径の円
形状をなした第3の基布23とを備えている。そして、こ
れら基布21,22,23は、例えばナイロン製の織布で、プ
レート(下プレート部、上プレート部、中プレート部)
あるいはパネル(裏パネル、表パネル、中央パネル)な
どとも呼ばれるもので、第1の基布21と第2の基布22と
は、外周部の周縁部24を外周縫製部24a に沿って一体的
に縫い合わされ、第1の基布21と第2の基布22とによ
り、偏平な袋状の外殻が形成されている。
【0024】そして、下側に位置する第1の基布21に
は、中央部に位置して、ガス導入部としてのインフレー
タ開口部であるガス導入口28が開口形成されているとと
もに、このガス導入口28の周囲に位置し、バッグ固定用
孔であるボルト取付孔29が形成され、これらボルト取付
孔29を含み、ガス導入口28を囲む円環状の取付部30が構
成されている。
は、中央部に位置して、ガス導入部としてのインフレー
タ開口部であるガス導入口28が開口形成されているとと
もに、このガス導入口28の周囲に位置し、バッグ固定用
孔であるボルト取付孔29が形成され、これらボルト取付
孔29を含み、ガス導入口28を囲む円環状の取付部30が構
成されている。
【0025】また、第3の基布23は、ガス規制パネルと
も呼び得るもので、第1及び第2の基布21,22より径寸
法が小さい円形で、例えば、第1及び第2の基布21,22
の半径寸法の1/2より若干大きい半径寸法を有し、第
1及び第2の基布21,22と同心状をなし、ガス導入口28
及びこのガス導入口28の周辺部を覆うように配置されて
いる。さらに、この第3の基布23は、この第3の基布23
の外周部近傍の複数カ所、本実施の形態では4カ所で、
接合部33のみにより第2の基布22に縫合などして接合さ
れている。そして、本実施の形態では、各接合部33は、
円形状をなす二重の縫い線(ステッチ)によりほぼ気密
に構成され、ガス導入口28を囲むようにして、ほぼ等間
隔でいわば放射状に配置されている。
も呼び得るもので、第1及び第2の基布21,22より径寸
法が小さい円形で、例えば、第1及び第2の基布21,22
の半径寸法の1/2より若干大きい半径寸法を有し、第
1及び第2の基布21,22と同心状をなし、ガス導入口28
及びこのガス導入口28の周辺部を覆うように配置されて
いる。さらに、この第3の基布23は、この第3の基布23
の外周部近傍の複数カ所、本実施の形態では4カ所で、
接合部33のみにより第2の基布22に縫合などして接合さ
れている。そして、本実施の形態では、各接合部33は、
円形状をなす二重の縫い線(ステッチ)によりほぼ気密
に構成され、ガス導入口28を囲むようにして、ほぼ等間
隔でいわば放射状に配置されている。
【0026】そして、これら接合部33同士の間の部分で
ある、第2の基布22と第3の基布23との間が、ガス導入
口28から導入されたガスが通過可能な流通路34となって
いる。
ある、第2の基布22と第3の基布23との間が、ガス導入
口28から導入されたガスが通過可能な流通路34となって
いる。
【0027】さらに、これら接合部33の1カ所あるいは
複数カ所には、本実施の形態では1カ所では、接合部33
内に位置して、排気部としての排気口(ベントホール)
35が形成されている。すなわち、この排気口35は、第3
の基布23の下面ではエアバッグ1内に連通せず、第3の
基布23の上面すなわち乗員側と、エアバッグ1外の下面
すなわち反乗員側とを連通させている。
複数カ所には、本実施の形態では1カ所では、接合部33
内に位置して、排気部としての排気口(ベントホール)
35が形成されている。すなわち、この排気口35は、第3
の基布23の下面ではエアバッグ1内に連通せず、第3の
基布23の上面すなわち乗員側と、エアバッグ1外の下面
すなわち反乗員側とを連通させている。
【0028】そして、このエアバッグ装置2の組み立て
の際は、エアバッグ1の内側にリテーナ14を挿入し、取
付ボルトをエアバッグ1およびベースプレート11のボル
ト取付孔29に挿入する。そして、エアバッグ1を花弁状
など所定の形状に折り畳み、上側からカバー体15を被せ
て嵌合する。さらに、ベースプレート11のインフレータ
取付孔およびエアバッグ1のガス導入口28を介して、イ
ンフレータ12の上側部をエアバッグ1の内側に下側から
挿入するとともに、取付ボルトをフランジ部12b のボル
ト取付孔に挿入し、下側からナットで締め付ける。この
状態で、リテーナ14とインフレータ12との間にエアバッ
グ1とベースプレート11とが共締めされ、エアバッグ装
置2が組み立てられる。
の際は、エアバッグ1の内側にリテーナ14を挿入し、取
付ボルトをエアバッグ1およびベースプレート11のボル
ト取付孔29に挿入する。そして、エアバッグ1を花弁状
など所定の形状に折り畳み、上側からカバー体15を被せ
て嵌合する。さらに、ベースプレート11のインフレータ
取付孔およびエアバッグ1のガス導入口28を介して、イ
ンフレータ12の上側部をエアバッグ1の内側に下側から
挿入するとともに、取付ボルトをフランジ部12b のボル
ト取付孔に挿入し、下側からナットで締め付ける。この
状態で、リテーナ14とインフレータ12との間にエアバッ
グ1とベースプレート11とが共締めされ、エアバッグ装
置2が組み立てられる。
【0029】そして、このエアバッグ装置2は、ベース
プレート11に設けた取付片部を、ボルトなどを用いてス
テアリングホイール本体4のボス部6の芯金に固定し、
ステアリングホイール3に装着される。
プレート11に設けた取付片部を、ボルトなどを用いてス
テアリングホイール本体4のボス部6の芯金に固定し、
ステアリングホイール3に装着される。
【0030】そして、このエアバッグ装置2を備えた自
動車に衝突の衝撃が加わると、図示しない制御ユニット
により、インフレータ12が起動され、インフレータ12の
ガス噴射口12c からエアバッグ1内に急速にガスが噴射
される。すると、エアバッグ1は、カバー体15をテアラ
インに沿って破断して扉部20を回動させて突出口を形成
し、この突出口を介して膨出し、乗員Aの前方に所定の
形状に膨出して、前方に投げ出されてくる乗員Aを受け
止めて拘束し、乗員Aに加わる衝撃を緩和するようにな
っている。
動車に衝突の衝撃が加わると、図示しない制御ユニット
により、インフレータ12が起動され、インフレータ12の
ガス噴射口12c からエアバッグ1内に急速にガスが噴射
される。すると、エアバッグ1は、カバー体15をテアラ
インに沿って破断して扉部20を回動させて突出口を形成
し、この突出口を介して膨出し、乗員Aの前方に所定の
形状に膨出して、前方に投げ出されてくる乗員Aを受け
止めて拘束し、乗員Aに加わる衝撃を緩和するようにな
っている。
【0031】次に、図3などを参照して、エアバッグ1
が膨出する際の動作を詳細に説明する。なお、図3で
は、エアバッグ1、インフレータ12、及びカバー体15の
みが図示されている。
が膨出する際の動作を詳細に説明する。なお、図3で
は、エアバッグ1、インフレータ12、及びカバー体15の
みが図示されている。
【0032】まず、図3(a)に示すように、インフレ
ータ12から噴射されたガスは、エアバッグ1内の第3の
基布23の下側に放射方向に向かって導入される。このと
き、第3の基布23は、ガス導入口28を囲んで配置された
複数の接合部33で第1の基布21に連結され、第1の基布
21はベースプレート11に固定されているため、第3の基
布23は若干乗員側に膨出する状態で保持され、流通路34
を介して、エアバッグ1の外周部にガスが導入される。
そして、この後、図3(b)及び図2に示すように、ガ
スは、周縁部24近傍で立体的に反転し、エアバッグ1の
特に第2の基布22を外周部から膨出させ、さらに、中央
部に導入されて、図3(c)及び図1に示すように、エ
アバッグ1全体を所定の形状に膨出させる。
ータ12から噴射されたガスは、エアバッグ1内の第3の
基布23の下側に放射方向に向かって導入される。このと
き、第3の基布23は、ガス導入口28を囲んで配置された
複数の接合部33で第1の基布21に連結され、第1の基布
21はベースプレート11に固定されているため、第3の基
布23は若干乗員側に膨出する状態で保持され、流通路34
を介して、エアバッグ1の外周部にガスが導入される。
そして、この後、図3(b)及び図2に示すように、ガ
スは、周縁部24近傍で立体的に反転し、エアバッグ1の
特に第2の基布22を外周部から膨出させ、さらに、中央
部に導入されて、図3(c)及び図1に示すように、エ
アバッグ1全体を所定の形状に膨出させる。
【0033】そして、乗員Aがエアバッグ1に衝突した
状態などで、図3(d)に示すように、反乗員側に連通
した排気口35を介してガスが排出され、乗員の衝撃を吸
収するようになっている。
状態などで、図3(d)に示すように、反乗員側に連通
した排気口35を介してガスが排出され、乗員の衝撃を吸
収するようになっている。
【0034】このように、本実施の形態によれば、車両
などに取り付けられて搭乗員を衝撃から保護するための
エアバッグ装置2のエアバッグ1に関し、ガス導入口28
からガスを導入した際、このガスを、外殻の内側に配置
した第3の基布23で案内し、流通路34を通ってエアバッ
グ1の外周側に供給し、エアバッグ1を外周側に迅速に
展開させて、この後に遅れて中央部を膨出させ、乗員A
に向かって加わる圧力を抑制し、特に、展開動作の初期
の乗員Aの胸部に向かう圧力を抑制し、展開特性を良好
にできる。そこで、例えば、ステアリングホイール3す
なわちエアバッグ1に極めて近接した乗員Aに対する圧
力を容易に緩和でき、いわゆるOOP対策として有効で
ある。
などに取り付けられて搭乗員を衝撃から保護するための
エアバッグ装置2のエアバッグ1に関し、ガス導入口28
からガスを導入した際、このガスを、外殻の内側に配置
した第3の基布23で案内し、流通路34を通ってエアバッ
グ1の外周側に供給し、エアバッグ1を外周側に迅速に
展開させて、この後に遅れて中央部を膨出させ、乗員A
に向かって加わる圧力を抑制し、特に、展開動作の初期
の乗員Aの胸部に向かう圧力を抑制し、展開特性を良好
にできる。そこで、例えば、ステアリングホイール3す
なわちエアバッグ1に極めて近接した乗員Aに対する圧
力を容易に緩和でき、いわゆるOOP対策として有効で
ある。
【0035】また、エアバッグ1の乗員A側への展開速
度も第3の基布を設けない従来の構成に比べて低減可能
となり、より衝撃吸収能力の高い、軸長すなわち乗員A
側への展開時の寸法の大きいエアバッグ1を乗員Aへの
影響を増加させずに実現できる。
度も第3の基布を設けない従来の構成に比べて低減可能
となり、より衝撃吸収能力の高い、軸長すなわち乗員A
側への展開時の寸法の大きいエアバッグ1を乗員Aへの
影響を増加させずに実現できる。
【0036】そして、エアバッグ1を展開させる過程に
おいて、ガスは排気口35を越えて流れず、ロスがないた
め、ガスを有効に利用できる。
おいて、ガスは排気口35を越えて流れず、ロスがないた
め、ガスを有効に利用できる。
【0037】また、排気口35は、ガス導入口28及び取付
部30に近接して配置できるため、位置及び向きを安定し
て保持でき、排気が乗員A側に向かうことを防止でき
る。
部30に近接して配置できるため、位置及び向きを安定し
て保持でき、排気が乗員A側に向かうことを防止でき
る。
【0038】そして、インフレータ12から噴射されたガ
スは、エアバッグ1内で長い距離を流れ冷却された状態
でエアバッグ1外に排出されるため、初期温度が比較的
高温のガスを噴射するインフレータ12をも使用でき、イ
ンフレータタイプの選択範囲が拡大しローコストのイン
レータの適用可能性と、排気口35周辺部などに厳重な熱
対策を施すことを要しないために、製造コストを低減で
きる。
スは、エアバッグ1内で長い距離を流れ冷却された状態
でエアバッグ1外に排出されるため、初期温度が比較的
高温のガスを噴射するインフレータ12をも使用でき、イ
ンフレータタイプの選択範囲が拡大しローコストのイン
レータの適用可能性と、排気口35周辺部などに厳重な熱
対策を施すことを要しないために、製造コストを低減で
きる。
【0039】さらに、第3の基布23に引っ張られ、排気
口35が膨出したエアバッグ1内側にくぼんだ状態となる
ことにより、ガスの熱の影響をさらに抑制できる。
口35が膨出したエアバッグ1内側にくぼんだ状態となる
ことにより、ガスの熱の影響をさらに抑制できる。
【0040】さらに、第3の基布23は、第1及び第2の
基布21,22より外形が小さいため、例えば、外殻を構成
する基布と同じ大きさの基布を用いて複数の分室を区画
形成する構成に比べて、材料コストを抑制でき、また、
軽量化及び小さな折り畳み形状を実現でき、さらに、エ
アバッグ1の周縁部24についての折り畳み自由度が大き
く、縫製及び縫製耳を外に出さないための反転の作業性
も良好にでき、エアバッグ1の製造あるいは製造したエ
アバッグ1のエアバッグ装置2への組み込み作業が容易
になり、エアバッグ装置2の製造コストを低減できる。
基布21,22より外形が小さいため、例えば、外殻を構成
する基布と同じ大きさの基布を用いて複数の分室を区画
形成する構成に比べて、材料コストを抑制でき、また、
軽量化及び小さな折り畳み形状を実現でき、さらに、エ
アバッグ1の周縁部24についての折り畳み自由度が大き
く、縫製及び縫製耳を外に出さないための反転の作業性
も良好にでき、エアバッグ1の製造あるいは製造したエ
アバッグ1のエアバッグ装置2への組み込み作業が容易
になり、エアバッグ装置2の製造コストを低減できる。
【0041】また、接合部33は、縫製により環状に形成
したため、この接合部33の内側に孔を位置させるのみ
で、第3の基布23の乗員側から反乗員側に連通する排気
口35を容易に形成でき、構成を簡略化して、製造コスト
を低減できる。
したため、この接合部33の内側に孔を位置させるのみ
で、第3の基布23の乗員側から反乗員側に連通する排気
口35を容易に形成でき、構成を簡略化して、製造コスト
を低減できる。
【0042】また、接合部33は、円環状に形成し、すな
わち、少なくともガス導入口28に向かう縁辺を凸形の滑
らかな曲線としたため、例えばガス導入口28に向かう凹
形とした構成などに比べて、ガスを対流させずに流通路
34に円滑に案内でき、ガスの圧力を効率よく利用でき、
また、滑らかな曲線としたため、エアバッグ1の展開時
の応力の集中を防ぎ、接合部33を構成するステッチの機
械的、熱的強度を必要以上に高める必要がなく、製造コ
ストを低減できる。
わち、少なくともガス導入口28に向かう縁辺を凸形の滑
らかな曲線としたため、例えばガス導入口28に向かう凹
形とした構成などに比べて、ガスを対流させずに流通路
34に円滑に案内でき、ガスの圧力を効率よく利用でき、
また、滑らかな曲線としたため、エアバッグ1の展開時
の応力の集中を防ぎ、接合部33を構成するステッチの機
械的、熱的強度を必要以上に高める必要がなく、製造コ
ストを低減できる。
【0043】なお、上記の実施の形態において、例え
ば、図4に示すように、第3の基布23は、ガス導入口28
の乗員A側に位置する部分、あるいは、接合部33に囲ま
れた部分について、展開時の最大突出位置23max を、環
状のリム部5の乗員A側の部分を結んだ仮想面Vより反
乗員Aに位置するように設定することにより、被取付部
材であるステアリングホイール本体4に極めて近接した
乗員Aに対するエアバッグ1の圧力を容易に緩和でき
る。
ば、図4に示すように、第3の基布23は、ガス導入口28
の乗員A側に位置する部分、あるいは、接合部33に囲ま
れた部分について、展開時の最大突出位置23max を、環
状のリム部5の乗員A側の部分を結んだ仮想面Vより反
乗員Aに位置するように設定することにより、被取付部
材であるステアリングホイール本体4に極めて近接した
乗員Aに対するエアバッグ1の圧力を容易に緩和でき
る。
【0044】また、上記の各実施の形態において、第3
の基布23の中央部などを、ベースプレート11、インフレ
ータ12、あるいはリテーナ14など、車体側に対して固定
的に設けられる部材に延設などして設けた連結支持部に
連結して、第3の基布23の突出寸法を規制することもで
きる。例えば、図5に示すように、第3の基布23の中央
部を、ボルトあるいはリベットなどの固定部材51を用い
て、インフレータ12から乗員A側に延設して設けた連結
支持部52に連結固定することもできる。
の基布23の中央部などを、ベースプレート11、インフレ
ータ12、あるいはリテーナ14など、車体側に対して固定
的に設けられる部材に延設などして設けた連結支持部に
連結して、第3の基布23の突出寸法を規制することもで
きる。例えば、図5に示すように、第3の基布23の中央
部を、ボルトあるいはリベットなどの固定部材51を用い
て、インフレータ12から乗員A側に延設して設けた連結
支持部52に連結固定することもできる。
【0045】さらに、エアバッグ1の内側に、ガスを案
内(偏向)しまた整流する案内手段(整流構造)を配置
し、ガス導入部28から導入されるガスをすなわちインフ
レータ12から噴射されたガスを積極的に流通路34に案内
することにより、ガスを流通路34に円滑に案内しガスの
圧力を効率よく利用してエアバッグ1の展開を円滑にで
きるとともに、接合部33への応力集中を抑制し、接合部
33を構成するステッチの機械的及び熱的強度を必要以上
に高める必要がなく、製造コストを低減できる。また、
この案内手段は、上記の各部材とは別体に設ける他、例
えば、インフレータ12あるいはリテーナ14などの部材に
一体的に形成することもできる。例えば、図6及び図7
に示すように、案内手段として、流通路34に対応する溝
状などの挿通部55a を複数形成しインフレータ12の外周
面を囲む円筒状のバッフルプレート55を用いることがで
きる。
内(偏向)しまた整流する案内手段(整流構造)を配置
し、ガス導入部28から導入されるガスをすなわちインフ
レータ12から噴射されたガスを積極的に流通路34に案内
することにより、ガスを流通路34に円滑に案内しガスの
圧力を効率よく利用してエアバッグ1の展開を円滑にで
きるとともに、接合部33への応力集中を抑制し、接合部
33を構成するステッチの機械的及び熱的強度を必要以上
に高める必要がなく、製造コストを低減できる。また、
この案内手段は、上記の各部材とは別体に設ける他、例
えば、インフレータ12あるいはリテーナ14などの部材に
一体的に形成することもできる。例えば、図6及び図7
に示すように、案内手段として、流通路34に対応する溝
状などの挿通部55a を複数形成しインフレータ12の外周
面を囲む円筒状のバッフルプレート55を用いることがで
きる。
【0046】また、上記の各実施の形態では、第1及び
第2の基布21,22の外周の周縁部24を外周縫製部24a に
沿って一体的に縫い合わせた耳部は外側に露出させた
が、第3の基布23の外周部は第1及び第2の基布21,22
の外周縫製部24a に連結されていないため、例えば、図
8に示すように、第1及び第3の基布21,23を接合部33
で縫い合わせた後、第1及び第2の基布21,22の外周部
を縫い合わせて袋状とし、さらに、第2の基布22をガス
導入口28などで反転させ、製品状態で外周の周縁部24の
耳部が内側に折り込まれた仕様とすることも容易にでき
る。
第2の基布21,22の外周の周縁部24を外周縫製部24a に
沿って一体的に縫い合わせた耳部は外側に露出させた
が、第3の基布23の外周部は第1及び第2の基布21,22
の外周縫製部24a に連結されていないため、例えば、図
8に示すように、第1及び第3の基布21,23を接合部33
で縫い合わせた後、第1及び第2の基布21,22の外周部
を縫い合わせて袋状とし、さらに、第2の基布22をガス
導入口28などで反転させ、製品状態で外周の周縁部24の
耳部が内側に折り込まれた仕様とすることも容易にでき
る。
【0047】また、上記の各実施の形態では、円環状の
接合部33を4カ所に形成したが、その他、異形の略環状
などの形状の接合部を、2カ所あるいは3カ所以上形成
することもできる。また、排気口を囲む接合部のみ、他
の接合部と形状を変えることもできる。例えば、図9及
び図10に示すように、排気口を囲まない3カ所の接合
部61は、一筆書き状に略矩枠状に縫い合わせて形成し、
円孔状の排気口35を囲む接合部62は、一部を排気口35に
沿わせた円弧状とした一筆書き状に略矩枠状に縫い合わ
せて形成することができる。なお、この図9及び図10
に示す構成では、ガス導入口28に向かう部分の縫い線を
二重にして、他の部分より強度を高めている。また、排
気口35を囲む接合部62では、この接合部62を構成する縫
い線に連続し、あるいは連続せずに、排気口35を略気密
に囲む縫い線を形成することができる。
接合部33を4カ所に形成したが、その他、異形の略環状
などの形状の接合部を、2カ所あるいは3カ所以上形成
することもできる。また、排気口を囲む接合部のみ、他
の接合部と形状を変えることもできる。例えば、図9及
び図10に示すように、排気口を囲まない3カ所の接合
部61は、一筆書き状に略矩枠状に縫い合わせて形成し、
円孔状の排気口35を囲む接合部62は、一部を排気口35に
沿わせた円弧状とした一筆書き状に略矩枠状に縫い合わ
せて形成することができる。なお、この図9及び図10
に示す構成では、ガス導入口28に向かう部分の縫い線を
二重にして、他の部分より強度を高めている。また、排
気口35を囲む接合部62では、この接合部62を構成する縫
い線に連続し、あるいは連続せずに、排気口35を略気密
に囲む縫い線を形成することができる。
【0048】また、排気口35は、1カ所に限られず、複
数カ所に設けることもできる。さらに、排気口35は、円
孔状に開口する他、基布の通気性を部分的に大きくして
形成することもできる。
数カ所に設けることもできる。さらに、排気口35は、円
孔状に開口する他、基布の通気性を部分的に大きくして
形成することもできる。
【0049】また、エアバッグ装置は、ステアリングホ
イール本体に取り付けられる運転者用のほか、インスト
ルメントパネルに設けられる助手席乗員用や、座席の側
部に設けられる側部保護用、あるいは座席の後部に備え
られる後部座席用のエアバッグ装置のエアバッグに適用
でき、さらには、被保護物の衝撃を吸収するエアバッグ
装置のエアバッグに広く適用できる。
イール本体に取り付けられる運転者用のほか、インスト
ルメントパネルに設けられる助手席乗員用や、座席の側
部に設けられる側部保護用、あるいは座席の後部に備え
られる後部座席用のエアバッグ装置のエアバッグに適用
でき、さらには、被保護物の衝撃を吸収するエアバッグ
装置のエアバッグに広く適用できる。
【0050】
【発明の効果】請求項1記載のエアバッグによれば、ガ
ス導入部からガスを導入した際、このガスを、第3の基
布で案内し、流通路を通ってエアバッグの外周側に供給
し、偏平に展開させて被保護物側に向かって加わる圧力
を抑制し、展開特性を良好にでき、例えば、エアバッグ
に極めて近接した被保護物に対する圧力を容易に緩和で
きる。この間、ガスは排気口を越えて流れず、ガスを有
効に利用できる。さらに、エアバッグの外周側に供給さ
れたガスは、エアバッグの中心側に供給され、排気口か
ら反保護物側に排気できる。そして、この排気口は、接
合部の少なくとも一に囲まれて形成したため、第3の基
布の被保護物側から第1の基布の反被保護物側に連通
し、かつ、ガス導入部に近接して配置する構成を容易に
実現できる。そこで、排気口の位置を反被保護物側に向
けて安定して保持できる。また、構成を簡略化でき、軽
量化、製造コストの低減を実現できる。
ス導入部からガスを導入した際、このガスを、第3の基
布で案内し、流通路を通ってエアバッグの外周側に供給
し、偏平に展開させて被保護物側に向かって加わる圧力
を抑制し、展開特性を良好にでき、例えば、エアバッグ
に極めて近接した被保護物に対する圧力を容易に緩和で
きる。この間、ガスは排気口を越えて流れず、ガスを有
効に利用できる。さらに、エアバッグの外周側に供給さ
れたガスは、エアバッグの中心側に供給され、排気口か
ら反保護物側に排気できる。そして、この排気口は、接
合部の少なくとも一に囲まれて形成したため、第3の基
布の被保護物側から第1の基布の反被保護物側に連通
し、かつ、ガス導入部に近接して配置する構成を容易に
実現できる。そこで、排気口の位置を反被保護物側に向
けて安定して保持できる。また、構成を簡略化でき、軽
量化、製造コストの低減を実現できる。
【0051】請求項2記載のエアバッグによれば、請求
項1記載の効果に加え、接合部は、ガス導入部に向かう
側の縁辺を、このガス導入部に向かって滑らかに膨出す
る曲線状に形成したため、ガスを流通路に円滑に案内し
ガスの圧力を効率よく利用できるとともに、接合部への
応力集中を抑制し、接合部の構成を簡略化できる。
項1記載の効果に加え、接合部は、ガス導入部に向かう
側の縁辺を、このガス導入部に向かって滑らかに膨出す
る曲線状に形成したため、ガスを流通路に円滑に案内し
ガスの圧力を効率よく利用できるとともに、接合部への
応力集中を抑制し、接合部の構成を簡略化できる。
【0052】請求項3記載のエアバッグ装置によれば、
請求項1または2記載のエアバッグを用いたため、それ
ぞれ記載の効果を有するとともに、ガス導入部から導入
されるガスを流通路に向かって案内する案内手段を具備
したため、ガスを流通路に円滑に案内しガスの圧力を効
率よく利用できるとともに、接合部への応力集中を抑制
し、接合部の構成を簡略化できる。
請求項1または2記載のエアバッグを用いたため、それ
ぞれ記載の効果を有するとともに、ガス導入部から導入
されるガスを流通路に向かって案内する案内手段を具備
したため、ガスを流通路に円滑に案内しガスの圧力を効
率よく利用できるとともに、接合部への応力集中を抑制
し、接合部の構成を簡略化できる。
【0053】請求項4記載のエアバッグ装置によれば、
請求項1または2記載のエアバッグを用いたため、それ
ぞれ記載の効果を有するとともに、第3の基布は、ガス
導入部の被保護物側に位置する部分の最大突出位置が、
把持部の被保護物側の部分を結んだ仮想面より反被保護
物側に位置するように設定したため、被取付部材に極め
て近接した被保護物に対するエアバッグの圧力を容易に
緩和できる。
請求項1または2記載のエアバッグを用いたため、それ
ぞれ記載の効果を有するとともに、第3の基布は、ガス
導入部の被保護物側に位置する部分の最大突出位置が、
把持部の被保護物側の部分を結んだ仮想面より反被保護
物側に位置するように設定したため、被取付部材に極め
て近接した被保護物に対するエアバッグの圧力を容易に
緩和できる。
【図1】本発明の一実施の形態を示すエアバッグ及びエ
アバッグ装置を備えたステアリングホイールの展開状態
の図2のI−I相当位置の断面図である。
アバッグ装置を備えたステアリングホイールの展開状態
の図2のI−I相当位置の断面図である。
【図2】同上エアバッグの底面図である。
【図3】同上エアバッグの展開動作を示す図2のI−O
−II断面相当位置の説明図である。
−II断面相当位置の説明図である。
【図4】本発明の他の実施の形態を示すエアバッグ及び
エアバッグ装置を備えたステアリングホイールの展開状
態の断面図である。
エアバッグ装置を備えたステアリングホイールの展開状
態の断面図である。
【図5】本発明のさらに他の実施の形態を示すエアバッ
グ及びエアバッグ装置の展開状態の断面図である。
グ及びエアバッグ装置の展開状態の断面図である。
【図6】本発明のさらに他の実施の形態を示すエアバッ
グ及びエアバッグ装置を備えたステアリングホイールの
展開状態の図7のIII −O−III 相当位置の断面図であ
る。
グ及びエアバッグ装置を備えたステアリングホイールの
展開状態の図7のIII −O−III 相当位置の断面図であ
る。
【図7】同上エアバッグの底面図である。
【図8】本発明のさらに他の実施の形態を示すエアバッ
グ及びエアバッグ装置の展開状態の断面図である。
グ及びエアバッグ装置の展開状態の断面図である。
【図9】本発明のさらに他の実施の形態を示すエアバッ
グの底面図である。
グの底面図である。
【図10】同上エアバッグ及びエアバッグ装置の展開状
態の図9のIV−IV相当位置の断面図である。
態の図9のIV−IV相当位置の断面図である。
1 エアバッグ 2 エアバッグ装置 3 ステアリングホイール 5 把持部としてのリム部 11 支持部材を構成するベースプレート 12 インフレータ 21 第1の基布 22 第2の基布 23 第3の基布 23max 最大突出位置 28 ガス導入部としてのガス導入口 30 取付部 33 接合部 34 流通路 35 排気口 55 案内手段としてのバッフルプレート A 被保護物としての乗員 V 仮想面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 毅 静岡県富士市青島町218番地 日本プラス ト株式会社内 Fターム(参考) 3D054 AA13 CC04 CC10 CC14 DD11 FF14 FF20
Claims (4)
- 【請求項1】 支持部材に取り付けられる取付部及びガ
スが導入されるガス導入部を設けた第1の基布と、 この第1の基布の被保護物側に重ねられ外周部が接合さ
れて前記第1の基布とともに袋体の外殻を構成する第2
の基布と、 前記第1及び第2の基布より径寸法が小さく、前記ガス
導入部の被保護物側を覆って配置され、複数の接合部に
より第1の基布に接合された第3の基布と、 前記第2及び第3の基布同士の間に位置し、かつ、前記
接合部同士の間に位置し、前記ガス導入部側から外周側
に連通する流通路と、 前記各接合部の少なくとも一に囲まれ、前記第3の基布
の被保護物側から前記第1の基布の反被保護物側に連通
する排気口とを具備したことを特徴とするエアバッグ。 - 【請求項2】 接合部は、ガス導入部に向かう側の縁辺
が、このガス導入部に向かって滑らかに膨出する曲線状
に形成されたことを特徴とする請求項1記載のエアバッ
グ。 - 【請求項3】 請求項1または2記載のエアバッグと、 ガス導入部から導入されるガスを流通路に向かって案内
する案内手段とを具備したことを特徴とするエアバッグ
装置。 - 【請求項4】 ステアリングホイールの把持部に近接し
て設けられるエアバッグ装置であって、 請求項1または2記載のエアバッグと、このエアバッグ
にガスを供給して前記エアバッグを展開させるインフレ
ータとを備え、 このエアバッグの展開時において、第3の基布は、ガス
導入部の被保護物側に位置する部分の最大突出位置が、
前記把持部の被保護物側の部分を結んだ仮想面より反被
保護物側に位置することを特徴とするエアバッグ装置。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28079099A JP3239118B2 (ja) | 1999-09-30 | 1999-09-30 | エアバッグ及びエアバッグ装置 |
US09/667,099 US6471239B1 (en) | 1999-09-30 | 2000-09-21 | Air bag device |
DE60028488T DE60028488T2 (de) | 1999-09-30 | 2000-09-27 | Luftsackvorrichtung |
EP00121022A EP1088708B1 (en) | 1999-09-30 | 2000-09-27 | Air bag device |
TW089120307A TW450904B (en) | 1999-09-30 | 2000-09-29 | Air bag device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28079099A JP3239118B2 (ja) | 1999-09-30 | 1999-09-30 | エアバッグ及びエアバッグ装置 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001238433A Division JP2002067867A (ja) | 2001-08-06 | 2001-08-06 | エアバッグ及びエアバッグ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001097159A true JP2001097159A (ja) | 2001-04-10 |
JP3239118B2 JP3239118B2 (ja) | 2001-12-17 |
Family
ID=17630006
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28079099A Expired - Fee Related JP3239118B2 (ja) | 1999-09-30 | 1999-09-30 | エアバッグ及びエアバッグ装置 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6471239B1 (ja) |
EP (1) | EP1088708B1 (ja) |
JP (1) | JP3239118B2 (ja) |
DE (1) | DE60028488T2 (ja) |
TW (1) | TW450904B (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6676158B2 (en) | 2000-11-14 | 2004-01-13 | Nihon Plast Co., Ltd. | Airbag and folding method thereof |
KR100509084B1 (ko) * | 2001-11-06 | 2005-08-19 | 키 세이프티 시스템즈 인코포레이티드 | 에어백 |
JP2008137638A (ja) * | 2006-11-07 | 2008-06-19 | Takata Corp | 側突用エアバッグ、側突用エアバッグ装置、車両用シート |
US7828327B2 (en) * | 2007-08-24 | 2010-11-09 | Honda Motor Co., Ltd. | Airbag apparatus |
Families Citing this family (19)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7017945B2 (en) * | 2002-05-17 | 2006-03-28 | Depottey Timothy | Active venting apparatus and method for airbag systems |
JP4100129B2 (ja) * | 2002-10-28 | 2008-06-11 | タカタ株式会社 | エアバッグ装置 |
US8186713B2 (en) * | 2003-06-24 | 2012-05-29 | Trw Vehicle Safety Systems Inc. | Vented air bag |
DE20313367U1 (de) * | 2003-08-28 | 2004-01-08 | Trw Automotive Safety Systems Gmbh | Gassackmodul für ein Fahrzeuginsassen-Schutzsystem |
DE202004012303U1 (de) * | 2004-08-05 | 2004-12-09 | Trw Automotive Safety Systems Gmbh | Gassackmodul für eine Fahrzeuginsassen-Rückhaltevorrichtung |
JP2006117153A (ja) * | 2004-10-22 | 2006-05-11 | Takata Corp | エアバッグ及びエアバッグ装置 |
DE102004059085A1 (de) | 2004-12-02 | 2006-06-08 | Takata-Petri Ag | Gassack für ein Airbagmodul eines Kraftfahrzeugs |
JP4811028B2 (ja) * | 2005-03-07 | 2011-11-09 | タカタ株式会社 | エアバッグ及びエアバッグ装置 |
US7648166B2 (en) * | 2005-05-04 | 2010-01-19 | Tk Holdings Inc. | Occupant protection apparatus |
US7445238B2 (en) * | 2005-05-06 | 2008-11-04 | Tk Holdings Inc. | Occupant protection apparatus |
JP4568784B2 (ja) * | 2005-06-10 | 2010-10-27 | タカタ・ペトリ アーゲー | エアバッグモジュール |
US20080238011A1 (en) * | 2007-03-29 | 2008-10-02 | Howard Hammel | Mobile article transporter |
US8764057B1 (en) * | 2013-01-17 | 2014-07-01 | Autoliv Asp, Inc. | Multi-chamber driver airbags |
US8840139B1 (en) | 2013-03-14 | 2014-09-23 | Autoliv Asp, Inc. | Airbag with deflector |
US9862350B2 (en) * | 2013-08-12 | 2018-01-09 | Tk Holdings Inc. | Dual chambered passenger airbag |
WO2015112644A1 (en) | 2014-01-21 | 2015-07-30 | Tk Holdings Inc. | Passenger side airbag |
US11345305B2 (en) | 2018-09-26 | 2022-05-31 | Trw Vehicle Safety Systems Inc. | Adaptive airbag for protecting occupants in a vehicle |
US11198411B2 (en) * | 2019-04-18 | 2021-12-14 | Autoliv Asp. Inc. | Energy-absorbing airbag diffusers and related airbag assemblies |
JP7412582B2 (ja) * | 2020-09-01 | 2024-01-12 | オートリブ ディベロップメント エービー | 運転席用エアバッグ装置 |
Family Cites Families (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH081155Y2 (ja) * | 1987-12-24 | 1996-01-17 | 日産自動車株式会社 | 車両用エアバッグ装置 |
US5249824A (en) * | 1991-11-19 | 1993-10-05 | Trw Inc. | Air bag structure and method of forming |
US5338061A (en) * | 1992-04-08 | 1994-08-16 | Daicel Chemical Industries, Ltd. | Air bag having double-wall construction |
JP3174898B2 (ja) | 1993-11-26 | 2001-06-11 | 東洋ゴム工業株式会社 | 車両用エアバッグ |
DE4442118B4 (de) | 1993-11-26 | 2004-07-01 | Toyoda Gosei Co., Ltd., Nishikasugai | Airbag |
JP3355755B2 (ja) * | 1994-01-12 | 2002-12-09 | 豊田合成株式会社 | 車両用エアバッグ |
US5560649A (en) * | 1995-04-25 | 1996-10-01 | Morton International, Inc. | Air bag cushion having variable volume |
US5957485A (en) * | 1996-06-26 | 1999-09-28 | Takata Corporation | Dual air bag structure with an elastomer inner air bag and a method of forming thereof |
US5836608A (en) * | 1996-12-11 | 1998-11-17 | Morton International, Inc. | Airbag deflection mount |
GB2323569B (en) * | 1997-03-24 | 2001-05-09 | Autoliv Dev | Improvements in or relating to an air-bag arrangement |
DE19881275T1 (de) * | 1997-11-28 | 1999-11-11 | Nihon Plast Co Ltd | Airbag, Airbag-Einrichtung und Steuerrad |
JP3648047B2 (ja) | 1998-03-27 | 2005-05-18 | Ntn株式会社 | 自動調心型クラッチレリーズ軸受装置 |
DE19847854C2 (de) * | 1998-10-16 | 2002-06-20 | Breed Automotive Tech | Zweikammerluftsack |
US6254121B1 (en) * | 1998-12-14 | 2001-07-03 | Breed Automotive Technology, Inc. | Chambered driver side air bag and module attachment method |
-
1999
- 1999-09-30 JP JP28079099A patent/JP3239118B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2000
- 2000-09-21 US US09/667,099 patent/US6471239B1/en not_active Expired - Fee Related
- 2000-09-27 EP EP00121022A patent/EP1088708B1/en not_active Expired - Lifetime
- 2000-09-27 DE DE60028488T patent/DE60028488T2/de not_active Expired - Fee Related
- 2000-09-29 TW TW089120307A patent/TW450904B/zh not_active IP Right Cessation
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6676158B2 (en) | 2000-11-14 | 2004-01-13 | Nihon Plast Co., Ltd. | Airbag and folding method thereof |
KR100509084B1 (ko) * | 2001-11-06 | 2005-08-19 | 키 세이프티 시스템즈 인코포레이티드 | 에어백 |
JP2008137638A (ja) * | 2006-11-07 | 2008-06-19 | Takata Corp | 側突用エアバッグ、側突用エアバッグ装置、車両用シート |
US7828327B2 (en) * | 2007-08-24 | 2010-11-09 | Honda Motor Co., Ltd. | Airbag apparatus |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP1088708B1 (en) | 2006-06-07 |
TW450904B (en) | 2001-08-21 |
DE60028488T2 (de) | 2006-10-12 |
EP1088708A2 (en) | 2001-04-04 |
DE60028488D1 (de) | 2006-07-20 |
EP1088708A3 (en) | 2003-04-23 |
JP3239118B2 (ja) | 2001-12-17 |
US6471239B1 (en) | 2002-10-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3239118B2 (ja) | エアバッグ及びエアバッグ装置 | |
JP4811028B2 (ja) | エアバッグ及びエアバッグ装置 | |
JP3474799B2 (ja) | エアバッグ | |
US7111866B2 (en) | Airbag and airbag system | |
JP5219060B2 (ja) | エアバッグ装置 | |
JP2000313303A (ja) | エアバッグ及びエアバッグ装置 | |
JP2003170796A (ja) | エアバッグ | |
JP2003034208A (ja) | エアバッグ | |
KR20000068628A (ko) | 에어백, 에어백장치 및 스티어링휠 | |
JP4190116B2 (ja) | エアバッグ | |
JP5478332B2 (ja) | エアバッグ装置 | |
JP4363179B2 (ja) | エアバッグ及びエアバッグ装置 | |
US7614649B2 (en) | Airbag system | |
JP2002193058A (ja) | エアバッグ | |
JP4626300B2 (ja) | 運転席用エアバッグ装置 | |
JP2002019568A (ja) | エアバッグ装置 | |
JP2002166819A (ja) | エアバッグ | |
EP1777123B1 (en) | Airbag system | |
JP2002067867A (ja) | エアバッグ及びエアバッグ装置 | |
JP3490624B2 (ja) | エアバッグ | |
JP3982740B2 (ja) | 乗員拘束用エアバッグ | |
JP4534762B2 (ja) | 運転席用エアバッグ装置 | |
JP2004148925A (ja) | 運転席用エアバッグ及び運転席用エアバッグ装置 | |
JP4687105B2 (ja) | エアバッグ装置 | |
JP2006117153A (ja) | エアバッグ及びエアバッグ装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091005 Year of fee payment: 8 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |